JP2825821B2 - 動画像符号化処理方法 - Google Patents

動画像符号化処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 フレーム間差分をブロック化し,ブロック毎に符号化
することにより行われる動画像符号化処理方法では,背
景部で,ブロック状の雑音が目立つ現象が生じる。本発
明は,このブロック雑音を除去し,高品質な再生画像を
得るものである。特にテレビ会議やテレビ電話等の動画
像では,光源の揺らぎ等に起因して,背景部の輝度があ
る程度変化する。この変化量が,その部分が動領域と判
定されて伝送されるか否かの境界付近の値である場合,
ある背景部のブロックの差分値は伝送されるが,そのと
なりの背景部ブロックの差分値は伝送されないと言うよ
うな現象が生じる。このような場合に観察される再生画
像は,ブロック状の雑音を背景部に含んだものとなり,
観察者に不自然な印象を与える。本発明では,まず背景
部を検出し,さらにその部分を符号化しないようにする
ことにより上記の原理に基づくブロック状雑音の発生を
抑制している。
〔産業上の利用分野〕
本発明は,高能率動画像符号化処理方法に関する。
〔従来の技術〕
従来,画像をブロック分割し,直交変換符号化やベク
トル量子化等の高い符号化効率を持つ方法をフレーム間
差分画像に適用することが行われており,これによって
動画像符号化効率の向上が図られてきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし,フレーム間差分をブロック化し,ブロック毎
に符号化することにより行われる動画像符号化処理方法
では,再生画像上の背景領域に,輝度や色の段差が生
じ,観察者に不自然な印象を与えていた。これは,以下
の原因により生じる。即ち,テレビ会議やテレビ電話等
の動画像では,光源の揺らぎ等に起因して,背景部の輝
度がある程度変化する。この変化量が,その部分が動領
域と判定されて伝送されるか否かの境界付近の値である
場合,ある背景部のブロックの差分値は伝送されるが,
そのとなりの背景部ブロックの差分値は伝送されないと
言うような現象が生じる。このような場合に観察される
再生画像は,ブロック状の雑音を背景部に含んだものと
なる。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために,本発明では,入
力画像中の背景領域を検出し,その領域が動画像中の静
止部分として扱われるようにすることにより背景領域に
発生するブロック雑音を除去する。また入力画像をブロ
ック分割し,ブロック毎にそのブロックが背景領域であ
るか否かを判定する。まず, (i)ある時刻の入力画像フレームf1と, (ii)f1よりも以前に入力された画像フレームf2と, (iii)f2を符号化した画像フレームg2とにおいて,あ
るブロックのf1とf2との差分の平均値を|al|分散をv1, (iv)該ブロックのf1とg2との差分の分散をv2, (v)3つの閾値を,th1,th2,th3とするとき, |al|<th1かつv1<th2かつv2<th3である場合,該ブ
ロックを背景領域と判定する。背景領域と判定されたブ
ロックに関しては,これを静止領域と見做し,動き補償
処理や,量子化処理を行わない。
〔作用〕
本発明を適用することにより、背景領域とみなされ動
き補償処理や量子化処理を行わないブロック(無効ブロ
ック)を合理的に峻別することができる。即ち、光源が
揺らいだ場合は、a1の絶対値はその揺らぎに相当した値
を持つが、フレーム間差分の分散v1はほとんど零であ
る。従ってth1を光源の揺らぎに相当する程度より少し
大きい値に設定し、th2を適当な小さな値に設定すれ
ば、光源の揺らぎにより変化したブロックを静止領域と
峻別することができる。しかしこれだけでは、シーンチ
ェンジの直後など背景領域がまだ完全に伝送されていな
い時にその領域が無効ブロックになると言う問題があ
る。そこで、再生画像と入力画像の差の分散であるv2を
あるしきい値th3と比較し、v2<th3であればそのような
ブロックは既に十分な品質で伝送されている背景領域で
あるとみなすことができるので、無効ブロックとし、そ
うでなければ、動き補償処理や量子化処理を行う有効ブ
ロックとする。
以上のように、本発明により、光源などの揺らぎを考
