JP2827490B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
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- JP2827490B2 JP2827490B2 JP25966490A JP25966490A JP2827490B2 JP 2827490 B2 JP2827490 B2 JP 2827490B2 JP 25966490 A JP25966490 A JP 25966490A JP 25966490 A JP25966490 A JP 25966490A JP 2827490 B2 JP2827490 B2 JP 2827490B2
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- Japan
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- power supply
- heating coil
- induction heating
- ground
- frequency
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、誘導加熱調理器に関するものである。
従来の技術 誘導加熱調理器は近年、高出力化、電源電圧の200V化
が推進されている。一方誘導加熱調理器には高周波大電
流を発生する周波数変換装置が内蔵されており、高出力
化、200V化に対応するのに伴い周波数変換装置から発生
する雑音成分も増加し機器から電源線あるいは大地に漏
洩する端子雑音を低減することが重要な課題となってき
ている。
が推進されている。一方誘導加熱調理器には高周波大電
流を発生する周波数変換装置が内蔵されており、高出力
化、200V化に対応するのに伴い周波数変換装置から発生
する雑音成分も増加し機器から電源線あるいは大地に漏
洩する端子雑音を低減することが重要な課題となってき
ている。
従来この種誘導加熱調理器の周波数変換装置から電源
線に漏洩する伝導雑音特に非対称成分を低減するために
第5図に示すように周波数変換装置1と商用電源2の間
にコモンモードチョークコイル3が配設されている。
線に漏洩する伝導雑音特に非対称成分を低減するために
第5図に示すように周波数変換装置1と商用電源2の間
にコモンモードチョークコイル3が配設されている。
発明が解決しようとする課題 しかしこの構成では、通常アース線4が第5図に示す
ように電源線5に近接して樹脂あるいは長さが1〜2メ
ートルの金属のチューブ6に収められプラグ7などで商
用電源2あるいはアース8に接続されるため、電源線5
とアース線4の間に存在する分布容量(キャパシタン
ス)11により周波数変換装置から輻射した高周波電磁界
により金属ケース29に誘導された10メガヘルツ以上の雑
音成分がアース線4を介して電源線5にバイパスして漏
洩する恐れがあった。
ように電源線5に近接して樹脂あるいは長さが1〜2メ
ートルの金属のチューブ6に収められプラグ7などで商
用電源2あるいはアース8に接続されるため、電源線5
とアース線4の間に存在する分布容量(キャパシタン
ス)11により周波数変換装置から輻射した高周波電磁界
により金属ケース29に誘導された10メガヘルツ以上の雑
音成分がアース線4を介して電源線5にバイパスして漏
洩する恐れがあった。
また金属ケース9とアース線4を介してアースされた
電源に接続された機器に影響を与える伝導雑音を低減す
るために、特公昭第61−16621号公報に示すような構成
が提案されている。これは第6図に示すように周波数変
換装置1を収納する金属ケース9とアース8間のアース
線4にアースコイル10を設けてなるものであった。
電源に接続された機器に影響を与える伝導雑音を低減す
るために、特公昭第61−16621号公報に示すような構成
が提案されている。これは第6図に示すように周波数変
換装置1を収納する金属ケース9とアース8間のアース
線4にアースコイル10を設けてなるものであった。
上記構成において周波数変換装置1が発生する急峻な
電流や電圧波形が発生する電磁波が金属ケース9とアー
ス8を介して接地された商用電源に伝導雑音として漏洩
しこの電源に接続された他の電子機器に及ぼす影響をア
ースコイル10によって低減することになる。
電流や電圧波形が発生する電磁波が金属ケース9とアー
ス8を介して接地された商用電源に伝導雑音として漏洩
しこの電源に接続された他の電子機器に及ぼす影響をア
ースコイル10によって低減することになる。
しかしこの特公昭第61−16621号公報に示すような構
成では、実験によれば700マイクロヘンリー〜1ミリー
ヘンリー程度の程度のインダクタンスでは10〜20ヘルツ
の前述の電源線5とアース線4の間の分布容量を介して
電源線に漏洩する20〜30メガヘルツの伝導ノイズを低減
する効果がほとんどなかった。低減効果を持たせるため
にはインダクタンスを増すために相当数巻き線の巻き数
を増やすかコアの形状を相当大きくする必要がある。一
方大地と金属ケース9を接続するアース線4は漏電時の
安全のため、所定の電流を流せるようにある程度以上の
太さが必要で、アースコイル10も同様に線形を太くする
必要があり、アースコイル10の巻き数を増やしてもコア
の形状を大きくしてもアースコイル10の部品全体の形状
が大きく、重くなり収納するのが難しくなる、コストが
高くなるなどインダクタンスを大きくすることには限界
があり、伝導雑音の低減効果にも限界があるという課題
があった。
成では、実験によれば700マイクロヘンリー〜1ミリー
ヘンリー程度の程度のインダクタンスでは10〜20ヘルツ
の前述の電源線5とアース線4の間の分布容量を介して
電源線に漏洩する20〜30メガヘルツの伝導ノイズを低減
する効果がほとんどなかった。低減効果を持たせるため
にはインダクタンスを増すために相当数巻き線の巻き数
を増やすかコアの形状を相当大きくする必要がある。一
方大地と金属ケース9を接続するアース線4は漏電時の
安全のため、所定の電流を流せるようにある程度以上の
太さが必要で、アースコイル10も同様に線形を太くする
必要があり、アースコイル10の巻き数を増やしてもコア
の形状を大きくしてもアースコイル10の部品全体の形状
が大きく、重くなり収納するのが難しくなる、コストが
高くなるなどインダクタンスを大きくすることには限界
があり、伝導雑音の低減効果にも限界があるという課題
があった。
本発明はこのような課題を解決するもので、アースさ
れた金属ケースあるいはシャーシからアース線、そして
アース線と電源線の間の分布容量を介して電源線に漏洩
する10メガヘルツ以上の伝導雑音を低減することを第1
の目的としている。
れた金属ケースあるいはシャーシからアース線、そして
アース線と電源線の間の分布容量を介して電源線に漏洩
する10メガヘルツ以上の伝導雑音を低減することを第1
の目的としている。
第2,第3の目的は、誘導加熱調理器が樹脂製あるいは
木製の天板にはめこまれて使用されるのではなく、ステ
ンレス製の流し台のような導電性を有し、アースされた
ワークトップに組みこまれた場合に、周波数変換装置か
