JP2819300B2 - 回転培養床上の残留資料排出方法 - Google Patents
回転培養床上の残留資料排出方法Info
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- JP2819300B2 JP2819300B2 JP3286689A JP3286689A JP2819300B2 JP 2819300 B2 JP2819300 B2 JP 2819300B2 JP 3286689 A JP3286689 A JP 3286689A JP 3286689 A JP3286689 A JP 3286689A JP 2819300 B2 JP2819300 B2 JP 2819300B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動製麹装置の出麹作業を自動的に行な
わせる装置において、出麹作業時に麹基質が搬送手段と
培養床の隙間を通過して残留することを防止する方法に
関するものである。
わせる装置において、出麹作業時に麹基質が搬送手段と
培養床の隙間を通過して残留することを防止する方法に
関するものである。
従来の通気式自動製麹装置を構成する培養床は、凹凸
のない平面であることが諸作業を行なうための基本とな
る。
のない平面であることが諸作業を行なうための基本とな
る。
しかしながら培養床は、諸種の加工を経て製作される
ため、不均一な加工応力、加熱による歪みなどにより床
面は凹凸を生じやすくなる。
ため、不均一な加工応力、加熱による歪みなどにより床
面は凹凸を生じやすくなる。
通気式自動製麹装置の出麹装置は、スクリユウ型式の
場合、培養床の床面は平面であることが望まれるが、若
し凹凸があると、凹部の麹基質は排出されず、培養床上
に残留する。
場合、培養床の床面は平面であることが望まれるが、若
し凹凸があると、凹部の麹基質は排出されず、培養床上
に残留する。
これらの残留物は、人力によつて排出しなければなら
ず、更に残留麹基質をそのまま放置すると、雑菌の発生
源ともなる。
ず、更に残留麹基質をそのまま放置すると、雑菌の発生
源ともなる。
〔発明が解決しようとする課題〕 通気式自動製麹装置の出麹装置は、回転体としてのス
クリユウ形式の場合、その対象の培養床は前述のように
平面であることが、残留物を少なくする条件となる。し
かし平面の加工が困難であれば、凹部の資料は出麹装置
を通過し、残留麹基質となる。そのために麹基質を通過
させないような防止手段が必要となる。
クリユウ形式の場合、その対象の培養床は前述のように
平面であることが、残留物を少なくする条件となる。し
かし平面の加工が困難であれば、凹部の資料は出麹装置
を通過し、残留麹基質となる。そのために麹基質を通過
させないような防止手段が必要となる。
従来は回収効率を向上させるため、搬送手段としての
スクリユウの後位のスクレーパを軸方向に数分割して、
それぞれ揺動できるようにし、培養床の凹凸に対応する
手段が試みられたが、分割された各単位が凹部より小さ
い場合は良好に作動するが、各単位が凹部より大きい場
合は、回収の効果が悪く、残留麹基質となつていた。
スクリユウの後位のスクレーパを軸方向に数分割して、
それぞれ揺動できるようにし、培養床の凹凸に対応する
手段が試みられたが、分割された各単位が凹部より小さ
い場合は良好に作動するが、各単位が凹部より大きい場
合は、回収の効果が悪く、残留麹基質となつていた。
この発明は、これらの欠陥を排除し、残留麹基質を生
じない装置の実現を図つたもので、培養床上に堆積され
る資料を、搬送手段により移送して取り出す装置におい
て、搬送手段と培養床の僅小の隙間を通過して前記培養
床に資料が残留することをなくすため、搬送スクリユウ
で出麹作業完了後、培養床上に残留する麹基質に対し、
出麹口に向けて残留麹が移動できるように、空気の噴流
を利用して逐次出麹口に向けて移動し排出させる方法を
提供するものである。
じない装置の実現を図つたもので、培養床上に堆積され
る資料を、搬送手段により移送して取り出す装置におい
て、搬送手段と培養床の僅小の隙間を通過して前記培養
床に資料が残留することをなくすため、搬送スクリユウ
で出麹作業完了後、培養床上に残留する麹基質に対し、
出麹口に向けて残留麹が移動できるように、空気の噴流
を利用して逐次出麹口に向けて移動し排出させる方法を
提供するものである。
上述の構造において、出麹完了後培養床上に残留する
麹基質に対し、出麹口に向けて当該麹基質を移動させる
ため、空気の噴流作用によつて、残留麹の排出を行なわ
せる。すなわち第1図及び第2図において、1は回転培
養床、2は中心筒、3は培養床1上に対し空気の噴流を
計る噴流管で、この噴流管3に適宜間隔で形成した噴出
ノズルa〜eはその噴流作用により前記残留麹基質を逐
次内周側から外周側に向つて移動するようにある角度を
もつて取り付けてある。
麹基質に対し、出麹口に向けて当該麹基質を移動させる
ため、空気の噴流作用によつて、残留麹の排出を行なわ
せる。すなわち第1図及び第2図において、1は回転培
養床、2は中心筒、3は培養床1上に対し空気の噴流を
