JP2826116B2 - 外壁の構造 - Google Patents
外壁の構造Info
- Publication number
- JP2826116B2 JP2826116B2 JP1044187A JP4418789A JP2826116B2 JP 2826116 B2 JP2826116 B2 JP 2826116B2 JP 1044187 A JP1044187 A JP 1044187A JP 4418789 A JP4418789 A JP 4418789A JP 2826116 B2 JP2826116 B2 JP 2826116B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- width
- material layer
- joint portion
- combustible material
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
本発明は耐火性に優れた外壁の構造に関する。
従来より、第3図に示すように外装材1同士の目地部
2の奥部、即ち、木枠5に凹部6′が形成され、この凹
部6′に不燃材を充填させて不燃材層3′が形成され、
目地部2に目地材8が挿着されて耐火性を向上させた外
壁が提案されている。
2の奥部、即ち、木枠5に凹部6′が形成され、この凹
部6′に不燃材を充填させて不燃材層3′が形成され、
目地部2に目地材8が挿着されて耐火性を向上させた外
壁が提案されている。
従来にあっては、不燃材層3′の幅は目地部2の幅と
略同じであり、従って、外装材1の熱収縮により目地部
2の幅が広くなった場合には火が不燃材層3′をかすめ
て木枠5を直撃してしまい耐火性が損なわれてしまって
いた。 このため本発明者は、既に第4図に示すように外装材
1同士の目地部2の奥部に目地部2の幅W1よりも広幅W2
の不燃材層3を設けて外装材1の熱収縮により目地部2
の幅が広くなっても、不燃材層3により火の内部への直
撃を防止できる外壁の構造を提案しているが、この構成
にあっては図中矢印で示すように目地材8と外装材1と
の間から雨水が浸入して木枠5を濡らしてしまうという
問題が新たに発生している。 本発明は上記課題を解決するために為されたものであ
り、その目的とするところは、外装材の熱収縮により目
地部の幅が広くなっても、不燃材層により火の内部への
直撃を防止できるのはもちろんのこと、目地部の水密性
も確保できる外壁の構造を提供することにある。
略同じであり、従って、外装材1の熱収縮により目地部
2の幅が広くなった場合には火が不燃材層3′をかすめ
て木枠5を直撃してしまい耐火性が損なわれてしまって
いた。 このため本発明者は、既に第4図に示すように外装材
1同士の目地部2の奥部に目地部2の幅W1よりも広幅W2
の不燃材層3を設けて外装材1の熱収縮により目地部2
の幅が広くなっても、不燃材層3により火の内部への直
撃を防止できる外壁の構造を提案しているが、この構成
にあっては図中矢印で示すように目地材8と外装材1と
の間から雨水が浸入して木枠5を濡らしてしまうという
問題が新たに発生している。 本発明は上記課題を解決するために為されたものであ
り、その目的とするところは、外装材の熱収縮により目
地部の幅が広くなっても、不燃材層により火の内部への
直撃を防止できるのはもちろんのこと、目地部の水密性
も確保できる外壁の構造を提供することにある。
本発明の外壁の構造は、外装材1同士の目地部2の奥
部に目地部2の幅W1よりも広幅W2の不燃材層3を設け、
不燃材層3の表面に接着剤層4を設け、接着剤層4を両
外装材1の裏面の端部にわたって貼着させ、目地部2に
ガスケットよりなる目地材8を挿着させて成るものであ
り、この構成により上記課題が解決されたものである。 [作用] 不燃材層3の幅W2は目地部2の幅W1よりも大きいの
で、外装材1の熱収縮により目地部2の幅W1が広くなっ
ても、目地部2から侵入してくる火は不燃材層3により
阻まれて目地部2の奥部が直撃されることがないもので
あり、しかも不燃材層3の表面の接着剤層4を外装材1
の裏面に貼着させているので、目地部2での水密性が確
保されるものである。 [実施例] 外装材1は無機質製であり、外装材1は木枠5に所定
の目地幅W1を置いて取着されている。目地部2の奥部と
なる木枠5の表面側には目地部2の幅W1よりも大きい幅
W2の凹部6が上下全長に亘って設けられている。この凹
部6にロックウールとかストレートのような不燃材が充
填されて目地部2の幅W1よりも広い幅W2の不燃材層3が
形成されている。この場合、不燃材層3の幅W2は外装材
1の熱収縮により広がる目地部2の幅W1よりも大きけれ
ばよい。不燃材層3の厚みtは「外壁2級30分耐火試
験」で不燃材層3の裏温度が260℃以下となる程度であ
ればよい。例えば、目地部2の幅W1が10mm、不燃材層3
の幅W2が20mm、厚みtが8mmである。不燃材層3の表面
には接着剤層4が設けられており、接着剤層4が外装材
1の裏面に貼着されて、不燃材層3と外装材1が密着し
ている。目地部2にはガスケットである目地材8が挿着
されている。この外壁は、外壁生産ラインに第2図に示
すように不燃材層4を設置し、不燃材層4のセパレータ
7を剥がし、この上に外装材1を配置し、現場において
目地部2に目地材8を挿着させることにより完成され
る。木枠5の裏面側には内装材9が取着されており、外
装材1と内装材9との間隙にはガラスウールのような断
熱材10が充填されている。
部に目地部2の幅W1よりも広幅W2の不燃材層3を設け、
不燃材層3の表面に接着剤層4を設け、接着剤層4を両
外装材1の裏面の端部にわたって貼着させ、目地部2に
ガスケットよりなる目地材8を挿着させて成るものであ
り、この構成により上記課題が解決されたものである。 [作用] 不燃材層3の幅W2は目地部2の幅W1よりも大きいの
で、外装材1の熱収縮により目地部2の幅W1が広くなっ
ても、目地部2から侵入してくる火は不燃材層3により
阻まれて目地部2の奥部が直撃されることがないもので
あり、しかも不燃材層3の表面の接着剤層4を外装材1
の裏面に貼着させているので、目地部2での水密性が確
