JP2823516B2 - 毛布類およびその製造方法 - Google Patents

毛布類およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は両面が毛捌き(起毛)さ
れた毛布類およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、毛布、膝掛け等の毛布類(以下、
毛布の場合で説明する)を製造する方法として、特開平
3−82854号公報に示されているように、(イ)ダ
ブルラッセル機により、二枚の編地を編成しながら、こ
の両編地に跨ってパイル糸を編み込み、かつ、このパイ
ル糸の半数の抜き糸をパイル糸に一本置きに交互に交錯
するように編み込んで毛布類素材を編成し(編成工
程)、(ロ)この編成後に、毛布類素材を上記パイル糸
の中央部で二つに切り離して、パイル糸が片面側に突出
した片面立毛状態の二枚の毛布類素地を作り(センター
カット工程と)、(ハ)この毛布類素地から抜き糸を引
き抜くことにより半数のパイル糸を残り半数のパイル糸
と反対方向に抜き出し(抜糸工程)、(ニ)上記抜糸工
程後または抜糸工程前に毛布素地の片面または両面に染
色を施し(染色工程)、(ホ)毛布素地の表裏両面でパ
イル糸を毛捌きする(毛捌き工程)という方法が公知で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
方法によると、編成工程において、ゲージ数と同数のパ
イル糸を一枚のガイドバー(おさ)に通し、全パイル糸
を全コース連続して編み込む方式(以下、総詰め方式と
いう)をとっているため、パイル糸の使用量が多くなっ
ていた(たとえば1インチ内に18本のニードルが配置
される18ゲージの場合、1コースに18本のパイル糸
が編み込まれる)。
【0004】このため、次のような欠点があった。
【0005】 製造される毛布の重量が重くなる。
【0006】 この重量化を抑えるために、パイル糸
にできるだけ細い糸を使用しなければならないため、紡
績コスト、編みコストが高くなる。
【0007】 重量減のために、釜間寸法(両編地の
間隔=パイル長)を小さくしなければならないことか
ら、毛足が短くなり、重厚な毛布を得ることができな
い。
【0008】 一枚のガイドバーにおけるパイル糸の
間隔、および糸通し穴の直径寸法が小さくなるため、糸
切れ時の糸入れ作業が面倒となる。
【0009】 抜糸工程でパイル糸が全コース連続し
て抜き出されるため、この抜き痕が畝状の溝として残
り、毛布の風合が損なわれる。
【0010】そこで本発明は、パイル糸の使用量を半減
し、これによって製品の軽量化等を実現しうるととも
に、抜糸後に畝状痕が残らない毛布類およびその製造方
法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明(毛布
類)は、隣り合うパイル糸が、それぞれ一コース置き
に、かつ、互いに一コースずつずれた状態で編地に編み
込まれて編地から突出し、毛裁きされて成るものであ
る。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、隣り合うパイル糸が編地に対し互いに反対方向に突
出するものである。
【0013】請求項3の発明(毛布類の製造方法)は、
ダブルラッセル機により、二枚の編地と、この両編地に
跨って編み込まれたパイル糸と、このパイル糸に交錯す
る状態で両編地に編み込まれた抜き糸とから成る毛布類
素材を編成する編成工程と、この編成工程後に、毛布類
素材を上記パイル糸の中央部で二つに切り離して、パイ
ル糸が片面側に突出した片面立毛状態の二枚の毛布類素
地を作るセンターカット工程と、上記毛布類素地におい
て上記抜き糸を引き抜くことにより一方のパイル糸を他
方のパイル糸と反対方向に抜き出す抜糸工程と、上記抜
糸工程後または抜糸工程前に毛布素地の片面または両面
に染色を施す染色工程と、毛布素地の表裏両面でパイル
糸を毛捌きする毛捌き工程とを具備し、上記編成工程に
おいて、上記パイル糸を、ゲージ数の半分の本数ずつ二
組に分けて別々のガイドバーによこ方向に交互に並ぶ状
態で通し、この二組のパイル糸の編み込み動作を一コー
ス置きに交互に休止させることにより、二組のパイル糸
を一コース置きに交互に両編地に跨って編み込むもので
ある。
【0014】請求項4の発明は、請求項3の構成を前提
として、編成工程において、抜き糸を二組のパイル糸の
うちの一方のパイル糸のみに交錯する状態で両編地に編
み込むものである。
【0015】
【作用】上記構成によると、隣り合うパイル糸(二組の
パイル糸)がそれぞれ一コース置きに、かつ、互いに一
コースずつずれた状態で編地に編み込まれて編地から突
出するため、全コース連続して編地に編み込まれた従来
の毛布類と比較して、パイル糸の使用量が半分ですむ
(たとえば18ゲージでは、18本のパイル糸が二枚の
ガイドバーに9本ずつ通され、これらが一コース置きに
交互に編地に編み込まれることにより、一コースに9本
のパイル糸が編み込まれる)。
【0016】従って、打ち込みコースを同一とし、か
つ、使用するパイル糸の番手(太さ)を総詰めの場合と
同じとすると、製品重量を格段に軽くすることができ
る。あるいは、製品重量を総詰めの場合と同じとする
と、太径のパイル糸を使用することができる。
【0017】いいかえれば、使用するパイル糸の番手、
製品の重量を広い範囲で自由に調節することが可能とな
る。
【0018】また、釜間寸法を大きくとってパイル長を
長くすることができるため、毛足の長い重厚な毛布類を
得ることができる。
【0019】さらに、一枚のガイドバーにおけるパイル
糸の糸間隔、および糸通し穴の直径寸法を大きくできる
ため、糸切断時の糸入れ作業が容易となる。
【0020】加えて、パイル糸が一コース置きに抜き出
されるため、総詰め方式の場合のような畝状痕が残らな
い。
【0021】一方、請求項2および請求項4の構成によ
ると、よこ方向に交互に並べられた二組(二種類)のパ
イル糸が編地の表側と裏側とに別れて突出し、この二組
のパイル糸によって表裏のデザインが異なるリバーシブ
ルの毛布類が得られる。
【0022】この場合、請求項4の構成によると、二種
類のパイル糸を別々のガイドバーに分けて通し、これら
に別々に糸送り動作を行うため、二種類のパイル糸を一
枚のガイドバーに交互に通し、これらに共通の糸送り動
作を行う場合と比較して、 糸切れ時に糸の入れ間違いが起こるおそれがなくな
る。
【0023】 二種類のパイル糸に番手の異なるパイ
ル糸を使用する場合に、これらのテンション調整を別々
に的確に行うことができる。
【0024】
【実施例】以下の実施例では毛布を例にとって説明す
る。
【0025】図1にダブルラッセル機の編成部を示して
いる。
【0026】同図において、1はフロント編地を編成す
るフロントガイドバーブロック、2はバック編地を編成
するバックガイドバーブロックで、両ガイドバーブロッ
ク1,2は、それぞれ鎖糸用ガイドバー1a,2aと、
挿入糸用ガイドバー1b,2bと、抜き糸用ガイドバー
1c,2cとから成り、鎖糸用ガイドバー1a,2aに
鎖糸y1,y1、挿入糸用ガイドバー1b,2bに挿入
糸y2,y2、抜き糸用ガイドバー1c,2cに抜き糸
y3,y3がそれぞれ送りローラ3…,4…,5…を介
して通される。
【0027】また、パイル糸用ガイドバーとして、第1
および第2ガイドバー6a,6bが前後に並んで設けら
れ、素材、色等が異なる二種類のパイル糸(以下、第1
のパイル糸、第2のパイル糸という)C1,C2が、ゲ
ージ数の半数(たとえば18ゲージでは9本)ずつ、そ
れぞれ別々の送りローラ7a,7bを介してこの両ガイ
ドバー6a,6bに別々に、かつ、よこ方向に交互に並
ぶ状態で通されている。
【0028】8はフロントニードル、9はバックニード
ルである。
【0029】一方、図2にダブルラッセル機による毛布
素材Aの編成工程を示している。
【0030】この編成工程において、たて編組織の二枚
の編地(フロントおよびバック編地)F,Bが同時に編
成されるととともに、この両編地F,Bに跨って第1の
パイル糸(破線で示す)C1および第2のパイル糸(実
線で示す)C2がジグザグ状に編み込まれることによ
り、この両パイル糸C1,C2が一本置きに交互に混在
する毛布素材Aが構成される。
【0031】この編成中、第1および第2両ガイドバー
6a,6bは、一コース置きに交互に編成位置から前後
方向に外れて編成運動を休止する。つまり、一コースご
とに駆動、休止を繰り返す。
【0032】このようなガイドバー6a,6bの動き
は、ガイドバー6a,6bの駆動系にカム等によって一
定ピッチで休止区間を設定することによって容易に得る
ことができる。
【0033】また、このパイル糸用ガイドバー6a,6
bの運動に関連する他の部分、すなわち、パイル糸用送
りローラ7a,7bによる糸送り動作、抜き糸用ガイド
バー1c,2cの運動、ならびに抜き糸用送りローラ
5,5による糸送り動作は、パイル糸用ガイドバー6
a,6bの動きに連動して、対応するガイドバー6a,
6bの休止区間で動作を停止する。
【0034】あるいは、送りローラ7a,7b,5,5
については、動作を停止させずに回転速度を低下させ、
パイル糸C1,C2および抜き糸y1,y2の弛み分を
図示しないテンション機構によって引き取るようにして
もよい。
【0035】こうすれば、図5に示すように、たとえば
第1のパイル糸C1が2,4,6…の偶数コース、第2
のパイル糸C2が1,3,5…の奇数コースというよう
に、両パイル糸C1,C2が、それぞれ一コース置きに
交互に(互いに一コースずつずれた状態で)両編地F,
Bに跨って編み込まれて毛布素材が編成される。
【0036】このような方式によると、たとえば18ゲ
ージの場合、従来の総詰め方式では1コースに18本の
パイル糸が編み込まれるのに対し、パイル糸C1,C2
が二枚のガイドバー6a,6bに9本ずつ通され、これ
らが交互に編成運動に加わって1コースに9本のパイル
糸が編み込まれる。つまり、パイル糸C1,C2の使用
量が半分ですむ。
【0037】一方、この編成工程で、後の抜糸工程で使
用される抜き糸y3,y3が、図2〜図5に示すよう
に、両パイル糸C1,C2のうち、第1のパイル糸C1
のみに交錯する状態で両編地F,Bに編み込まれる。
【0038】この編成工程後、図3に示すセンターカッ
ト工程に移行する。
【0039】図3(イ)は第1のパイル糸C1が編み込
まれた横方向位置での断面を、(ロ)は第2のパイル糸
C2が編み込まれた横方向位置での断面をそれぞれ示
し、毛布素材Aがパイル糸C1,C2の中央部で切り離
されることにより、片面側に全パイル糸C1,C2が突
出した片面立毛状態の二枚の毛布地A´,A´が作製さ
れ、以後、この両毛布地A´,A´にそれぞれ抜糸、染
色、毛捌き、シャーリングの各加工が施される。
【0040】すなわち、抜糸工程において、図4に示す
ように抜き糸y3が引き抜かれることにより、第1のパ
イル糸C1のみが、第2のパイル糸C2と反対側に抜き
出される。
【0041】これにより、毛布地A´が両面立毛状態と
なり、次の染色工程でこの毛布地A´の両面に染色(プ
リント)が施された後、両側パイル糸C1,C2が毛捌
き(起毛)され、さらにシャーリング工程で毛足が揃え
られて、図6に示す毛布が完成する。
【0042】なお、上記説明では抜糸後に染色する工程
を例にとったが、逆に染色後、抜糸工程に移行してもよ
い。
【0043】このように、二種類のパイル糸C1,C2
を互いに反対方向に突出させて立毛状態の毛布地A´を
作製することにより、この両面パイル糸C1,C2によ
って表裏のデザインが異なるリバーシブル毛布を得るこ
とができる。
【0044】この場合、二種類のパイル糸C1,C2の
組合せとしては、主として素材が異なる二種類の糸を用
いることができる。
【0045】たとえば、望ましい組合せとして、 発色性が良くて色・柄が鮮明に表れしかも保温性の
良いアクリル糸と、温かい純毛糸の組合せ、 アクリル糸と、肌触りの良い綿糸の組合せ、 純毛糸と綿糸の組合せ、 保温力および難燃性にすぐれ、かつ安価なポリ塩化
ビニル糸(たとえばテビロン=商標)と、アクリル糸の
組合せを採用することができる。
【0046】このような組合せによれば、アクリル糸の
保温性と、純毛糸の温かさ、綿糸の肌触りの良さ、ポリ
塩化ビニル糸の保温力と難燃性の各特性を表裏に活かし
て高品質の毛布を得ることができる。また、片面にアク
リル糸の発色性を活かせば、光沢に富み、色柄が鮮明に
表れた毛布を得ることができる。
【0047】一方、別の組合せとして、素材が同一で、
色が異なる二種類のパイル糸を組み合わせることによっ
ても、表裏同じ柄で色が異なる表裏異デザインの毛布を
得ることができる。
【0048】さらに、同種の素材でかつ同色の糸(とく
にアクリル系合成繊維、ポリ塩化ビニル系合成繊維)で
あっても、メーカー等によって糸の断面形状や輝き等が
異なり、仕上がり状態で色や風合いが異なる場合がある
ため、これらを組み合わせることによってもリバーシブ
ルの毛布を得ることができる。
【0049】なお、第1および第2のパイル糸C1,C
2のうち、一方のみに原料染めの糸(着色された糸)を
用い、他方のパイル糸を染色工程で染色する方法をとっ
てもよい。こうすれば、片面プリント、片面無地の毛布
が得られる。
【0050】ところで、本発明は毛布に限らず、膝掛け
等を含めた毛布類に適用することができる。
【0051】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、隣り
合うパイル糸(二組のパイル糸)がそれぞれ一コース置
きに、かつ、互いに一コースずつずれた状態で編地に編
み込まれて編地から突出するため、全コース連続して編
地に編み込まれた従来の毛布類と比較して、パイル糸の
使用量が半分ですむ。
【0052】このため、次のような効果を奏する。
【0053】(i)打ち込みコースを同一とし、かつ、
使用するパイル糸の番手(太さ)を総詰めの場合と同じ
とすると、製品重量を格段に軽くすることができる。あ
るいは、製品重量を総詰めの場合と同じとすると、太径
のパイル糸を使用することができる。
【0054】いいかえれば、使用するパイル糸の番手、
製品の重量を広い範囲で自由に調節することが可能とな
る。
【0055】(ii)釜間寸法を大きくとってパイル長を
長くすることができるため、長パイルによる毛足の長い
重厚な毛布類を得ることができる。
【0056】(iii)一枚のガイドバーにおけるパイル
糸の糸間隔、および糸通し穴の直径寸法を大きくできる
ため、糸切断時の糸入れ作業が容易となる。
【0057】(iv)パイル糸が一コース置きに抜き出
されるため、総詰め方式の場合のような畝状痕が残らな
い。
【0058】一方、請求項2および請求項4の発明によ
ると、よこ方向に交互に並べられた二組(二種類)のパ
イル糸が編地の表側と裏側とに別れて突出し、この二組
のパイル糸によって表裏のデザインが異なるリバーシブ
ルの毛布類が得られる。
【0059】この場合、請求項4の発明によると、二種
類のパイル糸を別々のガイドバーに分けて通し、これら
に別々に糸送り動作を行うため、二種類のパイル糸を一
枚のガイドバーに交互に通し、これらに共通の糸送り動
作を行う場合と比較して、 糸切れ時に糸の入れ間違いが起こるおそれがなくな
る。
【0060】 二種類のパイル糸に番手の異なるパイ
ル糸を使用する場合に、これらのテンション調整を別々
に的確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる編成部の概略構成図で
ある。
【図2】同実施例にかかる毛布の製造工程の一つである
編成工程を説明するための図である。
【図3】編成後のセンターカット工程を説明するための
図であって、(イ)は第1のパイル糸が編み込まれた横
方向位置での断面、(ロ)は第2のパイル糸が編み込ま
れた横方向位置での断面をそれぞれ示す図である。
【図4】同実施例による抜糸工程を説明するための図で
ある。
【図5】図2の編成工程におけるパイル糸と抜き糸の位
置関係を示す図である。
【図6】仕上がり状態の毛布の一部を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
A 毛布素材 B,B 編地 C1 第1のパイル糸 C2 第2のパイル糸 y3 抜き糸 A´ 毛布地 6a,6b パイル糸用の第1および第2ガイドバー 7a,7b パイル糸用送りローラ 1c,2c 抜き糸用ガイドバー 5,5 抜き糸用送りローラ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−194259(JP,A) 特開 平3−82854(JP,A) 特開 平4−343755(JP,A) 特開 平7−207553(JP,A) 特開 平7−216690(JP,A) 特開 平1−272852(JP,A) 実開 平6−69292(JP,U) 特公 昭48−20915(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D04B 21/02 D04B 1/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣り合うパイル糸が、それぞれ一コース
    置きに、かつ、互いに一コースずつずれた状態で編地に
    編み込まれて編地から突出し、毛裁きされて成ることを
    特徴とする毛布類。
  2. 【請求項2】 隣り合うパイル糸が編地に対し互いに反
    対方向に突出することを特徴とする請求項1記載の毛布
    類。
  3. 【請求項3】 ダブルラッセル機により、二枚の編地
    と、この両編地に跨って編み込まれたパイル糸と、この
    パイル糸に交錯する状態で両編地に編み込まれた抜き糸
    とから成る毛布類素材を編成する編成工程と、この編成
    工程後に、毛布類素材を上記パイル糸の中央部で二つに
    切り離して、パイル糸が片面側に突出した片面立毛状態
    の二枚の毛布類素地を作るセンターカット工程と、上記
    毛布類素地において上記抜き糸を引き抜くことにより一
    方のパイル糸を他方のパイル糸と反対方向に抜き出す抜
    糸工程と、上記抜糸工程後または抜糸工程前に毛布素地
    の片面または両面に染色を施す染色工程と、毛布素地の
    表裏両面でパイル糸を毛捌きする毛捌き工程とを具備
    し、上記編成工程において、上記パイル糸を、ゲージ数
    の半分の本数ずつ二組に分けて別々のガイドバーによこ
    方向に交互に並ぶ状態で通し、この二組のパイル糸の編
    み込み動作を一コース置きに交互に休止させることによ
    り、二組のパイル糸を一コース置きに交互に両編地に跨
    って編み込むことを特徴とする毛布類の製造方法。
  4. 【請求項4】 編成工程において、抜き糸を二組のパイ
    ル糸のうちの一方のパイル糸のみに交錯する状態で両編
    地に編み込むことを特徴とする請求項3記載の毛布類の
    製造方法。
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JPWO2014024811A1 (ja) * 2012-08-06 2016-07-25 東レ株式会社 加湿用フィルター、加湿器、および加湿用フィルターの製造方法

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