JPH0548996A - 録画再生装置 - Google Patents

録画再生装置

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JPH0548996A
JPH0548996A JP3226388A JP22638891A JPH0548996A JP H0548996 A JPH0548996 A JP H0548996A JP 3226388 A JP3226388 A JP 3226388A JP 22638891 A JP22638891 A JP 22638891A JP H0548996 A JPH0548996 A JP H0548996A
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JP3226388A
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Kenzo Komamura
賢三 駒村
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 録画再生装置にスクランブル手段を設けて、
再生時に特定の使用者以外には録画された映像を見るこ
とができなくすることにより、録画されている映像情報
の保護を可能にする録画再生装置を提供する。 【構成】 暗唱情報を入力させる暗唱情報入力手段SW
1と、録画データの音声や画像にスクランブルをかける
スクランブル書込み手段4と、スクランブルされた音声
や画像よりスクランブルを取り除くスクランブル解除手
段5と、録画時に、暗唱情報入力手段SW1により入力
された暗唱情報に基づいてスクランブル書込み手段4を
介して記録媒体に録画する一方入力された暗唱情報を記
録し、再生時に、暗唱情報入力手段SW1により入力さ
れる暗唱情報と記録された暗唱情報とを照合して一致不
一致を判別し、一致と判定される場合にスクランブル解
除手段5によりスクランブル解除を行って正規な画像の
復元再生をし、不一致と判定される場合には画像の再生
を行わないように制御する制御装置とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、テレビ等の映
像を録画、再生する時に使用される録画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ等の映像を録画、再生する
1つ手段としてビデオテープレコーダ等の録画装置が知
られている。この録画装置は、映像の録画、再生機能を
有するもので、記録された画像の消去保護等に関して
は、記録媒体としてのビデオカートリッジに付帯する誤
消去つめを折る等の手段により行っていたが、記録され
ている映像情報自体の保護を行う機能は有していなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、録画
再生装置にスクランブル手段を設けて、再生時に特定の
使用者以外には録画された映像を見ることができなくす
ることにより、録画されている映像情報の保護を可能に
する録画再生装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の録画再生
装置は、上記課題を解決するために、録画再生装置にお
いて、暗唱情報を入力させる暗唱情報入力手段と、録画
データの音声や画像にスクランブルをかけるスクランブ
ル書込み手段と、スクランブルされた音声や画像よりス
クランブルを取り除くスクランブル解除手段と、録画時
に、前記暗唱情報入力手段により入力された暗唱情報に
基づいて前記スクランブル書込み手段を介して記録媒体
に録画する一方前記暗唱情報を記録し、再生時に、前記
暗唱情報入力手段により入力される暗唱情報と前記記録
された暗唱情報とを照合して一致不一致を判別し、一致
と判定される場合に前記スクランブル解除手段によりス
クランブル解除を行って正規な画像の復元再生をし、不
一致と判定される場合には画像の再生を行わないように
制御する制御装置とよりなることを特徴とする。
【0005】本発明の第2の録画再生装置は、上記課題
を解決するために、録画再生装置において、暗唱情報を
入力させる暗唱情報入力手段と、録画データの音声や画
像にスクランブルをかけるスクランブル書込み手段と、
スクランブルされた音声や画像よりスクランブルを取り
除くスクランブル解除手段と、予め設定された暗唱情報
と該暗唱情報に対応したスクランブルを書込み、あるい
は解除し、録画時に、前記暗唱情報入力手段により入力
された暗唱情報に対応して前記スクランブル書込み手段
を介して記録媒体に録画し、再生時には、前記スクラン
ブル解除手段により前記暗唱情報入力手段により入力さ
れる暗唱情報に対応したスクランブル解除を行って画像
の復元再生をするように制御する制御装置とよりなるこ
とを特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1記載の発明において、録画時に、制御
装置が暗唱情報入力手段により入力された暗唱情報に基
づいてスクランブル書込み手段を介して記録媒体に録画
する一方暗唱情報を記録し、再生時に、制御装置が暗唱
情報入力手段により新たに入力される暗唱情報と記録媒
体に予め記録された暗唱情報とを照合して一致不一致を
判別し、一致と判定された場合にスクランブル解除手段
によりスクランブル解除を行って正規な画像の復元再生
させ、不一致と判定された場合には正画像を再生しない
ように制御する。
【0007】請求項2記載の発明において、予め設定さ
れた暗唱情報とスクランブル書込み兼解除の関係に基づ
いて、録画時に、制御装置がスクランブル書込み手段を
介して、暗唱情報入力手段により入力された暗唱情報に
対応したスクランブルをかけて記録媒体に録画し、再生
時には、制御装置はスクランブル解除手段を介して、録
画時に入力された暗唱情報によらずに暗唱情報入力手段
によって入力される暗唱情報に対応したスクランブル解
除を行って画像の復元再生をするように制御する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1において、録画再生装置1の制御部1
0は、録画再生装置1の制御プログラム、表示データ等
を格納したメモリ3とメモリ3の制御プログラムに従っ
て録画再生装置1の各部を駆動制御するマイクロプロセ
シング装置を備えたシステムコントローラ2(以下、M
PU2という)により構成され、該制御部10は暗唱情
報記録手段とスクランブル書込み制御手段とスクランブ
ル解除制御手段及び条件検出手段を兼ねる。また、メモ
リ3の制御プログラムには、表示LED13や各モード
表示ランプ14への表示出力の動作を制御する表示制御
プログラムが含まれる。
【0010】MPU2には、暗唱情報をテンキーから入
力させるためのパスワードキースイッチSW1からなる
暗唱情報入力手段が接続されると共に、録画データの音
声や画像にスクランブルをかけるスクランブラ4からな
るスクランブル書込み手段及びスクランブルされた音声
や画像よりスクランブルを取り除くデコーダ5からなる
スクランブル解除手段がスクランブルコントローラ6を
介して接続され、映像データ録画再生手段としての録画
再生機能部8が接続されている。
【0011】録画再生機能部8は、映像情報入力端子と
してのTVアンテナ21及びビデオ入力20を有し、T
Vアンテナ21はチューナ22を介して録画再生機能部
8に接続されている。また、録画再生機能部8は、ビデ
オテープに対する映像データの記録兼読み込み手段とし
てのコントロールヘッド9、オーディオヘッド11及び
映像ヘッド17を備えている。
【0012】スクランブラ4およびデコーダ5は、一方
を録画再生機能部8に、他方をTV23に連絡されてお
り、MPU2はスクランブルコントローラ6に信号を送
りだし、スクランブルコントローラ6は、MPU2より
の信号によってスクランブラ4あるいはデコーダ5に信
号を出力する。
【0013】スクランブラ4はスクランブルコントロー
ラ6よりの信号に応じてスクランブルデータを録画再生
機能部8に対して書込み、デコーダ5はスクランブルコ
ントローラ6よりの信号に応じて録画再生機能部8から
の既にスクランブルされたデータをスクランブル解除を
行ってTV23に画像の復元再生させる。
【0014】また、MPU2には、タイマスイッチSW
2、ビデオテープの録画、再生、停止、テープ走行中等
の各モードを検知するための各モードスイッチSW3、
録画再生装置1にビデオテープカートリッジが装着され
ているかイジェクトされているのかを検出するための各
センサー13、メッセージ表示用の表示LED14、録
画再生装置1のビデオテープの各モードを知らせるため
の各モード表示ランプ15、ビデオテープ走行駆動用の
キャプスタンモータドライブ16及びドラムモータドラ
イブ17の各々が接続されているが、これら各部材の駆
動制御方式については周知であるから説明を省略する。
【0015】録画時に暗唱情報入力手段により入力され
る暗唱情報を記録する場合の記録保持は、図9に示され
るように、ビデオテープのコントロールトラックに書き
込むことにより記憶させておく。
【0016】以下、メモリ3に格納された制御プログラ
ムの要部を示すフローチャート(図2乃至図8)を参照
して本実施例における録画再生装置の暗唱情報入力処理
動作と、録画データの音声や画像にスクランブルをかけ
るスクランブル書込み処理動作と、スクランブルされた
音声や画像よりスクランブルを取り除くスクランブル解
除処理動作を説明する。
【0017】まず、請求項1に記載された録画再生装置
の処理動作について、図2乃至図5を参照して説明す
る。
【0018】使用者によって、録画再生装置1に電源が
投入されて起動がかけられビデオテープが装着される
と、MPU2は初期化の処理として、暗唱情報をテンキ
ーから番号入力させるための開始状態にあるか否かを、
即ち、パスワードONキーが押されているか否かを規定
するパスワード情報レジスタPW、録画再生装置1の録
画状態を規定する録画モードレジスタIP、ビデオテー
プより暗唱データを読み込むときに使用されるカウンタ
N、ビデオテープが装着されている状態かイジェクトさ
れている状態かを規定するイジェクト信号レジスタT
E、テンキーから入力された暗唱番号が格納される暗唱
番号レジスタIA$、ビデオテープに記録されている暗
唱データが格納される暗唱データレジスタMA$、録画
再生装置1の再生状態を規定する再生モードレジスタI
S、スクランブラ4への出力状態を規定する状態判別レ
ジスタSQ及びデコーダ5への出力状態を規定する状態
判別レジスタDQの各レジスタおよびカウンタNの値を
0にして初期化し、ビデオテープより暗唱データを読み
込む試行回数を規定するカウント数レジスタNKに、予
め決められた値3を設定する(ステップa1)。
【0019】ここで、ステップa1の処理において録画
再生装置1にビデオテープが装着されている状態であれ
ば、各センサー13によってイジェクト信号レジスタT
Eに1が設定される。
【0020】MPU2は、使用者によりパスワードON
キーが押されているか否か、即ち、パスワードキースイ
ッチSW1よりの信号によりパスワード情報レジスタP
Wの値が1であるか否かを判別し(ステップa2)、ス
テップa2の処理でPWの値が1と判定されなかった場
合には、ステップa2の判別処理を繰り返し実行する。
即ち、使用者によるパスワードONキーが押されるまで
の間、待機状態となっている。
【0021】そして、使用者によってパスワードONキ
ーが押されると、暗唱番号の入力を促す表示が表示LE
D14によりなされ、使用者は、使用者固有の任意の暗
唱番号を設定し、表示LED14により設定した暗唱番
号を確認した上で入力することとなる。
【0022】使用者によってパスワードONキーが押さ
れることによって、MPU2によるステップa2の判別
処理において、パスワード情報レジスタPWの値が1と
判定され、ステップa3に移行し、MPU2は、暗唱番
号レジスタIA$の値が0でないか否かを判別する(ス
テップa3)。即ち、使用者によって暗唱番号が入力さ
れたか否かを判別する。暗唱番号レジスタIA$の値
は、ステップa1の初期化処理で0とされているため、
暗唱番号が入力されていない場合にはIA$の値は0の
ままであり、暗唱番号が入力されている場合にはIA$
の値は、0以外の値となる。
【0023】ステップa3の判別処理で、暗唱番号レジ
スタIA$の値が0と判定された場合には、MPU2
は、イジェクト信号レジスタTEの値が0か否かを判別
し(ステップa5)、即ち、ビデオテープが装着されて
いる状態かイジェクトされている状態かを判別する。ビ
デオテープがイジェクトされているならば、各センサー
13によってイジェクト信号レジスタTEに0が設定さ
れるので、MPU2は、各データをクリアし初期値に設
定し(ステップa16)、ステップa2の判別処理に戻
り、使用者によるパスワードONキーが押されるまでの
間、待機状態となる。
【0024】また、ステップa5の判別処理において、
ビデオテープが装着されている状態であれば、イジェク
ト信号レジスタTEの値が1であるので、MPU2は、
ステップa3の使用者によって暗唱番号が入力されたか
否かの判別処理に戻り、以下、使用者によって暗唱番号
が入力されるまでの間、ステップa3及びステップa5
の判別処理を繰り返し実行する。
【0025】そして、使用者によって暗唱番号が入力さ
れると、暗唱番号レジスタIA$に暗唱番号の値がセッ
トされるので、MPU2は、ステップa4に移行し、録
画モードレジスタIPの値が1か否かを判別する。
【0026】ステップa4の判別処理において、録画モ
ードレジスタIPの値が1と判定された場合には、即
ち、録画再生装置1が録画状態となっている場合には、
MPU2は、ステップa6以降の処理に移行し、録画モ
ードレジスタIPの値が1以外の場合には、MPU2
は、ステップa13以降の処理に移行する。
【0027】以下、使用者が録画モードを指定した場合
について説明する。
【0028】MPU2は、ステップa4の判別処理後ス
テップa6に移行し、録画再生機能部8に信号を出力
し、コントロールヘッド9を介してビデオテープのコン
トロールトラックに暗唱番号レジスタIA$の値を書き
込む(ステップa6)。
【0029】そして、MPU2は、イジェクト信号レジ
スタTEの値が0か否かを判別し(ステップa7)、イ
ジェクトされている状態であれば各センサー13によっ
てイジェクト信号レジスタTEに0が設定されるので、
イジェクト信号レジスタTEの値が0と判定され、MP
U2は、ステップa16に移行し、各データをクリアし
初期値に設定し、ステップa2に移行して使用者による
パスワードONキーが押されるまでの間、待機状態とな
る。
【0030】ステップa7の判別処理において、ビデオ
テープがイジェクトされていなければMPU2は、ステ
ップa8に移行し、再生モードレジスタISの値が1で
あるか否か、即ち、使用者が再生モードを指定している
か否かを判別する(ステップa8)。
【0031】使用者が録画再生装置1のモード切り替え
を行わないかぎり、録画モードレジスタIPの値は1と
なっていて、再生モードレジスタISの値には初期値0
がセットされているので、MPU2は、ステップa9に
移行し、スクランブラ4への出力状態を規定する状態判
別レジスタSQの値が1であるか否かを判別する(ステ
ップa9)。即ち、スクランブラ4が作動中か否かを判
別する。
【0032】スクランブラ4が作動中である場合には、
MPU2による後続の処理で状態判別レジスタSQに1
がセットされる。
【0033】初期の段階では、スクランブラ4はまだ作
動されていないので、状態判別レジスタSQの値は0と
なっており、MPU2は、ステップa9の判別処理後ス
テップa10に移行して、スクランブルコントローラ6
に作動信号を出力して、スクランブラ4を作動させ、映
像データにスクランブルをかけながら映像ヘッド12、
オーディオヘッド11およびコントロールヘッド9を介
してビデオテープに録画を行い、状態判別レジスタSQ
に1をセットする(ステップa10)。
【0034】次周期では、状態判別レジスタSQの値は
1となっており、以下、MPU2は録画モードレジスタ
IPの値1に応じて、ステップa6乃至ステップa9の
処理を繰り返し実行し、ビデオテープに暗唱番号レジス
タIA$の値を書き込むと共に、映像データにスクラン
ブルをかけながら録画を行う。
【0035】使用者が録画を中止して、ビデオテープを
停止あるいは巻き戻し等のために走行させた場合にも、
MPU2は録画モードレジスタIPの値1に応じて、ス
テップa6乃至ステップa9の処理を繰り返し実行する
が、これらの場合には、映像ヘッド12、オーディオヘ
ッド11およびコントロールヘッド9はビデオテープに
対して作動状態ではないのでビデオテープに記録される
ことはない。
【0036】使用者が再生モードに切り替えた場合に
は、各モードスイッチSW3によって再生モードレジス
タISの値に1がセットされるため、ステップa8の判
別処理において、MPU2は、再生モードレジスタIS
の値を1と判定し、スクランブルコントローラ6に停止
信号出力して、スクランブラ4を停止させ、状態判別レ
ジスタSQに0をセットして初期化し(ステップa1
1)、録画モードレジスタIPの値に0をセットして初
期化し(ステップa12)、ステップa2に移行して、
使用者によるパスワードONキーが押されるまでの間、
待機状態となる。
【0037】以上、ステップa4の判別処理において、
使用者が録画モードを指定した場合について説明した。
【0038】次に、ステップa4の判別処理において、
使用者が録画モード以外のモードを指定した場合につい
て説明する。
【0039】使用者が録画モード以外のモードを指定し
た場合には、MPU2は、ビデオテープに記録されてい
る暗唱データが格納される暗唱データレジスタMA$の
値が0でないか否かを判別する(ステップa13)。
【0040】即ち、現在装着されているビデオテープよ
り暗唱データを既に読み込んでいるか否かを判別する。
なお、ここでいう暗唱データとはビデオテープに記録さ
れた暗唱番号の内容をさす。
【0041】初期の段階では、まだ暗唱データはMPU
2によって読み込まれていないので、暗唱データレジス
タMA$の値は初期値の0がセットされ、ステップa1
3の判別処理では、暗唱データレジスタMA$の値は0
と判定されて、ステップa14に移行し、MPU2は、
再生モードレジスタISの値が1であるか否か、即ち、
使用者が再生モードを指定しているか否かを判別する
(ステップa14)。
【0042】使用者がビデオテープを停止あるいは巻き
戻し等のために走行させた場合には、再生モードレジス
タISの値は初期値の0であるため、ステップa15の
イジェクト判別処理に移行する。
【0043】ビデオテープがイジェクトされている状態
であれば各センサー13によってイジェクト信号レジス
タTEに0が設定されるので、イジェクト信号レジスタ
TEの値が0と判定され、MPU2は、ステップa16
に移行し、各データをクリアし初期値に設定し、ステッ
プa2に移行して使用者によるパスワードONキーが押
されるまでの間、待機状態となる。
【0044】ステップa15の判別処理において、ビデ
オテープがイジェクトされていなければMPU2は、ス
テップa13に戻り、以下、暗唱データレジスタMA$
の値が0であるので、使用者によって再生モードが指定
されるまでの間、ステップa13乃至ステップa15の
判別処理を繰り返し実行する。
【0045】そして、使用者によって再生モードが指定
されると、各センサー13によって再生モードレジスタ
ISに1がセットされるので、MPU2によってステッ
プa14の判別処理で再生モードレジスタISの値が1
と判定されてステップa17に移行することになる(ス
テップa14)。
【0046】MPU2は、現在装着されているビデオテ
ープから暗唱データを読み込む処理を行い(ステップa
17)、暗唱データレジスタMA$の値が0でないか否
か、即ち、暗唱データが正常に読み込めたか否かを判別
する(ステップa18)。
【0047】ステップa18の処理において、現在装着
されているビデオテープが既に録画モードが指定されて
暗唱番号が暗唱データとして記録されている時には、ス
テップa17の処理によって暗唱データレジスタMA$
の値には正常値がセットされるので、MPU2によって
判別結果が真と判定されて、ステップa21に移行す
る。
【0048】現在装着されているビデオテープに暗唱番
号が暗唱データとして記録されていない場合か、もしく
は、外部ノイズ等の影響で正常な読み込み制御が阻害さ
れたりした場合には、ステップa18の処理において、
MPU2によって判別結果が偽と判定され、MPU2
は、ステップa19に移行し、カウンタNの値をインク
リメントして、ビデオテープより暗唱データを読み込む
試行回数を規定するカウント数レジスタNKと比較して
(ステップa19)、カウンタNの値がカウント数レジ
スタNKの値の範囲内であれば、カウンタNの値がカウ
ント数レジスタNKの値に達するまで、ステップa17
乃至ステップa19の暗唱データ読み込み処理及び判別
処理を繰り返し実行し、ステップa18の判別処理でカ
ウンタNの値がカウント数レジスタNKの値に達したと
判定されると、MPU2は、暗唱データなしの信号を出
力して、表示LED14にメッセージを表示させて使用
者に知らせる(ステップa20)。
【0049】そして、MPU2は、ステップa16に移
行し、各データをクリアし初期値に設定し、ステップa
2に移行して使用者によるパスワードONキーが押され
るまでの間、待機状態となる。
【0050】実施例では、ステップa1の初期化処理で
暗唱データを読み込む試行回数を規定するカウント数レ
ジスタNKに予め決まった値3が設定されているので、
MPU2による読み込み動作処理が最高で3回行われる
ことになる。
【0051】ステップa18の処理において、現在装着
されているビデオテープが既に録画モードが指定されて
暗唱番号が暗唱データとして記録されている時には、即
ち、暗唱データレジスタMA$の値には正常値がセット
されるいる場合には、MPU2によって判別結果が真と
判定されてステップa21に移行し、MPU2は、カウ
ンタNの値を0にして初期化し(ステップa21)、次
いで使用者によってテンキー入力された暗唱番号とビデ
オテープより読み込んだ暗唱データとの一致不一致を判
別する(ステップa22)。
【0052】使用者によってテンキー入力された暗唱番
号は、暗唱番号レジスタIA$に格納されており、ま
た、ビデオテープより読み込んだ暗唱データは暗唱デー
タレジスタMA$に格納されているので、両レジスタの
内容が等しいか否かを判別することになり、判別結果が
等しいと判定された場合には、MPU2は、ステップa
25に移行し、判別結果が等しくないと判定された場合
には、ステップa23に移行して、暗唱番号不一致の信
号を出力して表示LED14にメッセージを表示させて
使用者に知らせ(ステップa23)、暗唱番号レジスタ
IA$の値を0クリアして初期化し(ステップa2
4)、ステップa2に戻り、使用者によるパスワードO
Nキーが押されるまでの間、待機状態となる。
【0053】現在装着されているビデオテープが既に録
画モードが指定されて暗唱番号が暗唱データとして記録
されていて、使用者がビデオテープに記憶されている暗
唱番号と同じ暗唱番号を入力した場合には、ステップa
25に移行する。
【0054】そして、MPU2は、イジェクト信号レジ
スタTEの値が0か否かを判別し(ステップa25)、
イジェクトされている状態であれば各センサー13によ
ってイジェクト信号レジスタTEに0が設定されるの
で、イジェクト信号レジスタTEの値が0と判定され、
MPU2は、ステップa16に移行し、各データをクリ
アし初期値に設定し、ステップa2に移行して使用者に
よるパスワードONキーが押されるまでの間、待機状態
となる。
【0055】ステップa25の判別処理において、ビデ
オテープがイジェクトされていなければMPU2は、ス
テップa26に移行し、録画モードレジスタIPの値が
1であるか否か、即ち、使用者が録画モードを指定して
いるか否かを判別する(ステップa26)。
【0056】使用者が録画再生装置1のモード切り替え
を行わないかぎり、再生モードレジスタISの値は1と
なっていて、録画モードレジスタIPの値には初期値0
がセットされているので、MPU2は、ステップa27
に移行し、デコーダ5への出力状態を規定する状態判別
レジスタDQの値が1であるか否かを判別する(ステッ
プa27)。即ち、デコーダ5が作動中か否かを判別す
る。
【0057】デコーダ5が作動中である場合には、MP
U2による後続の処理で状態判別レジスタDQに1がセ
ットされる。
【0058】初期の段階では、デコーダ5はまだ作動さ
れていないので、状態判別レジスタDQの値は0となっ
ており、MPU2は、ステップa27の判別処理後ステ
ップa28に移行して、スクランブルコントローラ6に
作動信号を出力して、デコーダ5を作動させ、録画再生
機能部8から信号送出される映像データのスクランブル
を解除しながらTV23へ正規な映像データを送ること
により、正規な画像の復元再生を行い、状態判別レジス
タDQに1をセットする(ステップa28)。
【0059】次周期では、状態判別レジスタDQの値は
1となっており、以下、MPU2は再生モードレジスタ
ISの値1に応じて、ステップa17,ステップa1
8,ステップa21,ステップa22,ステップa25
乃至ステップa27の処理を繰り返し実行し、ビデオテ
ープからの暗唱データを読み込んで使用者によって入力
された暗唱番号と比較判別し、使用者によってビデオテ
ープのイジェクト及び録画モードへの切り替えが行われ
ない限り、録画再生機能部8から信号送出される映像デ
ータのスクランブルを解除しながらTV23へ正規な映
像データを送り、正規な画像の復元再生を行う。
【0060】使用者が録画を中止して、ビデオテープを
停止あるいは巻き戻し等のために走行させた場合にも、
MPU2は再生モードレジスタISの値1に応じて、ス
テップa17,ステップa18,ステップa21,ステ
ップa22,ステップa25乃至ステップa27処理を
繰り返し実行するが、これらの場合には、映像ヘッド1
2、オーディオヘッド11およびコントロールヘッド9
はビデオテープに対して作動状態ではないのでビデオテ
ープが再生されることはない。
【0061】使用者が録画モードに切り替えた場合に
は、各モードスイッチSW3によって再生モードレジス
タISの値に1がセットされるため、ステップa26の
判別処理において、MPU2は、録画モードレジスタI
Pの値を1と判定し、スクランブルコントローラ6に停
止信号出力して、デコーダ5を停止させ、状態判別レジ
スタDQに0をセットして初期化し(ステップa2
9)、再生モードレジスタISの値に0をセットして初
期化し(ステップa30)、ステップa2に移行して、
使用者によるパスワードONキーが押されるまでの間、
待機状態となる。
【0062】以上、ステップa4の判別処理において、
使用者が録画モード以外のモードを指定した場合につい
て説明した。
【0063】請求項1に記載された録画再生装置の処理
動作においては、録画する時に、使用者が暗唱情報をテ
ンキーにより番号入力すると、MPU2が入力された暗
唱番号を録画されるビデオテープのコントロールトラッ
クに書き込みながら(ステップa6)、映像データにス
クランブルをかけて録画する(ステップa10)。即
ち、使用者によって入力された暗唱番号がビデオテープ
に記録される。
【0064】この暗唱番号入力によってスクランブルが
かけられて録画されたビデオテープを再生して見ようと
する場合、このビデオテープを見ようとする者がビデオ
テープに記憶されている暗唱番号と同一の番号を入力し
ないかぎり、MPU2がステップa22の判別処理にお
いて入力された暗唱番号とビデオテープに記憶された暗
唱番号との一致不一致を判別して番号不一致の場合は再
生動作を行わないために、このビデオテープを見ること
が出来ない。
【0065】また、この暗唱番号入力によってスクラン
ブルがかけられて録画されたビデオテープを従来の録画
再生装置によって再生して見ようとしても、従来の録画
再生装置にはスクランブル解除機能が備わっていないた
め、たとえ再生されてもスクランブルがかけられた映像
が再生されてしまい、正規な再生映像を得ることは出来
ない。
【0066】なお、スクランブルをかける方法について
は、本実施例では、録画する映像データの音声データや
画像データにスクランブルデータを書き込むことにより
行っているが、実施例の方法に限定されるものではな
く、音声、画像信号の位相をずらしたり、信号の書込み
配列をずらす等の方法や、同期信号を圧縮することで通
常の録画再生装置では同期をとることができず、スクラ
ンブルがかかった状態と同様の状態にする方法によって
も良い。
【0067】また、録画時に記録した暗唱番号と再生時
に入力された暗唱番号との一致を以てスクランブル解除
を行っているので、ビデオテープに対してかけられるス
クランブルは、固定のアルゴリズムで音声データや画像
データにスクランブルをかけている。
【0068】以上、請求項1に記載された録画再生装置
の処理動作について説明した。
【0069】次に、請求項2に記載された録画再生装置
について説明する。
【0070】請求項2に記載された録画再生装置の構成
については、請求項1に記載された録画再生装置とハー
ドウェア自体の構成は同じであるが、メモリ3に常駐さ
れる制御プログラムが異なる。
【0071】図1において、録画再生装置1の制御部1
0は、録画再生装置1の制御プログラム、予め設定され
た暗唱情報と該暗唱情報に対応したスクランブルデータ
およびメッセージ表示用データ等を格納したメモリ3と
メモリ3の制御プログラムに従って録画再生装置1の各
部を駆動制御するマイクロプロセシング装置を備えたシ
ステムコントローラ2(以下、MPU2という)により
構成され、該制御部10は、暗唱情報判別手段とスクラ
ンブル書込み制御手段とスクランブル解除制御手段及び
条件検出手段を兼ねる。なお、メモリ3の制御プログラ
ムには、表示LED13や各モード表示ランプ14への
表示出力の動作を制御する表示制御プログラムが含まれ
る。
【0072】また、MPU2はスクランブルコントロー
ラ6にスクランブルデータ信号を送り出すと共に、スク
ランブラ4あるいはデコーダ5の作動信号および停止信
号を出力する。
【0073】スクランブルコントローラ6は、MPU2
よりのスクランブルデータ信号の値に応じた信号をスク
ランブラ4あるいはデコーダ5に出力し、又、MPU2
よりの信号に応じてスクランブラ4あるいはデコーダ5
に作動信号および停止信号を出力する。
【0074】以下、図6乃至図8のフローチャートを参
照して、請求項2に記載された録画再生装置処理動作に
ついて説明する。なお、各装置の符号は、請求項1に記
載された録画再生装置の実施例と同一のものを使用す
る。
【0075】使用者によって、録画再生装置1に電源が
投入されて起動がかけられビデオテープが装着される
と、MPU2は初期化の処理として、暗唱情報をテンキ
ー等から番号入力させるための開始状態にあるか否か
を、即ち、パスワードONキーが押されているか否かを
規定するパスワード情報レジスタPW、録画再生装置1
の録画状態を規定する録画モードレジスタIP、ビデオ
テープが装着されている状態かイジェクトされている状
態かを規定するイジェクト信号レジスタTE、テンキー
等から入力された暗唱番号が格納される暗唱番号レジス
タIA$、録画再生装置1の再生状態を規定する再生モ
ードレジスタIS、スクランブラ4への出力状態を規定
する状態判別レジスタSQ及びデコーダ5への出力状態
を規定する状態判別レジスタDQの各レジスタ値を0に
して初期化する(ステップb1)。
【0076】ここで、ステップb1の処理において録画
再生装置1にビデオテープが装着されている状態であれ
ば、各センサー13によってイジェクト信号レジスタT
Eに1が設定される。
【0077】MPU2は、使用者によりパスワードON
キーが押されているか否か、即ち、パスワードキースイ
ッチSW1よりの信号によりパスワード情報レジスタP
Wの値が1であるか否かを判別し(ステップb2)、ス
テップb2の処理でPWの値が1と判定されなかった場
合には、ステップb2の判別処理を繰り返し実行する。
即ち、使用者によるパスワードONキーが押されるまで
の間、待機状態となっている。
【0078】そして、使用者によってパスワードONキ
ーが押されると、暗唱番号の入力を促す表示が表示LE
D14によりなされ、使用者は、使用者固有の任意の暗
唱番号を設定し、表示LED14により設定した暗唱番
号を確認した上で入力することとなる。
【0079】ここで、使用者が入力する暗唱番号は、メ
モリ3に予め設定された暗唱番号データと該暗唱番号デ
ータに対応したスクランブルデータのファイルの中にあ
る暗唱番号より使用者が任意に選択して設定するもので
あり、使用者が該ファイルの中の暗唱番号を任意に1つ
選択すると、選択された暗唱番号に対応するスクランブ
ルデータが1つ決定される。そして、暗唱番号によって
決定されるスクランブルデータに基づいて録画時にスク
ランブルがかけられ、再生時にスクランブルの解除が行
われる。
【0080】使用者が入力することができる暗唱番号の
桁数は定かでないが、3桁とすれば“000”乃至“9
99”の1000通りであり、4桁ならば“0000”
乃至“9999”の10000通りあることになる。ま
た、数字以外に英文字あるいは数字と英文字の結合を用
いることもできる。
【0081】使用者によってパスワードONキーが押さ
れることによって、MPU2によるステップb2の判別
処理において、パスワード情報レジスタPWの値が1と
判定され、ステップb3に移行し、MPU2は、暗唱番
号レジスタIA$の値が0でないか否かを判別する(ス
テップb3)。即ち、使用者によって暗唱番号が入力さ
れたか否かを判別する。暗唱番号レジスタIA$の値
は、ステップb1の初期化処理で0とされているため、
暗唱番号が入力されていない場合にはIA$の値は0の
ままであり、暗唱番号が入力されている場合にはIA$
の値は、0以外の値となる。
【0082】ステップb3の判別処理で、暗唱番号レジ
スタIA$の値が0と判定された場合には、MPU2
は、イジェクト信号レジスタTEの値が0か否かを判別
し(ステップb5)、即ち、ビデオテープが装着されて
いる状態かイジェクトされている状態かを判別する。ビ
デオテープがイジェクトされているならば、各センサー
13によってイジェクト信号レジスタTEに0が設定さ
れるので、MPU2は、各データをクリアし初期値に設
定し(ステップb15)、ステップb2の判別処理に戻
り、使用者によりパスワードONキーが押されるまでの
間、待機状態となる。
【0083】また、ステップb5の判別処理において、
ビデオテープが装着されている状態であれば、イジェク
ト信号レジスタTEの値が1であるので、MPU2は、
ステップb3の使用者によって暗唱番号が入力されたか
否かの判別処理に戻り、以下、使用者によって暗唱番号
が入力されるまでの間、ステップb3及びステップb5
の判別処理を繰り返し実行する。
【0084】そして、使用者によって暗唱番号が入力さ
れると、暗唱番号レジスタIA$に暗唱番号の値がセッ
トされるので、MPU2は、ステップb4に移行し、録
画モードレジスタIPの値が1か否かを判別する。
【0085】ステップb4の判別処理において、録画モ
ードレジスタIPの値が1と判定された場合には、即
ち、録画再生装置1が録画状態となっている場合には、
MPU2は、ステップb6以降の処理に移行し、録画モ
ードレジスタIPの値が1以外の場合には、MPU2
は、ステップb13以降の処理に移行する。
【0086】以下、使用者が録画モードを指定した場合
について説明する。
【0087】MPU2は、ステップb4の判別処理後ス
テップb6に移行し、使用者が入力した暗唱番号は、暗
唱番号レジスタIA$に格納されており、MPU2は、
暗唱番号レジスタIA$の値に基づいて、メモリ3に予
め設定された暗唱番号データと該暗唱番号データに対応
したスクランブルデータのファイルより入力された暗唱
番号に対応するスクランブルデータを決定し、スクラン
ブルコントローラ6に決定したスクランブルデータを信
号出力する(ステップb6)。スクランブルコントロー
ラ6はMPU2よりのスクランブルデータ信号の値に応
じた信号をスクランブラに出力する。
【0088】そして、MPU2は、イジェクト信号レジ
スタTEの値が0か否かを判別し(ステップb7)、イ
ジェクトされている状態であれば各センサー13によっ
てイジェクト信号レジスタTEに0が設定されるので、
イジェクト信号レジスタTEの値が0と判定され、MP
U2は、ステップb15に移行し、各データをクリアし
初期値に設定し、ステップb2に移行して使用者による
パスワードONキーが押されるまでの間、待機状態とな
る。
【0089】ステップb7の判別処理において、ビデオ
テープがイジェクトされていなければMPU2は、ステ
ップb8に移行し、再生モードレジスタISの値が1で
あるか否か、即ち、使用者が再生モードを指定している
か否かを判別する(ステップb8)。
【0090】使用者が録画再生装置1のモード切り替え
を行わないかぎり、録画モードレジスタIPの値は1と
なっていて、再生モードレジスタISの値には初期値0
がセットされているので、MPU2は、ステップb9に
移行し、スクランブラ4への出力状態を規定する状態判
別レジスタSQの値が1であるか否かを判別する(ステ
ップb9)。即ち、スクランブラ4が作動中か否かを判
別する。
【0091】スクランブラ4が作動中である場合には、
MPU2による後続の処理で状態判別レジスタSQに1
がセットされる。
【0092】初期の段階では、スクランブラ4はまだ作
動されていないので、状態判別レジスタSQの値は0と
なっており、MPU2は、ステップb9の判別処理後ス
テップb10に移行して、スクランブルコントローラ6
に作動信号を出力して、スクランブラ4を作動させ、ス
テップb6にの処理によって決定されたスクランブルの
値で映像データにスクランブルをかけながら映像ヘッド
12、オーディオヘッド11およびコントロールヘッド
9を介してビデオテープに録画を行い、状態判別レジス
タSQに1をセットする(ステップb10)。
【0093】次周期では、状態判別レジスタSQの値は
1となっており、以下、MPU2は録画モードレジスタ
IPの値1に応じて、ステップb6乃至ステップb9の
処理を繰り返し実行し、ビデオテープに暗唱番号に対応
して決定されたスクランブルの値で、映像データにスク
ランブルをかけながら録画を行う。
【0094】使用者が録画を中止して、ビデオテープを
停止あるいは巻き戻し等のために走行させた場合にも、
MPU2は録画モードレジスタIPの値1に応じて、ス
テップb6乃至ステップb9の処理を繰り返し実行する
が、これらの場合には、映像ヘッド12、オーディオヘ
ッド11およびコントロールヘッド9はビデオテープに
対して作動状態ではないのでビデオテープに記録される
ことはない。
【0095】使用者が再生モードに切り替えた場合に
は、各モードスイッチSW3によって再生モードレジス
タISの値に1がセットされるため、ステップb8の判
別処理において、MPU2は、再生モードレジスタIS
の値を1と判定し、スクランブルコントローラ6に停止
信号出力して、スクランブラ4を停止させ、状態判別レ
ジスタSQに0をセットして初期化し(ステップb1
1)、録画モードレジスタIPの値に0をセットして初
期化し(ステップb12)、ステップb2に移行して、
使用者によるパスワードONキーが押されるまでの間、
待機状態となり、使用者により新たに暗唱番号が入力さ
れることになる。
【0096】以上、ステップb4の判別処理において、
使用者が録画モードを指定した場合について説明した。
【0097】次に、ステップb4の判別処理において、
使用者が録画モード以外のモードを指定した場合につい
て説明する。
【0098】使用者が録画モード以外のモードを指定し
た場合には、MPU2は、再生モードレジスタISの値
が1であるか否か、即ち、使用者が再生モードを指定し
ているか否かを判別する(ステップb13)。
【0099】使用者がビデオテープを停止あるいは巻き
戻し等のために走行させた場合には、再生モードレジス
タISの値は初期値の0であるため、ステップb14の
ジェクト判別処理に移行する。
【0100】ビデオテープがイジェクトされている状態
であれば各センサー13によってイジェクト信号レジス
タTEに0が設定されるので、イジェクト信号レジスタ
TEの値が0と判定され、MPU2は、ステップb15
に移行し、各データをクリアし初期値に設定し、ステッ
プb2に移行して使用者によるパスワードONキーが押
されるまでの間、待機状態となる。
【0101】ステップb14の判別処理において、ビデ
オテープがイジェクトされていなければMPU2は、ス
