JP2818909B2 - 紫外線架橋性ホットメルト型接着剤組成物 - Google Patents
紫外線架橋性ホットメルト型接着剤組成物Info
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- JP2818909B2 JP2818909B2 JP2337378A JP33737890A JP2818909B2 JP 2818909 B2 JP2818909 B2 JP 2818909B2 JP 2337378 A JP2337378 A JP 2337378A JP 33737890 A JP33737890 A JP 33737890A JP 2818909 B2 JP2818909 B2 JP 2818909B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は紫外線架橋性ホットメルト型接着剤組成物、
特に光ディスクの貼合せなどに用いられる接着剤に関す
る。さらに詳しくは本発明の接着剤組成物は、特定の合
成ゴム成分に紫外線架橋性オリゴマーおよび光重合開始
剤を配合し、これを紫外線照射(UV照射)により架橋し
て耐熱性の向上および塗布時の熱安定性の向上をはかっ
たものである。
特に光ディスクの貼合せなどに用いられる接着剤に関す
る。さらに詳しくは本発明の接着剤組成物は、特定の合
成ゴム成分に紫外線架橋性オリゴマーおよび光重合開始
剤を配合し、これを紫外線照射(UV照射)により架橋し
て耐熱性の向上および塗布時の熱安定性の向上をはかっ
たものである。
[従来の技術および課題] ホットメルト型接着剤は、無溶剤型で用いることがで
き、溶融冷却して固化接着することから初期接着力の要
求される各種の分野で広く使用されている。特に光ディ
スクの製造分野においては、両面光ディスクあるいは基
板との貼合せ用接着剤として検討がなされている。
き、溶融冷却して固化接着することから初期接着力の要
求される各種の分野で広く使用されている。特に光ディ
スクの製造分野においては、両面光ディスクあるいは基
板との貼合せ用接着剤として検討がなされている。
例えば、特開昭58−108044号公報には、ブロック状熱
可塑性エラストマー、粘着付与剤および軟化剤からなり
軟化点や溶融粘度を調整したホットメルト型接着剤が開
示されている。このような接着剤を使用するにあたって
は、ディスクに損傷を与えないようなるべく低温、低粘
度で塗布を行うことが必要である。しかしながら、低温
低粘度のホットメルト型接着剤では使用後の接着剤の耐
熱性は充分でない。このようにホットメルト型接着剤
は、その塗布性能と耐熱性とをバランスさせることは非
常に困難であり、使用範囲も制限されている。
可塑性エラストマー、粘着付与剤および軟化剤からなり
軟化点や溶融粘度を調整したホットメルト型接着剤が開
示されている。このような接着剤を使用するにあたって
は、ディスクに損傷を与えないようなるべく低温、低粘
度で塗布を行うことが必要である。しかしながら、低温
低粘度のホットメルト型接着剤では使用後の接着剤の耐
熱性は充分でない。このようにホットメルト型接着剤
は、その塗布性能と耐熱性とをバランスさせることは非
常に困難であり、使用範囲も制限されている。
このような欠点を解消するため、ホットメルト型接着
剤に放射線硬化性化合物(アクリレートモノマーなど)
を配合し、これを放射線照射により硬化して耐熱性を向
上させる試みもなされている(特開昭47−1086号公報、
西独特許公開第2350080号公報参照)。しかし、アクリ
レートモノマーは配合時あるいは塗布作業時の加熱によ
って容易に熱重合を起こし、ホットメルト型接着剤の増
粘、ゲル化が頻繁に起こる。このため、混練から塗布ま
でのプロセスを一連の作業で短時間に行う必要がある。
剤に放射線硬化性化合物(アクリレートモノマーなど)
を配合し、これを放射線照射により硬化して耐熱性を向
上させる試みもなされている(特開昭47−1086号公報、
西独特許公開第2350080号公報参照)。しかし、アクリ
