JP2816956B2 - セラミックスグリーンシート積層体の製造方法 - Google Patents
セラミックスグリーンシート積層体の製造方法Info
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Description
ーンシート積層体の製造方法に関する。
印刷および乾燥処理を施した後に積層するにあたって
は、印刷および乾燥処理を施す前に積層用基準孔をセラ
ミックスグリーンシートに穿孔するのが一般的である。
ように、基準孔の穿孔後に印刷および乾燥処理等をセラ
ミックスグリーンシートに施すのでは、印刷および乾燥
処理がセラミックスグリーンシートに及ぼす影響によ
り、セラミックスグリーンシートの印刷部と基準孔との
相対位置が微妙に変化し、充分な積層精度が得られない
ことがある。
のであり、充分な積層精度が得られるようにした、セラ
ミックスグリーンシート積層体の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
に、本発明は、合成樹脂製のキャリアシート上にセラミ
ックスグリーンシートを設けて成るとともに製品たるセ
ラミックスシート積層体の複数個分の大きさを有するシ
ート状体に、セラミックスグリーンシートへの導電金属
による印刷および乾燥処理を施した後に、複数の基準孔
を穿孔する工程と;載置板に設けた複数の基準ピンを各
基準孔に嵌合させつつ、セラミックスグリーンシート同
士を相互に接着する操作ならびに接着後に上方位置に在
るキャリアシートをセラミックスグリーンシートから剥
離する操作を順次繰り返して載置板上で複数枚のセラミ
ックスグリーンシートを仮積層した後、その複数枚のセ
ラミックスグリーンシートを載置板上で積層プレス機に
より積層処理する工程と;載置板を積層プレス機から切
断機側にもたらし、その載置板上で積層状態に在る複数
枚のセラミックスグリーンシートを該切断機により複数
に切断して、セラミックスシート積層体に対応する大き
さのセラミックスグリーンシート積層体を得る工程と;
を有し、前記シート状体に基準孔を穿孔するにあたって
は、水平面内で相互に直交する方向への移動ならびに鉛
直軸線まわりの回動を可能として固定の基台上に配置し
た可動台に複数のイメージセンサを取付けておき、印刷
および乾燥処理を完了した後のセラミックスグリーンシ
ートを前記可動台の上方に水平姿勢でもたらした状態で
前記各イメージセンサによってセラミックスグリーンシ
ートの印刷パターンを撮像するとともにその撮像結果に
基づいて前記印刷パターンに対する可動台の相対位置が
一定となるように該可動台を原位置から作動せしめる工
程と、前記印刷パターンに対する相対位置が一定となっ
た可動台上にセラミックスグリーンシートを載置する工
程と、可動台を原位置に戻す工程と、原位置に在る可動
台上のセラミックスグリーンシートをそのままの姿勢で
パンチングプレス機にもたらして該パンチングプレス機
により複数の基準孔を穿孔する工程とを順に経過せしめ
ることを特徴とする。
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
すものであり、図1はセラミックスシート積層体の製造
工程を示す図、図2はセラミックスシート積層体を用い
た積層コンデンサの切欠き縦断側面図、図3は図2の3
−3線拡大断面図、図4はシート状体の切欠き平面図、
図5は図4の5−5線断面図、図6はパンチング装置の
側面図、図7は図6の7−7線断面図、図8はトレーの
積層状態を示す側面図、図9はトレーの平面図、図10
はパンチングプレス機の構成を示す側面図、図11はパ
ンチング加工後のシート状体の平面図、図12は図11
の12−12線断面図、図13は仮積層装置の側面図、
図14は図13の14−14線に沿う断面図、図15は
載置板の平面図、図16は図15の16矢視側面図、図
17は積層・切断装置の側面図、図18は図17の18
−18線に沿う断面図、図19は2組のウォーキングビ
ームの作動を説明するための図、図20はセラミックス
グリーンシート積層体の切断直後の平面図である。
クスが原材料貯溜場21で準備され、調液装置22、ロ
ールコーター23、シート切断機24、たとえば一対の
印刷・乾燥装置25,25、たとえば一対のパンチング
装置26,26、ストックヤード27、たとえば6台の
仮積層装置28,28…、たとえば一対の積層・切断装
置29,29、検査場30および焼成装置31での加工
および処理を順次経過せしめることにより、図2で示す
ようなセラミックスシート積層体32が得られる。
ート積層体32は、積層コンデンサとして用いられるも
のであり、電極として機能すべく導電金属から成る印刷
部33が一面側にそれぞれ形成されている複数枚たとえ
ば28枚の中間セラミックスシート34,34…が、印
刷部を有しない一対のカバーセラミックスシート35,
35間に積層されて成る。而してセラミックスシート積
層体32の両側面には電極部36…が印刷等によりそれ
ぞれ形成されるものであり、中間セラミックスシート3
4,34…は、それらの印刷部33…がセラミックスシ
ート積層体32の両側面の電極部36…に交互に連なる
ようにして積層配置され、両電極部36…に端子37,
37がはんだ等によりそれぞれ接続された状態で合成樹
脂による被覆部38でセラミックスシート積層体32が
覆われることにより、積層コンデンサが構成される。
調液装置22にもたらされた粉体状のセラミックスは、
調液装置22において溶剤または水と混練されてスラリ
ー化される。而してスラリー状のセラミックスがロール
コーター23およびシート切断機24を経過することに
より、図4および図5で示すようなシート状体40が得
られる。すなわち、ロールコーター23では、ポリエチ
レン等の合成樹脂から成る薄いキャリアシート41上に
スラリー化されたセラミックスがたとえば5〜25μm
の厚みで塗布され、シート切断機24で所定の大きさの
四角形状に切断されることにより、キャリアシート41
上にセラミックスグリーンシート42を設けて成るシー
ト状体40が得られる。而して該シート状体40は、製
