JP2824899B2 - 定尺横葺き屋根材の施工方法 - Google Patents

定尺横葺き屋根材の施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、近年増加している三次
元曲面を有する屋根や、多面体により構成される屋根、
及び特定環境下の屋根に定尺横葺き屋根を葺く場合に有
効な定尺横葺き屋根材の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築物の意匠の多様化に伴い、屋
根面も三次元曲面で形成されたり、複雑な多面体により
構成される事例が増加している。
【0003】定尺横葺き屋根材は、長尺縦葺き屋根材に
比べて、前記多様化した屋根面への適用性に優れるが、
横葺き屋根板は基本的に屋根の流れ方向に直交して葺く
ものであり、特に定尺材は、左右長手方向に適宜の間隔
で接続部を設けて、隣接する定尺材どうしを接続するも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記定
尺横葺き屋根材を前記多様化した屋根面に対応させた結
果、接続部が屋根の流れ方向と一致(平行)しなくなる
と、接続部の雨仕舞が脆弱化し、漏水事故をまねき易い
という問題があった。具体的に説明すると、定尺横葺き
屋根の接続部(継手部)の構成としては実公昭57−1
5951号公報に記載の接続装置が知られ、図1に示す
ように屋根材1’の左右端縁に裏面側へ折り返した折曲
部5’,5’を設け、ジョイナー7’の左右側縁に表面
側へ折り返した折り返し部を設け、隣接する屋根材
1’,1’の折曲部5’,5’をジョイナー7’の折り
返し部に係合させて接続部を形成しているのであるが、
前述のように接続部が屋根の流れ方向と一致(平行)し
なくなると、ジョイナー7’は左右どちらかに傾斜する
ので、浸入した雨水(図1中に斜線で示す)は、水下側
となるジョイナー7’の片側だけに作用することとな
る。また、無風状態での降雨時に比較してジョイナー
7’への雨水の浸入水量も増加する。したがって接続部
が傾斜状態となるような屋根面に施工された定尺横葺き
屋根の接続部には、一般的な屋根面の接続部に対して、
少なくとも2倍以上の雨水が作用すると推察される。さ
らに、建築部の立地条件が、海岸部や山間部等、地形に
よって、特定の風向に限定される場合、一般的な屋根面
であっても、図2に示すように定常的に接続部が傾斜状
態にあるのと同条件になることがある。
【0005】また、図3に示すように瓦や平葺等、左右
方向の接続部が一方に重合する構成の屋根材を、最も一
般的な切り妻形の屋根に施工した場合、一方の妻面から
の風雨(図中、矢印で示した)の頻度が高い屋根を想定
すると、片側の屋根面Aでは風雨の方向に対して風上側
の屋根材の一端縁が上に、風下側の屋根材の他端縁が下
に位置して雨仕舞に問題が生じないが、もう一方の屋根
面Bは全く逆に位置して雨仕舞について脆弱な構成とな
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記に鑑み提案
されたもので、中央に略平坦状の中央面部を有し、前記
中央面部の働き幅方向の下縁に軒側係合部を、上縁に棟
側係合部を形成し、下段の屋根材の棟側係合部に上段の
屋根材の軒側係合部を係合させて屋根を施工する定尺横
葺き屋根材の施工方法にあって、建築物の立地条件や屋
根形状等を考慮して頻度が高い風雨の方向を設定すると
共に、前記の定尺横葺き屋根材の左右方向の接続部とな
る左右端縁には、水上側又は風上側となる一縁に、他縁
の下方に位置する下側重合部を、水下側又は風下側とな
る他縁に、前記の下側重合部の上方に位置する上側重合
部を、それぞれ形成し、水下側又は風下側となる屋根材
の下側重合部上に、水上側又は風上側となる屋根材の上
側重合部を重合させて屋根を葺くことを特徴とする定尺
