JP3224287B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
領域毎に異なるようにした液晶表示装置に関する。
基板の間に液晶を挿入した液晶パネルからなる。一方の
ガラス基板の内面には共通電極及び配向膜が設けられ、
他方の基板の内面には画素電極及び配向膜が設けられ
る。また、後者の基板には画素電極とともにアクティブ
マトリクス回路を同時に形成する。さらに、これらの基
板の外側にはそれぞれ偏光板が設けられる。通常、これ
らの偏光板は偏光の透過軸が互いに直交するように配置
される。以下、このノーマリホワイトモードを例に取り
説明するが、ノーマリブラックモード(偏光板平行)に
おいても、技術的に同様のものについては、適用される
ことは言うまでもない。
配向膜のラビング方向に従って配向し、プレチルトす
る。偏光板を直交配置したツイストネマチック型の液晶
表示装置では、両基板の配向膜のラビング方向は相互に
ほぼ垂直になっており、液晶の分子は一方の基板から他
方の基板に向かうにつれて螺旋状にツイストしていく。
そして、液晶に電圧を印加しないときに、液晶の分子は
初期のツイスト及びプレチルトを維持した状態にあり、
入射光は液晶のツイストに沿って旋回しながら進み、液
晶パネルから出射する。このときに、偏光板を直交配置
したノーマリホワイトモードでは白表示が得られる。電
圧を印加すると、液晶が立ち上がり、液晶の複屈折作用
が弱くなり、上記した光の旋回作用が弱くなって、入射
光が液晶セルを透過しにくくなり、黒表示が得られるよ
うになる。このようにして、液晶への印加電圧を制御し
ながら、全体で明暗のコントラストのある画像を形成す
る。
方向により、画像の明暗のコントラストが変化する。こ
れは、液晶表示装置の視角特性として一般に認識されて
いる。例えば、図7(C)はある液晶表示装置の視角特
性を示す図である。一点鎖線Cは垂直配置の液晶表示装
置を真正面から見た場合の電圧─透過率曲線である。破
線U、Lは角度30度の斜め上方及び斜め下方から見た
場合の電圧─透過率曲線である。破線Lの場合には、電
圧を高くしても透過率の低下が少ないので、黒い表示を
得ようとしても、比較的に明るい表示になってしまう。
破線Uの場合には、電圧をわずかにかけると透過率が大
幅に低下し、コントラスト比の大きい画像が得られる
が、電圧の増加とともに再び透過率が上昇し、電圧と透
過率の対応関係が反転し、白と黒の間の中間色を得るの
に不都合なことがある。
に、特開昭54─5754号公報や、特開昭63─10
6624号公報は、1画素内で液晶の分子の配向方向の
異なる2つの微小な領域に分割し(画素分割という)、
一方の微小な領域は上記図7の(C)の特性を示す配向
処理を行い、もう一方の微小な領域は上記図7の(C)
とは上下逆の特性を示す配向処理を行うことを提案して
いる。このような画素分割によって、これらの二つの視
角特性を平均化し、全体としての視覚特性の向上を図る
ことができる。
置の一例を示す図である。液晶表示装置は一対のガラス
基板16、18の間に液晶20が注入され、ガラス基板
16の内面には共通電極21及び配向膜22が形成さ
れ、ガラス基板18の内面には画素電極24及び配向膜
26が形成される。図7の(A)では1画素相当の面積
が2つの微小な領域A、Bに分割され、これらの微小な
領域A、Bの各々が図7の(B)に示されるようにラビ
ングされている。
にある液晶分子の配向状態が問題である。図7の(B)
では、破線の矢印が表示面側の基板(上基板)16のラ
ビング方向を示し、実線の矢印が光入社側の基板(下基
板)18のラビング方向を示している。従って、基板1
6、18間の中間位置にある液晶分子は、図7の(A)
に示されているように、微小な領域Aでは上基板16を
斜め上方から見る方向(矢印U)にプレチルトし、微小
な領域Bでは上基板16を斜め下方から見る方向(矢印
L)にプレチルトしている。
示したものであり、微小な領域Bは微小な領域Aと逆特
性をもつ。従って、微小な領域Aと微小な領域Bとを隣
接して配置することにより、図7の(C)の実線Iの特
性が得られる。実線Iの特性は破線Lと破線Uの特性を
加えて2で割ったものになり、法線方向から見た一点鎖
線Cの特性に近くなり、極端に透過率の高い視角方向と
極端に透過率の低い視角方向とがなくなって視角特性が
改善される。微小な領域A、Bは、一画素の面積、ある
いは一画素の面積の数倍又は逆数倍に相当するような微
小な領域毎に設けられる。
2つの微小な領域A、B毎に逆方向のラビングを行わな
くてはならない。このようなラビング処理は、最初のう
ちは図8に示されるようにして行われていた。すなわ
ち、図8の(A)に示されるように、上基板16に共通
電極21と配向膜22とを設け、次にフォトリソグラフ
ィ処理によって配向膜22の上に微小な領域A(又は
B)に相当する開口部を有するレジスト55を設け、そ
れからラビングローラ57によって一定の方向(矢印
a)にラビングする。すると、レジスト55の開口部に
相当する微小な領域Aのみがラビングされる。次に、図
8の(B)に示されるように、前のレジスト55を除去
した後、フォトリソグラフィ処理によって配向膜22の
上に微小な領域Bに相当する開口部を有するレジスト5
5を設け、それからラビングローラ57によって前と逆
の方向(矢印b)にラビングする。すると、レジスト5
5の開口部に相当する微小な領域Bのみがラビングされ
る。前にラビングされた領域Aはレジスト55によって
覆われているので、2回目のラビングの影響は受けずに
最初のラビング状態のまま維持され、従って2回目のレ
ジスト55を除去すると、最初のラビングが現れる。
して(ただし、上基板16の配向膜22のラビング方向
に対して90度ずらして)ラビング処理が行われる。従
って、従来の画素分割では、各基板の配向膜22、24
に対して、2回のフォトリソグラフィ処理と、2回のラ
ビング処理とを行うことが必要であり、合計4回のフォ
トリソグラフィ処理と、4回のラビング処理とを行うこ
とが必要であった。
回もフォトリソグラフィ処理とラビング処理を行うため
に、製造コストが上がり、かつ、配向膜22、26の表
面が荒れて液晶の配向が安定しないという問題点があっ
た。なお、図8の(A)において、最初のレジスト55
の塗布を省略し、配向膜22の上に全面にラビングロー
ラ57によって一定の方向(矢印a)にラビングをし、
それから、図8の(B)に示されるように、フォトリソ
グラフィ処理によって微小な領域A(又はB)に相当す
る開口部を有するレジスト55を設け、そこで前と逆の
方向(矢印b)にラビングするようにしてもよい。しか
し、この場合でも、合計2回のフォトリソグラフィ処理
と、4回のラビング処理が必要である。
題点を解決するためになされた本願の出願人による先願
である特願平3─338781号に開示されたものであ
る。図9において、一方の基板16の配向膜22は上記
した上基板16の配向膜22と同じように異なる方向
(a、b)配向処理を行い、他方の基板18の配向膜2
6は微小な領域A、Bともに一定の方向(c)にのみラ
ビングするようになっている。一方の基板16の配向膜
22の近傍の液晶分子は、微小な領域A、Bで配向方向
は逆であるが、プレチルトはθ1 で同じである。他方の
基板18の配向膜26の近傍の液晶分子のプレチルトは
θ2 であり、θ1 >θ2 である。図9の微小な領域Aで
は、上下の基板16、18に接する液晶分子は逆方向に
プレチルトするが、中間の液晶分子はプレチルトの大き
い一方の基板16の配向膜22の近傍の液晶分子と同じ
ようにプレチルトする。従って、この場合にも、上記し
た画素分割の特徴を発揮することができる。
1回のフォトリソグラフィ処理と3回のラビング処理を
行うことが必要であり、かなりコスト低減に寄与するこ
とができる。ただし、上基板16の配向膜22のラビン
グについては、上記図8の(B)で説明したように、ラ
ビングは2回必要であり、2回目のラビングの前にレジ
スト55を形成し、そして2回目のラビングが終わった
後でそのレジスト55を除去することが必要であった。
はないが、ラビングの後でレジスト除去等の化学的な処
理を行うと、ラビングした表面が荒れて液晶の配向が安
定しないという問題点に気がついた。そこで、ラビング
した表面を荒らさずに液晶の配向を安定させることので
きる液晶表示装置を、特願平4─16669号において
開示した。
である。図10においては、各基板16、18の配向膜
22、26が、それぞれ下層側の配向材層51と上層側
の配向材層53とからなる2層構造とされ、上層側の配
向材層53が微小な領域A、Bに応じて開口するように
パターニングされる。すなわち、下層側の配向材層51
と上層側の配向材層53をそれぞれ全面ベタに形成し、
上層側の配向材層53のみを微小な領域A、Bに応じて
開口させる。
了し、使用されたレジストも除去される。そこで、各基
板において、上層側の配向材層53及び下層側の配向材
