JPH02130094A - ステレオ動画像の動きベクトル情報符号化方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の属する技術分野） 本発明は、ステレオ動画像において、視差補償予測およ
び動き補償フレーム間予８Ｉすを行なう場合の動きバク
１ヘル情報符号化方式に関する。

（従来の技術） ステレオ動画像の符号化方式として、例えば文献（Ｓ　
、　Ｗｉｌｌｉａａ＋、香川、吹田、“ステレオ動画像
データ圧縮の一方式″、昭和６３年度画像電子学会全国
大会予稿５　、　ｐ９．１７−２０）によれば、左、右
の符号化画像間の視差補償予測と動き補償フレーム間予
測のどちらか一方を切り替えて使用されているが、切り
替えに必要な情報量の評価がなされていないばかりでな
く、動き補償フレーム間予測が常に行なわれていないた
め、符号化効率が低いという欠点があった。

（発明の目的） 本発明の目的は、ステレオ動画像の高能率符号化の要素
技術である動き補償フレーム間予測に用いられる動きベ
クトル情報を、左、右の画像間の視差ベクトル情Ｎ（左
、右の画像間のずれを表わすベクトル情報）を利用して
、効率よく符号化することにある。

（発明の構成） （発明の特徴と従来技術の差異） 本発明は、ステレオ動画像の動き補償フレーム間予測に
用いられる左右の画像の動きベクトル情報をそのまま左
、右独立に符号化するのではなく、左、右の動きベクト
ル情報の相関を利用して効率よく符号化することを最も
主要な特徴とする。従来技術では左右の動きベクトル情
報の相関を利用した動きベクトル符号化法は提案されて
いなかった点が異なる。

（実施例） 第１図（１）は本発明の請求項（１）記載にかかる一実
施例装置の構成を示すブロック図である。図において、
　１０１．１０２は夫々右、左フレーム動きベクトル情
報、１０３は一ヒ記左、右フレーム動きベクトル情報、
即ち左、右画像間のずれを表わす視差ベクトル情報、１
０４は該視差ベクトル情報１０３を用いて例えば、一方
の左フレーム動きベクトル情報をシフトする位置シフト
回路で、１０５がその出力であるシフト動きベクトル情
報、１１７は該シフト動きベクトル情報１０５と右フレ
ーム動きベクトル情報１０１の差分ベクトル情報を求め
る差分回路。

１０７は可変長符号化回路で、前記右フレーム動きベク
トル情報１０１．差分ベクトル情報１０６および視差ベ
クトル情報１０３が夫々入力され可変長符号１．０８を
出力する。

一ヒ記構成において、左フレーム動きベクトル情報１０
２を位置シフト回路＋０４に加えるようにしているが、
右フレーム動きベクトル情報ｌ旧と入替えてもよい。

次に動作をのべると、この実施例では、予め右画像の動
き検出により得られた右フレーム動きベクトル情報１０
１と左画像の動き検出により得られた左フレーム動きベ
クトル情報１０２と視差ベクトル情報１０３がむ、えら
れていることを前提とする。

ここで、１フレームの動きベクトル情報を通常ブロック
分割された領域に対応する多くの動きベクトルからなっ
ている。

また、この例では視差ベクトルは左右の動き補償フレー
ム間差分信号から検出されているものとするが、直接に
左右の入力画像から視差ベクトルを求めてもよい。

左フレーム動きベクトル情報１０２は位置シフト回路１
０４において、視差ベクトル情報１０３を用いて各ベク
トル毎に右フレーム動きベクトル情報１０１に対応する
画面内の位置にシフトされる。

