JP2816921B2 - 水中観測システム - Google Patents

水中観測システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水中の状況を長期に
わたって観測する水中観測システムに関する。 以下、
この発明を海底に設置し、海底付近の状況を長期にわた
って観測する海底観測システムに実施した場合につき説
明する。
【0002】
【従来の技術】従来より海洋調査の一環として海底付近
の状況を観測する装置が用いられている。従来の海底観
測装置は、例えば海底付近の流速を観測するものであっ
て、流速計を海中に係留して、例えば2〜3週間後に流
速計を回収して観測データを回収するようにしている。
このような観測はたとえば工事予定地の事前調査として
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の海底観測装置の
観測期間が2〜3週間と短期であったのは、おもに長期
にわたる電源確保が困難であったことがおもな理由であ
るが、最近ではたとえば数ヵ月〜数年にわたる長期の海
底観測を行うシステムも要求されている。このような長
期にわたって海底観測を行う場合に問題となるのは、電
源の確保だけでなく、観測データにおける時刻の精度と
観測データの伝送である。すなわち、観測装置を海底に
設置する直前に観測装置内部に設けた時計回路の時刻を
正確に合わせたとしても、観測装置内の時計回路は自立
動作するため、時計回路の原発振器の発振周波数の偏差
および変動による計時誤差が生じる。このように時計回
路の時刻データに誤差が含まれれば、測定した海底周囲
の環境データと対をなす時刻データに誤差が生じること
となる。たとえば流速等の計測であれば、数秒程度の誤
差はあまり問題とはならないが、地震計測においては、
複数地点における各感震時刻から震源地を求める必要が
あるため、感震時刻に10mS〜100mSの測定精度
が要求される。
【0004】また、従来観測データの回収は全ての観測
が終了し、観測装置回収後であったので、長期観測を行
う場合には数ヵ月〜半年後となる。これでは例えば大地
震の前兆現象を検出したり震源を決定するにはあまりに
も遅く、遅くとも1ヵ月以内にデータを回収することが
要求される。
【0005】海底付近に設置される観測装置内の時計回
路の誤差による問題を解消し、遅れなく観測データを回
収する方法として、海底観測装置を、陸上の基地とケー
ブルを介して接続し、基地にJJYやGPS受信機を設
け、JJYやGPS受信機で求めた正確な時刻データに
基づき観測装置による観測データを読み取る方法等が考
えられる。しかしながら、観測装置が陸地から離れてい
るとケーブルが非常に長くなり、ケーブルに要する費用
およびケーブルを敷設するための工事費用が非常に高く
なる。これにより海底観測装置の設置位置の変更や広域
に多数設置することは非常に困難となる。
【0006】この発明の目的は、海底に設置する観測装
置内に、原発振器として水晶振動子を用いた通常の時計
回路を設け、さらに観測装置より定期的に浮上するブイ
内に基準時刻受信装置と無線装置を設けブイと観測装置
を海底深度の1.2〜1.5倍の短く、しかもブイ浮上
から無線送信完了までの短時間のみ使用可能な細く安価
な光ケーブルまたはケーブルでブイと観測装置を接続
し、しかも陸上に設けた基地との間を非常に長く、しか
もケーブルで接続する必要のなく、高い時刻精度で、観
測データの回収までの遅れも短く、無人の海底観測シス
テムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の水中観測システ
ムは、海底周囲又は水中周囲の環境を測定する手段と、
時刻を計時する時計回路と、当該時刻を入力された基準
時刻に合わせる校正手段と、測定された環境データを時
刻データとともに記憶する手段と、記憶データを読み出
して出力する手段とを備えた観測装置が海底付近又は海
中に設置されている一方、基準時刻のデータを受信する
手段と、受信された基準時刻を信号ケーブルを介して観
測装置に出力する手段と、観測装置から出力された記憶
データを記憶する手段と、当該記憶データを読み出して
基地局に向けて送信する手段とを備えた一又は複数のブ
