JP2821235B2 - 双方向catv伝送網の集中監視システム - Google Patents

双方向catv伝送網の集中監視システム

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JP2821235B2 JP11736490A JP11736490A JP2821235B2 JP 2821235 B2 JP2821235 B2 JP 2821235B2 JP 11736490 A JP11736490 A JP 11736490A JP 11736490 A JP11736490 A JP 11736490A JP 2821235 B2 JP2821235 B2 JP 2821235B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、双方向CATV(Cable Television)伝送網に
おいて、各種伝送設備の動作状態を監視する双方向CATV
伝送網の集中監視システムに関する。
[従来の技術] 一般に、双方向CATV伝送網では、伝送線路の状態を監
視する手段として集中監視システムが活用される。
第2図は従来の集中監視システムの構成を示すもの
で、同図において、11a,11b,…は増幅装置、12a,12b,…
はそれぞれの増幅装置11a,11b,…の動作状態を検知する
検知装置、13はCATV伝送網の管理者側に設置される集中
監視装置、14はその監視状態を表示する表示装置であ
り、15は伝送幹線としての同軸線路16に対し上記集中監
視装置13との信号分岐を行なう方向性結合器である。
すなわち、同軸線路16上の各増幅器11a,11b,…による
信号増幅状態は、それぞれその増幅器11a,11b,…自身が
備える検知装置12a,12b,…により検知され、この増幅動
作検知信号が方向性結合器15を介して上り信号xとして
集中監視装置13に伝送される。これにより、表示装置14
には、各増幅装置11a,11b,…の動作状態が表示されるよ
うになる。
第3図は上記従来の集中監視システムにおける増幅装
置11a及び検知装置12aの内部構成を示すもので、21が増
幅装置11aの動作状態を検知する検知回路、22がその検
知結果を情報化するCPU回路、23がその情報化信号を変
調出力する複変調回路、24がその変調信号を特定の帯域
に制限して出力する双方向フィルタ、25がそのフィルタ
出力を同軸線路16上に送信する方向性結合器である。
すなわち、検知回路21が増幅装置11aの動作状態を、
例えば信号強度や電圧値、あるいは電流値,スイッチ開
閉状態等を測定検出して、その状態検知信号をCPU回路2
2に送ると、CPU回路22は、その検知状態に応じた情報化
信号を、変調回路23からフィルタ24を通して上り信号
x1,x2として集中監視装置13に送信する。すると、集中
監視装置13は、上記検知装置12aから得られた増幅装置1
1aの状態信号を、予め設定された正常値を基に演算処理
し、該増幅装置11aが正常動作状態にあるか否かを判定
する。これにより、表示装置14には、増幅装置11aの状
態判定データが表示されるようになる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の集中監視システムでは、検
知装置12a,12b,…により検知された各増幅器11a,11b,…
の動作状態を、集中監視装置13を通して状態判定し表示
装置14に表示するという、一方的な状態情報の流れしか
持っていないため、該表示装置14により、例えば増幅装
置11aの異常状態が警告表示された場合には、このデー
タ伝送網の管理者が警告表示されている増幅装置11aの
設置場所まで赴き、異常動作の修正作業を行なわねばな
らず、設置場所までの移動や修正作業に時間や人手が掛
かる欠点がある。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、増幅装置の
警告表示がなされた場合でも、異常状態にある増幅装置
の設置場所にまで赴く必要なく、容易に点検保守作業を
行なうことが可能になる双方向CATV伝送網の集中監視シ
ステムを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明に係わる双方向CATV伝送網の集中監
視システムは、伝送線路上に複数設置される増幅装置
と、この増幅装置の動作状態を検知する検知装置と、こ
の検知装置により検知された上記増幅装置の動作状態が
異常状態であるか否かを判定すると共に予め設定された
正常状態データに基づき増幅装置の異常修正データを出
力する集中監視装置と、この集中監視装置における状態
判定内容を表示する表示装置と、上記集中監視装置によ
り出力された修正データに応じて上記増幅装置の動作状
態を調整制御する増幅動作調整制御手段とを備えて構成
したものである。
[作 用] つまり、上記集中監視装置における上記増幅装置の状
態データ判定状況に応じて該集中監視装置から異常修正
データが送信され、異常状態にある増幅装置の動作修正
を自動的に行なえるようになる。
[実施例] 以下図面により本発明の一実施例について説明する。
第1図は双方向CATV伝送網の集中監視システムの構成
を示すもので、同図において、11aは伝送信号の増幅を
行なう増幅装置、12aは増幅装置11aの動作状態を監視側
に伝え、その状態修正処理を行なう検知装置、13は伝送
線路の状態監視を行なうと共に、予め記憶された正常状
態データに基づく異常修正データを送信する集中監視装
置、14は線路状態の表示を行なう表示装置、15,25は上
下信号の幹線接続を行なう方向性結合器、16はCATV幹線
としての同軸線路、21は増幅装置11aの動作状態を検知
する検知回路、22は上下信号の送受信処理を行なうCPU
回路、23は上下信号の周波数変換処理を行なう複変調回
路、24は伝送信号の帯域制限を行なう双方向フィルタで
ある。
そして、上記検知装置12aにおけるCPU回路22と増幅装
置11aとの間には、該増幅装置11aの動作状態を修正する
調整回路31を接続する。
すなわち、上記構成による双方向CATV伝送網の集中監
視システムにおいて、増幅装置11aの動作状態が、その
信号強度,電圧値、あるいはスイッチの開閉状態として
検知装置12aの検知回路21により測定検知されると、そ
の検知データはCPU回路22を通して情報化され、複変調
回路23及び双方向フィルタ24を通して上り信号x1,x2
して集中監視装置13に送信される。すると、集中監視装
置13では、予め記憶された正常状態データに基づく演算
処理を行ない、検知装置12aから送られた上記増幅装置1
1aの状態データが異常であるか否かの判定を行なうもの
で、この集中監視装置13において該増幅装置11aが異常
動作状態にあると判定された場合には、表示装置14にお
いてその警告表示が行なわれる。
ここで、集中監視装置13は、上記増幅装置11aが異常
動作状態にあると判定された場合に、検知装置12aから
得られた増幅装置11aの状態データと、予め記憶された
正常状態データとの比較処理により、その異常修正デー
タを送信するもので、この集中監視装置13からの増幅修
正データは下り信号y1〜y3として検知装置12aのCPU回路
22に送られる。すると、CPU回路22は、上記集中監視装
置13から送られた増幅修正データに基づく修正指令信号
を調整回路31に出力し、調整回路31は、増幅装置11aに
対して、該修正データに応じたスイッチの切換えや信号
強度,電圧等の加減調整を行なう。これにより、増幅装
置11aの動作状態が正常状態に修正されるようになる。
したがって、上記構成の双方向CATV伝送網の集中監視
システムによれば、増幅装置への移動や作業手間等の時
間及び人手の浪費を招くことなく、増幅装置の異常状態
を迅速且つ自動的に修正することが可能になり、CATV伝
送網の保守点検作業を管理者が一括して行なえるように
なる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、伝送線路上に複数設置
される増幅装置と、この増幅装置の動作状態を検知する
検知装置と、この検知装置により検知された上記増幅装
置の動作状態が異常状態であるか否かを判定すると共に
予め設定された正常状態データに基づき増幅装置の異常
修正データを出力する集中監視装置と、この集中監視装
置における状態判定内容を表示する表示装置と、上記集
中監視装置により出力された修正データに応じて上記増
幅装置の動作状態を調整制御する増幅動作調整制御手段
とを備えて構成し、上記集中監視装置における上記増幅
装置の状態データ判定状況に応じて該集中監視装置から
異常修正データが送信され、異常状態にある増幅装置の
動作修正を自動的に行なえるので、増幅装置の警告表示
がなされた場合でも、異常状態にある増幅装置の設置場
所にまで赴く必要なく、自動的に点検保守作業を行なう
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わる双方向CATV伝送網の
集中監視システムの構成を示すブロック図、第2図は従
来の集中監視システムの構成を示すブロック図、第3図
は上記従来の集中監視システムにおける増幅装置及び検
知装置の内部構成を示すブロック図である。 11a……増幅装置、12a……検知装置、13……集中監視装
置、14……表示装置、15,25……方向性結合器、16……
同軸線路、21……検知回路、22……CPU回路、23……複
変調回路、24……双方向フィルタ、31……調整回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 3/46 H04B 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送線路上に複数設置される増幅装置と、 この増幅装置の動作状態を検知する検知装置と、 この検知装置により検知された上記増幅装置の動作状態
    が異常状態であるか否かを判定すると共に予め設定され
    た正常状態データに基づき増幅装置の異常修正データを
    出力する集中監視装置と、 この集中監視装置における状態判定内容を表示する表示
    装置と、 上記集中監視装置により出力された修正データに応じて
    上記増幅装置の動作状態を調整制御する増幅動作調整制
    御手段と、 を具備したことを特徴とする双方向CATV伝送網の集中監
    視システム。
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