横葺き屋根材の施工方法に関するものである。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図面の実施例に基づいて説明
する。本発明に用いる定尺横葺き屋根材1はアルミ、ス
テンレス合金、鋼板等公知の金属素材よりなり、図4に
示すように中央に略平坦状の中央面部2を有し、この中
央面部2の働き幅方向の下縁に軒側係合部3を、上縁に
棟側係合部4を形成してなる。図示実施例では、前記の
軒側係合部3は、中央面部2の軒端縁を下方へ折曲した
略垂直状の縦片31と、該縦片31の下端を中央面部2
と略平行に折り返した横片32とからなり、該横片32
に段差部分を設けると共にその先端を折り返し状に屈曲
した構成である。また、前記の棟側係合部4は、中央面
部2の棟端縁に段差部分を設け、さらに上方に屈曲して
軒側へ拡開状に折り返して傾斜片41を設けた形状であ
り、前記傾斜片41の先端を軒側下方へ屈曲した構成で
ある。
【0008】また、前記定尺横葺き屋根材1の左右方向
の接続部となる左右端縁には、図5(及び図7)に示す
ように、一縁(図5では右側)に下側重合部5、他縁
(図5では左側)に上側重合部6を設ける。図示実施例
では、前記の下側重合部5は、中央面部2の側端縁に段
差部分を設けて中央面部2より僅かに下方に設けられる
ものであり、略水平状の水平片51の途中に表面側へ隆
起する水返し凸部52,52を設けると共にその先端を
緩やかに表面側へ屈曲した構成である。前記水平片51
の基端(段差部分)から水返し凸部52までが排水部5
3となる。また、前記の上側重合部6は、中央面部2の
側端縁を裏面側に折り返して前記排水部53の深さと略
等しい折り返し部61を設けた形状である。さらに、中
央面部2の裏面には断熱材21を添設するようにした。
前記の定尺横葺き屋根材1は工場にて生産してもよい
し、特に上側重合部と下側重合部については現場加工し
てもよい。
【0009】尚、図6に示す定尺横葺き屋根材12 は、
前記下側重合部5及び上側重合部6を左右逆に設けた以
外は全く同様に構成したものであり、図中に同一符号を
付して説明を省略する。
【0010】次に、前記図5に示した定尺横葺き屋根材
1を用いて図8の屋根を施工する手順を示す。この屋根
は、中央に、平面形状が略正方形である屋根面aが位置
し、その周囲に、平面形状が台形である4つの屋根面
b,c,d,eが螺旋状に配置した構造であり、同図
(a)中の矢印は、各屋根面a〜dにおける屋根傾斜形
状を考慮して頻度が高い水の流れ方向を設定したもので
ある。
【0011】まず、屋根面bの施工においては、前記構
成の屋根材1の棟側係合部4が上に軒側係合部3が下に
位置するように配設する。そして、棟軒方向〔同図
(a)では上下方向〕に隣接する軒側の屋根材1の棟側
係合部4を棟側の屋根材1の軒側係合部3に係合させて
葺く。その際、各屋根材1では右に下側重合部5が、左
に上側重合部6が位置するが、この屋根面bでは同図
(a)における右上から左下に向かって水が流れるの
で、左右方向に隣接する右側の屋根材1の(左側に位置
する)上側重合部6を、その左側の屋根材1の(右側に
位置する)下側重合部5上に重合させて葺けば、その接
続部は前記図7(a)に示す構造となり、雨仕舞に問題
が生ずることがない。即ち、水下側に配された下側重合
部5上に水上側に配された上側重合部6が重合されてい
るので、上側重合部6を流下した水は下側重合部5の上
に確実に導かれる。特にこの実施例では、水返し凸部5
2と折り返し部61により空間が形成されるので、毛細
管現象による雨水の浸入を防止することができる。ま
た、屋根面c〜eの施工についても前記屋根材1を用い
て上述の屋根面bの施工と同様に行うことができる。一
方、屋根面aは、水の流れ方向と屋根面の傾斜方向とが
一致するので、前記図1,2に示す屋根材1’,ジョイ
ナー7’を用いて施工しても良い。即ち、屋根材1’を
水の流れ方向(屋根面の傾斜方向)と直交させて敷設
し、左右の接続部にはジョイナー7’を用いて接続すれ
ば良い。或いは屋根材1を用いて上述の屋根面bの施工
と同様に行うようにしてもよい。
【0012】次に、図9の屋根を施工する手順を示す。
この屋根は、同図(b),(c)に示す曲面形状を有す
るものであり、同図(a)中の矢印は、各屋根部分f〜
kにおける屋根傾斜形状を考慮して頻度が高い水の流れ
方向を設定したものである。
【0013】まず、屋根部分fの施工においては、前記
図5に示した構成の屋根材1、即ち右に下側重合部5
が、左に上側重合部6が設けられた構成の屋根材1を用
い、その棟側係合部4が上に軒側係合部3が下に位置す
るように配設する。そして、棟軒方向〔同図(a)では
上下方向〕に隣接する軒側の屋根材1の棟側係合部4を
棟側の屋根材1の軒側係合部3に係合させて葺く。ま
た、この屋根部分fでは同図(a)における右上から左
下に向かって水が流れるので、左右方向に隣接する右側
の屋根材1の(左側に位置する)上側重合部6を、その
左側の屋根材1の(右側に位置する)下側重合部5上に
重合させて葺けば、その接続部は前記図7(a)に示す
構造となり、雨仕舞に問題が生ずることがない。また、
屋根部分hの施工においては、前記図6に示した構成の
屋根材12 、即ち右に上側重合部6、左に下側重合部5
が設けられた構成の屋根材12 を用い、その棟側係合部
4が上に軒側係合部3が下に位置するように配設する。
そして、棟軒方向〔同図(a)では上下方向〕に隣接す
る軒側の屋根材12 の棟側係合部4を棟側の屋根材12
の軒側係合部3に係合させて葺く。また、この屋根部分
hでは同図(a)における左上から右下に向かって水が
流れるので、左右方向に隣接する左側の屋根材12
(右側に位置する)上側重合部6を、その右側の屋根材
2 の(左側に位置する)下側重合部5上に重合させて
葺けば、その接続部は前記図7(b)に示す構造とな
り、雨仕舞に問題が生ずることがない。さらに、屋根部
分gの施工においては、左右どちらにも傾斜していない
中央線上に位置するので、図10に示す構成の屋根材1
3 、即ち左右端縁に上側重合部6,6が設けられた構成
の屋根材13 を用い、その棟側係合部4が上に軒側係合
部3が下に位置するように配設する。そして、棟軒方向
〔同図(a)では上下方向〕に隣接する軒側の屋根材1
3 の棟側係合部4を棟側の屋根材13 の軒側係合部3に
係合させて葺く。この屋根部分gの左方に位置する屋根
部分fでは前記のように右に下側重合部5が設けられた
構成の屋根材1を敷設するので、この屋根材1の(右側
に位置する)下側重合部5上に前記屋根材13 の左側の
上側重合部6を重合させて葺けば、その接続部は前記図
7(a)に示す構造となり、雨仕舞に問題が生ずること
がない。また、この屋根部分gの右方に位置する屋根部
分hでは前記のように左に下側重合部5が設けられた構
成の屋根材12 を敷設するので、この屋根材12 の(左
側に位置する)下側重合部5上に前記屋根材13 の右側
の上側重合部6を重合させて葺けば、その接続部は前記
図7(b)に示す構造となり、雨仕舞に問題が生ずるこ
とがない。また、屋根部分iの施工については上述の屋
根部分fの施工、屋根部分jの施工については上述の屋
根部分gの施工、屋根部分kの施工については上述の屋
根部分hの施工と同様に行うことができる。
【0014】尚、前述の図8及び図9の各屋根の施工に
おいては、それぞれ屋根傾斜形状を考慮して頻度が高い
水の流れ方向を設定したが、屋根傾斜形状ばかりでな
く、周囲の環境や地形等の建築物の立地条件等を考慮し
て頻度が高い風雨の方向を設定する。また、前記の図9
の屋根面は山状であり、左右どちらにも傾斜していない
中央線上に位置する屋根部分gには左右側縁の両方に上
側重合部6,6が形成された屋根材13 を用いたが、例
えば図示しないが谷状が存在する屋根部分などには左右
側縁の両方に下側重合部5,5が形成された屋根材(図
示せず)を用いる場合もある。
【0015】また、図11及び図12に示すように左右
方向の接続部の下側には捨板部材7を添設するようにし
てもよい。図示実施例の捨板部材7は、その左右側縁に
表面側へ折り返した折り返し部71,71を設けた構成
である。このように捨板部材7を添設すると、例えば図
示するように下側重合部5を中央面部2の側端縁に段差
部分を設けて中央面部2より僅かに下方に設けた水平片
51のみから構成されるようにしても、雨仕舞に問題が
生ずることがない。
【0016】さらに、図13に示すように下側重合部5
の排水部53に、上側重合部6の折り返し部61を係合
する係合片8を設けるようにしてもよい。図示実施例の
係合片8は、固定片の先端に段差部分を介して係止片を
延在させた構成であり、必ずしも接続部の幅に相当する
長さを有する必要はなく、ピース材でも良い。前記係合
片8を下側重合部5の排水部53(水平片51)に取り
付けた状態で前記係止片に折り返し部61を係合させる
と、上側重合部6と下側重合部5とを一体化する作用が
付加される。
【0017】さらに、図14に示すように前記捨板部材
7の中央付近に、下側重合部5の水平片51の端縁及び
上側重合部6の折り返し部61を係合する係合片8を設
けるようにしてもよく、この場合、上側重合部6と下側
重合部5と捨板部材7とを一体化する作用が付加され
る。
【0018】また、図15(a)に示すように上側重合
部6及び下側重合部5を、中央面部2の働き幅方向に平
行でなく斜め状に設けるようにしてもよい。尚、図中、
9は吊子である。例えば図15(b)に示すように矢印
で示した水の流れ方向に対して斜めに屋根材を葺かねば
ならない際、上述のように上側重合部6及び下側重合部
5を斜め状に設けると、接続部が水の流れ方向に対して
直交するので、より一層高い雨仕舞性能を発揮するもの
となる。
【0019】以上本発明を図面の実施例に基づいて説明
したが、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどの
ようにでも実施することができる。例えば屋根材の重合
部及び捨板部材には、必要に応じて止水ゴム、パッキン
等公知の防水手段を追加するようにしてもよい。また、
棟軒方向の各係合部、左右方向の各重合部、捨板部材、
係合片等は特に前記の構成に限定するものではなく、ど
のような形状に設計してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、建築物の
立地条件や屋根形状等を考慮して頻度が高い風雨の方向
を設定し、定尺横葺き屋根材の左右方向の接続部を、水
上側又は風上側の屋根材が常に上側に位置するように重
合させるので、特殊な形状の屋根や特殊な立地条件の屋
根であっても、一般的な屋根と同様の高い雨仕舞性能を
発揮することができる。
【0021】また、下側重合部に、中央面部より一段低
い位置に排水部と、排水部の外側に1つ以上の水返し凸
部とを形成し、上側重合部に、裏面側に折り返して排水
部の深さと略等しい折り返し部を形成した場合、これら
水返し凸部と折り返し部とにより空間が形成されるの
で、毛細管現象による雨水の浸入を防止することができ
る。
【0022】さらに、接続部の下側に捨板部材を添接す
る場合、より一層高い雨仕舞性能を期待することができ
る。
【0023】また、風雨の方向に応じて、上側重合部及
び下側重合部を、中央面部の働き幅方向に斜め状に設け
る場合、水の流れ方向に対して斜めに屋根材を葺かねば
ならない際などにも、接続部を水の流れ方向に対して直
交させることができるので、より一層高い雨仕舞性能を
発揮するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】多様化した屋根面に敷設された従来の定尺横葺
き屋根における左右方向の接続部の構造を示す断面図で
ある。
【図2】建築部の立地条件により特定の風向に限定さ
れ、定常的に接続部が傾斜状態にある場合の従来の定尺
横葺き屋根における左右方向の接続部の構造を示す断面
図である。
【図3】一般的な切り妻形の屋根において、一方の妻面
からの風雨の頻度が高い状態を示す斜視図である。
【図4】一実施例の定尺横葺き屋根板の左右端縁を欠截
した斜視図である。
【図5】一実施例の定尺横葺き屋根板を示す一部を省略
した平面図である。
【図6】他の一実施例の定尺横葺き屋根板を示す一部を
省略した平面図である。
【図7】図5又は図6の定尺横葺き屋根板を用いた左右
方向の接続部の構造を示す断面図である。
【図8】多様化した屋根の一例を示す(a)平面図、及
び(b)その一部の斜視図である。
【図9】多様化した屋根の他の一例を示す(a)平面
図、(b)側面図、及び(c)その一部の斜視図であ
る。
【図10】他の一実施例の定尺横葺き屋根板を示す一部
を省略した平面図である。
【図11】一実施例の定尺横葺き屋根板と捨板部材とを
用いた左右方向の接続部の構造を示す断面図である。
【図12】建築部の立地条件により特定の風向に限定さ
れ、定常的に接続部が傾斜状態にある場合の一実施例の
定尺横葺き屋根板と捨板部材とを用いた左右方向の接続
部の構造を示す断面図である。
【図13】一実施例の定尺横葺き屋根板と係合片とを用
いた左右方向の接続部の構造を示す断面図である。
【図14】一実施例の定尺横葺き屋根板と捨板部材と係
合片とを用いた左右方向の接続部の構造を示す断面図で
ある。
【図15】上側重合部及び下側重合部を中央面部の働き
幅方向に対して斜め状に設けた(a)一実施例の定尺横
葺き屋根板の平面図、(b)及びその施工状態を示す平
面図である。
【符号の説明】
1,12 ,13 定尺横葺き屋根板 2 中央面部 3 軒側係合部 4 棟側係合部 5 下側重合部 6 上側重合部 7 捨板部材 8 係合片

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に略平坦状の中央面部を有し、前記
    中央面部の働き幅方向の下縁に軒側係合部を、上縁に棟
    側係合部を形成し、下段の屋根材の棟側係合部に上段の
    屋根材の軒側係合部を係合させて屋根を施工する定尺横
    葺き屋根材の施工方法にあって、 建築物の立地条件や屋根形状等を考慮して頻度が高い風
    雨の方向を設定すると共に、前記の定尺横葺き屋根材の
    左右方向の接続部となる左右端縁には、水上側又は風上
    側となる一縁に、他縁の下方に位置する下側重合部を、
    水下側又は風下側となる他縁に、前記の下側重合部の上
    方に位置する上側重合部を、それぞれ形成し、 水下側又は風下側となる屋根材の下側重合部上に、水上
    側又は風上側となる屋根材の上側重合部を重合させて屋
    根を葺くことを特徴とする定尺横葺き屋根材の施工方
    法。
  2. 【請求項2】 下側重合部には、中央面部より一段低い
    位置に排水部と、排水部の外側に1つ以上の水返し凸部
    とを形成し、 上側重合部には、裏面側に折り返して排水部の深さと略
    等しい折り返し部を形成したことを特徴とする請求項1
    記載の定尺横葺き屋根材の施工方法。
  3. 【請求項3】 接続部の下側には捨板部材を添接するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の定尺横葺き屋根
    材の施工方法。
  4. 【請求項4】 風雨の方向に応じて、上側重合部及び下
    側重合部を、中央面部の働き幅方向に斜め状に設けるこ
    とを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の定尺横葺
    き屋根材の施工方法。
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