JP2817839B2 - モアレ問題を回避する高性能演色方法 - Google Patents

モアレ問題を回避する高性能演色方法

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JP2817839B2
JP2817839B2 JP8132539A JP13253996A JP2817839B2 JP 2817839 B2 JP2817839 B2 JP 2817839B2 JP 8132539 A JP8132539 A JP 8132539A JP 13253996 A JP13253996 A JP 13253996A JP 2817839 B2 JP2817839 B2 JP 2817839B2
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デイルク・デ・ベア
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アグフア−ゲヴエルト・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/54Conversion of colour picture signals to a plurality of signals some of which represent particular mixed colours, e.g. for textile printing

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  • Printing Methods (AREA)
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  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は3種より多い有彩色料を使用す
る方法における高性能色合わせ用の装置および方法に関
する。より特に、本発明はCMYまたはCMYKの他に
橙色または赤色、緑色、青色の色料を使用できるため多
くとも3種の有彩色料が同じ位置に印刷されるような印
刷方法に関する。
【0002】
【発明の背景】印刷される材料に関するさらに大きい色
領域を得るために、3種の古典的色料であるシアン色
(C)、マゼンタ色(M)および黄色(Y)以外のもの
並びに多くの場合にはさらに黒色(K)を使用する印刷
装置が開発されている。印刷される材料は、上部に印刷
インキ(プロセスカラー)が像通りの方式で適用される
普通紙もしくは光沢紙、または例えば熱昇華の如き熱的
方法により色素が沈着される紙もしくは透明PET、ま
たは上部にインキジェット印刷により着色像が得られる
紙、または上部に例えばベルギー、モルトセルの Agfa-
Gevaert N.V.により販売されている Chromapress(商品
名)システムの如き電子写真プリンターによる電子写真
印刷により着色トナーが沈着される普通紙であってよ
い。これらの色料(C、M、Y、K)により得られる色
領域は大体常に印刷方法により再現しようとする本物の
対象の色領域よりもたくさん制限されており、そして一
般的にはカラービデオモニター上で得られる色領域より
もたくさん制限されている。従って、印刷方法にはより
多量の有彩色料が加えられる。色領域の最も大きな制限
は赤色において顕著である。従って、赤色または橙色が
古典的色料セットに加えられる第一の有彩色料である。
二番目に、緑色もかなりの量のシアン色および黄色を溶
けこませてしまうため再現が難しい。従って、緑色の処
理インキまたはトナーを基本色のセットに加えてもよ
い。他の色を加えてよいなら、一般的には青色が選択さ
れる。従って、3種のハイファイ(高性能)カラーシス
テム: 1.CMYR:シアン色、マゼンタ色、黄色および赤色
の組み合わせ 2.CMYOG:シアン色、マゼンタ色、黄色、橙色お
よび緑色の組み合わせ 3.CMYRGB:シアン色、マゼンタ色、黄色、赤
色、緑色および青色の組み合わせ が現在非常に人気がある。
【0003】純粋な黒色および比較的深い暗部調色を得
るために、これらの3種のそれぞれに、黒色(K)を加
えてもよい。商品名 Hexachrome の Pantone のCMY
OGKセットが適するハイファイカラーシステムであ
る。
【0004】しかしながら、3種より多い有彩成分を互
いの上部に印刷しなければならないなら問題が生ずる。
グラフィックアートにおいて一般的なように、例えばオ
フセット印刷プレス上に設置された伝統的な印刷板によ
りそれらを印刷しようとするために連続階調像が中間調
であるなら、そして使用される中間調方法がオートタイ
プラスタに従う振幅変調スクリーニング方法をベースに
しているなら、モアレ問題が起きるようである。この現
象はUS−P−5,155,599にさらに詳細に論じら
れている。この特許は互いに干渉する3種の色料が使用
される時にモアレ問題を排除できる方法を示している
が、この方法は互いに干渉する4種のインキにより引き
起こされるモアレ問題を解決することはできない。スク
リーニング角度に関する大きな変更によりこの問題を緩
和することができるが、現在当技術の専門家は周波数変
調スクリーニング技術を選択する方を好んでおり、その
理由はそのようなスクリーンは完全にモアレなしに製造
することができるからである。しかしながら、ここでは
不連続的な色調基準をもたらす比較的高いドットゲイン
が起きるかもしれないこと、または像が比較的けばけば
しく見えることが問題である。これらの欠点のために当
技術の専門家はオートタイプラスタの方を好み、それに
はモアレ問題のためにハイファイカラーを使用すること
ができない。ハイファイカラーにより得られる大きい色
領域とモアレまたは不連続的な色調基準を避けるための
適当なスクリーニング技術との間で将来は交換が生ずる
であろう。FR−A−2 136 475はスキャナー装
置の色から再現装置の色への転換を開示しており、後者
の範囲は制限されておりそして装置の色成分はその範囲
に限定される。EP−A−0 184 289は、C、
M、YおよびKだけでなく例えば褐色(Br)の如き特
定の色に関して色信号を発生させる方法を開示してい
る。Brの必要量およびC、M、Yに関する対応して補
正された値はBrに関する特性曲線(C、M、Y)から
誘導される。US−P−5,370,976は例えば金ま
たは銀の如き金属色を含む色分離方法を開示している。
DE−A−1599 771は基本的にはCMYまたは
CMYKシステム内にある色補正信号および色分離信号
を発生するための方法を開示している。
【0005】
【発明の目的】従って、本発明の第一の目的は特別なス
クリーニング技術を必要とせずに3種より多い有彩色料
によりカラー像を再現するための方法を提供することで
ある。
【0006】本発明の他の目的は最少の計算作業により
最良の答えを得る方式で特定の色を得るための色料の量
を同定する方法を提供することである。
【0007】本発明の他の目的および利点は以下の記述
から明らかになるであろう。
【0008】
【発明の要旨】上記の目的は、カラーアウトプットシス
テム上で少なくとも4種の有彩色料により特定の色を演
色するための方法であって、 A.各々が多くとも3種の有彩色料を有する複数の色料
セットを規定し、 B.該カラーアウトプットシステム上で、少なくとも2
つの色料セットに関する特性データを設定し(establis
hing)、 C.各々の該色料セットに関して互いの色副領域とは別
個の対応する色副領域(color subgamut)を設定し、 D.選択された色料セットに対応して、1つの別個の色
副領域内に該特定の色を捜し出し、 E.該特定の色および該選択された色料セットの特性デ
ータに応じた量の有彩色料を演色する段階を含んでなる
方法により実験される。 本発明の好適な態様は次のとおりである: (1) 各々の規定された色料セットが補色を含まない、
上記の方法。
【0009】(2) 捜し出す段階をCMY色料セットに
対応する副領域で始める、上記の方法。
【0010】(3) 少なくとも2つの補色成分をスクリ
ーニングするために同一のスクリーニング角度が使用さ
れる、上記の方法。
【0011】特定の色を装置中でカラースペース、例え
ばカラースキャナーもしくはカラービデオモニターに対
応するRGBスペース、に依存して与えることができ、
またはそのような色を装置中で Commission Internatio
nale de l' Eclairage により規定されたカラースペー
ス、例えばCIE−Luvカラースペース、と無関係に
与えることができる。有彩色料は黒色または白色でない
色料である。これらの最後の2種の色料は無彩色料と称
される。ハイファイカラー方法用に有用な有彩色料は、
シアン色、マゼンタ色、黄色、赤色または橙色、緑色お