さらに、右フレーム動きベクトル情報１０１とシフトさ
れたシフト動きベクトル情報１０５の差分が差分回路１
１７で計算され、差分ベクトル情報１０６が得られる。

右フレーム動きベクトル情報１０１と差分ベクトル情報
１０６と視差ベクトル情報１０３とが可変長符号化回路
１０７に入力され可変長符号＋０８が出力される。

視差ベクトル分だけシフトされた位置では左。

右フレームの動きベクトル２の大きさおよび方向は近似
していることが多い。右フレーム動きベクトルとシフト
された左フレーム動きベクトルの相関が高ければ、左、
右の動きベクトル間の差分ベクトルは０近傍に集中する
。したがって、差分ベクトルの可変長符号化する際に、
Ｏ近傍のベクトルに短い符号を割り当てれば、２画面分
の動きベクトル情報を符号化するよりも少ない情報量で
符号化することができる。

第１図（２）は第１図（１）の動き補償の一例を示すブ
ロック図であり、１１１．１１２は夫々既符号化右。

左画像、１１３．１１４は夫々動き補償回路、１１５．
１１６は夫々動き補償された右、左画像を示す。

まず、右フレームの動き補償は、右フレーム動きベクト
ル情報１０１と既符号化右画像Ｉｌ＋を用いて動き補償
回路１１３において実行され、動き補償右側＠１１５が
出力される。

また左フレームのＩＪき補償は、左フレーム動きベクト
ル情報１０２と既符号化左画像１１２を用いて動き補償
回路１１４において実行され、動き補償左画像］】６が
出力される。これらの左、右の動き補償は夫々独克した
処理で行なわれる。

第２図（１）は本発明の請求項（２）記載にかかる一実
施例装置の構成を示すブロック図である。図において、
２０１ないし２０６．２１２．２１０．２１１は第１図
（１）の１０１ないし１０６．１１７．１０７．１０８
に夫々対応している。ここで２０７はしき値比較回路で
、あるしきい値以下であれば右フレーム動きベクトル情
報２０１が代表出力され、しきい値以上であれば差分ベ
クトル情報２０９が出力される。

次に動作をのべると、第１図（１）と同様に、この実施
例では、予め右画像の動き検出により得られた右フレー
ム動きベクトル情報２０１と左画像の動き検出により得
られた左フレーム動きベクトル情報２０２と視差ベクト
ル情報２０３が与えられていることを前提とする。

ここで、１フレームの動きベクトル情報は通常ブロック
分割された領域に対応する多くの動きバク１ヘルからな
っている。また、視差ベクトル情報２０３は左右の入力
画像から検出されているものとする。

左フレーム動きベクトル情報２０２は位置シフト回路２
０４において、視差ベクトル情報２０３を用いて各ベク
トル毎に右フレーム動きベクトル情報２０１に対応する
画面内の位置にシフトされる。

さらに、右フレー２１動きベクトル情Ｆ［２０１とシフ
トされた左フレーム動きベクトル情報２０５の差分が差
分回路２１２で計算され、差分ベクトル情報２０６が得
られる。

右フレーム−１きベクトル情報２０１と差分ベクトル情
報２０６はしきい値比較回路２０７に入力され、差分ベ
クトルの大きさがしきい値以下であれば右フレーム動き
ベクトル情報２０１が出力され、しきい値以北であれば
差分ベクトル情報２０６の一部２０９が出力される。

ここで、差分ベクトルの大きさの評価には、ベクトルの
Ｌ１ノルムやＩ、２ノルムを用いることができる。この
しきい値を大きくすることにより、差分ベクトルの多く
をＯベクトルに近づけることができる。すなわち１画面
内の多くの部分の右フレームの動きベクトルを左右のフ
レームに共通の動きベクトル情報２０８とみなすことに
相当する。

この共通勤きベクトル情報２０８と差分ベクトル情報２
０９と視差ベクトル情報２０３が可変長符号化回路２１
０に入力され、可変長符号２１１が出力される。

差分ベクトルの可変長符号は、０ベクトルに短い符号長
を割り当てておけば、しきい値比較回路２０７でしきい
値の大きさを制御することにより、差分ベクトルの符号
化情報量を制御することができる。