イが観測装置に切り離し可能に連結されており、測定を
開始した後、前記ブイを順次的に切り離し、切り離され
て浮上したブイを通じて時刻の校正及び記憶データの送
信を行う構成となっていることを特徴としている。この
ような構成による場合、観測装置に一又は複数のブイが
切り離し可能に連結され、両者は水深に見合った長さの
信号ケーブルで接続される。観測装置が海底付近又は水
中に設置されると、同装置により海底周囲又は水中周囲
の環境、たとえば潮流、地震、海底傾斜、水温、地熱、
放射能、ph又はDO等が測定され、測定された環境デ
ータが時刻データとともに記憶される。この記憶データ
はブイに出力され記憶される。測定が開始された後ブイ
が順次的に切り離される。切り離されて浮上したブイに
より基準時刻のデータが受信され、信号ケーブルを介し
て観測装置に出力される。観測装置に基準時刻のデータ
が入力されると、時計回路により計時される時刻が基準
時刻に合わされ校正される。これに前後して、当該ブイ
により記憶データが基地局に向けて送信される。即ち、
ブイを切り離す毎に、時刻の校正が行われ、測定データ
が時刻データとともに基地局に向けて送信される。
【0008】より好ましくは、観測装置は、浮上信号を
受信すると、同装置自体を海底又は水中に沈めるための
錘を同装置から外す手段を備えていることが望ましい。
このような構成による場合、浮上信号を受信すると、観
測装置自体を海底又は水中に沈めるための錘が同装置か
ら外されることから、これに作用する浮力により観測装
置が浮上する。
【0009】より好ましくは、観測装置は、ブイの切り
離しを行う直前にブイの電源を起動させ、記憶データを
読み出して切り離すべきブイに転送する構成とすること
が望ましい。
【0010】
【実施例】この発明の実施例である海底観測システムの
全体の構成をブロック図として図1に示す。図1におい
て観測装置1は海底または海底付近に設置する。観測装
置1には2a、2b・・・2jで示す複数のブイを接続
している。これらのブイは順次定期的に観測装置1から
分離して海面にまで浮上する。2a′はブイ2aが浮上
した時の様子を示す。2a〜2jの各ブイには、GPS
受信機を備え、海面に浮上した際、GPS受信機によっ
て基準時刻を受信し、基準時刻に観測装置の時計回路の
時刻を合わせる。そして観測データを基地装置3へ無線
送信する。基地装置3はたとえば陸地に設置し、浮上し
たブイ2a′から受信した観測データを記憶する。ブイ
2a〜2jはたとえば1ヵ月毎に観測装置1から順次分
離し、各時点での観測装置1内の観測データを基地装置
3へ無線送信する。これにより基地装置3は観測装置1
を用いて海底観測を開始してから観測が終了するまでの
間、等間隔で観測装置1の観測データを記憶することが
できる。全てのブイを浮上させて海底観測が終了すれ
ば、観測装置の回収船は観測装置1の真上付近から観測
装置1に超音波信号による浮上指令を与える。これによ
り観測装置1は錘(おもり)を外して海面まで浮上す
る。回収船は観測装置1を回収する。
【0011】以上のようにして、観測装置1内の時計回
路の時刻は定期的に誤差の大きくなる前に校正され、し
かも観測装置と基地装置間をケーブルで接続することな
く時間遅れも少なく観測結果を得ることができる。観測
装置1とブイ2a〜2jとの間は、海面上に浮上したブ
イにより受信された基準時刻信号等を観測装置1に伝送
するための信号ケーブルとして、光ファイバー、電線等
で各々接続されている。この信号ケーブルは観測地点の
水深に見合った長さで十分であり、低コスト化を考慮し
て細径のものを使用している。
【0012】次に、図1に示した観測装置1、ブイ2a
〜2jおよび基地装置3の構成をブロック図として図2
〜図4に示す。
【0013】図2は観測装置1の構成を示すブロック図
である。図2においてCPU10はPROM11に予め
書き込んだプログラムを実行して後述する各種制御を行
う。RAM12はそのプログラムの実行に際してワーキ
ングエリアとして用いる。測定装置14・・・14は潮
流、地震、海底傾斜、水温、地熱、放射能、phまたは
DO等の各種データを測定する。CPU10はインタフ
ェース13を介してこれらの観測データを読み取る。外
部メモリ16はRAMや光ディスクや磁気テープを記録
媒体として時刻データとともに各種測定データを記憶す
る。CPU10はインタフェース15を介してデータの
書き込みを行う。超音波受信装置18は観測装置の回収
船からの超音波信号を受信する装置であり、CPU10
はインタフェース17を介して受信信号を解読し、指令
に応じた制御を行う。切り離し装置20は錘を外して自
身を浮上させる装置であり、CPU10は超音波受信装
置18により受信した指令が切り離し指令であった時、
I/Oポート19を介して切り離し装置20を作動させ
る。I/Oポート21は後述する各ブイに内蔵されてい
る電源回路に接続していて、CPU10はI/Oポート
21を介して必要な時点で各ブイの電源回路を起動させ
る。インタフェース22は後述する各ブイのインタフェ
ースと接続していて、CPU10はインタフェース22
を介してブイからの基準時刻を取りこみ時計回路23に
対し現在時刻の設定指示や外部メモリ16のデータのブ
イへの転送等を行う。時計回路23は水晶発振子を原発
振回路に用いた通常の時計回路であり、CPU10は必
要な時点で時計回路23から時刻データを読み出し、各
種観測データとともに外部メモリ16へ書き込む。電源
回路24は観測装置の各部に対し電源電圧を供給する。
【0014】図3はブイの構成を示すブロック図であ
る。図3において1は観測装置であり、2a,2b,2
c・・・は観測装置1に接続したブイである。ブイ2a
内においてCPU30はPROM31に予め書き込んだ
プログラムを実行して後述する各種制御を行う。RAM
32はそのプログラムの実行に際してワーキングエリア
として用いる。圧力スイッチ34はブイが海面にまで達
したか否かを水圧によって検出するためのスイッチであ
り、CPU30はI/Oポート33を介して圧力スイッ
チ34の状態を読み取る。切り離し装置36は観測装置
1に繋がっているワイヤを切断することによって自身の
ブイを浮上させるための装置である。CPU30はI/
Oポート35を介して必要な時点で切り離し装置36を
作動させる。電源回路39はブイの各部に電源電圧を供
給する回路であり、観測装置1のI/Oポート21の出
力信号により起動し、起動後はCPU30を含む制御回
路全体に電源電圧を供給する。CPU30はそのまま電
源供給を維持する場合にはI/Oポート37を介して電
源回路39に電源供給状態を維持するための制御信号を
与える。インタフェース40は観測装置1のインタフェ
ース22と接続し、CPU30は観測装置1から与えら
れる制御信号に応じた処理を行う。GPS受信機42は
ブイが海面に達してからGPS航法衛星からの信号を受
信し、正確な現在時刻を測定する。CPU30はインタ
フェース41を介して基準時刻を読み取り、その基準時
刻を観測装置1へインターフェース40を介して転送す
る。無線送信機44はこのブイから基地装置3(図1参
照)に対し各種データを無線送信するために用いる。C
PU30はインタフェース43を介してブイの番号を示
すデータおよび観測データを基地装置に対し無線送信さ
せる。なお、圧力スイッチ34の代わりに海水スイッチ
を用いて、ブイが海面にまで達したか否かを検出しても
良い。なお、切り離し装置36をブイに取り付ける代わ
りに、観測装置1に取り付けてもよい。
【0015】他のブイ2b,2c・・・2jについて
も、その構成は図3においてブイ2aに示したものと同
様である。各ブイの電源回路39は観測装置1のI/O
ポート21の出力に共通接続し、各ブイのインタフェー
ス40は観測装置1のインタフェース22に共通接続し
ている。
【0016】図4は基地装置の構成を示すブロック図で
ある。図4においてCPU50はROM51および外部
メモリ55に予め書き込まれているプログラムを実行し
て後述する各種処理を行う。RAM52はそのプログラ
ムの実行に際してワーキングエリアとして用いる。無線
受信機54は海面に浮上したブイから送信される無線信
号を受信する装置であり、CPU50はインタフェース
53を介して受信データを読みとり外部メモリ56に収
納する。外部メモリ56はブイから受信したデータを光
ディスクや磁気テープ等の記録媒体に対し読み書きする
装置である。
【0017】次に、図2〜図4に示した各装置の処理手
