JP2829368B2 - ジヒドロ葉酸還元酵素―抗アレルギー性ペンタペプチド融合タンパク質 - Google Patents

ジヒドロ葉酸還元酵素―抗アレルギー性ペンタペプチド融合タンパク質

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ジヒドロ葉酸還元酵素(以下、DHFRと略
す。)と抗アレルギー性ペプチドであるアスパラギン酸
(Asp)−セリン(Ser)−アスパラギン酸(Asp)−グ
リシン(Gly)−リジン(Lys)の5個のアミノ酸配列よ
りなるペプチド(以下、DSDGKと略す。)を含む融合タ
ンパク質を大量に生産可能とする新規組換えプラスミ
ド、該プラスミドを含有する大腸菌、ジヒドロ葉酸還元
酵素−抗アレルギー性ペンタペプチド融合タンパク質
(以下、DHFR−DSDGKと略す。)、DHFR−DSDGKの製造法
及びDSDGKの製造法に関するものである。本発明は、発
酵工業、医薬品工業などの分野に有効に利用されるもの
である。
〔従来の技術〕
DSDGKは、抗アレルギー性ペプチドの一種であり、ケ
ミカルメディエーターに起因して発症するアレルギー性
鼻炎、アレルギー性皮膚炎、気管支喘息及びその他のア
レルギー性疾患の予防薬及び治療薬としての利用が期待
される興味深い生理活性ペプチドである。
本発明の技術的背景としては、いわゆる遺伝子操作技
術がある。DSDGKを暗号化する遺伝子を組み込んだプラ
スミド及びその大腸菌での発現に関しては、これまでの
ところ知られていない。
一般に、分子量1万以下のポリペプチドは、大腸菌な
どの宿主中で産生させてもプロテアーゼなどによって分
解されるため安定に存在しない。これは、分子として小
さいため安定なコンフォメーションをとれないためであ
ると考えられている。従って、遺伝子操作技術を利用し
てDSDGKなどの短いポリペプチドを生産しようとした場
合、融合遺伝子を作成し、融合タンパクとして発現させ
ることが必要である。例えば、板倉らは、14個のアミノ
酸よりなるソマトスタチンの遺伝子操作を利用した合成
を報告している。彼らの方法は、ソマトスタチンを暗号
化する遺伝子を化学合成し、これをβ−ガラクトシダー
ゼ遺伝子と融合し、多コピープラスミドに組み込み、組
換えプラスミドをE.coliに導入し、β−ガラクトシダー
ゼのカルボキシ末端側にソマトスタチンをメチオニンを
介して融合させた融合タンパクとして発現させている
(K.Itakura et al.,Science,vol.198,pp.1056(1977)
が、融合タンパクが不溶化すること、及び融合タンパク
に容易に測定可能な酵素活性がないこと、などから生成
物の単離・精製の上で障害が考えれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は、DSDGKを遺伝子操作技術により合成
することにあり、このために、DSDGKを暗号化する遺伝
子を組み込んだ有効なプラスミドを作成しようとするも
のであり、特に上記ソマトスタチンの例にならいDSDGK
とβ−ガラクトシダーゼとの融合タンパクとして発現さ
せることには問題があることから、まず可溶性でかつ容
易に測定可能な酵素活性を有する融合タンパク質を発現
する遺伝子を有する組換えプラスミドを開発しようとす
るものである。このような組換えプラスミドを含有する
菌体を利用することによりDSDGKを含んだ融合タンパク
質の生産が可能となり、また容易に測定可能な酵素活性
を利用することにより、融合タンパクの精製が容易にな
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、鋭意研究の結果、大腸菌のジヒドロ葉
酸還元酵素遺伝子を用いることにより、上記課題が解決
できることを見いだし、その知見に従ってDHFRとDSDGK
の融合タンパク質を暗号化する遺伝子を組み込んだ組換
えプラスミドを作成し、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、 (1)ジヒドロ葉酸還元酵素−抗アレルギー性ペンタペ
プチド(DHFR−DSDGK)融合タンパク質をコードする塩
基配列を含む組換えプラスミド。
(2)融合タンパク質の抗アレルギー性ペンタペチチド
部分がアスパラギン酸−セリン−アスパラギン酸−グリ
シン−リジンのアミノ酸配列からなるものである上記
(1)記載の組換えプラスミド。
(3)ジヒドロ葉酸還元酵素−抗アレルギー性ペンタペ
プチド(DHFR−DSDGK)の融合タンパク質が下記のアミ
ノ酸配列を有するものである上記(1)記載の組換えプ
ラスミド。
(4)ジヒドロ葉酸還元酵素−抗アレルギー性ペンタペ
プチド(DHFR−DSDGK)の融合タンパク質をコードする
塩基配列が下記の塩基配列である上記(1)記載の組換
えプラスミド。
(5)組換えプラスミドが、大腸菌において安定に複製
され、宿主である大腸菌にトリメトプリム耐性及びアン
ピシリン耐性を与え、かつ4204塩基対の大きさを有する
ものである上記(1)記載の組換えプラスミド。
(6)組換えプラスミドが第1図の塩基配列を有する組
換えプラスミドpBBK2MAである上記(1)記載の組換え
プラスミド。
(7)上記(1)記載の組換えプラスミドにより形質転
換された大腸菌。
(8)下記のアミノ酸配列を有するジヒドロ葉酸還元酵
素−抗アレルギー性ペンタペプチド(DHFR−DSDGK)融
合タンパク質。
(9)上記(7)記載の大腸菌を培養し、該培養菌体か
らジヒドロ葉酸還元酵素−抗アレルギー性ペンタペプチ
ド(DHFR−DSDGK)融合タンパク質を採取することを特
徴とするジヒドロ葉酸還元酵素−抗アレルギー性ペンタ
ペプチド融合タンパク質の製造方法。
(10)ジヒドロ葉酸還元酵素−抗アレルギー性ペンタペ
プチド(DHFR−DSDGK)融合タンパク質の採取工程が、
培養菌体の無細胞抽出液から、イオン交換カラム処理、
メソトリキセート結合アフィニティカラムクロマトグラ
フィー、および陰イオン交換カラムクロマトグラフィー
を順次用いて精製する工程を含むものである上記(9)
記載の製造方法。
(11)上記(8)記載のジヒドロ葉酸還元酵素−抗アレ
ルギー性ペンタペプチド(DHFR−DSDGK)融合タンパク
質にアルギニルエンドペプチダーゼを作用せしめること
を特徴とするアスパラジン酸−セリン−アスパラギン酸
−グリシン−リジンのアミノ酸配列からなる抗アレルギ
ー性ペンタペプチドの製造方法。
に関するものである。
以下に本発明の詳細を(1)新規組換えプラスミドの
作成(2)形質転換された大腸菌(3)DHFR−DSDGK融
合タンパク質の製造工程の順に(4)得られたDHFR−DS
DGK融合タンパク質(5)DSDGKの製造を説明する。
(1)新規組換えプラスミドの作成 i)DSDGKをコードするDNAの調製 の2本の25ヌクレオチドからなるDNAを化学合成し、こ
れを60℃でインキュベートすることによって両DNAをア
ニールし、下記の2本鎖DNAを得た。
ii)DSDGKをコードするDNAのベクタープラスミドへの挿
入 DSDGKをコードするDNAを発現させるためのベクターと
しては、既に本発明者らが作製している組換えプラスミ
ドpLEK1(特願昭63−79681号に記載)を用いた。pLEK1
は、大腸菌に安定に保持され、pLEK1を含有する大腸菌
は、微工研にFERMBP−1818として寄託されている。pLEK
1は、pLEK1を含有する大腸菌から通常に行われるプラス
ミドの分離方法に従って分離精製し利用することができ
る。
精製したpLEK1をBamHIおよびMluIで切断して得たDNA
断片を上記i)の2本鎖DNAとT4−DNAリガーゼを用いて
連結し、新規プラスミドpBBK2MAを得る。
iii)新規プラスミドpBBK2MAの塩基配列 第1図は本発明のpBBK2MAの全塩基配列を示してい
る。図は、2本鎖環状DNAのうち片方のDNA鎖配列だけ
を、プラスミド中に唯一存在する制限酵素ClaIの切断
確認部位、5′−ATCGAT−3′、の最初の“A"を1番と
して数えて、5′末端から3′末端の方向に記述してい
る。本発明のpBBK2MAは、新規な組換えプラスミドであ