品たるセラミックスシート積層体32の複数個分の大き
さを有した四角形状に形成されている。
0は、たとえば一対の印刷・乾燥装置25,25にそれ
ぞれもたらされるものであり、それらの印刷・乾燥装置
25,25では、積層コンデンサにおいて電極となる印
刷部33(図3参照)が導電金属によるパターン印刷に
よりシート状体40のセラミックスグリーンシート42
上に形成されるとともに印刷処理後の乾燥処理がそれぞ
れ施される。但しセラミックスシート積層体32におけ
るカバーセラミックスシート35を得るためのシート状
体40については印刷処理が施されない。
26は、床面43に固定配置される基台44上に、空ト
レー排出手段45、充トレー供給手段46、仮位置決め
台47、位置調整手段48、パンチングプレス機49、
充トレー排出手段50および空トレー供給手段51が、
一直線状の搬送ラインL1 の一端(図6および図7の右
端)側から他端(図6および図7の左端)側に向けて順
に間隔をあけて設けられて成るものである。
手段46は、それらの内端位置を搬送ラインL1 上に配
置して搬送ラインL1 と直交する方向に延設される。而
して充トレー供給手段46は、図8で示すように積み重
ねられた複数個たとえば30個のトレー52,52…
を、充トレー供給手段46の外端位置から内端位置に搬
送するものであり、各トレー52,52…にはシート状
体40がそれぞれ載せられている。すなわちトレー52
は、図9で明示するように、四角形状の開口部に網状載
置部53が設けられた枠状に構成されており、網状載置
部53にシート状体40が載せられる。しかもトレー5
2の四つの隅角部には突部54,54…が突設されてお
り、各トレー52,52…は下方のトレー52の突部5
4,54…で支持されるようにして積み重ねられる。
積み重ね状態で最下層となるトレー52にはシート状体
40がそのセラミックスグリーンシート42を上方位置
として載置されるのに対し、その他のトレー52,52
…にはセラミックスグリーンシート42を下方位置とし
てシート状体40,40がそれぞれ載せられる。しかも
最下層および最上層のトレー52,52には印刷処理が
施されていないシート状体40,40がそれぞれ載せら
れるのに対し、中間部の複数のトレー52…には印刷処
理が施されているシート状体40…が載せられる。
トレー供給手段46の内端位置でシート状体40を仮位
置決め台47に移載することにより空になったトレー5
2が複数個たとえば30個積み重ねられるものであり、
積み重ねられた空のトレー52…が空トレー排出手段4
5によりその内端位置から外端位置へと搬送、排出され
る。
わずかに小さな四角形状の上面を有するものであり、こ
の仮位置決め台47の上面には、充トレー供給手段46
の内端位置に在るトレー52からシート状体40が順次
移載される。しかも仮位置決め台47の上部には、該仮
位置決め台47の上面に載せられたシート状体40の相
互に平行な両側縁に当接可能な一対の位置決め板55
a,55aが相互を近接させた縮小位置ならびに相互間
の距離を拡大させた拡大位置間での移動を可能として配
設されるとともに、前記両側縁と直交する両側縁に当接
可能な一対の位置決め板55b,55bが相互を近接さ
せた縮小位置ならびに相互間の距離を拡大させた拡大位
置間での移動を可能として配設されている。したがっ
て、充トレー供給手段46からシート状体40が移載さ
れる直前に拡大位置に在った各位置決め板55a,55
a,55b,55bを、シート状体40が仮位置決め台
47の上面に載せられるのに応じて縮小位置に移動させ
ることにより、シート状体40の全ての側縁に各位置決
め板55a,55a,55b,55bが当接し、シート
状体40の仮位置決め台47上の位置がほぼ一定に定め
られることになる。
手段46に関して空トレー排出手段45とは反対側で基
台44の搬送ラインL1 上に配設される。しかも仮位置
決め台47の中心および充トレー供給手段46の内端中
心間の距離は空トレー排出手段45および充トレー供給
手段46の内端中心間の距離に等しく設定される。
置決め台47の中心位置との間の距離を、仮位置決め台
47の中心および充トレー供給手段46の内端中心間の
距離と等しくして、仮位置決め台47に関して充トレー
供給手段46とは反対側で基台44の搬送ラインL1 上
に配設されるものであり、基台44上に固定される固定
台56上に鉛直軸線Cまわりの回動(図7においてθで
示す方向の回動)を可能として支承される回動台57
と、該回動台57上に搬送ラインL1 にほぼ沿うX軸方
向への移動を可能として支承されるX軸可動台58と、
該X軸可動台58上に前記X軸と直交するY軸方向への
移動を可能として支承されるY軸可動台59とを備え
る。
Y軸可動台59上に載置される。しかもY軸可動台59
には、複数のイメージセンサたとえばCCDイメージセ
ンサ60,60…が取付けられており、これらのCCD
イメージセンサ60,60…は、Y軸可動台59の上方
に水平姿勢でもたらされるシート状体40の下面を下方
から撮像するものである。この際、セラミックスグリー
ンシート42に印刷が施されたシート状体40にあって
は、仮位置決め台47から仮位置決め台47に移載され
るときにセラミックスグリーンシート42を下方位置と
した姿勢となっているので、前記CCDイメージセンサ
60,60…によりセラミックスグリーンシート42の
印刷パターンが撮像されることになる。而して回動台5
7、X軸可動台58およびY軸可動台59は、CCDイ
メージセンサ60,60…で撮像されるセラミックスグ
リーンシート42の印刷パターンと、Y軸可動台59と
の相対位置が一定位置となるように駆動され、前記相対
位置が一定となった状態でシート状体40がY軸可動台
59上に載置され、その後、回動台57、X軸可動台5
8およびY軸可動台59が初期位置に戻される。すなわ
ち相対位置を一定としてシート状体40を載せたY軸可
動台59が、搬送ラインL1 に対する姿勢を一定とした
原位置に戻される。
セラミックスグリーンシート42を下方位置したシート
状態40をY軸可動台59の上方に水平姿勢でもたらし
