JP2817745B2 - リニアシンクロナスモータ式車両の制御装置 - Google Patents

リニアシンクロナスモータ式車両の制御装置

Info

Publication number
JP2817745B2
JP2817745B2 JP3060179A JP6017991A JP2817745B2 JP 2817745 B2 JP2817745 B2 JP 2817745B2 JP 3060179 A JP3060179 A JP 3060179A JP 6017991 A JP6017991 A JP 6017991A JP 2817745 B2 JP2817745 B2 JP 2817745B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
signal
thrust
propulsion coil
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3060179A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04317503A (ja
Inventor
秀樹 枌原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3060179A priority Critical patent/JP2817745B2/ja
Publication of JPH04317503A publication Critical patent/JPH04317503A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2817745B2 publication Critical patent/JP2817745B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
  • Control Of Linear Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地上側に各区分に分
割した推進コイルを軌道に沿って配置し、車両側に上記
推進コイルに対向する界磁極を搭載し、車両位置信号と
速度パターン信号とから推力指令を演算し、この推力指
令に応じた電流を上記各推進コイル区間へ供給して車両
を駆動制御する駆動制御装置を上記各推進コイル区間毎
に設けたリニアシンクロナスモータ式車両の制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】地上を1次とするリニアシンクロナスモ
ータの制御系では、1台の駆動制御装置で制御できる範
囲が限られるため、推進コイルを軌道に沿って分割配置
し、各推進コイル区間毎に駆動制御装置を設ける。その
ため、車両を連続して走行させるためには、車両の駆動
制御を実行中の駆動制御装置から次に駆動制御を実行す
る駆動制御装置に制御を切り換える必要がある。そし
て、この場合、駆動制御装置間で車両を速度の脈動がな
く円滑に受け渡すためにはその推力が連続することが必
要であり、例えば特開昭63-43501号公報では以下に示す
制御方式を採用している。
【0003】即ち、車両を受け取る駆動制御装置は、自
区間に車両が進入する直前から車両位置信号を受け取
り、位相演算、速度演算を開始する。そして、制御実行
中の駆動制御装置から推力指令信号を次の駆動制御装置
の推力演算部の積分系に初期セットすると同時に当該駆
動制御装置への速度パターン信号の初期セットを行う。
以上の処理を行うことにより、次に制御を実行する駆動
制御装置は、現在制御実行中の駆動制御装置と同一の制
御状態となり、車両が次の推進コイル区間に進入したと
きもその推力を変動させることなく連続円滑な制御動作
が得られる訳である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のリニアシンクロ
ナスモータ式車両の制御装置は以上のように構成されて
いるので、隣接する駆動制御装置間を車両が通過するタ
イミングに合わせて推力指令信号を次の駆動制御装置に
受け渡す必要があり、そのインターフェイスのための構
成が複雑になるとともに、この信号授受が正確に行われ
ないと車両の円滑な制御が得られないため制御系の信頼
性も低下するという問題点があった。この発明は以上の
ような問題点を解消するためになされたもので、駆動制
御装置間で信号の受け渡を必要とせず、しかも推力を
円滑連続に制御することが可能なリニアシンクロナスモ
ータ式車両の制御装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るリニアシ
ンクロナスモータ式車両の制御装置は、車両重量信号
入力すると共に、車両位置信号から得られた加速度信号
と車両重量信号との積に、上記車両位置信号とこれから
得られた速度信号とにもとづいて演算される走行抵抗及
び上記車両位置信号から得られた勾配抵抗を加算するこ
とにより車両の推力を予測演算する予測推力演算器を各
駆動制御装置に設けたものである。
【0006】
【作用】車両が走行している推進コイル区間の駆動制御
装置では、速度パターン信号から演算された推力指令に
基づく制御を実行し、必要な電流を上記推進コイル区間
に供給する。このとき、次の推進コイル区間の駆動制御
装置では所定の演算方式にもとづいて予測推力演算器で
演算された予測推力を指令値とした制御動作状態として
おき、車両がこの推進コイル区間に進入したタイミング
で指令値を速度パターン信号からの値に切り換え、自己
の推進コイル区間へ電流を供給する。
【0007】
【実施例】図1は、この発明の一実施例によるリニアシ
ンクロナスモータ式車両の制御装置を示すブロック図で
ある。図は、注目しているn番目の推進コイル区間に対
し、車両がその直前のn−1番目の推進コイル区間上を
走行している状態を示している。図において、1は上位
の運行管理装置からの車両の発着時刻を基に駅間基準速
度パターン2を発生する走行管理装置、3はジャーク制
御、即ち加速度の変化率を一定範囲内に制限する処理を
行った速度パターン信号4を発生する速度パターン発生
器、5は速度パターン信号4と後述する実速度信号6と
から車両の推力を演算しこの推力に応じた電流波高値指
令7を出力する推力演算器、8は電流波高値指令7と後
述する位相信号9とを乗算し正弦波電流パターン10と
して出力する掛算器、11は正弦波電流パターン10を
基にn−1番目の推進コイル区間12へ供給する3相電
流13を出力する電力変換器である。
【0008】14は軌道に沿って配設された検出線から
の信号を基に車両位信号として位置検知信号15を出
力する位置検出器、16は位置検知信号15から位相を
検出し位相信号9として出力する位相検出器で、位相信
号9は前述の掛算器8に送出される。17は位相信号9
から速度を演算し実速度信号6として前述の推力演算器
5へ送出する速度演算器である。18はn−1番目の推
進コイル区間上をn番目の推進コイル区間に向かって走
行中の車両で、推進コイルに対向する界磁極を搭載して
いる。
【0009】なお、上記の1〜17はn−1番目の推進
コイル区間12の駆動制御装置を構成する各要素である
が、図中、21〜37はn番目の推進コイル区間32の
駆動制御装置を構成するそれぞれ上記1〜17の各要素
に対応するものであり、各要素の説明は重複するので省
略する。
【0010】41は図示しない進入検出器によって車両
18がn番目の推進コイル区間32に進入したことを検
出したとき、速度演算器37から実速度信号26により
速度パターン発生器23を初期設定するスイッチであ
る。42は車両18からの無線信号43を受信しその中
から車重信号44を出力する受信装置、45は受信装置
42からの車重信号44と位相検出器36からの位相信
号29とから推力の演算を行い予測推力信号46として
推力演算器25へ送出する予測推力演算器である。な
お、41〜46の各要素については説明の便宜上n番目
の推進コイル区間32に対応するものについてのみ図示
し、n−1番目の推進コイル区間12に対応するものに
ついては図示を省略している。
【0011】次に動作について説明するが、今、車両1
8はn−1番目の推進コイル区間12上を矢印の方向に
進行しており、従って、先ず、1〜17をその構成要素
とするn−1番目の駆動制御装置の動作について説明す
る。走行管理装置1から指令された駅間基準速度パター
ン2に従い、速度パターン発生器3はジャークを考慮し
た最終の速度パターン信号4を発生する。推力演算器5
では、位置検知信号15を基に位相検出器16および速
度演算器17で演算された実速度信号6が速度パターン
信号4に一致するように動作し必要な推力が演算され
る。この推力演算器5は比例制御要素と積分制御要素と
で構成されており、定常的には入力速度偏差は“0”と
なり、比例系の出力は“0”で積分系の出力のみで推力
が決定されることになる。そして、推力演算器5からは
上記で演算された推力に従った電流波高値指令7が出力
される。更に、掛算器8により電流波高値指令7と位相
信号9とが乗算され正弦波電流パターン10として電力
変換器11に送出される。電力変換器11はこの正弦波
電流パターン10に応じた3相電流13を推進コイル区
間12に流し、車両18は矢印の方向に走行する。
【0012】次に同時刻におけるn番目の駆動制御装置
の動作について説明する。ここでは、先ず、図1の予測
推力演算器45の内部構成の詳細を示す図2について説
明する。図2において、51は位相信号29から位置信
号52を出力する位置演算器、53は位置信号52を微
分して速度信号54を出力する微分器、55は速度信号
54を微分して加速度(または減速度)信号56を出力
する微分器、57は位置xから勾配抵抗FG (x)を演
算し、勾配抵抗信号58として出力する勾配抵抗演算
器、59は位置xおよび速度vから走行抵抗FR (x、
v)を演算し走行抵抗信号60として出力する走行抵抗
演算器、61は掛算器、62および63は加算器であ
る。
【0013】次にあらためてn番目の駆動制御装置の動
作を図1および図2について説明する。上述した通り、
車両18はn−1番目の推進コイル区間12を進行中で
あるがこの時点で予測推力演算器45はその動作を開始
する。即ち、予測推力演算器45は、受信装置42から
の車重信号44と位相検出器36からの位相信号29と
を入力し、図2に示す要素の演算処理を行い、その加算
器63から演算結果としての予測推力(またはブレーキ
力)信号46が出力される。
【0014】ここで、推力Fは次式で演算されている。 F=M・α+FR (x、v)+FG (x) 但し、F:推力(またはブレーキ力) M:重量 α:加速度(または減速度) FR (x、v):走行抵抗 FG (x):勾配抵抗
【0015】そして、上式で求めた予測推力信号46は
推力演算器25に送出されその積分器に設定される。こ
の結果待機中であるn番目の駆動制御装置は、実際に
制御を実行中であるn−1番目の駆動制御装置と同様の
制御状態となる。この状態で車両18の走行が進み、n
番目の推進コイル区間32に進入すると、図示しない進
入検出器がこれを検出してスイッチ41が入され、
−1番目の駆動制御装置で説明したと同様の本来の制御
動作に連続的に移行し、必要な3相電流33が推進コイ
ル区間32に供給される。従って、車両18は速度の脈
動もなく円滑な走行を継続する。
【0016】なお、上記した実施例では車重信号が必要
となるが、この車重信号は通常、走行抵抗を求める目的
等で従来から使用されているもので、この発明の適用
上、新たに用意する必要はなく、従来から使用されてい
るものを利用すればよい。
【0017】
【発明の効果】この発明は以上のように構成され、当該
推進コイル区間での推力を所定の演算方式にもとづいて
予測演算すると共に、演算された予測推力を指令値とし
て制御動作状態とするようにしているので、隣接する駆
動制御装置間での推力情報の受け渡しが不要となり、こ
れら装置間のインターフエイスが簡単になり信頼性も向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるリニアシンクロナス
モータ式車両の制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の予測推力演算器の内部構成の詳細を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
3 ,23 速度パターン発生器 4 ,24 速度パターン信号 5 ,25 推力演算器 12,32 推進コイル区間 13 ,33 3相電流 14 位置検出器 15 ,35 位置検知信号 18 車両 44 車重信号 45 予測推力演算器 46 予測推力信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上側に各区分に分割した推進コイルを
    軌道に沿って配置し、車両側に上記推進コイルに対向す
    る界磁極を搭載し、車両位置信号と速度パターン信号と
    から推力指令を演算し、この推力指令に応じた電流を上
    記各推進コイル区間へ供給して車両を駆動制御する駆動
    制御装置を上記各推進コイル区間毎に設けたリニアシン
    クロナスモータ式車両の制御装置において、車両重量信
    号を入力すると共に、上記車両位置信号から得られた加
    速度信号と上記車両重量信号との積に、上記車両位置信
    号とこれから得られた速度信号とにもとづいて演算され
    る走行抵抗及び上記車両位置信号から得られた勾配抵抗
    を加算することにより車両の推力を予測演算する予測推
    力演算器を上記各駆動制御装置に設け、上記車両がある
    推進コイル区間(以下当該推進コイル区間という)に進
    入する直前の推進コイル区間を走行中、上記当該推進コ
    イル区間の駆動制御装置を上記予測推力演算器から得ら
    れる予測推力を指令値とした制御動作状態としておくこ
    とにより、上記車両が上記当該推進コイル区間に進入し
    たときの車両速度の脈動を抑制するようにしたことを特
    徴とするリニアシンクロナスモータ式車両の制御装置。
JP3060179A 1991-03-25 1991-03-25 リニアシンクロナスモータ式車両の制御装置 Expired - Fee Related JP2817745B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3060179A JP2817745B2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 リニアシンクロナスモータ式車両の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3060179A JP2817745B2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 リニアシンクロナスモータ式車両の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04317503A JPH04317503A (ja) 1992-11-09
JP2817745B2 true JP2817745B2 (ja) 1998-10-30

Family

ID=13134674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3060179A Expired - Fee Related JP2817745B2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 リニアシンクロナスモータ式車両の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2817745B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49111307A (ja) * 1973-02-26 1974-10-23
JPH01278203A (ja) * 1988-04-28 1989-11-08 Toshiba Corp リニアモータ制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04317503A (ja) 1992-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050174088A1 (en) Vector control invertor
JP2817745B2 (ja) リニアシンクロナスモータ式車両の制御装置
EP0526915B1 (en) Control system for controlling revolution speed of electric motor
JP3193270B2 (ja) リニアシンクロナスモータの制御装置
JPH0244757B2 (ja)
JP2009077572A (ja) 電気車制御装置
JPH0583807A (ja) リニアシンクロナスモータ制御装置
JP3160793B2 (ja) 車両の定時運転制御装置
JP3551345B2 (ja) 同期制御装置
JPH0787620A (ja) 地上一次式リニアシンクロナスモータ式車両の速度制御装置
JP3164681B2 (ja) リニアシンクロナスモータの制御装置
JPH11278099A (ja) 車間距離制御型定速走行装置
JP3345336B2 (ja) 電気車の逆相電気ブレーキ制御方法及び装置
JPH0746717A (ja) リニアシンクロナスモータの制御装置
JP3864291B2 (ja) 多軸制御装置
JP2812607B2 (ja) 速度パターン発生器
JPH06292385A (ja) 誘導電動機のディジタル電流制御方法
JPH0755006B2 (ja) 電気車の定速走行装置
JP4594776B2 (ja) 電気車制御装置
JPH04364307A (ja) 列車定位置停止制御装置
JPS62221895A (ja) リニアシンクロナスモ−タの速度制御装置
JPH0797176A (ja) インバータ制御装置
JPH03190508A (ja) 電気車制御装置
JP2528885B2 (ja) 電気車の制御装置
JPH04285494A (ja) リニアモータ駆動電気車の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070821

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080821

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080821

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090821

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090821

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100821

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees