JP2813092B2 - 柱脚構造体およびその構築方法 - Google Patents
柱脚構造体およびその構築方法Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、土木，建築分野におい
て各種の構造体を支持する柱脚構造体およびその構築方
法に関する。
て各種の構造体を支持する柱脚構造体およびその構築方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】土木，建築分野では、各種構造物の支持
体として鉄骨柱や鋼管柱および鉄筋コンクリート柱など
多様な柱脚構造体が構築されているが、特に大規模な構
造体の支持に適した柱脚構造体としては、鉄筋コンクリ
ート柱が多用されている。さて、前記鉄筋コンクリート
柱は、周知のとおり全周分に相当する円筒状もしくは角
筒状の形枠を構築し、棒状鉄筋を配筋したあとコンクリ
ートを打設するか、あるいは所定の寸法に形成された形
枠を用い、設定区画毎に逐次単位コンクリート柱を構築
しつつ縦設する手段が採用されており、その代表として
橋梁橋脚を例として説明する。図１７は、地盤ｔに打設
された鋼管杭１ａ〜１ｃ上にフーチング２を構築したの
ち、該フーチング２に橋脚３を構築した状況を示す概略
縦断側面図で、４は上部梁、５は縦筋、６は横筋、７は
打設コンクリートを示す。前述のように、橋脚３は、多
数の作業者による長期間の形枠組立解体作業と配筋作業
と云う重労働によって構築されているのが現状である。
体として鉄骨柱や鋼管柱および鉄筋コンクリート柱など
多様な柱脚構造体が構築されているが、特に大規模な構
造体の支持に適した柱脚構造体としては、鉄筋コンクリ
ート柱が多用されている。さて、前記鉄筋コンクリート
柱は、周知のとおり全周分に相当する円筒状もしくは角
筒状の形枠を構築し、棒状鉄筋を配筋したあとコンクリ
ートを打設するか、あるいは所定の寸法に形成された形
枠を用い、設定区画毎に逐次単位コンクリート柱を構築
しつつ縦設する手段が採用されており、その代表として
橋梁橋脚を例として説明する。図１７は、地盤ｔに打設
された鋼管杭１ａ〜１ｃ上にフーチング２を構築したの
ち、該フーチング２に橋脚３を構築した状況を示す概略
縦断側面図で、４は上部梁、５は縦筋、６は横筋、７は
打設コンクリートを示す。前述のように、橋脚３は、多
数の作業者による長期間の形枠組立解体作業と配筋作業
と云う重労働によって構築されているのが現状である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明が対象とする柱
脚構造体は、前記橋脚や塔状構造物など鉛直方向に伸び
る高い構造体であるため、形枠や棒状鉄筋を用いる周知
手段では、該形枠を囲繞する堅固な足場や支保工を必要
とし、形枠に加えて棒状鉄筋をはじめ構築用の資材費が
多額になり、加えて多数の建築作業者が必要で、しかも
高所作業であるため各種の安全設備を完備せねばならな
いので構築費用が嵩むと言う課題がある。本発明の目的
は、機械的な強度が高く、耐候性に優れかつ構築および
保守整備費が低廉な柱脚構造体を提供することにあり、
他の目的は構築用の資材が僅少で済み、作業が簡単で安
全であり熟練技能者を必要とせず、かつ作業期間も短く
費用が低額な構築方法を提供することにある。
脚構造体は、前記橋脚や塔状構造物など鉛直方向に伸び
る高い構造体であるため、形枠や棒状鉄筋を用いる周知
手段では、該形枠を囲繞する堅固な足場や支保工を必要
とし、形枠に加えて棒状鉄筋をはじめ構築用の資材費が
多額になり、加えて多数の建築作業者が必要で、しかも
高所作業であるため各種の安全設備を完備せねばならな
いので構築費用が嵩むと言う課題がある。本発明の目的
は、機械的な強度が高く、耐候性に優れかつ構築および
保守整備費が低廉な柱脚構造体を提供することにあり、
他の目的は構築用の資材が僅少で済み、作業が簡単で安
全であり熟練技能者を必要とせず、かつ作業期間も短く
費用が低額な構築方法を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を克服
し、目的を達成する手段として、巾方向の両側に屈折形
成したフランジに多数のボルト締結用貫通孔を設けて単
位溝型鋼枠を構成し、多数の単位溝型鋼枠を千鳥状に配
置すると共に、接合されたフランジをボルトにより締結
して、筒状の柱状体を構成し、その柱状体内にコンクリ
ートを全体的にまたは円筒状に充填する。また異なった
柱脚構造体として、前記柱状体内に中央鋼管柱を配置
し、柱状体と中央鋼管柱との間にコンクリートを充填す
るか、または前記柱状体と中央鋼管柱との間および中央
鋼管柱の中にコンクリートを充填する。
し、目的を達成する手段として、巾方向の両側に屈折形
成したフランジに多数のボルト締結用貫通孔を設けて単
位溝型鋼枠を構成し、多数の単位溝型鋼枠を千鳥状に配
置すると共に、接合されたフランジをボルトにより締結
して、筒状の柱状体を構成し、その柱状体内にコンクリ
ートを全体的にまたは円筒状に充填する。また異なった
柱脚構造体として、前記柱状体内に中央鋼管柱を配置
し、柱状体と中央鋼管柱との間にコンクリートを充填す
るか、または前記柱状体と中央鋼管柱との間および中央
鋼管柱の中にコンクリートを充填する。
【０００５】また、前記柱脚構造体を構築する方法とし
て、基礎構造体の上面に、昇降自在な作業用プラットフ
ォームを有する構築用ガイドマストを立設し、その構築
用ガイドマストを用いて、多数の単位溝型鋼枠を千鳥状
に配置すると共に、接合された単位溝型鋼枠の巾方向の
両側のフランジをボルトにより締結して、筒状の柱状体
を構成し、次いで前記構築用ガイドマストを撤去したの
ち、前記柱状体内にコンクリートを充填するか、または
構築用ガイドマストを柱状体内に残置したまま、その柱
状体内にコンクリートを充填する。また他の柱脚構造体
の構築方法として、基礎構造体の上面に、昇降自在な作
業用プラットフォームと組立分解自在な型枠装置とを備
えている構築用ガイドマストを立設し、その構築用ガイ
ドマストを用いて、多数の単位溝型鋼枠を千鳥状に配置
すると共に、接合された単位溝型鋼枠の巾方向の両側の
フランジをボルトにより締結して、筒状の柱状体を構成
し、次いでその柱状体と構築用ガイドマストの型枠装置
との間にコンクリートを充填する。さらに異なった柱脚
構造体の構築方法として、基礎構造体の上面に、昇降自
在な作業用プラットフォームを有する構築用ガイドマス
トを立設し、その構築用ガイドマストを用いて、多数の
単位溝型鋼枠を千鳥状に配置すると共に、接合された単
位溝型鋼枠の巾方向の両側のフランジをボルトにより締
結して、筒状の柱状体を構成し、次いで柱状体内の構築
用ガイドマストと前記柱状体との間にコンクリートを充
填する。
て、基礎構造体の上面に、昇降自在な作業用プラットフ
ォームを有する構築用ガイドマストを立設し、その構築
用ガイドマストを用いて、多数の単位溝型鋼枠を千鳥状
に配置すると共に、接合された単位溝型鋼枠の巾方向の
両側のフランジをボルトにより締結して、筒状の柱状体
を構成し、次いで前記構築用ガイドマストを撤去したの
ち、前記柱状体内にコンクリートを充填するか、または
構築用ガイドマストを柱状体内に残置したまま、その柱
状体内にコンクリートを充填する。また他の柱脚構造体
の構築方法として、基礎構造体の上面に、昇降自在な作
業用プラットフォームと組立分解自在な型枠装置とを備
えている構築用ガイドマストを立設し、その構築用ガイ
ドマストを用いて、多数の単位溝型鋼枠を千鳥状に配置
すると共に、接合された単位溝型鋼枠の巾方向の両側の
フランジをボルトにより締結して、筒状の柱状体を構成
し、次いでその柱状体と構築用ガイドマストの型枠装置
との間にコンクリートを充填する。さらに異なった柱脚
構造体の構築方法として、基礎構造体の上面に、昇降自
在な作業用プラットフォームを有する構築用ガイドマス
トを立設し、その構築用ガイドマストを用いて、多数の
単位溝型鋼枠を千鳥状に配置すると共に、接合された単
位溝型鋼枠の巾方向の両側のフランジをボルトにより締
結して、筒状の柱状体を構成し、次いで柱状体内の構築
用ガイドマストと前記柱状体との間にコンクリートを充
填する。
【０００６】
【実施例】図１は本発明の柱脚構造体にかかる橋脚８の
概略斜視図で、図２は本発明にかかる単位溝型鋼枠を所
望数千鳥状にフランジ接合し、多角円筒形の柱状体とし
て構成した前記橋脚８の鋼殻の部分斜視図である。前記
橋脚８は基礎構造体９上に立設され、上部には上梁部１
０が構築されている。図１，図２に示すように隣接した
単位溝型鋼枠１１ａと１１ｂとは千鳥状にフランジ接合
されている。つまり鉛直方向において上下関係にある単
位溝型鋼枠１１ａと１１ｃとの当接縁１２ａと、単位溝
型鋼枠１１ｂと１１ｄとの当接縁１２ｂとが、水平方向
において設定間隔ずれるように接合することを、本発明
では千鳥状に接合するといい、その接合が後述するよう
にフランジ接合によってなされるので、前述のように単
位溝型鋼枠を千鳥状にフランジ接合すると云う。
概略斜視図で、図２は本発明にかかる単位溝型鋼枠を所
望数千鳥状にフランジ接合し、多角円筒形の柱状体とし
て構成した前記橋脚８の鋼殻の部分斜視図である。前記
橋脚８は基礎構造体９上に立設され、上部には上梁部１
０が構築されている。図１，図２に示すように隣接した
単位溝型鋼枠１１ａと１１ｂとは千鳥状にフランジ接合
されている。つまり鉛直方向において上下関係にある単
位溝型鋼枠１１ａと１１ｃとの当接縁１２ａと、単位溝
型鋼枠１１ｂと１１ｄとの当接縁１２ｂとが、水平方向
において設定間隔ずれるように接合することを、本発明
では千鳥状に接合するといい、その接合が後述するよう
にフランジ接合によってなされるので、前述のように単
位溝型鋼枠を千鳥状にフランジ接合すると云う。
【０００７】次に、図３は単位溝型鋼枠１１ａの概略斜