テップb4に戻り、以下、使用者によって録画モードか
再生モードが指定されるまでの間、ステップb4、ステ
ップb13及びステップb14の判別処理を繰り返し実
行する。
【0102】そして、使用者によって再生モードが指定
されると、各センサー13によって再生モードレジスタ
ISに1がセットされるので、MPU2によってステッ
プb13の判別処理で再生モードレジスタISの値が1
と判定されてステップb16に移行することになる(ス
テップb13)。
【0103】MPU2は、ステップb13の判別処理後
ステップb16に移行し、使用者が入力した暗唱番号
は、暗唱番号レジスタIA$に格納されており、MPU
2は、暗唱番号レジスタIA$の値に基づいて、メモリ
3に予め設定された暗唱番号データと該暗唱番号データ
に対応したスクランブルデータのファイルより入力され
た暗唱番号に対応するスクランブルデータを決定し、ス
クランブルコントローラ6に決定したスクランブルデー
タを信号出力する(ステップb16)。スクランブルコ
ントローラ6はMPU2よりのスクランブルデータ信号
の値に応じた信号をスクランブラに出力する。
【0104】そして、MPU2は、イジェクト信号レジ
スタTEの値が0か否かを判別し(ステップb17)、
イジェクトされている状態であれば各センサー13によ
ってイジェクト信号レジスタTEに0が設定されるの
で、イジェクト信号レジスタTEの値が0と判定され、
MPU2は、ステップb15に移行し、各データをクリ
アし初期値に設定し、ステップb2に移行して使用者に
よりパスワードONキーが押されるまでの間、待機状態
となる。
【0105】ステップb7の判別処理において、ビデオ
テープがイジェクトされていなければMPU2は、ステ
ップb18移行し、録画モードレジスタIPの値が1で
あるか否か、即ち、使用者が録画モードを指定している
か否かを判別する(ステップb18)。
【0106】使用者が録画再生装置1のモード切り替え
を行わないかぎり、再生モードレジスタISの値は1と
なっていて、録画モードレジスタIPの値には初期値0
がセットされているので、MPU2は、ステップb19
に移行し、デコーダ5への出力状態を規定する状態判別
レジスタDQの値が1であるか否かを判別する(ステッ
プb19)。即ち、デコーダ5が作動中か否かを判別す
る。
【0107】デコーダ5が作動中である場合には、MP
U2による後続の処理で状態判別レジスタDQに1がセ
ットされる。
【0108】初期の段階では、デコーダ5はまだ作動さ
れていないので、状態判別レジスタDQの値は0となっ
ており、MPU2は、ステップb19の判別処理後ステ
ップb20に移行して、スクランブルコントローラ6に
作動信号を出力して、デコーダ5を作動させ、ステップ
b16にの処理によって決定されたスクランブルの値で
映像録画再生機能部8からの映像データにスクランブル
解除をかけながら映像データをTV23に送り、画像の
再生を行い、状態判別レジスタDQに1をセットする
(ステップb20)。
【0109】次周期では、状態判別レジスタDQの値は
1となっており、以下、MPU2は再生モードレジスタ
ISの値1に応じて、ステップb16乃至ステップb1
9の処理を繰り返し実行し、ビデオテープに暗唱番号に
対応して決定されたスクランブルの値で、映像データに
スクランブル解除をかけながら映像の再生を行う。
【0110】使用者が再生を中止して、ビデオテープを
停止あるいは巻き戻し等のために走行させた場合にも、
MPU2は再生モードレジスタISの値1に応じて、ス
テップb16乃至ステップb19の処理を繰り返し実行
するが、これらの場合には、映像ヘッド12、オーディ
オヘッド11およびコントロールヘッド9はビデオテー
プに対して作動状態ではないのでビデオテープが再生さ
れることはない。
【0111】使用者が録画モードに切り替えた場合に
は、各モードスイッチSW3によって録画モードレジス
タIPの値に1がセットされるため、ステップb18の
判別処理において、MPU2は、録画モードレジスタI
Pの値を1と判定し、スクランブルコントローラ6に停
止信号出力して、デコーダ5を停止させ(ステップb2
1)、再生モードレジスタISの値に0をセットして初
期化し(ステップb22)、ステップb2に移行して、
使用者によりパスワードONキーが押されるまでの間、
待機状態となる。
【0112】以上、ステップb4の判別処理において、
使用者が録画モード以外のモードをし指定した場合つい
て説明した。
【0113】請求項2に記載された録画再生装置の処理
動作においては、録画する時に、使用者が暗唱情報をテ
ンキーにより入力すると、MPU2は、入力された暗唱
番号に応じたスクランブルデータを予め設定された暗唱
番号データと該暗唱番号データに対応したスクランブル
データのファイルより決定し、この決定されたスクラン
ブルデータをスクランブルコントローラ6に出力し、ス
クランブルコントローラ6は、スクランブルデータの値
に応じたスクランブルをスクランブラ4を介して録画さ
れる映像データにスクランブルをかけて録画する(ステ
ップb10)。
【0114】この暗唱番号入力によってスクランブルが
かけられて録画されたビデオテープを再生して見ようと
する場合、このビデオテープを見ようとする者が、ビデ
オテープを録画した際に入力した暗唱番号と同じ番号を
再生する時にテンキー入力しないかぎり、正規な復元再
生画像では映像を見ることができない。
【0115】該録画再生装置の再生処理動作において
は、スクランブルがかけられて録画されたビデオテープ
には、録画した時に入力された暗唱番号は記録されてお
らず、ビデオテープ再生時に改めて入力される暗唱番号
に基づき、MPU2が入力された暗唱番号に応じたスク
ランブルデータを予め設定された暗唱番号データと該暗
唱番号データに対応したスクランブルデータのファイル
より決定し、この決定されたスクランブルデータをスク
ランブルコントローラ6に出力し、スクランブルコント
ローラ6は、スクランブルデータの値に応じたスクラン
ブル解除をデコーダ5を介してスクランブルされた映像
データにスクランブル解除を行って再生する(ステップ
b20)。
【0116】従って、ビデオテープ再生時には必ずスク
ランブル解除が行われるものの、録画した時に入力され
た暗唱番号と同じ暗唱番号を入力しなければ、録画時と
再生時とのスクランブルデータが異なるため、正しいス
クランブル解除が行われないために、正規の復元映像を
見ることができないことになる。
【0117】また、この暗唱番号入力によってスクラン
ブルがかけられて録画されたビデオテープを従来の録画
再生装置によって再生して見ようとしても、従来の録画
再生装置にはスクランブル解除機能が備わっていないた
め、たとえ再生されてもスクランブルがかけられた映像
が再生されてしまい、正規な再生映像を得ることは出来
ない。
【0118】なお、メモリ3に予め設定された暗唱番号
データと該暗唱番号データに対応したスクランブルデー
タのファイルの中にある暗唱番号の内、どれか1つをス
クランブル無動作、即ちスクランブルをかけないスクラ
ンブルデータとして設定すれば、使用者がその番号を指
定した時には、通常の録画及び再生が可能となり、市販
されている録画済みのビデオテープでも見ることができ
る。
【0119】
【発明の効果】本発明の請求項1の録画再生装置によれ
ば、暗唱情報を入力させる暗唱情報入力手段と、録画デ
ータの音声や画像にスクランブルをかけるスクランブル
書込み手段と、スクランブルされた音声や画像よりスク
ランブルを取り除くスクランブル解除手段とを設け、録
画時に、暗唱情報入力手段により入力された暗唱情報に
基づいてスクランブル書込み手段を介して記録媒体に録
画する一方入力された暗唱情報を記録し、再生時に、暗
唱情報入力手段により入力される暗唱情報と記録媒体に
記録された暗唱情報とを照合して一致不一致を判別し、
一致と判定される場合にスクランブル解除手段によりス
クランブル解除を行って正規な画像の復元再生をし、不
一致と判定される場合には画像の再生を行わないように
制御したので、記録媒体に記録される映像情報自体の保
護を行うことが可能となる。
【0120】請求項2の録画再生装置によれば、暗唱情
報を入力させる暗唱情報入力手段と、録画データの音声
や画像にスクランブルをかけるスクランブル書込み手段
と、スクランブルされた音声や画像よりスクランブルを
取り除くスクランブル解除手段と、暗唱情報と該暗唱情
報に対応したスクランブルを書込み、あるいは解除する
スクランブルデータとを予め設定し、録画時に、暗唱情
報入力手段により入力された暗唱情報に対応してスクラ
ンブル書込み手段を介して記録媒体に録画し、再生時に
は、スクランブル解除手段により暗唱情報入力手段によ
り入力される暗唱情報に対応したスクランブル解除を行
って画像の復元再生をするように制御したので、録画し
た時に入力された暗唱番号と同じ暗唱番号を入力しなけ
れば、録画時と再生時とのスクランブルデータが異なる
ため、正しいスクランブル解除が行われないために、正
規の復元映像を見ることができないことになり、記録媒
体に記録される映像情報自体の保護を行うことが可能と
なる。
【0121】また、予め設定された暗唱番号データと該
暗唱番号データに対応したスクランブルデータのファイ
ルの中にある暗唱番号の内、どれか1つをスクランブル
無動作、即ちスクランブルをかけないスクランブルデー
タとして設定すれば、使用者がその番号を指定した時に
は、通常の録画及び再生が可能となり、市販されている
録画済みのビデオテープでも見ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る録画再生装置の要部ブロ
ック図
【図2】本発明の実施例に係る請求項1に記載された録
画再生装置の処理動作の一部を示したフロー図
【図3】図2のフロー図のつづき
【図4】図2のフロー図のつづき
【図5】図4のフロー図のつづき
【図6】本発明の実施例に係る請求項2に記載された録
画再生装置の処理動作の一部を示したフロー図
【図7】図6のフロー図のつづき
【図8】図6のフロー図のつづき
【図9】記録媒体としてのビデオテープにおける映像デ
ータの記録状態を示す概念図
【符号の説明】
1 録画再生装置 2 システムコントローラ 3 メモリ 4 スクランブラ 5 デコーダ 6 スクランブルコントローラ 8 録画再生機能部 9 コントロールヘッド 10 制御部 11 オーディオヘッド 12 映像ヘッド 13 各センサー 14 表示LED 15 各モード表示ランプ 16 キャプスタンモータドライブ 17 ドラムモータドライブ 20 ビデオ入力 21 TVアンテナ 22 チューナ 23 TV SW1 パスワードキースイッチ SW2 タイマスイッチ SW3 各モードスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 録画再生装置において、暗唱情報を入力
    させる暗唱情報入力手段と、録画データの音声や画像に
    スクランブルをかけるスクランブル書込み手段と、スク
    ランブルされた音声や画像よりスクランブルを取り除く
    スクランブル解除手段と、録画時に、前記暗唱情報入力
    手段により入力された暗唱情報に基づいて前記スクラン
    ブル書込み手段を介して記録媒体に録画する一方前記暗
    唱情報を記録し、再生時に、前記暗唱情報入力手段によ
    り入力される暗唱情報と前記記録された暗唱情報とを照
    合して一致不一致を判別し、一致と判定される場合に前
    記スクランブル解除手段によりスクランブル解除を行っ
    て正規な画像の復元再生をし、不一致と判定される場合
    には画像の再生を行わないように制御する制御装置とよ
    りなることを特徴とする録画再生装置。
  2. 【請求項2】 録画再生装置において、暗唱情報を入力
    させる暗唱情報入力手段と、録画データの音声や画像に
    スクランブルをかけるスクランブル書込み手段と、スク
    ランブルされた音声や画像よりスクランブルを取り除く
    スクランブル解除手段と、予め設定された暗唱情報と該
    暗唱情報に対応したスクランブルを書込み、あるいは解
    除し、録画時に、前記暗唱情報入力手段により入力され
    た暗唱情報に対応して前記スクランブル書込み手段を介
    して記録媒体に録画し、再生時には、前記スクランブル
    解除手段により前記暗唱情報入力手段により入力される
    暗唱情報に対応したスクランブル解除を行って画像の復
    元再生をするように制御する制御装置とよりなることを
    特徴とする録画再生装置。
JP3226388A 1991-08-13 1991-08-13 録画再生装置 Pending JPH0548996A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001326898A (ja) * 2000-05-12 2001-11-22 Hitachi Ltd 映像記録再生装置
US6907407B1 (en) 1998-07-02 2005-06-14 Sharp Kabushiki Kaisha Copyright management apparatus

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US6907407B1 (en) 1998-07-02 2005-06-14 Sharp Kabushiki Kaisha Copyright management apparatus
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