JP2822197B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2822197B2
JP2822197B2 JP1057570A JP5757089A JP2822197B2 JP 2822197 B2 JP2822197 B2 JP 2822197B2 JP 1057570 A JP1057570 A JP 1057570A JP 5757089 A JP5757089 A JP 5757089A JP 2822197 B2 JP2822197 B2 JP 2822197B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、一定条件の下でのみ再生可能なシークレッ
ト機能を備えた記録再生装置に関する。
[発明の概要] 第1の発明は、再生禁止区間データと暗証番号データ
から成り、再生ビデオ信号の出力のオン、オフを制御す
るためのシークレット信号を記録可能に構成することに
より、 再生モード時においては、再生の暗証番号が外部暗証
番号と一致しない場合には再生を禁止できるようにすれ
ば簡単にシークレット機能を持たせた記録システムを構
成できる。
第2の発明は、再生信号中からシークレット信号をピ
ックアップし、シークレット信号の暗証番号が外部暗証
番号と一致しない場合には再生ビデオ信号の出力を禁止
するよう構成することにより、 簡単にシークレット機能を持たせた再生システムを構
成できる。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] ビデオやオーディオのソフトには秘密保持の目的,著
作権保護の目的,ダビング防止の目的等のために再生を
制限したいものがある。しかし、従来の記憶再生装置に
は上記シークレット機能を備えたものはなかった。
ここで、上記目的を達成するために、他と互換性のな
い記録再生装置を別に作ることやソフトパッケージにハ
ード的に何らかの再生禁止処理を施すことが考がえられ
る。しかし、上記の手段では高コストになる,全ソフト
について一律に再生禁止になる,他と互換性がない等の
不都合があり、これらを解決するためには別に複雑な手
段を付加しなければならずシークレット機能付きのシス
テムとしては採用できない。
そこで、本発明は簡単にシークレット機能を持たせた
記録再生装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための第1の発明に係る記録再生
装置は、再生禁止区間データと暗証番号データから成
り、再生ビデオ信号の出力のオン、オフを制御するため
のシークレット信号を記録可能に構成したものである。
また、第2の発明に係る記録再生装置は、再生信号中か
ら、再生禁止区間データと暗証番号データから成り、再
生ビデオ信号の出力のオン、オフを制御するためのシー
クレット信号を分離し、このシークレット信号の暗証番
号と外部暗証番号とを照合し、一致しない場合には再生
禁止区間データに基づいて再生ビデオ信号の出力を禁止
し、一致する場合には再生禁止区間データにかかわらず
再生を行うよう構成したものである。
[作用] 第1の発明によれば、この装置で記録した記録媒体を
再生する際に、再生シークレット信号中から暗証番号を
ピックアップしこの再生暗証番号が外部暗証番号と一致
しない場合には再生を禁止するよう構成すれば簡単にシ
ークレット機能を持たせることができる。
第2の発明によれば、再生信号中からシークレット信
号をピックアップし、再生暗証番号が外部暗証番号と一
致しない場合には再生が禁止され、簡単にシークレット
機能を持たせることができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図には第1実施例の記録再生装置の回路ブロック
図が示されている。この第1実施例の装置は、当該装置
で記録されシークレット信号を挿入されたテープ1につ
いては当該装置以外の装置ではその箇所の再生を禁止す
るシステムを採用した例である。第1図において、先
ず、記録系について説明する。入力ビデオ信号はA/D変
換器2でディジタル化され、このディジタル化された信
号はピクチャコーダ3でビット数が軽減されて符号化さ
れる。この符号化された信号は誤り訂正コードエンコー
ダ(ECCエンコーダ)4でバリティが付加されてマルチ
プレクサ5に供給される。
一方、シークレット信号発生器6は装置固有の暗証番
号を出力可能に構成され、CPU7からの制御信号に基づい
て暗証番号(シークレット信号)を出力する。CPU7はシ
ークレットモード時に開始点ボタン又は終了点ボタンを
オンされると、シークレット信号発生器6に読み出し制
御信号を出力する。シークレット信号発生器6が出力し
たシークレット信号は図示しない他の制御信号等と共に
サブコード信号としてECCエンコーダ8を介してマルチ
プレクサ5に供給される。
このマルチプレクサ5は、第3図に示すビデオエリア
に記録するタイミングでビデオ信号を、サブコードエリ
アに記録するタイミングでサブコード信号(シークレッ
ト信号を含む)をそれぞれ取り込み、このビデオ信号と
サブコード信号とを交互にチャンネルコーダ9に出力す
る。チャンネルコーダ9は高密度磁気記録に適した性質
を持つ信号に変換するための変調符号化を行い、この処
理信号が記録アンプ10、スイッチSW1を介してヘッドH
に導かれテープ1に第3図に示す記録フォーマットで記
録される。前記スイッチSW1は記録モードが選択される
と実線位置に、再生モードが選択されると二点鎖線位置
にそれぞれ位置される。
次に、再生系について説明する。ヘッドHがピックア
ップした再生信号はスイッチSW1を介して再生アンプ11
に導かれ、この再生アンプ11の出力がイコライザ12に入
力される。イコライザ12は再生信号を波形等化して識別
しやすい波形に変形し、この出力が検出回路13を介して
チャンネルデコーダ14に送られる。検出回路13は信号を
識別して再生ディジタル系列を発生する。チャンネルデ
コーダ14は再生信号を復調し、この復調された信号が時
間軸補正回路(TBC)15で時間軸補正されてジッター成
分が除去された後にデマルチプレクサ16に供給される。
デマルチプレクサ16は入力信号の出力側を切り換え、ビ
デオエリアのビデオ信号を一方のECCデコーダ17に、サ
ブコードエリアのサブコード信号を他のECCデコーダ18
に導く。ビデオ信号はECCデコーダ17及びピクチャデコ
ーダ19で所定の信号処理をなされた後、スイッチSW2
介してD/A変換器20に送られここでアナログ信号に変換
されて出力される。前記スイッチSW2は通常時にはオン
しており、CPU7のオフ制御信号でオフされる。又、サブ
コード信号はECCデコーダ18を介してシークレット信号
検出回路21に導かれる。シークレット信号検出回路21は
サブコード信号中からシートレット信号を検出し、検出
したシークレット信号をコード照合回路22に送る。コー
ド照合回路22はシークレット信号入力されると、その旨
がCPU7に出力される。すると、CPU7がシークレット信号
発生器6に制御信号を出力し、シークレット信号発生器
6の暗証番号がコード照合回路22に送られる。コード照
合回路22はシークレット信号検出回路21の再生暗証番号
とシークレット信号発生器6の外部暗証番号とを照合
し、一致しない場合にはH信号を出力する。又、コード
照合回路22はシークレット信号検出回路21から次の再生
暗証番号が入力されると、H信号をL信号に戻す。CPU7
はこのH信号の出力区間だけスイッチSW2にオフ制御信
号を出力する。
上記記録系において、シークレット機能を用いて記録
する場合には、記録モードと共にシークレットモードを
選択する。例えばモニタ等を観て秘密にしたい箇所が来
ると、シークレット機能の開始点ボタンをオンにする。
すると、CPU7の制御信号でシークレット信号発生器6が
シークレット信号(暗証番号)を出力し、この暗証番号
がテープ1のサブコードエリアE1に記録される。次に、
秘密を解除したい箇所が来ると、シークレット機能の終
了点ボタンをオンする。すると、上記と同様の動作によ
り暗証番号がテープ1のサブコードエリアE2に記録され
る。即ち、第4図(a)に示すように、再生禁止区間の
開始点と終了点の箇所に暗証番号が記録される。
上記再生系において、当該装置で記録し、且つ、シー
クレット信号を挿入されたテープ1を再生すると、ヘッ
ドHがトラックを順に走査してビデオ信号が得られる。
そして、ヘッドHが第4図(a)に示すサブコードエリ
アE1を走査すると、テープ1に記録された暗証番号をシ
ークレット信号検出回路21が検出する。シークレット信
号検出回路21が検出した再生暗証番号がコード照合回路
22に入力される。このコード照合回路22に再生暗証番号
が入力されると、CPU7の制御信号によりシークレット信
号発生器6の外部暗証番号がコード照合回路22に入力さ
れる。再生暗証番号と外部暗証番号とが一致するので、
コード照合回路22はH信号を出力せず、スイッチSW2
オン状態を維持するため、再生ビデオ信号が出力され
る。また、当該装置以外の装置で記録され、且つ、シー
クレット信号を挿入されたテープ1を再生する場合に
は、ヘッドHがサブコードエリアE1を走査すると、シー
クレット信号検出回路21が暗証番号を検出する。この再
生暗証番号と外部暗証番号とが一致しないので、コード
照合回路22はH信号をCPU7に出力する。そして、ヘッド
HがサブコードエリアE2を走査すると、再びシークレッ
ト信号検出回路21が暗証番号を検出し、コード照合回路
22はH信号からL信号に出力を切り換える。CPU7はH信
号の区間だけスイッチSW2にオフ制御信号を出力するの
で、この間再生ビデオ信号が出力されない。
尚、この実施例の如く装置毎に異なる暗証番号を有す
るよう構成してもよいが、複数の装置から成るグループ
毎に異なる暗証番号を有するように構成してもよい。
第2図には第2実施例の記録再生装置の回路ブロック
図が示されている。この第2実施例の装置は、シークレ
ット信号を挿入されたテープ1についてシークレット信
号の暗証番号を知らない者は再生できないシステムを採
用した例である。第2図において、前記第1実施例と同
一構成箇所は図面に同一符号を付してその説明を省略
し、異なる構成箇所だけを説明する。即ち、この第2実
施例においては、キーボードなどの入力手段にて暗証番
号を入力できるメモリ23を有し、このメモリ23がCPU7に
て書き込み、読み出しが制御されるよう構成されてい
る。そして、メモリ23の出力はピクチャコーダ24及びEC
Cエンコーダ8を介してマルチプレクサ5に供給され、
又、ピクチャコーダ24の出力はコード照合回路22に供給
される点が異なる。
上記構成において、シークレット機能を用いて記録す
る場合には、先ず、シークレットモードを選択して操作
者が選んだ任意の暗証番号を入力すると、この暗証番号
がメモリ23に取り込まれる。次に、記録モードを選択す
ると、入力ビデオ信号が上記第1実施例と同様の動作に
よりテープ1に記録される。この記録モード時におい
て、例えばモニタを観て秘密にしたい箇所が来ると、シ
ークレットモードの開始点ボタンをオンする。すると、
CPU7が読み出し制御信号を出力してメモリ23の暗証番号
が読み出され、この暗証番号が上記第1実施例と略同様
の動作によりテープ1に記録される。そして、秘密を解
除したい箇所が来ると、シークレットモードの終了点ボ
タンをオンする。すると、CPU7が読み出し制御信号を出
力してメモリ23の暗証番号が再び読み出されてテープ1
に記録される。
また、テープ1を再生する場合には、先ず、シークレ
ットモードを選択して、暗証番号をメモリ23に入力す
る。次に、再生モードを選択すると、ヘッドHがテープ
1を走査して再生ビデオ信号が出力される。そして、ヘ
ッドHがサブコードエリアE1を走査すると、シークレッ
ト信号検出回路21が再生暗証番号を検出する。この再生
暗証番号とメモリ23の外部暗証番号とが一致すればコー
ド照合回路22がH信号をCPU7に出力せず、スイッチSW2
がオン状態を維持するため再生ビデオ信号が出力され
る。だが、再生暗証番号とメモリ23の外部暗証番号とが
一致しなければコード照合回路22が次の暗証番号(サブ
コードエリアE2)が入力されるまでH信号がCPU7に出力
する。そして、CPU7がH信号の区間だけスイッチSW2
オフ制御信号を出力するので、この間再生ビデオ信号が
出力されない。
尚、前記第1及び第2実施例では、シークレット信号
としての暗証番号のみを用い、この暗証番号を開始点と
終了点に記録することによって再生禁止区間データをも
兼ねるよう構成したが、第4図(b)及び第4図(c)
に示すようにしてもよい。即ち、第4図(b)の手段は
再生禁止区間の全トラックのサブコードエリアEに暗証
番号を記録するものであり、再生系は暗証番号が記録さ
れたトラックのビデオ信号を再生しないように構成す
る。この場合も暗証番号が再生禁止区間データを兼ねて
いる。第4図(c)の手段は再生禁止区間の開始トラッ
クのサブコードエリアEに暗証番号データと再生禁止区
間データを記録するものである。この手段によれば、記
録モード時には予め再生禁止区間データを入力し、再生
モード時には再生禁止区間データを判別し、その判別結
果に基づいて再生系を制御する。
[発明の効果] 以上述べたように第1の発明によれば、再生禁止区間
データと暗証番号データから成るシークレット信号を記
録可能に構成したので、再生モードにおいては、再生の
暗証番号が外部暗証番号と一致しない場合には再生を禁
止するようにすれば簡単にシークレット機能を持たせた
記録システムを構成できるという効果がある。
第2の発明によれば、再生信号中からシークレット信
号をピックアップし、シークレット信号の暗証番号が外
部暗証番号と一致しない場合には再生を禁止するよう構
成したので、簡単にシークレット機能を持たせた再生シ
ステムを構成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図(c)は本発明の実施例を示し、第1
図は第1実施例の記録再生装置の回路ブロック図、第2
図は第2実施例の記録再生装置の回路ブロック図、第3
図はテープフォーマットを示す図、第4図(a)乃至第
4図(c)はそれぞれシークレット信号の記録位置を示
す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−277382(JP,A) 特開 平2−177042(JP,A) 特開 昭63−225986(JP,A) 特開 昭63−100649(JP,A) 特開 昭62−20175(JP,A) 実開 昭62−198559(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/087 G11B 15/02 G11B 20/10 G06F 3/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生禁止区間データと暗証番号データから
    成り、再生ビデオ信号の出力のオン、オフを制御するた
    めのシークレット信号を記録可能に構成したことを特徴
    とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】再生信号中から、再生禁止区間データと暗
    証番号データから成り、再生ビデオ信号の出力のオン、
    オフを制御するためのシークレット信号を分離し、この
    シークレット信号の暗証番号と外部暗証番号とを照合
    し、一致しない場合には再生禁止区間データに基づいて
    再生ビデオ信号の出力を禁止し、一致する場合には再生
    禁止区間データにかかわらず再生を行うよう構成したこ
    とを特徴とする記録再生装置。
JP1057570A 1989-03-09 1989-03-09 記録再生装置 Expired - Lifetime JP2822197B2 (ja)

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JPH02236846A JPH02236846A (ja) 1990-09-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02177042A (ja) * 1988-12-27 1990-07-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生装置

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JPH02236846A (ja) 1990-09-19

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