JP2828874B2 - 印刷版加工装置及びそのカメラ位置決め装置 - Google Patents

印刷版加工装置及びそのカメラ位置決め装置

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JP2828874B2
JP2828874B2 JP5188304A JP18830493A JP2828874B2 JP 2828874 B2 JP2828874 B2 JP 2828874B2 JP 5188304 A JP5188304 A JP 5188304A JP 18830493 A JP18830493 A JP 18830493A JP 2828874 B2 JP2828874 B2 JP 2828874B2
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雅之 片岡
耕次 八尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レジスタマークが記録
された印刷版に対しレジスタマークをカメラで撮影して
位置決めし、かつ印刷版に対して加工を行う印刷版加工
装置と、そのカメラ位置決め装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、多色印刷に用いられる複数色
の印刷版(以下、刷版と記す)を多色印刷機に装着する
ために、見当合わせを行ってパンチ加工を行うパンチン
グ装置として、特開平4−229268号に開示された
ものが知られている。このパンチング装置は、レジスタ
マークが焼き付けられた刷版を吸着して保持する刷版配
置テーブルと、焼き付けられたレジスタマークを左右1
対のカメラで読み取る読取機構と、位置決めされた刷版
にパンチ孔を開けるパンチ機構と、刷版を左右別々に上
下動して刷版を位置決めするための上下機構と、刷版配
置テーブルの右側方に配置されたディスプレイ及び操作
パネルとを備えている。操作パネルには、1対のカメラ
を上下左右に移動させる指令を入力するための2組のカ
ーソルキーが設けられている。
【0003】このパンチング装置では、刷版配置テーブ
ル上に配置された最初の刷版に対しそのレジスタマーク
を捉え得るように、左右1対のカメラを上下左右に移動
させて粗位置決めを行う。この際には、操作者は、カメ
ラとレジスタマークとの位置関係を確認しながら、操作
パネル側でカーソルキーを操作してカメラを移動させ
る。カメラがレジスタマークの近傍に到達すると、操作
者は、カメラで撮影された撮像を表示するディスプレイ
を見ながら、レジスタマークをカメラの視野で捉え得る
ようにカーソルキーを操作してカメラを移動させる。
【0004】レジスタマークがカメラの視野内に入れ
ば、ディスプレイ上でレジスタマークの位置及び形状を
読み取り、カメラの視野の中心と撮影されたレジスタマ
ークの中心とを一致させる見当合わせを行う。この際に
は、刷版移動機構により刷版を上下左右に移動させる。
見当合わせが終了すると、刷版を刷版配置テーブル上に
吸着し、パンチ機構によりパンチ孔を開ける。次の刷版
では、先の粗位置決め位置にカメラを再配置し、刷版移
動機構により刷版を移動させて見当合わせを行い、パン
チ加工を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
粗位置決めをする際に、刷版配置テーブルの右側方に配
置された操作パネル内のカーソルキーを操作しながら、
刷版配置テーブルの両側に配置されたカメラとレジスタ
マークとを視認しなければならない。このため、特に左
側のカメラとレジスタマークとについて操作者が目で確
認しながら粗位置決めをするときに、操作位置とカメラ
の位置とが離れてしまい操作しづらい。
【0006】また、前記従来の構成では、レジスタマー
クの近傍にカメラが到達すると、カメラによってレジス
タマークが隠れてしまうので、カメラの視野にレジスタ
マークを入れるのが困難である。ディスプレイに表示さ
れるカメラの視野領域はたとえば3〜4mm程度であり、
カメラの全体サイズと比較して非常に小さいので、レジ
スタマークがカメラで隠された状態になっても、容易に
はレジスタマークがディスプレイに表示されないのであ
る。
【0007】さらに、カーソルキーによりカメラを上下
左右に移動させているので、たとえば斜めにカメラを動
かす場合には2つのキーを同時に操作しなければなら
ず、操作に熟練を要する。しかも、カメラの移動速度が
一定であり、カメラの移動に長時間を要する。これを防
止するために、別に速度切り換えキーを設けることが考
えられるが、この場合には複数のキーを操作しながらカ
メラを移動させなければならず、操作性が悪い。
【0008】本発明の目的は、粗位置決め時の操作性を
改善することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るカメラ
位置決め装置は、レジスタマークが記録された印刷版に
対しレジスタマークをカメラで撮影して位置決めし、か
つ印刷版に対して加工を行う印刷版加工装置用の装置で
ある。この装置は、照準とカメラ移動手段と制御手段と
を備えている。
【0010】照準は、カメラに対し相対的位置決めがな
されている。カメラ移動手段は、照準でレジスタマーク
をとららえた後に、照準とカメラとの相対位置関係に基
づいて、カメラでレジスタマークを撮影し得る位置にカ
メラを移動させるものである。制御手段は、カメラによ
るレジスタマークの撮影状態に基づき、カメラの位置決
めを行うものである。
【0011】
【0012】第2の発明に係る印刷版加工装置は、レジ
スタマークが記録された印刷版に対してパンチ孔の形成
を行う装置である。この装置は、傾斜型印刷版配置テー
ブルと1対のカメラと移動指令受付部と制御手段と表示
部とパンチ孔形成手段とを備えている。印刷版配置テー
ブルは、印刷版を配置するためのものである。1対のカ
メラは、印刷版配置テーブルの両側部に配置されてお
り、レジスタマークを基準に印刷版を位置決めするため
のものである。移動指令受付部は、印刷版配置テーブル
の下部中央に配置されており、カメラの移動指令を操作
者から受け付けるためのものである。制御手段は、移動
指令受付部で受け付けたカメラ移動指令に基づいて、カ
メラを移動制御するものである。表示部は、印刷版配置
テーブルの側方に配置され、カメラで撮影された画像を
表示するためのものである。パンチ孔形成手段は、印刷
版配置テーブルの下部の左右両側部に配置され、印刷版
配置テーブル上に位置決めされた印刷版の下部にパンチ
孔を形成するためのものである。
【0013】
【作用】第1の発明に係るカメラ位置決め装置では、照
準でレジスタマークをとらえた後に、カメラ移動手段
が、照準とカメラの相対位置関係に基づいて、カメラで
レジスタマークを撮影し得る位置にカメラを移動させ
る。カメラがレジスタマークを撮影すると、制御手段
が、その撮影状態に基づきカメラの位置決めを行う。
【0014】ここでは、カメラに対して相対的位置決め
がなされた照準によりカメラの粗位置決めが可能となる
ので、カメラによりレジスタマークが隠されても、照準
をレジスタマークに合わせる操作を行うだけで、容易に
カメラの視野内にレジスタマークを入れることができ
る。このため、粗位置決め時の操作性が向上する
【0015】第の発明に係る印刷版加工装置では、傾
斜型印刷版配置テーブル上に印刷版が配置されると、移
動指令受付部の移動指令により、制御手段がカメラを制
御する。カメラで撮影された画像は、印刷版配置テーブ
ルの側方に配置された表示部に表示される。そして、カ
メラが位置決めされると、印刷版に対してパンチ孔の加
工が行われる。ここでは、移動指令受付部が印刷版配置
テーブルの下部中央に配置されているので、操作時にカ
メラの近くで操作が行え、粗位置決めの際にカメラの位
置を容易に視認できる。この結果、粗位置決め時の操作
性が改善される。また、表示部はテーブルの側方に配置
されて、下部中央には比較的占有スペースの小さい移動
指令受付部のみが配置されているので、パンチ孔形成手
段を構成する機構のスペース確保の妨げにならない。
【0016】
【実施例】全体構成 図1〜図3において、本発明の一実施例によるパンチン
グ装置1は、前部に傾斜面2aを有する装置本体2と、
傾斜面2a上でX,Y,θ方向移動可能に装置本体2に
支持された刷版配置テーブル3と、刷版配置テーブル3
上の刷版Pに焼き付けられたレジスタマークを撮像する
CCDカメラ6,7を有する左右1対のレジスタマーク
検出部4,5と、刷版Pの下側にパンチ孔を開ける下側
パンチ部8と、刷版Pの上側にパンチ孔を開ける上側パ
ンチ部9と、刷版Pの上辺を折り曲げるベンダー部10
とを主に備えている。
【0017】装置本体2の前部中央には、CCDカメラ
6,7に対するX軸方向及びY軸方向の移動を指令する
ためのジョイスティック11が配置されている。ジョイ
スティック11の図1右側には、タッチパネル12が配
置されている。タッチパネル12は、たとえばLCD上
にタッチキーを配置した構成であり、各種の指令入力に
用いられる。また装置本体2の図1左側には、CCDカ
メラ6,7で撮像された画像を表示するためのCRTデ
ィスプレイ13,14が並べて配置されている。各部構成 刷版配置テーブル3は、図4に示すように、上下辺に上
側パンチ部9及び下側パンチ部8を配置するための切欠
きが形成された略平板状の部材である。刷版配置テーブ
ル3は、傾斜面2aに取り付けられた4つのボールキャ
スター15により四隅部が支持され、傾斜面2aと平行
に移動自在である。刷版配置テーブル3には、多数の刷
版吸着用の吸着孔16が開口しており、刷版を吸着保持
し得る。吸着孔16は、真空ポンプVP(図18)に接
続されている。
【0018】刷版配置テーブル3の左右端部に対向する
傾斜面2aには、移動機構17,18が配置されてい
る。移動機構17,18により、刷版配置テーブル3は
Y軸方向に移動可能である。また、刷版配置テーブル3
の上部中央に対向する傾斜面2aには、移動機構19が
配置されている。移動機構19により、刷版配置テーブ
ル3はX軸方向に移動可能である。さらに、3つの移動
機構17〜19の協調駆動により、刷版配置テーブル3
はθ方向に回転可能である。なおこれらの最大移動量及
び最大回転量はレジスタマークの最大ずれ量に応じた値
に限定されており、たとえば移動量で±10mm、回転
量で±5°である。
【0019】3つの移動機構17〜19は基本的に同一
の構造であるので、ここでは、移動機構18の構造につ
いて説明する。移動機構18は、傾斜面2aに取り付け
られたモータM2を備えている。モータM2はたとえば
パルスモータから構成されている。モータM2には、モ
ータM2の回転により進退するねじ機構20が連結され
ている。ねじ機構20の先端には、ボールキャスター2
1が取り付けられている。これに対向して、刷版配置テ
ーブル3の裏面には当接部材22が取り付けられてい
る。この当接部材22をボールキャスター21に常に当
接させるために、傾斜面2aと刷版配置テーブル3との
間には、スプリング23が伸長状態で配置されている。
この結果、刷版配置テーブル3は、常に図4の下方に付
勢されていることになる。ただし、移動機構19では、
スプリング23により、刷版配置テーブル3は図4の右
方に付勢されている。
【0020】刷版配置テーブル3の図4上部には、左右
に間隔を隔てて配置された1対の刷版押し出し部24が
配置されている。刷版押し出し部24は、図5に示すよ
うに、ソレノイドSOLを有している。刷版押し出し部
24は、通常は実線で示すようにテーブル3の表面より
奥側に位置し、ソレノイドSOLが励磁されると、2点
鎖線で示すように突出して刷版Pを刷版配置テーブル3
から離反させる。
【0021】図4に示すように、刷版配置テーブル3の
下部には、刷版の左右のセンタリングを行うためのセン
タリング装置25と、刷版を下側パンチ部8(図2,図
3)にセットするための刷版セット部26とが配置され
ている。さらに、刷版配置テーブル3の下辺には、セッ
ト時の刷版の上下方向の位置決めを行うための位置決め
ピン27が、左右に間隔を隔てて配置されている。
【0022】センタリング装置25は、左右方向に移動
可能な2つの移動部材28,29を備えている。移動部
材28,29は、テーブル3の半分より長い棒状部材で
あり、互いに平行にかつ基端側(中央側)の一部が上下
に重なるように配置されている。基端側の重なり合う部
分の対向面には、ラック(図示略)が形成されている。
また、移動部材28,29の先端側(左右端側)には、
テーブル3から突出するセンタリングピン30,31が
それぞれ配置されている。移動部材28,29のラック
間には、ピニオン32が噛合しており、ピニオン32が
回動することで、センタリングピン30,31がセンタ
ー基準に接近及び離反する。
【0023】刷版セット部26は、図6及び図7に示す
ように、刷版配置テーブル3から下方に突出する移動ガ
イド40と、移動ガイド40に案内されて上下方向に移
動する移動ピン41と、移動ガイド40の上端に取り付
けられたエアシリンダCYL1とを有している。エアシ
リンダCYL1のロッドエンドは移動ピン41に取り付
けられており、移動ピン41はエアシリンダCYL1に
より、図6及び図7に実線で示した上昇位置と、二点鎖
線で示した下降位置との間で移動可能である。なお、こ
の下降位置は、位置決めピン27の位置決め位置よりも
下方である。
【0024】レジスタマーク検出部4,5は、図1及び
図2に示すように、概ね左右対称の構造である。ここで
はレジスタマーク検出部5の構造について説明する。レ
ジスタマーク検出部5は、図8及び図9に示すように、
右カメラ7を支持するカメラ支持部44と、カメラ支持
部44をY軸方向に移動可能に支持する上下に長いY軸
カメラ架台45と、Y軸カメラ架台45をX軸方向に移
動可能に支持する上下1対のX軸カメラ架台46,47
とを有している。
【0025】カメラ支持部44の先端側側面には、図1
0及び図11に示すように、透明樹脂製の照準48の基
部が固定されている。照準48はカメラ支持部44から
先方に突出しており、照準48の中央部には十字線49
が描かれている。十字線49の中心位置とカメラ7の中
心との間隔はたとえば45mmである。この照準48
は、レジスタマークにカメラ7を粗位置決めするときに
用いられ、タッチパネル12上の所定のタッチキーを押
すと、レジスタマークがカメラ7の視野に入るようにカ
メラ7が所定距離移動する。なお、照準48の構造は、
レンズに目盛りを刻んだ構造や、筒状部材の中心に十字
線マークを付した構造等でもよい。
【0026】Y軸カメラ架台45は図8に示すように、
Y軸方向に長いY軸ベース50と、Y軸ベース50の図
8奥側面にY軸方向に沿って配置されたガイドレール5
1と、Y軸ベース50の図8奥側面にガイドレール51
と平行に配置されたボールスクリュー52と、ボールス
クリュー52に連結されたモータM5とを有している。
また、カメラ支持部44には、ガイドレール51に移動
可能に支持されるリニアベアリング53と、ボールスク
リュー52に螺合するボールねじ54とが配置されてい
る。
【0027】上側のX軸カメラ架台46は、上側パンチ
部9を跨いで配置された上X軸ベース55と、X軸方向
に沿って上X軸ベース55に配置されたガイドレール5
6とを有している。また、Y軸ベース50の上端裏面に
は、ガイドレール56に移動可能に支持されるリニアベ
アリング56aが配置されている。下側のX軸カメラ架
台47は、下側パンチ部8を跨いで配置された下X軸ベ
ース57と、X軸方向に沿って下X軸ベース57に配置
されたガイドレール58と、ガイドレール58と平行に
下X軸ベース57に配置されたボールスクリュー59
と、ボールスクリュー59に連結されたモータM4とを
有している。また、Y軸ベース50の下端裏面には、ガ
イドレール58に移動可能に支持されるリニアベアリン
グ58aと、ボールスクリュー59に螺合するボールね
じ59aとが配置されている。この結果、Y軸カメラ架
台45はモータM4によりX軸方向に移動し、カメラ支
持部44はモータM5によりY軸方向に移動する。カメ
ラ7の移動可能範囲を図8に二点鎖線で示す。
【0028】なおこれらのカメラ6,7のX軸及びY軸
への移動は、ジョイスティック11を介した移動指令に
基づいて行われる。このジョイスティック11では、そ
の傾き量によりカメラ6,7の移動速度を微動と粗動と
に調整でき、傾き方向によりカメラ6,7の移動方向を
設定できる。ここでは、ジョイスティック11により、
カメラ6,7を2軸同時に移動させ得るので、粗位置決
め時のカメラ6,7の移動操作が容易である。また、タ
ッチパネル12によりミラーモードが設定されている場
合、両カメラ6,7が左右対称に移動し、設定されてい
ない場合、左カメラ6または右カメラ7だけを移動させ
るように切り換えることができる。
【0029】下側パンチ部8は、図2に示すように、刷
版配置テーブル3の下端中央に配置された丸孔パンチ機
構60と、刷版配置テーブル3の下端両側に間隔を隔て
て配置された丸及びU字のパンチ孔を開ける2組の複合
パンチ機構61と有している。複合パンチ機構61は、
図12及び図13に示すように、パンチブロック62
と、パンチブロック62の先端部内に配置された丸孔パ
ンチ63及びU字孔パンチ64と、丸孔パンチ63及び
U字孔パンチ64を先端で保持しかつ軸66を支点とし
て回動するパンチレバー65と、パンチレバー65の基
端に連結されたエアシリンダCYL2とを有している。
パンチブロック62には、刷版Pを挿入するための挿入
溝67が形成されている。挿入溝67の挿入側端部は刷
版Pを挿入しやすいように面取りされている。
【0030】丸孔パンチ機構60は、U字孔パンチがな
く、丸孔パンチ68のみがパンチレバー65の先端に連
結されていること以外は、複合パンチ機構61と略同様
の構造である。上側パンチ部9は、図2に示すように、
刷版配置テーブル3の上方の左右両側及び中央に配置さ
れ、パンチ孔を形成するためのパンチ機構70を有して
いる。中央に配置されたパンチ機構70は丸パンチ孔を
形成し、左右両側に配置されたパンチ機構70は切り欠
けパンチ孔を形成する。中央のパンチ機構70は、図1
4及び図15に示すように、装置本体2に対して上下方
向に移動可能なパンチベース71と、パンチベース71
に取り付けられたパンチブロック72と、パンチブロッ
ク72の先端部内に配置された丸孔パンチ73と、丸孔
パンチ73を先端で保持しかつ軸74を支点として回動
するパンチレバー75と、パンチレバー75の基端に連
結されたエアシリンダCYL4と、パンチベース71を
上下に駆動するエアシリンダCYL5とを有している。
パンチブロック72には、刷版を挿入するための挿入溝
78が形成されている。挿入溝78の挿入側端部は装着
しやすいように面取りされている。
【0031】パンチベース71の背面側には、リニアベ
アリング76が取り付けられている。リニアベアリング
76は、装置本体2に上下に配置されたガイドレール7
7に上下移動可能に支持されている。ここでは、エアシ
リンダCYL5により、パンチブロック72を含むパン
チベース71全体が、ガイドレール77に沿って実線で
示す退避位置とそれより下方のパンチ位置との間で移動
する。なお、左右両側に配置されたパンチ機構70は、
中央のパンチ機構70と同様の構造をしているが、丸孔
パンチ孔73が切り欠けパンチに形成されている。
【0032】ベンダー部10は、図2に示すように、刷
版配置テーブル3の上方に配置された左右方向に長いベ
ンダーフレーム80を有している。さらにベンダー部1
0は、図16及び図17に示すように、ベンダーフレー
ム80に水平軸回り回動自在に支持されたベンダー刃8
1と、ベンダーフレーム80に対向配置されたベンダー
ダイス82とを有している。
【0033】ベンダーフレーム80は、傾斜面2aに直
交するガイドバー83により、傾斜面2aと接離する方
向に揺動自在に支持されている。さらに、ベンダーフレ
ーム80の両端には、エアシリンダCYL6の先端が連
結されている。エアシリンダCYL6はベンダーフレー
ム80を、ベンダーダイス82に密接する折曲げ位置と
離反する退避位置との間で昇降駆動する。
【0034】ベンダー刃81は、ベンダーフレーム80
に水平方向に立設された回動ピン84により両端が支持
されている。またベンダー刃81の両端に設けられたブ
ラケット86からは水平方向に駆動ピン85が突出して
いる。駆動ピン85の先端には、エアシリンダCYL7
の先端が回動自在に連結されている。エアシリンダCY
L7はヘッドトラニオン型であり、ベンダーフレーム8
0に取り付けられた取り付けブラケット87に、水平方
向のピン88を介して揺動自在に支持されている。制御構成 パンチング装置1は、図18に示すように、マイクロコ
ンピュータからなる制御部100を有している。制御部
100には、モータドライバー101、入出力インター
フェイス102、ROM103及びRAM104が接続
されている。ROM103には、制御プログラムを含む
各種データが格納されている。RAM104は、DRA
M部とSRAM部とを有している。DRAM部には、1
版目のカメラ位置が一時的に記憶される。SRAM部に
は、定型版(後述)のカメラ位置及び再版時に用いられ
るカメラ位置が記憶される。また制御部100には、整
列バッファ105及び標線メモリ106も接続されてお
り、この制御部100でレジスタマークが印刷機のパン
チ孔位置許容範囲内にあるか否かを判断する。
【0035】モータドライバー101には、テーブル3
の駆動用のモータM1〜M3と、右カメラ7の2軸駆動
用のモータM4,M5及び左カメラ6の2軸駆動用のモ
ータM6,M7が接続されている。入出力インターフェ
イス102には、吸着孔16に接続されたバキュームポ
ンプVP、各エアシリンダの駆動源となるコンプレッサ
COP、各エアシリンダCYL1〜CYL7及び刷版押
し出し用のソレノイドSOLが接続されている。また入
出力インターフェイス102には、ジョイスティック1
1、タッチパネル12及び他の入出力部が接続されてい
る。
【0036】左カメラ6及び右カメラ7には、A/D変
換回路107が接続されている。A/D変換回路107
は、得られた画像データをディジタルの画像データに変
換する。A/D変換回路107は、2値化部108に接
続されている。2値化部108では、得られたディジタ
ルの画像データを所定の閾値で2値化し、白黒2値の画
像データに変換する。2値化部108は整列バッファ1
05に接続されている。整列バッファ105は、2値化
された画像データを横方向及び縦方向(行方向及び列方
向)に所定のビット毎に整列する。そして整列された画
像データが制御部100に与えられる。
【0037】標線メモリ106には、各カメラの視野の
中心を示す十字線の画像データ及び予め入力された印刷
機のパンチ孔位置許容範囲を示す矩形線の画像データが
格納される。標線メモリ106にはスーパーインポーズ
部109が接続されている。スーパーインポーズ部10
9にはA/D変換回路107も接続されており、右カメ
ラ7及び左カメラ6で撮影された画像と、標線メモリ1
06に格納された画像データとを重畳する。重畳された
画像データはCRTディスプレイ13及びCRTディス
プレイ14に各別に出力される。制御動作 上述の実施例の動作を図19〜図25に示す制御フロー
チャートにしたがって説明する。 (A)全体概要 プログラムがスタートすると、まず図19のステップS
1で初期設定がなされる。この初期設定時には、左右の
カメラ6,7が原点位置に、ベンダーフレーム80及び
パンチベース71が退避位置に、そして刷版セット部2
6の移動ピン41が上昇位置に配置される。
【0038】ステップS2〜S9では、タッチパネル1
2からのキー入力を判断する。ステップS2では、自動
/マニュアル処理の何れかを選択する指令がなされたか
否かを判断する。ステップS3では、パンチ加工の設定
/解除指令がなされたか否かを判断する。ステップS4
では、版曲げ加工の選択指令がなされたか否かを判断す
る。ステップS5では、カメラ6,7の粗位置決め時の
モードとして、ディスプレイ13,14を見ながら行う
モード(カメラモード)及び照準48を見ながら行うモ
ード(照準モード)のいずれかを設定する指令がなされ
たか否かを判断する。ステップS6では、ミラーモード
の設定/解除の指令がなされたか否かを判断する。ステ
ップS7では、印刷機のセット位置の許容範囲を設定す
る指令がなされたか否かを判断する。ステップS8で
は、カメラ粗位置の数値入力を行う指令がなされたか否
かを判断する。ステップS9では、スタートスイッチが
操作されたか否かを判断する。
【0039】自動/マニュアル処理の何れかを選択する
指令がなされると、ステップS2からステップS10に
移行し、指令に応じて自動モードまたはマニュアルモー
ドをセットする。パンチ加工の設定/解除指令がなされ
ると、ステップS3からステップS11に移行する。ス
テップS11では、指令に応じてパンチ加工の設定また
は解除を行う。ここでは、上側パンチ部9だけのパンチ
加工、下側パンチ部8だけのパンチ加工、または両方の
パンチ加工のいずれかが選択される。
【0040】版曲げ加工の選択指令がなされると、ステ
ップS4からステップS12に移行する。ステップS1
2では、版曲げ加工のセットまたは解除を行う。カメラ
6,7の粗位置決め時のモードの設定指令がなされる
と、ステップS5からステップS13に移行する。ステ
ップS13では、選択されたモードをセットする。
【0041】ミラーモードの設定/解除の指令がなされ
ると、ステップS6からステップS14に移行する。ス
テップS14では、指令に応じて、ミラーモードの設定
または解除を行う。通常、刷版には左右対称にレジスタ
マークが焼き付けられているので、ここでは操作の容易
なミラーモードが一般的に選択される。ミラーモードを
選択すれば、ジョイスティック11で左カメラ6を操作
すると、右カメラ7がそれと左右対称に移動するので、
2台のカメラ6,7を同時に操作できる。
【0042】印刷機のセット位置の許容範囲を設定する
指令がなされると、ステップS7からステップS15に
移行する。ステップS15では、入力された許容範囲を
セットする。このセット結果は標線メモリ106に格納
される。通常、印刷機にセットするためのパンチ孔に
は、各版間でのずれに許容範囲が存在する。たとえば、
ある印刷機においてU字形パンチ孔の刷版の縁からの深
さが11mmに定められており、その許容範囲が9mm
〜11.8mmであるとすると、2版目以降の刷版のパ
ンチ孔は、1版目のパンチ孔の位置を基準に−2mm〜
+0.8mmの許容範囲内に開けられなければならな
い。従って2版目以降のレジスタマークがカメラ6,7
の視野内に入り、画像処理により見当合わせが可能な場
合であっても、そのレジスタマークの位置のずれが許容
範囲からはずれているときには、パンチ孔を開けること
が無駄になる。これを防止するため、ここでは許容範囲
の設定ができるようになっている。
【0043】カメラ粗位置の数値入力を行う指令がなさ
れると、ステップS8からステップS16に移行する。
ステップS16では、操作者が数値入力したカメラ粗位
置のデータをRAM104のSRAM部に記憶する。加
工対象の刷版が、所定の位置にレジスタマークが焼き付
けられている定型版である場合には、ここでカメラ粗位
置の数値入力が行える。なお、予め定型カメラ粗位置を
入力しておいて、選択指定するようにしてもよい。
【0044】加工動作を行うべく、操作者によりスター
トスイッチが操作されると、ステップS9からステップ
S17に移行する。ステップS17では、次に説明する
加工動作ルーチンを実行する。 (B)加工動作 a)全体概要 ステップS17の加工動作ルーチンでは、図20のステ
ップS21で刷版Pがセットされるのを待つ。この刷版
セット状態は、図示しないセンサからの入力信号により
判断する。
【0045】刷版のセットの際には、ベンダー部10は
退避位置に配置され、移動ピン41は上昇位置に配置さ
れているので、操作者は、まず刷版の上端をベンダー部
10のベンダーフレーム80とベンダーダイス81との
間に差し込む。そして刷版の後端を移動ピン41の上側
面に載せる。この結果、刷版Pは移動ピン41に支持さ
れた状態になる。ここでは、ベンダー部10のベンダー
フレーム80が退避位置に配置され、刷版配置テーブル
3とベンダーフレーム80との間に広い隙間が存在する
ので、刷版Pをセットしやすい。
【0046】ステップS22では、刷版セット部26の
移動ピン41を下降位置まで下降させる。移動ピン41
を下降させると、それにつれて刷版Pが刷版配置テーブ
ル3に沿って下降し、下側パンチ部8のパンチブロック
62の挿入溝67に下端が挿入される。このとき、挿入
溝67の開口部分が面取りされているので、挿入溝67
の隙間が狭くても刷版Pはスムーズに侵入できる。刷版
Pの下降は、位置決めピン27に刷版Pの下端が当接す
ることで終了する。すなわち、刷版Pの上下方向位置は
位置決めピン27により決定される。ここでは、刷版P
の上辺をベンダーフレーム80の下方に挿入し、下辺を
移動ピン41に載せるだけで、刷版Pを刷版配置テーブ
ル3上にセットできるため、刷版Pのセットが容易であ
る。
【0047】ステップS23では、センタリング装置2
5により刷版の左右方向がセンタリングされる。ここで
は、手動によりピニオン32を回転させることで、セン
タリングピン30,31が移動し、刷版Pをセンタリン
グする。なお、ピニオン32の回転をモータ,センサ等
を用いて、自動で行う構成にしてもよい。ステップS2
4では、吸着指令がなされるのを待つ。操作者が刷版P
の位置決めを確認した後に吸着指令を行うと、ステップ
S25に移行する。ステップS25では、吸着孔16を
減圧状態にして、刷版Pを刷版配置テーブル3上で吸着
する。
【0048】ステップS26では、処理対象の刷版Pが
再版であるか否かについての入力を受け付ける。ここで
再版とは、たとえば4枚1組の刷版Pをパンチ加工や版
曲げ加工した後、印刷工程に送り出し、印刷機により印
刷を開始した時点で、いずれかの刷版Pに焼き付け不良
等の何らかの不具合が発見された場合に、その不具合の
ある刷版Pだけをもう一度作り直す場合等をいう。この
場合には、作り直した刷版P対しても、前の不具合のあ
った刷版Pと同一の見当合わせのもとで加工する必要が
ある。すなわち、前の刷版Pで用いたカメラ位置にカメ
ラ6,7を再び配置する必要がある。これを行うための
指令が再版指令である。
【0049】再版ではない場合には、ステップS26か
らステップS27に移行する。ステップS27では、操
作者が加工開始を指令するのを待つ。スタート指令がな
されるとステップS28に移行する。ステップS28で
はカメラ粗位置決めルーチン(後述)を実行する。カメ
ラ粗位置決めルーチンの実行が終われば、ステップS2
9で自動見当合わせIルーチン(後述)を実行する。そ
して、自動見当合わせIルーチンが終われば、ステップ
S30でパンチ動作ルーチン(後述)を実行する。パン
チ動作が終了すればステップS31に移行する。
【0050】ステップS31では、加工が完了した刷版
Pが操作者により取り出されるのを待つ。この判断は、
たとえば刷版配置テーブル3上に配置されたセンサ(図
示せず)により行う。刷版Pが取り出されればステップ
S32に移行する。ステップS32では、次の刷版Pが
セットされるのを待つ。この判断はステップS21と同
様である。ステップS33では移動ピン41を下降させ
て刷版Pを下降させ、下側パンチ部8にセットする。ス
テップS34ではセンタリング装置25により刷版Pを
センタリングする。ステップS35では吸着指令を待
つ。吸着指令がなされると、ステップS36に移行して
吸着動作を開始する。
【0051】ステップS37ではスタート指令を待つ。
スタート指令がなされるとステップS38に移行する。
ステップS38では、左右のカメラ6,7を1版目のカ
メラ位置へ移動させる。このカメラ位置は、後述する自
動見当合わせIルーチンで決定されたものである。ステ
ップS39では、自動見当合わせIIルーチン(後述)を
実行する。ステップS40ではパンチ動作ルーチン(後
述)を実行する。パンチ動作が終了するとステップS4
1に移行する。ステップS41では、加工が完了した刷
版Pが操作者により取り出されるのを待つ。そして、ス
テップS42では次版があるか否かについての入力を操
作者から受け付ける。
【0052】通常の多色刷り印刷ではイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの4色の刷版Pがあるので、4色
目の刷版Pの加工が済むまでは次版があることになる。
この場合にはステップS32に戻り、次の刷版Pのセッ
トを待つ。次版がない場合(通常は4版目が終了した場
合)には処理を終了して、図19のメインルーチンに戻
る。
【0053】一方、ステップS26で再版であるとの指
令を受けた場合には、ステップS43に移行する。ステ
ップS43では、操作者から登録番号の入力を受け付け
る。なお、この登録処理については後述する。ステップ
S44では、受け付けた登録番号のカメラ位置データを
RAM104のSRAM部から読み出す。ステップS4
5では、スタート指令を待つ。スタート指令を受けると
ステップS38に移行する。ここでは、指定された以前
の版のカメラ位置が自動的にセットされるので、再版時
の操作が容易である。 b)カメラ粗位置決め カメラ粗位置決めルーチンを示す図21において、ステ
ップS51では、既にカメラ粗位置の数値を記憶してい
るか否かを判断する。通常は、カメラ粗位置の数値は記
録されていないが、定型版の場合にはステップS16
(図19)で予め記録されていることがある。このとき
には、ステップS51Bで記録されたカメラ粗位置の数
値に基づいて、カメラを位置決めして、このルーチンを
そのまま終了する。
【0054】ステップS51でNoの場合には、ステッ
プS52に移行する。ステップS52ではミラーモード
が設定されているか否かを判断する。ミラーモードが設
定されている場合にはステップS53に移行する。ステ
ップS53では、ジョイスティック11が操作されたか
否かを判断する。また、ステップS55では、粗位置決
めの終了指令を操作者が行ったか否かを判断する。
【0055】ジョイスティック11が操作されるとステ
ップS54に移行する。ステップS54では、両カメラ
6,7のミラー移動ルーチンを実行する。ミラー移動ル
ーチンを示す図22(A)において、ステップS64A
では、ジョイスティック11の傾き量が所定値より大き
いか否かを判断する。傾き量が所定値より小さい場合に
はステップS64AからステップS65Aに移行し、両
カメラ6,7をミラーイメージで(左右対称に)低速移
動させる。ここでは、左カメラ6をジョイスティック1
1の傾き方向に移動させ、右カメラ7をそれと左右対称
に移動させる。傾き量が所定値より大きい場合には、ス
テップS64AからステップS66Aに移行し、両カメ
ラ6,7をミラーイメージで(左右対称に)高速移動さ
せる。
【0056】ここでは、1本のジョイスティック11に
よりカメラ6,7を同時に移動させることができるの
で、カメラ操作の作業性を向上できる。また、ジョイス
ティック11を傾けるだけで、X軸及びY軸方向に同時
にカメラ6,7を移動できるので、カメラの粗位置決め
作業が容易である。
【0057】さらに、照準モード(図19のステップS
13)がセットされている場合には、操作者がジョイス
ティック11を用いて行う上述の粗位置決め操作は、操
作者が照準48を覗きながら、照準48を刷版Pのレジ
スタマークに一致させるように行う。この場合には、刷
版Pに描かれたレジスタマークがカメラ6,7の影にな
り難いので、粗位置決めを迅速かつ容易に行える。照準
モードがセットされていない場合の粗位置決め操作は、
実際のカメラ6,7と刷版Pのレジスタマークとの位置
関係を目視しながら、ディスプレイ13,14でのレジ
スタマークの映像を参照しつつ行う。この場合には、刷
版Pに描かれたレジスタマークがカメラの影になりやす
く、照準モードのようには粗位置決めを迅速かつ容易に
行えない。たとえば、ディスプレイ13,14に表示さ
れる刷版P上の表示領域は3〜4mm角程度であり、非
常に小さい領域なので、カメラ6,7の下方にレジスタ
マークが配置されても、ディスプレイ13,14にはレ
ジスタマークが容易には映し出されないのである。
【0058】図21のステップS55で、粗位置決めの
終了指令を操作者が行ったと判断すると、ステップS6
2に移行する。なお、ステップS55終了後、左カメラ
6もしくは右カメラ7単独で粗位置決めを行う場合、後
述するステップS57もしくはステップS60を適宜選
択するようにして、粗位置決めを行うようにしてもよ
い。
【0059】ミラーモードが設定されていない場合に
は、ステップS52からステップS56に移行する。ス
テップS56では、ジョイスティック11が操作された
か否かを判断する。また、ステップS58では、左カメ
ラ6に関して粗位置決めの終了指令を操作者が行ったか
否かを判断する。ジョイスティック11が操作されると
ステップS57に移行する。ステップS57では、図2
2(B)の左カメラ6の移動ルーチンを実行する。図2
2(B)において、ステップS64Bでは、ジョイステ
ィック11の傾き量が所定値より大きいか否かを判断す
る。傾き量が所定値より小さい場合にはステップS64
BからステップS65Bに移行し、左カメラ6をジョイ
スティック11の傾き方向に低速移動させる。傾き量が
所定値より大きい場合には、ステップS64Bからステ
ップS66Bに移行し、左カメラ6をジョイスティック
11の傾き方向に高速移動させる。
【0060】図21のステップS58で、左カメラ6に
ついての粗位置決めの終了指令を操作者が行ったと判断
すると、ステップS59に移行する。ステップS59で
は、ジョイスティック11が操作されたか否かを判断す
る。また、ステップS61では、右カメラ7に関して粗
位置決めの終了指令を操作者が行ったか否かを判断す
る。
【0061】ジョイスティック11が操作されるとステ
ップS60に移行する。ステップS60では、図22
(C)の右カメラ7の移動ルーチンを実行する。図22
(C)において、ステップS64Cでは、ジョイスティ
ック11の傾き量が所定値より大きいか否かを判断す
る。傾き量が所定値より小さい場合にはステップS64
CからステップS65Cに移行し、右カメラ7をジョイ
スティック11の傾き方向に低速移動させる。傾き量が
所定値より大きい場合には、ステップS64Cからステ
ップS66Cに移行し、右カメラ7をジョイスティック
11の傾き方向に高速移動させる。
【0062】なお、ミラーモードのときと同様に、照準
モード(図19のステップS13)がセットされている
場合には、前記粗位置決め操作も、操作者が照準48を
覗きながら、照準48を刷版Pのレジスタマークに一致
させるように行う。したがって、この場合の粗位置決め
も迅速かつ容易に行える。図21のステップS61で、
右カメラ7についての粗位置決めの終了指令を操作者が
行ったと判断すると、ステップS62に移行する。な
お、左カメラ6と右カメラ7の移動順は逆でもよい。
【0063】ステップS62では照準モードが設定され
ているか否かを判断する。照準モードが設定されている
場合には、照準48を基準にカメラ6,7の粗位置決め
がなされたので、照準48の中心とカメラ6,7の視野
の中心との距離(たとえば45mm)分、カメラ6,7
を移動させる必要が生じる。したがって、この場合には
ステップS63に移行し、左右カメラ6,7を当該所定
距離分移動させる。一方、照準モードでないときには、
ステップS63は実行しない。
【0064】これらの処理が終了すると、図20の加工
動作ルーチンに戻る。 c)自動見当合わせI 図20のステップS29の自動見当合わせIルーチンを
示す図23において、ステップS72では、カメラ6,
7で撮影されたレジスタマークと標線メモリ106に格
納された標線とをディスプレイ13,14に表示する。
表示の一例を図26に示す。図26において、RLはデ
ィスプレイ13(14)の標線、PAは許容範囲、RM
は刷版Pのレジスタマークである。
【0065】ステップS73では、画像処理によりレジ
スタマークの中心位置を検出する。ステップS74で
は、レジスタマークを検出できたか否かを判断する。レ
ジスタマークを検出できた場合には、ステップS74か
らステップS75に移行する。ステップS75ではカメ
ラ6,7の視野の中心位置(標線の中心位置)と、検出
されたレジスタマークの中心位置とのずれ量を演算す
る。ステップS76では、レジスタマークの中心にカメ
ラ6,7の視野の中心を一致させるべく、演算されたず
れ量に応じてカメラ6,7を移動させる。ステップS7
7では、レジスタマークと標線とをディスプレイ13,
14に再度表示する(図26が一例)。ステップS78
では、画像処理により再度レジスタマークを検出する。
ステップS79では、ずれ量を再度演算する。
【0066】ステップS80では、ずれ量が「0」にな
ったか否かを判断する。ずれ量が「0」になるまでステ
ップS76〜S79での処理を繰り返し、ずれ量が
「0」になるとステップS81に移行する。なお、実用
上、ずれ量「0」でなくても所定値以内であればステッ
プS81に移行するようにしてもよい。ステップS81
では、移動後のカメラ位置をRAM104のDRAM部
に記憶する。ステップS82では移動したカメラ位置
を、再版処理用に登録するか否かを操作者から受け付け
る。ここでの指令は、操作者がタッチパネル12を介し
て行う。登録する場合にはステップS83に移行し、登
録番号を受け付ける。この登録番号は、自動的に発給さ
れてもよく、また操作者の手入力によるものでもよい。
ステップS84では、登録番号をファイル名として、カ
メラ6,7の位置をRAM104のSRAM部に記憶す
る。ステップS84での処理が終了すると加工動作ルー
チンに戻る。
【0067】ステップS74でレジスタマークを検出で
きないと判断した場合には、ステップS85に移行す
る。ステップS85では、ディスプレイ13,14また
はタッチパネル12にエラー表示を行う。ステップS8
6では、自動見当合わせができないので、手動で見当合
わせを行うか否かを判断する。手動で見当合わせを行わ
ない場合は、カメラの原点位置への退避、吸着解除等を
行って図19のメインルーチンに戻る。手動で見当合わ
せを行う場合には、ステップS87に移行する。ステッ
プS87では、図21の粗位置決めルーチンを用いて、
手動で見当合わせを行う。ここでは、ジョイスティック
11を操作することで、レジスタマーク7と標線とを手
動で正確に見当合わせを行う。ステップS87の処理が
終わればステップS81に移行し、上述のステップS8
1以下の処理を実行する。 d)パンチ動作 図20のステップS30のパンチ動作ルーチンを示す図
24において、ステップS91では自動モード(図19
のステップS10)か否かを判断する。自動モードのと
きはステップS92に移行する。ステップS92では、
下側パンチ加工が選択されているか否か(図19のステ
ップS11)を判断する。下側パンチ加工が選択されて
いる場合にはステップS93に移行する。ステップS9
3では、下側パンチ部8のエアシリンダCYL2,CY
L3を進出させ、パンチ動作を行う。下側パンチ加工が
選択されていない場合には、ステップS93は実行しな
い。
【0068】ステップS94では、上側パンチ加工が選
択されているか否か(図19のステップS11)を判断
する。上側パンチ加工が選択されている場合にはステッ
プS95に移行する。ステップS95では、エアシリン
ダCYL5を退入させ、上側パンチ部9のパンチベース
71を、ベンダー部10と傾斜面2aとの間のパンチ位
置に下降させる。ステップS96では、エアシリンダC
YL4を進出させて上側パンチ部9によるパンチ動作を
行う。ステップS97では、エアシリンダCYL5を進
出させ、パンチベース71を退避位置に上昇させる。
【0069】ここでは、上側パンチ部9がベンダー部1
0と干渉しないように、パンチ動作の際にだけ上側パン
チ部9がパンチ位置に進出し、パンチ加工を行う。パン
チ動作時以外には、上側パンチ部9は退避位置に退避し
ている。上側パンチが選択されていない場合には、ステ
ップS95〜S97は実行しない。
【0070】ステップS98では、版曲げ加工が選択さ
れているか否か(図19のステップS12)を判断す
る。版曲げ加工が選択されている場合にはステップS9
9に移行する。ステップS99では、図27(A)に示
すように退避位置に配置されたベンダーフレーム80
を、エアシリンダCYL6を退入させることにより、図
27(B)のようにベンダーダイス82側に移動させて
刷版Pを挟む。ステップS100では、エアシリンダC
YL7を退入させ、ベンダー刃81を図27(C)に示
すように回転させ、ベンダー刃81の端部とベンダーダ
イス82とにより刷版Pの上辺を90°折り曲げる。
【0071】ステップS101では、エアシリンダCY
