JP2829849B2 - 自動車用オイルクーラ - Google Patents

自動車用オイルクーラ

Info

Publication number
JP2829849B2
JP2829849B2 JP13590896A JP13590896A JP2829849B2 JP 2829849 B2 JP2829849 B2 JP 2829849B2 JP 13590896 A JP13590896 A JP 13590896A JP 13590896 A JP13590896 A JP 13590896A JP 2829849 B2 JP2829849 B2 JP 2829849B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
plate
communication hole
hole
base plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13590896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09296988A (ja
Inventor
剛 川辺
宏 米口
篤史 蟻坂
孝浩 桑原
忠道 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Toyo Radiator Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Toyo Radiator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Toyo Radiator Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP13590896A priority Critical patent/JP2829849B2/ja
Priority to US08/848,057 priority patent/US5797450A/en
Publication of JPH09296988A publication Critical patent/JPH09296988A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2829849B2 publication Critical patent/JP2829849B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対のオイル入口
連通孔とオイル出口連通孔とを有する多数のプレートを
積層してコアを構成した自動車用オイルクーラに関し、
特にそのオイルの入口における圧力損失を減少するもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】図7〜図9は本発明の完成過程において
考慮された自動車用オイルクーラであり、図7はその縦
断面略図、図8はそのコア8の分解説明図を示し、図9
は図7のIX−IX矢視略図である。この自動車用オイルク
ーラは、多数のプレート5を積層すると共に、その下端
に端板22を介してベースプレート20を重ね合わせる。そ
して、上端には端板22を介してタンク17を重ね合わせ、
各部品の接触部間を互いにろう付け固定したものであ
る。そして、プレート5の積層方向の一枚おきにオイル
流路と冷却水流路とが形成されている。ベースプレート
20の下面には環状溝20aが形成され、そこにシール材29
を介してエンジンブロック21にそのオイルクーラが着座
し、筒型センターボルト27により両者間が締結固定され
る。そして、オイルフィルタ24を内装したケーシング23
がその筒型センターボルト27の上端部に着脱自在に螺着
締結されるものである。
【0003】プレート5にはオイル入口連通孔1と冷却
水出口連通孔4とオイル出口連通孔2と冷却水入口連通
孔3とが周方向に互いに90°離間して穿設され、その
オイル入口連通孔1,オイル出口連通孔2に夫々整合す
る連通用開口22aが端板22に形成され、ベースプレート
20にはオイル孔18が形成される。この例において、オイ
ル孔18はベースプレート20の裏面側に設けられる環状溝
20aの内側の範囲で端板22の連通用開口22aの一部分及
びプレート5のオイル入口連通孔1の一部分に整合する
円弧状に開口されている(図9)。そして、エンジンブ
ロック21のオイル供給孔21aからオイル25がベースプレ
ート20のオイル孔18,端板22の連通用開口22aを介し、
各プレート5のオイル入口連通孔1に流入するものであ
る。そして、各プレート5の一枚おきに形成されたオイ
ル流路内を弧状に流通し、オイル出口連通孔2からオイ
ル室9を介してケーシング23内のオイルフィルタ24に導
かれるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、ベースプ
レート20にその環状溝20aの内側においてのみ、オイル
入口連通孔1の一部に整合する円弧状のオイル孔18を設
けると、強度を要するベースプレート20自体が比較的厚
みが厚いため、そのオイル孔18を流通する間にオイルの
圧力損失が増加する。すると、オイルポンプの負担が大
きくなると共に、オイルの円滑な循環が阻害される虞が
ある。そこで本発明は、上記課題を解決するために次の
構成をとる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用オイル
クーラは、夫々一対のオイル入口連通孔1およびオイル
出口連通孔2と一対の冷却水入口連通孔3と冷却水出口
連通孔4とが設けられた同一形状の多数のプレート5を
積層してなり、各プレート5間にオイル流路6と冷却水
流路7とが積層方向に交互に形成されたコア8と、前記
コア8の一端に重ね合わされ、周縁部外面にはシール材
29嵌着用の環状溝20aが凹陥されると共に、その環
状溝20aに近接したその内側にオイル溜部20bが形
成され、そのオイル溜部20bの環状溝20a側の縁部
前記プレート5の前記オイル入口連通孔1の一部を平
面視で閉塞する位置にあり、前記プレート5の板厚より
著しく厚みが厚いベースプレート20と、を具備し、
記ベースプレート20に設けられた前記オイル溜部20
bが、前記プレート5の前記オイル入口連通孔1の前記
環状溝20aの内側部分で重なる部分を含み、その環状
溝20aの内側の範囲で、前記オイル入口連通孔1の孔
縁よりも平面方向外方にまで拡大された平面形状の貫通
部よりなり、前記ベースプレート20がエンジンブロッ
ク21の外面に前記シール材29を介して接続され、そ
のエンジンブロック21のオイル供給孔21aと前記オ
イル溜部20bとが連通するように構成されたものであ
る。本発明の好ましい実施の形態は、上記発明におい
て、前記コア8の前記一端と前記ベースプレート20と
の間に、前記オイル入口連通孔1に整合する連通用開口
22aが形成された前記プレート5により板厚が充分厚
く且つ前記ベースプレート20より板厚が著しく薄い端
板22を有するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明のオイルクーラの使
用状態を示す縦断面図であり、図2はそのコアの構成部
品の分解斜視図であり、図3は図1の III− III矢視断
面略図である。また、図4は本オイルクーラの一対のプ
レート5の拡大斜視説明図である。さらに、図5は本オ
イルクーラのオイル流路6側における縦断面拡大図、図
6は同冷却水流路7側における縦断面拡大図であって、
図5に対して周方向に90°回転した位置で切断したも
のである。このオイルクーラは、多数のプレート5の積
層体からなるコア8の下端に端板22を介してベースプレ
ート20が固定されている。プレート5には、その周縁部
に互いに180°離間して一対のオイル入口連通孔1と
オイル出口連通孔2とが配置されている。そして、その
オイル入口連通孔1に整合する連通用開口22aが端板22
に設けられ、且つベースプレート20にオイル溜部20bが
形成されている。このオイル溜部20bは図3の如く環状
溝20aの内側において、オイル入口連通孔1及び連通用
開口22aに整合する孔部分を含み、その外縁に拡大され
た平面形状の貫通部よりなるものであって、この例では
ほぼ矩形に形成されている。すなわち環状溝20aの内側
の範囲で、オイル入口連通孔1又は連通用開口22aに重
なる部分をそっくり含み、周方向及び半径方向内側に拡
大した平面形状の貫通部が形成されている。
【0007】その結果、図5においてオイル25はオイル
供給孔21a,ブロック側環状溝21bを介し、オイル溜部
20bに流入する。そして、そのオイル溜部20bから連通
用開口22aを介し、夫々のプレートのオイル入口連通孔
1に流入する。このとき、オイル溜部20bはその流路の
横断面が充分広いので、そこを通過するときの圧力損失
は比較的少ない。実験によれば、図9のベースプレート
20に円弧状に形成されたオイル孔18に比べて本発明のオ
イル溜部20bは、その採用によりオイルクーラ全体の圧
力損失が30%〜40%低減することがわかった。この
ときのベースプレート20の板厚は 4.0mmであり、オイル
溜部20bの流路断面積は 1.3cm2 であり、オイル入口連
通孔1及び連通用開口22aの開口面積は 1.0cm2 であ
る。そして、図9における比較例のオイル孔18の開口面
積は 0.7cm2 であり、その他の条件は両者同一である。
【0008】コア8のオイル入口連通孔1内に流入した
オイル25は、各プレート5の一枚おき毎に形成されたオ
イル流路6内を図4の如く半円弧状に流通し、図1にお
いてオイル室9からケーシング23内に導かれ、オイルフ
ィルタ24を通過してエンジンブロック21のオイル戻り21
cに還流する。このコア8は、多数の金属製のプレート
5の積層体からなり、そのプレート5は図4に示す如く
外周にテーパー状に広がる縁部5aが形成された円形皿
状を有する。そして、中心孔5dの外周に孔縁フランジ
部5c付の開口とそれの存在しない開口とが交互に周方
向に90°ずつ離れて4つ配置されている。孔縁フラン
ジ部5cはプレート5の縁部5aの突出方向と同方向に
突出している。また、各開口の間には波部5bが曲折形
成されている。このようにしてなる多数のプレート5
は、上下に隣接するそれらが互いに90°位置ずれする
ようにして積層される。その結果、上側のプレート5の
孔縁フランジ部5c付の開口はその下側のプレート5の
フランジなしの開口の縁に接触する。また、中心孔5d
の孔縁部にはスペーサ28が介装される。さらに、プレー
ト5の縁部5aの内側は下側のプレート5の縁部5aの
外面に接触する。
【0009】このようにして積層されたコア8の上下両
端には端板22が配置され、下側の端板22にはベースプレ
ート20が配置され、上側の端板22にはタンク17が配置さ
れる。そして、それらの各部品の接触部間は全て液密に
ろう付け接合される。なお、ベースプレート20の外面側
周縁には環状溝20aが形成され、そこにゴム製のOリン
グからなるシール材29が嵌着される。このようにしてな
るオイルクーラは、図1の如く筒型センターボルト27に
よりエンジンブロック21に締結固定される。そして、そ
の筒型センターボルト27の上端部にオイルフィルタ付の
ケーシング23の中心部が着脱自在に螺着されるものであ
る。
【0010】
【発明の作用・効果】本発明の自動車用オイルクーラ
は、上記のように構成されたオイル溜部20bの存在に
より、比較的厚みの厚いベースプレート20のオイル溜
部20bをオイルが通る際に発生する圧力損失を可及的
に減少させることができる。それにより、オイルポンプ
の負担を軽減すると共に、オイルの循環を円滑に行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオイルクーラの使用状態を示す縦断面
図。
【図2】同オイルクーラのコア8の構成部品の分解斜視
図。
【図3】図1のIII −III 矢視略図。
【図4】一対のプレート5の拡大斜視図。
【図5】本オイルクーラのオイル流路6側における縦断
面拡大図。
【図6】同オイルクーラの冷却水流路7側における縦断
面拡大図であって、図5に対して90°周方向にずれた
位置で切断したもの。
【図7】本発明の完成過程において考慮されたオイルク
ーラの縦断面図。
【図8】同オイルクーラの要部構成部品の分解斜視図。
【図9】図7のIX−IX矢視略図。
【符号の説明】
1 オイル入口連通孔 2 オイル出口連通孔 3 冷却水入口連通孔 4 冷却水出口連通孔 5 プレート 5a 縁部 5b 波部 5c 孔縁フランジ部 5d 中心孔 6 オイル流路 7 冷却水流路 8 コア 9 オイル室 15 入口パイプ 17 タンク 18 オイル孔 20 ベースプレート 20a 環状溝 20b オイル溜部 20d 孔 21 エンジンブロック 21a オイル供給孔 21b ブロック側環状溝 21c オイル戻り 22 端板 22a 連通用開口 23 ケーシング 24 オイルフィルタ 25 オイル 26 冷却水 27 筒型センターボルト 28 スペーサ 29 シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蟻坂 篤史 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 桑原 孝浩 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 青山 忠道 東京都渋谷区代々木三丁目25番3号 東 洋ラジエーター株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F28D 9/00 - 9/02 F28F 3/08 301

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々一対のオイル入口連通孔1およびオ
    イル出口連通孔2と一対の冷却水入口連通孔3と冷却水
    出口連通孔4とが設けられた同一形状の多数のプレート
    5を積層してなり、各プレート5間にオイル流路6と冷
    却水流路7とが積層方向に交互に形成されたコア8と、 前記コア8の一端に重ね合わされ、周縁部外面にはシー
    ル材29嵌着用の環状溝20aが凹陥されると共に、そ
    の環状溝20aに近接したその内側にオイル溜部20b
    が形成され、そのオイル溜部20bの環状溝20a側の
    縁部が前記プレート5の前記オイル入口連通孔1の一部
    を平面視で閉塞する位置にあり、前記プレート5の板厚
    より著しく厚みが厚いベースプレート20と、を具備し、 前記ベースプレート20に設けられた前記オイル溜部2
    0bが、前記プレート5の前記オイル入口連通孔1の前
    記環状溝20aの内側部分で重なる部分を含み、その環
    状溝20aの内側の範囲で、前記オイル入口連通孔1の
    孔縁よりも平面方向外方にまで拡大された平面形状の貫
    通部よりなり、 前記ベースプレート20がエンジンブロック21の外面
    前記シール材29を介して接続され、そのエンジンブ
    ロック21のオイル供給孔21aと前記オイル溜部20
    とが連通するように構成される自動車用オイルクー
    ラ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記コア8の前記一
    端と前記ベースプレート20との間に、前記オイル入口
    連通孔1に整合する連通用開口22aが形成された前記
    プレート5により板厚が充分厚く且つ前記ベースプレー
    ト20より板厚が著しく薄い端板22を有する自動車用
    オイルクーラ。
JP13590896A 1996-05-02 1996-05-02 自動車用オイルクーラ Expired - Fee Related JP2829849B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13590896A JP2829849B2 (ja) 1996-05-02 1996-05-02 自動車用オイルクーラ
US08/848,057 US5797450A (en) 1996-05-02 1997-04-29 Oil cooler for automobiles

