JPH06194193A - 水中観測システム - Google Patents

水中観測システム

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JPH06194193A
JPH06194193A JP34215392A JP34215392A JPH06194193A JP H06194193 A JPH06194193 A JP H06194193A JP 34215392 A JP34215392 A JP 34215392A JP 34215392 A JP34215392 A JP 34215392A JP H06194193 A JPH06194193 A JP H06194193A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】海底に設置する観測装置内に超精密時計を必要
とせず、また海上または陸上に設けた基地装置と観測装
置間を非常に長く、しかも高価なケーブルで接続する必
要もなく、高い時刻精度で観測データの入手までの遅れ
も短く、無人で海底付近の環境観測を行う。 【構成】海底に設置する観測装置1に複数のブイ2a〜
2jを設け、一定期間毎に観測装置1からブイが分離し
海面にまで浮上する。各ブイは観測装置1内の時計回路
と同一時刻を計時し、海面に達した時GPS受信装置に
より基準時刻を測定し、観測装置内の時計回路の時刻を
校正し、観測装置に記憶された観測データを基地装置3
に対し無線送信する。基地装置3では、一連の観測デー
タを受信し、記憶する。 【効果】時計回路の時刻を誤差の大きくなる前に定期的
に校正するようにしたため、観測装置1内の時計回路と
して超高精度な時計回路は不要となり、また、観測装置
1から基地装置3間を浮上するブイを介して観測データ
無線送信するので、非常に長いケーブルで接続する必要
もなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水中の状況を長期に
わたって観測する水中観測システムに関する。 以下、
この発明を海底に設置し、海底付近の状況を長期にわた
って観測する海底観測システムに実施した場合につき説
明する。
【0002】
【従来の技術】従来より海洋調査の一環として海底付近
の状況を観測する装置が用いられている。従来の海底観
測装置は、例えば海底付近の流速を観測するものであっ
て、流速計を海中に係留して、例えば2〜3週間後に流
速計を回収して観測データを回収するようにしている。
このような観測はたとえば工事予定地の事前調査として
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の海底観測装置の
観測期間が2〜3週間と短期であったのは、おもに長期
にわたる電源確保が困難であったことがおもな理由であ
るが、最近ではたとえば数カ月〜数年にわたる長期の海
底観測を行うシステムも要求されている。このような長
期にわたって海底観測を行う場合に問題となるのは、電
源の確保だけでなく、観測データにおける時刻の精度と
観測データの伝送である。すなわち、観測装置を海底に
設置する直前に観測装置内部に設けた時計回路の時刻を
正確に合わせたとしても、観測装置内の時計回路は自立
動作するため、時計回路の原発振器の発振周波数の偏差
および変動による計時誤差が生じる。このように時計回
路の時刻データに誤差が含まれれば、測定した海底周囲
の環境データと対をなす時刻データに誤差が生じること
となる。たとえば流速等の計測であれば、数秒程度の誤
差はあまり問題とはならないが、地震計測においては、
複数地点における各感震時刻から震源地を求める必要が
あるため、感震時刻に10mS〜100mSの測定精度
が要求される。
【0004】また、従来観測データの回収は全ての観測
が終了し、観測装置回収後であったので、長期観測を行
う場合には数ヵ月〜半年後となる。これでは例えば大地
震の前兆現象を検出したり震源を決定するにはあまりに
も遅く、遅くとも1ヵ月以内にデータを回収することが
要求される。
【0005】海底付近に設置される観測装置内の時計回
路の誤差による問題を解消し、遅れなく観測データを回
収する方法として、海底観測装置を、陸上の基地とケー
ブルを介して接続し、基地にJJYやGPS受信機を設