た状態で前記各イメージセンサ60,60…によってセ
ラミックスグリーンシート42の印刷パターンを撮像す
るとともにその撮像結果に基づいて前記印刷パターンに
対するY軸可動台59の相対位置が一定となるようにY
軸可動台59を原位置から作動せしめる工程と、前記印
刷パターンに対する相対位置が一定となった可動台59
上にセラミックスグリーンシート42を下方位置とした
シート状体40を載置する工程と、Y軸可動台59を原
位置に戻す工程とが順に行なわれることになる。
て、最下層および最上層のトレー52,52には印刷処
理が施されていないシート状体40,40がそれぞれ載
せられており、それらのシート状体40,40が位置調
整手段48にもたられたときにはCCDイメージセンサ
60,60…による位置調整が不可能である。しかるに
印刷処理が施されていないセラミックスグリーンシート
42は、セラミックスシート積層体32を構成したとき
に両端のカバーセラミックスシート35,35(図2お
よび図3参照)となるものであり、中間セラミックスシ
ート34,34…に対応する大きさを有していればよ
く、中間セラミックスシート34,34…との厳密な相
対位置調整は不要であるので、CCDイメージセンサ6
0,60…による位置調整を行わずにY軸可動台59上
に載せられればよい。
5、充トレー供給手段46、仮位置決め台47、位置調
整手段48、パンチングプレス機49、充トレー排出手
段50および空トレー供給手段51の上方で搬送ライン
L1 に沿って延びる案内レール62をそれぞれ有する一
対の案内架台61…が設けられており、空トレー排出手
段45および充トレー供給手段46にそれぞれ対応する
位置間を往復移動可能な台車63、充トレー供給手段4
6および仮位置決め台47にそれぞれ対応する位置間を
往復移動可能な台車64、ならびに仮位置決め台47お
よび位置調整手段48にそれぞれ対応する位置間を往復
移動可能な台車65が、両案内レール62…に沿って移
動可能に配設され、それらの台車63,64,65は同
期して移動すべく相互に連結される。
持解除を切換え可能な保持手段66が昇降可能に配設さ
れており、空トレー排出手段45および充トレー供給手
段46にそれぞれ対応する位置間での台車63の往復移
動、ならびに保持手段66の昇降作動により、充トレー
供給手段46においてシート状体40の移載により空と
なったトレー52が空トレー排出手段45の内端位置に
順次移される。また台車64には、シート状体40の保
持および保持解除を切換え可能な保持手段67が昇降可
能に配設されており、充トレー供給手段46および仮位
置決め台47にそれぞれ対応する位置間での台車64の
往復移動、ならびに保持手段67の昇降作動により、充
トレー供給手段46の内端位置において最上方のトレー
52上に載せられたシート状体40が仮位置決め台47
に順次移載される。さらに台車65には、シート状体4
0の保持および保持解除を切換え可能な保持手段68が
昇降可能に配設されており、仮位置決め台47および位
置調整手段48にそれぞれ対応する位置間での台車65
の往復移動、ならびに保持手段68の昇降作動により、
仮位置決め台47上に在るシート状体40が位置調整手
段48に順次もたらされる。しかも台車65が位置調整
手段48に対応する位置に在る状態での保持手段68の
下降動作は、位置調整手段48におけるY軸可動台59
の位置が定まってから開始されるものである。
ス機49は、シート状体40を載せる下金型71と、下
金型71と共働してパンチングプレス動作をする上金型
72とを有する。而して下金型71には、該下金型71
上に在るシート状体40の周縁部に対応した位置で複数
の嵌合孔73,73…が上下に延びて設けられており、
上金型72にはシート状体40を貫通して各嵌合孔7
3,73…に嵌合可能な突部74,74…が設けられ
る。また下金型71には、上金型72に設けられた複数
のガイドピン76,76を嵌合せしめる複数のガイド孔
75,75が設けられる。
と直交する方向に延びて基台44上に設けられている一
対のガイドレール77,77に沿って、それらのガイド
レール77,77の内端位置および外端位置間を移動可
能なものであり、両ガイドレール77,77の外端位置
に対応する部分で基台44には4本の支柱78,78…
が立設されており、それらの支柱78,78…の上端部
に固設された支持板79の下面中央部に鉛直軸線を有す
るシリンダ80が配設される。シリンダ80には各支柱
78,78…によって昇降動作を案内される昇降板81
が連結されており、この昇降板81に上金型72が固設
される。
ば、下金型71が両ガイドレール77,77の内端位置
に配置されている状態で下金型71上にシート状体40
が位置調整手段48から移載される。この際、位置調整
手段48および下金型71間のシート状体40の移載
は、前記台車63〜65および保持手段66〜68と同
様に構成されて案内架台61に設けられた移載装置(図
示せず)によって行なわれるものであり、位置調整手段
48では原位置に在るY軸可動台59上に載ったシート
状体40の搬送ラインL1 に対する姿勢が一定となって
いるので、Y軸可動台59上での姿勢を保って下金型7
1上にシート状体40が載せられたときに該シート状体
40と下金型71との相対位置は常に一定となる。
は、両ガイドレール77,77によって上金型72の下
方位置まで搬送され、下金型71が停止した状態でシリ
ンダ80が作動せしめられて上金型72が下降すること
により、突部74,74…および嵌合孔73,73…に
より、図11および図12で示すように、シート状体4
0に複数の基準孔82,82…が穿孔されることにな
る。
手段51は、それらの内端位置を搬送ラインL1 上に配
置して搬送ラインL1 と直交する方向に延設される。而
して充トレー排出手段50は、パンチングプレス機48
で穿孔加工されたシート状体40を載せた複数個たとえ
ば30個のトレー52,52…を、充トレー排出手段5
0の内端位置から外端位置に搬送するものである。また
空トレー供給手段51は、積み重ねられた空のトレー5
2…をその外端位置から内端位置へと搬送するものであ
り、空トレー供給手段51の内端位置で積み重ね状態に
在る空のトレー52,52…が充トレー排出手段50の
内端位置に順次もたらされる。
出手段50にそれぞれ対応する位置間を往復移動可能な
台車84と、充トレー排出手段50および空トレー供給
手段51にそれぞれ対応する位置間を往復移動可能な台
車85とが両案内レール62…に沿って移動可能に配設
されており、それらの台車84,85は同期して移動す
べく相互に連結される。また台車84には、シート状体
40の保持および保持解除を切換え可能な保持手段86
が昇降可能に配設されており、パンチングプレス機48
および充トレー排出手段50にそれぞれ対応する位置間
での台車84の往復移動、ならびに保持手段86の昇降
作動により、パンチングプレス機48で穿孔加工された
シート状体40が充トレー排出手段51の内端位置に順
次移される。また台車85には、トレー52の保持およ
び保持解除を切換え可能な保持手段87が昇降可能に配
設されており、充トレー排出手段50および空トレー供
給手段51にそれぞれ対応する位置間での台車85の往
復移動、ならびに保持手段87の昇降作動により、空ト
レー供給手段51の内端位置において積み重ね状態に在
るトレー52,52…のうち最上方のトレー52が充ト
レー排出手段50の内端位置に順次移載される。
を有するシート状体40をそれぞれ載せたトレー52,
52…が充トレー排出手段50から排出され、図1で示
すストックヤード27にもたらされるが、このストック
ヤード27において、積み重ね状態に在るトレー52,
52…のうち最上方のトレー52に載せられているシー
ト状体40は、充トレー供給手段46における積み重ね
状態で最下層に在ってセラミックスグリーンシート42
を上方位置としてトレー52に載置されていたので、セ
ラミックスグリーンシート42を上方位置とした姿勢と
なっている。
28は、床面43に固定配置される基台90上に、空ト
レー排出手段91、充トレー供給手段92、仮位置決め
台93、往復搬送手段94、接着剤塗布手段95、仮積
層プレス機96およびキャリアシート剥離機97が設け
られて成るものである。
が設定されており、空トレー排出手段91および充トレ
ー供給手段92は、それらの内端位置を搬送ラインL2
上に配置して搬送ラインL2 と直交する方向に延設され
る。而して充トレー供給手段92は、積み重ねられた複
数個たとえば30個のトレー52,52…を、充トレー
供給手段92の外端位置から内端位置に搬送するもので
あり、各トレー52,52…にはシート状体40がそれ
ぞれ載せられている。また空トレー排出手段91の内端
位置には、充トレー供給手段92の内端位置でシート状
体40を仮位置決め台93に移載することにより空にな
ったトレー52が複数個たとえば30個積み重ねられる
ものであり、積み重ねられた空のトレー52…が空トレ
ー排出手段91によりその内端位置から外端位置へと搬
送、排出される。
わずかに小さな四角形状の上面を有するものであり、こ
の仮位置決め台93の上面には、充トレー供給手段92
の内端位置に在るトレー52からシート状体40が順次
移載される。しかも仮位置決め台93の上部には、該仮
位置決め台93の上面に載せられたシート状体40の相
互に平行な両側縁に当接可能な一対の位置決め板98
a,98aが相互を近接させた縮小位置ならびに相互間
の距離を拡大させた拡大位置間での移動を可能として配
設されるとともに、前記両側縁と直交する両側縁に当接
可能な一対の位置決め板98b,98bが相互を近接さ
せた縮小位置ならびに相互間の距離を拡大させた拡大位
置間での移動を可能として配設されている。したがっ
て、充トレー供給手段92からシート状体40が移載さ
れる直前に拡大位置に在った各位置決め板98a,98
a,98b,98bを、シート状体40が仮位置決め台
93の上面に載せられるのに応じて縮小位置に移動させ
ることにより、シート状体40の全ての側縁に各位置決
め板98a,98a,98b,98bが当接し、シート
状体40の仮位置決め台93上の位置がほぼ一定に定め
られることになる。
手段92に関して空トレー排出手段91とは反対側で基
台90の搬送ラインL2 上に配設される。しかも仮位置
決め台93の中心および充トレー供給手段92の内端中
心間の距離は空トレー排出手段91および充トレー供給
手段92の内端中心間の距離に等しく設定される。
れる一対の平行なレール100,100と、両レール1
00,100に沿って往復移動可能な移動台101とを
備え、仮位置決め台93に隣接した位置に一端を配置し
た両レール100,100が搬送ラインL2 に沿って延
設される。
レール100,100の一端に在るときに、図15およ
び図16で示す載置板102が作業員による手作業によ
って位置決め、載置される。而してシート状体40に穿
設されている複数の基準孔82,82…に嵌合する複数
の基準ピン103,103…が載置板102の上面に突
設され、また載置板102の下面には、基準ピン10
3,103…を下方から嵌合させ得る円筒状の脚部10
4,104…が各基準ピン103,103…に対応して
突設される。また載置板102の側縁には、載置板10
2を移動台101上に載せたときに該移動台101に設
けられている位置決めピン(図示せず)を嵌合させて該
移動台101上での載置板102の位置を固定的に定め
るための複数の切欠き105,105…が設けられてい
る。
トレー供給手段92、仮位置決め台93および往復搬送
手段94の一端部の上方で搬送ラインL2 に沿って延び
る案内レール106をそれぞれ有する一対の案内架台1
07…が設けられており、空トレー排出手段91および
充トレー供給手段92にそれぞれ対応する位置間を往復
移動可能な台車108、充トレー供給手段92および仮
位置決め台93にそれぞれ対応する位置間を往復移動可
能な台車109、ならびに仮位置決め台93および往復
搬送手段94の一端部にそれぞれ対応する位置間を往復
移動可能な台車110が、両案内レール106…に沿っ
て移動可能に配設され、それらの台車108,109は
同期して移動すべく相互に連結される。
