JP2828128B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2828128B2
JP2828128B2 JP4198672A JP19867292A JP2828128B2 JP 2828128 B2 JP2828128 B2 JP 2828128B2 JP 4198672 A JP4198672 A JP 4198672A JP 19867292 A JP19867292 A JP 19867292A JP 2828128 B2 JP2828128 B2 JP 2828128B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶の配向状態が微小な
領域毎に異なるようにした液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、一対の対向する透明な
基板の間に液晶を挿入した液晶パネルからなる。一方の
ガラス基板の内面には共通電極及び配向膜が設けられ、
他方の基板の内面には画素電極及び配向膜が設けられ
る。最近では、後者の基板に画素電極とともにアクティ
ブマトリクス回路を形成することが多くなっている。さ
らに、これらの基板の外側にはそれぞれ偏光板が設けら
れる。通常、これらの偏光板は偏光の透過軸が互いに直
交するように配置される。以下、このノーマリホワイト
モードを例に取り説明するが、ノーマリブラックモード
(偏光板平行)においても、技術的に同様のものについ
ては、適用されることは言うまでもない。
【0003】液晶表示パネルでは、液晶分子は両基板の
配向膜のラビング方向に従って配向し、プレチルトす
る。偏光板を直交配置したツイストネマチック型の液晶
表示装置では、両基板の配向膜のラビング方向は相互に
ほぼ垂直になっており、液晶の分子は一方の基板から他
方の基板に向かうにつれて螺旋状にツイストしていく。
そして、液晶に電圧を印加しないときに、液晶の分子は
初期のツイスト及びプレチルトを維持した状態にあり、
入射光は液晶のツイストに沿って旋回しながら進み、液
晶セルから出射する。このときに、偏光板を直交配置し
たノーマリホワイトモードでは白表示が得られる。電圧
を印加すると、液晶が立ち上がり、液晶の複屈折作用が
弱くなり、上記した光の旋回作用が弱くなって、入射光
が液晶セルを透過しにくくなり、黒表示が得られるよう
になる。このようにして、液晶への印加電圧を制御しな
がら、全体で明暗のコントラストのある画像を形成す
る。
【0004】液晶表示装置では、観視者が、画面を見る
方向により、画像の明暗のコントラストが変化する。こ
れは、液晶表示装置の視角特性として一般に認識されて
いる。例えば、図7はある液晶表示装置の視角特性を示
す図である。一点鎖線Cは垂直配置の液晶表示装置を真
正面から見た場合の電圧─透過率曲線である。破線L、
Uは角度40度の斜め上方及び斜め下方から見た場合の
電圧─透過率曲線である。破線Lの場合には、電圧を高
くしても透過率の低下が少ないので、黒い表示を得よう
としても、比較的に明るい表示になってしまう。破線U
の場合には、電圧をわずかにかけると透過率が大幅に低
下し、コントラスト比の大きい画像が得られる。これを
良視角方向と呼び、以後の説明において太線矢印によっ
て示されている。ただし、破線Uの場合には、電圧の増
加とともに再び透過率が上昇し、電圧と透過率の対応関
係が反転し、白と黒の間の中間色を得るのに不都合なこ
とがある。
【0005】このような視角特性の影響を解決するため
に、特開昭54─5754号公報や、特開昭63─10
6624号公報は、1画素内で液晶の分子の配向方向の
異なる2つの領域を形成することを提案している。これ
らの提案によれば、ある視角特性の領域と別の異なる視
角特性の領域とを混合することにより、全体としての視
覚特性の向上を図ることができる。
【0006】図6はそのような従来の液晶表示装置の配
向処理を示す図である。図6は例えば1画素分の面積を
示し、これが液晶の分子の配向状態が異なる2つの領域
