JP2826510B2 - 巻線機 - Google Patents

巻線機

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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻線機に関し、特
に、カラーテレビジョン受像機及びディスプレイ用陰極
線管等に装着される偏向ヨークに用いられるコイルを製
造する際に好適な巻線機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この巻線機は、例えば、ブラウン
管水平偏向ヨーク等の偏向ヨークに用いられるコイルを
製造する際に使用される巻線機として、図13に示す構
造のものが知られている。巻線機は、基台26上に、回
転軸24を中心に回転する、第1、第2巻付部材13
1、132を備えたフォーマ13と、巻付部材132側
の軸242を回転自在に支持する支持部材23と、ワイ
ヤwを回転軸24と平行な方向に往復移動させる往復移
動案内機構17と、巻付部材131側の軸241に固定
した同期カム15を備えた運動変換機構12と、軸24
1に固定したプーリ28に無端ベルトBによって回転を
伝達するモータ19とを備える。
【0003】第1巻付部材131は、円板部45と、円
板部45から第2巻付部材132に向けて突出するアー
ム部46とを有する。アーム部46は、円板部45の周
縁部側から第2巻付部材132の中心に向かうように傾
斜する傾斜面を有する一対の突起を備え、両突起に挟ま
れた部分に凹部461を有する。同様に、第2巻付部材
132は、円板部47と、円板部47から突出するアー
ム部48と、アーム部48の両突起間に形成された凹部
481とを有する。フォーマ13は、上記形状の第1、
第2巻付部材131、132夫々の突起同士を略十字状
に対向させて接触させているため、両凹部461、48
1の接触部近傍に、ワイヤwを巻き付けて偏向ヨーク用
コイルを形成するための巻付空間が形成される。また、
第2巻付部材132の円板部47には、第1巻付部材1
31に向けて突出するワイヤクランプ14が植設されて
いる。
【0004】運動変換機構12は、回転軸24の回転運
動を往復運動に変換して往復移動案内機構17に伝達す
るもので、軸241に固定された同期カム15と、同期
カム15の回転時にハウジング121に対して揺動する
揺動レバー25と、揺動レバー25の先端部に一端部を
枢着したロッド18とを備える。往復移動案内機構17
は、回転軸24と略直交する方向から繰り出されるワイ
ヤwを摺動自在に挿通させるノズル171と、ノズル1
71を回転軸24と平行な方向に往復移動自在に支持す
る移動支持台172とを備える。ワイヤwの先端部は、
ノズル171を貫通した後に、第2巻付部材132のワ
イヤクランプ14に固定されている。
【0005】上記従来の巻線機では、モータ19が回転
すると、軸241(回転軸24)の回転によってフォー
マ13が回転すると共に、運動変換機構12から往復移
動案内機構17に動力が伝達されて、ワイヤwを摺動自
在に支持するノズル171が、所定の伝達比で移動支持
台172上を往復移動する。この作動時、例えば、フォ
ーマ13が一回転する間に、ノズル171に支持された
ワイヤwが二往復してワイヤwの繰り出し位置が変化す
るため、第1、第2巻付部材131、132のアーム部
46、48の十字形状に対向する一対ずつの突起が成す
隙間に、ワイヤwが各突起を交互に乗り越えながら巻き
付けられて、略鞍形状の偏向ヨーク用コイルが形成され
る。ワイヤwは、ノズル171によって左右に牽引され
た状態でフォーマ13の隙間部に密に巻き付けられた後
に、両側から第1、第2巻付部材131、132によっ
て圧縮され、且つ熱せられる。これにより、ワイヤwに
予め塗布された熱硬化剤が一旦溶けた後に硬化して、形
崩れしない偏向ヨーク用コイルが形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の巻線機は、
フォーマ13の回転速度を上げれば、巻線時間を短縮し
て生産性を向上させることができるが、回転軸24の回
転運動を往復移動案内機構17によって直進運動に変換
しながらノズル171を往復移動させる構造であるた
め、往復運動が速くなるとノズル171に振動が生じ
る。この振動は、フォーマ13に巻き付けられるワイヤ