保持解除を切換え可能な保持手段111が昇降可能に配
設されており、空トレー排出手段91および充トレー供
給手段92にそれぞれ対応する位置間での台車108の
往復移動、ならびに保持手段111の昇降作動により、
充トレー供給手段92においてシート状体40の移載に
より空となったトレー52が空トレー排出手段91の内
端位置に順次移される。また台車109には、シート状
体40の保持および保持解除を切換え可能な保持手段1
12が昇降可能に配設されており、充トレー供給手段9
2および仮位置決め台93にそれぞれ対応する位置間で
の台車109の往復移動、ならびに保持手段112の昇
降作動により、充トレー供給手段92の内端位置におい
て最上方のトレー52上に載せられたシート状体40が
仮位置決め台93に順次移載される。さらに台車110
には、シート状体40の保持および保持解除を切換え可
能な保持手段113が昇降可能に配設されており、仮位
置決め台93および往復搬送手段94の一端部にそれぞ
れ対応する位置間での台車110の往復移動、ならびに
保持手段113の昇降作動により、仮位置決め台93上
に在るシート状体40が往復搬送手段94の一端部に停
止している移動台101上の載置板102に順次もたら
される。
の中間部に対応して基台90上に配設されるものであ
り、往復搬送手段94における両レール100,100
の外方で基台90に立設される4本の支柱114,11
4…の上端部に固設された支持板115と、鉛直軸線を
有して支持板115の上面に固定的に支持されるシリン
ダ116と、各支柱114,114…で案内されて昇降
することを可能として支持板115の下方に配置される
とともに前記シリンダ116に連結される押圧部材11
7とを備えるものであり、往復搬送手段94における移
動台101が仮積層プレス機96に対応する位置で一旦
停止している状態でシリンダ116を伸長作動せしめる
ことにより、移動台101上の載置板102上に載って
いるシート状体40に上方から押圧力を作用せしめるこ
とができる。
の一端部と仮積層プレス機96との間で案内架台107
…の端部に配設されるものであり、昇降可能な接着剤付
きローラ118が下方に向けて弾発付勢されて成るもの
である。この接着剤塗布手段95にあっては、往復搬送
手段94の移動台101が両レール100,100の一
端部から仮積層プレス機96側に向けて移動するときに
は接着剤付きローラ118が上昇せしめられ、移動台1
01が仮積層プレス機96から両レール100,100
の一端部側に向けて移動するときには下降せしめられ
る。
段94における両レール100,100の他端部に対応
して基台90上に配設されるものであり、搬送ラインL
2 に対してたとえば45度の角度をなして基台90上に
設けられる架台119と、該架台110に設けられた一
対のガイドレール120,120に沿って往復移動可能
な移動台121と、上下位置を調整可能として移動台1
21に支承される剥離部材122とを備える。
て載置板102が搬送されて来るまでは図13および図
14で示す原位置に在り、往復搬送手段94で載置板1
02がキャリアシート剥離機97に対応する位置まで搬
送されて来たときに搬送ラインL2 に対して45度の方
向への移動を開始する。この際、載置板102上に載っ
ているシート状体40の上部にあるキャリアシート41
に対応するレベルに剥離部材122の上下位置が調整さ
れており、移動台121および剥離部材122がシート
状体40の対角線に沿う方向に移動することにより、キ
ャリアシート41がその下方のセラミックスグリーンシ
ート42から剥離されることになる。
最下層となるシート状体40がキャリアシート41を下
方位置として積載された載置板102が、往復搬送手段
94により両レール100,100の一端部から他端部
に向けて搬送される。このとき、載置板102上のシー
ト状体40がそのセラミックスグリーンシート42を上
方位置とした姿勢にあるので、仮積層プレス機96によ
るプレス作動ならびにキャリアシート剥離機97による
キャリアシート剥離作動は行われず、載置板102が両
レール100,100の一端部に戻る直前に、接着剤塗
布手段95の接着剤付きローラ118によりセラミック
スグリーンシート42に接着剤が塗布される。次いで両
レール100,100の一端部で次のシート状体40が
セラミックスグリーンシート42を下方位置として最下
層のシート状体40に重ねられた後、載置板102が仮
積層プレス機96に対応する位置まで搬送されて一旦停
止せしめられ、その状態で仮積層プレス機96による押
圧力が作用することにより上下のセラミックスグリーン
シート42同士が接着される。さらに載置板102は仮
積層プレス機96からキャリアシート剥離機97に対応
する位置まで搬送され、最上層に在るシート状体40の
キャリアシート41がキャリアシート剥離機97により
剥離され、その後、載置板102が両レール100,1
00の一端部に戻る過程で最上面のセラミックスグリー
ンシート42に接着剤が塗布される。このような操作を
順次繰返すことにより、載置板102上に載った一枚の
キャリアシート41上に相互に接着された複数たとえば
30枚のセラミックスグリーンシート42…が相互に接
着されて積層されることになり、しかも各セラミックス
グリーンシート42…の相対位置は、載置板102の基
準ピン103,103…が基準孔82,82…に嵌合す
ることにより一定に定まっている。而して、設定枚数の
セラミックスグリーンシート42…の積層が終了した状
態で載置板102がキャリアシート剥離機97から排出
される。
装置29は、供給コンベア126と、積層プレス機12
7と、切断機128とを備え、供給コンベア126の機
台129、積層プレス機127の機台130ならびに切
断機128の機台131が、床面43上に固定配置され
る基台125上に固定的に配設される。
125上に設定される一直線状の搬送ラインL3 に直交
する方向に延設されており、該機台129の内端部が搬
送ラインL3 上に位置するようにして基台125上に配
設される。而して供給コンベア126は、載置板102
