JP2826287B2 - ディファレンシャルケースの支持構造 - Google Patents

ディファレンシャルケースの支持構造

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JP2826287B2 JP26714595A JP26714595A JP2826287B2 JP 2826287 B2 JP2826287 B2 JP 2826287B2 JP 26714595 A JP26714595 A JP 26714595A JP 26714595 A JP26714595 A JP 26714595A JP 2826287 B2 JP2826287 B2 JP 2826287B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイドメンバにマ
ウントを介して支持するディファレンシャルケースの支
持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディファレンシャルケースをサイ
ドメンバに支持する構造としては、例えば実開平6ー3
5083号公報に開示されている。
【0003】かかる支持構造は、図4に概略的に示すよ
うに、車幅方向両側に配設される左右サイドメンバA1
・A2に、前後一対のクロスメンバB1・B2をそれぞ
れ剛結して、これら前後クロスメンバB1・B2にフロ
ントマウントCとリヤマウントDを介してディファレン
シャルケースEを支持すると共に、前記ディファレンシ
ャルケースEに該ディファレンシャルケースEから後方
に延びるプロペラシャフトFを結合している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで以上の支持構
造を採用した車両においては、例えば車両の前突時、前
後方向に延びる前記サイドメンバA1・A2を座屈させ
て、衝撃エネルギを吸収するのであるが、図4に示すデ
ィファレンシャルケースの支持構造を採用した車両にあ
っては、前記サイドメンバへの衝撃荷重の入力時、図5
に示すように、前記サイドメンバA1・A2は、その前
端から前記フロントマウントC位置までの間は、座屈す
るにしても、前後のクロスメンバB1・B2に支持して
いるディファレンシャルケースが前後方向に突っ張るの
で、前記サイドメンバA1・A2は、ディファレンシャ
ルケースEの前記両クロスメンバB1・B2に対する取
付ピッチLと対応する部位の座屈が行えず、そのため、
いわゆるクラッシュストロークを充分確保することが困
難であるし、またプロペラシャフトFが後方に突っ張る
不具合も考えられる。
【0005】本発明は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、目的とするところは、サイドメンバへの衝撃
荷重の入力時、ディファレンシャルケースが障害となる
ことなく、サイドメンバの座屈が行えて、クラッシュス
トロークを充分確保することの出来るディファレンシャ
ルケースの支持構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、前後両端部に上下方向に屈
曲する屈曲部35・36を設けたサブフレーム3を形成
して、該サブフレーム3における前記屈曲部35・36
の遊端部を、車幅方向両側に配設されるサイドメンバ1
a・1bに固定し、前記サイドフレーム3にフロントマ
ウント4及びリヤマウント5を介してディファレンシャ
ルケース2を支持すると共に、前記フロントマウント4
の前記サブフレーム3に対する取付位置を、前記リヤマ
ウント5の前記サブフレーム3に対する取付位置よりも
上下方向に変位させたのである。
【0007】また請求項2記載の発明は、ディファレン
シャルケース2を支持するサイドマウント(6)をサイ
ドメンバ(1a)に組付けると共に、前記ディファレン
シャルケース(2)に対する所定の衝撃荷重の入力によ
り、前記サイドマウント(6)によるディファレンシャ
ルケース(2)のサイドメンバ(1a)に対する支持を
離脱可能としたのである。
【0008】
【作用効果】請求項1記載の発明によれば、前記サイド
メンバ1a・1bへの衝撃荷重の入力に伴い、該サイド
メンバ1a・1bが座屈して、サブフレーム3の前後屈
曲部35・36も更に前後方向に屈曲して、サブフレー
ム3が全体に湾曲状に変形すると同時に、ディファレン
シャルケース2を支持するフロントマウント4とリヤマ
ウント5のサブフレーム3に対する取付位置が上下方向
にずれているので、該ディファレンシャルケース2が揺
動して前後方向に突っ張るようなことがなく、従って前
記サイドメンバ1a・1bは、ディファレンシャルケー
ス2の前記サイドメンバ3に対する取付ピッチと対応す
る部位の座屈も可能となる。
【0009】また本発明によれば、前記ディファレンシ
ャルケース2の揺動により、該ディファレンシャルケー
ス2に連結しているプロペラシャフト21の交差角度が
大きくなって、該プロペラシャフト21が変形するか、
あるいは前記ディファレンシャルケース2との結合部位
が破損するなどして、該プロペラシャフト21が前後方
向に突っ張ることもないのであり、従って、従来、プロ
ペラシャフトの突っ張り対策として、該プロペラシャフ
トに設けていたスライド機構も必要なくなるので、製造
コストの削減が図れる。
【0010】請求項2記載の発明によれば、サイドマウ
ント(6)をサイドメンバ(1a)に組付けることによ
り、ディファレンシャルケース2の左右方向の支持スパ
ンを充分確保して、該ディファレンシャルケース2の通
常時における回転を抑制することができながら、しかも
前記ディファレンシャルケース(2)に対する所定の衝
撃荷重の入力により、前記サイドマウント(6)による
ディファレンシャルケース(2)のサイドメンバ(1
a)に対する支持が直ちに離脱するので、前記したディ
ファレンシャルケース2の前記サイドメンバ3に対する
取付ピッチと対応する部位の座屈が支障なく行える。
【0011】
【発明の実施の形態】図において1a及び1bは、車両
の車幅方向両側において前後方向に配設された左右のサ
イドメンバであって、これらサイドメンバ1a・1b間
には、クロスメンバ10を架設している。
【0012】また2は、フロントディファレンシャルを
構成するディファレンシャルケースであって、該ディフ
ァレンシャルケース2には、後輪に動力を伝達するため
のプロペラシャフト21がユニバーサルジョイント22
を介して結合されている。
【0013】以上の構成において、図に示す実施例で
は、前記サイドメンバ1a・1bに後記するサブフレー
ム3を組付けて、このサブフレーム3に前記ディファレ
ンシャルケース2を、フロントマウント4とリヤマウン
ト5を介して支持するのである。
【0014】即ち、前記サブフレーム3は、前記両サイ
ドメンバ1a・1bに沿ってほぼ前後方向に延びる左右
一対のサイドフレーム31・32と、これら両サイドフ
レーム31・32の前端側を連結する断面略ヘの字形の
前部クロスフレーム33と、同じく両サイドフレーム3
1・32の後端側を連結する断面略ハット形の後部クロ
スフレーム34とにより、平面視略井形に枠組みしたも
のであって、具体的には、前記サイドフレーム31・3
2の前端部及び後端部に、斜め上方に向けて屈曲する前
後屈曲部35・36を一体形成して、前部屈曲部35の
前端側を前記サイドメンバ1a・1bの下面にボルト止
めすると共に、後部屈曲部36の後端側を、前記クロス
メンバ10の長さ方向両端部下面にそれぞれボルト止め
することで、該後部屈曲部36を前記クロスメンバ10
を介して前記サイドメンバ1a・1bに組付けている。
【0015】そして前記前部クロスフレーム33は、前
記サイドフレーム31・32における前部屈曲部35間
に架設する一方、前記後部クロスフレーム34は、前記
サイドフレーム31・32の後端側における前記後部屈
曲部35前方位置に架設している。
【0016】尚、前記後部屈曲部36は、前記サイドメ
ンバ1a・1bに直接ボルト止めしてもよい。
【0017】一方、前記フロントディファレンシャルの
ディファレンケース2の前部には、前方に向かって斜め
上方に延びるフロントマウントブラケット41を、また
該ディファレンケース2の両側部には、前記後部クロス
フレーム34の長さ方向中間部に向かって延びるリヤマ
ウントブラケット51と、前記サイドメンバ1aにおけ
る前記クロスメンバ10との結合部位近くに向かって延
びるサイドマウントブラケット61とを組付けると共
に、前記前部クロスフレーム33には、相対向する一対
の支持片37を固着している。
【0018】そして前記フロントマウントブラケット4
1の前端部を前記支持片37にフロントマウント4を介
して結合し、また前記リヤマウントブラケット51の遊
端部を前記後部クロスフレーム34の長さ方向中間部に
リヤマウント5を介して結合すると共に、前記フロント
マウント40の取付位置を前記リヤマウント50の取付
位置よりも上方に変位させている。
【0019】またディファレンシャルケース2の左右方
向の支持スパンを確保して、該ディファレンシャルケー
ス2の通常時における回転を抑制するために、前記サイ
ドマウントブラケット61の遊端部を、前記サイドメン
バ1aにおける前記クロスメンバ10との結合部位近く
の下面にサイドマウント6を介して結合しているのであ
って、図に示す実施例では、前記サイドマウントブラケ
ット61の遊端部に、車幅方向に延びる切欠孔62を形
成して、前記ディファレンシャルケース2に前後方向衝
撃荷重が作用した時、切欠孔62を介してサイドマウン
トブラケット61を前記サイドマウント60から離脱さ
せて、前記ディファレンシャルケース2の前記サイドメ
ンバ1aに対する前後方向への相対移動を許容するよう
にしている。
【0020】以上の支持構造において、例えば車両の前
突に伴って前記サイドメンバ1a・1bの前端に衝撃荷
重が入力した場合には、該サイドメンバ1a・1bが前
端から後方に向かって順次座屈して、サイドマウントブ
ラケット61が前記切欠孔62を介して前記サイドマウ
ント60から離脱すると共に、図3に概略的に示すよう
に、前記サブフレーム3を構成するサイドフレーム31
・32の前後屈曲部35・36が屈曲変形して、サブフ
レームが全体的に下方に向かって湾曲状に曲がると同時
に、ディファレンシャルケース2を支持するフロントマ
ウント4とリヤマウント5のサブフレーム3に対する取
付位置が上下方向にずれているので、ディファレンシャ
ルケース2が、図3において時計方向に揺動しながら、
該ディファレンシャルケース2の後端側が下方に落ち込
んで、該ディファレンシャルケース2による前後方向の
突っ張りが解消されるのであり、従って前記サイドメン
バは、ディファレンシャルケース2の前記サイドメンバ
3に対する取付ピッチTと対応する部位の座屈が円滑に
行われることとなる。
【0021】また前記ディファレンシャルケース2の揺
動に伴い、図3に示すように、該ディファレンシャルケ
ース2に連結しているプロペラシャフト21の交差角度
が大きくなって、該プロペラシャフト21が変形する
か、あるいは前記ディファレンシャルケース2との結合
部位が破損して、該プロペラシャフトが前後方向に突っ
張るのも解消されるのである。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるディファレンシャルケースの支
持構造を示す側面図。
【図2】同、平面図。
【図3】サイドメンバに衝撃荷重が作用した状態を示す
説明図。
【図4】従来のディファレンシャルケースの支持構造を
示す概略平面図。
【図5】同、概略側面図。
【符号の説明】
1a・1b サイドメンバ 2 ディファレンシャルケース 21 プロペラシャフト 3 サブフレーム 35・36 屈曲部 4 フロントマウント 5 リヤマウント 6 サイドマウント

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車幅方向両側に配設されるサイドメンバ
    (1a)(1b)に、前後方向に延びるプロペラシャフ
    ト(21)を結合したディファレンシャルケース(2)
    を、フロントマウント(4)とリヤマウント(5)とサ
    イドマウント(6)を介して支持する支持構造であっ
    て、前後両端部に上下方向に屈曲する屈曲部(35)
    (36)を設けたサブフレーム(3)を形成して、該サ
    ブフレーム(3)における前記屈曲部(35)(36)
    の遊端部を前記サイドメンバ(1a)(1b)に固定
    し、前記サブフレーム(3)に前記フロントマウント
    (4)及びリヤマウント(5)を介してディファレンシ
    ャルケース(2)を支持すると共に、前記フロントマウ
    ント(4)の前記サブフレーム(3)に対する取付位置
    を、前記リヤマウント(5)の前記サブフレーム(3)
    に対する取付位置よりも上下方向に変位させていること
    を特徴とするディファレンシャルケースの支持構造。
  2. 【請求項2】ディファレンシャルケース(2)を支持す
    るサイドマウント(6)をサイドメンバ(1a)に組付
    けると共に、前記ディファレンシャルケース(2)に対
    する所定の衝撃荷重の入力により、前記サイドマウント
    (6)によるディファレンシャルケース(2)のサイド
    メンバ(1a)に対する支持を離脱可能としている請求
    項1記載のディファレンシャルケースの支持構造。
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