JP2822480B2 - 陰極線管の製造方法とその装置 - Google Patents

陰極線管の製造方法とその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、陰極線管の製造方法とその装置、特に陰極
線管の製造過程における管体内の排気処理に伴う電子銃
焼きいわゆるガン焼きに係わる製造方法とその装置に係
わる。
〔発明の概要〕
本発明は、陰極線管の製造方法とその装置に係わるも
のであり、複数のビームが発射され、これら複数のビー
ムに対し個々に設けられる電極と複数のビームに対して
共通に設けられる電極とを具備する電子銃が、管体内に
封入配置されてなる陰極線管の製造方法において、その
管体内に電子銃を収容して電子銃の主として共通電極を
高周波誘導加熱して管体内の排気封止を行う工程と、ゲ
ッター材のフラッシュ工程と、複数のビームに個々に設
けられた電極に対向するように管体を挟んで少くとも対
の有芯コイルを配置して主として複数のビームに設けら
れた個々の電極を高周波誘導加熱する工程とをとる製造
方法と、これに用いる上述した対の有芯コイルを具備す
る高周波誘導加熱装置であってガン焼きを確実に行って
信頼性の高い陰極線管を製造し得るようにする。
〔従来の技術〕
陰極線管においては、管体内を高真空度に排気する必
要があることから、例えば実公昭61−15585号公報に開
示されているようにその陰極線管の製造過程における管
体内の排気処理に際して電子銃を高温に加熱するいわゆ
るガン焼きを行って電子銃を構成する各部の電極から脱
ガスあるいは異物の放出を積極的に行ってその排気を完
全に行わしめる方法が採られる。
また、さらにこのガン焼き後において管体内の真空度
をさらに高めるために管体内に残存するガスを吸着させ
るゲッター材の飛唾すなわちゲッター材のコンテナを加
熱してゲッター材を飛ばすゲッター材フラッシュを行
う。
陰極線管の製造、特に排気に当たっては、第1図に示
すように陰極線管の管体(1)のネック部内に電子銃
(2)が収容配置される。この電子銃(2)は複数例え
ば3本の電子ビームを発射させるに供する例えば3本の
カソードK1,K2,K3が陰極線管の正面すなわち電子銃
(2)と対向して前面に設けられた蛍光面(図示せず)
から見て1水平線上に配置されてなり、それぞれのカソ
ードK1,K2及びK3に対向してそれぞれ個々に第1グリッ
ド電極G1の例えばカップ状のグリッド電極G11,G12,G13
が配置され、さらにこれら電極G11,G12,G13に対して共
通に第2グリッド電極G2、第3グリッド電極G3、第4グ
リッド電極G4、第5グリッド電極G5が中央のカソード、
図においてカソードK2及び第1グリッド電極G12と同心
的に配置され、さらに第5グリッド電極G5の後段には各
カソードK1,K2,K3からの3本の電子ビームを蛍光面でコ
ンバージェンスさせるコンバージェンス手段Cが配置さ
れてなる。また、この電子銃(2)の前方すなわち図に
おいてはコンバージェンス手段Cにはスプリング(3)
を介してその先端にゲッター材コンテナ(4)が電子ビ
ーム通路からの外側に配置されるようになされている。
管体(1)のファンネル部内面には高圧(陽極電圧)が
印加される内部導電膜(5)が被着形成され、電子銃
(2)の先端部に設けられた電子銃(2)の軸心を中心
にして設けられた複数の導電性スプリング(6)の遊端
が弾性的に衝合するようになされ、この導電性スプリン
グ(6)を介して内部導電膜(5)に印加された高電圧
が第5グリッド電極G5とこれに電気的に接続された第3
グリッド電極G3とさらにコンバージェンス手段Cに固定
電圧として与えられると共にこの導電性スプリング
(6)によって電子銃(2)が管体(1)のネック部の
軸心と同心的に配置されるようになされている。
(7)は各電極を相互に所定の位置関係に設定して保
持するビーディングガラスであり、第1グリッド電極G1
の個々の電極G11,G12,G13は図示しないが相互に機械的
