JP2816630B2 - 回転塗布処理装置 - Google Patents
回転塗布処理装置Info
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- JP2816630B2 JP2816630B2 JP21366592A JP21366592A JP2816630B2 JP 2816630 B2 JP2816630 B2 JP 2816630B2 JP 21366592 A JP21366592 A JP 21366592A JP 21366592 A JP21366592 A JP 21366592A JP 2816630 B2 JP2816630 B2 JP 2816630B2
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- Japan
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- substrate
- coating
- unit
- spin coating
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体ウエハ等(以
下、基板と称する)を回転し、基板に供給した塗布液を
遠心力の作用で基板表面にて均一に広げることによっ
て、基板表面上に均一な塗布液の被膜を形成する回転塗
布処理装置に関する。
下、基板と称する)を回転し、基板に供給した塗布液を
遠心力の作用で基板表面にて均一に広げることによっ
て、基板表面上に均一な塗布液の被膜を形成する回転塗
布処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては従来より、例えば
本出願人の提案に係る特開平4−45514号公報に開
示されたものが知られている。それは、図4で示すよう
に、未処理の基板1を供給する基板供給部110と、基
板供給部110から供給される各基板1に塗布液の被膜
を形成する回転塗布処理部120と、各基板1を回収す
る基板回収部130から構成される。
本出願人の提案に係る特開平4−45514号公報に開
示されたものが知られている。それは、図4で示すよう
に、未処理の基板1を供給する基板供給部110と、基
板供給部110から供給される各基板1に塗布液の被膜
を形成する回転塗布処理部120と、各基板1を回収す
る基板回収部130から構成される。
【0003】なお図4において、基板供給部110内の
符号2は複数の基板1を収容するキャリヤ、111は基
板1をキャリヤ2から取り出し、あるいはキャリア2に
収納する基板装填ロボット、また回転塗布処理部120
内の符号121は基板搬送ロボット、123は塗布液の
回転塗布機、127は塗布液の溶剤成分を揮発させるた
めに基板を熱板に密着ないし近接させて加熱する熱処理
板である。
符号2は複数の基板1を収容するキャリヤ、111は基
板1をキャリヤ2から取り出し、あるいはキャリア2に
収納する基板装填ロボット、また回転塗布処理部120
内の符号121は基板搬送ロボット、123は塗布液の
回転塗布機、127は塗布液の溶剤成分を揮発させるた
めに基板を熱板に密着ないし近接させて加熱する熱処理
板である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年の半導体ウエハ等
は、ますます回路集積度が高くなり、その被膜形成にお
いても、ますます高品質で均一な処理が要求されるよう
になってきた。しかしながら上記従来例では、例えば、
回転塗布処理部120で基板1にシリカ系被膜形成用の
塗布液を塗布した後、それら塗布済みの複数基板1を一
括して熱処理炉に運び入れて熱処理することにより、基
板1表面にシリカ系被膜を形成する場合において、処理
後の基板1に形成された被膜に気泡やピンホールが生じ
るなど欠陥があって品質を低下することがあり、また、
その欠陥の発生も一括して熱処理した基板1のなかで、
回転塗布処理部120にて先に回転塗布処理した基板ほ
ど、比較的、欠陥発生頻度が高い傾向がある。
は、ますます回路集積度が高くなり、その被膜形成にお
いても、ますます高品質で均一な処理が要求されるよう
になってきた。しかしながら上記従来例では、例えば、
回転塗布処理部120で基板1にシリカ系被膜形成用の
塗布液を塗布した後、それら塗布済みの複数基板1を一
括して熱処理炉に運び入れて熱処理することにより、基
板1表面にシリカ系被膜を形成する場合において、処理
後の基板1に形成された被膜に気泡やピンホールが生じ
るなど欠陥があって品質を低下することがあり、また、
その欠陥の発生も一括して熱処理した基板1のなかで、
回転塗布処理部120にて先に回転塗布処理した基板ほ
ど、比較的、欠陥発生頻度が高い傾向がある。
【0005】そこで、本発明者らがかかる不都合の原因
を鋭意研究した結果、次のことが判明した。即ち、上記
回転塗布処理部120で被膜形成を終えた各基板1は、
後続の熱処理炉で一括して熱処理されるまで、上記基板
回収部130で待機することになるが、この基板回収部
130内で待機する間に、基板1の表面に形成された塗
布液の被膜が空気中の水分を吸収してしまい、その吸湿
が被膜の気泡、ピンホール発生などの品質低下の原因と
なっていることが判明した。
を鋭意研究した結果、次のことが判明した。即ち、上記
回転塗布処理部120で被膜形成を終えた各基板1は、
後続の熱処理炉で一括して熱処理されるまで、上記基板
回収部130で待機することになるが、この基板回収部
130内で待機する間に、基板1の表面に形成された塗
布液の被膜が空気中の水分を吸収してしまい、その吸湿
が被膜の気泡、ピンホール発生などの品質低下の原因と
なっていることが判明した。
【0006】しかも、基板回収部130内における待機
時間は、回転塗布処理部120における被膜の回転塗布
処理による形成が時間的に先に行われた基板と後に行わ
れた基板とで相当異なることになるので、先に形成され
た被膜は後に形成された被膜と比べてより多く吸湿する
ことになり、後続の熱処理炉がそれら複数の基板を同一
熱処理環境で一括して熱処理を行う一括熱処理装置であ
るにもかかわらず、基板間で、泡やピンホールなどの欠
陥発生の程度や形成される被膜の厚さなどの品質にバラ
ツキが生じていたことが判った。
時間は、回転塗布処理部120における被膜の回転塗布
処理による形成が時間的に先に行われた基板と後に行わ
れた基板とで相当異なることになるので、先に形成され
た被膜は後に形成された被膜と比べてより多く吸湿する
ことになり、後続の熱処理炉がそれら複数の基板を同一
熱処理環境で一括して熱処理を行う一括熱処理装置であ
るにもかかわらず、基板間で、泡やピンホールなどの欠
陥発生の程度や形成される被膜の厚さなどの品質にバラ
ツキが生じていたことが判った。
【0007】特にシリカ系被膜形成用の塗布液を用いて
被膜を形成した場合には、塗布後の被膜の吸湿性が強
く、上記弊害が顕著に表れ易い。本発明はこのような事
情を考慮してなされたもので、基板表面に形成した被膜
の欠陥の発生を抑制し、品質が高く且つ品質のバラツキ
がない均一な処理を可能にすることを技術課題とする。
被膜を形成した場合には、塗布後の被膜の吸湿性が強
く、上記弊害が顕著に表れ易い。本発明はこのような事
情を考慮してなされたもので、基板表面に形成した被膜
の欠陥の発生を抑制し、品質が高く且つ品質のバラツキ
がない均一な処理を可能にすることを技術課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものとして、以下のように構成される。即ち、基板
を供給する基板供給部と、基板供給部から供給される基
板に塗布液の被膜を形成する回転塗布処理部と、回転塗
布処理部で被膜を形成した基板を回収する基板回収部と
よりなる回転塗布処理装置であって、当該回転塗布処理
装置の次に処理を行う装置が、前記基板回収部に回収さ
れている複数の基板を、一括して処理する複数基板一括
処理装置である回転塗布処理装置において、 前記基板
回収部に、基板に形成されている被膜の吸湿を阻止する
吸湿阻止手段を備えたことを特徴とするものである。
するものとして、以下のように構成される。即ち、基板
を供給する基板供給部と、基板供給部から供給される基
板に塗布液の被膜を形成する回転塗布処理部と、回転塗
布処理部で被膜を形成した基板を回収する基板回収部と
よりなる回転塗布処理装置であって、当該回転塗布処理
装置の次に処理を行う装置が、前記基板回収部に回収さ
れている複数の基板を、一括して処理する複数基板一括
処理装置である回転塗布処理装置において、 前記基板
回収部に、基板に形成されている被膜の吸湿を阻止する
吸湿阻止手段を備えたことを特徴とするものである。
【0009】
【作 用】基板供給部から供給される基板は、順次、回
転塗布処理部において塗布液の被膜が形成され、基板回