A、Bを有する。光が一方の基板に入射し(ここでは光
入射側の基板を下基板という)、液晶を透過して他方の
基板(上基板)から出射するとし、観視者が上側の基板
の上方から見るとして、下基板の配向膜のラビング方向
が矢印22aで示され、上基板の配向膜のラビング方向
が矢印26aで示されている。
【0007】図6の領域Aでは、下基板の配向膜のラビ
ング方向22aは左上がり45度であり、上基板の配向
膜のラビング方向26aは左下がり45度である。この
ような配向処理の場合の視角特性は図7に示されたもの
と一致し、太線矢印で示される良視角方向は図6で上側
になる。一方、領域Bでは、下基板の配向膜のラビング
方向22aは右下がり45度であり、上基板の配向膜の
ラビング方向26aは右上がり45度である。このよう
な配向処理の場合の視角特性は図7に示されたものと上
下逆になり、太線矢印で示される良視角方向は図6で下
側になる。
【0008】このような領域Aと領域Bを隣り合わせて
配置すると、図7の実線Iの特性が得られる。実線Iの
特性は破線Lと破線Uの特性を加えて2で割ったものに
なり、法線方向から見た一点鎖線Cの特性に近くなり、
極端に透過率の高い視角方向と極端に透過率の低い視角
方向とがなくなって視角特性が改善される。領域A及び
領域Bは、一画素の面積、あるいは一画素の面積の数倍
又は逆数倍に相当するような微小な領域毎に設けられ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示すよ
うな領域Aと領域Bとを有する液晶表示装置を得るため
には、それぞれの基板の配向膜を微小な領域毎に区分し
てラビングすることが必要である。例えば図6において
は、領域Aのラビング方向22a、26aと、隣接する
領域Bのラビング方向22a、26aとは逆方向であ
る。
【0010】このようなラビングを行うためには、微小
な領域A、Bにそれぞれ相当する開口部を有するマスク
を使用してラビングすることが考えられており、マスク
としてレジストが使用される。この場合、最初に基板に
配向膜を塗布し、配向膜の上にレジストを塗布し、フォ
トリソグラフィにより領域A(又はB)に相当する開口
部をレジストに設け、そこでレジストから露出した領域
Aに所定の方向のラビングを行う。次に、そのレジスト
を剥離し、配向膜の上に別のレジストを塗布し、フォト
リソグラフィにより領域Bに相当する開口部をレジスト
に設け、そこでレジストから露出した領域Bに所定の方
向のラビングを行う。次に、レジストを剥離する。
【0011】液晶の配向状態が微小な領域毎に異なるよ
うに配向処理することは、上記したように多くの工程を
必要とするという問題点があった。また、従来は最初に
ラビングを行った部分が、その後のラビングやエッチン
グ等により乱されたり、経時変化したりして、液晶の配
向性能が低下することがあった。さらに、アクティブマ
トリクス駆動の液晶表示装置では、領域A、Bをバスラ
インを境界として区分した場合、画素電極とバスライン
(特に、ゲートバスライイン)との間に横電界が作用
し、液晶の立ち上がり方がこの横電界の影響を受けるこ
とがある。そこで、液晶の立ち上がり方が安定するよう
にこの横電界の影響を受けるように、液晶の配向を設定
するのが望まれた。
【0012】本発明の目的は、液晶の配向状態が微小な
領域毎に異なるような配向処理を容易且つ確実に行うこ
とができ、そして液晶の立ち上がり方が安定するように
した液晶表示装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による液晶表示装
置は、第1及び第2の対向する基板16、18と、該第
1の基板の内面に設けられた電極21及び配向膜22
と、該第2の基板の内面に設けられた電極24及び配向
膜26と、該第1及び第2の基板の間に挿入された液晶
20とからなり、液晶の配向状態が微小な領域毎に異な
るように該第1の基板の配向膜22及び該第2の基板の
配向膜26がバスライン32を境界として微小な領域に
区分して配向処理され、該微小な領域における該第1の
基板の配向膜22及び該第2の基板の配向膜26の各々
に接する液晶の分子が隣接する微小な領域における該第
1の基板の配向膜22及び該第2の基板の配向膜26の
各々に接する液晶の分子と配向方向が同じでプレチルト
が異なるようにし、電圧印加時に液晶が該バスライン3
2に向いて立ち上がるようにしたことを特徴とするもの
である。
【0014】
【作用】上記した構成においては、例えば、一方の基板
は、ある微小な領域においては第1のプレチルトが得ら
れ、隣接する微小な領域においては異なる第2のプレチ
ルトが得られるように配向処理される。この場合、前記
ある微小な領域及び前記隣接する微小な領域のラビング
方向は同じでよい。また、もう一方の基板においては、
前記ある微小な領域に対向する微小な領域においては第
2のプレチルトが得られ、前記隣接する微小な領域に対
向する微小な領域においては第1のプレチルトが得られ
るように配向処理しておく。この場合も、両微小な領域
のラビング方向は同じでよい。よって両基板において
は、第1のプレチルトの領域と第2のプレチルトの領域
とが対向し、交互に隣接することになる。それによっ
て、両基板とも、1回のラビング処理工程で、液晶の配
向状態が異なる二つの微小な領域をもった液晶表示装置
を形成することができる。そして、これらの微小な領域
はバスラインを境界として区分され、電圧印加時に液晶
が該バスラインに向いて立ち上がるようになっている。
従って、液晶は画素電極とバスラインとの間の横電界の
影響を受け、その電気力線に沿った配置をとることにな
り、液晶の立ち上がり方が安定する。
【0015】また、本発明では、微小な領域における該
第1の基板の配向膜22及び第2の基板の配向膜26の
各々に接する液晶の分子が隣接する微小な領域における
該第1の基板の配向膜22及び該第2の基板の配向膜2
6の各々に接する液晶の分子と配向方向が同じでプレチ
ルトが異なるようにし、隣接する領域の異なったプレチ
ルトの差が2度以上であるように構成する。これによ
り、プレチルトの差によって配向状態をよく制御できる
ようになる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の実施例の液晶表示装置の液
晶パネル10を示す図である。この液晶パネル10の両
側には偏光板(図示せず)がノーマリホワイトモードの
ときに垂直な関係で、あるいはノーマリブラックモード
のときに平行な関係で配置される。液晶パネル10は、
一対の透明なガラス基板16、18の間に液晶20を封
入したものである。液晶20はツイストネマチック型液
晶を使用している。図示しない光源からの光は矢印Lの
方から液晶パネル10に入射し、観視者は入射方向とは
逆の方向から液晶パネル10を見るものとし、以後の説
明においては、光の入射側の基板16を下基板と呼び、
観視者側の基板18を上基板と呼ぶことにする。
【0017】下基板16の内面にはカラーフィルタ層1
9、ITOの共通電極21及び配向膜22が設けられ、
上基板18の内面には画素電極24及び配向膜26が設
けられる。上基板18に設けられた画素電極24はアク
ティブマトリクス回路に接続される。図3に示されるよ
うに、アクティブマトリクス回路は縦、横にマトリクス
状に延びるデータバスライン30及びゲートバスライン
32を含み、画素電極24は薄膜トランジスタ(TF
T)34を介してデータバスライン30及びゲートバス
ライン32に接続される。図4は下基板16のカラーフ
ィルタ層19を示し、これは画素電極24と対応して設
けられたカラーフィルタ(R、G、B)19aと、カラ
ーフィルタ19aに相当する開口部を有するブラックマ
トリクス19bとからなる。図3は上基板18の上面側
から画素電極24等を透視して見た図であり、図3の上
基板18をそのまま図4の下基板16に重ねたときに、
画素電極24とカラーフィルタ(R、G、B)19aと
が重なる位置関係になることを示している。
【0018】図1に示されるように、下基板16の配向
膜22及び上基板18の配向膜26は、液晶20の配向
状態が微小な領域毎に異なるように配向処理されたもの
である。より詳細には、下基板16の配向膜22及び上
基板18の配向膜26は、それぞれ積層して設けられた
下層側の配向材層51と上層側の配向材層53とからな
り、上層側の配向材層53が一つの微小な領域に対応す
る開口部を有するようにパターニングされたものであ
る。そして、上層側の配向材層53及び下層側の配向材
層51が同時にラビングされ、それによってある微小な
領域における下基板16の配向膜22及び上基板18の
配向膜26の各々に接する液晶の分子が隣接する微小な
領域における下基板16の配向膜22及び上基板18の
配向膜26の各々に接する液晶の分子と配向方向が同じ
でプレチルトが異なるようになっている。
【0019】図1では、上基板18の配向膜26の上層
側の配向材層53と、下基板16の配向膜22の上層側
の配向材層53から露出した下層側の配向材層51と
で、微小な領域Aを形成している。微小な領域Aに隣接
して、上基板18の配向膜26の上層側の配向材層53
から露出した下層側の配向材層51と、下基板16の配
向膜22の上層側の配向材層53とで、微小な領域Bを
形成している。
【0020】図1には、微小な領域A、Bの液晶20の
分子がツイストしていく様子が示されており、液晶の分
子は図1の平面に対して手前側に見えている端部に丸印
を付けて示されている。微小な領域Aにおいては、下基
板16の配向膜22の下層側の配向材層51に接する液
晶の分子は、右奥から左手前に向かう配向方向になって
おり、且つ角度α2 でプレチルトしている。中間部の液
晶の分子は図1の平面とほぼ平行な配向方向になってお
り、そして、上基板18の配向膜26の上層側の配向材
層53に接する液晶の分子は、左奥から右手前に向かう
配向方向になっており、且つ角度α1 でプレチルトして
いる。この場合、角度α1 の方が角度α 2 よりも大き
い。本発明は、α1 とα2 の大小関係が逆の場合にも当
然同様の効果を生じる。
【0021】一方、微小な領域Bにおいては、下基板1
6の配向膜22の上層側の配向材層53に接する液晶の
分子は、右奥から左手前に向かう配向方向になってお
り、且つ角度α1 でプレチルトしている。中間部の液晶
の分子は図1の平面とほぼ平行な配向方向になってお
り、そして、上基板18の配向膜26の下層側の配向材
層51に接する液晶の分子は、左奥から右手前に向かう
配向方向になっており、且つ角度α2 でプレチルトして
いる。この場合も、角度α1 の方が角度α2 よりも大き
い。
【0022】これを例えば上基板18の配向膜26につ
いて見ると、微小な領域Aにおける配向膜26の上層側
の配向材層53に接する液晶の分子は、左奥から右手前
に向かう配向方向になっており、且つ角度α1 でプレチ
ルトしている。微小な領域Bにおける配向膜26の上層
側の配向材層53に接する液晶の分子は左奥から右手前
に向かう配向方向になっており、且つ角度α2 でプレチ
ルトしている。すなわち、上基板18については、微小
な領域A、Bにおいて上基板18の配向膜26に接する
液晶の分子はともに左奥から右手前に向かう配向方向に
なっているが、プレチルト角度がα1 とα2 とで異なっ
ている。この関係は下基板16の配向膜22についても
同じである。
【0023】図2は、下層側の配向材層51と上層側の
配向材層53とからなる上基板18の配向膜26の形成
工程を示す図である。下基板16の配向膜22も同様の
工程で形成できる。(A)に示されるように、上基板1
8の画素電極24及びゲートバスライン30等の上から
下層側の配向材層51及び上層側の配向材層53をそれ
ぞれ全面的に塗布する。下層側の配向材層51は、例え
ばSiO2 /TiO2 等の無機系の配向材からなり、上
層側の配向材層53はイミド化率100パーセントのポ
リイミド等の有機系の配向材からなる。下層側の配向材
層51及び上層側の配向材層53の膜厚は500A程度
でよい。次に(B)に示されるように、レジスト55を
マスクとして上層側の配向材層53をエッチングにより
パターニングする。レジスト55は市販のポジ型フォト
レジストを使用し、エッチング液はアルカリ性のものを
用いる。実際は、上層側の配向材層53はレジスト現像
時に現像液によりエッチングされてしまう。ポリイミド
の上層側の配向材層53はアルカリ性のエッチング液に
容易に溶けるが、下層側の配向材層51はエッチング液
に溶けない。
【0024】それから、レジスト55を剥離した後で、
(C)に示されるように、下層側の配向材層51及び上
層側の配向材層53を同時にラビングする。ラビングは
繊維等のラビング材を巻き付けたラビングローラ57を
上基板16の配向膜26上で矢印の方向に回転させなが
ら進めることにより行われる。
【0025】従って、上層側の配向材層53、及び上層
側の配向材層53から露出した下層側の配向材層51は
同じ方向にラビングされる。しかし、液晶の分子が上層
側の配向材層53に接しているか、あるいは下層側の配
向材層51に接しているかによってプレチルトの角度は
異なる。試験では、上層側の配向材層53に接している
液晶の分子は角度が約4度程度(α1 )までプレチルト
し、下層側の配向材層51に接している液晶の分子は角
度が約1度程度(α2 )までプレチルトすることが確認
された。また、上記説明では、上層側の配向材層53を
エッチングによりパターニングしたが、上層側の配向材
層53を印刷等により形成してもよい。また、配向膜を
2層としなくても、何らかの方法(例えば、紫外線を部
分的に照射する等)によりプレチルトを変えることがで
きればよい。また、透明電極(画素電極及び共通電極)
を下層配向膜として利用し、上層配向膜としてポリイミ
ドを塗布し、パターニング、ラビングすることをでき
る。
【0026】図5は、このように微小な領域A、Bの配
向状態を簡単化して示したものである。図5の微小な領
域Aにおいては、上基板18の配向膜22の上層側の配
向材層53の配向方向が破線の矢印26aで示されてお
り、上記説明から分かるようにこの上基板18側の液晶
の分子が大きい角度α1 でプレチルトする。また、微小
な領域Bにおいては、下基板16の配向膜22の上層側
の配向材層53の配向方向が実線の矢印22aで示され
ており、この下基板16側の液晶の分子が大きい角度α
1 でプレチルトする。
【0027】このように、微小な領域A、Bにおいて、
液晶の分子が対向する基板のうちの一方の基板16(1
8)側では大きい角度α1 でプレチルトし、他方の基板
18(16)側では小さい角度α2 でプレチルトしてい
る場合、電圧を印加したときには、中間部の液晶の分子
は図1の矢印で示されるようにプレチルト角度の大きい
方向に立ち上がる。従って、図5の微小な領域Aにおい
ては、液晶の立ち上がりは破線の矢印26aで示された
上基板18の配向処理に従うものとなる。また、微小な
領域Bにおいては、液晶の立ち上がりは実線の矢印22
aで示された下基板16の配向処理に従うものとなる。
【0028】従って、図5の微小な領域Aの液晶の立ち
上がりは、図6に示した領域Aと同じである。なぜな
ら、図6の液晶の立ち上がりも破線の矢印26aに従っ
たものだからである。同様に、図5の微小な領域Bの液
晶の立ち上がりは、図6に示した液晶配向領域Bと同じ
である。しかし、図5の微小な領域Aの下基板16側の
ラビング方向を示す矢印22aは図6の領域Aの下基板
16側のラビング方向を示す矢印22aとは逆の方向を
向いている。従って、図5の液晶の分子は図6の液晶の
分子と平行に配向し、プレチルトの方向が逆になってい
る。このため、図5の微小な領域Aの液晶の分子は図6
の領域Aの液晶の分子と同様にツイストする。微小な領
域Bについても同様である。
【0029】ただし、上基板18の配向膜26に接する
液晶の分子のプレチルトは下基板16の配向膜22に接
する液晶の分子のプレチルトとは逆であるので、電圧の
印加により液晶がプレチルト角度の大きい方に立ち上が
るときに、逆を向いたプレチルト角度の小さい液晶の分
子の挙動は不安定になると思われる。それにもかかわら
ず、本発明による液晶表示装置では、図6のようにして
形成した液晶表示装置よりもはるかに明瞭な画像を形成
することができることが確認された。その理由は、本発
明では、図2を参照して説明したように、複数の配向状
態を形成するのに、配向処理の終わり近くにラビング処
理工程を1回だけ行えばよいことによるものである。こ
のラビング作業から時間をおくことなく、さらに他の処
理プロセスを経ることなく、いわゆるホットな状態で下
基板16及び下基板18を組立て、そしてすぐに液晶2
0を注入できるので、ラビング処理の経時変化がでない
状態で液晶20を封入できるからと思われる。すなわ
ち、従来のように、最初のラビングを行った後で露光や
エッチングを行い、その後で2回目のラビングを行う場
合よりも、本発明によればラビング処理が乱されること
がなく、ラビング効果が安定するためと思われる。
【0030】さらに、例えば図5の微小な領域Aでは、
液晶の立ち上がりは主として上基板18側の配向処理に
従うものであり、下基板16側の配向処理の効果は二次
的であるように思われるであろう。その場合、下基板1
6側の配向処理を全く行わなくてもよのではないかとの
疑問があるかもしれない。しかし、一方の基板だけ配向
処理され、他方の基板が配向処理されていない場合に
は、液晶の材料と液晶層の厚さとの関係を非常に厳密に
規定しないと液晶がちょうど90度ツイストするように
ならない。本発明では、例えば図5の微小な領域Aのラ
ビング方向22aは、図6の液晶配向領域Aの矢印22
aと平行であるので、下基板16側の配向処理は上基板
18側の配向処理と関連して少なくとも液晶がちょうど
90度ツイストするのを助けるものである。
【0031】さらに、本発明では、配向状態の設定を、
電圧印加時に液晶20が例えばゲートバスライン32に
向いて立ち上がるようにしている。図3及び4は、液晶
の配向状態の異なる微小な領域A、Bの設定例を示す図
である。画素電極24とカラーフィルタ(R、G、B)
19aとは重なる位置関係で示されている。画素電極2
4はデータバスライン30及びゲートバスライン32の
各区画に画素電極24が設けられる。このような構成に
おいて、液晶の配向状態の異なる微小な領域A、Bは、
画素電極24(及びカラーフィルタ(R、G、B)19
a)のほぼ中央を通る線及びゲートバスライン32を境
界として区分されている。なお、微小な領域A、Bを、
画素電極24のほぼ中央を通る線及びデータバスライン
30を境界として区分することもできる。
【0032】図1(A)は、例えば図3のデータバスラ
イン30と平行な線に沿って左側から見た断面図に相当
し、2つの画素電極24の間にゲートバスライン32が
通っている部分を示している。図1の(B)は画素電極
24の近傍をより図解的に示し、配向膜22、26は省
略している。図1の(A)において、微小な領域Aにお
いて、上基板18の配向膜26の上層側の配向材層53
の近傍の液晶の分子は、電圧印加時にゲートバスライン
32に向いて立ち上がるようになっている。
【0033】図8に示されるように、データバスライン
30にはV30で示されるように±5ボルトの交番電圧が
印加され、ゲートバスライン32にはV32で示されるよ
うに−15ボルトのベース電圧にパルス状のゲート電圧
が印加される。従って、図1の(B)に示されるよう
に、上記した画素電極24とゲートバスライン32の間
には横電界が作用し、電気力線Eが形成される。当然、
画素電極24と共通電極21との間には電界が作用し、
液晶20は基本的にこの電界により立ち上がる。
【0034】ツイストネマチック型の液晶の分子は電界
の方向に立ち上がる性質があるので、横電界があるとそ
の影響を受ける。上記した微小な領域Aにおける上基板
18の配向膜26のラビング方向は、液晶の分子がゲー
トバスライン32に向いて立ち上がるようなプレチルト
(α1 )を生じさせるようになっており、この液晶の分
子の傾きは、その位置を通る横電界の電気力線Eの傾き
とほぼ一致する。このように、本発明では、配向状態に
従った液晶の立ち上がり方と横電界に従った立ち上がり