視図で、フランジ１３ａ，１３ｂとウエブ１４とは、所
望の柱脚構造体の寸法と単位溝型鋼枠の設計に基いて設
定される鋭角な角度θ1 ，θ2 を有するように構成さ
れ、さらに前記単位溝型鋼枠１１ａにおける巾方向（左
右方向）の両側のフランジ１３ａ，１３ｂには、多数の
ボルト締結用貫通孔１５が穿設されている。前記角度θ
1 ，θ2 は、前記フランジ接合において、単位溝型鋼枠
のフランジ相互が緊密に面接触して、所定の接合効果を
あげるように設定される。本発明では、前述のように通
常複数の単位溝型鋼枠を、円筒状または角筒状に並べて
柱状体１９を形成するので、前記角度θ1 ，θ2 は９０
°以下に設定される。
視図で、フランジ１３ａ，１３ｂとウエブ１４とは、所
望の柱脚構造体の寸法と単位溝型鋼枠の設計に基いて設
定される鋭角な角度θ1 ，θ2 を有するように構成さ
れ、さらに前記単位溝型鋼枠１１ａにおける巾方向（左
右方向）の両側のフランジ１３ａ，１３ｂには、多数の
ボルト締結用貫通孔１５が穿設されている。前記角度θ
1 ，θ2 は、前記フランジ接合において、単位溝型鋼枠
のフランジ相互が緊密に面接触して、所定の接合効果を
あげるように設定される。本発明では、前述のように通
常複数の単位溝型鋼枠を、円筒状または角筒状に並べて
柱状体１９を形成するので、前記角度θ1 ，θ2 は９０
°以下に設定される。
【０００８】図４は、前記フランジ接合の際に用いる継
合板１６の概略斜視図であって、継合板１６に複数のボ
ルト締結用貫通孔１７が穿設されている。
合板１６の概略斜視図であって、継合板１６に複数のボ
ルト締結用貫通孔１７が穿設されている。
【０００９】図５は前記単位溝型鋼枠１１ａ，１１ｄ，
１１ｆ，１１ｅを締結用ボルト１８によりフランジ接合
している状況を示す概略部分斜視図である。また、図６
は単位溝型鋼枠１１ａ，１１ｄを締結用ボルト１８によ
りフランジ接合している状況を示す概略正面図である。
１１ｆ，１１ｅを締結用ボルト１８によりフランジ接合
している状況を示す概略部分斜視図である。また、図６
は単位溝型鋼枠１１ａ，１１ｄを締結用ボルト１８によ
りフランジ接合している状況を示す概略正面図である。
【００１０】本発明では、図５，図６に示すように、単
位溝型鋼枠のフランジを締結用ボルト１８により直接締
結するほか、図７に示すように、必要に応じて、継合板
１６を用いて当接縁１２ａが存在する側のフランジ１３
ｂ，１３ｃを補強してもよく、また図８に示すように、
継合板１６ａ，１６ｂをフランジ１３ｂ，１３ｃおよび
フランジ１３ｅの両側に当接して締結用ボルト１８によ
り締結することにより、接合された各フランジを両側か
ら補強してもよい。また、上下の単位溝型鋼枠１１ａ，
１１ｃの対向縁１２ａ間にシール材あるいはパッキン材
を介在させ、雨水の浸入や充填コンクリートの漏出を防
止するのが好ましい。
位溝型鋼枠のフランジを締結用ボルト１８により直接締
結するほか、図７に示すように、必要に応じて、継合板
１６を用いて当接縁１２ａが存在する側のフランジ１３
ｂ，１３ｃを補強してもよく、また図８に示すように、
継合板１６ａ，１６ｂをフランジ１３ｂ，１３ｃおよび
フランジ１３ｅの両側に当接して締結用ボルト１８によ
り締結することにより、接合された各フランジを両側か
ら補強してもよい。また、上下の単位溝型鋼枠１１ａ，
１１ｃの対向縁１２ａ間にシール材あるいはパッキン材
を介在させ、雨水の浸入や充填コンクリートの漏出を防
止するのが好ましい。
【００１１】さて、前述の実施例は多角円筒形の柱状体
として構成した柱脚構造体について説明したが、本発明
は、図９に示すように、ウエブに設定曲率を与えた単位
溝型鋼枠１１ｅをフランジ接合して、円筒形の柱状体１
９を構成してもよく、あるいは図示を省略したが、任意
の角筒状柱や楕円筒状柱等を用途に応じて適宜に構築し
てもよい。
として構成した柱脚構造体について説明したが、本発明
は、図９に示すように、ウエブに設定曲率を与えた単位
溝型鋼枠１１ｅをフランジ接合して、円筒形の柱状体１
９を構成してもよく、あるいは図示を省略したが、任意
の角筒状柱や楕円筒状柱等を用途に応じて適宜に構築し
てもよい。
【００１２】図１０〜図１２は本発明の一実施例にかか
る柱脚構造体の構築方法を示すものであって、まず図１
０に示すように、基礎構造体９上に、作業用プラットフ
ォーム２０を昇降自在に搭載している構築用ガイドマス
ト２１ａを立設し、前述の単位溝型鋼枠を千鳥状にフラ
ンジ接合しつつ、柱状体１９を構築する。前記プラット
フォーム２０はガイドマストに取付けられたウインチ
（図示を省略した）により昇降移動される。前記基礎構
造体９に、前記単位溝型鋼枠と係合する金物（図示を省
略した）例えば鉄筋材をあらかじめ埋設しておき、その
金物を前記単位溝型鋼枠と係合すれば、構造的な強度が
向上し、作業効率も良い。作業用プラットフォーム２０
についても同様で、係合金物を所定の個所に設置し接続