収部にて回収される。基板回収部においては、回収され
た基板は、吸湿阻止手段により、その表面に形成されて
いる塗布液の被膜が吸湿しない膜質に保たれ、基板間で
も品質に差がない良好な被膜を形成することができる。
転塗布処理部において塗布液の被膜が形成され、基板回
収部にて回収される。基板回収部においては、回収され
た基板は、吸湿阻止手段により、その表面に形成されて
いる塗布液の被膜が吸湿しない膜質に保たれ、基板間で
も品質に差がない良好な被膜を形成することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明の実施例に係る回転塗布処理装置50
を模式的に示す平断面図、図2はその回転塗布処理装置
の斜視図、図3はその要部を破断して示す側面図であ
る。
る。図1は本発明の実施例に係る回転塗布処理装置50
を模式的に示す平断面図、図2はその回転塗布処理装置
の斜視図、図3はその要部を破断して示す側面図であ
る。
【0011】この実施例装置は、基板1を供給する基板
供給部10と、基板供給部10から供給される各基板1
に塗布液の被膜を形成する回転塗布処理部20と、回転
塗布処理部20で被膜を形成した各基板1を回収する基
板回収部30から構成される回転塗布処理装置50であ
る。また、この回転塗布処理装置50には、その横に、
基板回収部30と隣接するように複数基板一括式熱処理
装置40が連接配備され、回転塗布処理部20で被膜形
成を終えた各基板1を一旦基板回収部30に回収し、回
収された複数枚の基板1を1単位として複数基板一括処
理装置40で一括して熱処理するように構成されてい
る。
供給部10と、基板供給部10から供給される各基板1
に塗布液の被膜を形成する回転塗布処理部20と、回転
塗布処理部20で被膜を形成した各基板1を回収する基
板回収部30から構成される回転塗布処理装置50であ
る。また、この回転塗布処理装置50には、その横に、
基板回収部30と隣接するように複数基板一括式熱処理
装置40が連接配備され、回転塗布処理部20で被膜形
成を終えた各基板1を一旦基板回収部30に回収し、回
収された複数枚の基板1を1単位として複数基板一括処
理装置40で一括して熱処理するように構成されてい
る。
【0012】上記基板供給部10は、基板1を回転塗布
処理部20に供給する基板供給部としてのみならず、後
述のように一時的に基板1を回収する基板回収部として
の機能をも有し、図1及び図2で示すように、多数の基
板1を水平位置にした状態で鉛直方向に間隔を保って収
容する複数のキャリア2が、キャリヤ載置台3上に整列
配置されている。このキャリヤ載置台3の前面には、主
操作パネル4が組み込まれ、あらかじめ設定した一連の
処理を連続的に行うことができるように構成されてい
る。
処理部20に供給する基板供給部としてのみならず、後
述のように一時的に基板1を回収する基板回収部として
の機能をも有し、図1及び図2で示すように、多数の基
板1を水平位置にした状態で鉛直方向に間隔を保って収
容する複数のキャリア2が、キャリヤ載置台3上に整列
配置されている。このキャリヤ載置台3の前面には、主
操作パネル4が組み込まれ、あらかじめ設定した一連の
処理を連続的に行うことができるように構成されてい
る。
【0013】この基板供給部10は、図2で示すように
カバー11で覆われており、その内部には、図1で示す
ように、吸湿阻止手段32を備えている。なお、上記吸
湿阻止手段32は、後述する基板回収部30内に設けら
れたものと同様の構成であり、その内容については後述
する説明に譲り、省略する。
カバー11で覆われており、その内部には、図1で示す
ように、吸湿阻止手段32を備えている。なお、上記吸
湿阻止手段32は、後述する基板回収部30内に設けら
れたものと同様の構成であり、その内容については後述
する説明に譲り、省略する。
【0014】基板供給部10は、基板装填ロボット5に
て、キャリア2から1枚づつ基板1を取り出して基板搬
送ロボット21に渡し、また、回転塗布部20による被
膜の形成、あるいは複数基板一括処理装置40による熱
処理を終えた基板1を空のキャリア2内に戻すことがで
きるようになっている。
て、キャリア2から1枚づつ基板1を取り出して基板搬
送ロボット21に渡し、また、回転塗布部20による被
膜の形成、あるいは複数基板一括処理装置40による熱
処理を終えた基板1を空のキャリア2内に戻すことがで
きるようになっている。
【0015】上記回転塗布処理部20は、その中央部に
上記基板搬送ロボット21の通路22を設け、この通路
22の一側に2台の回転塗布機23を、その他側に3台
の熱処理板27を配設して成り、上記基板搬送ロボット
21により1枚づつ基板1を搬送して各基板1の表面に
塗布液を被膜形成するとともに、その塗布液の溶剤成分
を揮発させるように構成されている。
上記基板搬送ロボット21の通路22を設け、この通路
22の一側に2台の回転塗布機23を、その他側に3台
の熱処理板27を配設して成り、上記基板搬送ロボット
21により1枚づつ基板1を搬送して各基板1の表面に
塗布液を被膜形成するとともに、その塗布液の溶剤成分
を揮発させるように構成されている。
【0016】上記回転塗布機23は、基板1を保持して
回転するチャック24と、チャック24を囲うように設
けられた飛散防止カップ25と、チャック24で保持し
た基板1の表面にシリカ系被膜形成用塗布液を供給する
塗布液供給ノズル26とを備えて成り、基板1の表面に
塗布液の被膜を形成するように構成されている。なお、
上記シリカ系被膜形成用塗布液としては、例えば、ハロ
ゲン化シランやアルコキシシラン等のシリコン化合物
を、アルコール類やエステル類等の有機溶剤に溶解させ
た液や、シリカ系の微粒子を有機溶剤に分散混入した液
が使用される。
回転するチャック24と、チャック24を囲うように設
けられた飛散防止カップ25と、チャック24で保持し
た基板1の表面にシリカ系被膜形成用塗布液を供給する
塗布液供給ノズル26とを備えて成り、基板1の表面に
塗布液の被膜を形成するように構成されている。なお、
上記シリカ系被膜形成用塗布液としては、例えば、ハロ
ゲン化シランやアルコキシシラン等のシリコン化合物
を、アルコール類やエステル類等の有機溶剤に溶解させ
た液や、シリカ系の微粒子を有機溶剤に分散混入した液
が使用される。
【0017】また、上記熱処理板27は、その上段にホ
ットプレート28を、下段にクールプレート29を備え
て成り、基板1をこれらのホットプレート28及びクー
ルプレート29に順次接触あるいは近接させて、当該基
板1に被膜形成した塗布液の溶剤成分を揮発させるよう
に構成されている。
ットプレート28を、下段にクールプレート29を備え
て成り、基板1をこれらのホットプレート28及びクー
ルプレート29に順次接触あるいは近接させて、当該基
板1に被膜形成した塗布液の溶剤成分を揮発させるよう
に構成されている。
【0018】上記基板回収部30は、図2で示すよう
に、前記基板供給部10と同様のカバー31で覆われて
おり、図1で示すように、その内部に後述する吸湿阻止
手段32と、多数の基板1を収容することができる基板
収容ボート35を複数個と、基板収容ボート35に対し
て基板1を出し入れする第2基板装填ロボット38とを
備えている。上記基板収容ボート35は、後述する複数
基板一括処理装置40の本体部である縦型熱処理炉46
内に、例えば50枚の基板1を一単位として装填するた
めのもので、耐熱性部材である石英ガラス材で形成され
ている。
に、前記基板供給部10と同様のカバー31で覆われて
おり、図1で示すように、その内部に後述する吸湿阻止
手段32と、多数の基板1を収容することができる基板
収容ボート35を複数個と、基板収容ボート35に対し
て基板1を出し入れする第2基板装填ロボット38とを
備えている。上記基板収容ボート35は、後述する複数
基板一括処理装置40の本体部である縦型熱処理炉46
内に、例えば50枚の基板1を一単位として装填するた
めのもので、耐熱性部材である石英ガラス材で形成され
ている。
【0019】上記吸湿阻止手段32は、基板回収部30
内の温度を上昇させる昇温手段として上記カバー31に
付設された透明なフィルムヒータ33と、基板回収部3
0内の湿度を低減させる湿度低減手段として上記カバー
31の内面に沿って配設された多数のガス噴孔を有する
ガス吐出管34とから成り、このフィルムヒータ33・
ガス吐出管34により基板回収部30内を一定の高温温
度にしてその温度を保ちつつ、基板回収部30の内部に
乾燥したN2ガスを供給することにより、基板1に形成
された被膜の吸湿を防止するように構成されている。
内の温度を上昇させる昇温手段として上記カバー31に
付設された透明なフィルムヒータ33と、基板回収部3
0内の湿度を低減させる湿度低減手段として上記カバー
31の内面に沿って配設された多数のガス噴孔を有する
ガス吐出管34とから成り、このフィルムヒータ33・
ガス吐出管34により基板回収部30内を一定の高温温
度にしてその温度を保ちつつ、基板回収部30の内部に
乾燥したN2ガスを供給することにより、基板1に形成
された被膜の吸湿を防止するように構成されている。
【0020】上記ガス吐出管34より吐出されるN2ガ
スは、上記複数基板一括処理装置40の縦型熱処理炉4
6を有する炉室45内において、その炉室45の高温に
なる外壁47の内面に沿って設けられた受熱管37内で
暖められ、配管36を介して送られてくる。このように
乾燥N2ガスを加熱する構成としたことにより、上記ガ
ス吐出管34は湿度低減手段としての機能だけでなく、
基板回収部30内の温度を上昇させる昇温手段としての
機能とを兼備することになり、またN2ガスを加熱する
ための特別の熱源は不要になる。
スは、上記複数基板一括処理装置40の縦型熱処理炉4
6を有する炉室45内において、その炉室45の高温に
なる外壁47の内面に沿って設けられた受熱管37内で
暖められ、配管36を介して送られてくる。このように
乾燥N2ガスを加熱する構成としたことにより、上記ガ
ス吐出管34は湿度低減手段としての機能だけでなく、
基板回収部30内の温度を上昇させる昇温手段としての
機能とを兼備することになり、またN2ガスを加熱する
ための特別の熱源は不要になる。
【0021】なお、上記実施例では、吸湿阻止手段32
を昇温手段であるフィルムヒータ33と、湿度低減手段
であるガス吐出管34とにより構成したが、これらのう
ち少なくとも一方のみで吸湿阻止手段32を構成しても
よく、その他の昇温手段や湿度低減手段で代替させても
よく、例えば薬剤等により水分を除去する構成でもよ
く、要するに基板に形成された被膜の吸湿が阻止できる
ものであれば如何なる構成であってもよい。
を昇温手段であるフィルムヒータ33と、湿度低減手段
であるガス吐出管34とにより構成したが、これらのう
ち少なくとも一方のみで吸湿阻止手段32を構成しても
よく、その他の昇温手段や湿度低減手段で代替させても
よく、例えば薬剤等により水分を除去する構成でもよ
く、要するに基板に形成された被膜の吸湿が阻止できる
ものであれば如何なる構成であってもよい。
【0022】上記複数基板一括処理装置40は、ボート
搬送ロボット42を設置したボート搬送室41と、上記
縦型熱処理炉46を設置した炉室45とから成り、上記
基板回収部30において基板1を回収・収容した基板収
容ボート35を、ボート搬送ロボット42で搬送して縦
型熱処理炉46内に装填し、基板収容ボート35に収容
した多数の基板1を一括して熱処理するように構成され
ている。なお、図1中の符号43はボート搬送ロボット
42の通路である。
搬送ロボット42を設置したボート搬送室41と、上記
縦型熱処理炉46を設置した炉室45とから成り、上記
基板回収部30において基板1を回収・収容した基板収
容ボート35を、ボート搬送ロボット42で搬送して縦
型熱処理炉46内に装填し、基板収容ボート35に収容
した多数の基板1を一括して熱処理するように構成され
ている。なお、図1中の符号43はボート搬送ロボット
42の通路である。
【0023】上記縦型熱処理炉46内で熱処理を終えた
基板1は、基板収容ボート35ごと、ボート搬送ロボッ
ト42で基板回収部30に返送され、第2基板装填ロボ
ット38により基板搬送ロボット21に移載され、基板
搬送ロボット21により前記基板供給部10に返送され
てキャリア2内に収納される。
基板1は、基板収容ボート35ごと、ボート搬送ロボッ
ト42で基板回収部30に返送され、第2基板装填ロボ
ット38により基板搬送ロボット21に移載され、基板
搬送ロボット21により前記基板供給部10に返送され
てキャリア2内に収納される。
【0024】なお、塗布液の被膜を厚く形成した状態に
して複数基板一括処理装置40で熱処理を行いたい場合
には、回転塗布処理部20で塗布液被膜を形成した基板
1を、一旦基板供給部10のキャリア2に収納する動作
をキャリア2内の全ての基板1について順次行う。この
ようにして全ての基板1について1回目の被膜形成が済
むと、続いて同様に2回目以後の被膜形成を所定回数繰
り返して行う。この場合には、各基板1は1回目の被膜
形成から2回目の被膜形成までの間、一時的に基板供給
部10に回収されて待機することになる。即ち、この場
合には、基板供給部10は基板回収部としても作用し、
供給部と回収部とを兼ねることになる。従って本実施例
では、基板供給部10にも前述のように吸湿阻止手段3
2を設けて、基板1に形成された塗布液被膜の基板供給
部10における吸湿を防止している。
して複数基板一括処理装置40で熱処理を行いたい場合
には、回転塗布処理部20で塗布液被膜を形成した基板
1を、一旦基板供給部10のキャリア2に収納する動作
をキャリア2内の全ての基板1について順次行う。この
ようにして全ての基板1について1回目の被膜形成が済
むと、続いて同様に2回目以後の被膜形成を所定回数繰
り返して行う。この場合には、各基板1は1回目の被膜
形成から2回目の被膜形成までの間、一時的に基板供給
部10に回収されて待機することになる。即ち、この場
合には、基板供給部10は基板回収部としても作用し、
供給部と回収部とを兼ねることになる。従って本実施例
では、基板供給部10にも前述のように吸湿阻止手段3
2を設けて、基板1に形成された塗布液被膜の基板供給
部10における吸湿を防止している。
【0025】上記実施例では、回転塗布処理部20が回
転塗布機23と熱処理板27を配設したものとして、ま
た、複数基板一括処理装置40がボート搬送ロボット4
2を設置したボート搬送室41と、縦型熱処理炉46を
設置した炉室45とを有するものとして説明したが、本
発明は上記実施例に限るものではない。さらに、上記回
転塗布処理部や熱処理板等についても、適宜変更を加え
て実施し得ることは多言を要しない。
転塗布機23と熱処理板27を配設したものとして、ま
た、複数基板一括処理装置40がボート搬送ロボット4
2を設置したボート搬送室41と、縦型熱処理炉46を
設置した炉室45とを有するものとして説明したが、本
発明は上記実施例に限るものではない。さらに、上記回
転塗布処理部や熱処理板等についても、適宜変更を加え
て実施し得ることは多言を要しない。
【0026】また、回転塗布処理装置50と複数基板一
括処理装置40との関わりは、回転塗布処理装置50で
枚葉式に基板を回転塗布処理した後、それら基板を複数
枚一括式に複数基板一括処理装置40で処理する関係に
あり、本発明にかかる回転塗布装置は、複数基板一括処
理装置とこのような関係にある回転塗布処理装置である
ことを必須とするのであるが、ただし、前記実施例の回
転塗布処理装置50と複数基板一括処理装置40のよう
に必ずしも隣接して設置されていることに、限定される
ものではない。
括処理装置40との関わりは、回転塗布処理装置50で
枚葉式に基板を回転塗布処理した後、それら基板を複数
枚一括式に複数基板一括処理装置40で処理する関係に
あり、本発明にかかる回転塗布装置は、複数基板一括処
理装置とこのような関係にある回転塗布処理装置である
ことを必須とするのであるが、ただし、前記実施例の回
転塗布処理装置50と複数基板一括処理装置40のよう
に必ずしも隣接して設置されていることに、限定される
ものではない。
【0027】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明で
は、基板回収部に吸湿阻止手段を配備したので、基板に
形成されている被膜の基板回収部内における吸湿を防止
することができる。このため、本発明に係る回転塗布装
置は、基板を枚葉式に処理する装置であって、かつ、当
該回転塗布処理装置の次に処理を行う処理装置が、複数
の基板を一括して処理する複数基板一括処理装置である
にも関わらず、当該回転式基板処理装置の基板回収部に
回転塗布処理後で複数基板一括処理前の間に、基板に形
成されている被膜を吸湿させないので、基板表面に形成
した被膜の欠陥の発生が抑制され、品質が高く且つ品質
のバラツキがないものが得られ、基板の歩留まりの向上
を図ることができる。
は、基板回収部に吸湿阻止手段を配備したので、基板に
形成されている被膜の基板回収部内における吸湿を防止
することができる。このため、本発明に係る回転塗布装
置は、基板を枚葉式に処理する装置であって、かつ、当
該回転塗布処理装置の次に処理を行う処理装置が、複数
の基板を一括して処理する複数基板一括処理装置である
にも関わらず、当該回転式基板処理装置の基板回収部に
回転塗布処理後で複数基板一括処理前の間に、基板に形
成されている被膜を吸湿させないので、基板表面に形成
した被膜の欠陥の発生が抑制され、品質が高く且つ品質
のバラツキがないものが得られ、基板の歩留まりの向上
を図ることができる。