慮した背景ブロックの識別ができるため、従来の方法で
発生していた背景部のブロック状雑音を除去することが
できる。
〔実施例〕
第1図は本発明の実施例構成を示す。図中,1は入力端
子,2はフレームメモリ,3は動き補償付フレーム間予測回
路,4は背景領域検出回路,5はフレーム間差分画像符号化
回路,6はフレームメモリ更新回路,7はフレームメモリ,8
は出力端子である。なお図中において鎖線で囲った部分
が本発明において附加された部分であると考えてよい。
入力画像は入力端子1より入力される。背景領域検出
回路4は入力画像フレームf1と,1符号化フレーム分以前
の入力画像即ちフレームメモリ2に格納されている画像
フレームf2と,1符号化フレーム分以前の再生画像即ちフ
レームメモリ7に格納されている画像フレームg2とが入
力される。そして,ブロック毎に, (i)f1とf2との差分の平均値a1,分散v1, (ii)該ブロックのf1とg2との差分の分散v2 を計算し,適当な3つの閾値th1,th2,th3を用いて, |a1|<th1かつv1<th2かつv2<th3であるブロックを
背景領域ブロック,そうでないブロックを動領域ブロッ
クとする。その情報を背景領域指示信号として,動き補
償付フレーム間予測回路3およびフレーム間差分画像符
号化回路5へ送出する。動き補償付フレーム間予測回路
3は,入力画像と1符号化フレーム分以前の再生画像か
ら動き補償を行ったフレーム間差分画像を計算する。こ
のとき,背景領域指示信号に従って,入力画像の背景部
では,動き補償を行わない。フレーム間差分画像符号化
回路5は,フレーム間差分画像を符号化し,出力符号お
よびフレーム間差分画像の局部復号信号を出力する。こ
のとき,背景領域指示信号に従って,入力画像の背景部
では,フレーム間差分画像の局部復号信号が零になるよ
うに符号化する。フレームメモリ更新回路6はフレーム
間差分信号の局部復号信号と1符号化フレーム分以前の
再生画像とから,再生画像を計算し,フレームメモリ7
に格納する。出力符号は,出力端子8から出力される。
第2図は本発明の要部フローチャートを示す。処理
は上記におけるf1とf2とg2とを選定する処理に対応して
いる。処理は上記におけるa1とv1とv2とを決定する処
理に対応している。処理は上記の |a1|<th1,v1<th2,v2<th3を満足するか否かをチェ
ックする処理に対応している。そして処理は動領域ブ
ロックについての符号化処理に対応し,処理は背景領
域についての符号化処理に対応している。
〔発明の効果〕
以上説明したように,本発明によれば,背景領域のフ
レーム間差分信号が伝送されないことにより,光源等の
揺らぎに起因して背景部に発生するブロック状雑音を除
去することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例構成,第2図は本発明の要部フ
ローチャートを示す。 1は入力端子,2はフレームメモリ,3は動き補償付フレー
ム間予測回路,4は背景領域検出回路,5はフレーム間差分
画像符号化回路,6はフレームメモリ更新回路,7はフレー
ムメモリ,8は出力端子である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム間差分画像、或いは、動き補償付
    フレーム間差分画像を符号化することにより動画像符号
    化処理を行う動画像符号化処理方法において、 入力画像をブロック分割し、ある入力画像フレームf1
    と、当該フレームf1よりも以前に入力された画像フレー
    ムf2と、当該フレームf2を復号化した画像フレームg2と
    において、あるブロックについての上記f1と上記f2との
    差分の平均値をa1、分散をv1、該ブロックの上記f1と上
    記g2との差分の分散をv2、3つの閾値を、th1、th2、th
    3とするとき、|a1|<th1かつv1<th2かつv2<th3である
    場合に当該ブロックを背景領域として、 予め、前記入力画像を背景領域と動領域とに分離し、背
    景領域を完全な静止領域として扱い、当該背景領域の差
    分画像を伝送しないようにしたことを特徴とする動画像
    符号化処理方法。
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