L7を進出させて、ベンダー刃81を元の位置に復帰さ
せる。そして、エアシリンダCYL6を進出させて、ベ
ンダーフレーム80を図27(A)に示すように元の退
避位置に上昇させる。ステップS98で版曲げ加工が選
択されていないと判断した場合には、ステップS99〜
S101は実行しない。なお、動作をわかりやすくする
ために、下側パンチ加工と上側パンチ加工または版曲げ
加工とを順次連続して行うものとしたが、同時に行うよ
うにしてもよい。
【0072】ステップS102では、刷版Pを操作者が
取り出し易いように、左右のカメラ6,7を刷版Pと干
渉しない原点位置に退避させる。ステップS103で
は、吸着孔16を用いた刷版Pの吸着を解除する。ステ
ップS104では、エアシリンダCYL1を退入させ
て、刷版セット部26の移動ピン41を上昇させること
により、刷版Pを上昇させる。ステップS105では、
ソレノイドSOLを励磁して、刷版押し出し部24によ
り刷版Pを刷版配置テーブル3から押し上げる。これに
より、刷版を容易に取り出せるようになる。刷版押し出
し処理が終了すると、図20の加工動作ルーチンに戻
る。
【0073】一方、ステップS91で自動モードが設定
されておらず、マニュアルモードであると判断した場合
には、ステップS106に移行する。ステップS106
では、タッチパネル12を介した操作者からの指令に基
づいて、下側パンチを実行するか否かを判断する。下側
パンチを実行する場合には、ステップS107に移行
し、ステップS93での動作と同様に下側パンチ動作を
行う。また、ステップS108では、タッチパネル12
を介した操作者からの指令に基づいて、上側パンチを実
行するか否かを判断する。上側パンチを実行する場合に
は、上述のステップS95〜ステップS97と同様のス
テップS109〜ステップS111を実行して、上側パ
ンチ動作を行う。
【0074】ステップS112では、タッチパネル12
を介した操作者からの指令に基づいて、版曲げ動作を実
行するか否かを判断する。版曲げを行う場合には、ステ
ップS113に移行し、ステップS99〜ステップS1
01での動作と同様に版曲げ動作を行う。操作者により
タッチパネル12上で版曲げキーが操作されたか否かを
判断する。これらの処理が終わればステップS102に
移行する。
【0075】このパンチ動作ルーチンでは、下側パンチ
部8及び上側パンチ部9でのパンチ動作及びベンダー部
10によるベンダー動作が自動または手動で行われる。
ここでは、下側パンチでのパンチ加工とベンダー加工と
が刷版Pを移動させることなく同じ位置で行われるた
め、1度正確に位置決めされた刷版Pに対する複数回の
加工を、再度位置決めすることなく高精度でかつ、同時
に行える。 e)自動見当合わせII 図20のステップS39の自動見当合わせIIルーチンを
示す図25において、ステップS121では、図26に
示すように、レジスタマークRM1(RM2)と許容範
囲PAと標線RLとをCRTディスプレイ13,14上
に表示する。この表示によって、操作者はレジスタマー
クが許容範囲内である(レジスタマークRM2が一例)
か否(レジスタマークRM1が一例)かを視認できる。
ステップS122では、カメラ6,7の撮像結果に基づ
いて、画像処理によりレジスタマークの中心位置を検出
する。
【0076】ステップS123では、レジスタマークを
検出できたか否かを判断する。レジスタマークを検出で
きた場合には、ステップS123からステップS124
に移行する。ステップS124では、カメラ6,7の視
野の中心位置と検出されたレジスタマークの中心位置と
のずれ量を演算する。ステップS125では、演算され
たずれ量が許容範囲に入っているか否かを判断する。こ
こで、図26のレジスタマークRM2のようにずれ量が
許容範囲PA内に入っている場合には、ステップS12
6に移行する。
【0077】ステップS126では、そのずれ量を解消
するように、モータM1〜M3により刷版配置テーブル
3をX,Y軸方向に移動させるとともに、θ方向に回転
させる。ステップS127では、レジスタマークとその
許容範囲と標線とをステップS122と同様にディスプ
レイ13,14上に表示する(図26)。ステップS1
28では、カメラ6,7で撮像されているレジスタマー
クの中心位置を画像処理により再び検出する。ステップ
S129では、ずれ量を再び演算する。
【0078】ステップS130では、演算されたずれ量
が「0」であるか否かを判断する。演算されたずれ量が
「0」でない場合には、ずれ量が「0」になるまでステ
ップS126〜S129の処理を繰り返す。ずれ量が
「0」となると図20の加工動作ルーチンに戻る。な
お、実用上ずれ量が「0」でなくても所定値以内であれ
ば、図20の加工動作ルーチンに戻るようにしてもよ
い。
【0079】一方、ステップS123で、レジスタマー
クの読み取りが不能であると判断するとステップS13
1に移行する。ステップS131では、ディスプレイ1
3,14またはタッチパネル12に、読み取り不能であ
ることを意味するエラー表示を行う。ステップS132
では、手動で見当合わせを行うか否かを判断する。手動
で見当合わせを行う場合にはステップS133に移行
し、刷版手動位置決めを行う。タッチパネル12からの
手操作により、刷版配置テーブル3をX,Y,θ方向に
移動させて刷版Pの位置決めすることが可能となる。ス
テップS133を終了すると図20の加工動作ルーチン
に戻る。一方、ステップS132で手動で見当合わせを
行わないと判断された場合には、カメラの原点位置への
退避、吸着解除等を行って図20のメインルーチンに戻
る。
【0080】ステップS125でずれ量が許容範囲PA
内に入っていない場合には、ステップS134に移行す
る。ステップS134では、パンチ動作をこのまま実行
すると、パンチ位置が不良(許容範囲外)になり、印刷
機側で正常にセットできない旨のエラー表示を、ディス
プレイ13,14またはタッチパネル12に表示する。
【0081】ステップS135では、強制的にパンチ動
作を行うか否かを判断する。この判断は、タッチパネル
12を介した操作者からの入力命令に基づいて行う。強
制的にパンチ動作を行うと判断した場合には、図20の
加工動作ルーチンに戻り、続いて図24のパンチ動作を
実行する(図20のステップS40)。またパンチ動作
を行わないと判断した場合には、図24のステップS1
02に移行して、ステップS102以下の刷版取り出し
処理を実行する。この場合には、図24のステップS9
1〜ステップS113は実行しない。 f)加工動作のまとめ このように加工動作ルーチンにしたがって加工を行う
と、たとえば図28に示すように、上辺がベンダー部1
0により折り曲げられ、上辺中央に1つの丸孔Hと、左
右両側に2つの切り欠けU1が開けられ、下辺に3つの
丸孔H及び2つのU字孔U2が開けられた刷版Pが得ら
れる。これらのパンチ孔及び折曲げ部は、レジスタマー
クを基準に一度位置決めされた刷版を移動させずに形成
されるので、精度の高い加工ができ、印刷機にセットし
た際に色ずれが生じにくい。さらに、印刷機での許容範
囲を予めチェックした上で加工がなされるので、印刷機
での装着不良が生じにくい。
【0082】またここでは、最初の1版目についてはカ
メラを移動させて見当合わせをし、2版目以降では刷版
を移動させて見当合わせをしているので、加工位置に関
する移動量の累積が少ない。これに対し、たとえば、す
べての見当合わせ処理を刷版の移動によって行うと、レ
ジスタマークの焼き付け位置の移動量が累積され、2版
目以降に見当合わせ位置が大きくずれることがある。
