JP2824208B2 - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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JP2824208B2
JP2824208B2 JP7607794A JP7607794A JP2824208B2 JP 2824208 B2 JP2824208 B2 JP 2824208B2 JP 7607794 A JP7607794 A JP 7607794A JP 7607794 A JP7607794 A JP 7607794A JP 2824208 B2 JP2824208 B2 JP 2824208B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の盗難防止のため
の装置に関し、特に自動車の乗逃げを防止するための装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の盗難を防止するための方法とし
て、たとえば車内への侵入を防止する方法、ハンドルを
ロックして操舵不能とする方法、内燃機関の始動を不能
とする方法などが挙げられる。しかしながら、前記車内
への侵入を防止する方法では、ドアをこじ開けたりガラ
スを割るなどして車内に侵入することを、たとえばガラ
ス割れセンサなどを用いて検知して、警報を発し、阻止
するのであるけれども、ドアが開いてしまうと、簡単に
乗逃げされてしまうおそれがある。
【0003】このような乗逃げを防止するための方法と
して、内燃機関の始動を不能とする方法が効果的であ
る。このような方法の第1の先行技術として、たとえば
特開平4−11544が挙げられる。この先行技術は、
盗難防止用のコンピュータが、点火コイルラインに介在
されたリレーを遮断制御することによって、内燃機関の
始動を阻止するようにしたものである。
【0004】また第2の先行技術として、特開平4−3
31647が挙げられる。この先行技術は、バッテリか
ら負荷への電源ラインに介在したリレーを盗難防止用の
制御装置が遮断することによって、内燃機関の始動を阻
止するようにしたものである。
【0005】したがってこれら2つの先行技術では、負
荷ラインに介在したリレーを遮断することによって内燃
機関の始動を不能としている。したがって、大形で高価
なリレー、特に第1の先行技術では点火コイルラインに
介在される高圧用で高価なリレーが必要となり、コスト
が嵩んでしまう。また、車両に詳しい人間であれば、前
記リレーの入出力を短絡することによって、盗難防止機
能を容易に不能とすることができる。
【0006】このような問題を解決する第3の先行技術
として、特開昭63−284054が挙げられる。この
先行技術では、シートが倒されている運転席に着座する
ことなく、変速操作が行われたり、また識別コードの入
力なしで変速操作が行われると、内燃機関を停止するよ
うにしたものである。
【0007】また同様に、第4の先行技術として特開平
2−164648が挙げられる。この先行技術は、キー
の抜き忘れによる盗難防止のために、内燃機関の停止か
ら所定時間経過後は、暗証番号入力によって内燃機関を
始動させるようにしたものである。
【0008】このように第3および第4の先行技術は、
前述の第1および第2の先行技術のように、既に作成さ
れた内燃機関の制御装置などに、いわゆる後付けによっ
てリレーなどを介在するようなことはなく、前記制御装
置自体の制御動作を停止させてしまうものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の第
3および第4の先行技術では、いずれも盗難検知につい
ては詳述されているけれども、検知後に具体的にどのよ
うにして内燃機関を停止させるかについては詳述されて
いない。したがってこれら第3および第4の先行技術で
は、第1および第2の先行技術で述べたような問題を有
している可能性があり、これに対して本発明は、盗難検
知後に内燃機関を停止させるための具体的な構成を提案
し、盗難を確実に防止しようとするものである。
【0010】本発明の目的は、車両の盗難を確実に阻止
することができる車両用盗難防止装置を提供することで
ある。
【0011】
【0012】
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、内燃機関の運
転状態を制御する制御手段と、前記制御手段に関連して
設けられ、電源電圧の立上がり時に前記制御手段を初期
化して制御量演算を可能とさせる初期化手段と、車両の
盗難を検知する盗難検知手段と、盗難検知手段の出力に
応答して、前記初期化手段による前記制御手段の初期化
を禁止する手段とを含むことを特徴とする車両用盗難防
止装置である。
【0014】
【0015】さらにまた本発明は、内燃機関の燃料噴射
量または点火時期の少なくともいずれか一方を制御する
内燃機関制御手段と、前記内燃機関制御手段に関連して
設けられ、内燃機関への噴射信号または点火信号の停止
が検出されたときには、それぞれ固定のバックアップ噴
射信号またはバックアップ点火信号を前記内燃機関に与
えるバックアップ制御手段と、車両の盗難を検知する盗
難検知手段とを含み、前記内燃機関制御手段は、盗難検
知手段で盗難が検知されると、前記内燃機関制御手段か
ら前記内燃機関に出力される前記噴射信号または点火信
号の各出力時間の少なくともいずれか一方を前記内燃機
関が始動しない程度の予め定める微小時間に短縮するこ
とを特徴とする車両用盗難防止装置である。
【0016】また本発明の前記内燃機関制御手段は、車
両の盗難が検知された後、さらに車体速度が予め定める
値以上となると、前記内燃機関制御手段から前記内燃機
関に出力される噴射信号または点火信号の各出力時間の
前記短縮を行うことを特徴とする。
【0017】さらにまた本発明は、内燃機関に関連して
設けられ、該内燃機関の制御用パラメータを検出するセ
ンサと、前記センサの検出結果に基づいて制御量を演算
し、内燃機関に制御出力を導出する制御手段と、車両の
盗難を検知する検知手段と、前記センサと制御手段との
間に介在され、前記検知手段で盗難が検知されると、セ
ンサからの出力を遮断する遮断手段とを含むことを特徴
とする車両用盗難防止装置である。
【0018】また本発明は、内燃機関に関連して設けら
れ、該内燃機関の制御用パラメータを検出するセンサ
と、前記センサの検出結果に基づいて制御量を演算し、
内燃機関に制御出力を導出する制御手段と、車両の盗難
を検知する検知手段と、前記センサへの電源ラインに介
在され、前記検知手段で盗難が検知されると、前記電源
ラインを遮断する遮断手段とを含むことを特徴とする車
両用盗難防止装置である。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【作用】請求項1の本発明に従えば、前記制御手段に関
連して初期化手段を設ける。この初期化手段は、電源電
圧が立上がると、制御手段に初期化信号などを導出して
該制御手段を初期化させ、これによって前記燃料噴射量
や点火時期などの制御量演算が可能となる。盗難検知手
段は、車両の盗難を検知し、これによって初期化禁止手
段は、初期化手段による前記制御手段の初期化を禁止す
る。したがって、制御手段は、電源電圧が立上がって
も、盗難が検知されていると制御量演算を行うことがで
きず、こうして車両の盗難を確実に阻止することができ
る。
【0024】
【0025】さらにまた本発明に従えば、内燃機関の燃
料噴射量または点火時期の少なくともいずれか一方を制
御する内燃機関制御手段とともに、該内燃機関制御手段
の異常時や低電圧始動時などにおいて、燃料噴射量や点
火時期などが予め定めた固定値で制御され、整備工場ま
での待避走行などを可能とするために、バックアップ制
御手段が設けられている。このバックアップ制御手段
は、前記内燃機関制御手段から内燃機関への噴射信号ま
たは点火信号の停止が検出されたときには、それぞれバ
ックアップ噴射信号またはバックアップ点火信号を前記
内燃機関に与える。
【0026】盗難検知手段が車両の盗難を検知すると、
前記内燃機関制御手段は、内燃機関制御手段から内燃機
関に出力される前記噴射信号または点火信号の各出力時
間の少なくともいずれか一方を内燃機関が始動しない程
度の予め定める微小時間に短縮する。したがって、内燃
機関制御手段からの噴射信号または点火信号が完全に停
止されていないので、バックアップ制御手段は、前記バ
ックアップ噴射信号またはバックアップ点火信号を出力
することがなく、また噴射信号または点火信号の各出力
時間を上述のように微小時間とすると、燃焼室内の混合
気には着火せず、こうして車両の盗難を確実に阻止する
ことができる。
【0027】また好ましくは、前記内燃機関制御手段
は、車体速度も、噴射信号または点火信号の各出力時間
の短縮のために用い、すなわち、車両の盗難が検知され
てからさらに車体速度が予め定める値以上となると、前
記短縮を行うようにしてもよい。これによって、車両が
盗難に遭っても、走り出そうとした時点で初めて盗難防
止動作を行うようにすることができる。
【0028】さらにまた本発明に従えば、吸気圧や回転
速度などの制御用パラーメタをセンサで検出して、制御
手段がその検出結果に基づいて制御量演算を行う内燃機
関の制御装置において、車両の盗難を検知する検知手段
を設け、この検知手段で盗難が検知されると、センサと
制御手段との間に介在したスイッチなどの遮断手段を遮
断する。したがって、制御手段へのセンサ入力がなくな
り、制御手段は制御量演算を行うことができず、内燃機
関を始動させることができなくなり、車両の盗難を確実
に阻止することができる。
【0029】また本発明に従えば、前記遮断手段をセン
サへの電源ラインに介在し、電源からの電力供給の停止
によるセンサ出力の停止によって、制御量演算を不可能
とするようにしてもよい。
【0030】
【0031】
【実施例】図1は、盗難防止機能を備える本発明の前提
となる構成を示す車両制御装置1の電気的構成を示すブ
ロック図である。この車両制御装置1は、大略的に、内
燃機関2を制御する内燃機関制御部3と、自動変速機4
を制御する自動変速機制御部5と、ドアロック制御部6
とを含んで構成されている。
【0032】前記内燃機関制御部3は、大略的に、吸気
圧センサ11によって検出された内燃機関2の吸気圧お
よびクランク角センサ12によって検出された内燃機関
2の回転速度などに基づいて燃料噴射量および点火時期
を演算し、燃料噴射弁13およびイグナイタ14を駆動
する。内燃機関制御部3は、入力インタフェイス回路1
6〜19と、アナログ/デジタル変換器8と、マイクロ
コンピュータなどで実現される処理回路7と、消去再書
込み可能ないわゆるEEPROMなどで実現されるメモ
リ20と、出力インタフェイス回路21となどを含んで
構成されている。
【0033】前記吸気圧センサ11からの出力は、アナ
ログ/デジタル変換器8でデジタル値に変換されて、処
理回路7に読込まれる。またクランク角センサ12から
のクランクパルスは、入力インタフェイス回路17で波
形整形された後、前記処理回路7に入力される。入力イ
ンタフェイス回路16は、自動変速機制御部5からの信
号を受信するために設けられている。
【0034】処理回路7にはまた、ニュートラルスイッ
チ9およびスタートスイッチ10からの出力が、入力イ
ンタフェイス回路18,19でそれぞれ波形整形されて
入力される。ニュートラルスイッチ9は、自動変速機4
の変速段がパーキングまたはニュートラル位置となると
導通する。またスタートスイッチ10は、スタータモー
タが起動されている期間中に導通する。
【0035】処理回路7は、前記スイッチ9,10、セ
ンサ11,12の検出結果および自動変速機制御部5か
らの信号などに基づいて、メモリ20に記憶されている
マップデータなどを参照しながら、前記燃料噴射量およ
び点火時期などを演算し、パワートランジスタなどで実
現される出力インタフェイス回路21を介して、燃料噴
射弁13の開弁時間を制御するとともに、イグナイタ1
4を介して点火プラグ23の点火時期および点火時間な
どを制御する。
【0036】前記自動変速機制御部5は、大略的に、ス
ロットル弁開度センサ25および車速センサ26ならび
にシフト位置センサ27の検出結果に対応して、自動変
速機4のソレノイドバルブ28を選択的に駆動し、内燃
機関2からの駆動力を所望とする減速比で減速して車輪
29に伝達させる。この自動変速機制御部5は、入力イ
ンタフェイス回路30,31と、アナログ/デジタル変
換器32と、処理回路33と、メモリ34と、出力イン
タフェイス回路35,36とを含んで構成されている。
【0037】前記車速センサ26は、プロペラシャフト
37の回転速度を検出しており、この車速センサ26か
らの速度パルスは、入力インタフェイス回路31で波形
整形された後、マイクロコンピュータなどで実現される
処理回路33に入力される。また自動変速機4の変速段
は、シフト位置センサ27によって読取られ、入力イン
タフェイス回路30を介して前記処理回路33に入力さ
れる。さらにまた処理回路33には、ポテンションメー
タなどで実現されるスロットル弁開度センサ25の検出
結果が、アナログ/デジタル変換器32でデジタル値に
変換された後、入力されている。
【0038】処理回路33は、シフト位置センサ27に
よって検出されたシフト位置ならびにスロットル弁開度
センサ25によって検出されたスロットル弁開度および
車速センサ26によって検出された車体速度に基づい
て、リードオンリメモリなどで実現されるメモリ34に
記憶されている変速線図から最適な変速段を読出し、そ
の変速段となるように、パワートランジスタなどで実現
される出力インタフェイス回路35を介してソレノイド
バルブ28を切換制御する。
【0039】また処理回路33からは、出力インタフェ
イス回路36およびライン38を介して、内燃機関制御
部3の前記入力インタフェイス回路16へ前記信号が与
えられている。この信号は、車体速度や変速タイミング
を表す信号である。内燃機関制御部3は、前記変速タイ
ミングに対応して、たとえば点火時期を一時的に遅らせ
るなどして、変速ショックを低減している。
【0040】ドアロック制御部6は、大略的に、送信機
41からの信号に応答して、受信機42がドアロック用
のアクチュエータ43を駆動する。また、前記受信機4
2は、スイッチ44,45によって盗難を検出すると、
ホーン46を吹鳴させるとともに、停止表示灯47を点
滅させる盗難防止動作を行う。
【0041】前記送信機41は、押釦スイッチ51と、
送信回路52と、メモリ53とを含んで構成されてい
る。押釦スイッチ51が操作されると、送信回路52
は、リードオンリメモリなどで実現されるメモリ53か
ら、該送信機41に固有の識別コードを読出し、その識
別コードを表す信号を、周波数変調波または振幅変調波
もしくは赤外線で受信機42へ送信する。
【0042】前記受信機42は、受信回路54と、入力
インタフェイス回路55〜58と、処理回路50と、メ
モリ60と、出力インタフェイス回路61,62とを含
んで構成されている。受信回路54で受信された前記識
別コードを表す信号は、入力インタフェイス回路55で
波形整形された後、マイクロコンピュータなどで実現さ
れる処理回路50に入力される。処理回路50は、その
識別コードが、リードオンリメモリなどで実現されるメ
モリ60に記憶されている自車の識別コードと一致して
いるか否かを判断し、一致しているときには、出力イン
タフェイス回路61を介して、電磁ソレノイドなどで実
現されるアクチュエータ43を駆動する。すなわち、ド
アおよびトランクなどが施錠されているときには解錠動
作を行い、解錠されているときには施錠動作を行う。
【0043】前記処理回路50にはまた、スイッチ6
3,44,45からの出力が、それぞれ入力インタフェ
イス回路56,57,58で、チャタリング成分などが
除去されて入力されている。セットスイッチ63が導通
されて盗難防止機能が選択されている状態で、ボンネッ
トの開閉を検出するフードスイッチ44またはドアの開
閉を検出するカーテシスイッチ45によって、前記ボン
ネットまたはドアが開かれたことを検出すると、処理回
路50は、前述のようにホーン46を吹鳴させるととも
に、停止表示灯47を点滅させる。こうして盗難防止動
作を行う。
【0044】なお、この処理回路50からはまた、後述
するように盗難が検知されると、出力インタフェイス回
路62およびライン64を介して内燃機関制御部3の定
電圧回路67へ、盗難を検知したことを表すコード信号
を出力する。
【0045】前記各制御部3,5,6には、それぞれ定
電圧回路67,68,69が設けられており、これらの
定電圧回路67〜69へは、イグニションキースイッチ
65が、IG接点またはST接点に導通されると、バッ
テリ66からの電力が供給され、各制御部3,5および
受信機42内の各回路が電力付勢される。
【0046】図2は、前記定電圧回路67の具体的構成
を示す電気回路図である。この定電圧圧回路67は、大
略的に、前記イグニションキースイッチ65から内燃機
関制御部3内の各回路への電源ライン71に直列に介在
されるトランジスタ72と、前記トランジスタ72のベ
ース電流を制御する定電圧制御部73と、前記定電圧制
御部73へ、前記ドアロック制御部6からの盗難検知結
果を表すコード信号を解読し、前記検知結果に対応した
出力を与える受信部74とを備えて構成されている。
【0047】定電圧制御部73は、集積回路などで実現
され、前記電源ライン71と接地ラインとの間に介在さ
れ、基準電圧を作成する抵抗75およびツェナダイオー
ド76と、前記抵抗75およびツェナダイオード76の
接続点から入力される前記基準電圧と、ライン78を介
して入力される電源ライン70から内燃機関制御部3内
の各回路への供給電圧とを比較し、その比較結果に対応
して前記トランジスタ72のベース電流を制御する比較
器77と、前記ツェナダイオード76に並列に介在され
るトランジスタ79とを備えて構成される。
【0048】前記ドアロック制御部6の出力インタフェ
イス回路62からライン64を介して、車両が盗難に遭
ったことを表すコード信号が受信部74へ入力される
と、この受信部74はトランジスタ79のベースへハイ
レベルの出力を導通する。これによってトランジスタ7
9は導通し、抵抗75およびツェナダイオード76の接
続点から比較器77へ入力される基準電圧はほぼ接地電
位となる。これによって、比較器77はトランジスタ7
2のベース電流の吸込みを停止し、こうして内燃機関制
御部3内の各回路への電力供給が遮断される。
【0049】これに対して、盗難が検知されていないと
きには、受信部74はローレベルの出力を導通し、これ
によってトランジスタ79は遮断し、比較器77は電源
ライン71を分圧して得られた基準電圧と前記各回路へ
の供給電圧との差に対応してトランジスタ72のベース
電流を吸込み、前記各回路へ所望とする電圧、たとえば
5Vの定電圧を供給する。
【0050】このようにして、盗難が検知されると、内
燃機関制御部3内の各回路への電力供給を遮断すること
によって、前記燃料噴射弁13への噴射信号およびイグ
ナイタ14への点火信号の出力は停止され、内燃機関2
の始動を確実に阻止することができる。
【0051】また、ドアロック制御部6から定電圧回路
67へは、車両が盗難に遭ったか否かの検知結果がコー
ド信号で入力されるので、単にライン64をハイレベル
またはローレベルとして擬似的にコード信号を入力しよ
うとしても、コード信号を再現することは不可能であ
り、さらに確実に盗難を防止することができる。
【0052】図3は本発明の他の前提となる構成を示す
定電圧回路67aの電気回路図であり、前述の定電圧回
路67に類似し、対応する部分には同一の参照符を付
す。注目すべきはこの定電圧回路67aでは、定電圧制
御部73aとともに、定電流制御部81およびミュート
回路82が設けられていることである。定電流制御部8
1は、前記電源ライン71に介在されるシャント抵抗8
3と、カレントミラー回路を構成する一対のトランジス
タ84,85と、定電圧源86と、定電流源87とを備
えて構成されている。シャント抵抗83の両端子間電圧
は、それぞれトランジスタ84,85のエミッタに与え
られる。なお、トランジスタ84のエミッタと前記シャ
ント抵抗83との間には定電圧源86が介在されてい
る。また、トランジスタ85のベースおよびコレクタは
定電流源87を介して接地されており、トランジスタ8
4のコレクタは前記トランジスタ72のベースに接続さ
れている。
【0053】したがって、シャント抵抗83を通過する
電流が大きくなって、該シャント抵抗83での電圧降下
量が前記定電圧源86の端子間電圧、たとえば250m
V以上となると、トランジスタ84を流れる電流が定電
流源87で規定されるトランジスタ85のコレクタ電流
よりも大きくなり、したがって、前記比較器77による
トランジスタ72のベース電流の吸込量が小さくなっ
て、該トランジスタ72が遮断し、こうして定電流制御
部81は、過電流によって、前記各回路への電力供給を
停止する機能を有する。
【0054】一方、前記ミュート回路82は、トランジ
スタ88と、抵抗89〜91とを備えて構成されてい
る。前記受信部74からの出力は、分圧用の抵抗89,
90を介してトランジスタ88のベースに与えられてい
る。このトランジスタ88のコレクタは電流制限用の抵
抗91を介して、前記電源ライン70に接続されてお
り、またエミッタは接地されている。
【0055】したがって、ドアロック制御部6から盗難
に遭ったことを表すコード信号が受信部74へ送信され
ると、該受信部74はハイレベルの出力を導出し、これ
によってトランジスタ88は導通し、前記電源ライン7
0を介して内燃機関制御部3内の各回路へ供給されるべ
き電流は遮断される。またこのとき、前記定電流制御部
81は過電流を検出し、トランジスタ72が遮断して前
記各回路への電力供給が確実に遮断される。このよう
に、定電流制御部81の過電流検知機能を利用して、簡
便な構造で、内燃機関2の始動を停止することもでき
る。
【0056】図4は、本発明の一実施例の定電圧回路6
7bの電気回路図である。この定電圧回路67bは、大
略的に、前記定電圧制御部73aと、初期化手段である
初期化回路101とを含んで構成されている。初期化回
路101は、比較器104と、トランジスタ105,1
06と、抵抗107,108と、基準電圧源109とを
備えて構成されている。
【0057】比較器104の非反転入力端子には、トラ
ンジスタ72のコレクタからライン70を介して、処理
回路7などの内燃機関制御部3内の各回路へ供給される
電圧が入力される。また前記比較器104の反転入力端
子には、入力抵抗107を介して、前記電源ライン71
の電圧が入力されるとともに、イグニションキースイッ
チ65の導通時における前記電源ライン71の電圧より
も充分低い基準電圧Vrefが基準電圧源109から印
加されている。比較器104は、反転入力端子の電圧が
非反転入力端子の電圧よりも高いときには、トランジス
タ105のベースへハイレベルの出力を導出する。前記
トランジスタ105は、プルアップ抵抗108を介して
前記電源ライン70に接続されるとともに、処理回路7
の初期化端子INITに接続される。前記トランジスタ
105には、受信部74からの出力によって導通/遮断
制御されるトランジスタ106が並列に接続される。処
理回路7は、初期化端子INITがハイレベルであると
きに、演算動作を行うことができる。
【0058】上述のように構成された定電圧回路67b
において、電源ライン71の電圧が図5(1)におい
て、参照符α1で示すように変化するとき、電源ライン
70の電圧は参照符α2で示すように変化する。すなわ
ち、電源ライン71の電圧が予め定める電圧V1である
ときには、前記電源ライン70の電圧は、V2で安定し
ている。電源ライン71の電圧低下に伴って、電源ライ
ン70の電圧が低下し、前記基準電圧源109からの基
準電圧Vref以下となると、比較器104はハイレベ
ルの出力を導出し、トランジスタ105を導通させる。
これによって、処理回路7の初期化端子INITはロー
レベルとなって、該処理回路7の動作が停止される。
【0059】また、電源ライン71の電圧が前記電圧V
1程度に上昇していても、図5(2)で示すように受信
部74から盗難を表すハイレベルの出力が導出されてい
るときには、トランジスタ106が導通して、前記初期
化端子INITの電位はローレベルのまま保持される。
【0060】このように盗難検知時には、処理回路7の
初期化動作を禁止し、制御量演算を不可能にすることに
よって、内燃機関2の始動を阻止することができる。
【0061】図6は、本発明の他の実施例の車両制御装
置111の電気的構成を示すブロック図であり、この実
施例は前述の実施例に類似し、対応する部分には同一の
参照符を付す。注目すべきはこの実施例では、ドアロッ
ク制御部6の出力インタフェイス回路62からライン6
4を介して導出される盗難の検知結果を表すコード信号
は、内燃機関制御部3aにおいて、入力インタフェイス
回路15を介して処理回路7に入力される。
【0062】このため、内燃機関制御部3aには出力イ
ンタフェイス回路22が設けられ、ドアロック制御部6
には入力インタフェイス回路59が設けられている。す
なわち、処理回路7から出力インタフェイス回路22を
介して送信要求が出力されると、処理回路50は入力イ
ンタフェイス回路59を介して、その送信要求を受信
し、上述のようにコード信号を出力する。
【0063】上述のようにして受信されたコード信号か
ら、盗難が検知されていないときには、盗難に遭ってい
るか否かを表すフラグFが0にリセットされ、処理回路
7は、前述のように吸気圧および内燃機関2の回転速度
などに基づいて燃料噴射量を演算し、その演算結果に対
応した時間だけ燃料噴射弁13を開弁するような噴射信
号を出力する。これに対して、盗難が検知されていると
きには、前記フラグFが1にセットされ、前記噴射信号
の時間を予め定める固定値まで短縮する。
【0064】すなわち、たとえば内燃機関2が4気筒4
サイクルの内燃機関である場合、180°クランク角の
周期毎に図7(1)で示すようなクランクパルスが処理
回路7に入力される。この図7(1)において、前記周
期は参照付T1で示す。処理回路7は、前記周期T1お
よび吸気圧センサ11によって検出された吸気圧などに
基づいて、メモリ22に記憶されているマップデータな
どを参照して、燃料噴射量および燃料噴射時期を演算す
る。こうして得られた噴射量および噴射時期に対応し
て、開弁時間T2および前記クランクパルスの最寄りの
立上がりタイミングからの時間T3を決定し、前記立上
がりタイミングからそれぞれの時間が経過した時点で、
図7(3)で示すような変化を行う噴射信号を出力す
る。これに対して盗難が検知されているときには、前記
開弁時間T2を0とする。
【0065】なお、上述の図7(3)で示す噴射信号
は、内燃機関2に燃料噴射弁13が単一個だけ設けられ
ていて、各気筒へ向けて共通に噴射を行う、いわゆる一
斉噴射方式での噴射信号の例を表している。したがって
各気筒に個別的に燃料噴射弁13が設けられている、い
わゆる個別噴射方式の場合には、図7(2)で示す気筒
番号に対応して、順次的に前記噴射信号が出力されてゆ
くことになる。
【0066】図8および図9は、上述の図7で示す動作
を説明するためのフローチャートである。図8は、処理
回路7のメイン処理ルーチンを示す図である。ステップ
n1では、前記フラグFのリセットなどを含めた初期化
処理が行われる。ステップn2では、ドアロック制御部
6へ前記コード信号の送信要求が出力され、ステップn
3でその送信要求に応答して返信されてきたコード信号
が読込まれる。ステップn4では、前記コード信号から
盗難が検知されているか否かが判断され、盗難が検知さ
れていないときには、ステップn5で前記フラグFが0
にリセットされた後、ステップn6に移り、盗難が検知
されているときには、ステップn7で前記フラグFが1
にセットされた後、ステップn6に移る。
【0067】ステップn6では、前記ステップn5また
はn7でリセットまたはセットされたフラグFおよび吸
気圧や回転速度などから燃料噴射量が求められ、ステッ
プn8では点火時期が求められた後、フェイルセーフ動
作などの他の処理へ移る。
【0068】図9は、前記クランクパルスの立上がりに
よって発生する割込処理を説明するためのフローチャー
トである。ステップm1では、前記フラグFが1にセッ
トされているか否かが判断され、そうでないときには、
ステップm2で前記ステップn6での演算結果に対応し
た前記時間T2,T3がタイマにセットされた後、ステ
ップm3に移り、そうであるときには、前記タイマのセ
ットを行わず、直接ステップm3に移る。ステップm3
では、点火時期のタイマセットが行われ、その後、図8
で示すメインルーチンへ復帰する。
【0069】上述の実施例では、盗難検知時には、前記
噴射信号における開弁時間T2を0としたけれども、本
発明のさらに他の実施例として図10で示す内燃機関制
御部3bのように、処理回路7に関連して、バックアッ
プ集積回路112が設けられており、内燃機関2の低温
での始動時、バッテリ66の電圧低下時および処理回路
7の暴走時などにおいて、前記処理回路7はそのことを
検知回路117で識別すると、バックアップ集積回路1
12へ出力を導出し、これに応答してバックアップ集積
回路112は、処理回路7から出力される噴射信号およ
び点火信号に代えて、該バックアップ集積回路112か
ら出力される固定のバックアップ噴射信号およびバック
アップ点火信号をそれぞれスイッチ113,114によ
って前記燃料噴射弁13およびイグナイタ14へ出力す
るように構成されている場合、上述の実施例で示すよう
に噴射信号が欠落してしまうと、このバックアップ集積
回路112が動作することになる。
【0070】このような場合には、前記開弁時間T2
を、上述の実施例のように0とするのではなく、バック
アップ集積回路112が動作しない程度であり、かつ内
燃機関2内の混合気の空燃比が、着火しない程度の大き
な値となるように、すなわち内燃機関が始動しない程度
の極めて短時間に選ぶ。これによって、誤ってバックア
ップ動作が行われることなく、かつ内燃機関2の始動を
確実に阻止することができる。
【0071】また本発明の他の実施例として、図7
(1)で示されるクランクパルスに応答して出力される
図7(4)で示すような点火信号の立上がり時間T4
を、点火プラグ23が混合気に着火することができない
極めて短い時間に選ぶようにしてもよい。
【0072】図11は、本発明の他の実施例の入力イン
タフェイス回路17aの電気回路図である。この入力イ
ンタフェイス回路17aは、大略的に、波形整形回路1
21とミュート回路122とを備えて構成されている。
前記クランク角センサ12のマグネットピックアップ1
2aから入力されたクランクパルスは、抵抗128〜1
30およびコンデンサ126,127によって構成され
るフィルタ回路を介して比較器123に入力される。こ
の比較器123の出力端子は、前記処理回路7に接続さ
れるとともに、プルアップ抵抗132を介して電源ライ
ン70に接続されており、また帰還抵抗133を介して
入力側の端子と接続され、さらにまたミュート回路12
2を介して接地されている。
【0073】前記ミュート回路122は、受信部74に
よって盗難に遭ったことを表す検知結果が受信されると
導通され、前記比較器123から処理回路7へ入力され
るべきクランクパルスをバイパスする。前記マグネット
ピックアップ12aからの入力ライン134はプルアッ
プ抵抗131を介して前記電源ライン70に接続され
て、比較器123への負サージが入力されないようにプ
ルアップされている。また前記ライン134に関連し
て、過電圧防止用のツェナダイオード124と負サージ
吸収用のダイオード125とが設けられている。
【0074】したがって上述のように構成された入力イ
ンタフェイス回路17aから処理回路7へは、盗難に遭
っていることが検出されているときにはクランクパルス
の入力が禁止されるので、内燃機関2の始動を阻止する
ことができる。
【0075】また上述の実施例のようにクランクパルス
が処理回路7へ入力されることを禁止するのではなく、
入力されたクランクパルスの処理回路7における読込み
を、いわゆるソフトウェア的に禁止するようにしてもよ
い。
【0076】図12は、本発明のさらに他の実施例の動
作を説明するためのフローチャートである。この実施例
は前述の図9で示される実施例に類似し、注目すべき
は、クランクパルスの立上がりによって行うべき噴射時
間のセットにあたって、前記ステップm1で前記フラグ
Fが1にセットされているときには、さらにステップm
4に移り、自動変速機制御部5から入力される車体速度
が予め定める値、たとえば5km/h以下であるか否か
を判断し、そうであるときは、前記ステップm2に移っ
て、開弁時間T2および噴射時間T3のセットを行い、
そうでないときには、前記セットを行わずに、直接ステ
ップm3に移る。
【0077】こうして、車両が盗難に遭い、さらに走り
出そうとしたときにのみ、確実に内燃機関2を停止させ
ることができる。
【0078】図13は、本発明の他の実施例の内燃制御
部3cとそれに関連して用いられる吸気圧センサ11a
とを示すブロック図である。上述の図11で示す実施例
では、盗難が検知されると、クランク角センサ12から
のクランクパルスを短絡して、その入力を禁止したけれ
ども、本実施例では、盗難が検知されたときには、吸気
圧センサ11aへの電源ラインを遮断して、センサ出力
を無効とする。
【0079】すなわち、受信部74によって盗難に遭っ
たことを表すコード信号が受信されないときには、処理
回路7は出力トランジスタなどを含む出力インタフェイ
ス回路142へハイレベルの出力を導出する。これによ
って、前記出力トランジスタが導通し、前記電源ライン
71に接続されているリレー143のリレーコイル14
4を介して、出力インタフェイス回路142は励磁電流
の吸込みを行う。したがってリレースイッチ145が導
通し、定電圧回路67cから電源ライン70に導出され
た電圧が、吸気圧センサ11a内の差動増幅器146に
印加される。これによって、ピエゾ素子や衝動抵抗など
で実現される検知部147からの出力が、前記差動増幅
器146で増幅されて、内燃機関制御が3c内のアナロ
グ/デジタル変換器8へ入力される。
【0080】これに対して盗難が検知されているときに
は、処理回路7から出力インタフェイス回路142への
出力がローレベルとなって、前記出力トランジスタが遮
断し、リレースイッチ145が遮断して、前記吸気圧セ
ンサ11aへの電力供給が遮断される。このようにセン
サへの電源供給を遮断するようにしてもよい。また、セ
ンサからの入力を、いわゆるソフトウェア処理によっ
て、盗難検知時にはその読込みを禁止するようにしても
よい。
【0081】
【0082】
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、前記制御手段に関連し
て初期化手段を設け、車両の盗難が検知されると初期化
手段による制御手段の初期化を禁止するので、制御手段
は、電源電圧が立上がっても制御量演算を行うことがで
きず、車両の盗難を確実に阻止することができる。
【0084】
【0085】さらにまた本発明によれば、内燃機関の燃
料噴射量または点火時期の少なくともいずれか一方を制
御する内燃機関制御手段とともに、該内燃機関制御手段
のバックアップ制御手段が設けられている場合、車両の
盗難を検知すると、前記内燃機関制御手段は、前記噴射
信号または点火信号の各出力時間の少なくともいずれか
一方を内燃機関が始動しない程度の予め定める微小時間
に短縮するので、内燃機関制御手段からの噴射信号また
は点火信号が完全に停止されず、したがってバックアッ
プ動作が行われることなく、燃焼室内の混合気の着火を
抑えて、車両の盗難を確実に阻止することができる。
【0086】また好ましくは、車両の盗難が検知されて
から、さらに車体速度が予め定める値以上となると、前
記短縮を行うようにしてもよく、これによって車両が盗
難に遭っても、走り出そうとした時点で初めて盗難防止
動作を行うようにすることができる。
【0087】さらにまた本発明によれば、盗難が検知さ
れると、センサと制御手段との間を遮断するので、制御
手段へのセンサ入力がなくなり、制御手段は制御量演算
を行うことができず、内燃機関を始動させることができ
なくなり、車両の盗難を確実に阻止することができる。
【0088】また本発明によれば、前記遮断手段をセン
サへの電源ラインに介在し、盗難検知時には電源からの
電力供給を停止するので、こうしてセンサ出力の停止に
よって、制御量演算を不可能とすることもできる。
