JP2824367B2 - 感光材料乾燥装置 - Google Patents
感光材料乾燥装置Info
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Description
用いられ、輻射熱で感光材料の乾燥を行う感光材料乾燥
装置に関する。
の感光材料は、ローラで搬送されながら、現像、定着及
び水洗の各処理が行なわれ、続いて乾燥部に送られて乾
燥処理が行なわれる。
動現像機を例にとると、図4に示すように、乾燥装置1
00が配設され、この乾燥装置100には、Xレイフィ
ルム102の搬送方向(図4矢印A方向)と直交する方
向に渡って棒状の遠赤外線ヒータ104が配置され、ま
た、Xレイフィルム102に対してこの遠赤外線ヒータ
104の後方には反射板106が配置されるのが一般的
である。
線ヒータ104にXレイフィルム102が引っ掛からな
いように、また、Xレイフィルム102がスムーズに搬
送されるようにガイド108が取り付けられている。
燥装置にあっては、Xレイフィルム102の搬送方向と
直交する方向に赤外線が均一に照射されるようにガイド
108が搬送方向に対して傾斜されてはいるが効果が十
分でなく、乾燥されたXレイフィルム102には、図5
に示すように、表面に艶のある部分と無い部分(斜線部
分)とが搬送方向に帯状に生じる、所謂光沢むらが生
じ、処理済Xレイフィルム102の品質を損ねるという
不具合がある。
じさせることなく感光材料を乾燥処理することのできる
感光材料乾燥装置を提供することを目的とする。
感光材料に対面配置され搬送される前記感光材料を輻射
熱によって乾燥する加熱手段と、前記加熱手段の前記感
光材料搬送経路側に設けられ前記感光材料の前記加熱手
段への接触を防止する前記感光材料の搬送方向に沿って
延びる搬送ガイドと、を備えた感光材料乾燥装置であっ
て、前記搬送ガイドを前記感光材料の搬送方向と交差す
る方向に移動させる駆動手段を設けたことを特徴として
いる。
載の感光材料乾燥装置において、前記搬送ガイドを前記
感光材料の搬送方向と直交する方向に往復移動させるこ
とを特徴としている。
ば、加熱手段からの輻射熱は搬送される感光材料に照射
され、これによって感光材料が加熱されて乾燥が行われ
る。加熱手段の感光材料側には、搬送ガイドが設けられ
ているため、感光材料が加熱手段に当接することなくス
ムーズに搬送される。しかも、ガイドが感光材料の搬送
中に駆動手段によって搬送方向とは交差する方向に移動
されるので、加熱手段の輻射熱を感光材料の搬送方向と
は交差する方向にむらなく照射することができる。この
ため、乾燥された感光材料は、輻射熱の不均一に起因す
る光沢むらがなくなり、良好な外観品質を得ることがで
きる。
よれば、搬送ガイドが感光材料の搬送方向と直交する方
向に往復移動されるので、加熱手段の輻射熱を感光材料
の搬送方向とは交差する方向に最もむらなく照射するこ
とができる。
材料乾燥装置を備えた自動現像機10が示されている。
部14及び乾燥部16より構成され、これらは、ハウジ
ング18内に収容されている。
配置され、現像槽20、定着槽22及び水洗槽24で構
成されている。感光材料の一例であるシート状のXレイ
フィルム(以下フィルム26と称する)は、図2におい
て一点鎖線で示す搬送路27を搬送される。すなわち、
フィルム26は、ハウジング18の右側壁上部に形成さ
れたフィルム挿入口28から挿入され、その近傍に位置
する挿入ローラ29で挟持搬送されて、各槽間上部に配
置された搬送ローラ30及び、各槽内に入れられて搬送
ラック32に支持されたローラ群34で搬送されなが
ら、現像槽20、定着槽22及び水洗槽24の各槽内へ
順次送り込まれ、それぞれ、現像、定着及び水洗の各処
理が行われる。現像槽20、定着槽22及び水洗槽24
には、現像液、定着液、水洗水の処理液がそれぞれ循環
供給され、また、各処理液面上には、フィルム26を槽
内外に出入りさせる開口が形成された浮蓋21がそれぞ
れ配置されている。この浮蓋21によって、各処理液と
空気との不必要な接触が回避される。
ィルム26を自動的にフィルム挿入口28に挿入する図
示しないオートフィーダを取り付けることができるよう
になっている。
隣設されている。このスクイズ部14で水洗処理後のフ
ィルム26が、搬送ローラ36で搬送挟持されながら、
その搬送過程で、フィルム26の表面に付着している水
分がスクイズされるようになっている。
装置としての乾燥部16が配置されている。この乾燥部
16では、搬送ローラ38が、フィルム26を下方に向
けて搬送しながら、加熱手段を構成する遠赤外線ヒータ
40が、フィルム26に輻射熱を付与する。
むように、その両面へ対向して上下に2対設けられてい
る。図3に示すように、各遠赤外線ヒータ40は、円筒
状のセラミック管46内に、熱源としてのニクロム線4
8がコイル状に収められて構成されている。このニクロ
ム線に電圧を印加することにより輻射熱が遠赤外線とし
てフィルム26に輻射されるようになっている。
の搬送方向(図3矢印A方向)と直交して対面配置さ
れ、図1に示すように、遠赤外線ヒータ40の長手方向
が、フィルム26の幅方向とされている。なお、遠赤外
線ヒータ40の長手寸法は、フィルム26の幅寸法と略
同一寸法とされている。
側には、反射板44が配設されている。この反射板44
は、金具45によってハウジング18に取り付けられて
いる。図3に示すように、この反射板44は、遠赤外線
ヒータ40側に曲率中心を有する円弧状の半筒体で、遠
赤外線ヒータ40から輻射される遠赤外線のうち反射板
44に向けて輻射された遠赤外線を、フィルム26に向
けて反射させ、遠赤外線ヒータ44から輻射される遠赤
外線を効率よくフィルム26に到達させるようになって
いる。
26側には、搬送ガイド60が配設されている。図1に
示すように、この搬送ガイド60は、金属板等をプレス
加工して形成され、長方形の枠体の開口部に複数本のガ
イド62が設けられており、ガイド62はフィルム26
の搬送方向(図1矢印A方向)に対して傾斜されてい
る。
にそれぞれガイドブロック64が固着されている。フィ
ルム搬送方向上流側の2個のガイドブロック64及びフ
ィルム搬送方向下流側の2個のガイドブロック64に
は、それぞれガイドロッド66が貫通している。これら
のガイドロッド66は、長手方向がフィルム搬送方向と
直交しており、互いに平行に配設されている。なお、ガ
イドロッド66の両端は、ハウジング18に固定されて
いる。これによって、搬送ガイド60は、ガイドロッド
66に沿って移動が可能とされている。
68が立設されており、このピン68には、駆動手段の
一部を構成するリンク70の一方が軸支されている。リ
ンク70の他方は、駆動手段の一部を構成する回転円板
72の外周近傍に立設されたピン74に軸支されてい
る。回転円板72の中心には、金具45に取り付けられ
た駆動手段の更に他の一部構成するモーター76の回転
軸78が固着されており、モーター76が回転されると
搬送ガイド60がガイドロッド66に沿って往復移動を
するようになっている。
外線ヒータ40の下方に、温風供給部42が設けられて
いる。この温風供給部42は、フィルム26を挟んでそ
の両面へ、上下に2対配設され、吹出口52からフィル
ム26に向けて温風が吹き出されるようになっている。
4によって斜め上方に反転上昇され、ハウジングの左壁
中央部に開口形成されたフィルム受け箱56に受け止め
られる。
フィルム26は、フィルム挿入口28からハウジング1
8内に入り、処理部12で、現像、定着及び水洗の各処
理が行われる。
でスクイズが行われて、その後、乾燥部16に送られ、
遠赤外線ヒータ40の輻射熱により乾燥が行われる。こ
の際、搬送ガイド60がフィルム26の搬送方向に対し
て直交する方向に往復移動をするのでフィルム26に到
達する輻射熱は、幅方向に均一となる。
移動の速度は、予め実験を行って乾燥されたフィルム2
6に光沢むらが生じない値に設定されている。
フィルム26は、さらに温風供給部42で温風が吹き付
けられて乾燥されフィルム受け箱56に受け止められ
る。
26の搬送中に搬送方向とは交差する方向に移動されて
同一位置に静止することがないので、遠赤外線ヒータ4
0の輻射熱はフィルム26の搬送方向とは交差する方向
にむらなく照射され、乾燥されたフィルム26には、輻
射熱の不均一に起因する光沢むらが生ぜず、良好な外観
品質を得ることができる。
り、本発明を説明したが、上記実施例に限定されるもの
ではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施
例では、搬送ガイド60のみを往復移動させる構成とし
たが、本発明はこれに限定されず、例えば、搬送ガイド
60、遠赤外線ヒータ40及び反射板44を互いに連結
し、これら搬送ガイド60、遠赤外線ヒータ40及び反
射板44全体を往復移動させることも可能である。
搬送ガイド60をフィルム26の搬送方向と直交する方
向に往復移動させる構成としたが、必ずしもこの方向に
限らず搬送ガイド60をフィルム26の搬送方向に対し
て交差する方向に移動できるものであれば何れの駆動手
段でも適用することができる。
遠赤外線ヒータを用いているが、それ以外の通常の赤外
線ヒータやその他のヒータであってもよく、輻射熱で感
光材料を加熱するものであれば何れのヒータでも適用可
能である。
料、例えば、ガラスや耐熱樹脂で形成することもでき、
これによって輻射熱の照射むらをさらに減少させること
もできる。
として搬送ガイドを駆動手段によって感光材料の搬送方
向とは交差する方向に移動するようにしたので、加熱手
段の輻射熱が感光材料へむらなく照射され、感光材料を
光沢むらを生じさせることなく高品質に乾燥できるとい
う優れた効果を有する。
視図である。
えた自動現像機の概略縦断面図である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 感光材料に対面配置され搬送される前記
感光材料を輻射熱によって乾燥する加熱手段と、 前記加熱手段の前記感光材料搬送経路側に設けられ前記
感光材料の前記加熱手段への接触を防止する前記感光材
料の搬送方向に沿って延びる搬送ガイドと、 を備えた感光材料乾燥装置であって、 前記搬送ガイドを前記感光材料の搬送方向と交差する方
向に移動させる駆動手段を設けたことを特徴とする感光
材料乾燥装置。 - 【請求項2】 前記搬送ガイドを前記感光材料の搬送方
向と直交する方向に往復移動させることを特徴とする請
求項1記載の感光材料乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24679492A JP2824367B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 感光材料乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24679492A JP2824367B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 感光材料乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0695350A JPH0695350A (ja) | 1994-04-08 |
JP2824367B2 true JP2824367B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=17153773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24679492A Expired - Fee Related JP2824367B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 感光材料乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2824367B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP24679492A patent/JP2824367B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0695350A (ja) | 1994-04-08 |
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