する手段を採用すると作業の安全性を高め工期が短縮で
きる。
る柱脚構造体の構築方法を示すものであって、まず図１
０に示すように、基礎構造体９上に、作業用プラットフ
ォーム２０を昇降自在に搭載している構築用ガイドマス
ト２１ａを立設し、前述の単位溝型鋼枠を千鳥状にフラ
ンジ接合しつつ、柱状体１９を構築する。前記プラット
フォーム２０はガイドマストに取付けられたウインチ
（図示を省略した）により昇降移動される。前記基礎構
造体９に、前記単位溝型鋼枠と係合する金物（図示を省
略した）例えば鉄筋材をあらかじめ埋設しておき、その
金物を前記単位溝型鋼枠と係合すれば、構造的な強度が
向上し、作業効率も良い。作業用プラットフォーム２０
についても同様で、係合金物を所定の個所に設置し接続
する手段を採用すると作業の安全性を高め工期が短縮で
きる。
【００１３】図１１は１段目の柱状体１９が完成したの
ち、その柱状体１９内にコンクリート２２を充填し、そ
のコンクリート２２が固化したのち、１段目の構築用ガ
イドマスト２１ａに２段目の構築用ガイドマスト２１ｂ
を継柱し、ついで作業用プラットフォーム２０を上昇さ
せ、単位溝型鋼枠を千鳥状にフランジ接合して柱状体１
９を構成してゆく状態を示すもので、図１２は前述の作
業を繰り返し、所定の柱状体１９すなわち本実施例では
橋脚８を完成した状況を示す。
ち、その柱状体１９内にコンクリート２２を充填し、そ
のコンクリート２２が固化したのち、１段目の構築用ガ
イドマスト２１ａに２段目の構築用ガイドマスト２１ｂ
を継柱し、ついで作業用プラットフォーム２０を上昇さ
せ、単位溝型鋼枠を千鳥状にフランジ接合して柱状体１
９を構成してゆく状態を示すもので、図１２は前述の作
業を繰り返し、所定の柱状体１９すなわち本実施例では
橋脚８を完成した状況を示す。
【００１４】本発明では、単位溝型鋼枠がそのまま外側
型枠となるので、従来のような外部足場構築や作業終了
後の撤去作業が不必要であり、作業コストは低廉で済
み、工期も著しく短縮できる。また、単位溝型鋼枠とし
て、耐候性鋼や防食層を有するクラッド鋼あるいは表面
処理鋼材を採用する場合は、塗装などの防食工事を行う
必要は無いが、海水域や腐食性環境域で通常の鋼材を用
いる場合には、適宜な防食手段を採用するのが好まし
い。この場合、本発明の柱状体は、表面に塗装の障害と
なるような凹凸が一切ないので、信頼性の高い防食被覆
を施すことができる。
型枠となるので、従来のような外部足場構築や作業終了
後の撤去作業が不必要であり、作業コストは低廉で済
み、工期も著しく短縮できる。また、単位溝型鋼枠とし
て、耐候性鋼や防食層を有するクラッド鋼あるいは表面
処理鋼材を採用する場合は、塗装などの防食工事を行う
必要は無いが、海水域や腐食性環境域で通常の鋼材を用
いる場合には、適宜な防食手段を採用するのが好まし
い。この場合、本発明の柱状体は、表面に塗装の障害と
なるような凹凸が一切ないので、信頼性の高い防食被覆
を施すことができる。
【００１５】図１３〜図１６は本発明にかかる各種の柱
脚構造体１９ａ〜１９ｄ横断平面図で、柱脚構造体１９
ａは、内部に円筒状にコンクリート２２が充填されて中
空孔２３が形成されている例で、構築に際し、解体自在
な内部型枠（図示を省略した）を使用したものである。
柱脚構造体１９ｂは、構築用ガイドマスト２１ａとして
中空鋼管を使用したもので、前記中空鋼管の内腔２４に
はコンクリート２２が充填されていない例であり、図１
０〜図１２で説明した方法により構築された実施例であ
る。また、柱脚構造体１９ｃは、所定数の単位溝型鋼枠
をフランジ接合したのち、柱状体内の全体にコンクリー
ト２２を充填した例で、特に経済性が要求されると共
に、比較的に高さの低い柱状体において採用すると有利
である。さらに柱脚構造体１９ｄは、構築用ガイドマス
ト２１ａ内にコンクリート２２を充填した例で、用途に
応じ圧縮強度や鉛直荷重を考慮して採用する。
脚構造体１９ａ〜１９ｄ横断平面図で、柱脚構造体１９
ａは、内部に円筒状にコンクリート２２が充填されて中
空孔２３が形成されている例で、構築に際し、解体自在
な内部型枠（図示を省略した）を使用したものである。
柱脚構造体１９ｂは、構築用ガイドマスト２１ａとして
中空鋼管を使用したもので、前記中空鋼管の内腔２４に
はコンクリート２２が充填されていない例であり、図１
０〜図１２で説明した方法により構築された実施例であ
る。また、柱脚構造体１９ｃは、所定数の単位溝型鋼枠
をフランジ接合したのち、柱状体内の全体にコンクリー
ト２２を充填した例で、特に経済性が要求されると共
に、比較的に高さの低い柱状体において採用すると有利
である。さらに柱脚構造体１９ｄは、構築用ガイドマス
ト２１ａ内にコンクリート２２を充填した例で、用途に
応じ圧縮強度や鉛直荷重を考慮して採用する。
【００１６】本発明の柱脚構造体は、両側のフランジに
所定数のボルト締結用貫通孔を有する単位溝型鋼枠が、
所望数千鳥状にフランジ接合され円筒形もしくは角筒形