る。pBBK2MAは、4204塩基対の大きさであり、宿主であ
る大腸菌にトリメトプリムおよびアンピシリン耐性を付
与することができる。pBBK2MAは、4204塩基対より構成
され、pLEK1(4207塩基対よりなる)のBamH IおよびMlu
I切断によって得られる大きい方のDNA断片(4179塩基
対よりなる)とDSDGKをコードする配列を含む25塩基対
の化学合成DNAが結合した構造をしている。第1図にお
いて、533番目から557番目までの配列が化学合成DNA由
来の配列である。それ以外の配列がpLEK1由来の配列で
ある。ちなみに、pLEK1の全塩基配列は既に本発明者ら
によって明らかにされており(特願昭63−79681号に記
載)、第1図に示す塩基配列のうち533番目から557番目
までの配列が、以下に示す28塩基対のDNA配列に置き換
わった構造である。
5′−GATCCGTATGTACGGTGGTTTCCTGTAA−3′ 化学合成したDNAの配列には、制限酵素M1uIの認識切
断部位、5′−ACGCGT−3′(第1図の557番目から562
番目までの配列)、を含ませてある。pLEK1由来の部分
には、MluI部位が存在するので方向を定めて異種DNAの
導入を行い、DHFR遺伝子との融合遺伝子を容易に作成す
ることができる。
第1図の57番目から554番目までの配列は、DHFRカル
ボキシ末端側にDSDGKがアルギニンを介して結合したDHF
R−DSDGKを暗号化している。
DHFR−DSDGKを暗号化する配列の上流にはDHFR−DSDGK
遺伝子の発現を効率良く行わせる配列が存在する(特開
昭63−267276号)。
即ち、43番目から50番目までの配列がSD配列と呼ばれ
るもので、効率のよい翻訳に、また、4162番目から4190
番目までが、コンセンサス転写プロモーターであり、効
率の良い転写に貢献する。このことから、pBBK2MAは、
大腸菌に導入された場合、多量のDHFR−DSDGKを作る。
作られたDHFR−DSDGKは、菌体内に可溶性の状態で、菌
体タンパク質の約20%程度蓄積する。トリメトプリムは
このDHFRに対する阻害剤であり、DHFR−DSDGKが大量に
蓄積されることによって、pBBK2MAを有する大腸菌はト
リメトプリム耐性を示すようになる。また、pBBK2MA
は、pLEK1由来の、アンピシリンに対して耐性を付与す
る遺伝子を有している。このことから、pBBK2MAが導入
された大腸菌は、アンピシリン耐性をも示す。pBBK2MA
は、大腸菌に導入されて安定状態に保たれる。
このような特長を有するpBBK2MAは、実施例1に従っ
て作成することができるが、組換えプラスミドの作成方
法によって本発明が制限されるものではない。
(2)形質転換された大腸菌 上記(1)で作成したpBBK2MAを常法に従い大腸菌に
取り込ませる。この形質転換された大腸菌は、トリメト
プリム及びアンピシリンに対して耐性を示す。pBBK2MA
を含有する大腸菌は、pBBK2MA上のDHFR−DSDGK遺伝子の
効率の良い発現の結果、DHFR−DSDGKを菌体内に可溶性
の状態で大量に蓄積する。pBBK2MAを含有する大腸菌をY
T+Ap培地(培地1中に、5gのNaCl、8gのトリプト
ン、5gのイーストエキス、および100mgのアンピシリン
ナトリウムを含む液体培地)を用いて、37℃で定常期ま
で培養した場合、蓄積するDHFR−DSDGKは、菌体タンパ
ク質の約20%に達する。培養菌体を、リン酸緩衝液など
の適当な緩衝液に懸濁し、フレンチプレス法もしくは音
波破砕法で破砕し、これを遠心分離法により上清と沈殿
に分離した場合、ほとんど全てのDHFR−DSDGKは上清中
に回収される。pBBK2MAを含有する大腸菌(Escherichia
coli)HB101/pBBK2MAは、微工研に微工研条寄第2389号
(FERM BP−2389)として寄託されている。
(3)DHFR−DSDGK融合タンパク質の製造工程 本発明のDHFR−DSDGKの製造工程は、i)菌体の培
養、ii)菌体の破砕、iii)DEAE−トヨパールカラム処
理、iv)メソトリキセート(MTX)結合アフィニティク
ロマトグラフィー、およびv)DEAE−トヨパールカラム
クロマトグラフィーの各工程により成り立っている。
i)菌体の培養 pBBK2MAを含有する大腸菌の培養は、YT+Ap培地(培
地1中に、5gのNaCl、8gのトリプトン、5gのイースト
エキスおよび50mgのアンピシリンナトリウムを含む液体
培地。)で培養することができる。培地としては、この
他にST+Ap培地(培地1中に、2gのグルコース、1gの
リン酸2ナトリウム、5gのポリペプトン、5gのイースト
エキスおよび50mgのアンピシリンナトリウムを含む液体
培地。)など、菌体が成長する培地であれば、どの様な
培地でも用いることができるが、調べた限りでは、DHFR
−DSDGKの生産にはYT+Ap培地が最適であった。
pBBK2MAを含有する大腸菌を、培地に接種し、37℃で
対数成長期の後期もしくは定常期まで培養する。培養温
度により菌体中のDHFR−DSDGKの蓄積量が変動し、調べ
た限りでは、培養温度が高いほど蓄積量が大であった。
培養した菌体は、5,000回転/分の遠心分離により集め
る。培地1より湿重量2から4gの菌体が得られる。
集菌およびこれ以降の操作は、特にこだわらない限り
低温(0から10℃の間、4℃が望ましい)で行う。
ii)菌体の破砕 培養して得られた菌体を、湿重量の3倍の緩衝液1
(0.1mMエチレンジアミン4酢酸ナトリウム(EDTA)を
含む10mMリン酸カリウム緩衝液、pH7.0)に懸濁し、フ
レンチプレスを用いて菌体を破砕する。菌体破砕液を5,
000回転/分、10分間遠心分離し、上清を得る。さら
に、上清を、35,000回転/分、1時間超遠心分離し、上
清を得る(この上清を以下無細胞抽出液という。)。
iii)DEAE−トヨパールカラム処理 この操作は、次の精製過程の前処理の目的で行う。無
細胞抽出液を、あらかじめ0.1MのKC1を含む緩衝液1で
平衡化したDEAE−トヨパールカラムにかけ、0.1MのKC1
を含む緩衝液1でカラムを洗う。酵素の溶出は、0.3Mの
KC1を含む緩衝液1を用いて行う。溶出液を一定量ずつ
フラクションコレクターを用いて分画する。分画した溶
出液についてDHFR活性を測定し、酵素活性が含まれる画
分を集める。
iv)MTX結合アフィニティクロマトグラフィー 上記の操作により得られた酵素液を、あらかじめ緩衝
液1で平衡化したMTX結合Sepharoseアフィニティカラム
に吸着させる。吸着後、1MのKC1を含む緩衝液2(0.1mM
EDTAを含む10mMリン酸カリウム緩衝液、pH8.5)で洗
う。洗いは、カラムからの溶出液の280nmの吸光度を測
定し、吸光度が0.1以下になるまで同緩衝液を流し続け
る。酵素の溶出は、1MのKC1と3mMの葉酸を含む緩衝液2
を用いて行ない、溶出液を一定量ずつフラクションコレ
クターを用いて分画する。分画した溶出液についてDHFR
活性を測定し、酵素活性が含まれる画分を集める。得ら
れた酵素液を、緩衝液1に対して、3回透析する。この
段階で、純度90%以上のDHFR−DSDGKが得られる。
v)DEAE−トヨパールカラムクロマトグラフィー 透析した酵素液を、あらかじめ緩衝液1で平衡化した
DEAE−トヨパールカラムに吸着させる。吸着後、0.1M K
C1を含む緩衝液1で洗う。洗いは、カラムからの溶出液
の280nmの吸光度を測定し、吸光度が0.01以下になるま
で同緩衝液を流し続ける。酵素の溶出は、緩衝液1を用
いて0.1Mから0.3MのKC1の直線濃度勾配を用いて行い、
溶出液を一定量ずつフラクションコレクターを用いて分
画する。分画した溶出液について280nmの吸光度とDHFR
活性を測定する。酵素活性/280nmの吸光度の値が、一定
な画分を集める。
以上の操作により、DHFR−DSDGKの高度精製均一化
を、再現性良く行うことができる。
本発明に従うと、DHFR−DSDGKの精製は、培養を含め
て一週間以内に行うことができ、回収率20%以上で、均
一な酵素標品を得ることができる。
DHFR酵素活性は、反応液(0.05mMのジヒドロ葉酸、0.
