JP2829145B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2829145B2
JP2829145B2 JP6695591A JP6695591A JP2829145B2 JP 2829145 B2 JP2829145 B2 JP 2829145B2 JP 6695591 A JP6695591 A JP 6695591A JP 6695591 A JP6695591 A JP 6695591A JP 2829145 B2 JP2829145 B2 JP 2829145B2
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敏実 松田
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫に関し、特に庫
内からの冷気をガスケット同士でシールする冷蔵庫に関
するものである。
【0003】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来よ
り、隣接する複数の扉を有し、扉の裏面四周にガスケッ
トを有し、隣接する扉に設けられたガスケット同士を当
接させることによって、庫内の冷気を密閉する冷蔵庫が
ある。
【0004】例えば、特開昭56−165880号に
は、その外周近傍にシールガスケットを装着した左右の
扉の開閉順序を規定しない観音開き式冷蔵庫において、
双方の扉の合せ面近傍にドアライナーを設け、前記扉の
一方もしくは双方の内側に、少なくとも前記扉の一方の
開閉動作に伴って回動するブレードを装着し、扉閉塞時
には、前記ブレードにより前記両ドアライナー間を閉塞
して扉内冷気がシールガスケットと当接するのを防止
し、少なくとも前記扉の一方を開放した時には、前記ブ
レードが、その取付けてある扉の前記ドアライナーと一
体になるようにしたものが知られている。
【0005】このような構造の扉であると、その隣接す
る扉間の仕切壁を排除することができので、庫内の容積
を大きくすることができる。
【0006】しかしながら、扉の開閉時に常にガスケッ
ト同士を擦り合せて開閉するので、頻繁に扉を開閉して
いると、ガスケットがその摩擦力によって摺り減り、庫
内冷気が漏れるという問題点があった。また、扉の開閉
時にガスケット同士の摩擦力によって、扉開閉のために
大きな力が必要であった。
【0007】また、ガスケット同士を当接せず隣接する
扉間の仕切壁を有しない扉の構造としては、次のような
ものがある。
【0008】すなわち、特開平2−106685号に
は、開口を有した断熱箱体の前記開口を閉塞するよう該
開口両側に回動自在に枢支された観音開き式の第1扉及
び第2扉と、両扉の裏面周縁にそれぞれ設けられた前記
開口周縁に当接するガスケットと、前記両扉の非枢支側
に位置する前記開口縁部に円柱として突入形成された一
対のガイド部と、前記第1扉の非枢支側部分の裏面の前
記開口縁に渡る長さで扉の回動軸方向に延在して回動自
在に支持され前記第1扉の閉動作に伴って庫内に進入
し、前記ガイド部の局面に当接して回動し、前記ガイド
部の円柱内に当接して回動する湾曲したガイド溝部を有
した仕切体とからなる。該仕切体が前記ガイド部にガイ
ド溝部周縁が位置した状態で仕切体前面は前記開口とほ
ぼ同一面とし前記両扉の非枢支側のガスケットと前記仕
切体前面とを当接した冷蔵庫の扉装置が開示されてい
る。
【0009】しかしながら、この可動仕切方式は、その
構成が煩雑であり部品数も極めて多くなるという問題点
があった。
【0010】そこで本発明は、上記問題点に鑑み、隣接
する扉のガスケット同士を当接させると共に、そのガス
ケット同士が、扉の開閉時に擦り合わないような構造の
扉を有する冷蔵庫を提供するものである。
【0011】[発明の構成]
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の冷蔵庫は、隣
接する複数の扉を有し、扉の裏面四周に設けられたガス
ケットを有し、隣接する扉の相対向する一辺に設けられ