内腔を備えた柱状体として形成されているので、フラン
ジがリブとして作用するため大きな耐力を有し、鉛直方
向に対する荷重伝達機能が優れており、しかも構造体全
体として大きな耐力を発揮できる。また、前記単位溝型
鋼枠は、その重量が小さく組立が容易であり、さらに埋
め殺しのコンクリート型枠として機能するので解体作業
が不要であり、またボルト締結のみで柱状体を構築でき
るので、作業効率が優れ熟練技能者が不必要である。さ
らに、前記単位溝型鋼枠の外表面には突起が無く、その
ため美観が良好であり、かつ耐腐食性能付加のための防
食施工が容易であり、しかも前記柱状体の内部にコンク
リートを充填した場合、前記両側のフランジによる付着
強度の増強効果が大きくなる。さらにまた、前記単位溝
型鋼枠は、構造が簡単で、加工度が低いため、製作コス
トが低廉で済む。
所定数のボルト締結用貫通孔を有する単位溝型鋼枠が、
所望数千鳥状にフランジ接合され円筒形もしくは角筒形
内腔を備えた柱状体として形成されているので、フラン
ジがリブとして作用するため大きな耐力を有し、鉛直方
向に対する荷重伝達機能が優れており、しかも構造体全
体として大きな耐力を発揮できる。また、前記単位溝型
鋼枠は、その重量が小さく組立が容易であり、さらに埋
め殺しのコンクリート型枠として機能するので解体作業
が不要であり、またボルト締結のみで柱状体を構築でき
るので、作業効率が優れ熟練技能者が不必要である。さ
らに、前記単位溝型鋼枠の外表面には突起が無く、その
ため美観が良好であり、かつ耐腐食性能付加のための防
食施工が容易であり、しかも前記柱状体の内部にコンク
リートを充填した場合、前記両側のフランジによる付着
強度の増強効果が大きくなる。さらにまた、前記単位溝
型鋼枠は、構造が簡単で、加工度が低いため、製作コス
トが低廉で済む。
【００１７】さらに、本発明にかかる柱脚構造体であっ
て、円筒形もしくは角筒形の柱状体内に円筒状にコンク
リート２２が充填されている場合は、前記作用効果のほ
かに、載荷力に比べて柱状体が軽くなるので有利であ
り、かつ充填するコンクリートの量が少なくて済み経済
性が高い。
て、円筒形もしくは角筒形の柱状体内に円筒状にコンク
リート２２が充填されている場合は、前記作用効果のほ
かに、載荷力に比べて柱状体が軽くなるので有利であ
り、かつ充填するコンクリートの量が少なくて済み経済
性が高い。
【００１８】また前記柱状体とその中に配置された中央
鋼管柱との間にコンクリートが充填されている場合は、
高い載荷力に加えて、曲げや捩じりに対する抵抗力が高
く、また充填するコンクリート量が少なくて済み経済性
が高い。
鋼管柱との間にコンクリートが充填されている場合は、
高い載荷力に加えて、曲げや捩じりに対する抵抗力が高
く、また充填するコンクリート量が少なくて済み経済性
が高い。
【００１９】さらに柱状体とその中に配置された中央鋼
管柱との間にコンクリートを充填し、かつその中央鋼管
柱の内部にもコンクリートを充填することにより、中央
鋼管柱とその内外のコンクリートおよび鋼製柱状体とそ
の内側のコンクリートとの複合効果により大きな強度を
発揮させることができる。
管柱との間にコンクリートを充填し、かつその中央鋼管
柱の内部にもコンクリートを充填することにより、中央
鋼管柱とその内外のコンクリートおよび鋼製柱状体とそ
の内側のコンクリートとの複合効果により大きな強度を
発揮させることができる。
【００２０】本発明にかかる柱脚構造体の構築方法であ
って、基礎構造体の上面に、昇降自在な作業用プラット
フォームを有する構築用ガイドマストを立設し、その構
築用ガイドマストを用いて、多数の単位溝型鋼枠を千鳥
状に配置すると共に、接合された単位溝型鋼枠の巾方向
の両側のフランジをボルトにより締結して、筒状の柱状
体を構成し、次いで前記構築用ガイドマストを撤去した
のち、前記柱状体内にコンクリートを充填することによ
り、柱脚構造体を構築するにあたり、従来のような外側
形枠と外側足場が不要で、簡単な構築用ガイドマストと
作業用プラットフォームを利用して、内側から単位溝型
鋼枠を千鳥状にフランジ接合しつつ組み上げるのみで、
柱状体つまり柱脚構造体の外側鋼殻を形成できるため、
作業が容易で熟練作業者を必要とせず、短期間に構築作
業を実施でき、また、従来のような配筋作業の必要がな
く、柱状体形成後、その内腔にコンクリートを充填する
のみで柱脚構造体を構築できるため、作業期間も少なく
工事費も低廉で済む。
って、基礎構造体の上面に、昇降自在な作業用プラット
フォームを有する構築用ガイドマストを立設し、その構
築用ガイドマストを用いて、多数の単位溝型鋼枠を千鳥
状に配置すると共に、接合された単位溝型鋼枠の巾方向
の両側のフランジをボルトにより締結して、筒状の柱状
体を構成し、次いで前記構築用ガイドマストを撤去した
のち、前記柱状体内にコンクリートを充填することによ
り、柱脚構造体を構築するにあたり、従来のような外側
形枠と外側足場が不要で、簡単な構築用ガイドマストと
作業用プラットフォームを利用して、内側から単位溝型
鋼枠を千鳥状にフランジ接合しつつ組み上げるのみで、
柱状体つまり柱脚構造体の外側鋼殻を形成できるため、
作業が容易で熟練作業者を必要とせず、短期間に構築作
業を実施でき、また、従来のような配筋作業の必要がな
く、柱状体形成後、その内腔にコンクリートを充填する
のみで柱脚構造体を構築できるため、作業期間も少なく
工事費も低廉で済む。
【００２１】また本発明にかかる柱脚構造体の構築方法
であって、前述のようにして柱状体を構成し、次いで、
構築用ガイドマストを柱状体内に残置したまま、前記柱
状体内にコンクリートを充填する場合は、構築用ガイド
マストを解体すること無く、鉄筋材として利用するの
で、解体作業が不必要で工期が短縮でき、また構造体と
しての強度が向上する。
であって、前述のようにして柱状体を構成し、次いで、
構築用ガイドマストを柱状体内に残置したまま、前記柱
状体内にコンクリートを充填する場合は、構築用ガイド
マストを解体すること無く、鉄筋材として利用するの
で、解体作業が不必要で工期が短縮でき、また構造体と
しての強度が向上する。
【００２２】さらに本発明にかかる他の柱脚構造体の構
築方法であって、基礎構造体の上面に、昇降自在な作業
用プラットフォームと組立分解自在な型枠装置とを備え
ている構築用ガイドマストを立設し、その構築用ガイド
マストを用いて、多数の単位溝型鋼枠を千鳥状に配置す
ると共に、接合された単位溝型鋼枠の巾方向の両側のフ
ランジをボルトにより締結して、筒状の柱状体を構成
し、次いでその柱状体と構築用ガイドマストの型枠装置
との間にコンクリートを充填したのち、前記構築用ガイ
ドマストを撤去することにより、充填するコンクリート
量が少ない高強度の中空柱脚構造体が得られ、さらにそ
の中空柱脚構造体は自重が軽く大きい載荷力に加えて曲
げや捩じりに対する抵抗力が高いので、高い経済的効果
が得られる。
築方法であって、基礎構造体の上面に、昇降自在な作業
用プラットフォームと組立分解自在な型枠装置とを備え
ている構築用ガイドマストを立設し、その構築用ガイド
マストを用いて、多数の単位溝型鋼枠を千鳥状に配置す
ると共に、接合された単位溝型鋼枠の巾方向の両側のフ
ランジをボルトにより締結して、筒状の柱状体を構成
し、次いでその柱状体と構築用ガイドマストの型枠装置
との間にコンクリートを充填したのち、前記構築用ガイ
ドマストを撤去することにより、充填するコンクリート
量が少ない高強度の中空柱脚構造体が得られ、さらにそ
の中空柱脚構造体は自重が軽く大きい載荷力に加えて曲
げや捩じりに対する抵抗力が高いので、高い経済的効果
が得られる。
【００２３】さらにまた、本発明にかかる他の柱脚構造
体の構築方法であって、基礎構造体の上面に、昇降自在
な作業用プラットフォームを有する構築用ガイドマスト
を立設し、その構築用ガイドマストを用いて、多数の単
位溝型鋼枠を千鳥状に配置すると共に、接合された単位
溝型鋼枠の巾方向の両側のフランジをボルトにより締結
して、筒状の柱状体を構成し、次いで柱状体内の構築用
ガイドマストと前記柱状体との間にコンクリートを充填
することにより、構築用ガイドマストとして円形鋼管や
角鋼管を使用することができると共に、組立に手間がか
からず構築が容易なため、作業費が極めて低廉で済むう
えに、前記構築用ガイドマストには鉛直荷重を負担させ
ることが可能であり、加えて、構築した柱脚構造体は中
空体となるため、自重が軽くなり、高い載荷力に加えて
曲げや捩じりに対する抵抗力が強いので、構造体として
信頼性に富むものを経済的に得ることができる。
体の構築方法であって、基礎構造体の上面に、昇降自在
な作業用プラットフォームを有する構築用ガイドマスト
を立設し、その構築用ガイドマストを用いて、多数の単
位溝型鋼枠を千鳥状に配置すると共に、接合された単位
溝型鋼枠の巾方向の両側のフランジをボルトにより締結
して、筒状の柱状体を構成し、次いで柱状体内の構築用
ガイドマストと前記柱状体との間にコンクリートを充填
することにより、構築用ガイドマストとして円形鋼管や
角鋼管を使用することができると共に、組立に手間がか
からず構築が容易なため、作業費が極めて低廉で済むう
えに、前記構築用ガイドマストには鉛直荷重を負担させ
ることが可能であり、加えて、構築した柱脚構造体は中
空体となるため、自重が軽くなり、高い載荷力に加えて
曲げや捩じりに対する抵抗力が強いので、構造体として
信頼性に富むものを経済的に得ることができる。
【００２４】
【発明の効果】前述のように、本発明の柱脚構造体は、
構成が簡単で加工度が低いため、価格が低廉であり、か
つ重量の小さい単位溝型鋼枠を用いて柱脚構造体を構築
するので、構築作業が容易で、熟練作業者の必要が無
く、構築費が低廉で済むうえに、機械的な強度が高く、
優れた耐候性を付与できる。また本発明の柱脚構造体の
構築方法は、昇降自在な作業用プラットフォームを有す
る構築用ガイドマストを用いて、ボルト締結用貫通孔を
有する単位溝型鋼枠を、フランジ接合して円筒形もしく
は角筒形の内腔を備えた柱状体を形成することを基本と
するため、構築作業が安全で能率的に構築することがで
き、かつ熟練技能者を必要とせず、しかも構築作業期間
も短く費用が低額で済む利点があり、経済的な実用効果
き極めて多大である。
構成が簡単で加工度が低いため、価格が低廉であり、か
つ重量の小さい単位溝型鋼枠を用いて柱脚構造体を構築
するので、構築作業が容易で、熟練作業者の必要が無
く、構築費が低廉で済むうえに、機械的な強度が高く、
優れた耐候性を付与できる。また本発明の柱脚構造体の
構築方法は、昇降自在な作業用プラットフォームを有す
る構築用ガイドマストを用いて、ボルト締結用貫通孔を
有する単位溝型鋼枠を、フランジ接合して円筒形もしく
は角筒形の内腔を備えた柱状体を形成することを基本と
するため、構築作業が安全で能率的に構築することがで
き、かつ熟練技能者を必要とせず、しかも構築作業期間
も短く費用が低額で済む利点があり、経済的な実用効果
き極めて多大である。
【図１】本発明の実施例に係る橋脚用柱脚構造体の概略
斜視図である。
斜視図である。
【図２】本発明の実施例における多数の単位溝型鋼枠を
千鳥状にフランジ接合し、多角円筒形の柱状体として構
成した橋脚の鋼殻の一部を示す斜視図である。
千鳥状にフランジ接合し、多角円筒形の柱状体として構
成した橋脚の鋼殻の一部を示す斜視図である。
【図３】本発明の実施例において用いられる単位溝型鋼
枠の斜視図である。
枠の斜視図である。
【図４】本発明の実施例において用いられる継合板の斜
視図である。
視図である。
【図５】本発明の実施例における単位溝型鋼枠をフラン
ジ接合した状態の一部を示す斜視図である。
ジ接合した状態の一部を示す斜視図である。
【図６】本発明の実施例における単位溝型鋼枠をフラン
ジ接合している状態を示す正面図である。
ジ接合している状態を示す正面図である。
【図７】本発明の実施例における単位溝型鋼枠をフラン
ジ接合している状態を示す正面図である。
ジ接合している状態を示す正面図である。
【図８】本発明の実施例における単位溝型鋼枠をフラン
ジ接合した他の例を示す正面図である。
ジ接合した他の例を示す正面図である。
【図９】本発明の実施例における円筒形柱状体の概略断
面図である。
面図である。
【図１０】基礎構造体の上に１段目の柱状体と作業用プ
ラットフォームを有する構築用ガイドマストとを設置し
た状態を示す縦断側面図である。
ラットフォームを有する構築用ガイドマストとを設置し
た状態を示す縦断側面図である。
【図１１】１段目の柱状体の上部に２段目の柱状体を接
続し、かつ１段目の構築用ガイドマストの上部に２段目
の構築用ガイドマストを接続した状態を示す縦断側面図
である。
続し、かつ１段目の構築用ガイドマストの上部に２段目
の構築用ガイドマストを接続した状態を示す縦断側面図
である。
【図１２】本発明の実施例に係る構築方法により構築し
た柱脚構造体を示す縦断側面図である。
た柱脚構造体を示す縦断側面図である。
【図１３】本発明の実施例に係る柱脚構造体の第１例を
示す横断平面図である。
示す横断平面図である。
【図１４】本発明の実施例に係る柱脚構造体の第２例を
示す横断平面図である。
示す横断平面図である。
【図１５】本発明の実施例に係る柱脚構造体の第３例を
示す横断平面図である。
示す横断平面図である。
【図１６】本発明の実施例に係る柱脚構造体の第４例を
示す横断平面図である。
示す横断平面図である。
【図１７】従来の方法により構築した橋脚用柱脚構造体
を示す縦断側面図である。
を示す縦断側面図である。
８ 橋脚 ９ 基礎構造体 １０ 上部梁 １１ａ〜１１ｅ 単位溝型鋼枠 １２ａ，１２ｂ 当接縁 １３ａ〜１３ｄ フランジ １４ ウエブ １５ ボルト締結用貫通孔 １６ 継合板 １７ ボルト締結用貫通孔 １８ 締結用ボルト １９ 柱状体 １９ａ〜１９ｄ 柱脚構造体 ２０ 作業用プラットフォーム ２１ａ，２１ｂ 構築用ガイドマスト ２２ コンクリート ２３ 中空孔 ２４ 内腔
Claims (8)
- 【請求項１】 巾方向の両側に屈折形成したフランジに
多数のボルト締結用貫通孔を設けて単位溝型鋼枠を構成
し、多数の単位溝型鋼枠を千鳥状に配置すると共に、接
合されたフランジをボルトにより締結して、筒状の柱状
体を構成し、その柱状体内にコンクリートを充填した柱
脚構造体。 - 【請求項２】 柱状体内にコンクリートを円筒状に充填
した請求項１の柱脚構造体。 - 【請求項３】 巾方向の両側に屈折形成したフランジに
多数のボルト締結用貫通孔を設けて単位溝型鋼枠を構成
し、多数の単位溝型鋼枠を千鳥状に配置すると共に、接
合されたフランジをボルトにより締結して、筒状の柱状
体を構成し、その柱状体内に配置した中央鋼管柱と前記
柱状体との間にコンクリートを充填した柱脚構造体。 - 【請求項４】 中央鋼管柱内にコンクリートを充填した
請求項３の柱脚構造体。 - 【請求項５】 基礎構造体の上面に、昇降自在な作業用
プラットフォームを有する構築用ガイドマストを立設
し、その構築用ガイドマストを用いて、多数の単位溝型
鋼枠を千鳥状に配置すると共に、接合された単位溝型鋼
枠の巾方向の両側のフランジをボルトにより締結して、
筒状の柱状体を構成し、次いで前記構築用ガイドマスト
を撤去したのち、前記柱状体内にコンクリートを充填す
る柱脚構造体の構築方法。 - 【請求項６】 基礎構造体の上面に、昇降自在な作業用
プラットフォームを有する構築用ガイドマストを立設
し、その構築用ガイドマストを用いて、多数の単位溝型
鋼枠を千鳥状に配置すると共に、接合された単位溝型鋼
枠の巾方向の両側のフランジをボルトにより締結して、
筒状の柱状体を構成し、次いで前記構築用ガイドマスト
を柱状体内に残置したまま、その柱状体内にコンクリー
トを充填する柱脚構造体の構築方法。 - 【請求項７】 基礎構造体の上面に、昇降自在な作業用
プラットフォームと組立分解自在な型枠装置とを備えて
いる構築用ガイドマストを立設し、その構築用ガイドマ
ストを用いて、多数の単位溝型鋼枠を千鳥状に配置する
と共に、接合された単位溝型鋼枠の巾方向の両側のフラ
ンジをボルトにより締結して、筒状の柱状体を構成し、
次いでその柱状体と構築用ガイドマストの型枠装置との
間にコンクリートを充填したのち、前記構築用ガイドマ
ストを撤去する柱脚構造体の構築方法。 - 【請求項８】 基礎構造体の上面に、昇降自在な作業用
プラットフォームを有する構築用ガイドマストを立設
し、その構築用ガイドマストを用いて、多数の単位溝型
鋼枠を千鳥状に配置すると共に、接合された単位溝型鋼
枠の巾方向の両側のフランジをボルトにより締結して、
筒状の柱状体を構成し、次いで柱状体内の構築用ガイド
マストと前記柱状体との間にコンクリートを充填する柱
脚構造体の構築方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9235792A JP2813092B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 柱脚構造体およびその構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9235792A JP2813092B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 柱脚構造体およびその構築方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05263404A JPH05263404A (ja) | 1993-10-12 |
| JP2813092B2 true JP2813092B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=14052154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9235792A Expired - Lifetime JP2813092B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 柱脚構造体およびその構築方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2813092B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100464616B1 (ko) * | 2002-06-27 | 2005-01-03 | 이제현 | 철근콘크리트지주의 보수방법과 이의 구조물 |
| JP3847294B2 (ja) * | 2003-12-15 | 2006-11-22 | 日本車輌製造株式会社 | 橋脚の二重管構造 |
| CN102817793B (zh) * | 2012-08-16 | 2015-11-04 | 北京金风科创风电设备有限公司 | 风机塔筒及应用其的风机塔架 |
| JP6608131B2 (ja) * | 2014-11-14 | 2019-11-20 | 東日本高速道路株式会社 | 修復パネルを用いるコンクリート構造物の補修方法及び補修構造 |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP9235792A patent/JP2813092B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05263404A (ja) | 1993-10-12 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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