JP2825292B2 - 伝送端末装置 - Google Patents
伝送端末装置Info
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- JP2825292B2 JP2825292B2 JP1300673A JP30067389A JP2825292B2 JP 2825292 B2 JP2825292 B2 JP 2825292B2 JP 1300673 A JP1300673 A JP 1300673A JP 30067389 A JP30067389 A JP 30067389A JP 2825292 B2 JP2825292 B2 JP 2825292B2
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Description
し、この検針データを電話回線を介してデータ収集セン
タ等に伝送する伝送端末装置に関する。
する所謂自動検針システムに使用する伝送端末装置は、
非常に多数の需要家の各々に設置する必要があるため、
低コスト化する必要があるとともに、商用電源を利用で
きない場合にも動作することができるように電話交換機
から供給される通話電流を利用し得るようになってい
る。
である。同図に示す伝送端末装置は、電話回線L1,L2間
に接続されている。一方の電話回線L2にはダイオード1
が接続され、該ダイオード1と他方の電話回線L1との間
に電圧検出制御回路3が接続されている。この電圧検出
制御回路3は、電話回線L1,L2間の電圧およびその極性
を検出し、これにより本伝送端末装置の内部回路の状態
を受信状態または送信状態に制御する。また、該電圧検
出制御回路3はスイッチングトランジスタ3aを有してい
る。電圧検出制御回路3を介して電話回線L1,L2の両端
には、すなわち電話回線L1,L2と反対側の電圧検出制御
回路3の両端には、直列接続されたフィルタ回路31およ
び電源回路33が並列に接続されている。電源回路33は電
圧検出制御回路3を介して、具体的には電圧検出制御回
路3のスイッチングトランジスタ3aを介して電話回線L
1,L2から供給される電話交換機からの通話電流を利用し
て、本伝送端末装置の各回路用の動作電圧を形成する。
また、フィルタ回路31は例えばインダクタンスとコンデ
ンサ等から構成され、電源回路33から発生する雑音等を
除去し、これにより電源回路33からの雑音が電話回線L
1,L2に混入しないようにしている。
両端にはコンデンサ35とトランス37の一時巻線37aが直
列に接続され、該トランジスタ37の二次巻線37bにはモ
デム回線39が接続されている。
電源回路33は電圧検出制御回路3を介して電話回線L1,L
2から供給される電話交換機からの通話電流を利用し
て、動作電圧を形成し、この動作電圧をモデム回路39等
に供給し、各部を作動させる。そして、送信すべきデー
タはモデム回路39で変調され、トランス37およびコンデ
ンサ35を介し、更に電圧検出制御回路3を介して電話回
路L1,L2に送出される。
て、電源回路33から動作電圧を供給されている各回路
は、動作情況により消費電流が変動するが、消費電流が
変動すると、電源回路33においても同様に電流変動が発
生し、この変動が電圧検出制御回路3および電話回線L
1,L2を介して自動検針システムのセンタ装置に伝達さ
れ、該センタ装置におけるデータ受信に悪影響を及ぼ
す。また、この変動は高周波成分を含んでおり、雑音と
して通話中の他の並行な電話回線に悪影響を与える。従
って、上述した従来の伝送端末装置では、電源回路33に
直列にフィルタ回路31を接続して雑音を除去し、変動に
よる悪影響を防止するようにしているが、このフィルタ
回路31は、インダクタンスおよびコンデンサ等により構
成されているため、小型化およびIC化し難いという問題
がある。
で変調されたデータをトランス37を介して伝達している
が、トランスはインダクタンスであり、小型化およびIC
化し難いとともに、また比較的高価であり、低価格化し
難いという問題がある。
するところは、消費電流の変動による悪影響を防止する
とともに、小型化およびIC化を可能とし、低価格化を達
成した伝送端末装置を提供することにある。
電話回線に接続され、電話回線からの通話電流を動作電
源として利用して作動する伝送端末装置であって、電話
回線を介して電話交換機から供給される通話電流から所
定の定電流を出力する定電流ダイオードおよびこの定電
流ダイオードによるベース端子への定電流の供給により
作動して前記通話電流のうち一定電流を通過させるトラ
ンジスタを具備してなる定電流回路と、定電流回路を介
して電話回線間に接続され、定電流回路から供給される
一定電流から各回路に供給する動作電圧を当該各回路に
おける消費電流の変動に影響されることなく発生する電
源回路と、定電流回路を介して前記電源回路の動作に影
響させずにデータを電話回線に送信すべく前記トランジ
スタのベース端子に交流結合されたデータ供給手段とを
有することを要旨とする。
換機から供給される通話電流から所定の定電流を出力す
る定電流ダイオードおよびこの定電流ダイオードによる
ベース端子への定電流の供給により作動して前記通話電
流のうち一定電流を通過させるトランジスタを具備して
なる定電流回路を介して電源回路を電話回線間に接続
し、該定電流回路からの一定電流から動作電圧を形成し
て各回路に供給するとともに、データ供給手段を前記ト
ランジスタのベース端子に交流結合させ、定電流回路を
介してデータを電話回線に送信している。
成を示すブロック図である。同図に示す伝送端末装置
は、電話回線L1,L2間にダイオード1を介して電圧検出
制御回路3が接続されている。該電圧検出制御回路3
は、電話回線L1,L2の電圧極性を監視し、該極性が反転
したことを検出すると、電話回線L1,L2間の電圧を検出
し、該電圧がある一定電圧以内の場合、内蔵するスイッ
チングトランジスタ3aをオンとし、その後に該電圧が高
電圧になると、スイッチングトランジスタ3aをオフにす
る機能を有する。また、電圧検出制御回路3の両端に
は、すなわち電話回線L1,L2と反対側の電圧検出制御回
路3の両端には、定電流回路5および電源回路7が直列
に接続されている。この定電流回路5および電源回路7
は、電圧検出制御回路3が電話回線L1,L2間の電圧変化
を検出してスイッチングトランジスタ3aがオンになった
場合に、該電圧検出制御回路3のスイッチングトランジ
スタ3aを介して電話回線L1,L2から電話交換機の通話電
流を供給され、これにより定電流回路5を介して定電流
が電源回路7に供給され、電源回路7はこの定電流を利
用して各回路への動作電圧を形成し、この動作電圧を各
部に供給する。なお、電源回路7としては、例えばノー
リンギング時において、電話交換機からの通話電流を動
作電源として利用する場合、電話回線の直流電圧が48ボ
ルトで、極性が反転した時、数mA程度の電流を消費する
ことができる。
ともに、該モデム回路9には電源回路7から動作電圧が
供給され、これによりモデム回路9は動作するようにな
っている。モデム回路9は、送信すべきデータ、例えば
電気、ガス、水道等の使用量の検針データ等を変調し、
この変調したデータを定電流回路5を介し、更に電圧検
出制御回路3およびダイオード1を介して電話回線L1,L
2に送信する。
流回路5および電源回路7の詳細な回路を示す図であ
る。同図に示すように、定電流回路5は、電話回線L1,L
2に直列に接続されたトランジスタ11を有し、該トラン
ジスタ11のコレクタとベースとの間には定電流ダイオー
ド15が接続され、エミッタには直列に抵抗13が接続さ
れ、またベースとエミッタとの間には抵抗17が接続され
ている。また、トランジスタ11のベースはコンデンサ19
を介してモデム回路9に接続され、これによりモデム回
路9からの変調データが入力されるようになっている。
このような構成の定電流回路5は定電流ダイオード15の
作用により一定のベース電流が流れ、これにより定電流
Iinをコレクタからエミッタに流すようになっている。
ド21と電源部23とから構成され、定電流回路5から供給
される定電流Iinはツェナーダイオード21に流れるツェ
ナー電流I2と電源部23に流れる電流I1とに分かれ、電源
部23において動作電圧が形成され、モデム回路9に供給
されている。
明する。
ド1を介して電圧検出制御回路3が動作し、電話回線L
1,L2間の電圧がある定電圧以内であることを検出して、
スイッチングトランジスタ3aがオンする。電圧検出制御
回路3のスイッチングトランジスタ3aがオンすると、電
話交換機からの電圧が電話回線L1,L2から電圧検出制御
回路3のスイッチングトランジスタ3aを介して定電流回
路5および電源回路7に供給される。この結果、定電流
回路5のトランジスタ11のベースには定電流ダイオード
15により決まる一定の電流が流れ、これによりトランジ
スタ11のコレクタからエミッタには一定の電流Iinが流
れる。そして、この一定電流Iinは電源回路7に供給さ
れ、該電源回路7のツェナーダイオード21および電源部
23にそれぞれツェナー電流I2および電源電流I1として分
流する。
のうちの電流I1によって動作電圧を形成し、この動作電
圧をモデム回路9に供給する。モデム回路9は、この動
作電圧によって作動し、例えば電気、ガス、水道等の使
用量の検針データを変調し、この変調データをコンデン
サ19を介して定電流回路5のトランジスタ11に供給す
る。トランジスタ11はコンデンサ19を介してモデム回路
9からの変調データによって駆動され、この変調データ
に対応する交流信号をコレクタから電圧検出制御回路3
を介して電話回線L1,L2に送出する。なお、この交流信
号は定電流回路5の直流の定電流に比較して十分小さい
信号であるため、電源回路7の動作には影響がない。
流が変動したとすると、電源部23に供給される電流I1も
消費電流に応じて変動して増減するが、この電源部23に
おける電流の増減はツェナーダイオード21に流れるツェ
ナー電流I2の逆方向の増減で吸収され、定電流回路5に