06mMのNADPH、12mMの2−メルカプトエタノール、50mM
のリン酸緩衝液(pH7.0))を1mlのキュベットにとり、
これに酵素液を加え、340nmの吸光度の時間変化を測定
することにより行う。酵素1ユニットは、上記反応条件
において、1分間に1マイクロモルのジヒドロ葉酸を還
元するのに必要な酵素量として定義する。この測定は、
分光光度計を用いて容易に行うことができる。
(4)得られたDHFR−DSDGK融合タンパク質 第2図は、DHFR−DSDGKを暗号化する部分のDNA配列と
それから作られるタンパク質のアミノ酸配列を示してい
る。DHFR−DSDGKは、166アミノ酸よりなる新規なタンパ
ク質である。アミノ末端側から数えて、1から160番目
までの配列が、pLEK1が作るDHFRのアミノ酸配列であ
り、162番目から166番目までのDSDGKの配列である。DSD
GKの配列の直前のアミノ酸はアルギニン(Arg)であ
る。このことにより、DHFR−DSDGKをアルギニルエンド
ペプチダーゼ酵素処理することにより、DSDGKを切り出
すことができる。DHFR−DSDGKの分子量は、18,796であ
る。
なお、DHFR−DSDGKは、DHFRのカルボキシ末端側に、D
SDGKの結合した構造をしているにもかかわらず、DHFR酵
素活性を有する。このため、大腸菌がDHFR−DSDGKを多
量につくると、DHFRの阻害剤であり、抗細菌剤であるト
リメトプリムに対して、耐性を示すようになる。
(5)DSDGKの製造 上記(4)のDHFR−DSDGK融合タンパク質におけるDSD
GK配列の直前のアミノ酸はアルギニン(Arg)であり、
このDHFR−DSDGK融合タンパク質をアルギニルエンドペ
プチダーゼで酵素処理してDSDGKを得る。
〔実施例〕
次に本発明を実施例により詳細に説明する。
(実施例1) pBBK2MAの作成 DSDGKを暗号化するDNAとしては、 の2本の25ヌクレオチドからなるDNAをホスホアミダイ
ト法に従って化学合成機(アプライド・バイオシステム
社勢,380B)で化学合成し、オリゴヌクレオチド精製カ
ートリッジ(アプライド・バイオシステム社製)で精製
後、DNAを約0.02ml(約0.1μgのDNAを含んでいる)ず
つ取り、これを60℃でインキュベートすることによって
両DNAをアニールさせ、下記の2本鎖DNAを得た。
精製した約1μgのpLEK1を、BamHI(宝酒造社製)20
ユニットおよびM1uI(宝酒造社製)20ユニットで切断
した後、0.85%アガロースゲル電気泳動法により分離し
た。約4.2キロ塩基対のDNA断片を切出し、ゲルからDNA
を回収した(DNA2と呼ぶ)。BamHIおよびMluIによるDN
Aの切断の操作は、“Molecular Cloning A Labolatory
Manual"(T.Maniatis,E.F.Fritsch,J.Sambrook,eds.Col
d Spring Harbor Laboratory(1982)、以下、文献1と
呼ぶ。)に記載している方法に従って行った。DNA2を45
μのリガーゼ用反応液(10mM Tris−HCl pH7.4、5mM
MgCl2、10mMジチオトレイトール、5mM ATP)に溶解後、
5μのDNA1を加え、これに1ユニットのT4−DNAリガ
ーゼ(宝酒造社製)を加えて、室温で、2時間、DNAの
連結反応を行わせた。この反応物を、形質転換法(tran
sformation method、上記文献1に記載)に従って、大
腸菌(E.coli HB101コンピテントセル 宝酒造社製)に
取り込ませた。この処理をした菌体を、100mg/のアン
ピシリンナトリウムおよび5mg/のトリメトプリムを含
む栄養寒天培地(培地1中に、2gのグルコース、1gの
リン酸2カリウム、5gのイーストエキス、5gのポリペプ
トン、および15gの寒天を含む。)上に塗布し、37℃で2
4時間培養することにより、3個のコロニーを得ること
ができた。これらのコロニーを、2mlのYT+Ap培地(培
地1中に、5gのNaCl、8gのトリプトン、5gのイースト
エキス、および100mgのアンピシリンナトリウムを含
む。)で、37℃、一晩、菌体を培養した。培養液をそれ
ぞれエッペンドルフ遠心管に取り、12,000回転/分で10
分間遠心分離し、菌体を沈殿として集めた。これに、0.