【0089】
【図面の簡単な説明】
【図1】盗難防止機能を備える本発明の前提となる構成
を示す車両制御装置1の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図2】定電圧回路67の具体的構成を示す電気回路図
である。
【図3】本発明の他の前提となる構成を示す定電圧回路
67aの電気回路図である。
【図4】本発明の一実施例の定電圧回路67bの電気回
路図である。
【図5】図4で示す実施例の動作を説明するための波形
図である。
【図6】本発明の他の実施例の車両制御装置111の電
気的構成を示すブロック図である。
【図7】前記車両制御装置111の動作を説明するため
の波形図である。
【図8】前記車両制御装置111のメイン処理ルーチン
を説明するためのフローチャートである。
【図9】前記車両制御装置111の割込処理ルーチンを
説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明のさらに他の実施例の内燃機関制御部
3bの電気的構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の他の実施例の入力インタフェイス回
路17aの具体的構成を示す電気回路図である。
【図12】本発明のさらに他の実施例の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図13】本発明の他の実施例の内燃機関制御部3cと
それに関連して用いられる吸気圧センサ11aとの構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,111 車両制御装置 2 内燃機関 3,3a,3b,3c 内燃機関制御部 4 自動変速機 5 自動変速機制御部 6 ドアロック制御部 7,33,50 処理回路 11 11a 吸気圧センサ 12 クランク角センサ 26 車速センサ 41 送信機 42 受信機 65 イグニションキースイッチ 67,67a,67b,67c,68,69 定電圧回
路 73,73a 定電圧制御部 74 受信部 81 定電流制御部 82,122 ミュート回路 101 初期化回路 112 バックアップ集積回路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の運転状態を制御する制御手段
    と、 前記制御手段に関連して設けられ、電源電圧の立上がり
    時に前記制御手段を初期化して制御量演算を可能とさせ
    る初期化手段と、 車両の盗難を検知する盗難検知手段と、 盗難検知手段の出力に応答して、前記初期化手段による
    前記制御手段の初期化を禁止する手段とを含むことを特
    徴とする車両用盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の燃料噴射量または点火時期の
    少なくともいずれか一方を制御する内燃機関制御手段
    と、 前記内燃機関制御手段に関連して設けられ、内燃機関へ
    の噴射信号または点火信号の停止が検出されたときに
    は、それぞれ固定のバックアップ噴射信号またはバック
    アップ点火信号を前記内燃機関に与えるバックアップ制
    御手段と、 車両の盗難を検知する盗難検知手段とを含み、 前記内燃機関制御手段は、盗難検知手段で盗難が検知さ
    れると、前記内燃機関制御手段から前記内燃機関に出力
    される前記噴射信号または点火信号の各出力時間の少な
    くともいずれか一方を前記内燃機関が始動しない程度の
    予め定める微小時間に短縮することを特徴とする車両用
    盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 前記内燃機関制御手段は、車両の盗難が
    検知された後、さらに車体速度が予め定める値以上とな
    ると、前記内燃機関制御手段から前記内燃機関に出力さ
    れる噴射信号または点火信号の各出力時間の前記短縮を
    行うことを特徴とする請求項2記載の車両用盗難防止装
    置。
  4. 【請求項4】 内燃機関に関連して設けられ、該内燃機
    関の制御用パラメータを検出するセンサと、 前記センサの検出結果に基づいて制御量を演算し、内燃
    機関に制御出力を導出する制御手段と、 車両の盗難を検知する検知手段と、 前記センサと制御手段との間に介在され、前記検知手段
    で盗難が検知されると、センサからの出力を遮断する遮
    断手段とを含むことを特徴とする車両用盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 内燃機関に関連して設けられ、該内燃機
    関の制御用パラメータを検出するセンサと、 前記センサの検出結果に基づいて制御量を演算し、内燃
    機関に制御出力を導出する制御手段と、 車両の盗難を検知する検知手段と、 前記センサへの電源ラインに介在され、前記検知手段で
    盗難が検知されると、前記電源ラインを遮断する遮断手
    段とを含むことを特徴とする車両用盗難防止装置。
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