JP2813897B2 - ダイカストマシンの射出方法および射出装置 - Google Patents

ダイカストマシンの射出方法および射出装置

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JP2813897B2 JP22658089A JP22658089A JP2813897B2 JP 2813897 B2 JP2813897 B2 JP 2813897B2 JP 22658089 A JP22658089 A JP 22658089A JP 22658089 A JP22658089 A JP 22658089A JP 2813897 B2 JP2813897 B2 JP 2813897B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ダイカストマシンの射出方法および射出装
置に関するもので、さらに詳細には電磁ポンプを用いた
堅形ダイカスト方法および射出装置に関する。
[従来の技術] 従来の電磁ポンプ給湯による堅形ダイカストマシンは
第4図に示すように下金型26aおよび上金型26bの型合せ
面に形成されたキャビティ33を備え下金型26aに嵌着し
た射出スリーブ27の側壁に穿設された給湯口28に保温炉
31に接続された給湯管30が接合している。そしてこの給
湯管30の外側には電磁ポンプ29が配設されている。
前記射出スリーブ27には射出プランジャ32が摺動自在
に挿入され射出シリンダ(図示しない)により上下動す
るようになっている。
かかる構成において、電磁ポンプ29により、保温炉31
から給湯管30を介して溶湯を射出スリーブ27に給湯し、
給湯後、電磁ポンプ29が停止すると同時に射出プランジ
ャ32を前進させ、キャビティ33に溶湯を加圧鋳造され
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の電磁ポンプ給湯による堅形ダイ
カストマシン射出スリーブに給湯後、射出プランジャを
前進させて給湯口を閉塞電磁ポンプを逆転駆動して給湯
管内の溶湯を逆流させ、さらに射出プランジャを前進さ
せて給湯口を通過したとき、電磁ポンプ逆転駆動時に生
じるサクション状態により給湯口の部分に残留していた
溶湯の一部が逆流しないでスリーブ内径の下方に落下す
る。この落下した溶湯が射出スリーブの下方に取付けて
あるカバー等に落ちて溜っている射出プランジャの潤滑
油等に付着して火災等をおこす原因となるという問題が
ある。
また、前記射出プランジャが給湯口を通過したとき、
溶湯の一部が給湯口に残留して固まり、給湯口の一部分
を塞ぎ、この給湯口が狭くなるので、次の給湯の際に給
湯口での湯流れが早くなってコントロールできなくな
る。このためにスリーブ内でうず巻き状の湯流れが発生
し、溶湯の酸化面積が多くなるとともに、このうず巻き
状の湯流れがくずれた時に多量の空気を巻き込み、鋳造
品に重大な欠陥を与えるという問題がある。
本発明は上記従来技術の欠点に鑑みなされたものであ
って、給湯を停止したときに溶湯が給湯口から落下する
のを防いで作業の安全をはかるとともに、給湯口に残留
した溶湯を給湯管へおしもどし、残留溶湯が固着するの
を防いで定量給湯精度の向上をはかり、溶湯の酸化面積
の増加を防止するダイカストマシンの射出方法および装
置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するため、本発明に係るダイカストマ
シンの射出方法は、キャビティに高圧で溶湯を充填する
射出プランジャと給湯用の給湯口を有する射出スリーブ
とこの給湯口に連通する給湯管とこの給湯管に接合して
取付けられ、前記給湯口から前記射出スリーブに溶湯を
定量給湯するダイカストマシンの射出装置において、前
記射出スリーブ内に電磁ポンプにより溶湯を給湯し、前
記射出プランジャを前進して給湯口を閉塞した後、この
射出プランジャがさらに前進して金型のキャビティに充
填された溶湯に前記射出プランジャにより高圧をかけて
凝固させ、この前進中の射出プランジャの射出プランジ
ャロッド側に設けられた前記射出プランジャの外径より
もわずかに小さい小径部が、前記射出スリーブの給湯口
内に位置したときに前記電磁ポンプを逆転駆動し、この
射出プランジャの小径部と射出スリーブの給湯口部の側
壁との間のすき間から空気を流入して、前記給湯管に排
出された溶湯を保温炉に逆流させることを特徴とするも
のである。
また、前記方法を実施するための本発明に係る装置
は、キャビティに高圧で充填する射出プランジャと給湯
用の給湯口を有する射出スリーブとこの給湯口に連通す
る給湯管とこの給湯管に接合して取付けられ、前記給湯
口から射出スリーブに溶湯を給湯する電磁ポンプからな
るダイカストマシンの射出装置において、プランジャロ
ッド側に前記射出プランジャの外径よりもわずかに小さ
い小径部を設け、前記射出スリーブとの間にすき間を設
けて空気流入路を形成した段付射出プランジャと、この
段付射出プランジャの小径部の位置を検出する位置検出
手段と、この位置検出手段の信号で作動する電磁ポンプ
のインバータ制御手段とを具備することを特徴として構
成されている。
[作用] 本発明では、定量給湯直前で電磁ポンプによる吐出流
量を低減して溶湯の慣性力を低減し、定量給湯完了信号
で射出プランジャを移動して給湯口を閉塞する。さらに
射出プランジャが位置してこの射出プランジャ外径の小
径部が給湯口に位置した瞬間に電磁ポンプを逆転駆動し
て射出プランジャ外径の小径部と射出スリーブ内径との
間に形成されたすき間の空気流入路から空気を流入し
て、給湯口および給湯管内の溶湯を保温炉に逆流させ
る。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図,第2図は本発明の実施例を示す図で、図中、
第4図と同一部材のものは同一符号を付し説明を簡略も
しくは省略する。
第1図に示すように射出プランジャ11は該射出プラン
ジャ11を駆動させる射出シリンダ19側にこの射出プラン
ジャ11の外径よりもわずかに小さくした小径部12を設
け、射出スリーブ27の内径との間に小さなすき間Xを設
けることにより、空気流入路13を形成し電磁ポンプ29の
逆転駆動時におけるサクション状態を解消している。こ
のすき間Xは0.5〜1mm程度で、空気は容易に通過させ、
溶湯は容易に通過させないように保持されている。射出
プランジャ11の外径および小径部12との段差部12aの位
置を検出する位置検出手段14はリミットスイッチなどの
センサー15およびこの射出プランジャ11のロッドに設け
たドグ16で構成され、この位置検出手段14の信号で作動
するインバータ装置21に接続されている。
前記射出シリンダ19の前進、後退および停止の制御を
行なう油圧制御回路20はインバータ装置21に接続されて
いる。前記インバータ装置21は電磁ポンプ29を制御して
保温炉31より射出スリーブ27へ溶湯の給湯を行なう。
前記インバータ装置21は電磁ポンプにより定量給湯完
了直前で吐出量を低減し、位置検出手段14の信号により
電磁ポンプ29が逆転駆動し、射出プランジャ11の小径部
12と射出スリーブ27の内径との間に形成したすき間Xの
空気流入路13から空気が流入し、電磁ポンプ29の逆転駆
動時におけるサクション状態を解消して給湯口28および
給湯管30内の溶湯を逆流させ、給湯口28に一部残留した
溶湯を給湯管30へおしもどし、残留溶湯が給湯口28の部
分に固着するのを防ぐので、溶湯の一部が固まって給湯
口28を狭めることがなく、良好な給湯のコントロールを
行なうことができる。
第2図は本発明の作動順序を示したもので、第3図は
電磁ポンプ制御特性図である。この第3図において、横
軸は時間t、縦軸は電磁ポンプの吐出流量Qを示してい
る。
第2図(a)に示されている給湯準備の状態で、電磁
ポンプ29を駆動させて射出スリーブ27に給湯を開始し、
所定時間経過後の定量給湯完了直前に吐出流量を低減し
て(第3図のB点参照)、第2図(b)に示されている
ように定量給湯完了した状態に達した(第3図のC点参
照)直後に射出プランジャ11が前進を開始し、給湯口28
を閉塞して第2図(c)の状態となる。
射出プランジャ11がさらに前進して小径部12が給湯口
28内に位置した第2図(d)の状態となると、位置検出
手段14からの信号で、インバータ装置21により電磁ポン
プ29を逆転駆動する(第3図D点参照)この電磁ポンプ
29の逆転駆動により小径部12に形成した空気流入路から
空気を流入し、給湯管30内が真空状態となるのを防ぎ、
給湯口28の部分の溶湯を給湯管30内に逆流させ、溶湯の
落下を防止しつつ電磁ポンプの逆相効果を高める。これ
により、給湯28の残留溶湯を給湯管30へおしもどすこと
ができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、射出プランジャ
の射出シリンダ側に射出スリーブとのすき間Xを設けた
ので、給湯を停止したときに溶湯が給湯口から落下する
のを防いで作業の安全をはかるとともに、給湯口に残留
した溶湯を給湯管へおしもどし、残留溶湯が固着するの
を防いで定量給湯精度の向上をはかり、溶湯の酸化面積
の増化を防止するダイカストマシンの給湯方法および装
置を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に使用する装置の断面図を含むブ
ロック線図、第2図は本発明の動作順序を示す断面図、
第3図は本発明の電磁ポンプ制御特性図、第4図は従来
の電磁ポンプによる堅形ダイカストマシンの一例を示す
概略断面図である。 11……射出プランジャ,12……小径部,13……空気流入
路,19……射出シリンダ,27……射出スリーブ,28……給
湯口,29……電磁ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 17/12,17/30 B29C 45/03

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビティに高圧で溶湯を充填する射出プ
    ランジャと給湯用の給湯口を有する射出スリーブとこの
    給湯口に連通する給湯管に接合して取付けられ、前記給
    湯口から前記射出スリーブに溶湯を定量給湯するダイカ
    ストマシンの射出装置において、前記射出スリーブ内に
    電磁ポンプにより溶湯を給湯し、前記射出プランジャを
    前進して給湯口を閉塞した後、この射出プランジャがさ
    らに前進して金型のキャビティに充填された溶湯に前記
    射出プランジャにより高圧をかけて凝固し、この前進中
    の射出プランジャの射出プランジャロッド側に設けられ
    た前記射出プランジャの外径よりもわずかに小さい小径
    部が、前記射出スリーブの給湯口内に位置したときに前
    記電磁ポンプを逆転駆動し、この射出プランジャの小径
    部と射出スリーブの給湯口部の側壁との間のすき間から
    空気を流入して、前記給湯管に排出された溶湯を保温炉
    に逆流させることからなることを特徴とするダイカスト
    マシンの射出方法。
  2. 【請求項2】キャビティに高圧で溶湯を充填する射出プ
    ランジャと給湯用の給湯口を有する射出スリーブとこの
    給湯口に連通する給湯管とこの給湯管に接合して取付け
    られ、前記給湯口から前記射出スリーブに溶湯を給湯す
    るダイカストマシンの射出装置において、プランジャロ
    ッド側に前記射出プランジャの外径よりもわずかに小さ
    い小径部を設け、前記射出スリーブとの間にすき間を設
    けて空気流入路を形成した段付射出プランジャと、この
    段付射出プランジャの小径部の位置を検出する位置検出
    手段と、 この位置検出手段の信号で作動する電磁ポンプのインバ
    ータ制御手段とを具備することを特徴とするダイカスト
    マシンの射出装置。
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