JP2813471B2 - 生薬含有飼料 - Google Patents

生薬含有飼料

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JP2813471B2
JP2813471B2 JP8501937A JP50193795A JP2813471B2 JP 2813471 B2 JP2813471 B2 JP 2813471B2 JP 8501937 A JP8501937 A JP 8501937A JP 50193795 A JP50193795 A JP 50193795A JP 2813471 B2 JP2813471 B2 JP 2813471B2
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保彦 小島
徹 高橋
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Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、家畜、家禽および魚類の抗病性を高め、こ
れらの肉質、卵質等の品質を改善するための飼料に関す
る。
従来の技術 従来の配合飼料あるいは混合飼料の大部分は、通常の
自然環境の中で、経済的に成立する範囲で家畜、家禽、
魚類等にその生育状況を維持できる栄養の供給を目標に
して作られてきている。それは動物の寿命をできるだけ
長期間に亘り健康に維持しようとするよりも、動物を経
済的出荷することのできる期間まで無事に過ごさせよう
とすることを目的として作られたものであった。即ち、
出荷できるまでの期間の主に増体・飼料要求率等にあっ
た。そこではこれらの病気に関しては疾病を予防するた
めのワクチンや疾病を治療するための抗生物質及び抗菌
剤が用いられていた。
しかし、近年、特に耐生菌の発生や食肉、鶏卵への抗
生物質の残留性などが社会問題となり、その結果、抗生
物質、抗菌剤などの使用が法的に制限され、さらにその
ための検査が厳しく随時行われるようになった。即ち、
これらの薬剤の使用中は勿論のこと、使用後一定期間は
動物を出荷することができないようにもなった。又、経
済性の追及のあまり、密飼い等による環境の悪化と相俟
って治療のし難い病気や所謂日和見感染症等が増加し生
産性及び経済性の低下に拍車をかけた。
本発明者らは、このような状況を考慮してできるだけ
動物用医薬品(抗生物質、抗菌剤)を使用することな
く、これらの飼育環境を改善し、家畜、家禽、養殖魚等
を全般にわたってウイルス、細菌、寄生虫の感染から防
禦し、健康にすることによりその肉質、卵質、乳質等を
改善することについて検討した。その結果、特定の生薬
を家畜、家禽、養殖魚等の飼料に混合することによって
ウイルス・細菌及び寄生虫に対する抗病性を高め、肉
質、卵質を改善することができることを見出して本発明
を完成するに至った。
すなわち、本発明の目的は、抗生物質、抗菌剤をでき
るだけ使用することなく、家畜、家禽、養殖魚等全般に
わたって健康を維持させることにある。
課題を解決するための手段 本発明者らは、そのような目的を達するために、種々
の生物活性をもった種々生薬を科学的に求明し検討した
ところ、南瓜子、オオバコ及びスイカズラのいずれか
(とりわけこれら3種の生薬全て)を飼料に添加含有せ
しめると、家畜、飼育動物等の抗病性を著しく高め、肉
質あるいは卵質等を改善することができることを発見し
た。
本発明は、南瓜子、オオバコ及びスイカズラからなる
群から選択される少なくとも2種の生薬を含有せしめた
飼料に関する。従って、本発明としては、これらの生薬
の2種又は3種を含有するものが存在するが、とりわ
け、これら3種の生薬の全てを含有する飼料が挙げられ
る。
さらに、本発明は、このような南瓜子、オオバコ及び
スイカズラからなる群から選択される少なくとも2種の
生薬(とりわけ、これら3種の生薬の全て)と、紅花、
甘草、馬鞭草、蒲公英、魚腥草及び菊化からなる群から
選択される少なくとも1種の生薬とを含有せしめた飼料
に関する。
本発明における飼料には飼料添加物をも包含される。
まず、本発明において使用される生薬について説明す
る。