おける定電流は不変である。すなわち、本伝送端末装置
の内部回路における消費電流が変動して、電源部23の電
源電流I1が変動したとしても、この変動はツェナーダイ
オード21におけるツェナー電流I2の変動で吸収され、定
電流回路5に流れる電流Iinは常に一定に保たれるの
で、電話交換機の通話電源からの消費電流は常に一定で
ある。従って、電話回線には消費電流の変動による雑音
は発生しない。
して電話交換機から供給される通話電流から所定の定電
流を出力する定電流ダイオードおよびこの定電流ダイオ
ードによるベース端子への定電流の供給により作動して
前記通話電流のうち一定電流を通過させるトランジスタ
を具備してなる定電流回路を介して電源回路を電話回線
間に接続し、該定電流回路からの一定電流から動作電圧
を形成して各回路に供給するとともに、データ供給手段
を前記トランジスタのベース端子に交流結合させ、定電
流回路を介してデータを電話回線に送信しているので、
電源回路における消費電流の変動による悪影響は定電流
回路で除去され、例えば自動検針システムのセンタ装置
でのデータの受信に悪影響を及ぼすことがなくなるとと
もに、通話中の他の並行な電話回線への悪影響もなくな
る。また、フイルタ回路のトランス等を必要としないた
め、小型化およびIC化を図ることができるとともに、低
価格化を達成することもできる。
を示すブロック図、第2図は第1図の伝送端末装置に使
用される定電流回路および電源回路の詳細な回路構成を
示す図、第3図は従来の伝送端末装置の構成を示すブロ
ック図である。 3……電圧検出制御回路 5……定電流回路 7……電源回路、 9……モデム回路、 11……トランジスタ、 15……定電流ダイオード、 21……ツェナーダイオード。
Claims (1)
- 【請求項1】電話回線に接続され、電話回線からの通話
電流を動作電源として利用して作動する伝送端末装置で
あって、 電話回線を介して電話交換機から供給される通話電流か
ら所定の定電流を出力する定電流ダイオードおよびこの
定電流ダイオードによるベース端子への定電流の供給に
より作動して前記通話電流のうち一定電流を通過させる
トランジスタを具備してなる定電流回路と、 定電流回路を介して電話回線間に接続され、定電流回路
から供給される一定電流から各回路に供給する動作電圧
を当該各回路における消費電流の変動に影響されること
なく発生する電源回路と、 定電流回路を介して前記電源回路の動作に影響させずに
データを電話回線に送信すべく前記トランジスタのベー
ス端子に交流結合されたデータ供給手段とを有すること
を特徴とする伝送端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1300673A JP2825292B2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 伝送端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1300673A JP2825292B2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 伝送端末装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03162058A JPH03162058A (ja) | 1991-07-12 |
JP2825292B2 true JP2825292B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=17887697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1300673A Expired - Lifetime JP2825292B2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 伝送端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2825292B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53147416A (en) * | 1977-05-27 | 1978-12-22 | Hitachi Ltd | Superimposing system for signal tone |
JPS59117365A (ja) * | 1982-12-23 | 1984-07-06 | Fuji Electric Co Ltd | デ−タ端末装置の電源受電方式 |
-
1989
- 1989-11-21 JP JP1300673A patent/JP2825292B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03162058A (ja) | 1991-07-12 |
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