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13590896A JP2829849B2 (ja) 1996-05-02 1996-05-02 自動車用オイルクーラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09296988A JPH09296988A (ja) 1997-11-18
JP2829849B2 true JP2829849B2 (ja) 1998-12-02

Family

ID=15162651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13590896A Expired - Fee Related JP2829849B2 (ja) 1996-05-02 1996-05-02 自動車用オイルクーラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2829849B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10347181B4 (de) * 2003-10-10 2005-12-22 Modine Manufacturing Co., Racine Wärmetauscher, insbesondere Ölkühler

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09296988A (ja) 1997-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5078209A (en) Heat exchanger assembly
AU747149B2 (en) Self-enclosing heat exchangers
CA1227477A (en) Heat exchanger
US5797450A (en) Oil cooler for automobiles
US20050161206A1 (en) Heat exchanger with flat tubes
US10876802B2 (en) Stacked plate heat exchanger
EP0563951B1 (en) A heat exchanger
JPH073315B2 (ja) 熱交換器
US4006776A (en) Plate type heat exchanger
US5588485A (en) Plate-type heat exchanger, for use especially as an oil cooler
JP2829849B2 (ja) 自動車用オイルクーラ
US4607684A (en) Leak protected heat exchanger
JP2807873B2 (ja) 自動車用オイルクーラ
JP3341075B2 (ja) 自動車用オイルクーラ
JPH04353392A (ja) オイルクーラ
JPH0531420Y2 (ja)
JPH08278093A (ja) 積層型熱交換器、およびその製造方法
JPH05332692A (ja) 熱交換器
JP2556050Y2 (ja) 熱交換フィン
JPH06229690A (ja) オイルクーラ
JP2001153583A (ja) ケースまたはタンク内蔵多板型オイルクーラ
JP3348968B2 (ja) 環形オイルクーラ
JPH0531415Y2 (ja)
JPH06229691A (ja) オイルクーラ
JPH07120185A (ja) オイルクーラ

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees