JP2823355B2 - 液体洗剤 - Google Patents

液体洗剤

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JP2823355B2 JP2515333A JP51533390A JP2823355B2 JP 2823355 B2 JP2823355 B2 JP 2823355B2 JP 2515333 A JP2515333 A JP 2515333A JP 51533390 A JP51533390 A JP 51533390A JP 2823355 B2 JP2823355 B2 JP 2823355B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、連続水性相に分散するラメラ小滴の構造体
を生じさるのに十分な量の洗剤活性材料と、必要に応じ
ての、十分に溶解された電解質とを含有する水性洗剤組
成物に関する。特に本発明は、少量の洗剤活性材料を含
有する液体洗剤組成物に関する。
ラメラ小滴は特定の種類の界面活性剤構造体であっ
て、とりわけ種々の文献、たとえば、K.Walters編「Rhe
ometry:Industrial Applications」J.Wirey&Sons,Letc
hwrth1980年刊中のH.A.Barnes著「Detergents」第2章
により既に知られている。
このようなラメラ分散液は、消費者の好む流れ特性及
び/又は濁りの外観のような性質を与えるために使用さ
れる。その多くはさらに、洗剤ビルダー又は研磨剤粒子
のような粒子状固体を懸濁することも可能である。この
ような固体を懸濁していない構造液体の例は米国特許第
4 244 840号に示されているが、固体粒子を懸濁する例
は、明細書EP−A−160 342号、EP−A−38 101号、EP
−A−104 452号と前記US 4 244 840号にも開示されて
いる。他の例は欧州特許明細書EP−A−151 844号に開
示され、この中でそのラメラ小滴は「球晶(spherulite
s)」と呼ばれている。
洗剤製品中のラメラ小滴の存在は当業者に知られた手
段、たとえば光学的方法、種々の流動測定、X線又は中
性子回折及び電子顕微鏡試験により検出し得る。
小滴は界面活性剤分子の同心二重層のタマネギ様形状
から成り、その間に水又は電解質溶液(水性相)が捕捉
される。このような小滴が密に充填されている系は、物
理的安定性と固体懸濁性と有用な流れ特性との非常に望
ましい組合せを与える。
製品の粘度と安定度は、小滴が占める製品の容積分率
に応じて変る。一般的に言うと、容積分率が約0.6であ
る場合、小滴同士はちょうど接している(空間充填
型)。これにより許容し得る粘度と適度の安定度にする
ことができる。
硬質の表面で使用するための洗剤製品は比較的少量の
界面活性剤材料、たとえば組成物の0.1〜16重量%を含
有する傾向がある。これらの少量の界面活性成分はラメ
ラ小滴型の洗剤組成物の処方を時として困難にする。こ
れらの少ない量の活性材料を含有する製品は完全には安
定しないこと、及び/又は許容し得ない低粘度を有する
ことがしばしばある。
これらの問題を克服するために、1種以上の増粘性成
分及び/又は1種以上の外部からの構造剤をこれらの組
成物に添加するのが従来習慣的であった。しかしなが
ら、これらの解決は完全に満足のいくものではなく、何
故ならばそれらの添加物は時として狭い限界内で製品の
処方を可能にするのみであり、別個に増粘剤及び/又は
構造化成分を使用することも加工の困難性により余り好
ましくないことがしばしばであるためである。
いわゆる解膠性高分子を混和することにより、ラメラ
小滴型であって、比較的少ない活性剤量しか含まない洗
剤組成物を処方する場合の柔軟性の増大、及び/又は前
記組成物の粘度の増加を得ることができることを意外に
も今回見出した。
比較的多い量の活性剤及び/又は多量の燐酸塩若しく
はゼオライトビルダーを含む液体洗剤組成物への解膠性
高分子の使用は、本発明者らの未公開欧州特許出願EP89
201530.6号(EP 346 995号)並びに英国特許出願第8924
479.2号、第8924478.4号及び第8924477.6号に既に記載
されている。これらの出願に開示されたような組成物
は、一般に多量(約17重量%以上)の界面活性成分及び
/又は高い合計量のSTPプラスゼオライトを含むか、さ
もなければそれらは少なくとも8重量%のSTPの存在下
に幾らか少量の活性材料を含むものである。これらの特
許出願に開示されている組成物はこれにより本発明の範
囲から放棄される。
GB1,506,427号では特定の相対量の5つの必須成分を
含有する液体洗剤組成物を処方することも示唆されてい
る。記載される組成物は3〜12重量%のアルキルベンゼ
ンスルホン酸カリウム、2〜8重量%のC8-22脂肪酸又
はその重合体のカリウム石鹸及び0.5〜5重量%の非イ
オン洗剤活性材料を含有し、その中の活性成分の相対比
率は狭い定義範囲内にある。この特許の組成物は1〜25
%のトリポリ燐酸アルカリ金属塩及び、無水マレイン酸
とビニルメチルエーテル、エチレン又はスチレンとの、
非イオン洗剤活性材料で部分的にエステル化された特定
の共重合体0.1〜2%を含む。GB 1,589,971号は、トリ
ポリ燐酸アルカリ金属塩の一部をピロ燐酸四カリウムで
置き換えている同様の組成物に係る。2件の前記英国特
許の組成物については、本発明の範囲からここに請求を
放棄する。
従って、本発明は液体、ゲル又はペーストの形の洗剤
組成物に係り、それは安定であって、水性連続相中の洗
剤活性材料のラメラ小滴の分散液を含む。前記組成物は
0.1〜16重量%の界面活性材料とトリポリ燐酸ナトリウ
ムプラスゼオライトビルダー材料0〜20重量%とを含
み、その組成物は更に解膠性高分子を含み、その高分子
の量は、解膠性高分子を含まない同等組成物が不安定で
あり及び/又は解膠性高分子が前記の量で包含される場
合よりも低い粘度を有するような量であり、安定とは、
組成物が製造の時から12日間25℃で貯蔵した場合2つ以
上の分離相の出現により明らかになる相分離の形成が10
容量%以下であることを意味し、前記の解膠性高分子は
親水性主鎖と少なくとも1つの疎水性側鎖を有し、但
し、 (a) 界面活性材料の量が組成物の12重量%〜16重量
%である場合、 その場合組成物はトリポリ燐酸ナトリウムプラスゼオ
ライトビルダー組成物を含まないか又は7重量%以下含
み、及び (b) 組成物が3%〜12%のアルキルベンゼンスルホ
ン酸カリウム、2%〜8%の脂肪酸カリウム石鹸、0.5
〜5%の非イオン界面活性剤並びに1〜25%のトリポリ
燐酸ナトリウム及び/又はピロ燐酸四カリウム(百分率
はすべて重量%)を含み、前記スルホン酸塩対前記非イ
オン界面活性剤の重量比が3:5〜25:1であって、前記の
スルホン酸塩、石鹸及び非イオン界面活性剤の合計量が
7.5〜20重量%である場合、 その場合、解膠性高分子は単に0.1〜2重量%の、無水
マレイン酸とビニルメチルエーテル、エチレン又はスチ
レンとの部分エステル化されかつ中和された共重合体の
みから成るのではない。
特別な解釈とか理論に束縛されるつもりはないが、解
膠性高分子は以下の機構により組成物にその作用に及ぼ
すと考えられる。
第1に、その高分子は多分少なくとも部分的に小滴に
内部に取り込まれ、これにより小滴間力と小滴内力の相
互作用を絶つ効果をもたら。即ち、粒子状小滴内の隣接
層中の個々の界面活性剤分子の間の力と、隣接する小滴
中の界面活性剤分子の間の力との間の差が明瞭になっ
て、隣接小滴の間の力が低減される。これによりおそら
く、特に大きい電界質量では安定度が増大し且つフロキ
ュレーションがほとんどなくなるだろう。
粘度に対する小滴内のこれらの高分子の影響は2つの
相反する作用により支配される。即ち、第1に、前記相
互作用を絶つ高分子の存在は隣接小滴間の力を減少さ
せ、小滴間の間隔を大きくし、一般的には系の粘度を低
くして安定度を良くする。第2に、小滴内の層の間の力
を小滴中の高分子の存在により等しく低下し、これによ
り一般にラメラ水層の厚さが増加し、それにより小滴の
ラメラ体積を増加し、これによって粘度を増大する。少
ない活性剤量の系におけるこれらの2つの相反する作用
の正味の効果は製品の粘度の増加であることは極めて確
からしい。
第2に、ラメラ小滴と結合し得る2つの基を含む解膠
性高分子を使用する場合、その高分子は2つ以上のラメ
ラ小滴の間に結合を実際に形成し得、それによって増粘
作用をもたらす付加的な構造体を形成し得る。
本発明組成物は物理的に安定である。本発明に関して
は、これらの系についての物理安定度は多くの製造要件
と小売要件に適合する最高の分離の観点で定義すること
ができる。即ち、「安定な」組成物とは、製造の時から
21日間25℃で貯蔵した場合2つ以上の分離相の出現によ
り明示される、10容量%以下、好ましくは5容量%以
下、もっとも好ましくは2容量%以下の相分離しか起こ
さないものをいう。特に興味深いのは、解膠性高分子の
ない場合不安定であるが前記高分子の存在下で安定であ
る組成物への解膠性高分子の使用である。
本発明組成物は注入し得る液体であり得るが、ゲル又
はペースト状の製品であってもよい。
本発明のゲル又はペースト組成物は21s-1で粘度が好
ましくは2,000〜20,000mPasであり、更に好ましくは5,0
00〜15,000mPasであり、もっとも好ましくは8,000〜12,
000mPasである。
本発明の液体組成物は、好ましくは粘度が21s-1で2,5
00mPas以下で、かつ、21s-1で25mPas以上、更に好まし
くは2,000mPas以下でかつ50mPas以上、もっとも好まし
くは、1,500mPas以下でかつ100mPas以上、たとえば約1,
000mPasである。
本発明組成物は解膠性高分子を含まない対応組成物よ
りも粘度が高いことが好ましい。1.0重量%の量の高分
子の添加による粘度増加は少なくとも10%が好ましく、
更に好ましくは20%以上、特に好ましくは35%以上であ
る。
本発明組成物中への使用に適する解膠性高分子は、た
とえば本発明者らの同時係属の欧州特許出願第8920153
0.6号(EP346 996号)に記載されていて、この特許に記
載された高分子は親水性主鎖と少なくとも1個の疎水性
側鎖を有する。一般にその高分子の親水性主鎖は主とし
て線状であり(主鎖の主要な鎖は、主鎖の少なくとも50
重量%、好ましくは75重量%以上、もっとも好ましくは
90重量%以上を構成する)、親水性主鎖の適当な単量体
成分は、たとえば不飽和のC1-6酸、エーテル、アルコー
ル、アルデヒド、ケトン又はエステル、糖単位、アルコ
キシ単位、無水マレイン酸、及びグリセルロールのよう
な飽和多価アルコールである。適当な単量体単位の例は
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、ビニル酢酸、
グルコシド、エチレンオキシド及びグリセロールであ
る。親水性側基の存在しない主鎖成分から作られる親水
性主鎖は6.0と13.0の間のpHと周囲温度で比較的水溶性
である。好ましくは溶解度は1g/以上、更に好ましく
は5g/以上、もっとも好ましくは10g/以上である。
疎水性側基は比較的疎水性のアルコキシ基、たとえば
ブチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド及び/
又は5〜24個の炭素原子を有するアルキル若しくはアル
ケニル鎖から成ることが好ましい。疎水基は比較的親水
性の結合、たとえばポリエトキシ結合を介して疎水性主
鎖と結合し得る。
好ましい高分子は式(I): のものである。式中、 Q2は式(Ia): の分子的実体である。式中、 R2は−CO−O,−O−,−O−CO−,−CH2−,−CO−NH
−を表すか又は存在しない。
R2は1〜50個の独立に選択されるアルキレンオキシ
基、好ましくはエチレンオキシド基若しくはプロピレン
オキシド基を表すか、又は存在せず、但し、もしR3が存
在せずR4が水素を表すか又は4個以下の炭素原子を含有
する場合は、R2はアルキレンオキシ基、好ましくは少く
とも3個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を5個
以上含有しなければならない。
R3はフェニレン結合を表すか、又は存在しない。
R4は水素又はC1-24アルキル若しくはC2-24アルケニル
基を表し、但し、 a)R1が−O−CO−を表す場合、R2とR3は存在せず、R4
は少なくとも5個の炭素原子を含有しなければならず、
また、 b)R2が存在しない場合、R4は水素ではなく、及びさら
にR3も存在しない場合、R4は少くとも5個の炭素原子を
含有しなければならない。
R5は水素又は式−COOA4の基を表す。
A1,A2,A3及びA4は水素、アルカリ金属、アルカリ土類
金属、アンモニウム及びアミン塩基並びにC1-4又は(C2
H4O)tH[ここに、tは1〜50である]から独立に選択
される。
式(I a)中、単量体単位は無作為の順序であり得
る。
Q1は多官能性単量体であって、重合体(ここに重合体
の単量体はどの順序にしてもどの方向でもQ1に結合し得
る)を分枝させ、それにより多分分枝状高分子に生じさ
せる。Q1はトリメチルプロパントリアクリレート(TMPT
A)、メチレンビスアクリルアミド又はジビニルグリコ
ールであるのが好ましい。nは少なくとも1であり、z
及びvは1であって、(x+y+p+q+r):zは4:1
〜1,000:1、好ましくは6:1〜250:1であり、その単量体
単位は無作為の順序であり得、好ましくはpとqが零
(0)であるか、又はrが零である。
R7及びR8は−CH3又は−Hを表す。
R9及びR10はアミノ基、アミン基、アミド基、スルホ
ン酸基、硫酸基、ホスホン酸基、燐酸基、ヒドルキシ
基、カルボキシル基及びオキシド基のような置換基を表
し、それらを−SO3Na,−CO−O−C2H4−OSO3Na,−CO−
O−NH−C(CH3−SO3Na,−CO−NH2,−O−CO−C
H3,−OHから選択するのが好ましい。
本発明の組成物に使用する、比較的高いpH(たとえば
10以上)の高分子は、高いpH値で高分子安定性を増大す
るためにカルボニル基のような加水分解し得る基を実質
的に含まない。本発明の高pH組成物に使用するための特
に好ましい高分子はアクリル酸のような酸基と、場合に
より1〜10個の比較的水溶性のアルコキシ基たとえばエ
トキシ単位で構成される−ポリ−アルコキシ結合を介し
て親水性主鎖と結合した5〜75個の比較的非水溶性のア
ルコキシ基たとえばプロポキシ単位で構成される少なく
とも1個の疎水性側鎖と、により構成される親水性主鎖
を含む。
本発明組成物に使用する他の好ましい高分子は、本発
明者らの同時係属の英国特許出願第8924479.2号、第892
4478.4号及び第8924477.6号に記載されている。それら
の特許出願に記載された高分子の中で、特に英国特許出
願第8924478.4号の高分子の使用が好ましい。これらの
高分子は非イオン性単量体とイオン性単量体で構成さ
れ、そのイオン性単量体は高分子の0.1〜50重量%であ
る。この種の特に好ましい高分子は次式のものである。
式中、x,z及びnは前記と同じであり、 −R3及びR4は水素又はC1-4アルキルを表し、 −R1は−CO−O−,−O−,−O−CO−,−CH2−,
−CO−NH−を表すか、又は存在せず、 −R1は−C3H6−N+−(CH3(Cl-),−C2H4−OSO3
-(Na+),−SO3 -(Na+),−C2H4N+(CH33Cl-,−C2H
4N+(C2H63Cl-,CH2N+(CH33Cl-,−CH2N+(C2H63C
l-又はベンジル−SO3 -(Na+)を表し、 −RaはCH2,C2H4,C3H6であるか又は存在せず、−Rbは1
〜50個の独立に選択されるアルキレンオキシド基、好ま
しくはエチレンオキシド基を表すか、又は存在せず、−
RCは−OH又は−Hを表し、かつ R2,R3及びRbが存在しない場合、RCは−Hではない。
他の好ましい高分子は次式を有する。
式中、 −x=x1+x2であり、 −x,z及びnは前記定義と同じであり、 −R1は−CH2O−又は−O−を表し、 −R2は−CH2COO-Na+,C3H6ON+ (CH33Cl-又は−C3H3N+(CH33Cl-を表し、 −R3及びR4は−OH,−CH2OH,−O (C3H6O)−H,−CH2−O(C3H6O)−H又は−OCH2C
OO-Na+又は−O−C3H6ON+ (CH33Cl-又は−O−C3H6N+(CH33Cl-を表し、 −R5は−OH,−NH−CO−CH3又は−O (C3H6O)−Hを表し、 −R6は−OH,−CH2OH,−CH2−OCH3,−O(C3H6O)−H
又は−OH2−O−(C3H6O)−Hを表し、 −pは1〜10である。
組成物に使用する高分子は好ましくは500〜100,000の
分子量(本発明者らの同時係属の欧州特許出願第892015
30.6号と同様にして測定する)を有し、更に好ましくは
1,000〜20,000、特に好ましくは1,500〜10,000、もっと
も好ましくは2,800〜6,000である。本発明の組成物を使
用する高分子は、たとえば慣用の水性重合方法を使用し
て製造し得る。適当な方法はたとえば前記の同時係属の
欧州特許出願に記載されている。
一般に解膠性高分子は組成物の0.01〜5重量%、更に
好ましくは0.1〜3.0重量%、特に好ましくは0.25〜2.0
重量%で使用される。
高分子をラメラ小滴に混和して粘度及び/又は安定性
を増加するという前記の効果を得るためには、低分子
量、たとえば5,000以下、更に好ましくは3,500以下、も
っとも好ましくは500〜2,000の分子量の高分子の使用が
特に好ましい。疎水性又はイオン性単量体対親水性又は
非イオン性単量体の比は1:1〜1:100、好ましくは1:4〜
1:25であるのが好ましい。
1つ以上のラメラ小滴を結合する前記効果を得るため
には、2つ以上の疎水性又はイオン性単量体を含む高分
子を使用することが好ましい。好ましくはこの目的のた
めの高分子は分子量が比較的高く、たとえば2,000以
上、好ましくは4,000〜100,000、更に好ましくは6,000
〜50,000である。比較的高い分子量(たとえば5,000未
満)の高分子と更に高い分子量(たとえば5,000以上)
の高分子の混合物をも使用し得る。
本発明の組成物はまた、好ましくは組成物の0.1〜16
重量%の量で、更に好ましくは2〜12重量%、もっとも
好ましくは4〜11重量%の量で洗剤活性材料を含む。
界面活性剤の配合物の場合には、ラメラ構造を生じる
各成分の正確な割合は界面活性剤と電解質(存在する場
合)の種類と量に応じて変り、液体のような慣用の構造
化した系の場合と同様である。
もっとも広い定義では、一般に洗剤活性材料は、1種
以上の界面活性剤を含み得、陰イオン、陽イオン、非イ
オン、双性イオン及び両性イオン種、並びに(相互に混
和性である)それらの混合物から選択し得る。たとえ
ば、それらは「Surface Active Agents」第I巻、Schwa
rtz及びPerry著、Interscience 1949年刊、及び「Surfa
ce Active Agents」第II巻、Schwartz,Perry及びBerch
著、Interscience 1985年刊、「McCutcheon′s Emulsif
iers&Detergents」Manufacturing Confectioners Comp
anyのMcCutcheon事業部発行の最近版又は「Tensid−Tas
chenbuch」H.Stache著、第2版、Carl Hanser Verlag、
ミュンヘン&ウィーン、1981年刊に記載されている、分
類、副分類及び特定物のいずれかから選択し得る。
適当な非イオン界面活性剤には、特に、疎水基と反応
性水素原子を有する化合物、たとえば脂肪族のアルコー
ル、酸、アミド又はアルキルフェノールと、アルキレン
オキシド、特に単独又はプロピレンオキシドを加えたエ
チンレンオキシドとの反応生成物が挙げられる。特定の
非イオン洗剤化合物はエチレンオキシドと反応したアル
キル(C6〜C18)第1級又は第2級の線状又は分枝状ア
ルコール、並びにエチレンオキシドと、プロピレンオキ
シド及びエチレンジアミンの反応生成物との縮合により
製造される製品である。他のいわゆる非イオン洗剤化合
物としては長鎖第3級アミンオキシド、長鎖第3級ホス
フィンオキシド及びジアルキルスルホキシドが挙げられ
る。
非イオン界面活性剤の量は好ましくは組成物の0.2重
量%以上であり、組成物の0.5〜6.0重量%が好ましく、
1.0〜5.0重量%が更に好ましい。
本発明組成物には合成陰イオン界面活性剤成分を含有
し得、それらは前記の非イオン材料と組合せて存在する
のが好ましい。適当な陰イオン界面活性剤は通常、約8
〜約22個の炭素原子を含有するアルキル基を有する有機
の硫酸及びスルホン酸の水溶性アルカリ金属塩であっ
て、用語「アルキル」は高級アシル基のアルキル部分を
含めて使用する。適当な合成陰イオン洗剤化合物の例
は、アルキル硫酸ナトリウム及びカリウム、特にたとえ
ば獣脂又はヤシ油から製造される高級(C8〜C18)アル
コールを硫酸化して得られるそれらの物、アルキル(C9
〜C20)ベンゼンスルホン酸ナトリウム及びカリウム、
特に線状第2級アルキル(C10〜C15)ベンゼンスルホン
酸ナトリウム;アルキルグリセリルエーテル硫酸ナトリ
ウム、特に獣脂又はヤシ油から誘導される高級アルコー
ルと石油から誘導される合成アルコールとのそれらのエ
ーテル;ヤシ油脂肪モノグリセリド硫酸及びスルホン酸
のナトリウム塩;高級(C8〜C18)脂肪アルコール−ア
ルキレンオキシド、特にエチレンオキシド、反応生成物
の硫酸エステルのナトリウム塩及びカリウム塩;たとえ
ばヤシ油脂肪酸をイセチオン酸を用いてエステル化し水
酸化ナトリウムを用いて中和した脂肪酸の反応生成物;
メチルタウリンの脂肪酸アミドのナトリウム塩及びカリ
ウム塩;アルカンモノスルホン酸塩、たとえばα−オレ
フィン(C8〜C20)を重亜硫酸ナトリウムと反応して誘
導されるもの及びパラフィンをSO2及びCl2と反応させ、
次いで塩基を用いて加水分解して不揃いのスルホン酸塩
に誘導したそれらの物;並びにオレフィンスルホン酸塩
(この用語は、オレフィン、特にC10〜C20α−オレフィ
ンをSO3と反応し、次いで、反応生成物を中和して加水
分解することにより製造される物質を記載するために使
用する)である。好ましい陰イオン洗剤化合物は(C11
〜C15)アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムと(C16
〜C18アルキル酸ナトリウムである。
一般に前記陰イオン界面活性剤材料の量は組成物の0.