wのテンションに悪影響を及ぼして弛みを発生させ、偏
向ヨーク用コイルの巻線分布の高密度化に障害となり、
巻線分布のばらつきを生む等の悪影響を与える。
【0007】また、フォーマ13に代えて、大きさや形
状が異なる種々のフォーマを使用する場合には、フォー
マの回転数に対するノズル171の移動比を変更する必
要があり、その場合、同期カム15を他のカムと交換
し、或いは、揺動レバー25とロッド18との連結位置
を変更しなければならない。このように、交換後のフォ
ーマに適するようにノズル171を往復移動させるに
は、多くの工数と時間が必要である。しかも、これによ
って変更可能なノズル171の往復移動距離には限界が
あるため、サイズが大きく異なる種々のフォーマに対応
することは極めて困難である。
【0008】本発明は、上記に鑑み、ワイヤの往復移動
速度を上げても振動が発生せず、従って、フォーマの回
転速度を上げて巻線時間を短縮できると共に、高速回転
時のワイヤの弛みを無くし、偏向ヨーク用コイルの巻線
分布の高密度化を可能とし、巻線分布のばらつきを軽減
し、且つ、サイズが大きく異なるフォーマにも十分に対
応できる構造を備えた巻線機を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の巻線機では、夫々の突出部が略十字状に対
向する一対の巻付部材から成る回転可能なフォーマと、
フォーマに先端を固定したワイヤの後端側を前記フォー
マの回転軸と略直交する方向で案内支持するワイヤ支持
部材とを備え、前記フォーマを回転させつつワイヤを前
記回転軸と略平行な方向に往復移動させ、前記両突出部
の接触部付近にワイヤを巻き付けて偏向ヨーク用コイル
を形成する巻線機において、前記フォーマ及びワイヤ支
持部材の間に位置すると共に、前記ワイヤを案内支持す
る支持孔を有し、且つ、該支持孔にワイヤを案内支持し
た状態で前記回転軸と略直交する軸を中心に回転する回
転板と、前記支持孔から出たワイヤを前記フォーマの回
転軸と略平行な方向に案内するためのスリットを有する
ワイヤガイド部材と、前記回転板を前記フォーマに対す
る所定の回転比で回転させるための同期手段とを備える
ことを特徴とする。
【0010】本発明の巻線機では、ワイヤ支持孔にワイ
ヤを支持しつつ回転する回転板と、ワイヤを回転軸と平
行な方向に案内するスリットを有するワイヤガイド部材
とを組み合わせた簡素な構成によって、ワイヤの往復移
動機構が実現できる。しかも、この往復移動機構は、ワ
イヤの往復移動速度を上げても振動が発生しないので、
フォーマの回転速度を上げて巻線時間を短縮することが
でき、高速回転時のワイヤの弛みを無くし、偏向ヨーク
用コイルの巻線分布の高密度化や、巻線分布のばらつき
の軽減化を実現させることができる。また、回転板のサ
イズ或いはワイヤ支持孔の位置の変更によってワイヤ往
復移動時の幅を容易に変更することができるので、サイ
ズが大きく異なるフォーマにも十分に対応することが可
能である。
【0011】好ましくは、本発明の巻線機は、前記フォ
ーマを回転させる第1モータと、前記回転板を回転させ
る第2モータとを備えており、前記同期手段は、前記第
2モータが第1モータに対して所定の回転比で回転する
ように、該第1モータが回転するとき発生する回転信号
に基づいて同期信号を発生する。
【0012】前記ワイヤガイド部材が、前記回転軸と略
平行な方向の切欠溝を夫々に備えた対向する一対の摺動
部材を備えており、該一対の摺動部材の重なり量を調整
することによって前記スリットの幅を変更するが好まし
い。また、前記ワイヤガイド部材が、夫々の曲状縁部が
対向する回動可能な一対の弓状部材を備えており、該一
対の弓状部材の重なり量を調整することによって前記ス
リットの幅を変更することが好ましい。これらの構成に
よっても、ワイヤの往復運動距離を簡単に変更でき、サ
イズが大きく異なる種々のフォーマに対処することが可
能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、実施形態例により本発明を
具体的に示す。図1は、本発明に係る巻線機の一実施形
態例を示す平面図、図2は、図1の矢印A方向から見た
状態を示す概略正面図である。なお、同図において、図
13と同様な要素及び部分には同一符号を付してその説
明を省略する。
【0014】図1に示すように、巻線機10は、基台2
7上に、フォーマ駆動部と、回転同期部と、ワイヤ案内
部とを備えている。
【0015】フォーマ駆動部は、図13と同様の構成の
フォーマ13と、駆動手段16とを備える。フォーマ1
3では、第1巻付部材131と第2巻付部材132とが
対向し且つ互いのアーム部46、48が十字状に接触す
ることにより、該接触部分から円板部45、47の径方
向に4個の突起が等角度間隔で突出している。そして、
凹部461と481との接触部近傍、つまり前記4個の
突起夫々の先端部から基端部に到る各隙間部が、ワイヤ
wを巻き付けて偏向ヨーク用コイルを形成するための巻
付空間を構成する。また、駆動手段16は、第1巻付部
材131の軸241に回転を伝えてフォーマ13全体を
回転させる第1モータ161を備えると共に、第1モー
タ161の回転に応じた回転信号を出力する。
【0016】同期部は、駆動手段16からの回転信号を
受けて同期信号を出力するマイクロコンピュータ等の同
期手段20を備えている。同期信号は、回転板21をフ
ォーマ13に対する所定の回転比で回転させるための信
号であり、具体的には、フォーマ13が一回転する間に
回転板21を二回転させるように後述の第2モータ30
を回転させるための信号である。
【0017】ワイヤ案内部は、回転軸24と略直交する
方向に位置して、先端がワイヤクランプ14に固定され
たワイヤwの後端側を摺動自在に案内支持するワイヤ支
持部材15を有している。ワイヤ案内部は、更に、フォ
ーマ13とワイヤ支持部材15との間に位置する円形の
回転板21と、前記同期信号に基づいて回転する第2モ
ータ30と、ワイヤガイド部材22とを有する。回転板
21は、フォーマ13の回転軸24と略直交する軸Eを
中心に回転するもので、回転中心(軸E)から離れた位
置に、ワイヤwを貫通させて摺動可能に案内支持するワ
イヤ支持孔(支持孔)211を有する。ワイヤガイド部
材22は、ワイヤ支持孔211から出たワイヤwをフォ
ーマ13の回転軸24と略平行な方向に案内するための
スリット221を有している。
【0018】図9及び図10により、回転板21の具体
的な支持機構を説明する。基台27に立設した支持部材
29に、4個のローラ33が夫々回転自在に支持されて
おり、4個のローラ33の中心に回転板21が嵌め込ま
れている。基台27に固定した第2モータ30の回転軸
に取り付けたプーリ31と、回転板21の周縁部に形成
した外周溝との間に、無端ベルト32が巻き掛けられて
いる。従って、回転板21は、第2モータ30の回転を
無端ベルト32を介して受けることにより、4個のロー
ラ33に回転自在に支持されつつ回転する。
【0019】また、ワイヤガイド部材22は、図7に示
すように、同じ略コ字形状に形成された対向する一対の
摺動部材34、35を有している。摺動部材34、35
は、互いに接近する方向及び離間する方向に移動可能と
なるように、夫々に有する摺動溝342、352を支持
ピン43、43によって基台27側に支持されている。
摺動部材34、35は夫々、同形状の切欠溝341、3
51を対向する部分に備え、切欠溝341、351を重
ね合わせることによってスリット221を構成してい
る。このような摺動部材34、35は、摺動して互いの
重ね合わせ量が変化することにより、スリット221の
大きさを適宜変更する。
【0020】なお、ワイヤガイド部材21は、摺動部材
34、35が、夫々薄い板状に形成されていてもワイヤ
wの案内機能を満足できるが、ある程度厚みがある板状
に形成されれば、スリット221によってワイヤwを摺
動案内する際の状態をより良好にすることができる。
【0021】上記構成の巻線機10は、次のように作動
する。すなわち、駆動手段16の第1モータ161が回
転し始めると、フォーマ13が一回転して回転方向に交
互に位置する4個の突起が同方向に移動する間に、同期
手段20からの同期信号によって第1モータ161の回
転に同期して回転させられる第2モータ30が、回転板
21を二回転させる。つまり、フォーマ13と回転板2
1との回転角度が共に0゜の状態(図3参照)から、第
1モータ161と第2モータ30とが同期して回転し始
めると、フォーマ13の回転角度が45゜のときに回転
板21の回転角度が90゜となり(図4参照)、フォー
マ13の回転角度が90゜のときに回転板21の回転角
度が180゜となり(図5参照)、フォーマ13の回転
角度が135゜のときに回転板21の回転角度が270
゜となる(図6参照)。