らこれを収納するアースされた導電性の外部筐体に漏
れ、外部筐体に当接するワークトップから大地に漏洩す
る高周波伝導雑音、及び外部筐体あるいは内部非充電金
属部に接続されたアース線からアース線と電源線の間の
分布容量を介して電源線に漏洩する10メガヘルツ以上の
高周波伝導雑音を低減するものである。
木製の天板にはめこまれて使用されるのではなく、ステ
ンレス製の流し台のような導電性を有し、アースされた
ワークトップに組みこまれた場合に、周波数変換装置か
らこれを収納するアースされた導電性の外部筐体に漏
れ、外部筐体に当接するワークトップから大地に漏洩す
る高周波伝導雑音、及び外部筐体あるいは内部非充電金
属部に接続されたアース線からアース線と電源線の間の
分布容量を介して電源線に漏洩する10メガヘルツ以上の
高周波伝導雑音を低減するものである。
第4の目的は、第2,第3の目的に加えて、膜厚の薄い
金属製のワークトップに組みこんだとき、機器の重量に
よるワークトップのたわみを少なくするものである。
金属製のワークトップに組みこんだとき、機器の重量に
よるワークトップのたわみを少なくするものである。
課題を解決するための手段 上記第1の目的を達成するために、誘導加熱コイル
と、商用電源から高周波電流に変換し前記誘導加熱コイ
ルにこの高周波電流を供給する周波数変換装置と、アー
ス線により大地に接地された前記周波数変換装置を収納
あるいは固定する導電体よりなる外部筐体あるいは非充
電金属部品を備え、前記商用電源と前記周波数変換装置
間に配設される電源線と前記アース線とをそれぞれの線
に流れる同相の電流が互いの電流を相殺する起電力を生
じるように磁気結合させたものである。
と、商用電源から高周波電流に変換し前記誘導加熱コイ
ルにこの高周波電流を供給する周波数変換装置と、アー
ス線により大地に接地された前記周波数変換装置を収納
あるいは固定する導電体よりなる外部筐体あるいは非充
電金属部品を備え、前記商用電源と前記周波数変換装置
間に配設される電源線と前記アース線とをそれぞれの線
に流れる同相の電流が互いの電流を相殺する起電力を生
じるように磁気結合させたものである。
また第2の目的を達成するために本発明は、誘導加熱
コイルと、導電材料よりなり前記誘導加熱コイルを収納
し、ワークトップに当接する第1の外部筐体と、商用電
源から高周波電流に変換し前記誘導加熱コイルにこの高
周波電流を供給する周波数変換装置と、アース線により
大地に接地され前記周波数変換装置を収納あるいは固定
する導電材料よりなる第2の外部筐体あるいは内部非充
電金属部品と、前記商用電源と前記周波数変換装置間に
配設される電源線と前記アース線のそれぞれの線に流れ
る同相の電流が互いの電流を相殺する起電力を生じさせ
る磁気結合体と、前記第1の外部筐体と前記第2の外部
筐体もしくは前記内部非充電金属部品を電気的に接続す
る導電線に配設されるインダクタンス素子とを設けたも
のである。
コイルと、導電材料よりなり前記誘導加熱コイルを収納
し、ワークトップに当接する第1の外部筐体と、商用電
源から高周波電流に変換し前記誘導加熱コイルにこの高
周波電流を供給する周波数変換装置と、アース線により
大地に接地され前記周波数変換装置を収納あるいは固定
する導電材料よりなる第2の外部筐体あるいは内部非充
電金属部品と、前記商用電源と前記周波数変換装置間に
配設される電源線と前記アース線のそれぞれの線に流れ
る同相の電流が互いの電流を相殺する起電力を生じさせ
る磁気結合体と、前記第1の外部筐体と前記第2の外部
筐体もしくは前記内部非充電金属部品を電気的に接続す
る導電線に配設されるインダクタンス素子とを設けたも
のである。
また第3の目的を達成するために本発明は誘導加熱コ
イルと、商用電源から高周波電流に変換し前記誘導加熱
コイルにこの高周波電流を供給する周波数変換装置と、
絶縁性を有し被加熱鍋を載置するとともに周部でワーク
トップに当接する載置板と、前記周波数変換装置あるい
は前記加熱コイルを収納し導電材料からなりアース線に
より大地に接地され前記載置板の裏面にその周部から内
側に所定の距離を保って、側壁上部を固着した外部筐体
と、前記商用電源と前記周波数変換装置間に配設される
電源線と前記アース線のそれぞれの線に流れる同相の電
流が互いの電流を相殺する起電力を生じる磁気結合体と
を設けたものである。
イルと、商用電源から高周波電流に変換し前記誘導加熱
コイルにこの高周波電流を供給する周波数変換装置と、
絶縁性を有し被加熱鍋を載置するとともに周部でワーク
トップに当接する載置板と、前記周波数変換装置あるい
は前記加熱コイルを収納し導電材料からなりアース線に
より大地に接地され前記載置板の裏面にその周部から内
側に所定の距離を保って、側壁上部を固着した外部筐体
と、前記商用電源と前記周波数変換装置間に配設される
電源線と前記アース線のそれぞれの線に流れる同相の電
流が互いの電流を相殺する起電力を生じる磁気結合体と
を設けたものである。
さらに第4の目的を達成するために本発明は、誘導加
熱コイルと、絶縁材料よりなり前記誘導加熱コイルを収
納し、ワークトップに当接する第1の外部筐体と、商用
電源から高周波電源に変換し前記誘導加熱コイルにこの
高周波電流を供給する周波数変換装置と、アース線によ
り大地に接地され前記周波数変換装置を収納あるいは固
定する導電材料よりなる第2の外部筐体あるいは内部非
充電金属部品と、前記商用電源と前記周波数変換装置間
に配設される電源線と前記アース線のそれぞれの線に流
れる同相の電流が互いの電流を相殺する起電力を生じる
磁気結合体とを設けたものである。
熱コイルと、絶縁材料よりなり前記誘導加熱コイルを収
納し、ワークトップに当接する第1の外部筐体と、商用
電源から高周波電源に変換し前記誘導加熱コイルにこの
高周波電流を供給する周波数変換装置と、アース線によ
り大地に接地され前記周波数変換装置を収納あるいは固
定する導電材料よりなる第2の外部筐体あるいは内部非
充電金属部品と、前記商用電源と前記周波数変換装置間
に配設される電源線と前記アース線のそれぞれの線に流
れる同相の電流が互いの電流を相殺する起電力を生じる
磁気結合体とを設けたものである。
作用 本発明の誘導加熱調理器は上記第1の手段の構成によ
り、アース線と電源線とをそれぞれの線に流れる同相の
電流が互いの電流を相殺する起電力を生じるように磁気
結合させているので、周波数変換装置から発生する電磁
波の高周波雑音の非対称成分が互いに打ち消しあい、機
器の出口でアース線から、高周波雑音が漏洩するのを効
果的にブロックするので金属ケースおよびアース線、そ
してアース線と電源線が束ねられた電源ケーブルのアー
ス線と電源線間の分布容量を介して電源線に漏洩するの
を効果的に低減できる。このため、単にアースインダク
タをアース線に配設しても除去することが難しい10メガ
ヘルツから30メガヘルツの伝導雑音を効果的に除去でき
る。この磁気結合体は、たとえば単一の磁性フェライト
リングにアース線と電源線をそれぞれ数ターン巻くこと
により実現することができ、アース線から電源線へと漏
洩する10〜30メガヘルツの高周波雑音を10dB以上低減す
る効果を有するものとすることができるので、構成する