計る噴流管で、この噴流管3に適宜間隔で形成した噴出
ノズルa〜eはその噴流作用により前記残留麹基質を逐
次内周側から外周側に向つて移動するようにある角度を
もつて取り付けてある。
今、半径A′上にある麹基質が、回転培養床1の回転
と共に、A点に達すると、ノズルaの空気噴流作用を受
けて、B点に移動し、その時の移動半径はB′点とな
る。さらに麹基質は回転培養床1の回転と共にC点に達
し、ノズルcによりD点に移動する。
と共に、A点に達すると、ノズルaの空気噴流作用を受
けて、B点に移動し、その時の移動半径はB′点とな
る。さらに麹基質は回転培養床1の回転と共にC点に達
し、ノズルcによりD点に移動する。
このような作用によつて、残留麹の移動は逐次行なわ
れ、出麹口4から排出されるものである。
れ、出麹口4から排出されるものである。
添付図面中第3図ないし第5図において、回転培養床
1は通気可能で回転可能な円板5によつて構成され、そ
の周辺部には、この円板5と同心円板の案内立板6が設
けられ、前記円板5の外周下部には、コ字型の環状金具
7があり、この環状金具7を受ローラ8で受けるように
なつている。前記環状金具7の内側には、円板5と同心
的にラツクピン9が設けられ、このラツクピン9に円板
5の外部から駆動装置10(第5図)によつて回転を与え
るようになつている。
1は通気可能で回転可能な円板5によつて構成され、そ
の周辺部には、この円板5と同心円板の案内立板6が設
けられ、前記円板5の外周下部には、コ字型の環状金具
7があり、この環状金具7を受ローラ8で受けるように
なつている。前記環状金具7の内側には、円板5と同心
的にラツクピン9が設けられ、このラツクピン9に円板
5の外部から駆動装置10(第5図)によつて回転を与え
るようになつている。
前記円板5を境界として、下室11と上室12が、それぞ
れ半密閉室を構成している。13は上室12の温湿度調整装
置で、前記上室12に設けられた温度、湿度のセンサ14に
よつて温湿度を制御し、麹基質に最適な条件を維持して
いる。
れ半密閉室を構成している。13は上室12の温湿度調整装
置で、前記上室12に設けられた温度、湿度のセンサ14に
よつて温湿度を制御し、麹基質に最適な条件を維持して
いる。
15は品温調整装置で、品温が設定より高くなると、フ
アンが作動し、上室12から吸引して、下室11に空気を送
る。この空気は円板5を通過して麹基質16を通過し、熱
交換して上室12に入る。
アンが作動し、上室12から吸引して、下室11に空気を送
る。この空気は円板5を通過して麹基質16を通過し、熱
交換して上室12に入る。
今、麹基質16を引き込む時は、円板5を回転させなが
ら麹基質を取り入れ、回転スウリユウ17に必要な高さと
回転を与えることにより、自動的に同一厚さに引き込む
ことができる。つぎに麹基質16の発育の進捗と共に、一
定時間経過後、手入作業を必要とする。手入作業を行な
うには、一例として第3図の18で示すような手入手段
で、手入機の回転と培養床の回転の相関関係によつて手
入れを行なう。必要とする手入れ完了後、所定時間後経
過後出麹となる。出麹を行なうには、搬送手段としての
回転スウリユウ17を麹基質16の積層中に降下させ、この
回転スクリユウ17の回転と、培養床としての円板5の回
転の相関関係によつて、出麹を行なう。この場合、回転
スクリユウ17を培養床面に対し近接位置で回転させる
と、麹基質16の大半は回転スクリユウ17によつて搬送さ
れ、出麹は行なわれが、培養床の凹部の麹基質は、その
まま回転スクリユウ17のスクレーパ19の下の僅小の隙間
20を通過し培養床上に残留する。このようにして出麹完
了後、回転スクリユウ17を上昇させる。
ら麹基質を取り入れ、回転スウリユウ17に必要な高さと
回転を与えることにより、自動的に同一厚さに引き込む
ことができる。つぎに麹基質16の発育の進捗と共に、一
定時間経過後、手入作業を必要とする。手入作業を行な
うには、一例として第3図の18で示すような手入手段
で、手入機の回転と培養床の回転の相関関係によつて手
入れを行なう。必要とする手入れ完了後、所定時間後経
過後出麹となる。出麹を行なうには、搬送手段としての
回転スウリユウ17を麹基質16の積層中に降下させ、この
回転スクリユウ17の回転と、培養床としての円板5の回
転の相関関係によつて、出麹を行なう。この場合、回転
スクリユウ17を培養床面に対し近接位置で回転させる
と、麹基質16の大半は回転スクリユウ17によつて搬送さ
れ、出麹は行なわれが、培養床の凹部の麹基質は、その
まま回転スクリユウ17のスクレーパ19の下の僅小の隙間
20を通過し培養床上に残留する。このようにして出麹完
了後、回転スクリユウ17を上昇させる。
ルーツブロワ21に連結された前記噴流管3には、第2
図のように噴流ノズルa〜eが設けられており(培養床
の半径の大きさによつて噴流ノズルの個数は異なる。)
麹基質16を外周部の出麹口4にすみやかに移動させるた
め、ある角度を保つて固定されている。
図のように噴流ノズルa〜eが設けられており(培養床
の半径の大きさによつて噴流ノズルの個数は異なる。)
麹基質16を外周部の出麹口4にすみやかに移動させるた
め、ある角度を保つて固定されている。
実施例の第5図においては、空気の噴流管3は直線的
な場合を示しているが、これは湾曲した形状、或いは抛
物線の形状でも差しつかえなく、形状的には何ら限定し
ない。
な場合を示しているが、これは湾曲した形状、或いは抛
物線の形状でも差しつかえなく、形状的には何ら限定し
ない。
上述の各実施例では、各自動製麹装置の出麹を対象と
して説明したが、この発明の適用に関しては、麹基質に
限らず、凹凸を有する平面板上の一般資料の排出に適用
できるものである。
して説明したが、この発明の適用に関しては、麹基質に
限らず、凹凸を有する平面板上の一般資料の排出に適用
できるものである。
上述のように培養床凹部の麹基質には、出麹手段の搬
送作用が及ばないため、麹基質が通過して培養床上に残
留するが、これら残留麹の排出手段として空気輸送用ブ
ロワ類又はコンプレツサ等を利用し、出麹完了後培養床
と空気噴流管との間に移動の相互関係を作り、空気を噴
流方向に麹基質を移動させて出麹するもので、その効果
として繁雑な出麹後の残留基質の清掃作業も省略でき、
更に残留麹基質による雑菌発生防止に対しても効果のあ
る有益有用なものである。
送作用が及ばないため、麹基質が通過して培養床上に残
留するが、これら残留麹の排出手段として空気輸送用ブ
ロワ類又はコンプレツサ等を利用し、出麹完了後培養床
と空気噴流管との間に移動の相互関係を作り、空気を噴
流方向に麹基質を移動させて出麹するもので、その効果
として繁雑な出麹後の残留基質の清掃作業も省略でき、
更に残留麹基質による雑菌発生防止に対しても効果のあ
る有益有用なものである。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図はこの発明の方法の概括的に示す平面
図及び側面図、第3図及び第4図はこの発明の方法を実
施すべき装置の竪断面図及びその一部分の拡大図で、第
5図は第3図に示す装置の平面図である。 なお図において、 1……回転培養床 3……噴流管 a〜e……噴流ノズル 4……出麹口 である。
図及び側面図、第3図及び第4図はこの発明の方法を実
施すべき装置の竪断面図及びその一部分の拡大図で、第
5図は第3図に示す装置の平面図である。 なお図において、 1……回転培養床 3……噴流管 a〜e……噴流ノズル 4……出麹口 である。
Claims (1)
- 【請求項1】回転培養床において麹を排出させる搬送用
回転スクリユウを用いて、前記培養床の内周側から、外
周部の出麹口に向つて出麹させる場合、出麹作業終期に
回転培養床上に残留する麹基質を排出するように、回転
培養床の半径方向の複数個所から、外周方向に向けて空
気を噴流させ、その空気噴流により残留麹基質を逐次前
記出麹口に向けて移動させるようにしたことを特徴とす
る回転培養床上の残留資料排出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3286689A JP2819300B2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | 回転培養床上の残留資料排出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3286689A JP2819300B2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | 回転培養床上の残留資料排出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02215377A JPH02215377A (ja) | 1990-08-28 |
JP2819300B2 true JP2819300B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=12370780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3286689A Expired - Fee Related JP2819300B2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | 回転培養床上の残留資料排出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2819300B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2776586B2 (ja) * | 1989-10-20 | 1998-07-16 | 株式会社フジワラテクノアート | 回転円板を有する醸造機械の洗浄装置 |
-
1989
- 1989-02-14 JP JP3286689A patent/JP2819300B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02215377A (ja) | 1990-08-28 |
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