5〜15重量%、好ましくは1〜12重量%、更に好ましく
は2〜10重量%、もっとも好ましくは3〜8重量%であ
る。
モノ−又はジカルボン酸のアルカリ金属石鹸、特に12
〜18個の炭素原子を有する酸、たとえばオレイン酸、リ
シノール酸、及びひまし油、なたね油、落花生油、やし
油、パーム核油、又はそれらの混合物から誘導される脂
肪酸の石鹸を含めることも可能であって、時として好ま
しい。たとえば、これらの酸のナトリウム、カリウム、
アンモニウム及びアルカノールアミン石鹸を使用し得
る。本発明組成物中の石鹸の量は、組成物の0.1〜5重
量%、更に好ましくは0.2〜3重量%、特に好ましくは
0.5〜2重量%であることが好ましい。
たとえばEP 328 177号に記載されているような塩析防
止性(salting out resistant)活性剤材料の使用、特
にたとえばEP 70 074号に開示されているようなアルキ
ルポリグリコシド界面活性剤の使用も可能である。アル
キルモノグルコシドも使用し得る。
組成物は場合により洗剤活性材料のラメラ構成化をも
たらすのに充分な量の電解質をも含有する。組成物は塩
析電解質0.1%〜60%を含有するのが好ましい。塩析電
解質は明細書EP−A−79 646号に基づく意味を有する。
場合により、幾らかの塩溶(salting−in)電解質(前
記明細書の定義による)をも含め得る。
本発明の組成物はSTPとゼライトから選択される洗剤
ビルダー材料を含まないか又は少量含むことが好まし
い。これらのビルダー材料の量は20重量%以下であるの
が好ましく、更に好ましくは5重量%以下、極めて特別
好ましくは1重量%以下であり、もっとも好ましくは本
発明組成物はこれらのビルダー材料を実質的に含まな
い。
ある種の目的のためには、本発明組成物中に他の何ら
かのビルダー材料を含めると有利であり得る場合もあ
る。この関連において、たとえば石鹸のような洗剤活性
材料にもビルダー特性を有するものもあることに留意す
べきである。
燐非含有の無機洗剤ビルダーが存在する場合、それら
の例には、水溶性アルカリ金属炭酸塩、重酸塩及び珪酸
塩が挙げられ、その例として炭酸ナトリウム(方解石シ
ードの有無にかかわらず)、炭酸カリウム、重炭酸及び
珪酸のナトリウム及びカリウム塩が挙げられる。
有機洗剤ビルダーが存在する場合、それらの例には、
アルカリ金属、アンモニウム及び置換アンモニウムのポ
リ酢酸塩、カルボン酸塩、ポリカルボン酸塩、ポリアセ
チルカルボン酸塩及びポリヒドロキシスルホン酸塩が挙
げられる。特定的例としてはエチレンジアミン四酢酸、
ニトリル三酢酸、オキシジコハク酸、メリト酸、ベンゼ
ンポリカルンボン酸、CMOS、タートレートモノスクシネ
ート、タートレートジスクシネート及びクエン酸のナト
リウム、カリウム、リチウム、アンモニウム及び置換ア
ンモニウム塩が挙げられる。
本発明の製品は表面域の洗浄に使用するのが好まし
く、本発明の好ましい実施態様は万能クリーナー、液体
研磨剤クリーナー及び漂白液である。
本発明の万能クリーナーには、好ましくは1〜15重量
%、更に好ましくは2〜14重量%、もっとも好ましくは
3〜13重量%の界面活性成分を含有する。好ましくは界
面活性材料を陰イオン界面活性剤材料と非イオン界面活
性剤材料のグループ、又はそれらの混合物から選択す
る。アルキルアリールスルホン酸塩型及び/又は第1級
アルキル硫酸塩型の陰イオン界面活性剤の混合物をアル
コキシル化脂肪アルコール又はアルキルポリグリコシド
である非イオン材料及び脂肪酸材料又はその石鹸と組合
せて使用するのが好ましい。
本発明の万能クリーナーの粘度は好ましくは21s-1で4
0〜1,800mPas、更に好ましくは45〜1,500mPas、もっと
も好ましくは50〜1,200mPasである。
組成物のpHは好ましくは4〜13、更に好ましくは6〜
12、もっとも好ましくは8〜11である。
本発明の液体研摩剤クリーナーは、好ましくは1〜15
重量%の界面活性成分、更に好ましくは2〜14重量%、
もっとも好ましくは3〜13重量%の界面活性成分を含
む。界面活性材料は陰イオン界面活性剤材料と非イオン
界面活性剤材料のグループ又はそれらの混合物から選択
するのが好ましい。好ましくはアルキルアリールスルホ
ン酸塩型及び/又は第1級アルキル硫酸塩型の陰イオン
界面活性剤の混合物を、アルコキシル化した脂肪アルコ
ール又はアルキルポリグリコシドである非イオン材料及
び脂肪酸材料又はその石鹸と組合せて使用する。
これらの界面活性成分のほかに、液体研磨剤クリーナ
ーには研磨と摩耗のための固体粒子を含む。不溶性固体
粒子の実質的割合(たとえば50%以上)は好ましくは粒
径が小さく、10μm以下が好ましい。
これらの材料の例は方解石(calcites)並びに、硫酸
カリウム、シリカ、重炭酸塩、アルミナ、硼砂、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム及び長石の固体粒子であ
る。好ましくは方解石を使用する。
研磨剤材料の量は好ましくは組成物の2〜70重量%、
更に好ましくは10〜60重量%、もっとも好ましくは20〜
50重量%である。特に好ましいのは方解石研磨剤の使用
である。
本発明の液体研磨剤クリーナーの粘度は好ましくは21
s-1で300〜2,500mPas、更に好ましくは400〜2,000mPa
s、もっとも好ましくは500〜1,500mPasである。
組成物のpHは、好ましくは6〜14、より好ましくは7
〜12、もっとも好ましくは8〜11である。
本発明の液体漂白組成物は、たとえば塩素漂白剤、過
酸化物漂白剤、過硫酸塩漂白剤又は過酸化水素のような
1種以上の漂白成分を含む。組成物の高い耐久性(robu
stness)は界面活性成分のラメラ構造によりもたらされ
る。界面活性成分の量は比較的低いことが好ましく、た
とえば組成物の0.1〜10重量%、更に好ましくは0.5〜8
重量%、もっとも好ましくは1.0〜6重量%である。
漂白成分の量は有効活性塩素及び/又は過酸化水素の
組成物の好ましくは0.1〜25重量%、更に好ましくは0.5
〜20重量%、もっとも好ましくは1〜10重量%に対応す
る。
本発明の液体漂白組成物の粘度は好ましくは21s-1で1
0〜1,000mPas、更に好ましくは30〜500mPas、もっとも
好ましくは80〜200mPasである。
組成物のpHは好ましくは2〜14、更に好ましくは4〜
12、もっとも好ましくは6〜11である。
漂白成分に加えて、本発明の漂白組成物には、1つ以
上の漂白安定剤をも含むことが好ましい。この目的に特
に好ましいのはホスホン酸塩と錫酸塩である。ホスホン
酸塩漂白安定材料は商品名Dequest(Mosanto発売)とし
て入手し得る。
既に前記した成分とは別に、多数の任意成分、たとえ
ばアルカノールアミド、特にパーム核脂肪酸及びやし脂
肪酸から誘導されるモノエタノールアミドのような起泡
増進剤、クレー、アミン及びアミンオキシドのような織
物柔軟剤、起泡抑制剤、硫酸ナトリウムのような無機塩
も存在し得、蛍光剤、香料、酵素たとえばプロテアー
ゼ、アミラーゼ及びリパーゼ(Novo発売Lipolase(商
標)を含む)、汚れ再付着防止剤(anti−redeposition
agent)、殺菌剤及び色素がごく微量存在し得るのが普
通である。
本発明の組成物は液体洗剤組成物の慣用の製造方法に
より製造し得る。好ましい方法は、ラメラ小滴構造体の
形成前、たとえば解膠性高分子成分に洗剤活性材料を添
加する前に、解膠性高分子成分を水に分散することを包
含する。温度に敏感な成分−もしあれば−以外の微量成
分と一緒に、高められた温度の水の中に高分子を添加
し、続いて界面活性材料及びビルダー材料又は他の電解
質成分を撹拌下に添加して最後に混合物を冷却して温度
に敏感な微量成分たとえば酵素、香料等を添加すること
が特に適当である。
本発明を以下の実施例により説明する。
実施例I 下記処方の万能クリーナーを、周囲温度で高分子を水
と混合し、続いて撹拌下に界面活性成分及び電解質を添
加して製造した、最後に残りの成分を添加した。解膠性
高分子を33%水溶液として添加し、この溶液はポンプで
容易に送ることができて、作業の支障は全く生じなかっ
た。同じ組成物を高分子を加えずに製造した。製品は両
方とも安定であった。
組成物の粘度を1s-1、21s-1及び1000s-1で測定した。
結果は次の通りであった。
これらの結果は少量の解膠性高分子を使用する場合製
品の増粘を高めることを示す。
実施例II 組成物C,D,E及びFを実施例Iと同様にして製造し
た。
組成物D及びFは不安定であって、周囲温度で3週間
貯蔵の場合10%以上の相分離を示した。組成物C及びE
はこれらの条件下で相分離を示さなかった。この実施例
は、本発明の解膠性高分子を混和することにより、活性
剤量の少ない洗剤組成物を更に安定にすることができる
ことを示す。
実施例III 本発明の液体研磨剤クリーナーを、実施例Iに示した
順序で成分を添加して基剤組成物を調製し、続いて65重
量部の基剤組成物を35重量部の方解石と撹拌下に混合す
ることにより製造した。
組成物Gは21s-1で540mPasの粘度を有し、組成物Hは
21s-1で290mPasの粘度を有した。組成物は共に周囲温度
で安定であった。組成物GとHを光るステンレス鋼表面
の洗浄に使用した。組成物Hは表面に脂のついたような
外観を与え、消費者に嫌われた。組成物Gは脂のついた