上に仮積層状態で載せられている複数のセラミックスグ
リーンシート42,42…を、その外端部から内端部に
向けて水平に搬送可能である。
記機台129上には保持昇降手段132が配設されてお
り、この保持昇降手段132は、上下に延びて機台12
9に設けられたガイド枠133と、該ガイド枠133に
設けられた一対のガイドレール134,134に沿って
昇降可能な昇降台135と、供給コンベア126の内端
部に在る載置板102のクランプおよびクランプ解除を
可能として昇降台135に設けられるクランプ治具13
6とを備えるものであり、複数のセラミックスグリーン
シート42,42…が仮積層状態で載せられている載置
板102を供給コンベア126上から上昇せしめること
ができる。
せ得る固定の受け台137と、該受け台137の上方で
昇降可能な押圧部材138と、該押圧部材138を昇降
作動せしめるシリンダ139とを備え、積層プレス機1
27の機台130は、搬送ラインL3 に沿って前記供給
コンベア126の内端部に隣接する位置で基台125上
に固定配置される。
中心を有するようにして機台130上に固定配置され、
受け台137の外側方で機台130に立設される4本の
支柱140,140…の上端部に設けられた支持板14
1に、鉛直軸線を有するシリンダ139が固定的に配設
される。また押圧部材138は、各支柱140,140
…で案内されて昇降作動することを可能として支持板1
41の下方に配置され、シリンダ139が該押圧部材1
38に連結される。
ラミックスグリーンシート42,42…を仮積層状態で
載せている載置板102が受け台137上に載せられた
状態で、シリンダ139を伸長作動せしめることにより
押圧部材138による押圧力を各セラミックスグリーン
シート42,42…に上方から加えることにより、載置
板102上での複数のセラミックスグリーンシート4
2,42…の積層を完了することができる。
2,42…の積層プレスを行なうときには、約80度〜
90度Cに加熱しておくことが必要であり、受け台13
7にはヒータ(図示せず)が内蔵されている。
7への載置板102の搬送、ならびに積層プレス機12
7から切断機128側への載置板102の搬送は、一対
ずつ2組のウォーキングビーム142,142;14
3,143によって行なわれるものであり、これらのウ
ォーキングビーム142,142;143,143は、
受け台137の両側に配置される。
2;143,143は、供給コンベア126および積層
プレス機127の中心間の距離よりも大なる長さを有
し、搬送ラインL3 に沿って平行に延設されるものであ
り、説明を省略する駆動手段により図19で示すような
動作を行なって載置板102を搬送する。
スグリーンシート42,42…が仮積層状態で載せられ
ている載置板102を昇降保持手段132から受取る状
態では、両ウォーキングビーム142…,143…は、
その一端を供給コンベア126に対応させるとともに他
端を積層プレス機127の受け台137に対応させる位
置に在り、この状態で載置板102が昇降保持手段13
2から両ウォーキングビーム142…,143…の一端
部に載せられる。
ウォーキングビーム142…が上昇せしめられた後、一
端部を積層プレス機127の受け台137に対応させる
位置まで水平移動せしめられる。これにより、一方のウ
ォーキングビーム142…の一端部に載せられた載置板
102が受け台137の上方位置まで搬送され、図19
(c)で示すように、一方のウォーキングビーム142
…を受け台137の上面よりも下方まで降下せしめるこ
とにより載置板102が受け台137上に載せられるこ
とになり、この間、他方のウォーキングビーム143…
は静止したままである。
ーンシート42,42…の積層プレス機127による積
層処理完了後、図19(d)で示すように、他方のウォ
ーキングビーム143…が受け台137の上面よりも上
方まで上昇せしめられ、さらに該ウォーキングビーム1
43…がその一端部を受け台137に対応させる位置ま
で水平移動せしめられる。これにより受け台137上に
載っていた載置板102がウォーキングビーム143…
の他端部上に移載され、積層プレス機127から切断機
128側に移動せしめられることになる。この状態で、
供給コンベア126の内端部に在る載置板102が昇降
保持手段132により供給コンベア126から上昇せし
められ、またウォーキングビーム143…の他端部上に
在る載置板102が後述の移載装置148により切断機
128に移載される。
了後には、図19(e)で示すように、他方のウォーキ
ングビーム143…が一方のウォーキングビーム142
…に水平方向で重なる位置まで降下せしめられ、その
後、両ウォーキングビーム142…,143…が図19
(a)で示す位置まで水平移動せしめられる。
143…の作動を繰返すことにより、昇降保持手段13
2から積層プレス機127に載置板102が搬送される
とともに積層プレス機127から切断機128側に載置
板102が搬送されることになる。
る方向に移動可能な移動台145上に鉛直軸線まわりに
90度回動することを可能として配設される回動テーブ
ル146と、該回動テーブル146上に載せられている
載置板102上の複数のセラミックスグリーンシート4
2,42…を切断するカッタ147とを備え、この切断
機128の機台131は、積層プレス機127に関して
供給コンベア126と反対側で機台125上に固定配置
される。
する方向に延びる一対のレール149,149が固設さ
れており、移動台145はそれらのレール149,14
9に沿って移動可能である。また両レール149,14
9の長手方向中間部における両側で機台131上には、
支持枠150,150が立設されており、カッタ147
はそれらの支持枠150,150により昇降可能に支承
される。また両支持枠150,150には、カッタ14
7に連結されるシリンダ151,151が鉛直軸線を有
して固定的に配設されており、両シリンダ151,15
1を同期作動せしめることによりカッタ147が昇降駆
動される。しかも積層プレス機127での処理温度と略
同一条件でセラミックスグリーンシート42,42…を