け、JJYやGPS受信機で求めた正確な時刻データに
基づき観測装置による観測データを読み取る方法等が考
えられる。しかしながら、観測装置が陸地から離れてい
るとケーブルが非常に長くなり、ケーブルに要する費用
およびケーブルを敷設するための工事費用が非常に高く
なる。これにより海底観測装置の設置位置の変更や広域
に多数設置することは非常に困難となる。
【0006】この発明の目的は、海底に設置する観測装
置内に、原発振器として水晶振動子を用いた通常の時計
回路を設け、さらに観測装置より定期的に浮上するブイ
内に基準時刻受信装置と無線装置を設けブイと観測装置
を海底深度の1.2〜1.5倍の短く、しかもブイ浮上
から無線送信完了までの短時間のみ使用可能な細く安価
な光ケーブルまたはケーブルでブイと観測装置を接続
し、しかも陸上に設けた基地との間を非常に長く、しか
もケーブルで接続する必要のなく、高い時刻精度で、観
測データの回収までの遅れも短く、無人の海底観測シス
テムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するため手段】この発明の請求項1に係る
海底観測システムは、海底周囲の環境を測定する手段
と、時刻を計時する時計回路と、時刻データとともに測
定データを記憶するデータ記憶手段とを備え、海底付近
に設置される観測装置と、前記時計回路の時刻を基準時
刻に合わせる校正手段と前記データ記憶手段に記憶され
たデータを読み出すとともに、これを記憶するデータ記
憶手段とを備えた外部データ処理装置からなる。この発
明の請求項2に係る海底観測システムは、基準時刻を測
定する手段と、この基準時刻に前記時計回路の時刻を合
わせる校正手段と、前記データを無線送信する手段とを
備え、前記観測装置から海面へ浮上するブイと、前記無
線送信された誤差データを受信する受信手段とから構成
したことを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明の請求項1記載の海底観測システム
は、海底付近に設置される観測装置と外部データ処理装
置から構成され、観測装置において海底周囲の環境を測
定する手段は、たとえば潮流、地震、海底傾斜、水温、
地熱、放射能、pHまたはDO等を測定する。時計回路
は現在時刻を計時し、データ記憶手段は時刻データとと
もに測定データを記憶し、校正手段は、観測装置内の時
計回路の時刻を基準時刻に合わせる。一方、外部データ
処理装置側で、観測装置により記憶されたデータを読み
出すとともにそのデータを記憶する。
【0009】請求項2記載の海底観測システムでは、基
準時刻を受信する手段は、たとえばGPS受信機等を用
いて基準となる時刻を受信する。観測装置の時計回路の
時刻を校正する手段は時計回路にこの基準時刻を設定す
る。無線送信手段は記憶されたデータを無線送信する。
これらの手段は観測装置に取り付けられているブイに設
けられていて、観測装置からそのブイが光ケーブルまた
はケーブル付で浮上し、たとえば海面に浮上した後に基
準時刻の受信が行われ、基準時刻に観測装置時計回路の
時刻が合わせられる。このブイから無線送信されたデー
タは、たとえば陸上等の基地に設けられている受信手段
でで受信される。
【00010】
【実施例】この発明の実施例である海底観測システムの
全体の構成をブロック図として図1に示す。図1におい
て観測装置1は海底または海底付近に設置する。観測装
置1には2a,2b・・・2jで示す複数のブイを接続
している。これらのブイは順次定期的に観測装置1から
分離して海面にまで浮上する。2a’はブイ2aが浮上
した時の様子を示す。2a〜2jの各ブイには、GPS
受信機を備え、海面に浮上した際、GPS受信機によっ
て基準時刻を受信し、基準時刻に観測装置の時計回路の
時刻を合わせる。そして観測データを基地装置3へ無線
送信する。基地装置3はたとえば陸地に設置し、浮上し
たブイ2a’から受信した観測データを記憶する。ブイ
2a〜2jはたとえば1カ月毎に観測装置1から順次分
離し、各時点での観測装置1内の観測データを基地装置
3へ無線送信する。これにより基地装置3は観測装置1
を用いて海底観測を開始してから観測が終了するまでの
間、等間隔で観測装置1の観測データを記憶することが
できる。全てのブイを浮上させて海底観測が終了すれ
ば、観測装置の回収船は観測装置1の真上付近から観測