たガスケット同士を当接させることによって庫内の冷気
を密閉する冷蔵庫において、少なくとも一方の前記ガス
ケットがガスケット調整部材を有し、閉扉状態で、ガス
ケット調整部材が冷蔵庫本体に当接し、この当接したガ
スケット調整部材と扉が前記ガスケットを挟むことによ
って、前記ガスケットを弾性変形させて隣接するガスケ
ットと当接し、開扉状態で前記ガスケットが復元して隣
接するガスケットと隙間を形成するものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の冷蔵庫にお
いて、閉扉状態でガスケット調整部材を押圧しガスケッ
トを弾性変形させた状態に保持するための、位置規制部
材を冷蔵庫本体に設けたものである。
【0014】請求項の発明は、請求項の冷蔵庫にお
いて、ガスケットの復元力を、開扉状態でガスケット調
整部材の該ガスケットを弾性変形させる変形力より大き
くしたものである。
【0015】請求項の発明は、請求項の冷蔵庫にお
いて、ガスケット調整部材が、セルフヒンジ部を備えた
板体であってガスケットの長手方向に沿って該ガスケッ
トの後方に設けたものである。
【0016】請求項の発明は、請求項1の冷蔵庫にお
いて、隣接する扉が上下方向に配された引出し式扉であ
る。
【0017】請求項の発明は、請求項1の冷蔵庫にお
いて、隣接する扉が左右方向に配された引出し式扉であ
る。
【0018】請求項の発明は、請求項1の冷蔵庫にお
いて、隣接する扉が観音開き式扉であるものである。
【0019】
【作 用】請求項1の冷蔵庫であると、少なくとも一方
のガスケットが、閉扉状態で弾性変形して隣接するガス
ケットと当接して冷気をシ−ルする。
【0020】開扉状態では、該ガスケットが復元して隣
接するガスケットと隙間を形成する。そのため、この隙
間によって扉の開閉時にガスケット同士が互いに擦り合
ったりしない。
【0021】この場合に、ガスケット調整部材が冷蔵庫
本体に当接され、この当接されたガスケット調整部材と
扉が前記ガスケットを挟むことによって、ガスケットを
弾性変形させて、隣接するガスケットと当接させ冷気を
シ−ルする。
【0022】請求項の冷蔵庫であると、冷蔵庫本体に
設けた位置規制部材が、閉扉状態でガスケット調整部材
を押圧しガスケットを弾性変形させた状態に保持する。
【0023】請求項の冷蔵庫であると、ガスケットの
復元力が、冷蔵庫本体に当接されていないガスケット調
整部材の変形力より大きいため、開扉状態では、ガスケ
ット調整部材の変形力に反してガスケットが復元し、隣
接するガスケットと隙間を形成する。これにより、隣接
するガスケットと擦れ合うことがない。
【0024】請求項の冷蔵庫であると、ガスケット調
整部材が、セルフヒンジ部を備えた板体であってガスケ
ットの長手方向に沿って該ガスケットの後方に設けてい
るため、このセルフヒンジ部の可動によりガスケットを
弾性変形させる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1〜図8に
基づいて説明する。
【0026】図1は本発明の第1の実施例を示す冷蔵庫
1の斜視図である。この冷蔵庫1の本体2は、上下方向
に4つの区画室を有している。そして、本体2は、外箱
3と内箱4から形成されており、外箱3と内箱4との間
には、断熱のためにウレタンWが充填されている。
【0027】本体2の最上段の区画室は冷蔵室であっ
て、この冷蔵室5には、回動式扉6が設けられている。
【0028】本体2の2段目の区画室が、上部冷凍室7
である。この上部冷凍室7には、引出し式の上扉8が設
けられている。
【0029】本体2の3段目の区画室は、下部冷凍室9
である。この下部冷凍室9には、引出し式の下扉10が
設けられている。
【0030】本体2の4段目すなわち最下段の区画室
は、野菜室11である。この野菜室11には、引出し式
の扉12が設けられている。
【0031】また、図4に示すように、本体2には、冷
蔵室5と上部冷凍室7との間に上仕切り壁13が設けら
れ、下部冷凍室9と野菜室11との間に下仕切り壁14
が設けられている。なお、上部冷凍室7と下部冷凍室9
の間には仕切り壁は設けられていない。
【0032】上部冷凍室7の引出し式上扉8及び下部冷
凍室9の引出し式下扉10の冷気のシ−ル構造について
説明する。
【0033】まず、下扉10の冷気のシ−ル構造につい
て説明する。
【0034】符号16は、下扉10の後面の四周に設け
られた合成ゴムよりなるガスケットであって、右側部、
左側部、上部及び下部のガスケット片から形成されてい
る。ガスケット16の前部に沿って設けられた挿入部1
7が、下扉10の後面の四周にある溝に圧入されて下扉
10と固定されている。
【0035】ガスケット16の右側部、左側部及び下部
のガスケット片は、従来のガスケットと同じようにその
内部にマグネット30を有している。そして、下扉10
を閉じた状態で、マグネット30が金属製の外箱3と吸
着し、冷気がシ−ルされる(図5参照)。
【0036】ガスケット16の上部ガスケット片18
は、縦断面において4つの区画部を有し、それぞれの区
画部が長手方向に沿って設けられている。これら区画部
は、中央区画部18aから上方に膨出した区画部(以
下、ベローズ部18bという。)と、中央区画部18a
から後方に膨出した後区画部18cと、中央区画部18
aから下方に膨出した下区画部18dとよりなる。そし
て、挿入部17が中央区画部18aから前方に突出して
いる。
【0037】この上部ガスケット片18の変形状態につ
いて説明する。
【0038】下扉10に取付けられた上部ガスケット片
18は、弾性変形していない復元状態において、中央区
画部18a、後区画部18c及び下区画部18dは脹ん
だ状態になっている。また、ベローズ部18bは、後方
にやや傾斜した状態となって、下扉10の上面から突出
している。この時の下扉10の上面からベローズ部18
bの上端までの高さをhとする。
【0039】上部ガスケット片18の後方から押圧力が
かかり弾性変形すると、中央区画部18a、後区画部1
8c及び下区画部18dはひしゃげた状態になる。ま
た、ベロ−ズ部18bが、後方にやや傾斜した状態から
起立状態になって、下扉10の上面から突出している。
この時の下扉10の上面からベローズ部18bの上端ま
での高さをHとすると、H>hとなる。そして、押圧力
がなくなると上部ガスケット片18は、復元状態になっ
て、ベローズ部18bは再び後方にやや傾斜した状態と
なる。
【0040】符号19は、上部ガスケット片18の下部
に沿って下扉10に設けられた板状のガスケット調整部
材である。このガスケット調整部材19は、その長さ方
向にセルフヒンジ部20を有し、このセルフヒンジ部2
0を境に上部の押圧板部19aと下部の固定板部19b
に分れている。固定板部19bは、下扉10の後面に設
けられた扉内側21にネジ止めされている。押圧板部1
9aはセルフヒンジ部20を中心に可動自在であり、押
圧板部19aの前面は後区画部18cに当接している。
この押圧板部19aの前方への可動力は上部ガスケット
片18の復元力より小さい。そのため、通常の状態で
は、後区画部18cによって押圧板部19aは後方に倒
れた状態となっている。
【0041】符号22は、下部冷凍室9の前部における
両側上部に一対設けられた位置規制部材である。この位
置規制部材22は、内箱4の内壁から内方へ突出し、下
扉10を閉めた状態において、ガスケット調整部材19
の押圧板部19aの両端部を前方に押圧し、これにより
ガスケット調整部材19が、上部ガスケット片18を前
方に押圧して、上部ガスケット片18は弾性変形した状
態となる。
【0042】次に、上扉8の冷気のシ−ル構造について
説明する。
【0043】符号23は、引出し式上扉8の後面の四周
に設けられた合成ゴムよりなるガスケットである。ガス
ケット23の前部に沿って設けられた挿入部24が、上
扉8の後面の四周にある溝に圧入されて上扉8と固定さ
れている。
【0044】ガスケット23の右側部、左側部及び上部
の各ガスケット片は、従来のガスケットと同じようにそ
の内部にマグネットを有している。そして、上扉8を閉
じた状態で、マグネットが金属製の外箱3と吸着し、冷
気がシ−ルされる。
【0045】ガスケット23の下部ガスケット片25
は、縦断面において4つの区画部を有し、それぞれの区
画部が長手方向に沿って設けられている。これら区画部
は、中央区画部25a、ベローズ部25b、後区画部2
5c及び上区画部25dとよりなる。そして、挿入部2
4が中央区画部25aから前方に突出している。
【0046】この下部ガスケット片25は、復元状態に
おいて、中央区画部25a、後区画部25c及び上区画
部25dは脹んだ状態になっている。また、ベローズ部
25bは、後方にやや傾斜した状態となっている。
【0047】下部ガスケット片25の後方から押圧力が
かかり弾性変形すると、中央区画部25a、後区画部2
5c及び下区画部25dはひしゃげた状態になる。ま
た、ベロ−ズ部25bが、後方にやや傾斜した状態から
起立状態になっている。この起立状態の高さは、傾斜し
た状態より高い。
【0048】符号26は、下部ガスケット片25上部に
沿って上扉8に設けられた板状のガスケット調整部材で
ある。このガスケット調整部材26は、その長さ方向に
セルフヒンジ部27を有し、このセルフヒンジ部27を
境に押圧板部26aと固定板部26bに分れている。固
定板部26bは、上扉8の後面に設けられた扉内側29
にネジ止めされている。押圧板部26aはセルフヒンジ
部27を中心に可動自在であり、押圧板部26aの前面
は後区画部25cに当接している。この押圧板部26a
の前方への可動力は上部ガスケット片25の復元力より
小さい。そのため、通常の状態では、押圧板部26aは
後方に倒れた状態となっている。
【0049】符号28は、上部冷凍室7の前部における
下部両端部に設けられた位置規制部材である。この位置
規制部材28は、上扉8を閉めた状態において、ガスケ
ット調整部材26を前方に押圧し、これにより下部ガス
ケット片25が弾性変形してベローズ部25bが起立状
態となる。
【0050】上記構成の上扉8,下扉10の冷気のシ−
ル状態を図6から図8に基づいて説明する。
【0051】下扉10だけを前方に引出した状態におい
ては、上部ガスケット片18の復元力により、ベローズ
部18bは後方に傾倒した状態となり、これに伴ってガ
スケット調整部材26の上部も傾倒している(図6参
照)。
【0052】上記状態から、下扉10を下部冷凍室9へ
押し込むと、ベローズ部18bが傾倒したまま上扉8の
下部を通り、さらに上扉8の下部ガスケット片25を通
過する。この場合に、ベローズ部18bが後方に傾倒し
ているため、下部ガスケット片25のベローズ部25b
とは若干の隙間Sが生じている。したがって、ベローズ
部18bは、ベローズ部25bと擦り合うことなく通過
する(図7参照)。
【0053】さらに下扉10を下部冷凍室9へ押し込む
と、ガスケット調整部材19が位置規制部材22に当
り、位置規制部材22と下扉10によって、上部ガスケ
ット片18が弾性変形によりひしゃげて、ベローズ部1
8bが起立していく。下扉10を完全に閉めた状態にお
いては、ガスケット調整部材19によって、ベローズ部
18bが完全に起立し、隙間Sがなくなり下部ガスケッ
ト片25のベローズ部25bと当接し冷気がシ−ルされ
る。これにより、冷気が外部に漏れない(図8参照)。
また、位置規制部材22は、下部冷凍室9の両端部にし
か設けていないが、ガスケット調整部材19が上部ガス
ケット片18の長手方向に沿って設けられているため、
ガスケット調整部材19の両端部を押圧しただけで、ガ
スケット調整部材19が上部ガスケット片18の後部を
すべて押圧し、ベロ−ズ部18bがすべて起立する。こ
れにより、ベロ−ズ部18bとベローズ部25bとが長
手方向に渡ってすべて当接し、冷気が完全にシ−ルされ
る。
【0054】上扉8だけを出し入れする場合にも同様
に、上扉8を少し前方へ引き出すと位置規制部材28か
らの押圧がなくなり、下部ガスケット片25の復元力に
より、ベローズ部25bが後方に傾倒し、ベローズ部1
8bと若干の隙間を生じる。そのため、上扉8を引出し
ても、ベローズ部25bは、ベローズ部18bと擦り合
うことない。
【0055】上扉8,下扉10を同時に引出した場合に
は、上部ガスケット片18のベローズ部18bと下部ガ
スケット片25のベローズ部25bが両方とも後方に傾
倒し、ベローズ部18b,25bとの間に隙間が形成さ
れる。これにより、上扉8,下扉10を同時に引出して
も、ベローズ部18bとベローズ部25bが擦れ合うこ
とがない。
【0056】これにより、下記の効果がある。
【0057】 上部ガスケット片18及び下部ガスケ
ット片25が摺り減ったり、やぶれたりすることがな
い。また、互いに摺り合わないため、開閉扉力を小さく
することができる。
【0058】 上部ガスケット片18及び下部ガスケ
ット片25の異常変形による隙間が生じない。
【0059】 下部冷凍室9及び上部冷凍室7との間
に仕切り壁が存在しないため、両室9,7の容積を大き
くとることができる。
【0060】 ガスケット調整部材19,26が、上
部ガスケット片18と下部ガスケット片25への冷気の
直撃を防止して、防露効果を有する。
【0061】 閉扉状態で、上部ガスケット片18及
び下部カスケット片25の接触変形代が大きくでき、扉
ズレ等に対しても冷気シ−ルが確実になる。
【0062】なお、上記実施例において、下部冷凍室9
及び上部冷凍室7にそれぞれ位置規制部材22,位置規
制部材28を突出させたが、これら部材22,28を設
けず下記のような構造にしてもよい。
【0063】すなわち、図9の平面図に示すように、上
部ガスケット片18を押圧する下部冷凍室9のガスケッ
ト調整部材19を下部冷凍室9の内箱4の両側壁に当る
ようにすれば、ガスケット調整部材19は前方に押圧さ
れ、上部ガスケット片18を弾性変形させることができ
る。また、下部ガスケット片25を押圧するガスケット
調整部材26も同様に、その両端部が、上部冷凍室7の
内箱4の両側壁に当るようにすればよい。
【0064】第2の実施例を図10〜図12に基づいて
説明する。
【0065】図10は本発明の第2の実施例を示す冷蔵
庫101である。
【0066】本体102の最上段の区画室は冷蔵室であ
って、この冷蔵室105には、左開き扉106及び右開
き扉107よりなる観音開き式扉が設けられている。
【0067】本体102の2段目の区画室の左側が、ア
イスボックス室108であり、右側が冷凍室109であ
る。アイスボックス室108及び冷凍室109は、引出
し式の左扉110及び引出し式の右扉111が設けられ
ている。
【0068】本体102の3段目の区画室は、冷凍室1
12が設けられている。この冷凍室112には、引出し
式の扉113が設けられている。
【0069】本体102の4段目すなわち最下段の区画
室は、野菜室114が設けられている。この野菜室11
4には、引出し式の扉115が設けられている。
【0070】また、図11に示すように、本体102に
は、冷蔵室105とアイスボックス室108,冷凍室1
09との間に上仕切り壁150が設けられ、アイスボッ
クス室108,冷凍室109と冷凍室112の間に中仕
切り壁151が設けられ、冷凍室112と野菜室114
との間に下仕切り壁152が設けられている。
【0071】第2の実施例のシ−ル構造は、図10の冷
蔵庫101において互いに左右方向に隣接する引出し式
の左扉110,右扉111に用いた場合である。
【0072】左扉110の裏面の右側面に、ベローズ部
118bを有する右側部ガスケット片118及びガスケ
ット調整部材119を設ける。
【0073】右扉111の裏面の左側面に、ベローズ部
125bを有する左側部ガスケット片125及びガスケ
ット調整部材126を設ける。
【0074】アイスボックス室108と冷凍室109の
天井面を構成する上仕切り壁150の中央部から位置規
制部材122a,128aを垂下させる。アイスボック
ス室108と冷凍室109の底面を構成する中仕切り壁
151の中央部から位置規制部材122b,128bを
突出させる。
【0075】上記構成のシール構造であると、右扉11
1を前方に引き出すと、ベローズ部125bが後方に傾
倒して、ベローズ部118bとの間に隙間Sが生じる。
このため、右扉111を引出しても、ベローズ部125
bは、ベローズ部118bと擦れ合うことがない(図1
2参照)。
【0076】右扉111を閉めた状態においては、ベロ
ーズ部125bはガスケット調整部材126及び位置規
制部材128a,128bよって前方に押圧されて、ベ
ローズ部125bは起立状態となる。このため、ベロー
ズ部118bとベローズ部125bが当接し、冷気をシ
ールすることができる。
【0077】これにより、左扉110及び右扉111と
の間に仕切壁を必要とせず、アイスボックス室108及
び冷凍室109の容量を最大にすることができる。
【0078】また、左扉110の開閉動作も前述の右扉
111の開閉動作と同じである。
【0079】なお、この構造においても、位置規制部材
122a,122b及び128a,128bを設けず下
記のような構造にしてもよい。
【0080】すなわち、ガスケット調整部材119及び
ガスケット調整部材126の上端部,下端部が、アイス
ボックス室108と冷凍室109の天井面を構成する上
仕切り壁150と、底面を構成する中仕切り壁151に
当接するようにすれば、右側部ガスケット片118及び
左側部ガスケット片125を押圧することができる。
【0081】第3の実施例を図13〜図15に基づいて
説明する。
【0082】第3の実施例のシ−ル構造は、図13に示
すように、冷蔵庫201において観音開き式扉の左開き
扉106及び右開き扉107に用いた場合である。な
お、区画室や仕切り壁の構造等は、図10に示す冷蔵庫
101と同じである。
【0083】左開き扉106の右側面に、ベローズ部2
18bを有する右側部ガスケット片218及びガスケッ
ト調整部材219を設ける。
【0084】右開き扉107の左側面に、ベローズ部2
25bを有する左側部ガスケット片225及びガスケッ
ト調整部材226を設ける。
【0085】位置規制部材222a,228aは、それ
ぞれ冷蔵室105の天井面を構成する内箱4に設置す
る。位置規制部材222b,228bは、冷蔵室105
の底面を構成する上仕切り壁150の中央部から突出さ
せる。
【0086】上記構成のシール構造であると、右開き扉
107を開くと、ベローズ部225bが後方に傾倒し、
ベローズ部218bとの間に隙間を生じる。そのため、
右開き扉107を開いても、ベローズ部225bが、ベ
ローズ部218bと擦れ合って摺りへることがない(図
14参照)。
【0087】右開き扉107を閉じた状態では、ガスケ
ット調整部材226が位置規制部材228a,228b
によって押圧され、この押圧されたガスケット調整部材
226によって左側部ガスケット片225が押圧され、
ベローズ部225bが起立状態となる。これによりベロ
ーズ部218bとベローズ部225bとが当接し、冷気
をシールすることができる(図14参照)。
【0088】したがって、両扉106,107の間に仕
切壁を必要とせず、さらに、両扉106,107の構成
を容易にすることができる。
【0089】なお、この実施例においても、位置規制部
材222,228を設けず下記のような構造にしてもよ
い。
【0090】すなわち、ガスケット調整部材219,2
26の上端部及び下端部が、冷蔵室105の天井面を構
成する内箱4のフランジ部と底面を構成する上仕切り壁
150に当接するようにすれば、ガスケット調整部材2
19,226が前方に押圧され、右側部ガスケット片2
18及び左側部ガスケット片225が押圧され弾性変形
できる。
【0091】
【発明の効果】互いに隣接するガスケット同士が、扉の
開閉状態においてこすり合わないため、摺りへったり破
れたりすることがない。
【0092】ガスケット同士の接触による開閉扉力が大
きくなることがなく、容易に開けることができる。
【0093】閉扉状態で、上部ガスケット同士の接触変
形代が大きくでき、扉ズレ等に対しても冷気シ−ルが確
実になる。
【0094】ガスケット調整部材がガスケットへの冷気
の直撃を防ぎ、防露効果にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示す冷蔵庫の斜視図である。
【図2】下部冷凍室の後方からの一部断面斜視図であ
る。
【図3】上扉,下扉の背面図である。
【図4】本体から扉を除いた本体の正面図である。
【図5】下部冷凍室の要部拡大平面図である。
【図6】下部冷凍室の扉を引出した状態の要部拡大縦断
面図である。
【図7】下部冷凍室のを閉扉直前の要部拡大縦断面図で
ある。
【図8】下部冷凍室の扉を閉めた状態の要部拡大縦断面
図である。
【図9】位置規制部材を設けない場合の下部冷凍室の要
部拡大平面図である。
【図10】第2の実施例の冷蔵庫の斜視図である。
【図11】第2の実施例の冷蔵庫の本体から扉を除いた
状態の正面図である。
【図12】アイスボックス室及び冷凍室の扉の要部拡大
横断面図である。
【図13】第3の実施例の冷蔵庫の斜視図である。
【図14】観音開き式扉の要部拡大横断面図である。
【図15】観音開き式扉の背面図である。
【符号の説明】
1……冷蔵庫 2……冷蔵庫本体 3……外箱 4……内箱 5……冷蔵室 6……回転式開扉 7……上部冷凍室 8……上扉 9……下部冷凍室 10……下扉 11……野菜室 12……野菜室の扉 13……上仕切り壁 14……下仕切り壁 16……ガスケット 18……上部ガスケット片 18b…ベローズ部 19……ガスケット調整部材 20……セルフヒンジ部 21……扉内側 22……位置規制部材 23……ガスケット 25……下部ガスケット片 25b…ベローズ部 26……ガスケット調整部材 27……セルフヒンジ部 28……位置規制部材 29……扉内側

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する複数の扉を有し、 扉の裏面四周に設けられたガスケットを有し、 隣接する扉の相対向する一辺に設けられたガスケット同
    士を当接させることによって庫内の冷気を密閉する冷蔵
    庫において、少なくとも一方の前記ガスケットがガスケット調整部材
    を有し、 閉扉状態で、ガスケット調整部材が冷蔵庫本体に当接
    し、この当接したガスケット調整部材と扉が前記ガスケ
    ットを挟むことによって、前記ガスケットを弾性変形さ
    せて隣接するガスケットと当接し、 開扉状態で前記ガスケットが復元して隣接するガスケッ
    トと隙間を形成する ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】閉扉状態でガスケット調整部材を押圧しガ
    スケットを弾性変形させた状態に保持するための、位置
    規制部材を冷蔵庫本体に設けたことを特徴とする請求項
    1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】ガスケットの復元力を、開扉状態でガスケ
    ット調整部材の該ガスケットを弾性変形させる変形力よ
    り大きくしたことを特徴とする請求項記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】ガスケット調整部材が、セルフヒンジ部を
    備えた板体であってガスケットの長手方向に沿って該ガ
    スケットの後方に設けたことを特徴とする請求項記載
    の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】隣接する扉が上下方向に配された引出し式
    扉であることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】隣接する扉が左右方向に配された引出し式
    扉であることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】隣接する扉が観音開き式扉であることを特
    徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
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