レートモノマーは配合時あるいは塗布作業時の加熱によ
って容易に熱重合を起こし、ホットメルト型接着剤の増
粘、ゲル化が頻繁に起こる。このため、混練から塗布ま
でのプロセスを一連の作業で短時間に行う必要がある。
そこで本発明者らは、かかるUV硬化により接着剤の耐
熱性の向上をはかると共に接着作業時の熱安定化をはか
るべく鋭意検討を進めたところ、特定の合成ゴム成分、
紫外線架橋性オリゴマーおよび光重合開始剤を配合し、
これをUV照射すれば、所期の目的が達成されることを見
出し本発明を完成するに至った。
熱性の向上をはかると共に接着作業時の熱安定化をはか
るべく鋭意検討を進めたところ、特定の合成ゴム成分、
紫外線架橋性オリゴマーおよび光重合開始剤を配合し、
これをUV照射すれば、所期の目的が達成されることを見
出し本発明を完成するに至った。
[課題を解決するための手段] すなわち本発明は、イソブチレンおよびイソプレンか
ら選ばれた少なくとも1種のモノマーを重合した合成ゴ
ム成分、1分子中に少なくとも1つのアクリロイル基を
有する飽和炭化水素系オリゴマー、並びに光重合開始剤
からなることを特徴とする紫外線架橋性ホットメルト型
接着剤組成物を提供するものである。
ら選ばれた少なくとも1種のモノマーを重合した合成ゴ
ム成分、1分子中に少なくとも1つのアクリロイル基を
有する飽和炭化水素系オリゴマー、並びに光重合開始剤
からなることを特徴とする紫外線架橋性ホットメルト型
接着剤組成物を提供するものである。
本発明組成物で用いる合成ゴム成分としては、イソブ
チレンまたはイソプレンの合成ゴムあるいはこれらの共
重合体、及びその部分架橋物またはこれらの混合物が用
いられる。
チレンまたはイソプレンの合成ゴムあるいはこれらの共
重合体、及びその部分架橋物またはこれらの混合物が用
いられる。
例えばイソブチレンの合成ゴムとしてはエクソン化学
社製ビスタネックスLMMS(粘度平均分子量:8700〜10,00
0)、LMMH(粘度平均分子量10,000〜11,700)、MML−14
0(117,000〜135,000)等が挙げられる。
社製ビスタネックスLMMS(粘度平均分子量:8700〜10,00
0)、LMMH(粘度平均分子量10,000〜11,700)、MML−14
0(117,000〜135,000)等が挙げられる。
イソプレンの合成ゴムとしてはクリフレックスIR−30
5(ムーニー粘度:55〜60−ML1+4,100℃;シェル化学社
製)などが挙げられる。
5(ムーニー粘度:55〜60−ML1+4,100℃;シェル化学社
製)などが挙げられる。
イソブチレン−イソプレン共重合体の合成ゴムとして
は、#065(ムーニー粘度:41〜49−ML−8 100℃;エ
クソン化学社製)、#268(ムーニー粘度:46〜56−ML−
8,125℃)、その他#100、#301(ポリサーブチル社
製)等が挙げられる。
は、#065(ムーニー粘度:41〜49−ML−8 100℃;エ
クソン化学社製)、#268(ムーニー粘度:46〜56−ML−
8,125℃)、その他#100、#301(ポリサーブチル社
製)等が挙げられる。
イソブチレン−イソプレン共重合体の部分架橋物とし
ては、エスコラント#10(ムーニー粘度:35〜55−ML1+
3,121℃;エクソン化学社製)等が挙げられる。
ては、エスコラント#10(ムーニー粘度:35〜55−ML1+
3,121℃;エクソン化学社製)等が挙げられる。
本発明組成物においては1分子中に少なくとも1つの
アクリロイル基を有する飽和炭化水素系オリゴマーの紫
外線架橋性成分が用いられる。かかる紫外線架橋成分の
オリゴマーとしては具体的には、1分子中に少なくとも
1つの水酸基またはカルボキシル基を含有する飽和炭化
水素系オリゴマー、例えば水酸基、カルボキシル基を導
入した水添ポリブタジエン、ポリブデン、水添ポリイソ
プレン、ポリイソブチレンなどの飽和炭化水素系オリゴ
マーのアクリレート、例えばウレタンアクリレート、エ
ポキシアクリレートまたはエステルアクリレートが挙げ
られ、これらの1種または2種以上が用いられる。
アクリロイル基を有する飽和炭化水素系オリゴマーの紫
外線架橋性成分が用いられる。かかる紫外線架橋成分の
オリゴマーとしては具体的には、1分子中に少なくとも
1つの水酸基またはカルボキシル基を含有する飽和炭化
水素系オリゴマー、例えば水酸基、カルボキシル基を導
入した水添ポリブタジエン、ポリブデン、水添ポリイソ
プレン、ポリイソブチレンなどの飽和炭化水素系オリゴ
マーのアクリレート、例えばウレタンアクリレート、エ
ポキシアクリレートまたはエステルアクリレートが挙げ
られ、これらの1種または2種以上が用いられる。
該オリゴマーの配合量は通常、合成ゴム成分100部
(重量部、以下同様)に対して5〜100部、好ましくは1
0〜40部である。該オリゴマーの配合量が5部未満であ
ると耐熱性が充分に向上せず、一方、配合量が100部を
越えると粘着性が低下する。
(重量部、以下同様)に対して5〜100部、好ましくは1
0〜40部である。該オリゴマーの配合量が5部未満であ
ると耐熱性が充分に向上せず、一方、配合量が100部を
越えると粘着性が低下する。
次に本発明組成物に用いる光重合開始剤としては、UV
照射によりラジカルを発生する公知の光重合開始剤がい
ずれも用いられる。かかる光重合開始剤としては、例え
ばベンゾインエーテル系(ベンゾインイソプロピルエー
テル、ベンゾインイソブチルエーテルなど)、ベンゾフ
ェノン系(ベンゾフェノン、p−メトキシベンゾフェノ
ン、p−ブロモベンゾフェノンなど)、アセトフェノン
系(ベンジルメチルケタール、2,2−ジエトキシアセト
フェノン、1,1−ジクロロアセトフェノンなど)、チオ
キサントン系(2−クロロチオキサントンなど)が挙げ
られる。これら光重合開始剤の使用量は通常、紫外線架
橋性成分のオリゴマー100重量部に対して0.5〜20重量部
であるのが好ましい。
照射によりラジカルを発生する公知の光重合開始剤がい
ずれも用いられる。かかる光重合開始剤としては、例え
ばベンゾインエーテル系(ベンゾインイソプロピルエー
テル、ベンゾインイソブチルエーテルなど)、ベンゾフ
ェノン系(ベンゾフェノン、p−メトキシベンゾフェノ
ン、p−ブロモベンゾフェノンなど)、アセトフェノン
系(ベンジルメチルケタール、2,2−ジエトキシアセト
フェノン、1,1−ジクロロアセトフェノンなど)、チオ
キサントン系(2−クロロチオキサントンなど)が挙げ
られる。これら光重合開始剤の使用量は通常、紫外線架
橋性成分のオリゴマー100重量部に対して0.5〜20重量部
であるのが好ましい。
本発明の紫外線架橋性ホットメルト型接着剤組成物
は、前記合成ゴム成分、紫外線架橋性の飽和炭化水素系
オリゴマーおよび光重合開始剤を所定割合で配合し、更
に必要に応じて公知の充填剤、老化防止剤、重合禁止剤
等を加えて調製され、通常80〜180℃の温度で溶融して
使用に供する。なお、溶融粘度は一般に120〜150℃の温
度範囲で5,000〜300,000cpsに設定する。
は、前記合成ゴム成分、紫外線架橋性の飽和炭化水素系
オリゴマーおよび光重合開始剤を所定割合で配合し、更
に必要に応じて公知の充填剤、老化防止剤、重合禁止剤
等を加えて調製され、通常80〜180℃の温度で溶融して
使用に供する。なお、溶融粘度は一般に120〜150℃の温
度範囲で5,000〜300,000cpsに設定する。
本発明の接着剤組成物は、さらに必要に応じて熱可塑
性ポリマー(アタクチックポリプロピレン、低密度ポリ
エチレン、エチレン−プロピレン共重合体など)、粘着
付与剤(ロジン樹脂、水添石油樹脂、水添テルペン樹
脂、フェノール樹脂、クマロン樹脂など)、軟化剤(プ
ロセス油、パラフィン油、ポリブテンなど)、ワックス
類を適量加えるのが好ましい。水添タイプの粘着付与剤
は、相溶性が良く、熱安定性に悪影響を及ぼさず、また
吸水率も低いので良好な耐食性をもたらす。
性ポリマー(アタクチックポリプロピレン、低密度ポリ
エチレン、エチレン−プロピレン共重合体など)、粘着
付与剤(ロジン樹脂、水添石油樹脂、水添テルペン樹
脂、フェノール樹脂、クマロン樹脂など)、軟化剤(プ
ロセス油、パラフィン油、ポリブテンなど)、ワックス
類を適量加えるのが好ましい。水添タイプの粘着付与剤
は、相溶性が良く、熱安定性に悪影響を及ぼさず、また
吸水率も低いので良好な耐食性をもたらす。
本発明接着剤組成物を用いて接着作業を行うには、ま
ず該接着剤組成物を溶融し、これを一方の被着体(例え
ば光ディスク基板)の接着面に厚み10〜50μにて塗布
(例えばロールコーター使用)後、UVを照射する。次い
で、接着剤が塗布されていない別の被着体(例えば光デ
ィスクの裏面)を重ねて0.2〜20kg/cm2で圧締するか、
または重ね合わせて圧締後にUV照射する。
ず該接着剤組成物を溶融し、これを一方の被着体(例え
ば光ディスク基板)の接着面に厚み10〜50μにて塗布
(例えばロールコーター使用)後、UVを照射する。次い
で、接着剤が塗布されていない別の被着体(例えば光デ
ィスクの裏面)を重ねて0.2〜20kg/cm2で圧締するか、
または重ね合わせて圧締後にUV照射する。
[作用] 本発明接着剤組成物によれば、低温、低粘度塗布が可
能で、UV照射によってホットメルト型接着剤の物性を高
軟化点、高粘度のものに変えることができ、このためデ
ィスクに損傷を与えることなく、耐熱性の向上をはかる
ことができ、さらに耐湿性、耐候性も向上する。また、
アクリレートモノマーなどを含まないため作業時の熱安
定性に優れ、ポットライフが充分に長くなり、ディスク
基板のプラスチックを侵食する恐れもない。
能で、UV照射によってホットメルト型接着剤の物性を高
軟化点、高粘度のものに変えることができ、このためデ
ィスクに損傷を与えることなく、耐熱性の向上をはかる
ことができ、さらに耐湿性、耐候性も向上する。また、
アクリレートモノマーなどを含まないため作業時の熱安
定性に優れ、ポットライフが充分に長くなり、ディスク
基板のプラスチックを侵食する恐れもない。
さらに本発明接着剤は特定の合成ゴム成分を用いたた
め、熱可塑性樹脂を用いたものと異なり粘着性が高く優
れる。したがって、接着剤を被着体の両方に塗布するこ
となく、一方に塗布して異種物質を接着することができ
る。また、同種物質同士の接着も可能であり、両面塗布
により異種物質あるいは同種物質の接着も可能である。
め、熱可塑性樹脂を用いたものと異なり粘着性が高く優
れる。したがって、接着剤を被着体の両方に塗布するこ
となく、一方に塗布して異種物質を接着することができ
る。また、同種物質同士の接着も可能であり、両面塗布
により異種物質あるいは同種物質の接着も可能である。
[実施例] 次に実施例および比較例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。
に説明する。
実施例1 成 分 重量部 イソブチレン−イソプレン共重合体#065 20 (エクソン化学社製) ポリイソブチレンLMMS 10 (エクソン化学社製) 両末端アクリロイル基(ウレタンアクリレート タイプ)含有水添ポリブタジエンオリゴマー 20 TEAI−3000(日本曹達製) 粘着付与剤水素添加炭化水素樹脂 35 クリアロンM−115(安原油脂製) 軟化剤ポリブテンHV−300 10 (日石化学社製) 光重合開始剤ベンジルジメチルケタール 2 イルガキュア651(日本チバガイギー社製) 上記成分を120〜200℃で溶融混合し、本発明の紫外線
架橋性ホットメルト型接着剤組成物を得た。この組成物
の溶融粘度(120℃)は90,000cpsであった。
架橋性ホットメルト型接着剤組成物を得た。この組成物
の溶融粘度(120℃)は90,000cpsであった。
実施例2 成 分 重量部 イソブチレン−イソプレン共重合体#065 10 (エクソン化学社製) ポリイソブチレンLMMS 15 (エクソン化学社製) プロピレン−エチレン−ブテン1共重合体 5 RT2730(レキセン社製) 両末端アクリロイル基(ウレタンアクリレート タイプ)含有水添ポリブタジエンオリゴマー 25 TEAI−3000(日本曹達製) 粘着付与剤水素添加炭化水素樹脂 35 クリアロンM−115(安原油脂製) 軟化剤ポリブテンHV−300 5 (日石化学社製) 光重合開始剤ベンジルジメチルケタール 2 イルガキュア651(日本チバガイギー社製) 上記成分を120〜200℃で溶融混合し、本発明の紫外線
架橋性ホットメルト型接着剤組成物を得た。この組成物
の溶融粘度(120℃)は80,000cpsであった。
架橋性ホットメルト型接着剤組成物を得た。この組成物
の溶融粘度(120℃)は80,000cpsであった。
比較例1 実施例1の合成ゴム成分のイソブチレン−イソプレン
共重合体及びポリイソブチレンの代わりにポリスチレン
−エチレンブチレン共重合体ブロック状熱可塑性エラス
トマー(フレイトンGX−1726;シェル化学社製)を35重
量部使用する以外は実施例1と同様にしてホットメルト
型接着剤を得た。溶融粘度(120℃)は60,000cpsであっ
た。
共重合体及びポリイソブチレンの代わりにポリスチレン
−エチレンブチレン共重合体ブロック状熱可塑性エラス
トマー(フレイトンGX−1726;シェル化学社製)を35重
量部使用する以外は実施例1と同様にしてホットメルト
型接着剤を得た。溶融粘度(120℃)は60,000cpsであっ
た。
比較例2 実施例1の両末端アクリロイル基(ウレタンアクリレ
ートタイプ)含有水添ポリブタジエンオリゴマーの代わ
りにトリメチロールプロパントリアクリレートを同量使
用する以外は実施例1と同様にしてホットメルト型接着
剤を得た。溶融粘度は40,000cpsであった。
ートタイプ)含有水添ポリブタジエンオリゴマーの代わ
りにトリメチロールプロパントリアクリレートを同量使
用する以外は実施例1と同様にしてホットメルト型接着
剤を得た。溶融粘度は40,000cpsであった。
(性能試験) 結果を第1表に示す。
熱安定性: 各接着剤を120℃の溶融状態で24時間放置させた後、
状態変化を観察する。
状態変化を観察する。
耐熱クリープ性: 2枚のポリカーボネート板(25×60×1.5mm)に対
し、各接着剤を120℃で溶融して厚み30μにて塗布し、
これにUVを900mJ/cm2照射後、25mmラップさせて直ちに
重ね合せて10kg/cm2で圧締する。得られた貼合板を60℃
の雰囲気中で、耐熱クリープ試験(荷重100g、垂直落下
時間)に供した。
し、各接着剤を120℃で溶融して厚み30μにて塗布し、
これにUVを900mJ/cm2照射後、25mmラップさせて直ちに
重ね合せて10kg/cm2で圧締する。得られた貼合板を60℃
の雰囲気中で、耐熱クリープ試験(荷重100g、垂直落下
時間)に供した。
ヒートサイクル試験: 1mm厚、120mmφのポリカーボネート板に対し、各接着
剤を120℃で溶融して厚み30μにて塗布し、UVを900mJ/c
m2照射後、1mm厚、120mmφのガラス板を直ちに重ね合わ
せて2kg/cm2で圧締する。得られた貼合板を−20℃、30
分/60℃、30分を1サイクル/1時間として20サイクルの
ヒートサイクル試験に供した。
剤を120℃で溶融して厚み30μにて塗布し、UVを900mJ/c
m2照射後、1mm厚、120mmφのガラス板を直ちに重ね合わ
せて2kg/cm2で圧締する。得られた貼合板を−20℃、30
分/60℃、30分を1サイクル/1時間として20サイクルの
ヒートサイクル試験に供した。
[発明の効果] 本発明の紫外線架橋性ホットメルト型接着剤組成物
は、耐熱性が高く、かつ低温、低粘度で塗布でき優れた
塗布性能を有する。しかも、アクリレートモノマーを配
合した従来の紫外線架橋性ホットメルト型接着剤のごと
く、配合時、塗布作業時の加熱によって熱重合を起こし
接着剤の増粘、ゲル化が起こるようなことがなく、作業
性が著しく改善される。また、本発明の接着剤は粘着性
が高く、接着剤を被着体の一方に塗布して異種物質を接
着することができる。
は、耐熱性が高く、かつ低温、低粘度で塗布でき優れた
塗布性能を有する。しかも、アクリレートモノマーを配
合した従来の紫外線架橋性ホットメルト型接着剤のごと
く、配合時、塗布作業時の加熱によって熱重合を起こし
接着剤の増粘、ゲル化が起こるようなことがなく、作業
性が著しく改善される。また、本発明の接着剤は粘着性
が高く、接着剤を被着体の一方に塗布して異種物質を接
着することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09J 123/22 C09J 109/00 C09J 4/06 G11B 7/24
Claims (2)
- 【請求項1】イソブチレンおよびイソプレンから選ばれ
た少なくとも1種のモノマーを重合した合成ゴム成分、
1分子中に少なくとも1つのアクリロイル基を有する飽
和炭化水素系オリゴマー、並びに光重合開始剤からなる
ことを特徴とする紫外線架橋性ホットメルト型接着剤組
成物。 - 【請求項2】前記オリゴマーの配合量が、合成ゴム成分
100重量部に対して5〜100重量部であり、光重合開始剤
の配合量がオリゴマー100重量部に対して0.5〜20重量部
である前記請求項1記載の紫外線架橋性ホットメルト型
接着剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2337378A JP2818909B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 紫外線架橋性ホットメルト型接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2337378A JP2818909B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 紫外線架橋性ホットメルト型接着剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04202581A JPH04202581A (ja) | 1992-07-23 |
JP2818909B2 true JP2818909B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=18308064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2337378A Expired - Fee Related JP2818909B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 紫外線架橋性ホットメルト型接着剤組成物 |
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---|---|
JP (1) | JP2818909B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3988267B2 (ja) | 1998-08-20 | 2007-10-10 | Jsr株式会社 | 光ディスク用接着剤 |
DE10122437A1 (de) * | 2001-05-09 | 2002-11-28 | Henkel Kgaa | Schmelzklebstoff in Form eines Granulates |
JP5859536B2 (ja) | 2010-08-18 | 2016-02-10 | ヘンケル アイピー アンド ホールディング ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 高温用途で使用のための放射線硬化性一時貼合せ用接着剤 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2337378A patent/JP2818909B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04202581A (ja) | 1992-07-23 |
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