ような外観を与えなかった。
この実施例は、液体研磨剤クリーナーの増粘の解膠性
高分子を有利に使用することができ、洗浄性能を改良す
る付加的な利点があることを示す。
実施例IV 実施例Iに記載した方法により基剤組成物を調製し、
続いて過酸化物成分を添加して、漂白組成物を製造し
た。百分率はすべて最終組成物中の成分の量を示す。
組成物のpHはNaOHを用いて8.25に調製した。漂白剤の
分解による化学的不安定性が組成物K及びLについては
幾らか認められたけれども、組成物は全部物理的に安定
であった。組成物Kは21s-1で269mPasの粘度を有し、組
成物Lは173mPasの粘度を有した。組成物Mは268mPasの
粘度を有し、組成物Nの粘度は191mPasであった。
この実施例は解膠性高分子が液体漂白剤組成物の増粘
に有利に使用できることを示す。
実施例V 実施例Iに記載したようにして次の組成物を製造し
た。
組成物Qに使用した高分子は前の実施例と同じにし
た。組成物Rは、x=12で分子量が3.8である以外は、
前の実施例に使用したのと実質的に同じ高分子を含有し
た。組成物Sは、分子量が3.8であったR4がステアリル
である以外は、前の実施例と実質的に同じ高分子を含有
した。
組成物は全部物理的に安定であった。組成物Pは21s
-1で120mPasの粘度を有した。組成物Q,R及びSの粘度は
200,230及び280mPasであった。この実施例は、解膠性高
分子中の疎水性単量体対親水性単量体の比を変える場
合、又は他の疎水基を使用することによっても粘度の増
加を得ることができること示す。
実施例VI 処方Tの研磨剤クリーナーを実施例Iと同様にして製
造した。処方Uの研磨剤クリーナーを、方解石を水に混
入し、続いて高分子、洗剤活性材料及び電解質を加え、
次いで残余の成分を添加して調製した。
組成物Uは21s-1で1,000mPasの粘度を有した。
フロントページの続き (72)発明者 パス,ヨハンネス・コルネリス・フア ン・デ オランダ国、3136・セー・ベー・フラー ルデインヘン、フイリツプス・ウイレム ストラート・6 (56)参考文献 特開 平2−34699(JP,A) 特開 平2−38500(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 17/08,3/22,3/37

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水性連続相中の洗剤活性材料のラメラ小滴
    の分散液を含み、液体、ゲル又はペーストの形態の洗剤
    組成物であって、前記組成物が0.1〜16重量%の界面活
    性材料と0〜20重量%のトリポリ燐酸ナトリウムプラス
    ゼオライトビルダー材料とを含み、前記組成物が更に親
    水性主鎖と少くとも1つの疎水性側鎖とを有する解膠性
    高分子を0.01〜5重量%含み、製造時から21日間25℃で
    貯蔵した場合2つ以上の分離相の出現により明らかにな
    る相分離の形成が10容量%以下である、 但し、 (a) 界面活性材料の量が組成物の12重量%〜16重量
    %である場合、組成物はトリポリ燐酸ナトリウムプラス
    ゼオライトビルダー材料を含まないか又は7重量%しか
    含まず、及び (b) 組成物が3重量%〜12重量%のアルキルベンゼ
    ンスルホン酸カリウム、2重量%〜8重量%の脂肪酸カ
    リウム石鹸、0.5重量%〜5重量%の非イオン界面活性
    剤並びに1〜25重量%のトリポリ燐酸ナトリウム及び/
    又はピロ燐酸四カリウムを含み、前記スルホン酸塩対前
    記非イオン界面活性剤の重量比が3:5〜25:1であって、
    前記のスルホン酸塩、石鹸及び非イオン界面活性剤の合
    計量が7.5〜20重量%である場合、解膠性高分子は単に
    0.1〜2重量%の、無水マレイン酸とビニルメチルエー
    テル、エチレン又はスチレンとの部分エステル化されか
    つ中和された共重合体のみから成るのではない、前記組
    成物。
  2. 【請求項2】組成物が液体の形態である、請求項1に記
    載の組成物。
  3. 【請求項3】無水マレイン酸とビニルメチルエーテル、
    エチレン又はスチレンとの共重合体を基材としない解膠
    性高分子を少なくとも1種含む、請求項1または2に記
    載の組成物。
  4. 【請求項4】解膠性高分子を、それに洗剤活性材料を添
    加する前に水中に分散する、請求項1〜3のいずれか一
    項に記載の洗剤組成物の製造方法。
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