電源線やアース線を太くしても、この磁気結合体の形状
を比較的小さなものとすることが可能で、周波数変換装
置の充電部と外部筐体が事故により触れ大電流がアース
線に流れたとしても、アース線が発熱や断線したりする
恐れがなく、電源線の巻き線部の発熱も少ない小型の部
品とすることができる。
り、アース線と電源線とをそれぞれの線に流れる同相の
電流が互いの電流を相殺する起電力を生じるように磁気
結合させているので、周波数変換装置から発生する電磁
波の高周波雑音の非対称成分が互いに打ち消しあい、機
器の出口でアース線から、高周波雑音が漏洩するのを効
果的にブロックするので金属ケースおよびアース線、そ
してアース線と電源線が束ねられた電源ケーブルのアー
ス線と電源線間の分布容量を介して電源線に漏洩するの
を効果的に低減できる。このため、単にアースインダク
タをアース線に配設しても除去することが難しい10メガ
ヘルツから30メガヘルツの伝導雑音を効果的に除去でき
る。この磁気結合体は、たとえば単一の磁性フェライト
リングにアース線と電源線をそれぞれ数ターン巻くこと
により実現することができ、アース線から電源線へと漏
洩する10〜30メガヘルツの高周波雑音を10dB以上低減す
る効果を有するものとすることができるので、構成する
電源線やアース線を太くしても、この磁気結合体の形状
を比較的小さなものとすることが可能で、周波数変換装
置の充電部と外部筐体が事故により触れ大電流がアース
線に流れたとしても、アース線が発熱や断線したりする
恐れがなく、電源線の巻き線部の発熱も少ない小型の部
品とすることができる。
また上記第2の手段の構成により、アース線と電源線
のそれぞれの線に流れる同相の電流が互いの電流を相殺
する起電力を生じる磁気結合体を設けているので上記の
ように周波数変換装置から電源ケーブルのアース線と電
源線間の分布容量を経由してアース線から電源線に漏洩
する伝導雑音を低減できる。さらに誘導加熱コイルを収
納し導電材料よりなる第1の外部筐体と、アース線によ
り大地に接地された周波数変換装置を収納する第2の外
部筐体もしくは周波数変換装置を載置し同様に接地した
内部シャーシ等の内部非充電金属部品を設け、両者を導
電線により接続するとともにこの導電線にインダクタン
ス素子を設けているので第1の外部筐体は第2の外部筐
体もしくは内部非充電金属部品を介して接地され安全性
が確保されるとともに高周波的に第1の外部筐体と第2
の外部筐体もしくは内部非充電金属部品とが分離され
る。一般的に誘導加熱コイルには急峻な波形の電流が流
れないため加熱コイル部からの10メガヘルツ以上の高周
波雑音成分の輻射は比較的に少ないが、この誘導加熱コ
イルの電流を供給する周波数変換装置にはスイッチング
素子やコンデンサなどが含まれ極めてピーク電流値の大
きな急峻な電流が印加し前記のような高周波雑音の輻射
が多い。本発明においては加熱コイルを収納する第1の
外部筐体を有し、ワークトップに組みこむ場合にはこの
外部筐体の周部でワークトップに当接することになる
が、上記のように加熱コイルは高周波雑音の輻射量が少
ないので加熱コイルから第1の外部筐体に誘起される高
周波雑音は少なくこの第1の外部筐体から、これに当接
している接地されたステンレス製のワークトップなどを
経由してアースに漏洩する高周波雑音は少ない。また第
1の外部筐体は、高周波雑音が多く漏洩している周波数
変換装置を収納する第2の外部筐体あるいは内部非充電
金属部品と高周波的に分離されているので、周波数変換
装置から発生する高周波雑音がワークトップを介して大
地に漏洩するレベルも低減することができるものであ
る。
のそれぞれの線に流れる同相の電流が互いの電流を相殺
する起電力を生じる磁気結合体を設けているので上記の
ように周波数変換装置から電源ケーブルのアース線と電
源線間の分布容量を経由してアース線から電源線に漏洩
する伝導雑音を低減できる。さらに誘導加熱コイルを収
納し導電材料よりなる第1の外部筐体と、アース線によ
り大地に接地された周波数変換装置を収納する第2の外
部筐体もしくは周波数変換装置を載置し同様に接地した
内部シャーシ等の内部非充電金属部品を設け、両者を導
電線により接続するとともにこの導電線にインダクタン
ス素子を設けているので第1の外部筐体は第2の外部筐
体もしくは内部非充電金属部品を介して接地され安全性
が確保されるとともに高周波的に第1の外部筐体と第2
の外部筐体もしくは内部非充電金属部品とが分離され
る。一般的に誘導加熱コイルには急峻な波形の電流が流
れないため加熱コイル部からの10メガヘルツ以上の高周
波雑音成分の輻射は比較的に少ないが、この誘導加熱コ
イルの電流を供給する周波数変換装置にはスイッチング
素子やコンデンサなどが含まれ極めてピーク電流値の大
きな急峻な電流が印加し前記のような高周波雑音の輻射
が多い。本発明においては加熱コイルを収納する第1の
外部筐体を有し、ワークトップに組みこむ場合にはこの
外部筐体の周部でワークトップに当接することになる
が、上記のように加熱コイルは高周波雑音の輻射量が少
ないので加熱コイルから第1の外部筐体に誘起される高
周波雑音は少なくこの第1の外部筐体から、これに当接
している接地されたステンレス製のワークトップなどを
経由してアースに漏洩する高周波雑音は少ない。また第
1の外部筐体は、高周波雑音が多く漏洩している周波数
変換装置を収納する第2の外部筐体あるいは内部非充電
金属部品と高周波的に分離されているので、周波数変換
装置から発生する高周波雑音がワークトップを介して大
地に漏洩するレベルも低減することができるものであ
る。
また上記第3の手段の構成により、アース線と電源線
のそれぞれの線に流れる同相の電流が互いの電流を相殺
する起電力を生じる磁気結合体を設けているので上記の
ように周波数変換装置からアース線を経由して電源線に
漏洩する伝導雑音を低減できる。また、絶縁性を有する
載置板の周部から内側に所定の距離を保ち、加熱コイル
または周波数変換装置を収納する外部筐体の側壁上部を
前記載置板に固着しているので、外部筐体を導電材料で
構成しても、外部筐体に漏洩している周波数変換装置の
高周波雑音がワークトップを経由して大地に漏洩する恐
れがないものである。
のそれぞれの線に流れる同相の電流が互いの電流を相殺
する起電力を生じる磁気結合体を設けているので上記の
ように周波数変換装置からアース線を経由して電源線に
漏洩する伝導雑音を低減できる。また、絶縁性を有する
載置板の周部から内側に所定の距離を保ち、加熱コイル
または周波数変換装置を収納する外部筐体の側壁上部を
前記載置板に固着しているので、外部筐体を導電材料で
構成しても、外部筐体に漏洩している周波数変換装置の
高周波雑音がワークトップを経由して大地に漏洩する恐
れがないものである。
また上記第4の手段の構成により、アース線と電源線
のそれぞれの線に流れる同相の電流が互いの電流を相殺
する起電力を生じる磁気結合を設けているので上記のよ
うに周波数変換装置を収納する第1の外部筐体もしくは
内部シャーシとアース線を経由して電源線に漏洩する伝
導雑音を効果的に低減できる。加熱コイルを収納する第
1の外部筐体が配設されているのでワークトップに組み
こむ場合にはこの外部筐体の周部でワークトップに当接
することになるが、第1の外部筐体は絶縁材料より構成
されているので、周波数変換装置の高周波雑音がワーク
トップを経由して大地に漏洩することはなく、加熱コイ
ルには急峻な波形の電流が流れないのでこの部分を樹脂
などの絶縁材料を使用しても輻射雑音などの増大する恐
れは少ない。さらに、第1の外部筐体に軽量の絶縁材料
である樹脂を使用すれば第1の外部筐体は軽量になるた
めワークトップに組みこむ際に保持する保持構造の強度
を下げることができるので保持構造を簡略化でき、また
薄いワークトップに組みこんだ場合の機器の荷重による
たわみ量を少なくすることができるものである。
のそれぞれの線に流れる同相の電流が互いの電流を相殺
する起電力を生じる磁気結合を設けているので上記のよ
うに周波数変換装置を収納する第1の外部筐体もしくは
内部シャーシとアース線を経由して電源線に漏洩する伝
導雑音を効果的に低減できる。加熱コイルを収納する第
1の外部筐体が配設されているのでワークトップに組み
こむ場合にはこの外部筐体の周部でワークトップに当接
することになるが、第1の外部筐体は絶縁材料より構成
されているので、周波数変換装置の高周波雑音がワーク
トップを経由して大地に漏洩することはなく、加熱コイ
ルには急峻な波形の電流が流れないのでこの部分を樹脂
などの絶縁材料を使用しても輻射雑音などの増大する恐
れは少ない。さらに、第1の外部筐体に軽量の絶縁材料
である樹脂を使用すれば第1の外部筐体は軽量になるた
めワークトップに組みこむ際に保持する保持構造の強度
を下げることができるので保持構造を簡略化でき、また
薄いワークトップに組みこんだ場合の機器の荷重による
たわみ量を少なくすることができるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
第1図において、負荷を加熱する加熱コイル12に高周
波電流を供給する周波数変換装置13に対して商用電源14
からコンセント15、差しこみプラグ16、電源コード17そ
してフィルタコイル18を介して低周波電源が供給されて
いる。コンセント15は3つの端子からなり端子15cはア
ース19に接続されており、電源プラグ16はこれに対応し
て端子16a,16b,16cで構成されている。電源コード17は
2本の電源線17a,17bとアース線17cが束ねられ柔軟性の
ある樹脂で一体成型されている。フィルタコイル18は第
2図に示すようになっており銅の単線に絶縁皮膜でコー
ティングされた巻き線18a,18bが同一フェライトコア18d
に同一方向に5ターンづつ巻かれ、プリント基板21に装
着され、プリント基板と柔軟性のある樹脂で被覆された
絶縁電線によって入力側端子A,Bと出力端子A′,B′に
それぞれ接続されている。また複数の細線を束ねその上
に柔軟性のある樹脂で被覆した絶縁電線18cが巻き線18
a,18bと同一方向にフェライトコア18dに5ターン巻きつ
けられプリント基板の箔を介さずストレートに端子C,
C′間に接続されている。また第1図に示すようにフィ
ルタコイル18の入力端子Cは電源コード17のアース線17
c接続され、端子C′は周波数変換装置13を収納する金
属ケース20に接続されている。
波電流を供給する周波数変換装置13に対して商用電源14
からコンセント15、差しこみプラグ16、電源コード17そ
してフィルタコイル18を介して低周波電源が供給されて
いる。コンセント15は3つの端子からなり端子15cはア
ース19に接続されており、電源プラグ16はこれに対応し
て端子16a,16b,16cで構成されている。電源コード17は
2本の電源線17a,17bとアース線17cが束ねられ柔軟性の
ある樹脂で一体成型されている。フィルタコイル18は第
2図に示すようになっており銅の単線に絶縁皮膜でコー
ティングされた巻き線18a,18bが同一フェライトコア18d
に同一方向に5ターンづつ巻かれ、プリント基板21に装
着され、プリント基板と柔軟性のある樹脂で被覆された
絶縁電線によって入力側端子A,Bと出力端子A′,B′に
それぞれ接続されている。また複数の細線を束ねその上
に柔軟性のある樹脂で被覆した絶縁電線18cが巻き線18
a,18bと同一方向にフェライトコア18dに5ターン巻きつ
けられプリント基板の箔を介さずストレートに端子C,
C′間に接続されている。また第1図に示すようにフィ
ルタコイル18の入力端子Cは電源コード17のアース線17
c接続され、端子C′は周波数変換装置13を収納する金
属ケース20に接続されている。
上記構成においてアース線18cが電源線18a,電源線18b
とフェライトコア18dを介して電磁結合しており、同相
入力信号を互いに打ち消すので、周波数変換装置13から
金属ケース20に伝搬して電源コード17の内部の電源線17
a,17bとアース線17cの間の分布容量によって電源線17a
あるいは電源線17bに漏洩する伝導雑音の対称成分を効
果的に除去できる。実験によれば単に、700〜1000uH
(マイクロヘンリー)のインダクタをアースインダクタ
として金属ケース20と電源コード17の間に配設すること
によってほとんど除去されない20MHzから30MHzにおける
特定の周波数の伝導雑音を15デシベル程低減できること
が確認されている。また電源線18aと電源線18bとして銅
の単線に絶縁皮膜でコーティングされたものをフェライ
ト18dに巻きつけてプリント基板に半田付けしているの
で部品の固定が容易でありアース線18cはプリント基板
に半田付けされず柔軟性のある絶縁電線をフェライトコ
ア18dに巻きつけてあるので箔のクラックあるいは半田
付け部のクラック等による断線の恐れがなくアース線と
して確実に導通を確保でき安全である。なお、上記実施
例では、金属ケース20を樹脂として部品を載置する内部
シャーシなどの非充電金属部品をアース線17cで接地し
ても同様の効果が得られる。
とフェライトコア18dを介して電磁結合しており、同相
入力信号を互いに打ち消すので、周波数変換装置13から
金属ケース20に伝搬して電源コード17の内部の電源線17
a,17bとアース線17cの間の分布容量によって電源線17a
あるいは電源線17bに漏洩する伝導雑音の対称成分を効
果的に除去できる。実験によれば単に、700〜1000uH
(マイクロヘンリー)のインダクタをアースインダクタ
として金属ケース20と電源コード17の間に配設すること
によってほとんど除去されない20MHzから30MHzにおける
特定の周波数の伝導雑音を15デシベル程低減できること
が確認されている。また電源線18aと電源線18bとして銅
の単線に絶縁皮膜でコーティングされたものをフェライ
ト18dに巻きつけてプリント基板に半田付けしているの
で部品の固定が容易でありアース線18cはプリント基板
に半田付けされず柔軟性のある絶縁電線をフェライトコ
ア18dに巻きつけてあるので箔のクラックあるいは半田
付け部のクラック等による断線の恐れがなくアース線と
して確実に導通を確保でき安全である。なお、上記実施
例では、金属ケース20を樹脂として部品を載置する内部
シャーシなどの非充電金属部品をアース線17cで接地し
ても同様の効果が得られる。
つぎに、他の実施例について説明する。第3図に示す
誘導加熱調理器は組みこみ式のもので、外装ケースは加
熱コイル12を収納する金属製の加熱コイルケース22と、
周波数変換装置13を収納する金属製の本体ケース23とに
分割されている。加熱コイル12の上部には負荷鍋を載置
するセラミック製のトッププレート24が加熱コイルケー
ス22の上部周部で挾持されている。加熱コイルケース22
は、ステンレス製の流し台のワークトップ25に穿れた開
口部に落とし込まれ周囲のエッジ部でワークトップ25に
接して保持されている。本体ケース23は、ワークトップ
25を支える木製の側壁26の内側に水平に設けられた木製
の棚27に載置され内部に第2図で示したフィルタコイル
18が設けられており、電源コード17内部にモールドされ
ている電源線17a,17bと本体ケース23に接続されるアー
ス線17cが互いに同相の電流を打ち消すように電磁結合
されている。また、加熱コイルケース22と本体ケース23
は導電線28により接続されこの導電線28にはフェライト
ビーズ等で構成した高周波ノイズを除去するインダクタ
ンス素子29が接続されている。
誘導加熱調理器は組みこみ式のもので、外装ケースは加
熱コイル12を収納する金属製の加熱コイルケース22と、
周波数変換装置13を収納する金属製の本体ケース23とに
分割されている。加熱コイル12の上部には負荷鍋を載置
するセラミック製のトッププレート24が加熱コイルケー
ス22の上部周部で挾持されている。加熱コイルケース22
は、ステンレス製の流し台のワークトップ25に穿れた開
口部に落とし込まれ周囲のエッジ部でワークトップ25に
接して保持されている。本体ケース23は、ワークトップ
25を支える木製の側壁26の内側に水平に設けられた木製
の棚27に載置され内部に第2図で示したフィルタコイル
18が設けられており、電源コード17内部にモールドされ
ている電源線17a,17bと本体ケース23に接続されるアー
ス線17cが互いに同相の電流を打ち消すように電磁結合
されている。また、加熱コイルケース22と本体ケース23
は導電線28により接続されこの導電線28にはフェライト
ビーズ等で構成した高周波ノイズを除去するインダクタ
ンス素子29が接続されている。
上記構成において、周波数変換装置13は、スイッチン
グ半導体や共振コンデンサあるいはフィルタコンデンサ
等の部品から構成されスイッチングトランジスタのOFF
やONに付随する急峻でピーク電流の大なる電流が流れる
ため20メガヘルツ以上の雑音成分の輻射が大きいが、金
属製の本体ケース23により遮蔽されるため外部には輻射
されない。また安全のためアース線17cにより大地に接
地しているが、フィルタコイル18があるので第1の実施
例で述べたように周波数変換装置13からの輻射雑音によ
って金属ケース23に誘導された高周波雑音が電源ケーブ
ル内部の、電源線17a,17bとアース線17c間の分布容量を
経由して電源線に伝導雑音となって漏洩することを防止
できる。一方、加熱コイル12は、インダクタンス素子で
あるため、一般的に不連続な電流は流れず、比較的に、
20メガヘルツ以上の高周波雑音成分の輻射量は少なく、
加熱コイルケース22が金属製のものであってもこれにそ
のような周波数の雑音の誘導される量も少ないので加熱
コイルケース22の周部でこれに当接するステンレス製の
ワークトップ25を経由して大地に高周波雑音が漏洩する
レベルは少ない。また、安全のために、導電線28により
加熱コイルケース22と接地された本体ケース23とを接続
しているが、高周波ノイズを除去するインダクタンス素
子29をこの導電線間に設けているので、本体ケース23に
重畳した高周波ノイズが導電線28と加熱コイルケース22
を経由して大地に漏洩するのを低減できる。
グ半導体や共振コンデンサあるいはフィルタコンデンサ
等の部品から構成されスイッチングトランジスタのOFF
やONに付随する急峻でピーク電流の大なる電流が流れる
ため20メガヘルツ以上の雑音成分の輻射が大きいが、金
属製の本体ケース23により遮蔽されるため外部には輻射
されない。また安全のためアース線17cにより大地に接
地しているが、フィルタコイル18があるので第1の実施
例で述べたように周波数変換装置13からの輻射雑音によ
って金属ケース23に誘導された高周波雑音が電源ケーブ
ル内部の、電源線17a,17bとアース線17c間の分布容量を
経由して電源線に伝導雑音となって漏洩することを防止
できる。一方、加熱コイル12は、インダクタンス素子で
あるため、一般的に不連続な電流は流れず、比較的に、
20メガヘルツ以上の高周波雑音成分の輻射量は少なく、
加熱コイルケース22が金属製のものであってもこれにそ
のような周波数の雑音の誘導される量も少ないので加熱
コイルケース22の周部でこれに当接するステンレス製の
ワークトップ25を経由して大地に高周波雑音が漏洩する
レベルは少ない。また、安全のために、導電線28により
加熱コイルケース22と接地された本体ケース23とを接続
しているが、高周波ノイズを除去するインダクタンス素
子29をこの導電線間に設けているので、本体ケース23に
重畳した高周波ノイズが導電線28と加熱コイルケース22
を経由して大地に漏洩するのを低減できる。
また、第3図において、加熱コイルケース22を樹脂等
の絶縁材料で構成することにより、ワークトップ25から
大地への高周波雑音の漏洩を防止することが可能で導電
線28あるいはインダクタンス素子29を省くことができる
とともに、加熱コイルケース22の重量が軽くなるので、
厚みの薄いステンレス等で作られたワークトップ25の開
口部のたわみ等を少なくすることができると同時に加熱
コイルケース22のワークトップ25との当接部の保持強度
を弱くできるので構造を簡素化できる。
の絶縁材料で構成することにより、ワークトップ25から
大地への高周波雑音の漏洩を防止することが可能で導電
線28あるいはインダクタンス素子29を省くことができる
とともに、加熱コイルケース22の重量が軽くなるので、
厚みの薄いステンレス等で作られたワークトップ25の開
口部のたわみ等を少なくすることができると同時に加熱
コイルケース22のワークトップ25との当接部の保持強度
を弱くできるので構造を簡素化できる。
さらに、他の実施例を、第4図を参照しながら説明す
る。同図において第3図と対応するものについては同符
号を付与している。本体ケース23は金属製で第3図にお
ける周波数変換装置13とフィルタコイル18とを格納し、
加熱コイルケース12を格納する加熱コイルケース22も金
属からなり、金属製の連結板30、31と、ビスにより両者
が連結され木製の棚27の上に載置されている。またこの
連結板30,31には複数の取りつけ穴あるいは長穴の取り
つけ穴が設けられて、ワークトップ25と載置板24の面を
適度な高さに合わすため加熱コイルケース22の取りつけ
高さを調節できるようになっている。セラミック製のト
ッププレート24は、その周縁部から約20ミリの距離の裏
面にて加熱コイルケース22の上部周部のフランジ部と接
着剤によって固着され、またステンレス製のワークトッ
プ25に設けられた段差のある開口部に嵌め込まれシール
剤にて周縁部がシールされている。