南瓜子(Cucurbita moschata Duch.)はウリ科の植物
の種子である。南瓜子は、生のまま使用してもよいが、
乾燥品のほうが飼料の保存上好ましく、また種皮のみを
用いてもよい。成分としてクルルビチン、タンパク質、
ビタミンA、B1、B2、Cを含み、またカロチン等も含ま
れている。
オオバコ(Plantago asiatica L.)はオオバコ科の植
物で成熟した種子(車前子)または全草(車前)が用い
られる。成分としては多糖類、Plantenolic acid.,コハ
ク酸,アデニン,aucubin,PlantagininやビタミンA,B1
どを含む。生薬としてヒトにおいては消炎、利尿、止瀉
薬として用いられる。
スイカズラ(Lonicera japonica THUNB.)はスイカズ
ラ科の花もしくは蕾(金銀花)、葉、茎あるいは全葉
(忍冬)が用いられる。成分としては蝋様物質、イノシ
トール、タンニン、サポニン、ロニセリン等を含む。生
薬としては、解熱、解毒、利尿、消炎薬として用いられ
ている。
なお、本発明者らは、南瓜子等のウリ科植物がインタ
ーフェロンを誘起することを見出し、米国特許を取得し
ている(米国特許第4,421,746号)。
また、第43回日本アレルギー学会において南瓜子等の
IgE抗体産生抑制とマイトジェン活性についても報告し
ている。
さらに、本発明者らは、オオバコ、スイカズラがイン
ターフェロンを誘起することを見出し、米国特許を取得
している(米国特許第4,469,685号)。
従来、漢方生薬43種が動物の疾病の予防あるいは治療
として用いられることが提案されているが(特開平1−
172341号)、本発明の生薬の使用については何も示され
ていない。またその使用により家畜、家禽、養殖魚等全
般にわたって広範な微生物、寄生虫等に対しての抗病、
あるいは肉質、卵質を改善できるということは何も報告
されていない。
さらに、本発明で任意成分として配合される生薬につ
いて下記に説明する。
紅花(Carthamus tinctorius L.)はキク科の植物の
管状花の乾燥したものである。成分としてはカルサミ
ン、サフラーイエロー、リグナン、ステロールを含む。
婦人病、冷え症、更年期障害などの血行障害の治療に用
いる。
本発明者らは、紅花のインターフェロン誘起方法に関
しても米国特許(米国特許第4,456,597号)を取得して
いる。
甘草(Glycyrrhiza uralensis)はマメ科の植物の根
およびストロンを乾燥したものである。主な成分はグリ
チルリチンである。甘草は、緩和、緩解、鎮咳、鎮痛、
去痰薬として用いられている。
馬鞭草(Verbena officinalis L.)はクマツヅラ科の
植物帯根全草を乾燥したものである。成分としてはモノ
テルペン配糖体を含む。消炎止痛作用、止血作用、抗菌
作用、利水、通経薬として用いられている。
蒲公英(Taraxacum mongolicum)はキク科の植物で帯
根全草を乾燥したものである。成分としてステロール
類、イヌリン、ベクチンを含有する。解熱、消炎、健
胃、利尿、催乳薬として用いられている。
魚腥草(Houttuynia cordata Thunb.)はドクダミ科
の植物の根のついた全草である。成分は臭気成分のデカ
ノイルアセトアルデヒド、ラウリックアルデヒド、メチ
ル−n−ノニルケトン、カプリンアルデヒド、3−ケト
デカノール、メチルラウリル スルフィド、ミルセン、
フラボノイド等が含まれる。民間的に便秘症、風邪、蓄
膿症などに煎用し、また痔、腫瘍、腰痛、冷え性などの
外用に用いられている。
菊花(Chrysanthemum lavandulaefolium Makino)は
キク科の植物の頭状花を乾燥したものである。成分とし
て2,2,4−トリメチル−3−サイクロヘキシネル−カル
ボキシリック酸、アカセチン−7−ラムノグルコシド、
アピゲニングルコシド、アデニン、コリン、炭水化物等
が含まれる。解熱、解毒、鎮痛、消炎薬として用いられ
ている。
生薬を飼料添加物として使用することについて中国で
は、次の3方法が報告されている〔畜産の研究、第48巻
第1号第9〜12頁(1994年)〕。
生薬単品として使用する方法。
主な植物1〜2種に補助的な生薬2〜6種混ぜて使
用する方法。
生薬を主とし、それに必要な西洋薬(ミネラル、ア
ミノ酸等)を混ぜた中西結合添加剤として使用する方
法。
そして豚、鶏、反芻動物について次の方法で使用され
ている。
豚 よもぎを配合飼料に2%配合し、さらに、桐葉、松の
葉、益母草、老虎瓜草、苦参、王不留行、蒼求等を加え
る。
鶏 補骨脂、益母草、羅勒、黄ぎ、何首烏、神曲、麦芽、
酸棗仁、白扁豆、葛根、党参、烏梅、白求、陳皮、当
帰、白じゅつ、川きゅう、山薬、谷芽、女貞子、淫羊か
く、牛藤、紫石英、白頭翁、健曲、海椒粉等を加える。
反芻動物 松針、茯苓、木通、冬葵子、通草等の生薬が対病性、
動物の品質上効果があったことが報告されている。
しかし、本発明ではこのような生薬を使用していな
い。
本発明では、先きに記載した特定の生薬を原末あるい
は水または有機溶媒抽出エキスとして用いることができ
る。即ち原末、溶液製剤、粉剤、成型剤、浸出剤等とし
て用いる。有機溶媒としてはメタノール、エタノール、
アセトン等が用いられ、これらは水あるいは2種以上の
有機溶媒と混合して用いてもよい。抽出は生薬に対し数
倍量の溶媒を加え常温乃至加温下に抽出あるいは浸出を
行なう。また、生薬を原末として使用するときは、その
生鮮、蔭干し、あるいは乾燥したものを用い細断あるい
は粉末として用いる。この場合、従来製剤化が使用され
る慣用の成分に混合し粉剤、類粒剤としてもよい。通常
は原末を乾燥粉末化したものが用いられる。場合によ
り、粉末からペレットを作成し用いてもよい。又、飲料
水の形態で用いてもよい。
また、一般飼料及び配合飼料に混ぜるときはこれらの
生薬の前記粉末あるいは抽出物を添加するとよい。一般
飼料あるいは配合飼料は、自家飼料であってもあるいは
市販品であってもよい。添加量は飼料に対し0.05〜5重
量%程度が好ましい。この配合量より少いと生薬として
の効果が低減され、またこの配合量より多いと家畜等の
嗜好性及び経済性の面であまり好ましくない。また、こ
れらの生薬は生薬のみを飼料に加えてもよいし、ビタミ
ンまたはモンモリロナイト等のミネラルや脱脂米糠等と
混合して加えてもよい。
本発明の生薬成分を投与できる家畜、家禽、魚類とし
ては豚、乳牛、肉牛等の家畜、ブロイラー、レイヤー、
ウズラ等の家禽、ブリ、ハマチ、ウナギ、タイ等の養殖
魚がある。
本発明で用いる南瓜子、オオバコ、スイカズラは単独
で使用しても本発明の目的とする効果を得ることができ
る。本発明においてはこれらの内いずれか2種の組み合
わせで使用してもよいが3種を併用するとその効果をさ
らに高めることができる。しかもこれらの生薬に前記し
た紅花、甘草、馬鞭草、蒲公英、魚腥草あるいは菊花の
少なくとも1種を動物の種類によって配合するとその効
果をより一層高めることができる。
例えば、家禽レアーには、南瓜子、オオバコ、スイカ
ズラと紅花粉末とを飼料に配合して用いることが好まし
い。
ブロイラーに対しては、南瓜子、オオバコ、スイカズ
ラに馬鞭草の粉末を飼料に配合して用いることが好まし
い。
ブタには、南瓜子、オオバコ、スイカズラに魚腥草の
粉末を飼料に配合することが、またウシには南瓜子、オ
オバコ、スイカズラ、蒲公英を配合することが好まし
い。
さらに、養殖魚には南瓜子、オオバコ、スイカズラ
に、菊花、甘草の粉末を加えて用いることが好ましい。
このようにすると、家畜、家禽、魚類等の疾病に対す
る抵抗性をいちゞるしく高め、経済的損失を招くような
疾病を予防し、育成期間を無事すごすことができる。ま
た同時に、家畜、家禽、魚類の肉質や卵質、乳質等を改
善し、生臭さも消え美味なものとすることができる。
次の本発明を実施例を挙げて具体的に説明する。
〔実施例1〕 市販の飼料として、抗コクシジウム剤などの抗菌性物
質無添加のブロイラー用前期および後期飼料(SDB No.1
およびNo.2、日本配合飼料株式会社)を使用した。これ
らの飼料は、とうもろこし、北洋ミール、大豆油粕、粉
末精製牛脂、小麦粉、アルファルファミール、ビタミ
ン、ミネラル等を混合したものであり、一般成分の分析
値は、次のとおりである。
別に、南瓜子の種皮末1.0kg、オオバコの種子末0.5k
g、スイカズラの花蕾末0.5kg、馬鞭草末0.3kgを、モン
モリロナイト系鉱物0.2kgおよび脱脂米糠7.5kgに混合し
て飼料を調製した。
この混合飼料を、前記市販の飼料に0.5%添加して飼
料を調製した。
比較のためにこの生薬を添加していない飼料を用いた
無添加対照区(1群)とこの供試飼料区(2群)とにつ
いて動物試験を行った。各区ともフロアペン方式でブロ
イラー専用種、チャンキー、1日齢、50羽(雌雄各25
羽)/ペン、全300羽を使用した。なお、別にシーダー
バードとしてコクシジウム、E.acervulina(弱毒株)お
よびE.tenella(強毒株)の野外株感染した36羽を用意
した。8週間観察し、各週ごとに表1における試験を実
施した。表2に飼育成績をまとめた。
増体重 表2に見られる如く、56日齢で1群より2群の方が有
意(p<0.25〜p<0.01)に大きかった。
飼料要求率(総飼料摂取量/総体重量) 同様に2群で91と有意(p<0.05)な改善が認められ
た。
臨床症状 斃死鶏は1群で11羽、2群が5羽と供試飼料群で少な
かった。いづれも小腸および盲腸にコクシジウムによる
中等度の病変が認められた。血便は21日齢までは両群で
認められなかったが、1群では24日齢から28日齢をピー
クに30日齢まで認められ、再び55日齢からわづかに認め
られ、総血便は50羽におよんだ。これに対し、供試飼料
活加群の2群では25日齢〜28日齢のみ少ない値ではある
が排泄され総血便は6羽と有意(p<0.01)少なかっ
た。
OPG測定(オーシスト数/g) 図1及び図2に見られるごとく1群のオーシストの排
泄が2群に比して小型で6.7倍、中型で3.4倍多かった。
42日齢以降では1群でわづかのオーシストの排泄が認め
られたが、2群では認められなかった。両群の間で有意
差(p<0.05)が認められた。
腸病変 両群とも小腸上部、中央部には病変なく、十二指腸に
病巣の散在が見られたが、2群の方が病巣数は半分以下
であった。盲腸壁は1群で少数の点状血斑が見られたが
2群ではほとんど問題にならなかった。
常在菌数 常在菌として小腸からLactobacillusおよび盲腸からC
lostridum perfrigensを分離し菌数測定を実施したが、
Lactobacillusにおいて両群に差はなく、Clostridiumは
2群において若干菌数が少ない方に集中していたが有意
差はなかった。
腹腔内脂肪重量測定 両群で差がなかった。
〔試験例1〕 試験方法 1)シーダーバードへの感染および設定 1週齢で各ペン6羽(系36羽)のシーダーバードに、
E.acervulina成熟オーシスト1×104、E.tenella成熟オ
ーシストを1×102/羽を混合して経口接種した。シーダ
ーバードによる感染方法は、Brewerら(1970)の方法
〔Brewer,etal,(1970);Exp.Parasitol.,28. 64−71
(1970)〕に準じた。各ペン50羽の非感染ヒナ群の上方
に金網床の飼育箱をつるし、その中に上記により、鶏コ
クシジウムを感染させた6羽の雛(シーダーバード)を
入れた。感染源用雛のオーシストの排出は6,7日目ごろ
より始まり下方の供試鶏(非感染雛)は、そのオーシス
トを摂取することによる感染した。
〔実施例2〕 ブロイラー専用種(8日齢)、1群5羽、4群を設定
し、実施例1に準じてブロイラー育成期にクロストリジ
ューム症に対する感染防御試験を行った。実施例1と同
様の生薬乾燥粉末配合飼料(たゞし、生薬乾燥粉末の添
加量は0.5%と1%)を感染7日前より投与した。感染
菌はC.P.D−2株 1×106 CFU/mlを1ml強制的に経口投与
し、感染後14日間観察した。試験日程を表3に示した。
実験結果を表4及び表5に示した。この表にみられる
ように供試物質投与群で有意な体重増加がみられた。飼
料要求率(総飼料摂取量/総体重量)においても対照の
2群を100とすると供試物質投与群の3群及び4群では7
1および70と改善が著しかった。各群とも死亡例はなか
った。
〔実施例3〕 実施例1と同様に調製された生薬乾燥粉末配合飼料を
用いて、実施例2に準じてサルモネラ菌感染防御試験を
行った。ブロイラー専用種(43日齢、出荷14日前)、1
群6羽、4群設定した。菌はS.typhimurium 9−22−4
株の108.3GFU/mlを強制的に経口投与して感染防御試験
を行った。
この試験日程は表3と同様である。観察は感染後7日
間行った。この実験結果は実施例2と同様の結果が得ら
れた。
〔実施例4〕 南瓜子種皮1.0kgオオバコ種子(車前子)末0.5kg、ス
イカズラの花蕾(金銀花)末0.3kg、紅花の花末0.2kgを
モンモリロナイト系鉱物0.2kgおよび脂肪米糠7.8kgと混
合して飼料を調製した。これらの生薬は乾燥粉末を用い
た。この飼料を0.3%になるように市販飼料に混合して
飼料を調製した。
産卵鶏レアー飼育(270〜280日齢)2,000羽を2群に
分け、1群は市販飼料のみで飼育の対照区と他の1群は
この飼料を投与した区を試験区とした。
試験を、時期を異にして2回行った。観察期間は各40
日間である。
第1回、対照区、試験区とも呼吸器に異常症状を呈し
たトリは無かった。この期間斃死したトリは対照区5
羽、試験区1羽であった。羽毛の光沢、鶏冠の状態及び
糞便の状態は対照区よりも試験区の方が見た目で明らか
にはるかに優れていることがわかった。
第2回目の試験も第1回目の試験と同様にして行なっ
た。その結果第1回目と同様に対照区よりも、試験区に
於て健康度がはるかに勝れていた。この間斃死数は対照
区6羽、試験区2羽であった。
〔実施例5〕 実施例4と同様の条件下で、産卵鶏220日齢を用い、
1,000羽づつ対照区と試験区とで140日間観察した。この
間産卵低下症候群の自然流行があったが、試験区の方が
この症状が軽くまた回復も早かった。斃死数は対照区で
14羽観察されたが、試験区は0であった。
〔実施例6〕 産卵鶏デカルブ種220日齢、体重1,720g、卵重60.0g
(50%産卵到達158日齢)200羽を対照区と試験区に2区
分した。飼育条件は開放鶏舎モニター方式3段ケージに
3羽群飼し、不断給餌とし、給水はニップルとした。対
照区は成鶏用飼料(清水港飼料(株)製)を単独で用い
た。試験区には実施例4と同じ飼料を0.5%になるよう
に市販飼料に添加した。
実験は飼育環境状況がよく、飼料テスト後56日卵と生
理状態がピークのときであり、健康異常、斃死などな
く、腸内フローラ、剖見所見も良好で差を論ずることは
できなかった。しかしながら試験区において味覚テスト
においては添加飼料後7日卵以降は卵のうま味が出た。
添加飼料後18日卵において、テストパネラー15名によ
る味覚テストを行ったところ、表6に見られるように試
験区の産生する卵が全ての点で優れていた。添加飼料後
56日卵について、日本食品検査センターへ依頼し、全卵
についてアミノ酸(18種)、卵黄にて脂肪酸組成の分析
を行った。アミノ酸組成においては甘味、うま味に関す
るアミノ酸、リジン,チロシン、バリン、アラニン、プ
ロリン、グルタミン酸、アスパラギン酸等の含量が多い
傾向が見出された。脂肪酸については鶏卵油に殆ど無い
ヘプタデカン酸とドコセン酸が検出された。
卵黄の黄色の色素の濃さをロッシュカラーファンによ
って比較したところ、対照区の卵の色調は最小9、最大
10であるのに対し試験区は最小10,11を示し、黄味の濃
いことが判明した。
〔実施例7〕 産卵鶏を実施例6と同様の飼料を用いて飼育し、520
日齢の時、絶食による、強制かん羽を行い、対照区と試
験区において、それに耐えられる度合を斃死数で調べ
た。対照区は1,000羽中20羽が死亡したが、試験区は5
羽の死亡にとどまった。
〔実施例8〕 産卵鶏デカルブ種2000羽を1000羽づつ2群に分け、生
薬無添加の対照区と実施例6と同様の飼料(ただし、生
薬の添加量は0.3%)を用いた試験区とをつくった。380
日齢において対照区は7月下旬より全群緑便を排便し、
産卵率も低下し貧血を呈する鶏も見られ、ロイコチトゾ
ーン病が疑われる症状を呈した。そのため対照区はピリ
メタミン製剤を投与し治療した。解剖所見、血液検査に
てロイコチトゾーン病であることが確認された。1000羽
中26羽は死亡した。これに対して試験区は抗生物質の投
与をしなくともロイコチトゾーン病に罹病することなく
全群健康であり、斃死数も0であった。
〔実施例9〕 南瓜子の種皮末1.0kg、オオバコの種子(車前子)末
0.5kg、スイカズラの花蕾(金銀花)末0.5kg、馬鞭草末
0.3kgをモンモリロナイト系鉱物0.2kgおよび脱脂米糠7.
5kgと混合して飼料を調製した。この飼料を市販鶉用飼
料〔東海起業(株)製〕に0.5%になるように添加して
飼料を調製した。
ウズラに対して本発明の有効成分の生薬粉末を添加し
た飼料による産卵、育成に関する試験を行った。
鶉は孵化発生した体重6.4gの雛2,400羽を前記飼料の
み投与の対照区と、本発明の飼料を投与した試験区に2
分して行った。1羽当りの飼育面積を54cm2としてバタ
リー式育雛器を用い、照度10フートカンデラを常時照明
し、飲水、飼料は無制限給与した。温度、湿度は第1週
は36℃、60%、第2週は33℃、60%、第3週は28℃、50
%、第4週以降は25℃、40〜50%とした。対照区のみは
35日齢で成鶉舎へ移動後、抗生物質添加剤メイリッチ2P
Xを常時0.2%添加した。
この飼育試験の結果は次のとおりであった。
体重、生存率、育成率は有意の差はなかった。46日齢
においてニューカッスル病の汚染があったが、白卵数
(ニューカッスル病感染ウズラが産卵)は対照区の659
個に対して試験区は505個と試験区の方が23.4%少な
く、経営上大きなプラスである。これを反映する如く、
ニューカッスル病のHI抗体価は63日齢において対照区は
試験区にくらべて平均32倍、試験区平均7倍であり、試
験区の汚染の程度が少なかった。又、腸内フローラは、
30日齢においてはクロストリジウムは両区において菌数
は10-2個/gで良好であった。表6に示すように大腸菌は
対照区において試験区にくらべて約10倍多く、ブドウ球
菌は100倍、コクシジウムは約30倍多かった。63日齢に
おいて試験区は対照区と異なり抗生物質を使用していな
かったが、対照区と同様の腸内フローラの存在を示し
た。
〔実施例10〕 南瓜子の種皮末1.0kg、オオバコの種子(車前子)末
0.5kg、スイカズラの花蕾(金銀花)末0.3kg、および魚
腥草末0.2kgをモンモリロナイト系鉱物0.2kgおよび脱脂
米糠7.8kgに加えて飼料を調製した。これを子豚用市販
飼料に0.1%になるように添加して子豚用飼料を得た。
授乳期間中の子豚200頭に対し本発明の飼料を供試し
た。授乳期間に約15%の子豚がAR(萎縮性鼻炎)罹患
し、症状として鼻曲がりを呈した。しかし、他の症状は
軽く体重の減少もなく出荷できた。この間、本発明の飼
料を添加しなかった対照群の豚舎では他に肺炎、下痢等
が観察されたが、本発明の飼料を添加して試験区の豚舎
ではこのような症状は観察されなかった。又、本発明の
飼料で飼育された豚の肉質は所謂獣臭がなく、味も美味
であった。
〔実施例11〕 南瓜子の種皮末1.0kg、オオバコの種子(車前子)末
0.5kg、スイカズラの花蕾(金銀花)末0.3kg、蒲公英末
0.2kgとモンモリロナイト系鉱物0.2kg及び脱脂米糠7.8k
gを混合して飼料とした。これらの生薬は乾燥粉末を用
いた。乳牛に前記飼料を50g/日ずつ市販乳牛飼料と共に
投与した。乳牛は体細胞数50万〜100万の乳房炎の疑い
のある3頭と体細胞数100万以上の潜在乳房炎の3頭に
ついて実験を行った。6頭中3頭は10日間投与によって
体細胞数は30万以下となり、他の3頭も30〜50万の体細
胞数となった。
〔実施例12〕 20頭の乳牛の乳汁中体細胞数平均66万に対し、市販乳
牛飼料の他に実施例11の飼料を50g/日与えたところ、10
日後には体細胞数31万となり20日後には20万以下になっ
た。以降4ケ月間は10万前後を示していたが、5ケ月目
に本発明の飼料の添加を中止したところ体細胞数の30万
までの増加がみられた。この結果から本発明の飼料の投
与を続けている間は乳房炎の発生を抑制していたことが
判明した。
〔実施例13〕 南瓜子の種皮末2.0kg、オオバコの種子(車前子)末
1.0kg、スイカズラの花蕾(金銀花)末0.6kg、甘草末1.
0kg、菊花末0.4kgを混合して飼料を調製した。この飼料
を1%量のフィードオイルに懸濁させ、市販ブリ育成用
配合飼料EP200〔日本配合飼料(株)製〕に吸着させて
養魚用飼料を得た。
供試動物として平均体重196〜197gのブリを使用し
た。前記市販ブリ育成用配合飼料EP200のみを投与した
対照区と養魚用飼料を投与した試験区のいずれの区も5m
×5m×4.5mの海面イケスに500尾づつ3群準備した。対
照区は市販飼料にフィードオイルのみ吸着させた第1
群、飼料を0.1%添加した第2群、及び0.2%添加した第
3群をもうけた。検査項目として体重、粘液検査、寄生
虫検査、組織検査を4週及び8週目に行った。各群50尾
づつ測定した。
飼育試験の結果は次のとおりであった。
開始時平均体重197gが8週後には1群が395g、2群が
405g、3群が414gとなった。1群は6%、2群は9%多
かった。飼料要求率は1群を100とすると、2群が94、
3群が92と低かった。体表寄生虫体数はBenedenia seri
olaeは対照区に比し半減した。Heteraxine heterocerea
(えらむし)は3群とも開始時に最も多く、試験の経過
と共に減少した。Caligus spinosusは1群では8週で倍
増したが、2群および3群では開始時とほとんどかわら
なかった。体表の粘液量は4週で各群とも増加し、1群
は5.6mg、2群は6.5mg,3群は6.2mgとなった。8週では
各群はともに減少し1群3.5mg、2群4.2mg、3群は4.8m
gとなった。リゾチーム量は8週が最も増加し、1群10.
7mg、2群14.3mg、3群15.3mgとなった。粘液細胞数も
3群が最も増加した。病理組織学的検査で肝臓、筋肉に
有所見は認められなかった。以上のことより、本発明の
飼料の添加はブリの生体防御能のひとつである体表粘液
増加により外界の細菌、寄生虫等の侵襲より防御する作
用と体量の増加とが期待できる。
〔実施例14〕 ハマチ養魚について実施例13に準じてテストした。平
均体重10.2gのモジャコ(稚魚)約13,000尾をイケス9m
×9m×7.5mで1993年5月18日から136日間行った。実施
例13と同じ飼料を用いたその添着剤にはハマチエードフ
ォルテを用いた。この間死亡魚は2,000尾で周辺の他業
者に比べ大変生存率がよかった。特筆することはベネデ
ニア、はだむしの寄生のなかったことである。アキシネ
ヘテロセルカ(エラムシ病)の寄生は少しあったが、
問題とされるようなものではなかった。体色は黒みを帯
びず、白濁もなかった。
〔実施例15〕 養鰻のテストを行った。市販飼料は練餌とし、これに
実施例13の飼料を0.1%添加した。13gの稚魚34,500尾を
用いた。生存率は99.9%で、パラコロ病、鰓病、内外寄
生虫の発生もなく、食い込みの状態、増体の向上は申し
分なかった。生産物の品質についても生産者試食会で上
品な(味、香)できばえとの評価を得た。
〔実施例16〕 南瓜の種皮末1.0kg、オオバコの種子末0.5kg、スイカ
ズラの花末0.3kg、ベニバナの花末0.2kg、モンモリロナ
イト系鉱物0.2kg及び脱脂米糠7.8kgを混合し、飼料添加
物10kgを調製した。
この飼料添加物は、レイヤー用として他の飼料と混合
し、レイヤーの飼育に用いることができる。
〔実施例17〕 南瓜の種皮末1.0kg、オオバコの種子末0.5kg、スイカ
ズラの花末0.5kg、馬鞭草末0.3kg、モンモリロナイト系
鉱物0.2kg及び脱脂米糠7.5kgを混合し、飼料添加物10kg
を調製した。
この飼料添加物は、ブロイラー用として他の飼料と混
合し、ブロイラーの飼育に用いることができる。
〔実施例18〕 南瓜の種皮末2.0kg、オオバコの種子末1.0kg、スイカ
ズラの花末0.6kg及び甘草粉1.4kgを混合し、飼料添加物
5kgを調製した。
この飼料添加物は、養魚用として他の飼料と混合し、
ブリ、ハマチ、ウナギ、タイ等の飼育に用いることがで
きる。
〔参考例1〕 ブロイラー専用種を用いて実施例1と試験例1に準じ
てテストした。飼料は南瓜子の種子末を含むが、オオバ
コの種子末、スイカズラの花蕾末および馬鞭草を除いた
実施例1の混合飼料を用いた。実施例1に準じてシーダ
ーバードとしてコクシジウムE.acervulina(弱毒株)と
E.tenella(強毒)の野外株にてフロアーペン試験を行
った。
7日齢〜56日齢まで週毎にコクシジウムのOPGを測定
した。7日齢まではオーシストは認められなかった。14
日齢では対照の1群で平均0.38×104、飼料添加0.5%の
添加群2群で0.35×104であった。これはシーダーバー
ドの排泄したオーシストと思われる。21日齢では小型
(弱毒株)のオーシストのみ確認され、1群で3.93×10
4,2群で2.84×104であった。28日齢では1群が小型は2
9.02×104,中型(強毒株)が3.76×104。2群は小型は
4.46×104,中型が1.27×104であり、1群のオーシスト
の排泄が小型で6.5倍,中型で2.9倍多かった。35日齢で
はオーシストの排泄は両群とも減少し、42齢以降では1
群のみわずかなオーシストの排泄が認められたが、2群
では認められなかった。56日齢において1群では再び小
型が0.04×104,中型が0.17×104のオーシストが観察さ
れたが、2群では全く認められなかった。両群の間で有
意差が認められた。
全期間を通じて腸管にコクシジウムが認められ死亡し
た鶏は1群で11羽,2群で5羽。又血便数は1群で150羽
に対して2群では18羽であった。
〔参考例2〕 実施例13に準じてブリ(開始時平均体重200g)を5m×
5m×4.5mの海面イケスに500尾づつ2群準備した。飼料
は市販ブリ育成用配合飼料EP200に南瓜子の種皮末を0.5
%添加した。実施例13の時の生薬オオバコの種子末、ス
イカズラの花蕾末、甘草末、菊花末は除外した。開始時
と4週および8週目に寄生虫検査を各群10尾づつ測定し
た。体表におけるBenedenia seriolaeの寄生虫体数は対
照区に比し添加区では体表寄生体数は半減した。Hetera
xine heterocerea(えらむし)は2群とも開始時に最も
多く、試験の経過と共に減少した。Caligus spinosusは
対照の1群では8週で倍増したが、2群では開始時とほ
とんどかわらなかった。
〔参考例3〕 ハマチ養魚について実施例20と14に準じてテストし
た。平均体重10.4gのモジャコ約10,000尾をイケス9m×9
m×7.5mで136日間行った。この間死亡魚は1800尾で、周
辺の他業者に比べ大変生存率がよかった。Benedenia se
riolaeのはだむしの寄生はなかった。これは特筆され
る。エラムシ病の寄生は少しあったが、問題とならなか
った。
発明の効果 本発明の生薬混合飼料は南瓜子、オオバコ、スイカズ
ラの2種以上、好ましくは3種を混合基本成分とし、こ
れに必要に応じて採卵鶏には紅花、ブロイラーには馬鞭
草、豚には魚腥草、牛には蒲公英、魚には菊花、甘草の
乾燥粉末を加え、市販飼料に0.1〜0.5%添加することに
よって寄生虫、細菌、及びウイルス病の特に自然感染に
よる経済的損失を防ぎ生体防御力の強化と共に肉質、卵
質を改善することができる。しかも飼育期間中の増体
重、飼料効率及び飼料要求率等の改善を行うこともでき
る。これらの生薬は単独使用よりも併用することによ
り、広範な微生物の防御が可能となり、併用によってよ
り強い相乗効果が観察された。特に近年増してきた日和
見感染には大いに効果を発揮した。
図面の簡単な説明 図1は実施例1のブロイラーのコクシジウム試験にお
けるオーシストの排泄(OPG)の結果を示す(E.aceruli
na株を用いた場合)。
図2は実施例1のブロイラーのコクシジウム試験にお
けるオーシストの排泄(OPG)の結果を示す(E.tenella
株を用いた場合)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 Br.J.Nutr.Vol.66[2 ] (1991),P.331−349 Nutr.Rep.Int.,Vo l.27[4] (1983),P.681−687 J.Agric.Food Che m.,Vol.28[2] (1980), P.364−366 Poult.Sci.,Vol.66 [8] (1987),P.1372−1378 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23K 1/00 - 3/04 A61K 35/78 BIOSIS(DIALOG) JICSTファイル(JOIS)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オオバコ、スイカズラ及び南瓜子からなる
    群から選択される少なくとも2種の生薬を含有した飼
    料。
  2. 【請求項2】オオバコ、スイカズラ及び南瓜子からなる
    群から選択される少なくとも2種の生薬と紅花、甘草、
    馬鞭草、蒲公英、魚腥草及び菊化からなる群から選択さ
    れる少なくとも1種の生薬を含有した飼料。
  3. 【請求項3】オオバコ、スイカズラ及び南瓜子の3種の
    生薬を含有した飼料。
  4. 【請求項4】オオバコ、スイカズラ及び南瓜子の3種の
    生薬と紅花、甘草、馬鞭草、蒲公英、魚腥草及び菊化か
    らなる群から選択される少なくとも1種の生薬を含有し
    た飼料。
  5. 【請求項5】生薬の含有量が飼料に対し約0.05〜5重量
    %の範囲である請求項1〜4のいずれか1項に記載の飼
    料。
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