【図1】本発明の実施例に係る基板処理装置を模式的に
示す平断面図である。
示す平断面図である。
【図2】その基板処理装置の斜視図である。
【図3】その基板処理装置の要部を破断して示す側面図
である。
である。
【図4】従来例に係る基板処理装置を模式的に示す平面
図である。
図である。
1…基板、 10…基板供給部、20…回
転塗布処理部、 30…基板回収部、32…吸湿阻止
手段、 40…複数基板一括処理装置。
転塗布処理部、 30…基板回収部、32…吸湿阻止
手段、 40…複数基板一括処理装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−198122(JP,A) 特開 昭51−148372(JP,A) 特開 昭64−53421(JP,A) 特開 平4−326509(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/027 H01L 21/31 H01L 21/68
Claims (1)
- 【請求項1】 基板を供給する基板供給部と、 基板供給部から供給される基板に塗布液の被膜を形成す
る回転塗布処理部と、 回転塗布処理部で被膜を形成した基板を回収する基板回
収部と、 よりなる回転塗布処理装置であって、 当該回転塗布処理装置の次に処理を行う装置が、前記基
板回収部に回収されている複数の基板を、一括して処理
する複数基板一括処理装置である回転塗布処理装置にお
いて、 前記基板回収部に、基板に形成されている被膜の吸湿を
阻止する吸湿阻止手段を備えたことを特徴とする回転塗
布処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21366592A JP2816630B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 回転塗布処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21366592A JP2816630B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 回転塗布処理装置 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8051136A Division JP2791877B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | シリカ系被膜形成用基板処理装置 |
JP5113796A Division JP2756777B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 基板処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0637002A JPH0637002A (ja) | 1994-02-10 |
JP2816630B2 true JP2816630B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=16642935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21366592A Expired - Fee Related JP2816630B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 回転塗布処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2816630B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2791877B2 (ja) * | 1996-03-08 | 1998-08-27 | 大日本スクリーン製造株式会社 | シリカ系被膜形成用基板処理装置 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP21366592A patent/JP2816630B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0637002A (ja) | 1994-02-10 |
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