【0083】たとえば、図29(A)に示すようなレジ
スタマークが形成された2つの刷版P1,P2に対し、
図29(B−1),(C−1)のように粗位置決めされ
たカメラ6,7を用いて見当合わせをし、パンチ加工を
行う場合を考える。刷版P1を移動させて1版目の刷版
P1を見当合わせすれば、図29(B−2)に示すよう
に、1版目の刷版P1は傾いた状態で配置される。続い
て、2版目の刷版P2についても、刷版P2を移動させ
て見当合わせすれば、図29(B−3)に示すように、
刷版P2は大きく傾いた状態で位置決めされることにな
る。この場合には、両刷版P1,P2及びカメラ6,7
の位置の移動量が累積して、刷版P2の位置決め姿勢が
悪くなり、加工不良の原因となり易い。
【0084】一方、カメラ6,7を移動させて1版目の
刷版P1を見当合わせすれば、図29(C−2)に示す
ように、1版目の刷版P1は傾かずに位置決めされる。
したがって、2版目の刷版P2については刷版P2を移
動させて見当合わせしても、図29(C−3)に示すよ
うに、刷版P2の傾きは小さくて済む。この場合には、
位置の移動量が累積しにくいので、刷版P2の位置決め
姿勢が良くなり、良好に加工工程を実行できる。
【0085】〔他の実施例〕 (a) ディスプレイ13,14をジョイスティック1
1の近傍に配置してもよい。また、タッチパネル12に
ディスプレイ13,14の機能を兼用させてもよい。 (b) ジョイスティック11の傾き量に応じて微動及
び粗動を切り換える代わりに、ジョイスティックの傾き
量に比例して移動速度を変更してもよい。
【0086】
【発明の効果】第1の発明に係るカメラ位置決め装置で
は、照準によりレジスタマークをとらえる操作を行えば
粗位置決めが行えるので、カメラによりレジスタマーク
が隠されても容易にレジスタマークとカメラとの相対位
置を粗位置決めできる。このため、粗位置決め時の操作
性を改善できる。
【0087】
【0088】第の発明に係る印刷版加工装置では、移
動指令受付部がテーブルの下部中央に配置されているの
で、指令受付部がカメラに近い。このため、移動指令を
行う際に、操作者がカメラを近くで見ることができる。
この結果、カメラの粗位置決め時の操作性が改善され
る。また、テーブル下部に配置されているのは、比較的
占有スペースの小さい移動受付司令部だけであり、他の
表示部等はテーブル側方に配置されている。このため、
パンチ孔形成手段を構成する機構のじゃまにならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるパンチング装置の斜視
外観図。
【図2】その内部の正面概略図。
【図3】その内部の側面概略図。
【図4】刷版配置テーブルの一部破断正面図。
【図5】刷版押し出し部の断面拡大図。
【図6】刷版セット部の正面部分図。
【図7】図6のVII −VII 断面図。
【図8】レジスタマーク検出部の正面図。
【図9】その側面図。
【図10】その正面拡大部分図。
【図11】その断面部分図。
【図12】下側パンチ部の側面図。
【図13】その正面部分図。
【図14】上側パンチ部の正面図。
【図15】図14のXV−XV断面図。
【図16】ベンダー部の斜視部分図。
【図17】図16のXVII −XVII 断面図。
【図18】制御系の構成を示すブロック図。
【図19】制御部の制御動作を示すフローチャート
【図20】制御部の制御動作を示すフローチャート
【図21】制御部の制御動作を示すフローチャート
【図22】制御部の制御動作を示すフローチャート
【図23】制御部の制御動作を示すフローチャート
【図24】制御部の制御動作を示すフローチャート
【図25】制御部の制御動作を示すフローチャート
【図26】ディスプレイの表示状態を示す模式図。
【図27】ベンダー部の動作を示す模式図。
【図28】加工済の刷版の一例を示す斜視図。
【図29】累積移動量を説明する模式図。
【符号の説明】
1 パンチング装置 4,5 レジスタマーク検出部 6 左カメラ 7 右カメラ 8 下側パンチ部 9 上側パンチ部 10 ベンダー部 11 ジョイスティック 12 タッチパネル 49 照準 100 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 雅之 京都市南区久世築山町465番地の1 大 日本スクリーン製造株式会社 久世工場 内 (72)発明者 八尾 耕次 京都市南区久世築山町465番地の1 大 日本スクリーン製造株式会社 久世工場 内 (72)発明者 森田 典雄 京都市南区久世築山町465番地の1 大 日本スクリーン製造株式会社 久世工場 内 (72)発明者 足立 禎秀 京都市南区久世築山町465番地の1 大 日本スクリーン製造株式会社 久世工場 内 (56)参考文献 特開 平4−229268(JP,A) 特開 昭60−18706(JP,A) 特開 昭60−235713(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 9/00 B41F 27/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レジスタマークが記録された印刷版に対し
    前記レジスタマークをカメラで撮影して位置決めし、か
    つ前記印刷版に対して加工を行う印刷版加工装置のカメ
    ラ位置決め装置であって、 前記カメラに対し相対的位
    置決めがなされた照準と、 前記照準で前記レジスタマークをとらえた後に、前記照
    準と前記カメラとの相対位置関係に基づいて、前記カメ
    ラで前記レジスタマークを撮影し得る位置に前記カメラ
    を移動させるカメラ移動手段と、 前記カメラによる前記レジスタマークの撮影状態に基づ
    き、前記カメラの位置決めを行う制御手段と、 を備えた印刷版加工装置のカメラ位置決め装置。
  2. 【請求項2】レジスタマークが記録された印刷版に対し
    パンチ孔の形成を行う印刷版加工装置であって、 前記印刷版を配置するための傾斜型印刷版配置テーブル
    と、 前記印刷版配置テーブルの両側部に配置された、前記レ
    ジスタマークを基準に前記印刷版を位置決めするための
    1対のカメラと、 前記印刷版配置テーブルの下部中央に配置された、前記
    カメラの移動指令を操作者から受け付けるための移動指
    令受付部と、 前記移動指令受付部で受け付けたカメラ移動指令に基づ
    いて、前記カメラを移動制御する制御手段と、前記印刷版配置テーブルの側方に配置され、前記カメラ
    で撮影された画像を表示するための表示部と、 前記印刷版配置テーブルの下部の左右両側部に配置さ
    れ、前記印刷版配置テーブル上に位置決めされた前記印
    刷版の下部にパンチ孔を形成するためのパンチ孔形成手
    段と、 を備えた印刷版加工装置。
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EP0159845A3 (en) * 1984-04-16 1987-09-23 Mobil Oil Corporation Synthesis of crystalline zeolite
JPH04229268A (ja) * 1990-12-27 1992-08-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd レジスタパンチシステム

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