1mlの電気泳動用サンプル調製液(0.0709MのTris−HCl,
pH6.8、2%のラウリル硫酸ナトリウム(SDS)、11%の
グリセリン、5%の2−メルカプトエタノール、及び0.
045%のブロムフェノールブルーを含む)を加え、菌体
を懸濁し、これを沸騰水中に5分間保ち、菌体を溶かし
た。この処理をしたサンプルをSDS−ポリアクリルアミ
ド電気泳動法(U.K.Laemmli;Nature,vol.227,p680(197
0)に従って分析した。標準サンプルとしてDHFR及び分
子量マーカーとしてラクトアルブミン(分子量14,20
0)、トリプシンインヒビター(分子量20,100)、トリ
プシノーゲン(分子量24,000)、カーボニックアンヒド
ラーゼ(分子量29,000)、グリセロアルデヒド−3リン
酸デヒドロゲナーゼ(分子量36,000)、卵アルブミン
(分子量45,000)、及び牛血清アルブミン(分子量66,0
00)を含むサンプル(DALTON MARKVII−LTM,シグマ社
製)をポリアクリルアミド濃度の10から20%濃度勾配ゲ
ル(第一化学薬品社製)で泳動した。その結果、3個の
コロニー全ては、pLEK1のDHFR−ロイシンエンケファリ
ン融合タンパクのバンドが消失し、DHFRタンパクより約
500ダルトン大きいタンパク質が新たに作られているこ
とが明らかになった。この3個から適当に1個選び、こ
れをYT+Ap培地で培養し、TanakaとWeisblumの方法(T,
Tanaka,B.Weisblum;J.Bacteriology vol.121,p.354(19
75))に従って、プラスミドを調製した。得られたプラ
スミドをpBBK2MAと名づけた。pBBK2MAは、pLEK1のBamHI
MluI部位の間の配列が合成DNAと置き換わった構造を
しているはずである。合成DNAには、制限酵素MluIで切
断認識される配列、5′−ACGCGT−3′、が含まれてい
るので、MluIでpBBK2MAの切断を試みたところ、確かに
切断された。また、pBBK2MAのEcoRI(宝酒造社製)(第
1図の471−476番目の配列)とSalI(宝酒造社製)
(第1図の563−568番目の配列)による切断によって得
られる約90ヌクレオチド長のDNAについて、M13ファージ
を用いたジデオキシ法(J.Messing;Methods in Enzymol
ogy,vol.101,p20(1983))に従って、EcoRIからSal
の方向に塩基配列を決定した。その結果、第1図に示す
pBBK2MAの全塩基配列の471番目から568番目までの配列
が確かめられた。
また、pBBK2MAのBamHI−SalI切断によって得られる
約4.2キロ塩基対のDNAは、EcoRI,PstI,HindIII,HpaI,Pv
uII,BglII,ClaI(以上は宝酒造社製)およびAatII(東
洋紡社製)を用いた制限酵素による切断実験の結果、pL
EK1のBamHI−SalI切断によって得られる約4.2キロ塩基
対のと全く同一であることが示された。
以上の結果から、pBBK2MAの全塩基配列が第1図に示
した配列であることが決められた。
(実施例2) pBBK2MAを含有する大腸菌が作るDHFR−DSDGK pBBK2MAを含有する大腸菌が作るDHFR−DSDGKのアミノ
酸配列は、DHFR−DSDGK遺伝子の配列から予想すること
ができる。第1図の57番目から554番目までの配列がDHF
R−DSDGKを暗号化していることから、トリプレット暗号
表を用いて、アミノ酸配合を推定した。その結果第2図
に示すアミノ酸配列が得られた。pBBK2MAを含有する大
腸菌から、DHFR−DSDGKを分離精製し、精製したタンパ
ク質を用いて、以下のように確認した。
DHFR−DSDGKの精製 A.用いた菌体量:湿重量13g B.酵素精製工程:下記表1に示す。(表におけるは無
細胞抽出液、はDEAE−トヨパールカラム(トヨパール
イオン交換体,DEAE−TOYOPEARL650東ソ−社製)処理、
はMTX結合Agarose(MTX−アガロース,シグマ社製)
アフィニティクロマトグラフィー、およびはDEAE−ト
ヨパールカラム(トヨパールイオン交換体,DEAE−TOYOP
EARL650東ソ−社製)クロマトグラフィーを表わし、酵
素精製はの無細胞抽出液を順次,,の精製工程
に付すことにより行った。) DHFR酵素活性は、反応液(0.05mMのジヒドロ葉酸、0.