装置1へ超音波信号による浮上指令を与える。これによ
り観測装置1は錘(おもり)を外して海面まで浮上す
る。回収船は観測装置1を回収する。
【00011】以上のようにして、観測装置1内の時計
回路の時刻は定期的に誤差の大きくなる前に校正され、
しかも観測装置と基地装置間をケーブルで接続すること
なく時間遅れも少なく観測結果を得ることができる。
【00012】次に、図1に示した観測装置1、ブイ2
a〜2jおよび基地装置3の構成をブロック図として図
2〜図4に示す。
【00013】図2は観測装置1の構成を示すブロック
図である。図2においてCPU10はPROM11に予
め書き込んだプログラムを実行して後述する各種制御を
行う。RAM12はそのプログラムの実行に際してワー
キングエリアとして用いる。測定装置14・・・14は
潮流、地震、海底傾斜、水温、地熱、放射能、pHまた
はDO等の各種データを測定する。CPU10はインタ
フェース13を介してこれらの観測データを読み取る。
外部メモリ16はRAMや光ディスクや磁気テープを記
録媒体として時刻データとともに各種測定データを記憶
する。CPU10はインタフェース15を介してデータ
の書き込みを行う。超音波受信装置18は観測装置の回
収船からの超音波信号を受信する装置であり、CPU1
0はインタフェース17を介して受信信号を解読し、指
令に応じた制御を行う。切り離し装置20は錘を外して
自身を浮上させる装置であり、CPU10は超音波受信
装置18により受信した指令が切り離し指令であった
時、I/Oポート19を介して切り離し装置20を作動
させる。I/Oポート21は後述する各ブイに内蔵され
ている電源回路に接続していて、CPU10はI/Oポ
ート21を介して必要な時点で各ブイの電源回路を起動
させる。インタフェース22は後述する各ブイのインタ
フェースと接続していて、CPU10はインタフェース
22を介してブイからの基準時刻を取りこみ時計回路2
3に対し現在時刻の設定指示や外部メモリ16のデータ
のブイへの転送等を行う。時計回路23は水晶振動子を
原発振回路に用いた通常の時計回路であり、CPU10
は必要な時点で時計回路23から時刻データを読み出
し、各種測定データとともに外部メモリ16へ書き込
む。電源回路24は観測装置の各部に対し電源電圧を供
給する。
【00014】図3はブイの構成を示すブロック図であ
る。図3において1は観測装置であり、2a,2b,2
c・・・は観測装置1に接続したブイである。ブイ2a
内においてCPU30はPROM31に予め書き込んだ
プログラムを実行して後述する各種制御を行う。RAM
32はそのプログラムの実行に際してワーキングエリア
として用いる。圧力スイッチ34はブイが海面にまで達
したか否かを水圧によって検出するためのスイッチであ
り、CPU30はI/Oポート33を介して圧力スイッ
チ34の状態を読み取る。切り離し装置36は観測装置
1に繋がっているワイヤを切断することによって自身の
ブイを浮上させるための装置である。CPU30はI/
Oポート35を介して必要な時点で切り離し装置36を
作動させる。電源回路39はブイの各部に電源電圧を供
給する回路であり、観測装置1のI/Oポート21の出
力信号により起動し、起動後はCPU30を含む制御回
路全体に電源電圧を供給する。CPU30はそのまま電
源供給を維持する場合にはI/Oポート37を介して電
源回路39に電源供給状態を維持するための制御信号を
与える。インタフェース40は観測装置1のインタフェ
ース22と接続し、CPU30は観測装置1から与えら
れる制御信号に応じた処理を行う。GPS受信機42は
ブイが海面に達してからGPS航法衛星からの信号を受
信し、正確な現在時刻を測定する。CPU30はインタ
フェース41を介して基準時刻を読み取り、その基準時
刻を観測装置1へインターフェース40を介して転送す
る。無線送信機44はこのブイから基地装置3(図1参
照)に対し各種データを無線送信するために用いる。C
PU30はインタフェース43を介してブイの番号を示
すデータおよび観測データを基地装置に対し無線送信さ
せる。なお、圧力スイッチ34の代わりに海水スイッチ
を用いて、ブイが海面にまで達したか否かを検出しても
良い。なお、切り離し装置36をブイに取り付ける代わ
りに、観測装置1に取り付けても良い。
【00015】他のブイ2b,2c・・・2jについて
も、その構成は図3においてブイ2aに示したものと同
様である。各ブイの電源回路39は観測装置1のI/O
ポート21の出力に共通接続し、各ブイのインタフェー
ス40は観測装置1のインタフェース22に共通接続し
ている。
【00016】図4は基地装置の構成を示すブロック図
である。図4においてCPU50はROM51および外
部メモリ55に予め書き込まれているプログラムを実行
して後述する各種処理を行う。RAM52はそのプログ
ラムの実行に際してワーキングエリアとして用いる。無
線受信機54は海面に浮上したブイから送信される無線
信号を受信する装置であり、CPU50はインタフェー
ス53を介して受信データを読みとり外部メモリ56に
収納する。外部メモリ56はブイから受信したデータを
光ディスクや磁気テープ等の記録媒体に対し読み書きす
る装置である。
【00017】次に、図2〜図4に示した各装置の処理
手順をフローチャートとして図5〜図7に示す。
【00018】図5は観測装置1の処理手順を示すフロ
ーチャートである。観測装置1は時計回路23からの割
り込みがかかる毎に図5(A)の処理を実行する。すな
わち、割り込み処理で、まず時刻TS(時計回路23の
内容)を読み出し、測定装置14・・・14から各測定
結果を読み取る(n1→n2)。その後、時刻データT
Sとともに各種測定データを外部メモリ16へ記憶する
(n3)。割り込み処理以外では図5(B)に示す処理
を行う。すなわち、まず切り離すべきブイの番号および
観測を開始してから何ヵ月目にあたるかを示す変数iに
初期値1を設定する(n10)。そして、iカ月が経過
するのを待つ(n11)。i=1で、観測を開始してか
ら1カ月が経過した時、観測装置1のI/Oポート21
の出力信号により全てのブイの電源回路を起動させる
(n12)。そして、全てのブイに対し観測装置1のイ
ンタフェース22を介して浮上すべきブイの浮上ブイ番
号を転送する(n13)。
【00019】その後、観測装置のI/Oポート21の
出力を制御して各ブイの電源を停止させる(n14)。
これにより2番目以降のブイの電源は停止されるが、1
番目のブイについては、後述するブイのCPUの処理に
よって、電源供給状態が維持される。なお、2番目以降
のブイについては、一旦電源の起動がなされるが、後述
するように浮上指定されたブイ番号が自身のブイ番号と
一致しないので、2番目以降のブイは何ら処理を行わ
ず、その後電源供給が停止される。次に1番目のブイは
浮上し、基準時刻TGを受信する。この基準時刻TGデ
ータを観測装置1は受け取り、時計回路23を校正する
(n15)。
【00020】具体的にはこのとき1番目のブイは受信
した基準時刻TGより進んでいて且つ最も近い10秒単
位の時刻データを観測装置へ転送する。たとえば基準時
刻TGが1994年11月17日00時00分00秒で
あったなら、1994年11月17日00時00分10
秒の時刻データを観測装置へ転送する。その後、00時
00分10秒になる直前で観測装置に対し時計回路のス
タート指令を与える。これにより、時計回路23は基準
時刻TGと同一時刻を計時し始めることになる。次に過
去1ヵ月分の観測データを外部メモリ16より読み出
し、ブイへ転送する(n16)。ステップn12〜n1
6の処理を1カ月毎に順次行い、たとえばブイの数が1
0個であれば、観測を開始してから10カ月目で観測を
終了することになる。観測装置の回収船等から超音波信
号による指令が送信されたなら、観測装置はこれを受信
し、その信号が観測装置本体の切り離し信号であるか否
か判定する(n17→n18)。切り離し信号であれ
ば、図2に示した切り離し装置20を作動させて観測装
置本体から錘を外し浮上する(n19)。
【00021】図6は各ブイの処理手順を示すフローチ
ャートである。まず、観測装置1からの制御信号により
電源が起動されたなら、観測装置から指定される浮上ブ
イ番号を受信する(n30)。観測装置から指定された
ブイ番号が自身のブイ番号と一致しなければそのまま処
理を停止する(n31→HALT)。この場合、その
後、観測装置からの制御によって電源が停止されること
によって元の電源遮断状態に戻る。観測装置から指定さ
れたブイ番号が自身のブイ番号と一致すれば、その後の
観測装置1からの制御によって電源が遮断されないよう