切断するためにカッタ47の両側にはヒータ152,1
52が配設される。
ウォーキングビーム143…で積層プレス機127から
切断機128側にもたらされた載置板102を切断機1
28の回動テーブル146上に載置させるための移載装
置148が、切断機128の機台131上に配設され
る。
平行に延びるとともに切断機128をその上方で跨ぐよ
うにして機台131上に固定的に配設される架台153
と、搬送ラインL3 と平行にして架台153に設けられ
た一対の案内レール154,154に沿って往復移動可
能な台車155と、載置板102の保持および保持解除
を切換可能とするとともに昇降可能として台車155に
配設される保持手段156とを備える。
155の案内レール154,154に沿う移動および保
持手段156の昇降作動により、ウォーキングビーム1
43…で積層プレス機127から切断機128側にもた
らされた載置板102を、移載装置148の下方で待機
している移動台145上の回動テーブル146に移載す
ることが可能となる。
レス機127で積層プレスされて積層状態に在る複数の
セラミックスグリーンシート42,42…が、載置板1
02上に載置されている状態で切断されることになる
が、その際、複数のセラミックスグリーンシート42,
42…は一枚のキャリアシート41上に積層された状態
にあり、カッタ147をキャリアシート41に食い込ま
せるまで作動せしめることにより、積層状態に在る全て
のセラミックスグリーンシート42,42…が確実に切
断されることになる。また回動テーブル146を90度
回動せしめることにより、各セラミックスグリーンシー
ト42,42…は相互に直交する方向に切断されること
になり、図20で示すように、各セラミックスグリーン
シート42,42…から複数のセラミックスグリーンシ
ート積層体160,160…が得られることになる。而
して各セラミックスグリーンシート積層体160,16
0…は焼成後に得られるセラミックスシート積層体32
に対応した大きさをそれぞれ有するものである。
9,29で得られたセラミックスグリーンシート積層体
160は、検査場30での検査後に焼成装置31で焼成
され、それにより、図2で示したようなセラミックスシ
ート積層体32が得られることになる。
と、キャリアシート41上にセラミックスグリーンシー
ト42を設けて成るシート状体40には、印刷・乾燥装
置25において、そのセラミックスグリーンシート42
の表面への印刷処理および乾燥処理が施され、パンチン
グ装置26にもたらされる。
40に複数の基準孔82,82…が穿孔されるのである
が、CCDイメージセンサ60,60…によりシート状
体40におけるセラミックスグリーンシート42の印刷
パターンを撮像することにより、基準孔82,82…と
印刷パターンとの相対位置を常に一定に定めることが可
能である。
た後のシート状体40に、積層のための複数の基準孔8
2,82…を穿孔することにより、基準孔穿孔後に印刷
および乾燥処理等が施すものに比べると、印刷および乾
燥処理等による歪み等の悪影響が及ぶのを極力回避し、
印刷パターンと各基準孔82,82…との相対位置精度
を高めることができる。しかもCCDイメージセンサ6
0,60…による撮像により、印刷および乾燥工程で生
じた不良品の検出が可能であり、不良品を随時分離する
ことができる。
ート状体40,40…は仮積層装置28にそれぞれもた
らされる。而して該仮積層装置28では、載置板102
に設けられている基準ピン103,103…を各基準孔
82,82…に嵌合させつつ、セラミックスグリーンシ
ート42同士を相互に接着する操作ならびに接着後に上
方位置に在るキャリアシート41をセラミックスグリー
ンシート42から剥離する操作を順次繰り返して、複数
枚のセラミックスグリーンシート42,42…が載置板
102上に仮積層される。
ト42に上方のセラミックスグリーンシート42が重ね
られるときに、該上方のセラミックスグリーンシート4
2にはキャリアシート41が付けられたままであり、積
み重ね時にセラミックスグリーンシート42がキャリア
シート41で拘束されていることにより、セラミックス
グリーンシート42の変形を極力防止し、積層精度を向
上することができる。
数枚のセラミックスグリーンシート42,42…は、積
層・切断装置29において、押圧力を加えることにより
完全な積層状態とされた後に複数に切断され、複数のセ
ラミックスグリーンシート積層体160,160…が得
られることになる。
125上に積層プレス機127および切断機128が配
置され、積層プレス機127での積層プレスに続いて切
断機128による切断が実行されるので、積層プレス機
127および切断機128でのセラミックスグリーンシ
ート42の処理温度をほぼ同一とすることができ、加工
精度を向上することができる。
めて薄いセラミックスグリーンシート42を積み重ねる
際には、比較的強度の強いキャリアシート41をセラミ
ックスグリーンシート42に付けたままでの処理が行な
われ、また切断時には積層状態にあるセラミックスグリ
ーンシート42,42…を載置板102上に載せたまま
で切断処理が行なわれるので、積層、切断時にはセラミ
ックスグリーンシート42が自由状態にはなく拘束状態
にあり、温度や湿度に影響されることなく、セラミック
スグリーンシート42の変形を極力回避して、充分な精
度のセラミックスシート積層体160を得ることが可能
となる。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
いセラミックスグリーンシートを載置板上で積み重ねる
際には、比較的強度の強いキャリアシートをセラミック
スグリーンシートに付けたままでの処理が行われ、しか
も積層プレス機による積層処理時や切断機による切断時
には、積層状態にあるセラミックスグリーンシートを載
置板に載せたまま処理が行われるので、積層、切断時に
はセラミックスグリーンシートが自由状態にはなく拘束
状態にあり、セラミックスグリーンシートの変形を極力
回避して充分な精度のセラミックスシート積層体を得る
ことが可能となる。 また水平面内で相互に直交する方向