層51が同時に一定の方向(a、又はc)にラビングさ
れる。下層側の配向材層51と上層側の配向材層53と
は例えば材料を変えてあり、同じようにラビングしたと
きに上層側の配向材層53及び下層側の配向材層51に
接触する液晶がそれぞれ異なった角度θ1 、θ2 (θ1
>θ2 )でプレチルトする。このようにして、上下の基
板16、18に接する液晶分子は逆方向にプレチルトす
るが、中間の液晶分子はプレチルトの大きい方の基板1
6(18)の配向膜22(26)の近傍の液晶分子と同
じようにプレチルトする。従って、この場合にも、上記
した画素分割の特徴を発揮することができる。
グラフィ処理が完了した後に実施され、ラビングの後で
はレジスト除去等の化学的な処理が行われないので、ラ
ビングした表面が荒れることがなく、液晶の配向が極め
て安定するとい結果を得るにいたった。また、上下基板
合計で2回のフォトリソグラフィ処理と2回のラビング
処理を行うことが必要であった。本発明は、これらの先
願の特徴をさらに改善するものである。
領域毎に異なるような配向処理を容易且つ確実に行うこ
とができ、そして液晶の配向が安定するようにした液晶
表示装置を提供することである。
置は、第1図に示されるように、第1及び第2の対向す
る基板16、18と、該第1の基板の内面に設けられた
電極21及び配向膜22と、該第2の基板の内面に設け
られた電極24及び配向膜26と、該第1及び第2の基
板の間に挿入された液晶20とからなり、該第1の基板
の配向膜22は液晶の配向方向が同じでプレチルト
θ1 、θ2 が互いに異なった第1及び第2の隣接する微
小な領域A、Bを有し、該第2の基板の配向膜26は配
向方向及びプレチルトφが実質的に同じであり、θ1 >
φ>θ2 の関係があり、該第1の基板の電極21が共通
電極であり、該第2の基板の電極26が複数の微小な画
素電極であることを特徴とする。
よる液晶表示装置は、第2図に示されるように、第1及
び第2の対向する基板16、18と、該第1の基板の内
面に設けられた電極21及び配向膜22と、該第2の基
板の内面に設けられた電極24及び配向膜26と、該第
1及び第2の基板の間に挿入された液晶20とからな
り、該第1の基板の配向膜22は液晶の配向方向及びプ
レチルトθ1 、θ2 が互いに異なった第1及び第2の隣
接する微小な領域A、Bを有し、該第2の基板の配向膜
26は、配向方向及びプレチルトφが実質的に同じであ
り、θ1 >φの関係があることを特徴とする。
1及び第2の隣接する微小な領域A、Bにおけるプレチ
ルトθ1 、θ2 が互いに異なっている。大きいプレチル
トθ1 を有する微小な領域では、第1の基板の近傍では
大きいプレチルトθ1 の液晶分子があり、かつ第2の基
板の近傍では小さいプレチルトφの液晶分子があるが、
中間の液晶分子は大きいプレチルトθ1 の配向に従って
配向する。上記大きいプレチルトθ1 を有する微小な領
域と隣接する微小な領域では、第1の基板の第1及び第
2の隣接する微小な領域A、Bのラビング方向が互いに
同じか、異なるかで条件が違ってくる。第1及び第2の
隣接する微小な領域A、Bのラビング方向が互いに同じ
で、φ>θ2 の関係がある場合には、第1の基板の近傍
では小さいプレチルトθ2 の液晶分子があり、かつ第2
の基板の近傍では大きいプレチルトφの液晶分子がある
が、中間の液晶分子は大きいプレチルトφの配向に従っ
て配向する。第1及び第2の隣接する微小な領域A、B
のラビング方向が互いに異なっている場合には、φとθ
2 の大小関係にかかわらず、中間の液晶分子はプレチル
トφ、θ2 の配向に従って配向する。
表示装置の液晶パネル10を示す図である。この液晶パ
ネル10の両側には偏光板(図示せず)がノーマリホワ
イトモードのときに垂直な関係で、あるいはノーマリブ
ラックモードのときに平行な関係で配置される。液晶パ
ネル10は、一対の透明なガラス基板16、18の間に
液晶20を封入したものである。液晶20はツイストネ
マチック型液晶を使用している。図示しない光源からの
光は矢印Pの方から液晶パネル10に入射し、観視者は
入射方向とは逆の方向から液晶パネル10を見るものと
し、以後の説明においては、光の入射側の基板16を下
基板と呼び、観視者側の基板18を上基板と呼ぶことに
する。
9、ITOの共通電極21及び配向膜22が設けられ、
下基板18の内面には画素電極24及び配向膜26が設
けられる。カラーフィルタ層19は図1では省略されて
いる。下基板18に設けられた画素電極24はアクティ
ブマトリクス回路に接続される。図4に示されるよう
に、アクティブマトリクス回路は縦、横にマトリクス状
に延びるデータバスライン30及びゲートバスライン3
2を含み、画素電極24は薄膜トランジスタ(TFT)
34を介してデータバスライン30及びゲートバスライ
ン32に接続される。なお、上下基板とカラーフィル
タ、TFTの組合せは逆になっても液晶の配向上の違い
はない。ただし、TFT基板は全体のプロセス工程が長
いため、両基板の工程数を合わせるという意味で、CF
基板が上基板(配向が分割される基板)の方が望まし
い。
6の配向膜22及び下基板18の配向膜26は、液晶2
0の配向状態が異なるように配向処理された隣接する微
小な領域A、Bを有する。より詳細には、これらの微小
な領域A、Bでは、上基板16の配向膜22は液晶の配
向方向が同じでプレチルトθ1 、θ2 が互いに異なるよ
うに配向処理されている。また、下基板18の配向膜2
6は配向方向及びプレチルトφが実質的に同じに配向処
理されている。第1実施例では、θ1 >φ>θ 2 の関係
を満足するように配向処理がなされる。
チルトθ1 、θ2 を異ならせる手段として、配向膜22
は積層して設けられた下層側の配向材層51と上層側の
配向材層53とからなり、これらの下層側の配向材層5
1と上層側の配向材層53がそれぞれ同じようなラビン
グを行ったときにプレチルトθ1 、θ2 が異なるような
材料からなる。下層側の配向材層51は、例えばSiO
2 /TiO2 等の無機系の配向材からなり、上層側の配
向材層53はイミド化率100パーセントのポリイミド
等の有機系の配向材からなる。下層側の配向材層51及
び上層側の配向材層53の膜厚は500A程度でよい。
配向処理を示す図である。下基板18の配向膜24は一
層の配向膜からなるものであり、下基板18の表面に画
素電極24及びアクティブマトリクス回路を作り、その
上に配向膜24を塗布して、ラビングローラ57により
矢印cの方向にラビングしたものである。
層51と上層側の配向材層53とからなる。上基板16
については、上基板16の表面に共通電極21となるI
TOを形成(スパッタ又はイオンプレーティング法等)
し、その上から下層側の配向材層51及び上層側の配向
材層53をそれぞれ表示エリア部の全面的に塗布する。
それから、レジスト55をマスクとして上層側の配向材
層53をエッチングによりパターニングする。レジスト
55は市販のポジ型フォトレジストを使用し、エッチン
グ液はアルカリ性のものを用いる。実際は、上層側の配
向材層53はレジスト現像時に現像液によりエッチング
されてしまう。ポリイミドの上層側の配向材層53はア
ルカリ性のエッチング液に容易に溶けるが、下層側の配
向材層51はエッチング液に溶けない。
ーラ57により矢印aの方向に下層側の配向材層51及
び上層側の配向材層53を同時にラビングする。従っ
て、上層側の配向材層53、及び上層側の配向材層53
から露出した下層側の配向材層51は同じ方向にラビン
グされる。しかし、液晶分子が上層側の配向材層53に
接しているか、あるいは下層側の配向材層51に接して
いるかによってプレチルトθ1 、θ2 の角度は異なる。
向材の一例としては、日産化学製AT−LO28があ
り、これはプレチルトθ2 が1度程度である。上層側の
配向材層53に適した高プレチルト型のポリイミドの一
例としては、日本合成ゴム製JALS246や214が
ある。これはプレチルトθ1 が5度以上である。そし
て、下基板18の配向膜26に適した中プレチルト型の
ポリイミドの一例としては、日本合成ゴム製AL105
4やJALS219があり、これはプレチルトφが1〜
5度程度である。
51を無機系の配向材とし、上層側の配向材層53を有
機系の配向材としたが、両者とも有機系の配向材から選
択することもできる。例えば、上記したAL1054は
現像液に対して耐性が大きいため、下層として利用でき
る。また、選択された配向材はほぼ一定のラビングの仕
方により一定のプレチルトとなるが、ラビングの仕方が
変わるとプレチルトも変わる。例えば、ラビングを比較
的に軽く行うとプレチルトは比較的に大きくなるが、ラ
ビングを強く行う(強く押しつける、回数を多く行う、
ラビングを速く行う等)とプレチルトは比較的に小さく
なる。ラビングの仕方とプレチルトとの間には再現性の
ある関係が実験的に定まるので、上基板16の上層側の
配向材層53と下基板18の配向膜26を同じ材料とし
てラビングの仕方によってプレチルトに差をつけること
もできる。また、上基板16の上層側の配向材層53を
エッチングによりパターニングしたが、上層側の配向材
層53を印刷等により形成してもよい。また、配向膜を
2層としなくても、何らかの方法(例えば、紫外線を部
分的に照射する等)によりプレチルトを変えることがで
きればよい。
電極21を有する上基板16に設ける方がよい。画素電
極24及びアクティブマトリクス回路を有する下基板1
8を二層構造にし、下層側の配向材層51を無機系の配
向材とすると、無機系の配向材は有機系の配向材よりも
電気抵抗が低く、かつ化学的に不安定であるので、下基
板18の配向膜26と画素電極24やデータバスライン
30、ゲートバスライン32との間でリーク電流が発生
し、画素電極24の電位にかかわらず配向膜26が帯電
状態になって液晶20に電圧が印加され、異常な表示状
態になることがある。上基板16には部分的にそのよう
な電位が高くなる部位がないので、問題がない。
置の液晶パネル10を示す図である。この液晶パネル1
0の基本的な構成は髄1及び図3のものとほぼ同じであ
る。図2では、上基板16の配向膜22の構成がわずか
に変わっている。図2では、上基板16の配向膜22の
隣接する微小な領域A、Bが液晶20の配向方向及びプ
レチルトθ1 、θ2 が互いに異なるように配向処理され
ている。そして、大きいプレチルトθ1 と下基板18の
配向膜26のプレチルトφとの間に、θ1 >φの関係が
ある。
領域Bにおける上基板16の配向膜22と下基板18の
配向膜26との関係は、図1の微小な領域Bにおけるも
のと同じである。微小な領域Aにおいては、図1におい
ては上基板16の近傍の液晶分子と下基板18の近傍の
液晶分子は逆方向にプレチルトしているが、図2におい
ては上基板16の近傍の液晶分子と下基板18の近傍の
液晶分子は同じ方向にプレチルトしている。
液晶分子は対向する上下基板16、18の配向膜22、
26の配向方向に従って配向及びプレチルトし、配向膜
22、26のでプレチルトの差は関係ない。ただし、ツ
イストネマチック型の液晶の場合には、上基板16の近
傍の液晶分子と下基板18の近傍の液晶分子は90度ツ
イストするようにラビングされるが、ここでは便宜的に
ツイストしていない状態で示されている。つまり、上基
板16の近傍の液晶分子が図に示されたように紙面に平
行に延びるとすれば、下基板の近傍の液晶分子は図から
90度回転した平面内にある。ここでプレチルトが同じ
である、又は逆であるというのは、90度ツイストする
前の状態で比較するものとする。
配向処理を示す図である。下基板18の配向膜24は図
5の場合と同様に、下基板18の表面に画素電極24及
びアクティブマトリクス回路を作り、その上に配向膜2
4を塗布して、ラビングローラ57により矢印cの方向
にラビングしたものである。
層51と上層側の配向材層53とからなる。上基板16
については、上基板16の表面に共通電極21となるI
TOを塗布し、その上から下層側の配向材層51及び上
層側の配向材層53をそれぞれ全面的に塗布する。そこ
で、ラビングローラ57により矢印aの方向に上層側の
配向材層53をラビングする。
の配向材層53をエッチングによりパターニングする。
この場合には、レジスト55を剥離することなく残した
ままで、ラビングローラ57により矢印bの方向に下層
側の配向材層51をラビングする。次に、上層側の配向
材層53の上のレジスト55を剥離し、すでにラビング
されている上層側の配向材層53を露出させる。プレチ
ルトθ1 、θ2 、φの差は、上記したように、配向材の
材料を変えることにより、あるいはその他の手段を組み
合わせて実施する。この場合には、プレチルトθ2 をラ
フに設定できるために、レジスト55の形成前に1回目
のラビングを行ってもよいのである。また、この場合に
も、上基板16側を二層構造の配向膜22とするのがよ
い。
一方の基板の配向処理を隣接する微小な領域毎に配向方
向及びプレチルトが異なるようにし、他方の基板の配向
膜を一回のラビング処理するだけで画像の安定した、視
角特性及びコントラストの優れた液晶表示装置を得るこ
とができる。
の状態を示す図、(B)はラビング処理を示す図、
(C)は視角特性を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 第1及び第2の対向する基板(16、1
8)と、該第1の基板の内面に設けられた電極(21)