に電源保持を行う(n31→n32)。その後、切り離
し装置36を作動させて自身のブイを観測装置から切り
離す(n33)。
【00022】これによりブイ自身は海面にまで浮上し
ていくことになる。切り離しを行った後圧力スイッチの
状態を判別し、ブイが海面に達して圧力スイッチがオン
すれば、GPS受信機を作動させ、基準となる時刻TG
を求める(n34→n35)。その後、GPS受信機4
2から基準時刻TGを読み取るとともに、TGとスター
ト指令を観測装置へ転送(n36)。その後、自身のブ
イ番号および観測装置から送られてきた過去1ヵ月分の
観測データを基地装置に対し無線送信する(n37)。
【00023】図7は基地装置の処理手順を示すフロー
チャートである。図7(A)は観測を開始してから観測
を終了するまでの10カ月間の処理に相当する。まず、
海面に浮上したブイから送信される信号の受信に備えて
ブイ番号を示す変数iに初期値1を代入する(n5
0)。i番目のブイからの無線送信があれば、これを受
信してブイ番号iとともに観測データを記憶する(n5
1)。ステップn51の処理をiが10に達するまでi
をインクリメントするとともに順次繰り返す(n52→
n53→n51・・・)。
【00024】なお、以上に示した実施例では、1カ月
毎にブイから基地装置に対し観測データを無線装置にす
るようにしたが、無線送信データ量を減らすため観測デ
ータの一部を無線送信するようにし、残りは観測装置回
収時に回収してもよい。
【00025】
【発明の効果】この発明によれば、海底に設置する観測
装置内の時計回路として水晶振動子を用いた通常の時計
回路を用いることができ、しかも、海上または陸地等に
設ける基地装置と観測装置間を非常に長く、高価なケー
ブルで接続する必要もなくなる。そのため、比較的小容
量の電池電源を用いて長期間にわたる観測を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である海底観測システム全体
の構成を示すブロック図である。
【図2】観測装置の構成を示すブロック図である。
【図3】ブイの構成および観測装置との接続の構成を示
すブロック図である。
【図4】基地装置の構成を示すブロック図である。
【図5】観測装置の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】ブイの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】基地装置の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1−観測装置 2(2a〜2j)−ブイ 3−基地装置
フロントページの続き (72)発明者 渋谷 正三 西宮市芦原町9番52号 古野電気株式会社 内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】海底周囲の環境を測定する手段と、 時刻を計時する時計回路と、時刻データとともに観測デ
    ータを記憶するデータ記憶手段とを備え、海底付近に設
    置される観測装置と、 前記時計回路の時刻を基準時刻に合わせる校正手段と、 前記データ記憶手段に記憶されたデータを読み出すとと
    もに、これを記憶するデータ記憶手段とを備えた外部デ
    ータ処理装置からなる海底観測システム。
  2. 【請求項2】基準時刻を測定する手段と、この基準時刻
    に前記時計回路の時刻を合わせる校正手段と、前記デー
    タを無線送信する手段とを備え、前記観測装置から海面
    へ浮上するブイと、 前記無線送信された誤差データを受信する受信手段とか
    ら構成した請求項1記載の海底観測システム。
  3. 【請求項3】水中周囲の環境を測定する手段と、 時刻を計時する時計回路と、時刻データとともに観測デ
    ータを記憶するデータ記憶手段とを備え、水中に設置さ
    れる観測装置と、 前記時計回路の時刻を基準時刻に合わせる校正手段と、 前記データ記憶手段に記憶されたデータを読み出すとと
    もに、これを記憶するデータ記憶手段とを備えた外部デ
    ータ処理装置からなる水中観測システム。
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