順をフローチャートとして図5〜図7に示す。
【0018】図5は観測装置1の処理手順を示すフロー
チャートである。観測装置1は時計回路23からの割り
込みがかかる毎に図5(A)の処理を実行する。すなわ
ち、割り込み処理で、まず時刻TS(時計回路23の内
容)を読み出し、測定装置14・・・14から各測定結
果を読み取る(n1→n2)。その後、時刻データTS
とともに各種測定データを外部メモリ16へ記憶する
(n3)。割り込み処理以外では図5(B)に示す処理
を行う。すなわち、まず切り離すべきブイの番号および
観測を開始してから何ヵ月目にあたるかを示す変数iに
初期値1を設定する(n10)。そして、iカ月が経過
するのを待つ(n11)。i=1で、観測を開始してか
ら1ヵ月が経過した時、観測装置1のI/Oポート21
の出力信号により全てのブイの電源回路を起動させる
(n12)。そして、全てのブイに対し観測装置1のイ
ンタフェース22を介して浮上すべきブイの浮上ブイ番
号を転送する(n13)。
【0019】その後、観測装置のI/Oポート21の出
力を制御して各ブイの電源を停止させる(n14)。こ
れにより2番目以降のブイの電源は停止されるが、1番
目のブイについては、後述するブイのCPUの処理によ
って、電源供給状態が維持される。なお、2番目以降の
ブイについては、一旦電源の起動がなされるが、後述す
るように浮上指定されたブイ番号が自身のブイ番号と一
致しないので、2番目以降のブイは何ら処理を行わず、
その後電源供給が停止される。次に1番目のブイは浮上
し、基準時刻TGを受信する。この基準時刻TGデータ
を観測装置1は受け取り、時計回路23を校正する(n
15)。
【0020】具体的にはこのとき1番目のブイは受信し
た基準時刻TGより進んでいて且つ最も近い10秒単位
の時刻データを観測装置へ転送する。たとえば基準時刻
TGが1994年11月17日00時00分00秒であ
ったなら、1994年11月17日00時00分10秒
の時刻データを観測装置へ転送する。その後、00時0
0分10秒になる直前で観測装置に対し時計回路のスタ
ート指令を与える。これにより、時計回路23は基準時
刻TGと同一時刻を計時し始めることになる。次に過去
1ヵ月分の観測データを外部メモリ16より読み出し、
ブイへ転送する(n16)。ステップn12〜n16の
処理を1ヵ月毎に順次行い、たとえばブイの数が10個
であれば、観測を開始してから10ヵ月目で観測を終了
することになる。観測装置の回収船等から超音波信号に
よる指令が送信されたなら、観測装置はこれを受信し、
その信号が観測装置本体の切り舗し信号であるか否か判
定する(n17→n18)。切り離し信号であれば、図
2に示した切り離し装置20を作動させて観測装置本体
から錘を外し浮上する(n19)。
【0021】図6は各ブイの処理手順を示すフローチャ
ートである。まず、観測装置1からの制御信号により電
源が起動されたなら、観測装置から指定される浮上ブイ
番号を受信する(n30)。観測装置から指定されたブ
イ番号が自身のブイ番号と一致しなければそのまま処理
を停止する(n31→HALT)。この場合、その後、
観測装置からの制御によって電源が停止されることによ
って元の電源遮断状態に戻る。観測装置から指定された
ブイ番号が自身のブイ番号と一致すれば、その後の観測
装置1からの制御によって電源が遮断されないような電
源保持を行う(n31→n33)。その後、切り離し装
置36を作動させて自身のブイを観測装置から切り離す
(n33)。
【0022】これによりブイ自身は海面にまで浮上して
いくことになる。切り離しを行った後圧力スイッチの状
態を判別し、ブイが海面に達して圧力スイッチがオンす
れば、GPS受信機を作動させ、基準となる時刻TGを
求める(n34→n35)。その後、GPS受信機42
から基準時刻TGを読み取るとともに、TGとスタート
指令を観測装置へ転送(n36)。その後、自身のブイ
番号および観測装置から送られてきた過去1ヵ月分の観
測データを基地装置に対し無線送信する(n37)。
【0023】図7は基地装置の処理手順を示すフローチ
ャートである。図7(A)は観測を開始してから観測を
終了するまでの10ヵ月間の処理に相当する。まず、海