に連結されてビーディングガラス(7)によって他の電
極すなわち第2グリッド電極G2と所定の位置関係に保持
されるようになされている。また、電子銃(2)は管体
(1)のネック部の端部に融着されるステム(8)を有
し、これに貫通して設けられた複数の端子ピン(9)に
対して上述の高電圧が印加される電極以外の電極に対す
るリードピンの接続がなされて電気的給電がなされると
共に前述した導電性スプリング(6)との共働によって
機械的保持がなされる。
そして、管体(1)内の排気は、ステム(8)に貫通
して設けられたチップオフ管(10)を通じてなされ、そ
の排気後に加熱溶融によってこれがチップオフされて封
止される。
そして、この排気に際しては第1図で示すように、電
子銃(2)の外周に対向して高周波誘導加熱コイルによ
る加熱手段(11)が装着され、これに例えば350kHz〜40
0kHzの高周波の通電がなされて電子銃(2)の各電極に
誘導電流を発生させこれによって各電極を加熱する。こ
の場合、カソードK1,K2,K3に対して共通に設けられた電
極すなわち第2〜第5グリッドG2〜G5に関して所要の温
度すなわち、各電極からのガス放出が有効に行われる70
0℃〜750℃の加熱を行う場合、各カソードK1,K2,K3に対
し個々に設けられた小径のG11,G12,G13に関しては、充
分な加熱がなされず600℃程度の加熱となって充分なガ
ス抜きがなされない。これに対して各小径のグリッドG
11,G12,G13に関して所要の温度例えば700℃〜750℃程度
の加熱を行う条件とすれば、他の電極G2〜G5が高温とな
りすぎて金属蒸着の問題が生じてくる。そこで、通常は
共通の電極すなわち大径の電極に関して所定の温度例え
ば700℃〜750℃程度になるようにガン焼きが行われてい
る。その後、チップオフ管(10)のチップオフ、すなわ
ち封着がなされる。この排気封止後には、ゲッター材コ
ンテナ(4)を同様に例えば高周波誘導加熱して前述し
たようにゲッターフラッシュを行い、エージング工程す
なわち陰極線管のカソードからの熱電子放出を持続した
エージングがなされる。
しかしながら、上述した方法による場合、各電子ビー
ムに対して個々に設けられたすなわち電極G11,G12,G13
ににおいては充分な加熱がなされていないために爾後の
エージング過程によっても充分な安定化がはかられず、
特性変化を招来して長寿命化を阻害する。
また、特に上述したように各ビームに対して個々に電
極G11,G12,G13を設ける場合、各電極にそれぞれ小径電
子ビーム透過孔が設けられることから、動作時、これら
電極G11,G12,G13には各カソードK1,K2,K3からの電子の
衝撃が大となる。したがって、これら電極G11,G12,G13
に関するガス出しが充分行われていないことは、安定な
動作及び寿命に大きな影響を及ぼす。また、陰極線管の
封止後に、上述したように、エージングつまり、各カソ
ードからの熱電子放出を持続させてその活性化及び安定
化をはかるものである。このときの放出する電子の衝撃
によっても、電極からのガス出しが或る程度なされ、こ
れがフラッシュされたゲッター材に吸着して安定化がは
かられるものであるが、上述したように、G11,G12,G13
の電子ビーム透過孔が小径であることから、通常のエー
ジング時間ではガス出しが充分なされず、完成後の陰極
線管の動作時に、ガス放出が生じこれによってカソード
の熱電子放出特性の低下、例えばスランピング、更にカ
ットオフに見合ったエミッションがとれなくなるなどの
特性の低下、したがって寿命の低下を来すという不都合
が生じる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明においては、上述したように複数の電子ビーム
に対して個々に電極が設けられる構成を採る電子銃が用
いられる陰極線管を製造するに当たってのこれら個々の
電極のガス抜きの不充分さから生じる特性劣化、寿命低