及び配向膜(22)と、該第2の基板の内面に設けられ
た電極(24)及び配向膜(26)と、該第1及び第2
の基板の間に挿入された液晶(20)とからなり、該第
1の基板の配向膜(22)は液晶の配向方向が同じでプ
レチルト(θ1 、θ2 )が互いに異なった第1及び第2
の隣接する微小な領域(A、B)を有し、該第2の基板
の配向膜(26)は配向方向及びプレチルト(φ)が実
質的に同じであり、θ1 >φ>θ2 の関係があり、該第
1の基板の電極(21)が共通電極であり、該第2の基
板の電極(26)が複数の微小な画素電極であることを
特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 第1及び第2の対向する基板(16、1
8)と、該第1の基板の内面に設けられた電極(21)
及び配向膜(22)と、該第2の基板の内面に設けられ
た電極(24)及び配向膜(26)と、該第1及び第2
の基板の間に挿入された液晶(20)とからなり、該第
1の基板の配向膜(22)は液晶の配向方向及びプレチ
ルト(θ1 、θ2 )が互いに異なった第1及び第2の隣
接する微小な領域(A、B)を有し、該第2の基板の配
向膜(26)は、配向方向及びプレチルト(φ)が実質
的に同じであり、θ1 >φの関係があることを特徴とす
る液晶表示装置。 - 【請求項3】 該第1の基板の電極(21)が共通電極
であり、該第2の基板の電極(26)が複数の微小な画
素電極であることを特徴とする請求項2に記載の液晶表
示装置。 - 【請求項4】 該第1の基板の配向膜(22)が下層側
の配向材層(51)と上層側の配向材層(53)とから
なり、該上層側の配向材層(53)が該微小な領域に応
じて開口するようにパターニングされ、該上層側の配向
材層(53)及び該下層側の配向材層(51)が同時に
ラビングされ、該上層側の配向材層(53)及び該下層
側の配向材層(51)に接触する液晶がそれぞれ異なっ
た角度でプレチルトすることを特徴とする請求項1に記
載の液晶表示装置。 - 【請求項5】 該第1の基板の配向膜(22)が下層側
の配向材層(51)と上層側の配向材層(53)とから
なり、該上層側の配向材層(53)が該微小な領域に応
じて開口するようにパターニングされ、該上層側の配向
材層(53)及び該下層側の配向材層(51)がパター
ニング処理の前後にラビングされ、該上層側の配向材層
(53)及び該下層側の配向材層(51)に接触する液
晶がそれぞれ異なった角度でプレチルトすることを特徴
とする請求項2に記載の液晶表示装置。 - 【請求項6】 第1の基板と第2の基板の対向する微小
な領域のプレチルトの差が2度以上であることを特徴と
する請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29889492A JP3224287B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29889492A JP3224287B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06148641A JPH06148641A (ja) | 1994-05-27 |
JP3224287B2 true JP3224287B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=17865539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29889492A Expired - Fee Related JP3224287B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3224287B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR950029830A (ko) | 1994-04-19 | 1995-11-24 | 가네꼬 히사시 | 액정 디스플레이 셀 |
-
1992
- 1992-11-09 JP JP29889492A patent/JP3224287B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06148641A (ja) | 1994-05-27 |
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