面に浮上したブイから送信される信号の受信に備えてブ
イ番号を示す変数iに初期値1を代入する(n50)。
i番目のブイからの無線送信があれば、これを受信して
ブイ番号iとともに観測データを記憶する(n51)。
ステップn51の処理をiが10に達するまでiをイン
クリメントするとともに順次繰り返す(n52→n53
→n54・・・)。
【0024】海面上に浮上したブイ2は光ファイバーや
電線等で観測装置1で接続されていることから、潮流に
よりブイが流されることはない。ただ、細径の光ファイ
バーや電線等を用いている以上、海上が荒れたときに
は、ケーブルが切断されることはあり得る。しかし、こ
の場合であっても、ブイに設けられたGPS受信機を用
いてブイを位置を測定できるので、ブイから送信される
ブイ位置信号を受信することにより、当該ブイの位置を
容易に知ることができる。よって、観測装置1から切り
離されたブイ2a〜2jを確実に回収することができ
る。なお、以上に示した実施例では、1ヵ月毎にブイか
ら基地装置に対し観測データを無線送信するようにした
が、無線送信データ量を減らすため観測データの一部を
無線送信するようにし、残りは観測装置回収時に回収し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である海底観測システム全体
の構成を示すブロック図である。
【図2】観測装置の構成を示すブロック図である。
【図3】ブイの構成および観測装置との接続の構成を示
すブロック図である。
【図4】基地装置の構成を示すブロック図である。
【図5】観測装置の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】ブイの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】基地装置の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1−観測装置 2(2a〜2j)−ブイ 3−基地装置
フロントページの続き (72)発明者 渋谷 正三 西宮市芦原町9番52号 古野電気株式会 社内 (56)参考文献 特開 昭60−174538(JP,A) 特開 昭62−175690(JP,A) 特開 平4−359189(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01D 21/00 G04G 5/00 H04B 7/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海底周囲又は水中周囲の環境を測定する
    手段と、時刻を計時する時計回路と、当該時刻を入力さ
    れた基準時刻に合わせる校正手段と、測定された環境デ
    ータを時刻データとともに記憶する手段と、記憶データ
    を読み出して出力する手段とを備えた観測装置が海底付
    近又は水中に設置されている一方、基準時刻のデータを
    受信する手段と、受信された基準時刻を信号ケーブルを
    介して観測装置に出力する手段と、観測装置から出力さ
    れた記憶データを記憶する手段と、当該記憶データを読
    み出して基地局に向けて送信する手段とを備えた一又は
    複数のブイが観測装置に切り離し可能に接続されてお
    り、測定を開始した後、前記ブイを順次的に切り離し、
    切り離されて浮上したブイを通じて時刻の校正及び記憶
    データの送信を行う構成となっていることを特徴とする
    水中観測システム。
  2. 【請求項2】 観測装置は、浮上信号を受信すると、同
    装置自体を海底又は水中に沈めるための錘を同装置から
    外す手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の
    水中観測システム。
  3. 【請求項3】 観測装置は、ブイの切り離しを行う直前
    にブイの電源を起動させ、記憶データを読み出して切り
    離すべきブイに転送する構成となっている請求項1又は
    2記載の水中観測システム。
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