よび青色である。これらの色料の定義は以下の表にNE
N3012標準(オフセット印刷に関するヨーロッパの
色基準)に従い示されている。
【0012】
【表1】
【0013】色料セットは1種、2種または多くとも3
種の有彩色料を有するセットである。有彩色料がシアン
色、マゼンタ色、黄色および赤色であるなら(CMW
R)、好適には2種の色料セット:CMYおよびRMY
が規定される。Hexachrome システム中のように有彩色
料がシアン色、マゼンタ色、黄色、橙色および緑色であ
るなら(CMYOG)、好適には3種の色料セット:C
MY、OMYおよびCGYが規定される。有彩色料がシ
アン色、マゼンタ色、黄色、赤色、緑色および青色であ
るなら(CMYRGB)、好適には4種の色料セット:
CMY、RMY、CGYおよびCMBが規定される。よ
り一般的には、色料セットはそれらが補色を含有しない
ように規定される。当技術で既知のように、赤色または
橙色はシアン色の補色であり、緑色はマゼンタ色の補色
であり、そして青色は黄色の補色である。2種の色料の
セット、例えばCMを規定することも可能であるが、こ
のセットにより発生する色は黄色成分セットが0である
セットCMYによっても発生させうる。同じことが1つ
の色、例えばCだけを有する色セットに対しても言え
る。そのセットにより発生する全ての色はセットCMY
から、マゼンタ色および黄色成分を0に設定することに
より、すなわち色料の量を0にすることにより、同等に
発生させることができる。
【0014】特性データは、色料の量の特定の組み合わ
せに関するこの組み合わせにより得られる色のデータで
ある。例えば45%のシアン色、15%のマゼンタ色お
よび80%の黄色(C、M、Y)=(45、15、8
0)が互いに頂部に印刷されているなら、特定の色が得
られ、それに関して三色調和度(x、y)および輝度Y
(x、y、Y)をCIE委員会により設定された標準化
された条件下で測定できる。黄色およびCIE輝度の両
者に関する略語Yは混同されるかもしれないが、概念か
らそれが意味することは明らかである。色料セットがR
MYであるなら、(R、M、Y)を(x、y、Y)と関
連づける他の特性データが得られる。この関係は表から
計算された形で得られてもよく、または数理式もしくは
変換のセットとして制定されてもよい。各々の適切な色
料セットに関して、特性データが設定される。これは、
アウトプットシステムシート上で色料量の異なる組み合
わせを有するパッチを用いて実際に印刷することによ
り、行うことができる。これらの印刷されたパッチを次
に色密度計もしくは比色計により測定し、そして読み取
り値を例えば(x、y、Y)の如き適当なカラースペー
スに変換する。
【0015】例えばCMYおよびRMYの如き各々の色
料セットにより、特定の色領域が得られる。第一の色領
域CMY内の色は第二の色領域RMY中にも存在するよ
うであり、そのことはこれらの色領域が重複部分を有す
ることを意味する。特定の色を明確に得るための色料の
正確な量を見いだす方法を設定するために、色料セット
に関する各々の特定の色領域を副領域に分類して、全て
の適切な色料セットの副領域間には重複部分が存在しな
いようにする。
【0016】特定の色が指定される時は常に、特定の色
がどの副領域に属するかを見いだすために選択された副
領域内で本発明に従う方法で探査する。それがその副領
域内で見いだされなかったなら、この色は他の副領域に
属しており従って他の副領域を探査するようにという指
示が見られる。特定の色が1つの副領域内で発見される
なら、この副領域に対応する特定データを使用して特定
の色を印刷されたアウトプットを得るために使用される
色料の量を見いだすことができる。これらの量の色料を
次にアウトプット媒体上でアウトプットシステムにより
演色することができ、この媒体は普通紙、光沢紙、透明
もしくは不透明なPET、特にコーテイング紙、カラー
プリント用の写真紙などであってよい。
【0017】副分類はそれらが別個であるように選択さ
れるため、各々の特定の色は多くても1つの副分類に属
することは明白である。特定の色を印刷方法で入手でき
る有彩色料により再現できない可能性もある。この場
合、特定の色にできるだけ近い色を演色する色料の量が
同定される。できるだけ近いという語は距離関数と関連
している。そのような距離関数はちょうど演色のLu調
和度と特定色のLuv調和度との間のユークリッド距離
△Hであってもよく、または一定因数により掛算された
明度差△L(常に正にされる)だけ増加されそして一定
因数bにより掛算された色相差△Hだけ増加された距離
であってもよい。因数aおよび/またはbは0であって
もよい。そのような「距離」は目的関数とも称され、そ
れは演色されたCRと特定色CSとの間の最良の適合性を
得るためには最少でなくてはならず、この目的関数はG
(CR、CS)により示される: G(CR、CS)=△L+a.△L+b.△H 特定の色を1つの副領域内で発見するためには、CMY
セットにより発生する副領域内でまず探査を始めること
ができる。良好な答えCRが見いだされず且つCが一定
のしきい値水準より低いなら、RMY色料セットにより
発生する色の副領域内を見ることが適当であろう。Mが
しきい値水準より低いなら好適にはCGYが探査され、
Yがしきい値水準より低いなら好適にはCMBが探査さ
れる。
【0018】この方法により見いだされた色料量によ
り、確実に多くとも3種の有彩色料が0とは異なる量の
色料を有するであろう。補色が同一セットから除かれて
いる色料セットの選択により、確実に補色が互いの上部
に印刷されないようにする。これにより、伝統的なスク
リーニング角度またはUS−P−5,155,599に記
載されているような Agfa Balanced Screening techniq
ue(ドイツ、レベルクーゼンの Agfa-Gevaert A.G.の商
品名)に従うスクリーニング角度を有するオートタイプ
ラスタの使用が可能になる。同じスクリーニング角度を
補色間で共有することができる。スクリーニング角度と
して黒色が45°を、黄色が0°を、シアン色が15°
をそしてマゼンタ色が75°を有するなら、赤色または
橙色の色料用には15°の、緑色の色料用には75°の
そして青色の色料用には0°のスクリーニング角度を使
用することもできる。
【0019】黒色(K)色料の量は好適には有彩色料の
量が制定された後に計算される。この方法で、少なくと
も演色された色の明度値を特定の色と近接するように変
更することができる。
【0020】
【発明の詳細な記述】本発明を以下で実施例により記載
する。本発明を以下でその好適な態様に関連して記載す
るが、本発明をその態様に限定するものではないことは
理解されよう。それとは対照的に、添付された請求項に
より規定されている本発明の精神および範囲内に入る全
ての変更、改変、および同等物を包含しようとするもの
である。
【0021】最初に本発明に従う方法を最も一般的な方
法で記載する。その後に、具体的な方法を詳細に論じ
る。
【0022】最初に色料セットを選択する。従って、好
適にはCMYが最初に選択される。目的関数G(CR
S)が最少であるような(C、M、Y)色料の量を見
いだすべきであり、ここでCRは(C、M、Y)色料の
量を演色することにより得られる色であり、そしてCS
は再現すべき特定の色である。演色された色CRは従っ
て3つの色料値(C、M、Y)およびカラーアウトプッ
トシステムの関数である。カラーアウトプットシステム
が3種の有彩色料に関して同定されたなら、CRの値は
(C、M、Y)から特性データの使用により誘導するこ
とができる。
【0023】(C、M、Y)の値を特定の方法で変更
し、そして各回毎に目的関数を評価して新しいセットの
(C、M、Y)値により目的関数に対するさらに最適な
値が得られたかどうかを再び評価する。予め規定された
品質基準に合致する目的関数に対する値が見いだされた
時には、探査を停止しそして最後のセットの(C、M、
Y)値を特定の色の推定用の良好なセットとして採用す
る。多数の反復後に目的関数に対して要求されるしきい
値と合致するセット(C、M、Y)値が見いだされない
なら、他の方向で新しい探査を開始してもよい。その探
査方向は、最近の探査段階と関連のあるCMYカラース
ペース(または選択された色料セットに応じた他のカラ
ースペース)で規定された3つの直角軸(T、N、B)
により規定された三面体により特定される。好適な態様
では、三面体の方位確定はC、M、Y座標軸に対して平
行にされるため、T=C、N=MおよびB=Yである。
探査が(C0、M0、Y0)で始まりそして一定数の反復
後に(C1、M1、Y1)で終了するなら、T軸がベクタ
ー(C1、M1、Y1)(C0、M0、Y0)に対して平行で
ある新しい三面体が選択される。N軸はT軸と直角であ
りそしてB軸はTおよびN軸と直交している。
【0024】三面体の方位確定は探査の進め方にとって
重要である。三面体が(C、M、Y)軸と一致するな
ら、探査は(C0、M0、Y0)で始まる。目的関数Gを
評価しそしてG0を与える。次に、座標(C0+△C、M
0、Y0)により示される第二の点が選択され、すなわち
探査はC軸の方向に進み、そして距離△Gのところのあ
る点で目的関数Gを評価してG0′を与える。G0′がG
0より低いなら、さらに良好な色料値が見いだされてお
り、そして新しい点が出発点として採用される。増加分
△Cを1より大きい因数、好適には因数2、と掛算す
る。新しい点がそれより良好な目的関数値を与えなかっ
たなら、探査を元の点で進め、そして増加分△Cを1よ
り小さい因数、好適には因数0.5、と掛算する。次に
探査をM軸に沿って距離△Mにわたって進め、それは成
功時には増加しそして目的関数が悪い結果を与える場合
には減少する。次に、探査をY軸に沿って、従って距離
△Yを使用して進める。これらの段階を一定の反復数に
わたりまたは良好な目的関数が得られるまで繰り返す。
最後にまだこの状態であるなら、他の三面体を上記の通
りにして採用する。他の方向において点を選択する段階
は、T軸に沿った増加分△Tの軌道、N軸に沿った増加
分△NおよびB軸に沿った増加分△Bを保ちながら、同
じ方法で行われる。一定数の反復後に、色料値の他の組
み合わせ(C2、M2、Y2)が見いだされることもあ
る。良好な目的関数値が依然として得られないなら、
(C2、M2、Y2)−(C1、M1、Y1)に対して平行な
T軸を有する新しい三面体が規定される。現在まで、こ
の方法は「ローゼンブロック探査十進法」に匹敵する。
【0025】この方法のどこかで最近の点より近くで良
好な点が見いだされないなら、好適にはこの方法全てを
さらに大きい増加分(例えば△C)を用いて再び始め
る。同じ出発点が採用されるが、増加分は二倍である。
この方法の別の再開時には、増加分は4倍にされる。こ
のローゼンブロック式への展開により色料量の真の最適
組み合わせが確かに見いだされることを我々は見いだし
た。これは、複数の局部的最小値(local minimum)が
目的関数(object function)G中に存在しており、そ
のため出発点およびその派生点を最少ミニモラム(mini
mum minimorum)でなくてもよいこの局部的最小値に保
つという事実による。
【0026】以下で、この方法をさらに詳細に記載す
る。本発明の有利な効果を損なわない限り、多数の詳細
事項は逸脱してもよい。重要なことは目的関数の選択お
よび確実に方向セットを生成するための好適には直角ま
たは直交の選択であり、それに沿って増加分を規定する
ことができる。全てのスペース(C、M、Y)がこれら
の方向に沿うベクターの組み合わせにより届くなら、方
向の1セットが発生する。この方法は下記の段階により
記載されている。
【0027】I.選択された色料セットに対応する別個
の色副領域内での特定色の発見 選択された色料セットに対応する色副領域内で特定色を
得るための工程を次に記載する。この工程はいずれの色
料セット(例えばCMY、RMY、OMY、CGY、C
MB)に対しても実施され、色料セット中に存在する色
料の数は問題ではない。この工程における重要な要素は
目的関数の選択である。特定の色に関して色料量のセッ
トが全体的に順番に特定の色が与えられるなら、この目
的関数は最良には連続的および不連続的な全ての可能な
色料量であるように選択される。このようにして選択さ
れた目的関数により色料量の選択における不決断が避け
られる。しかしながら、目的関数がこの性質を有してい
ないなら、この工程は依然として可能性のある色料量の
セットを生ずるであろう。この工程段階はCMY色料セ
ットに関して例示されている。同じ工程を例えば上記の
ような他の色料セットにも適用できることは明らかなは
ずである。
【0028】段階1 選択された色料セットCMY中で最初の演色量の色料
(C0、M0、Y0)を用いて出発し、そして選択された
色料セットの演色量のスペース(C、M、Y)における
方向の直交性の発生セットを選択する。選択された方向
のセット中で各向C、MおよびYに関して、最初の段階
的寸法△C、△Mおよび△Yも選択する。さらに、演色
量、1より大きい段階的増加掛算因数、1より小さい段
階的減少掛算因数および最大反復数も選択する。最近の
反復数を1に設定する。最後に、目的関数値の副領域中
で特定の色および各々の可能な色を関連づけている関係
である目的関数Gを選択する。
【0029】段階2 最初の演色量(C0、M0、Y0)を最良の演色量と考え
る。
【0030】段階3 選択された方向のセットにおける各方向に関して下記の
作業を行う: 3.1 最良の考えられる演色量から、この方向に対応す
る寸法方向におけるある段階を採用する。
【0031】3.2 このようにして生じた演色量は有効
な演色量でありそして最適目標または目的関数が最良と
考えられた演色量に関連する結果より良好な結果を生ず
るなら、最良と考えられた演色量を生じた演色量により
置換しそして段階的増加の方向に関して選択される段階
的寸法を増加させる。
【0032】3.3 或いは、このようにして生ずる演色
量において目的関数が最近最良であると考えられた演色
量に関連する結果より良好な結果を生じないなら、 −この方向に関する段階的寸法が正であるならその方向
を逆転するか、または −この方向に関する段階的寸法が負であるならその方向
を逆転し且つ段階的減少因数との掛算により段階的寸法
を減少させる。
【0033】段階4 選択された方向のセット中で各方向に関して成功を収め
た段階後に成功を収めない段階がくるまでまたは選択さ
れた方向のセットの全ての方向において演色量に関する
要求される精度に達するまで、段階2を繰り返す。
【0034】段階5 置換−方向を最良であると考えられる演色量および最初
の演色量を関連づける方向であるとし、そして次に最初
の演色量を最良と考えられる演色量とする。
【0035】段階6 段階1において演色量の要求される精度が各方向に関し
て達成されたなら、1を有する最近の反復数を増加させ
る。最近の反復数が1の選択された最大反復数において
等しいなら、最近の最良と考えられる演色量を選択され
た色料に対応する分離的な色副領域中の特定の色とす
る。最近の反復数が選択された最大反復数より少ないな
ら、方向のセット(例えばT、N、B)を1で出発した
のと同じ方向(例えばC、M、Y)に再設定し、そして
十進法を停止する。最近の反復数が選択された最大反復
数より小さいなら、方向のセット(例えばT、N、B)
を1で出発したのと同じ方向(例えばC、M、Y)に再
設定し、方向のセット中に各方向に関して段階1のと同
じ最初の段階的寸法であるが最近の反復数で掛算された
ものを採用し、そして2で再開する。
【0036】段階7 1において選択される演色量の要求される精度に達しな
いなら、選択された方向のセットを置換−方向と選択さ
れた方向のセットの積とを直交させることにより生じた
方向のセットにより置換する。
【0037】CMYOG例における方法 CMYOG例では、好適には下記の3種の色料セットが
選択される:(C、M、Y)、(O、M、Y)および
(C、G、Y)。この方法を次の通り実施する。
【0038】1.各々の色料に関して目的関数値および
しきい値を選択する。
【0039】2.上記の方法を使用して、色料セット
(C、M、Y)に関して色料量を選択する。
【0040】3.選択された量でシアン量がシアンに関
するしきい値(このしきい値は副領域の脱塩に関して重
要である)より低いなら、色料セット(O、M、Y)に
関する色料量を選択し、そしてそれが目的関数値に関す
るそれより低い結果を与えるならそれを見ること。この
ようにして、次に(O、M、Y)セット中の色料量を採
用し、その他にも段階2の結果を採用する。
【0041】4.選択された色料量でマゼンタ量がマゼ
ンタに関するしきい値(このしきい値は副領域の脱塩に
関して重要である)より低いなら、色料セット(C、
G、Y)に関する色料量を選択し、そしてそれが目的関
数値に関するそれより低い結果を与えるならそれを見る
こと。このようにして、次に(C、M、Y)セット中の
色料量を採用し、その他にも段階2の結果を採用する。
【0042】CMYRGB例における方法 CMYRGB例では好適には下記の4種の色料セットが
選択される:(C、M、Y)、(R、M、Y)、(C、
G、Y)および(C、M、B)。この方法を従って次の
通り実施する。
【0043】1.各々の色料に関して達成しようとする
目的関数値およびしきい値を選択する。
【0044】2.上記の方法を使用して、色料セット
(C、M、Y)に関する色料量を選択する。
【0045】3.選択された量で、シアン量がシアンに
関して選択されたしきい値より低いなら、色料セット
(R、M、Y)に関する色料量を選択し、そしてそれが
選択された目的関数値に関するそれより低い値を与える
ならそれを見ること。このようにして、次に(R、M、
Y)セット中の色料量を採用し、その他にも段階2の結
果を採用する。
【0046】4.選択された色料量で、マゼンタ量がマ
ゼンタに関して選択されたしきい値より低いなら、色料
セット(C、G、Y)に関する色料量を選択し、そして
それが選択された目的関数値に関するそれより低い値を
与えるならそれを見ること。このようにして、次に
(C、G、Y)セット中の色料量を採用し、その他にも
段階2の結果を採用する。
【0047】5.選択された色料量で黄色量が黄色に関
するしきい値より低いなら、色料セット(C、M、B)
に関する色料量を選択し、そしてそれが選択された目的
関数値に関するそれより低い値を与えるなら見ること。
このようにして、次に(C、M、B)セット中の色料量
を採用し、その他にも段階2の結果を採用する。
【0048】最後に、良好な色合わせを得るために、黒
色インキ(無彩色料)の量を制定する方法を記載する。
【0049】有彩色料セット中で特定の色に関する色料
量の選択に対して無彩色料を加える方法 1.有彩色料セットに関する特性データを使用して、色
料量の選択に関する明度値を計算する。
【0050】2.生ずる色料量の明度値が要求される明
度値と等しくなるまで、無彩色料を加えて、ある許容可
能な範囲の量の有彩色料内で存在させる。
【0051】本発明の好適な態様を詳細に記載してきた
が、ここで当技術の専門家には下記の請求項で規定され
ている本発明の範囲から逸脱しない限り多くの変更を行
えることは明らかになるであろう。
【0052】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0053】1.カラーアウトプットシステム上で少な
くとも4種の有彩色料により特定の色を演色するための
方法であって、 A.各々が多くとも3種の有彩色料を有する複数の色料
セットを規定し、 B.該カラーアウトプットシステム上で、少なくとも2
つの色料セットに関する特性データを設定し(establis
hing)、 C.各々の該色料セットに関して互いの色副領域とは別
個の対応する色副領域(color subgamut)を設定し、 D.選択された色料セットに対応して、1つの別個の色
副領域内に該特定の色を捜し出し、 E.該特定の色および該選択された色料セットの特性デ
ータに応じた量の有彩色料を演色する段階を含んでなる
方法。
【0054】2.各々の規定された色料セットが補色を
含まない、上記1に従う方法。
【0055】3.捜し出す段階をCMY色料セットに対
応する副領域で始める、上記1〜2のいずれかに従う方
法。
【0056】4.少なくとも2つの補色成分をスクリー
ニングするために同一のスクリーニング角度が使用され
る、上記1〜3のいずれかに従う方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−275141(JP,A) 特開 平2−178656(JP,A) 特開 平8−272081(JP,A) 特開 平4−51670(JP,A) 特開 平2−238990(JP,A) 特開 昭60−10251(JP,A) 特開 昭57−173838(JP,A) 特表 昭60−500833(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 5/00 - 5/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーアウトプットシステム上で少なく
    とも4種の有彩色料により特定の色を演色するための方
    法であって、 A.各々が多くとも3種の有彩色料を有する複数の色料
    セットを規定し、 B.該カラーアウトプットシステム上で、少なくとも2
    つの色料セットに関する特性データを設定し、 C.各々の該色料セットに関して互いの色副領域とは別
    個の対応する色副領域を設定し、 D.選択された色料セットに対応して、1つの別個の色
    副領域内に該特定の色を捜し出し、 E.該特定の色および該選択された色料セットの特性デ
    ータに応じた量の有彩色料を演色する段階からなること
    を特徴とする方法。
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