方とが一致し、よって液晶の立ち上がりが安定的になる
利点がある。これに対して、もしも、領域Aにおいて、
上基板18の配向膜26のラビング方向を上記したのと
は逆にすると(つまり、図3の矢印で示したラビング方
向と逆にすると)、液晶のプレチルト方向は図1のもの
とは逆に図1で左下がりになり、液晶の分子はゲートバ
スライン32に背を向けるように立ち上がるようにな
る。すると、電圧印加時の液晶の立ち上がり方が不安定
になる可能性が考えられる。
【0035】図9は、ノーマリホワイトモードでの視角
に対するコントラスト比を示す図である。丸点をプロッ
トした曲線が一様な配向をした従来の液晶表示装置のコ
ントラスト比であり、バツ点をプロットした曲線が本発
明により微小な領域毎に液晶の配向状態を異ならせた液
晶表示装置のコントラスト比である。本発明では広い視
角でコントラスト比を向上することができる。なお、丸
点をプロットした曲線の右側の部分はコントラスト比が
高いが、この部分には図7を参照して説明したように明
暗が反転する部分が含まれる。
【0036】図10はノーマリブラックモードで用いた
場合のコントラスト比を示す図である。同様に、丸点の
プロット曲線が一様な配向をした従来の液晶表示装置の
コントラスト比であり、バツ点のプロット曲線が本発明
により微小な領域毎に液晶の配向状態を異ならせた液晶
表示装置のコントラスト比である。本発明では広い視角
でコントラスト比を向上することができる。
【0037】図11はノーマリブラックモードで用いた
場合のコントラスト比を示す図であ下層側の配向材層5
1は同じ方向にラビングされる。しかし、液晶の分子が
上層側の配向材層53に接しているか、あるいは下層側
の配向材層51に接しているかによってプレチルトの角
度は異なる。試験では、上層側の配向材層53に接して
いる液晶の分子は角度が約4度程度(α1 )までプレチ
ルトし、下層側の配向材層51に接している液晶の分子
は角度が約1度程度(α2 )までプレチルトす
【0038】以上のように、本発明は、一方の基板18
又は16においては、領域Aと、それに隣接する領域B
とで、配向方向が同じでプレチルト(α1 、α2 )が異
なるようにし、それによって、同じ領域A又はBにおい
ては、対向する上基板18の配向膜26と下基板16の
配向膜22に接触する液晶20が異なったプレチルト
(α1 、α2 )で配向し、電圧印加時の液晶20の立ち
上がりが角度の大きいプレチルト(α1 )に制御される
ようにしたものである。
【0039】そこで、本発明ではさらに、異なるプレチ
ルトα1 、α2 の組合せについて検討した。図11は種
々の異なるプレチルトα1 、α2 の組合せの液晶パネル
を作製し、配向の評価を行った結果を示す図である。図
11から分かるように、隣接する領域A、Bの異なった
プレチルト(α1 、α2 )の差が2度以上であれば、液
晶の良好な配向状態を得ることができる。なお、この結
果は、液晶がゲートバスライン32に向いて立ち上がる
配向状態ばかりでなく、その逆の状態の場合にもあては
まる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液晶の配向状態が微小な領域毎に異なるような配向処理
を容易且つ確実に行うことができ、液晶の立ち上がり方
が安定し、視角特性及びコントラストの優れた液晶表示
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図であり、(A)は液晶
パネルの断面図、(B)は横電界の作用を説明する図で
ある。
【図2】図1の配向処理を示す図であり、(A)は2層
の配向材層を形成するところを示し、(B)は上層側の
配向材層をパターニングするところを示し、(C)はラ
ビングするところを示す図である。
【図3】上基板の配向処理の一例を示す図である。
【図4】下基板の配向処理の一例を示す図である。
【図5】図1の配向処理を簡単に示す図である。
【図6】従来の配向処理を簡単に示す図である。
【図7】液晶表示装置の視角特性を示す図である。
【図8】バスラインの電圧を示す図である。
【図9】ノーマリホワイトモードでのコントラスト比を
示す図である。
【図10】ノーマリブラックモードでのコントラスト比
を示す図である。
【図11】プレチルトによる配向の評価を示す図であ
る。
【符号の説明】
16、18…基板 20…液晶 21、24…電極 22、26…配向膜 32…ゲートバスライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−14122(JP,A) 特開 平5−224207(JP,A) 特開 昭64−82016(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/1337

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の対向する基板(16、1
    8)と、該第1の基板の内面に設けられた電極(21)
    及び配向膜(22)と、該第2の基板の内面に設けられ
    た電極(24)及び配向膜(26)と、該第1及び第2
    の基板の間に挿入された液晶(20)とからなり、液晶
    の配向状態が微小な領域毎に異なるように該第1の基板
    の配向膜(22)及び該第2の基板の配向膜(26)が
    バスライン(32)を境界として微小な領域に区分して
    配向処理され、該微小な領域における該第1の基板の配
    向膜(22)及び該第2の基板の配向膜(26)の各々
    に接する液晶の分子が隣接する微小な領域における該第
    1の基板の配向膜(22)及び該第2の基板の配向膜
    (26)の各々に接する液晶の分子と配向方向が同じで
    プレチルトが異なるようにし、電圧印加時に液晶が該バ
    スライン(32)に向いて立ち上がるようにしたことを
    特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 該第1の基板の配向膜(22)及び該第
    2の基板の配向膜(26)がそれぞれ積層して設けられ
    た下層側の配向材層(51)と上層側の配向材層(5
    3)とからなり、該上層側の配向材層(53)が該微小
    な領域に応じて開口するようにパターニングされ、該上
    層側の配向材層(53)及び該下層側の配向材層(5
    1)が同時にラビングされ、該上層側の配向材層(5
    3)及び該下層側の配向材層(51)に接触する液晶が
    それぞれ異なった角度でプレチルトし、より高い方のプ
    レチルトを有する液晶が該バスライン(32)に向かっ
    て立ち上がるようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の対向する基板(16、1
    8)と、該第1の基板の内面に設けられた電極(21)
    及び配向膜(22)と、該第2の基板の内面に設けられ
    た電極(24)及び配向膜(26)と、該第1及び第2
    の基板の間に挿入された液晶(20)とからなり、液晶
    の配向状態が微小な領域毎に異なるように該第1の基板
    の配向膜(22)及び該第2の基板の配向膜(26)が
    画素内にて微小な領域に区分して配向処理され、該微小
    な領域における該第1の基板の配向膜(22)及び該第
    2の基板の配向膜(26)の各々に接する液晶の分子が
    隣接する微小な領域における該第1の基板の配向膜(2
    2)及び該第2の基板の配向膜(26)の各々に接する
    液晶の分子と配向方向が同じでプレチルトが異なるよう
    にし、隣接する微小な領域の異なったプレチルトの差が
    約2度以上であり、互いに隣接する微小な領域における
    基板間の少なくとも中間部の液晶の分子が電圧印加時に
    異なる方向に配向するようにしたことを特徴とする液晶
    表示装置。
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