【0022】上記のように、ワイヤwは、図3では、ワ
イヤ支持孔211によって牽引されてスリット221の
同図左方に導かれ、図4では、ワイヤ支持孔211によ
って同図下方に牽引されつつスリット221の中央部に
導かれ、図5では、ワイヤ支持孔211によって牽引さ
れてスリット221内の同図右方に導かれ、図6では、
ワイヤ支持孔211によって同図上方に牽引されてスリ
ット221の中央部に導かれる。このように、ワイヤw
は、フォーマ13が一回転する間に二往復する関係を維
持して移動させられるため、アーム部46、48が有す
る何れの突起と対向する位置においても、巻付空間にお
ける隙間部の奥に向かうように牽引されながら巻き付け
られる。これにより、図11、図12に示すような鞍形
状の偏向ヨーク用コイル43が形成される。なお、偏向
ヨーク用コイル43は、インライン形電子銃コンバージ
ェンスフリー方式陰極線管用のものである。
【0023】ワイヤwは、主に回転板21の回転によっ
て往復移動するため、ワイヤwの往復移動速度を上げる
べく回転板21の回転速度を速くしても、構造上、振動
は発生しない。従って、フォーマ13の回転速度と共に
ワイヤwの往復移動速度を上げてコイルの巻線時間を短
縮することができ、高速回転時のワイヤwの弛みを無く
して、偏向ヨーク用コイル43の巻線分布の高密度化
や、巻線分布のばらつきを軽減させることができる。
【0024】また、回転板21のサイズ、或いは、ワイ
ヤ支持孔211の位置の変更によってワイヤ往復移動時
の幅を容易に変更できるので、サイズが大きく異なるフ
ォーマにも十分に対応することができる。更に、ワイヤ
ガイド部材22が、切欠溝341、351を夫々に備え
た対向する一対の摺動部材34、35の重なり量を調整
することによって、スリット221の幅、つまりワイヤ
wの往復運動距離を簡単に変更することができるので、
サイズが大きく異なる種々のフォーマに対処することが
できる。
【0025】ここで、図8により、ワイヤガイド部材の
他の例を説明する。同図において、ワイヤガイド部材3
7は、夫々の曲状縁部392、412が対向するように
軸38、40で回動可能に支持されて、両曲状縁部39
2、412間にスリット42を形成する一対の弓状部材
39、41を備える。弓状部材39は、支持軸38に支
持された回動基端から先端に向かって緩やかに湾曲し且
つ徐徐に細くなる形状を成し、弓状部材41も同様に、
回動基端から先端に向かって緩やかに湾曲し且つ徐徐に
細くなる形状を成している。従って、弓状部材39、4
1を、軸38、40を中心に、夫々同方向に回動させて
重なり量を調整することにより、湾曲縁部392、41
2によって形成されるスリット42の幅を適宜調整する
ことができる。
【0026】なお、ワイヤガイド部材37は、弓状部材
39、41が、夫々薄い板状に形成されていてもワイヤ
wの案内機能を満足できるが、厚みがある、断面略円形
の棒状に形成されれば、スリット42によってワイヤw
を摺動案内する際の状態をより良好にすることができ
る。
【0027】前記実施形態例では、フォーマ13を回転
させる第1モータ161と、回転板13を回転させる第
2モータ30とを別々に構成したが、例えば、第1モー
タ161の回転を、所定ギヤ比に設定した伝達機構(図
示せず)によって回転板13側に伝えるように構成し、
1個の第1モータ161によって回転板13も共に回転
させるように構成することも可能である。その場合、伝
達機構は、前記実施形態例における同期手段と対応する
が、そのギヤ比を適宜変更できるように構成すれば、種
々のフォーマに容易に対応させることができる。
【0028】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明の巻線機は、上記実施形態例
の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態例
の構成から種々の修正及び変更を施した巻線機も、本発
明の範囲に含まれる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の巻線機
は、ワイヤの往復移動速度を上げても振動が発生しない
ので、フォーマの回転速度を上げて巻線時間を短縮する
ことできると共に、高速回転時のワイヤの弛みを無く
し、偏向ヨーク用コイルの巻線分布の高密度化や、巻線
分布のばらつきの軽減が可能であり、且つ、サイズが大
きく異なるフォーマにも十分に対応できる構造を備えた
巻線機を提供した顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻線機の一実施形態例を示す平面
図である。
【図2】同巻線機を図1において矢印A方向から見た状
態を示す概略正面図である。
【図3】同巻線機の同期関係を示す概略図である。
【図4】同巻線機の同期関係を示す概略図である。
【図5】同巻線機の同期関係を示す概略図である。
【図6】同巻線機の同期関係を示す概略図である。
【図7】ワイヤガイド部材の一例を示す正面図である。
【図8】ワイヤガイド部材の他の例を示す正面図であ
る。
【図9】回転板を回転させる機構の具体的構成を示す概
略正面図である。
【図10】回転板を回転させる機構の具体的構成を示す
概略側面図である。
【図11】本発明に係る巻線機によって形成される偏向
ヨーク用コイルの一例を示す斜視外観図である。
【図12】図11の偏向ヨーク用コイルを別の角度から
見た状態を示す斜視外観図である。
【図13】従来の偏向ヨーク用コイルの巻線機の一例を
示す平面図である。
【符号の説明】
10 巻線機 13 フォーマ 131 第1巻付部材 132 第2巻付部材 15 ワイヤ支持部材 16 駆動手段 161 第1モータ 20 同期手段 21 回転板 211 ワイヤ支持孔(支持孔) 22、37 ワイヤガイド部材 221 スリット 24 回転軸 241、242 軸 30 第2モータ 341、351 切欠溝 34、35 摺動部材 39、41 弓状部材 391、411 曲状縁部 42 スリット 43 偏向ヨーク用コイル 46、48 アーム部(突出部) E 軸 w ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 実 東京都港区芝5丁目7番1号日本電気株 式会社内 (56)参考文献 特開 平8−45427(JP,A) 実開 昭64−55544(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 9/236 B65H 54/10 B65H 54/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々の突出部が略十字状に対向する一対
    の巻付部材から成る回転可能なフォーマと、フォーマに
    先端を固定したワイヤの後端側を前記フォーマの回転軸
    と略直交する方向で案内支持するワイヤ支持部材とを備
    え、前記フォーマを回転させつつワイヤを前記回転軸と
    略平行な方向に往復移動させ、前記両突出部の接触部付
    近にワイヤを巻き付けて偏向ヨーク用コイルを形成する
    巻線機において、 前記フォーマ及びワイヤ支持部材の間に位置すると共
    に、前記ワイヤを案内支持する支持孔を有し、且つ、該
    支持孔にワイヤを案内支持した状態で前記回転軸と略直
    交する軸を中心に回転する回転板と、 前記支持孔から出たワイヤを前記フォーマの回転軸と略
    平行な方向に案内するためのスリットを有するワイヤガ
    イド部材と、 前記回転板を前記フォーマに対する所定の回転比で回転
    させるための同期手段とを備えることを特徴とする巻線
    機。
  2. 【請求項2】 前記フォーマを回転させる第1モータ
    と、前記回転板を回転させる第2モータとを備えてお
    り、前記同期手段は、前記第2モータが第1モータに対
    して所定の回転比で回転するように、該第1モータが回
    転するとき発生する回転信号に基づいて同期信号を発生
    することを特徴とする請求項1に記載の巻線機。
  3. 【請求項3】 前記ワイヤガイド部材が、前記回転軸と
    略平行な方向の切欠溝を夫々に備えた対向する一対の摺
    動部材を備えており、該一対の摺動部材の重なり量を調
    整することによって前記スリットの幅を変更することを
    特徴とする請求項1に記載の巻線機。
  4. 【請求項4】 前記ワイヤガイド部材が、夫々の曲状縁
    部が対向する回動可能な一対の弓状部材を備えており、
    該一対の弓状部材の重なり量を調整することによって前
    記スリットの幅を変更することを特徴とする請求項1に
    記載の巻線機。
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