ｆｊＳ２図（２）はｆｆ１２図（１）の動き補償の一例
を示すブロック図であり、　２１２．２１３が夫々低符
号化右。

左画像、２１９は加算回路、２１５．２］６は夫々１す
１き補償回路、　２１７．２１８は夫々動き補償された
右、左画像である。

この実施例では共通勤きベクトル情報２０８がそのまま
右フレームの動きベクトル情報であるから。

このベクトル情報と既符号化右画像２１２を用いて動き
補償回路２１５において右フレームリ」き補償が実行さ
れ、動き補償右画像２１７が出力される。また、左フレ
ームでは、差分ベクトル情報２０９に共通勤きベクトル
情￥ｄ２０８が加算回路２１９で加算されたベクトルが
左フレーム動きベクトル情報２１４とみなされ、このベ
クトル情報と既符号化左画像２１３を用いて動き補償回
路２１６において左フレーム動き補償が実行され、動き
補償左画像２１８が出力される。

この例では左フレームの動き補償は右フレームの動きベ
クＩ−ルに従属した処理となる。ここでは。

右フレームの動きベクトルを基ｑノに共通の動きベクト
ルを定義したが、左、右の動きベクトルの平均ベクトル
を共通のベクトルとしても問題はない。

その場合には、共通の動きベクトルのほかに二種類の差
分ベクトル（右フレ−１１差分ベクトルと左フレーム差
分ベク１−ル）が存在することになり、左、右の動き補
償に先だってこれら３種類のベクトルから左、右の動き
ベクトルを再生しておく必要がある。

（発明の効果） 以−１−説明したように本発明によれば、ステレオ動画
像の動き補償フレーム間予測に用いられる左右の画像の
動きベクトル情報を左、右の画像間の視差ベクトル情報
を利用するので効率良く符号化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の請求項（１）記載にかかる一実施例図
、第２図は同じく請求項（２）記載にがかる一実施例図
である。 １０１　、　’２０１・・・右フレーム動きベクトル情
報、　１０２．２０２・・・左フレーム動きベクトル情
報、　　１０３．２０３・・・視差ベクトル情報、１０
４、２０４−・・位置シフト回路、　１０５．　’２０
５・・・シフト動きベクトル情報、　１１７．２１２・
・・差分回路、１０６．２０６．２０９・・・差分ベク
トル情報、　　１０７．２１０・・・可変長符号化回路
、　　１０８．２１１　　・・可変長符号、２０８・・
・共通勤きベクトル情報、２０７・・　しきい値比較回
路、　　１１３．１１４．２１５．２１．６・・動き補
償回路、２１９・・・加算回路。 特許出願人　日本電信電話株式会社 第 ス

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）左、右画像の動き検出により得られた左、右フレ
   ーム動きベクトル情報と、その左、右画像間のずれを表
   わす視差ベクトル情報と、が与えられ、前記左、右フレ
   ーム動きベクトル情報の一方を前記視差ベクトル情報を
   用いて各ベクトル毎に他方のフレーム動きベクトル情報
   に対応する画面内の位置にシフトし、更にシフトされな
   い一方と、シフトされた他方の両フレーム動きベクトル
   情報の差分ベクトル情報を得、前記シフトされない一方
   のフレーム動きベクトル情報と前記差分ベクトル情報と
   前記視差ベクトル情報とを符号化することを特徴とする
   ステレオ画像の動きベクトル情報符号化方式。
2. （２）前記（１）項記載のステレオ画像の動きベクトル
   符号化方式において、左、右フレーム動きベクトル情報
   の中、シフトされない一方と、シフトされた他方の両フ
   レーム動きベクトル情報の差分ベクトル情報を得、該差
   分ベクトル情報の大きさがあるしきい値以下のときは一
   方のシフトされないフレーム動きベクトル情報で代表出
   力し、前記しきい値以上のときは前記差分ベクトル情報
   の一部の差分ベクトル情報を得、両フレーム両面間に共
   通な動きベクトル情報と前記しきい値以上の一部の差分
   ベクトル情報と視差ベクトル情報とを符号化することを
   特徴とするステレオ画像の動きベクトル情報符号化方式
   。