への移動ならびに鉛直軸線まわりの回動を可能として固
定の基台上に配置した可動台に複数のイメージセンサを
取付けておき、印刷および乾燥処理を完了した後のセラ
ミックスグリーンシートを前記可動台の上方に水平姿勢
でもたらした状態で前記各イメージセンサによってセラ
ミックスグリーンシートの印刷パターンを撮像するとと
もにその撮像結果に基づいて前記印刷パターンに対する
可動台の相対位置が一定となるように該可動台を原位置
から作動せしめる工程と、前記印刷パターンに対する相
対位置が一定となった可動台上にセラミックスグリーン
シートを載置する工程と、可動台を原位置に戻す工程
と、原位置に在る可動台上のセラミックスグリーンシー
トをそのままの姿勢でパンチングプレス機にもたらして
該パンチングプレス機により複数の基準孔を穿孔する工
程とを順に経過せしめるので、基準孔穿孔後に印刷およ
び乾燥処理等が施すものに比べると、印刷および乾燥処
理等による歪み等の悪影響が及ぶのを極力回避し、印刷
パターンと各基準孔との相対位置精度を高めることがで
き、イメージセンサによる撮像により、印刷および乾燥
工程で生じた不良品の検出を可能として不良品を分離す
ることができる。
である。
ンサの切欠き縦断側面図である。
る。
る。
ための図である。
後の平面図である。
サ 82・・・基準孔 49・・・パンチングプレス機
Claims (1)
- 【請求項1】 合成樹脂製のキャリアシート(41)上
にセラミックスグリーンシート(42)を設けて成ると
ともに製品たるセラミックスシート積層体(32)の複
数個分の大きさを有するシート状体(40)に、セラミ
ックスグリーンシート(42)への導電金属による印刷
および乾燥処理を施した後に、複数の基準孔(82)を
穿孔する工程と; 載置板(102)に設けた複数の基準ピン(103)を
各基準孔(82)に嵌合させつつ、セラミックスグリー
ンシート(42)同士を相互に接着する操作ならびに接
着後に上方位置に在るキャリアシート(41)をセラミ
ックスグリーンシート(42)から剥離する操作を順次
繰り返して載置板(102)上で複数枚のセラミックス
グリーンシート(42)を仮積層した後、その複数枚の
セラミックスグリーンシート(42)を載置板(10
2)上で積層プレス機(127)により積層処理する工
程と; 載置板(102)を積層プレス機(127)から切断機
(128)側にもたらし、その載置板(102)上で積
層状態に在る複数枚のセラミックスグリーンシート(4
2)を該切断機(128)により複数に切断して、セラ
ミックスシート積層体(32)に対応する大きさのセラ
ミックスグリーンシート積層体(160)を得る工程
と;を有しており、 前記シート状体(40)に 基準孔(82)を穿孔するに
あたっては、水平面内で相互に直交する方向への移動な
らびに鉛直軸線まわりの回動を可能として固定の基台
(44)上に配置した可動台(59)に複数のイメージ
センサ(60)を取付けておき、印刷および乾燥処理を
完了した後のセラミックスグリーンシート(42)を前
記可動台(59)の上方に水平姿勢でもたらした状態で
前記各イメージセンサ(60)によってセラミックスグ
リーンシート(42)の印刷パターンを撮像するととも
にその撮像結果に基づいて前記印刷パターンに対する可
動台(59)の相対位置が一定となるように該可動台
(59)を原位置から作動せしめる工程と、前記印刷パ
ターンに対する相対位置が一定となった可動台(59)
上にセラミックスグリーンシート(42)を載置する工
程と、可動台(59)を原位置に戻す工程と、原位置に
在る可動台(59)上のセラミックスグリーンシート
(42)をそのままの姿勢でパンチングプレス機(4
9)にもたらして該パンチングプレス機(49)により
複数の基準孔(82)を穿孔する工程とを順に経過せし
めることを特徴とする、セラミックスグリーンシート積
層体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7264048A JP2816956B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | セラミックスグリーンシート積層体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7264048A JP2816956B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | セラミックスグリーンシート積層体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09104017A JPH09104017A (ja) | 1997-04-22 |
JP2816956B2 true JP2816956B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=17397830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7264048A Expired - Fee Related JP2816956B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | セラミックスグリーンシート積層体の製造方法 |
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JP (1) | JP2816956B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2575339Y2 (ja) * | 1992-01-18 | 1998-06-25 | 太陽誘電株式会社 | 積層セラミック電子部品の積層装置 |
JP3227482B2 (ja) * | 1993-09-13 | 2001-11-12 | ティーディーケイ株式会社 | セラミック多層基板の製造方法及び装置 |
-
1995
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