る。同図において第3図と対応するものについては同符
号を付与している。本体ケース23は金属製で第3図にお
ける周波数変換装置13とフィルタコイル18とを格納し、
加熱コイルケース12を格納する加熱コイルケース22も金
属からなり、金属製の連結板30、31と、ビスにより両者
が連結され木製の棚27の上に載置されている。またこの
連結板30,31には複数の取りつけ穴あるいは長穴の取り
つけ穴が設けられて、ワークトップ25と載置板24の面を
適度な高さに合わすため加熱コイルケース22の取りつけ
高さを調節できるようになっている。セラミック製のト
ッププレート24は、その周縁部から約20ミリの距離の裏
面にて加熱コイルケース22の上部周部のフランジ部と接
着剤によって固着され、またステンレス製のワークトッ
プ25に設けられた段差のある開口部に嵌め込まれシール
剤にて周縁部がシールされている。
上記構成において、加熱コイルケース22が金属材料で
あり、高周波雑音の多く重畳する本体ケース23と導電性
の連結板30,31により接続されていても、接地されたス
テンレス製のワークトップ25と、加熱コイルケース22と
の間に所定の距離を保持できるので、ワークトップ25か
ら大地に周波数変換装置13の雑音が漏洩する恐れがな
く、また、前述の実施例で延べたように、フィルターコ
イル18(第4図には図示されていない)を配設している
ので電源ケーブル17のアース線と電源間の分布容量を経
由して電源線に漏洩する高周波伝導雑音を抑制できる。
あり、高周波雑音の多く重畳する本体ケース23と導電性
の連結板30,31により接続されていても、接地されたス
テンレス製のワークトップ25と、加熱コイルケース22と
の間に所定の距離を保持できるので、ワークトップ25か
ら大地に周波数変換装置13の雑音が漏洩する恐れがな
く、また、前述の実施例で延べたように、フィルターコ
イル18(第4図には図示されていない)を配設している
ので電源ケーブル17のアース線と電源間の分布容量を経
由して電源線に漏洩する高周波伝導雑音を抑制できる。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明によれば、周
波数変換装置を収納あるいは固定する導電材料よりなる
筐体あるいは内部非充電金属部品と大地を接続するアー
ス線と、商用電源と周波数変換装置を接続する電源線と
を、同相の電流が互いに相殺するように磁気結合させて
いるので、単にアース線にアースコイルを挿入すること
によっては除去しにくい金属ケースあるいはシャーシか
ら電源線とアース線の分布容量を介して電源線に漏洩す
る非対称の伝導雑音成分を相殺効果により効果的に除去
でき、他の電子機器に与える伝導雑音の影響を容易に低
減できる。また磁気結合体に巻くアース線および電源線
の巻き数は少なくてもかなりの低減効果が得られるので
これらの線径を太くしても、磁気結合体の形状は大きく
ならず、したがった、この磁気結合体の機器への実装は
容易で、周波数変換装置の充電部が、金属ケースあるい
は金属シャーシに事故で触れてもアース線の断線や巻き
線の温度上昇の恐れがなく安全である。
波数変換装置を収納あるいは固定する導電材料よりなる
筐体あるいは内部非充電金属部品と大地を接続するアー
ス線と、商用電源と周波数変換装置を接続する電源線と
を、同相の電流が互いに相殺するように磁気結合させて
いるので、単にアース線にアースコイルを挿入すること
によっては除去しにくい金属ケースあるいはシャーシか
ら電源線とアース線の分布容量を介して電源線に漏洩す
る非対称の伝導雑音成分を相殺効果により効果的に除去
でき、他の電子機器に与える伝導雑音の影響を容易に低
減できる。また磁気結合体に巻くアース線および電源線
の巻き数は少なくてもかなりの低減効果が得られるので
これらの線径を太くしても、磁気結合体の形状は大きく
ならず、したがった、この磁気結合体の機器への実装は
容易で、周波数変換装置の充電部が、金属ケースあるい
は金属シャーシに事故で触れてもアース線の断線や巻き
線の温度上昇の恐れがなく安全である。
また本発明は、加熱コイルを収納し、ワークトップに
当接する導電材料からなる第1の外部筐体と、周波数変
換装置を収納する導電材料からなる第2の外部筐体を設
け、前記第1の外部筐体と、前記第2の外部筐体もしく
は周波数変換装置を固定する内部非充電金属部品を導電
線により接続し、後者すなわち第2の外部筐体あるいは
内部非充電金属部品を接地するので、事故で電気部品の
充電部がそれに触れても使用者や修理担当者の感電を防
止することができる。また、前記導電線にインダクタン
ス素子を接続しているので、高周波の電磁波の輻射量が
多い周波数変換装置を収納している第2の外部筐体に重
畳している高周波雑音が前記導電線を経由して第1の外
部筐体に漏洩し、そしてこの第1の外部筐体が当接する
導電性のワークトップを経由して伝導雑音となってが大
地に漏洩し、接地された他の電子機器に雑音妨害を与え
るのを抑制することができる。またアース線と電源線と
をそれぞれの線に流れる同相の電流が互いの電流を相殺
する起電力を生じるように磁気結合させているので、周
波数変換装置から発生する電磁波によって周波数変換装
置を収納する金属ケースあるいは周波数変換装置を固定
する内部シャーシなどの非充電金属部品と大地間に誘導
される高周波伝導雑音の非対称成分がアース線から効果
的に濾波される。したがって第1の外部筐体からアース
線と、電源ケーブル内で1〜2メートルにわたってこの
アース線と近接して束ねられる電源線との間の分布容量
を経由して電源線に漏洩する伝導雑音を低減できる。以
下のように、誘導加熱調理器をワークトップに組みこん
で使用する際、ワークトップが導電性か否かにかかわら
ず、周波数変換装置からこれを収納する導電性の筐体あ
るいは内部シャーシから、アース線もしくはワークトッ
プを経路として電源線や大地に漏洩する伝導雑音を効果
的に抑制することができるものである。
当接する導電材料からなる第1の外部筐体と、周波数変
換装置を収納する導電材料からなる第2の外部筐体を設
け、前記第1の外部筐体と、前記第2の外部筐体もしく
は周波数変換装置を固定する内部非充電金属部品を導電
線により接続し、後者すなわち第2の外部筐体あるいは
内部非充電金属部品を接地するので、事故で電気部品の
充電部がそれに触れても使用者や修理担当者の感電を防
止することができる。また、前記導電線にインダクタン
ス素子を接続しているので、高周波の電磁波の輻射量が
多い周波数変換装置を収納している第2の外部筐体に重
畳している高周波雑音が前記導電線を経由して第1の外
部筐体に漏洩し、そしてこの第1の外部筐体が当接する
導電性のワークトップを経由して伝導雑音となってが大
地に漏洩し、接地された他の電子機器に雑音妨害を与え
るのを抑制することができる。またアース線と電源線と
をそれぞれの線に流れる同相の電流が互いの電流を相殺
する起電力を生じるように磁気結合させているので、周
波数変換装置から発生する電磁波によって周波数変換装
置を収納する金属ケースあるいは周波数変換装置を固定
する内部シャーシなどの非充電金属部品と大地間に誘導
される高周波伝導雑音の非対称成分がアース線から効果
的に濾波される。したがって第1の外部筐体からアース
線と、電源ケーブル内で1〜2メートルにわたってこの
アース線と近接して束ねられる電源線との間の分布容量
を経由して電源線に漏洩する伝導雑音を低減できる。以
下のように、誘導加熱調理器をワークトップに組みこん
で使用する際、ワークトップが導電性か否かにかかわら
ず、周波数変換装置からこれを収納する導電性の筐体あ
るいは内部シャーシから、アース線もしくはワークトッ
プを経路として電源線や大地に漏洩する伝導雑音を効果
的に抑制することができるものである。
また本発明は、周波数変換装置あるいは加熱コイルを
収納する外部筐体がアース線により接地された導電材料
より構成されているので電気部品が事故で筐体に触れて
も使用者や修理担当者が感電する恐れがなく安全であ
る。また、絶縁性を有する非加熱鍋の載置板裏面周部か
ら内側に所定の距離を保って外部筐体の側壁上部を載置
板に固着し、この載置板周部をワークトップに当接して
いるので、ワークトップから所定の距離を保つことがで
きる。したがって、高周波の電磁波の輻射量が多い周波
数変換装置を収納している導電性の外部筐体に重畳して
いる高周波雑音が外部筐体に当接する導電性のワークト
ップを経由して伝導雑音となってが大地に漏洩し、接地
された他の電子機器に雑音妨害を与えるのを抑制するこ
とができる。またアース線と電源線とをそれぞれの線に
流れる同相の電流が互いの電流を相殺する起電力を生じ
るように磁気結合させているので、周波数変換装置から
発生する電磁波によって周波数変換装置を収納する金属
ケースと大地間に誘導される高周波伝導雑音の非対称成
分がアース線から効果的に濾波される。したがって第1
の外部筐体からアース線と、電源ケーブル内で1〜2メ
ートルにわたってこのアース線と近接して束ねられる電
源線との間の分布容量を経由して電源線に漏洩する伝導
雑音を抑制できる。以上のように、誘導加熱調理器をワ
ークトップに組みこんで使用する際、ワークトップが導
電性か否かにかかわらず、周波数変換装置からこれを収
納する導電性の筐体から、アース線もしくはワークトッ
プを経路として電源線や大地に漏洩する伝導雑音を効果
的に抑制することができるものである。
収納する外部筐体がアース線により接地された導電材料
より構成されているので電気部品が事故で筐体に触れて
も使用者や修理担当者が感電する恐れがなく安全であ
る。また、絶縁性を有する非加熱鍋の載置板裏面周部か
ら内側に所定の距離を保って外部筐体の側壁上部を載置
板に固着し、この載置板周部をワークトップに当接して
いるので、ワークトップから所定の距離を保つことがで
きる。したがって、高周波の電磁波の輻射量が多い周波
数変換装置を収納している導電性の外部筐体に重畳して
いる高周波雑音が外部筐体に当接する導電性のワークト
ップを経由して伝導雑音となってが大地に漏洩し、接地
された他の電子機器に雑音妨害を与えるのを抑制するこ
とができる。またアース線と電源線とをそれぞれの線に
流れる同相の電流が互いの電流を相殺する起電力を生じ
るように磁気結合させているので、周波数変換装置から
発生する電磁波によって周波数変換装置を収納する金属
ケースと大地間に誘導される高周波伝導雑音の非対称成
分がアース線から効果的に濾波される。したがって第1
の外部筐体からアース線と、電源ケーブル内で1〜2メ
ートルにわたってこのアース線と近接して束ねられる電
源線との間の分布容量を経由して電源線に漏洩する伝導
雑音を抑制できる。以上のように、誘導加熱調理器をワ
ークトップに組みこんで使用する際、ワークトップが導
電性か否かにかかわらず、周波数変換装置からこれを収
納する導電性の筐体から、アース線もしくはワークトッ
プを経路として電源線や大地に漏洩する伝導雑音を効果
的に抑制することができるものである。
また本発明は、加熱コイルを収納し、ワークトップに
当接する絶縁材料からなる第1の外部筐体と、周波数変
換装置を収納する導電材料からなる第2の外部筐体ある
いは周波数変換装置を固定する内部非充電金属部品を設
け、第2の外部筐体あるいは内部非充電金属部品を接地
するので、事故で電気部品の充電部がそれに触れても使
用者や修理担当者の感電を防止することができる。ま
た、第1の外部筐体が絶縁材料から構成されているの
で、高周波の電磁波の輻射量が多い周波数変換装置を収
納している第2の外部筐体に重畳している高周波雑音が
第1の外部筐体に伝導により漏洩することはなくこの第
1の外部筐体がワークトップに組みこまれた時、当接す
るワークトップが導電性のものであり接地されていても
このワークトップを経由して高周波雑音が伝導雑音とな
ってが大地に漏洩し、接地された他の電子機器に雑音妨
害を与えることはない。またアース線と電源線とをそれ
ぞれの線に流れる同相の電流が互いの電流を相殺する起
電力を生じるように磁気結合させているので、周波数変
換装置から発生する電磁波によって周波数変換装置を収
納あるいは固定する第2の外部筐体または内部非充電金
属部品と大地間に誘導される高周波伝導雑音の非対称成
分がアース線から効果的に除去される。したがって第2
の外部筐体からアース線と、電源ケーブル内で1〜2メ
ートルにわたってこのアース線と近接して束ねられる電
源線との間の分布容量を経由して電源線に漏洩する伝導
雑音を低減できる。以上のように、誘導加熱調理器をワ
ークトップに組みこんで使用する際、ワークトップが導
電性か否かにかかわらず、周波数変換装置からこれを収
納する導電性の筐体あるいは内部シャーシから、アース
線もしくはワークトップを経路として電源線や大地に漏
洩する伝導雑音を効果的に抑制することができるととも
に、第1の外部筐体を絶縁材料としているため軽量化が
でき、膜厚の薄いワークトップに組みこんだ際の、ワー
クトップ機器の重量によるたわみ量を低減できるもので
ある。
当接する絶縁材料からなる第1の外部筐体と、周波数変
換装置を収納する導電材料からなる第2の外部筐体ある
いは周波数変換装置を固定する内部非充電金属部品を設
け、第2の外部筐体あるいは内部非充電金属部品を接地
するので、事故で電気部品の充電部がそれに触れても使
用者や修理担当者の感電を防止することができる。ま
た、第1の外部筐体が絶縁材料から構成されているの
で、高周波の電磁波の輻射量が多い周波数変換装置を収
納している第2の外部筐体に重畳している高周波雑音が
第1の外部筐体に伝導により漏洩することはなくこの第
1の外部筐体がワークトップに組みこまれた時、当接す
るワークトップが導電性のものであり接地されていても
このワークトップを経由して高周波雑音が伝導雑音とな
ってが大地に漏洩し、接地された他の電子機器に雑音妨
害を与えることはない。またアース線と電源線とをそれ
ぞれの線に流れる同相の電流が互いの電流を相殺する起
電力を生じるように磁気結合させているので、周波数変
換装置から発生する電磁波によって周波数変換装置を収
納あるいは固定する第2の外部筐体または内部非充電金
属部品と大地間に誘導される高周波伝導雑音の非対称成
分がアース線から効果的に除去される。したがって第2
の外部筐体からアース線と、電源ケーブル内で1〜2メ
ートルにわたってこのアース線と近接して束ねられる電
源線との間の分布容量を経由して電源線に漏洩する伝導
雑音を低減できる。以上のように、誘導加熱調理器をワ
ークトップに組みこんで使用する際、ワークトップが導
電性か否かにかかわらず、周波数変換装置からこれを収
納する導電性の筐体あるいは内部シャーシから、アース
線もしくはワークトップを経路として電源線や大地に漏
洩する伝導雑音を効果的に抑制することができるととも
に、第1の外部筐体を絶縁材料としているため軽量化が
でき、膜厚の薄いワークトップに組みこんだ際の、ワー
クトップ機器の重量によるたわみ量を低減できるもので
ある。
第1図は本発明の一実施例における誘導加熱調理器の回
路ブロック図、第2図は同電源線とアース線の磁気結合
体を示す外観斜視図、第3図および第4図はそれぞれ他
の実施例を示す正面断面図、第5図および第6図は従来
の誘導加熱調理器のフィルタ構成を示す回路ブロック図
である。 12……誘導加熱コイル、13……周波数変換装置、14……
商用電源、17a,17b……電源線、17c……アース線、19…
…大地、20……金属ケース、22……第1の外部筐体、23
……第2の外部筐体、24……載置板。
路ブロック図、第2図は同電源線とアース線の磁気結合
体を示す外観斜視図、第3図および第4図はそれぞれ他
の実施例を示す正面断面図、第5図および第6図は従来
の誘導加熱調理器のフィルタ構成を示す回路ブロック図
である。 12……誘導加熱コイル、13……周波数変換装置、14……
商用電源、17a,17b……電源線、17c……アース線、19…
…大地、20……金属ケース、22……第1の外部筐体、23
……第2の外部筐体、24……載置板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 周史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 野間 博文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−79997(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 6/12
Claims (4)
- 【請求項1】誘導加熱コイルと、商用電源から高周波電
流に変換し前記誘導加熱コイルにこの高周波電流を供給
する周波数変換装置と、アース線により大地に接地され
前記周波数変換装置を収納あるいは固定する導電材料か
らなる外部筐体あるいは内部非充電金属部品を備え、前
記商用電源と前記周波数変換装置間に配設される電源線
と前記アース線とをそれぞれの線に流れる同相の電流が
互いの電流を相殺する起電力を生じるように磁気結合さ
せてなる誘導加熱調理器。 - 【請求項2】誘導加熱コイルと、導電材料よりなり前記
誘導加熱コイルを収納し、ワークトップに当接する第1
の外部筐体と、商用電源から高周波電流に変換し前記誘
導加熱コイルにこの高周波電流を供給する周波数変換装
置と、アース線により大地に接地され前記周波数変換装
置を収納あるいは固定する導電材料からなる第2の外部
筐体あるいは内部非充電金属部品と、前記商用電源と前
記周波数変換装置間に配設される電源線と前記アース線
のそれぞれの線に流れる同相の電流が互いの電流を相殺
する起電力を生じさせる磁気結合体と、前記第1の外部
筐体と前記第2の外部筐体の導電材料部もしくは前記非
充電金属部品を電気的に接続する導電線に配設されたイ
ンダクタンス素子とからなる誘導加熱調理器。 - 【請求項3】誘導加熱コイルと、商用電源から高周波電
流に変換し前記誘導加熱コイルにこの高周波電流を供給
する周波数変換装置と、絶縁性を有し被加熱鍋を載置す
るとともに周部でワークトップに当接する載置板と、前
記周波数変換装置あるいは前記加熱コイルを収納しアー
ス線により大地に接地され前記載置板の裏面にこの載置
板周部から内側に所定の距離を保って、側壁上部を固着
した導電材料からなる外部筐体と、前記商用電源と前記
周波数変換装置間に配設される電源線と前記アース線の
それぞれの線に流れる同相の電流が互いの電流を相殺す
る起電力を生じる磁気結合体とからなる誘導加熱調理
器。 - 【請求項4】誘導加熱コイルと、絶縁材料よりなり前記
誘導加熱コイルを収納し、ワークトップに当接する第1
の外部筐体と、商用電源から高周波電流に変換し前記誘
導加熱コイルにこの高周波電流を供給する周波数変換装
置と、アース線により大地に接地され前記周波数変換装
置を収納あるいは固定する導電材料よりなる第2の外部
筐体あるいは内部非充電金属部品と、前記商用電源と前
記周波数変換装置間に配設される電源線と前記アース線
のそれぞれの線に流れる同相の電流が互いの電流を相殺
する起電力を生じる磁気結合体とからなる誘導加熱調理
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25966490A JP2827490B2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25966490A JP2827490B2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 誘導加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04137386A JPH04137386A (ja) | 1992-05-12 |
JP2827490B2 true JP2827490B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=17337188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25966490A Expired - Fee Related JP2827490B2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2827490B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5141642B2 (ja) * | 2009-06-23 | 2013-02-13 | パナソニック株式会社 | 誘導加熱調理器 |
JP5818632B2 (ja) * | 2011-10-27 | 2015-11-18 | 三菱電機株式会社 | アースコイルの固定構造及びそれを用いた機器 |
DE102018008279A1 (de) * | 2018-10-18 | 2020-04-23 | Diehl Ako Stiftung & Co. Kg | Netzanschlusskabel zum Anschließen eines Umrichters an ein Stromnetz |
-
1990
- 1990-09-27 JP JP25966490A patent/JP2827490B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04137386A (ja) | 1992-05-12 |
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