06mMのNADPH、12mMの2−メルカプトエタノール、50mM
のリン酸緩衝液(pH7.0))を、1mlのキュベットにと
り、これに酵素液を加え、340nmの吸光度の時間変化を
測定することにより行った。酵素1ユニットは、上記反
応条件において、1分間に1マイクロモルのジヒドロ葉
酸を還元するのに必要な酸素量として定義した。
得られた酵素タンパク質をSDS電気泳動法(上記実施
例に記載の方法)により分析したところ、約21,500の単
一なタンパク質バンドが示され、得られた酵素標品が均
一であることが示された。
(実施例3) 精製したDHFR−DSDGK溶液(2.2mg/ml)5mlに1Mトリス
塩酸バッファー(pH8.0)1ml、1mg/mlアルギニルエンド
ペプチダーゼ(宝酒造社製)溶液1mlを加え、37℃で一
晩インキュベートした。反応後、遠心型凍結乾燥器で約
1mlになるまで濃縮した。この0.1mlを高速液体クロマト
グラフィー装置(日立655型)を用い逆相カラム(ウオ
ーターズNova Pak C18)で分離した。溶出は、0.1%ト
リフルオロ酢酸水溶液を用い、溶出時間2〜3分の分画
を回収した。カラムは、0.1%トリフルオロ酢酸を含む
アセトニトリルを流して再生した。同一の条件で繰り返
し分離し、回収した分画を遠心型凍結乾燥器で乾燥し、
1mlの精製水を加えて溶解した。これを再び、高速液体
クロマトグラフィー装置を用い、ゲル濾過カラム(アサ
ヒパックGS−320H)で分離した。溶出は、0.05M酢酸ア
ンモニウムバッファーpH6.7を用い、0.1ml/minの流速で
行った。抗アレルギー性ペンタペプチドDSDGKは、約60
分の位置に溶出された。DSDGKの分画を集めるとペプチ
ド45μgが回収された。
〔発明の効果〕
上記のように、本発明の新規組換えプラスミドpBBK2M
Aは、DHFR−DSDGKを暗号化しており、かつpBBK2MAを有
する大腸菌は、DHFR−DSDGKを可溶性の状態で大量に蓄
積生産する。さらに、生成したDHFR−DSDGKは、DHFR酵
素活性を保持しており、精製を容易に行うことができ
る。本発明の精製法に従うことにより、DHFR−DSDGKの
精製を迅速に効率よく行うことができる。また、このよ
うに得られたDHFR−DSDGKは次に適当な酵素あるいは化
学処理によってDHFRとDSDGKの間を切断したのち、高速
液体クロマトグラフィー、ゲル濾過、電気泳動法など公
知の分離技術の組合せによって、DSDGKを単離精製する
ことができる。そして精製されたDSDGKはアレルギー性
疾患の治療薬として有用なものである。したがって、本
発明により、アレルギー性疾患の治療薬として有用なDS
DGKを遺伝子操作手段によって製造するための極めて有
利な手段が提供できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、pBBK2MAの全塩基配列を示した図であり、2
本鎖DNAのうち片方のDNA鎖配列だけを、5′末端から
3′末端の方向に記述している。図中符号は、核酸塩基
を表し、Aはアデニンを、Cはシトシンを、Gはグアニ
ンを、Tはチミンを示している。図中番号は、pBBK2MA
に1箇所存在する制限酵素ClaI切断認識部位、5′−A
TCGAT−3′、の最初の“A"を1番として数えた番号を
示している。 第2図は、pBBK2MA中に存在するDHFR−DSDGKを暗号化す
る部分の塩基配列及びタンパク質のアミノ酸配列を示す
図である。図中符号は、核酸塩基及びアミノ酸を表し、
Aはアデニンを、Cはシトシンを、Gはグアニンを、T
はチミンを、Glyはグリシンを、Alaはアラニンを、Val
はバリンを、Leuはロイシンを、Ileはイソロイシンを、
Serはセリンを、Thrはトレオニンを、Cysはシステイン
を、Metはメチオニンを、Aspはアスパラギン酸を、Asn
はアスパラギンを、Gluはグルタミン酸を、Glnはグルタ
ミンを、Argはアルギニンを、Lysはリジンを、Hisはヒ
スチジンを、Pheはフェニルアラニンを、Tyrはチロシン
を、Trpはトリプトファンを、Proはプロリンを示してい