下の課題の解決をはかることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては、第1図にその製造方法の一工程に
おける要部の一部を断面とした側面図を示すように、複
数のビームが発射されこれら複数のビームに対して個々
に設けられる電極、例えば第1グリッド電極G11,G12,G
13と複数のビームに対して共通に設けられる電極例えば
第2〜第5グリッド電極G2〜G5とを具備する電子銃
(2)が、管体(1)内に封入配置されてなる陰極線管
の製造方法において、管体(1)内に電子銃(2)を収
容して電子銃(2)の主として共通に設けられた電極G2
〜G5を高周波誘導加熱して管体(1)の封止を行う工程
と、ゲッター材のフラッシュ工程とをとる。
その後、特に本発明においては第2図及び第3図に示
すよう、特に各ビームに対して個々に設けられた電極G
11,G12,G13等に対向する位置に、高透磁率磁性コア(1
2)上にコイル(13)が巻回された一対の有芯コイル(1
4)をこれら電極G11,G12,G13の配置部を挟んでこれと対
向して設け、コイル(14)に高周波通電を行って主とし
てこれら電極G11,G12,G13に対する高周波誘導加熱をな
す。その後、通常のように電子放出を行うエージングを
なす。
〔作用〕
上述の本発明方法及び装置によれば、有芯コイルによ
る誘導加熱を行ったことによって各電子ビームに対応し
て個々に設けられた小径の電極G11,G12,G13に関しても
充分に磁束の集中を行わしめることができることによっ
てこれらを効果的に例えば所要のガス抜き温度の700℃
〜750℃の高周波誘導加熱を行うことができ、これをフ
ラッシュされたゲッター材に吸着することができること
により、特性の安定化と長寿命化をはかることができ
る。
〔実施例〕
本発明による陰極線管の製造方法とその装置の一例を
図面を参照して詳細に説明する。
第1図及び第2図はそれぞれ、本発明方法の各工程で
の陰極線管の要部の各一部を断面とした側面図、第3図
は第2図の他側面図を示す。
陰極線管管体(1)のネック部内の管軸上に電子銃
(2)が配置される。この電子銃(2)はそれそれ電子
ビームを発射する3本のカソードK1,K2,K3が、電子銃
(2)と対向して配置する蛍光面(図示せず)からみて
水平方向に一直線上にそのカソード面が配置されるよう
に配置される。そしてこれらカソードK1,K2,K3に対応し
て第1グリッド電極G11,G12,G13が配置される。これら
電極G11,G12,G13は各カソードK1,K2,K3の各電子ビーム
のエミッション面(熱電子放出面)に対向してそれぞれ
図示されないが電子ビームの透過細孔が中心に穿設され
た端面板をそれぞれ有するカップ状をなす。そして、中
心のカソードK2及び第1グリッド電極G12と同軸心上
に、したがって管体(1)のネック部の軸心上に3本の
電子ビームに対して共通に第2グリッド電極G2、第3グ
リッド電極G3、第4グリッド電極G4、第5グリッド電極
G5が配置され、その先端にコンバージェンス手段Cが配
置された構成がとられる。更に、電子銃(2)の先端に
は、スプリング(3)を介してゲッター材が収容された
ゲッター材コンテナ(4)例えばリング状の金属コンテ
ナが取付けられている。
更に、電子銃(2)の先端部には、導電性スプリング
(6)が配されて管体(1)のファンネル部内面に形成
された高電圧(陽極電圧)が印加される内部導電膜
(5)にその遊端が弾性的に衝合し、電子銃(2)が、
管体(1)のネック部の軸心上に配置されるようにする
と共に、電子銃(2)の例えばコンバージェンス手段
C、第5グリッド電極G5とこれにリードによって電気的
に連結された第3グリッド電極G3への高電圧供給がなさ
れる。
また、電子銃(2)の基部側には、ガラスステム
(8)が配置され、そのほぼ中心上にチップオフ管(1
0)が貫通されて設けられ、その周囲に環状に複数の端
子ピン(9)が貫通配置される。例えばカソードK1,K2,
K3、またこれらカソードK1,K2,K3内に配置されたヒータ
への通電、さらに各第1グリッド電極G11,G12,G13、ま
た第2グリッドG2、第4グリッドG4への給電がなされ、
かつ電子銃(2)が機械的に保持される。各電極G11,G
12,G13は図示しないが相互に機械的に連結され、これが
ビーディングガラス(7)に支持ピンによって支持さ
れ、さらに第3〜第5グリッド電極G3〜G5に関してもそ
れぞれビーディングガラス(7)に第3図に示すように
支持ピン(15)によって連結されて相互に所要の位置関
係をもって保持されるようになされる。
本発明においては、チップオフ管(10)がチップオフ
されない状態すなわちその外端が開放されてこれが真空
ポンプに連結して管体内の排気をなすに当たって第1の
ガン焼きを行う。このガン焼きは管体(1)のネック部
外周すなわち電子銃(2)の外周に高周波コイルを巻回
してなる高周波誘導加熱装置(11)を配置し、これに例
えば350kHz〜400kHzの通電をなして主として共通の第2
〜第5グリッド電極G2〜G5を700℃〜750℃程度に高周波
誘導加熱してガス出しを行い、その後カソードK1〜K3
のヒータ(図示せず)への通電によってカソードK1〜K3
を例えば20秒間900℃に加熱するカソード材の分解活性
処理を行う。このようにして排気された管体(1)を、
チップオフ管(10)の一部を加熱溶融することによって
封止する。
その後、例えば高周波誘導加熱等によってゲッター材
コンテナ(4)を誘導加熱してこのコンテナ内に収容さ
れたゲッター材を飛翔させるゲッターフラッシュ処理を
行う。
その後、特に本発明においては、本発明による特殊の
ガン焼き装置をもって第2のガン焼きを行う。この第2
のガン焼きを行うガン焼き装置は、第2図及び第3図に
示すように電子銃(2)の各ビームに関して個々に設け
られる第1グリッドG11,G12,G13の配置部を挟んで陰極
線管管体(1)のネック部の外側に対の有芯コイル(1
4)が配置されてなる。
この有芯コイル(14)は、それぞれフェライト等の高
透磁率を有する例えば円柱状のコア(12)が第2図に示
すように複数の電極よりなるG11,G12,G13をその側面か
らその配置部全域に渡ってすなわち三者に対して全体的
に対向する直径及び配置関係に選定し、かつ対のコア
(12)の各端面が互いに正対するように配置する。各コ
ア(12)にはコイルすなわち高周波コイル(13)が巻回
され、それぞれに例えば350kHz〜400kHzの通電がなされ
て対の有芯コイル(14)から第1グリッド電極G11,G12,
G13に対し同一方向の磁界がすなわち互いにその磁束が
相殺することがないような関係をもってコイルの巻回方
向及び通電方向が選定されて両コイル(14)からの磁束
がこれら電極G11,G12,G13に対し同一向きに与えられる
ようにしてこれら電極G11,G12,G13に誘導加熱が生じる
ようにしてそれぞれ700℃〜750℃に加熱し、ガス出しい
わゆるガン焼きを行ってその放出をゲッター材に吸着さ
せる。
その後、通常のようにカソードK1,K2,K3から熱電子を
放出した状態に保持するエージングを行ってそのカソー
ド材から放出された例えばフリーバリウムをグリッド電
極G11,G12,G13,G2等から引き出すと共に、カソード材の
安定化を行う。
このような有芯コイル(14)による第2のガン焼きを
行って得た陰極線管は、カソードのエミッション特性に
すぐれたすなわちいわゆるスランピングが回避され、ま
たカットオフに見合ったエミッションがとれ、また長期
に渡って安定した特性を有することが確かめられた。
今、下記表1に第1グリッド電極G1〜第5グリッド電
極G5まで複数のビームに対して共通に各電極が設けられ
た構成をとる電子銃(以下電子銃Aという)と第1図な
いし第3図で説明したように各電子ビームを取り出すカ
ソードに対して個々に第1グリッド電極G11,G12,G13
配置されたすなわち電子ビーム透過細孔を有する電極が
配置された電子銃すなわち本発明において対象とする電
子銃(以下電子銃Bという)についてそれぞれ第1のガ
ン焼き、カソードの分解活性、封止処理、ゲッターフラ
ッシュ、第2のガン焼き処理をそれぞれ行った場合を○
印で、行わなかった場合を×印としてそれぞれについて
カソードのエミッション特性すなわちスランピング及び
カットオフに見合ったエミッションが取れるか取れない
かを評価した結果を示す。その評価において○印は良好
であった場合、×印は不良であった場合を示す。
この表によって明らかな様に電子ビームの取り出し孔
が微細な電子銃Bにおいても本発明におけるように第1
のガン焼きと第2のガン焼き工程をとる場合、エミッシ
ョン特性に優れた陰極線管を得ることができることがわ
かる。
上述した例においては、第1グリッドのみが各ビーム
に関して個々に設けられた構成をとるようにした陰極線
管に本発明を適用した場合であるが、例えば第2グリッ
ド等においても個々に各ビームについて電極が配置され
た構成をとる場合、あるいは上述した第1〜第5グリッ
ドによる構成をとる電子銃に限らずその他種々の電子銃
構成を有する陰極線管に本発明を適用することができ
る。
〔発明の効果〕
上述したように本発明によれば、通常の第1のガン焼
きの他に、独立した複数の電極を有する部分に対して第
2のガン焼きを特に有芯コイルを有する加熱手段によっ
て行うようにしたことによってそれぞれ適正の加熱処理
を行うことができることからそのガス抜きを充分に行う
ことができる。したがって、特に各カソードすなわち熱
電子放出面に対し小径の電子ビーム透過細孔が設けられ
た第1グリッド電極G11,G12,G13が配置された構成をと
る場合においても、これら電極G11,G12,G13に熱電子衝
撃することによるガス放出による特性低下、寿命低下を
効果的に回避できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による陰極線管の製造方法の一工程にお
ける要部の一部を断面とした側面図、第2図は他の工程
における要部の一部を断面とした側面図、第3図は第2
図の工程における他側面図である。 (1)は管体、(2)は電子銃、K1,K2,K3はカソード、
G11,G12,G13は第1グリッド電極、G2〜G5は第2〜第5
グリッド電極、Cはコンバージェンス手段、(4)はゲ
ッター材コンテナ、(11)は高周波誘導加熱装置、(1
4)は有芯コイルである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のビームが発射され、これら複数のビ
    ームに対し個々に設けられる電極と複数のビームに対し
    て共通に設けられる電極とを具備する電子銃が、管体内
    に封入配置されてなる陰極線管の製造方法において、 上記管体内に上記電子銃を収容して主として上記共通の
    電極を高周波誘導加熱して上記管体内の排気封止を行う
    工程と、 ゲッター材のフラッシュ工程と、 上記複数のビームに個々に設けられた電極に対向するよ
    うに上記管体を挟んで少くとも対の有芯コイルを配置し
    て主として上記個々の電極を高周波誘導加熱する工程
    と、 を有することを特徴とする陰極線管の製造方法。
  2. 【請求項2】複数のビームが発射され、これら複数のビ
    ームに対し個々に設けられる電極と複数のビームに対し
    て共通に設けられる電極とを具備する電子銃が、管体内
    に封入配置されてなる陰極線管の上記個々に設けられた
    電極に対向するように上記管体を挟んで少くとも対の有
    芯コイルが配置されて主として上記個々の電極を高周波
    誘導加熱することを特徴とする陰極線管の製造方法に用
    いられる装置。
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