JP2819439B2 - 沈埋函の最終函とアバットとの水密接合方法 - Google Patents
沈埋函の最終函とアバットとの水密接合方法Info
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- JP2819439B2 JP2819439B2 JP3191313A JP19131391A JP2819439B2 JP 2819439 B2 JP2819439 B2 JP 2819439B2 JP 3191313 A JP3191313 A JP 3191313A JP 19131391 A JP19131391 A JP 19131391A JP 2819439 B2 JP2819439 B2 JP 2819439B2
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- Japan
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- abutment
- box
- final box
- final
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、沈埋トンネルのアプロ
ーチ部で製作した沈埋函の後端部をアバットに水密的に
接合する技術に関するものである。
ーチ部で製作した沈埋函の後端部をアバットに水密的に
接合する技術に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】沈埋トンネルのアプローチ部
を沈埋函の製作ヤードに利用して沈埋トンネルを施工す
る場合は、アプローチ部にドックを設けて沈埋函の製作
とその引き出しを繰り返すが、最後の任意数の沈埋函を
製作した段階で、沈埋トンネル部とアプローチ部との境
界には沈埋函の端部を支持するアバットが築造されるの
で、少なくとも沈埋函の最終函の引き出しはアバット部
を通して行われることになる。
を沈埋函の製作ヤードに利用して沈埋トンネルを施工す
る場合は、アプローチ部にドックを設けて沈埋函の製作
とその引き出しを繰り返すが、最後の任意数の沈埋函を
製作した段階で、沈埋トンネル部とアプローチ部との境
界には沈埋函の端部を支持するアバットが築造されるの
で、少なくとも沈埋函の最終函の引き出しはアバット部
を通して行われることになる。
【0003】ところで、図1〜図3に示すように、沈埋
函の最終函1の後端部には、最終函1の沈設状態におい
てその上端が水面上に突出するウィング2が設けられ、
アプローチ部Aからアバット3の側壁部4,4間を通し
て引き出された最終函1は、沈められ、その後端部がア
バット3の底部5に支持された状態でアバット3に水密
的に接合されるが、従来は、その接合の内、底部の接合
は勿論のこと、側部の接合(ウィング2の側面とアバッ
ト3の側壁部4との間の接合)も、ゴムシール材を用い
て行っているのが一般的である。
函の最終函1の後端部には、最終函1の沈設状態におい
てその上端が水面上に突出するウィング2が設けられ、
アプローチ部Aからアバット3の側壁部4,4間を通し
て引き出された最終函1は、沈められ、その後端部がア
バット3の底部5に支持された状態でアバット3に水密
的に接合されるが、従来は、その接合の内、底部の接合
は勿論のこと、側部の接合(ウィング2の側面とアバッ
ト3の側壁部4との間の接合)も、ゴムシール材を用い
て行っているのが一般的である。
【0004】そして、前述の従来技術では、ウィング2
の側面とアバット3の側壁部4との間の間隙Lを大きく
することに限度があり、最終函1がアバット3を通過す
る際の余裕が少ないため、最終函1の引き出しや沈設を
安全かつ正確に行えないという問題点があった。
の側面とアバット3の側壁部4との間の間隙Lを大きく
することに限度があり、最終函1がアバット3を通過す
る際の余裕が少ないため、最終函1の引き出しや沈設を
安全かつ正確に行えないという問題点があった。
【0005】
【発明の目的と構成】本発明は前記従来技術の問題点を
解消することを目的としてなされたものであって、本発
明方法の構成上の特徴は、沈埋トンネルのアプローチ部
で製作した沈埋函の最終函をアバットの両側壁部間を通
して引き出し、この最終函の後端部をゴムシール材を介
してアバットの底部に載置・接合した後、最終函の後端
部のウィングの側面に取り付けたニューマチック式のゴ
ムシール材とアバットの側壁部との間の間隙に鋼材を挿
入して、側部を水密的に接合する点にある。
解消することを目的としてなされたものであって、本発
明方法の構成上の特徴は、沈埋トンネルのアプローチ部
で製作した沈埋函の最終函をアバットの両側壁部間を通
して引き出し、この最終函の後端部をゴムシール材を介
してアバットの底部に載置・接合した後、最終函の後端
部のウィングの側面に取り付けたニューマチック式のゴ
ムシール材とアバットの側壁部との間の間隙に鋼材を挿
入して、側部を水密的に接合する点にある。
【0006】前記特徴とする構成から明らかなように、
本発明方法では、沈埋函の最終函とアバットとを水密的
に接合するに当たり、底部の接合は従来と同様にゴムシ
ール材のみを用いて行うが、側部の接合はニューマチッ
ク式のゴムシール材と鋼材とを併用して行っている。
本発明方法では、沈埋函の最終函とアバットとを水密的
に接合するに当たり、底部の接合は従来と同様にゴムシ
ール材のみを用いて行うが、側部の接合はニューマチッ
ク式のゴムシール材と鋼材とを併用して行っている。
【0007】
【実施例の説明】沈埋函の最終函とアバットとの接合に
おいて、底部の接合は従来のとおりであるのでその説明
は省略し、以下、側部の接合について具体的に説明す
る。
おいて、底部の接合は従来のとおりであるのでその説明
は省略し、以下、側部の接合について具体的に説明す
る。
【0008】図4において、6は最終函1の後端部のウ
ィング2の側面に予め装着されているニューマチック式
のゴムシール材、7はゴムシール材6とアバットの側壁
部4との間に挿入される鋼材であり、図示の鋼材7は角
型鋼管で、側壁部4の端面に装着したH型鋼8のフラン
ジに案内されて挿入されるが、H型鋼8には鋼材7との
間の止水性確保のために予めゴムシール材10を取り付
けておく。
ィング2の側面に予め装着されているニューマチック式
のゴムシール材、7はゴムシール材6とアバットの側壁
部4との間に挿入される鋼材であり、図示の鋼材7は角
型鋼管で、側壁部4の端面に装着したH型鋼8のフラン
ジに案内されて挿入されるが、H型鋼8には鋼材7との
間の止水性確保のために予めゴムシール材10を取り付
けておく。
【0009】ゴムシール材6は最初は内部の空気を吸引
して潰した状態にしておき、鋼材7を挿入した後、吸引
を解除し、膨張させて鋼材7に密着させる。そして、鋼
材7の中空部には中詰めコンクリートを施し、鋼材7と
H型鋼8との間の空隙には止水用のモルタルを注入す
る。
して潰した状態にしておき、鋼材7を挿入した後、吸引
を解除し、膨張させて鋼材7に密着させる。そして、鋼
材7の中空部には中詰めコンクリートを施し、鋼材7と
H型鋼8との間の空隙には止水用のモルタルを注入す
る。
【0010】なお、図中、9は二次止水用のΩ形のゴム
シール材を示している。
シール材を示している。
【0011】
【発明の効果】本発明では、沈埋函の最終函とアバット
との止水接合を前述のようにして行うので、ゴム止水材
を用いるにも拘らず、最終函とアバットとの間に十分な
間隙(余裕)を確保することができ、最終函の引き出し
と沈設とを安全かつ確実に行うことができるのみなら
ず、この間隙を鋼材で簡単に閉塞して止水性に富む接合
部を形成することができるという効果が期待できる。
との止水接合を前述のようにして行うので、ゴム止水材
を用いるにも拘らず、最終函とアバットとの間に十分な
間隙(余裕)を確保することができ、最終函の引き出し
と沈設とを安全かつ確実に行うことができるのみなら
ず、この間隙を鋼材で簡単に閉塞して止水性に富む接合
部を形成することができるという効果が期待できる。
【図1】アプローチ部から沈埋函の最終函を引き出すと
きの状態を示す側面図である。
きの状態を示す側面図である。
【図2】引き出した最終函を沈設するときの状態を示す
正面図である。
正面図である。
【図3】図2の状態の平面図である。
【図4】側部の接合態様を説明するための平面図であ
る。
る。
1:最終函、2:ウィング、3:アバット、4:側壁
部、5:底部、6:ゴムシール材、7:鋼材、8:H型
鋼、9:ゴムシール材、10:ゴムシール材。
部、5:底部、6:ゴムシール材、7:鋼材、8:H型
鋼、9:ゴムシール材、10:ゴムシール材。
Claims (1)
- 【請求項1】 沈埋トンネルのアプローチ部で製作した
沈埋函の最終函をアバットの両側壁部間を通して引き出
し、この最終函の後端部をゴムシール材を介してアバッ
トの底部に載置・接合した後、最終函の後端部のウィン
グの側面に取り付けたニューマチック式のゴムシール材
とアバットの側壁部との間の間隙に鋼材を挿入して、側
部を水密的に接合することを特徴とする沈埋函の最終函
とアバットとの水密接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3191313A JP2819439B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 沈埋函の最終函とアバットとの水密接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3191313A JP2819439B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 沈埋函の最終函とアバットとの水密接合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04330195A JPH04330195A (ja) | 1992-11-18 |
JP2819439B2 true JP2819439B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=16272482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3191313A Expired - Fee Related JP2819439B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 沈埋函の最終函とアバットとの水密接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2819439B2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP3191313A patent/JP2819439B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04330195A (ja) | 1992-11-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980728 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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