る。図中番号は、タンパク質のアミノ末端のアミノ酸で
あるメチオニンを1番として数えた番号を示している。 第3図は、DHFR−DSDGKをアルギニルエンドペプチダー
ゼ処理し逆相カラムで回収した分画のゲル濾過カラムで
の高速液体クロマトグラムを示している。横軸は時間を
分単位で、縦軸は220nmの吸光度を任意単位で表してい
る。図中の矢印は抗アレルギー性ペンタペプチドDSDGK
の溶出された位置を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07K 7/06 C07K 7/06 (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:19) (72)発明者 井筒 浩 茨城県つくば市和台48番 日立化成工業 株式会社筑波開発研究所内 (72)発明者 小原 和彦 茨城県つくば市和台48番 日立化成工業 株式会社筑波開発研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12N 15/62,1/21 C07K 7/06,19/00 C12P 21/02,21/06

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】融合タンパク質の抗アレルギー性ペンタペ
    プチド部分がアスパラギン酸−セリン−アスパラギン酸
    −グリシン−リジンのアミノ酸配列からなるものである
    ジヒドロ葉酸還元酵素−抗アレルギー性ペンタペプチド
    融合タンパク質をコードする塩基配列を含む組換えプラ
    スミド。
  2. 【請求項2】ジヒドロ葉酸還元酵素−抗アレルギー性ペ
    ンタペプチドの融合タンパク質が下記のアミノ酸配列を
    有するものである請求項(1)記載の組換えプラスミ
    ド。
  3. 【請求項3】ジヒドロ葉酸還元酵素−抗アレルギー性ペ
    ンタペプチドの融合タンパク質をコードする塩基配列が
    下記の塩基配列である請求項(1)記載の組換えプラス
    ミド。
  4. 【請求項4】組換えプラスミドが、大腸菌において安定
    に複製され、宿主である大腸菌にトリメトプリム耐性及
    びアンピシリン耐性を与え、かつ4204塩基対の大きさを
    有するものである請求項(1)記載の組換えプラスミ
    ド。
  5. 【請求項5】組換えプラスミドが、第1図の塩基配列を
    有する組換えプラスミドpBBK2MAである請求項(1)記
    載の組換えプラスミド。
  6. 【請求項6】請求項(1)記載の組換えプラスミドによ
    り形質転換された大腸菌。
  7. 【請求項7】下記のアミノ酸配列を有するジヒドロ葉酸
    還元酵素−抗アレルギー性ペンタペプチド融合タンパク
    質。
  8. 【請求項8】請求項(6)記載の大腸菌を培養し、該培
    養菌体からジヒドロ葉酸還元酵素−抗アレルギー性ペン
    タペプチド融合タンパク質を採取することを特徴とする
    ジヒドロ葉酸還元酵素−抗アレルギー性ペンタペプチド
    融合タンパク質の製造方法。
  9. 【請求項9】ジヒドロ葉酸還元酵素−抗アレルギー性ペ
    ンタペプチド融合タンパク質の採取工程が、培養菌体の
    無細胞抽出液から、イオン交換カラム処理、メソトリキ
    セート結合アフィニティカラムクロマトグラフィー、お
    よび陰イオン交換カラムクロマトグラフィーを順次用い
    て精製する工程を含むものである請求項(8)に記載の
    製造方法。
  10. 【請求項10】請求項(7)記載のジヒドロ葉酸還元酵
    素−抗アレルギー性ペンタペプチド融合タンパク質にア
    ルギニルエンドペプチターゼを作用せしめることを特徴
    とするアスパラギン酸−セリン−アスパラギン酸−グリ
    シン−リジンのアミノ酸配列からなる抗アレルギー性ペ
    ンタペプチドの製造方法。
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