保されるものである。 [実施例] 外装材1は無機質製であり、外装材1は木枠5に所定
の目地幅W1を置いて取着されている。目地部2の奥部と
なる木枠5の表面側には目地部2の幅W1よりも大きい幅
W2の凹部6が上下全長に亘って設けられている。この凹
部6にロックウールとかストレートのような不燃材が充
填されて目地部2の幅W1よりも広い幅W2の不燃材層3が
形成されている。この場合、不燃材層3の幅W2は外装材
1の熱収縮により広がる目地部2の幅W1よりも大きけれ
ばよい。不燃材層3の厚みtは「外壁2級30分耐火試
験」で不燃材層3の裏温度が260℃以下となる程度であ
ればよい。例えば、目地部2の幅W1が10mm、不燃材層3
の幅W2が20mm、厚みtが8mmである。不燃材層3の表面
には接着剤層4が設けられており、接着剤層4が外装材
1の裏面に貼着されて、不燃材層3と外装材1が密着し
ている。目地部2にはガスケットである目地材8が挿着
されている。この外壁は、外壁生産ラインに第2図に示
すように不燃材層4を設置し、不燃材層4のセパレータ
7を剥がし、この上に外装材1を配置し、現場において
目地部2に目地材8を挿着させることにより完成され
る。木枠5の裏面側には内装材9が取着されており、外
装材1と内装材9との間隙にはガラスウールのような断
熱材10が充填されている。
本発明にあっては、外装材同士の目地部の奥部に目地
部の幅よりも広幅の不燃材層を設けているので、外装材
の熱収縮により目地部の幅が広くなっても、目地部から
侵入してくる火は不燃材層により阻まれて目地部の奥部
が直撃されることがなく、耐火性が確保されるものであ
り、しかも不燃材層の表面の接着剤層を両外装材の裏面
の端部にわたって貼着させ、目地部にガスケットよりな
る目地材を挿着させてあるので、不燃材層の表面が両外
装材の裏面の端部間にわたって接着材層により接着され
て、不燃材層が両外装材の裏面の端部と密着して目地部
での水密性、特に目地底だけでなく両外装材の裏面の端
部と不燃材層の表面との間の水密性が確保されるもので
あり、この結果、目地部にシーリング剤を充填する湿式
目地に比べて水密性が劣るガスケットのような乾式目地
であっても、目地部の水密性が確実に確保されるもので
ある。
部の幅よりも広幅の不燃材層を設けているので、外装材
の熱収縮により目地部の幅が広くなっても、目地部から
侵入してくる火は不燃材層により阻まれて目地部の奥部
が直撃されることがなく、耐火性が確保されるものであ
り、しかも不燃材層の表面の接着剤層を両外装材の裏面
の端部にわたって貼着させ、目地部にガスケットよりな
る目地材を挿着させてあるので、不燃材層の表面が両外
装材の裏面の端部間にわたって接着材層により接着され
て、不燃材層が両外装材の裏面の端部と密着して目地部
での水密性、特に目地底だけでなく両外装材の裏面の端
部と不燃材層の表面との間の水密性が確保されるもので
あり、この結果、目地部にシーリング剤を充填する湿式
目地に比べて水密性が劣るガスケットのような乾式目地
であっても、目地部の水密性が確実に確保されるもので
ある。
第1図は本発明の一実施例を示す概略断面図、第2図は
同上の製造工程を示す断面図、第3図は従来例を示す概
略断面図、第4図は他の従来例を示す概略断面図であっ
て、1は外装材、2は目地部、3は不燃材層である。
同上の製造工程を示す断面図、第3図は従来例を示す概
略断面図、第4図は他の従来例を示す概略断面図であっ
て、1は外装材、2は目地部、3は不燃材層である。
Claims (1)
- 【請求項1】外装材同士の目地部の奥部に目地部の幅よ
りも広幅の不燃材層を設け、不燃材層の表面に接着剤層
を設けて接着剤層を両外装材の裏面の端部にわたって貼
着させ、目地部にガスケットよりなる目地材を挿着させ
て成る外壁の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1044187A JP2826116B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 外壁の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1044187A JP2826116B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 外壁の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02221539A JPH02221539A (ja) | 1990-09-04 |
JP2826116B2 true JP2826116B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=12684569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1044187A Expired - Lifetime JP2826116B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 外壁の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2826116B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6040728U (ja) * | 1983-08-30 | 1985-03-22 | 株式会社アイジー技術研究所 | 大型防火パネル |
JPS615905U (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-14 | 鐘淵化学工業株式会社 | 外断熱工法における目地部の防火壁構造 |
-
1989
- 1989-02-23 JP JP1044187A patent/JP2826116B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02221539A (ja) | 1990-09-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |