JP2812631B2 - 机 - Google Patents

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JP2812631B2
JP2812631B2 JP5020131A JP2013193A JP2812631B2 JP 2812631 B2 JP2812631 B2 JP 2812631B2 JP 5020131 A JP5020131 A JP 5020131A JP 2013193 A JP2013193 A JP 2013193A JP 2812631 B2 JP2812631 B2 JP 2812631B2
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俊秀 一色
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Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主天板と副天板とを備え
た二重天板構造をとる机に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、二重天板構造の机として、実開昭
57−88439号および特開昭55−88708号両
公報に示されているように、脚体と、この脚体の上端に
固定された主天板とを備えた机本体の上端部に副天板
を、後端側を支点として起伏自在に設け、必要に応じ、
この副天板を主天板上に倒して工作板や製図板等として
使用し、起立させて掲示板や黒板等として使用するよう
にしたものが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実開昭57−8843
9号公報に示された公知技術では、主天板の上面周囲に
囲い壁を突設し、副天板を倒伏させた状態で、副天板の
前端部をこの囲い壁の前側部分に載せて副天板を支持す
る構成としている。ところが、この構成によると、副天
板を起立させて主天板上で事務作業等を行う場合に、副
天板倒伏状態での支持部である囲い壁前側部分が手の動
きや書類の移動等の邪魔になって非常に作業し辛いもの
となる。
【0004】従って、主天板が本来の作業面として十分
機能しないため、主天板を作業面として多用するユーザ
ーには使い勝手が悪いものとなる。また、副天板の倒伏
状態で主天板と副天板との間に形成される空間の前面側
が囲い壁前側部分によって閉じられるため、空間(主天
板上)に置いた資料等を取出す場合に、副天板を大きく
開かなければならない。このため、副天板上の資料等を
一旦取り除かなければならない等の不便があった。
【0005】さらに、これと逆に資料等を外部から空間
に入れる場合には必ず副天板を開かなければならず、こ
の点でも不便であった。一方、特開昭55−88708
号公報に示された公知技術では、副天板の前端部を主天
板の上面に当接させることによって副天板を前下がりの
傾斜姿勢で主天板上に倒伏させるようにしている。
【0006】従って、この構成によると、主天板の前端
部に邪魔な突起物(前記した囲い壁の前側部分)がない
ため、主天板を作業面として便利に使用することができ
る。ところが、こうすると、1) 両天板間に形成される空間が前方に向かって狭く
なるため、たとえば主天板での作業を中断または終了
し、資料等を主天板上に置いたまま、別の作業を行うべ
く副天板を倒した場合に、副天板が、空間が狭くなる部
分で資料等に当り、副天板の支持状態が不安定となった
り、資料等が損傷したり、あるいはこれを防止するため
に資料等を整理し直さなければならなかったりする不都
合が生じる。
【0007】2) また、空間の前面が閉じているた
め、実開昭57−88439号公報に示された公知技術
と同様、空間に対する資料等の出し入れが面倒となる。
そこで本発明は、主天板の前端部に作業や資料の出し入
れの邪魔になる突起物がなく、かつ、両天板間に全体均
一な空間を形成することができる机を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、脚体
と、この脚体に取付けられた主天板とを備えた机本体の
上端部に副天板取付部を設け、副天板をこの副天板取付
部に対し、後端側を支点として、垂直に起立する起立状
態と、水平に倒伏して上記主天板を覆う倒伏状態との間
で回動可能に枢着し、かつ、副天板の上記倒伏状態で
主、副両天板間に前面側が開いた空間が形成される状態
で副天板の左右両側を支持する副天板支持部を具備して
なる机であって、副天板の左右の枢着点を、副天板の起
立状態で副天板の重心よりも前方位置に設定するととも
に、起立状態において副天板の後端面が対面する机本体
の上向部位に、水平面に対して傾斜する傾斜面を形成し
するものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、副天板支持部を、机本体の上端左右両側に、机本体
奥行き方向のほぼ全長に亘って設けたものである。請求
項3の発明は、請求項1または2の構成において、主天
板を左右両側脚体間に取付け、この左右両側脚体の上端
部を主天板よりも上方に突出させて副天板支持部を形成
したものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの構成において、副天板の起立状態で副天板に当接
して後方への回動を阻止するストッパ手段を机本体に設
けたものである。請求項5の発明は、請求項4の構成に
おいて、副天板取付部の外側面または内側面に、凹部
を、この凹部の後面がストッパ手段となる状態で設けた
ものである。
【0011】請求項6の発明は、請求項4または5の構
成において、副天板の左右両側に取付金具を副天板の奥
行き方向のほぼ全長に亘って設け、この両側取付金具の
後端部を、副天板倒伏状態における斜め下方に屈曲さ
せ、この屈曲部を副天板取付部に枢着してなるものであ
る。
【0012】
【作用】上記構成によると、副天板を起立させた状態で
は、主天板を作業面として使用し、副天板は書類や予定
表等を貼付ける掲示板や、前方視界を塞ぐ目隠しパネル
として使用することができる。しかも、副天板の左右の
枢着点を、副天板の起立状態で副天板の重心よりも前方
位置に設定しているので、前記起立状態が垂直なもので
あっても副天板に後倒れモーメントが作用して倒伏方向
へ回動することが有効に防止されると同時に、該副天板
を起立状態で適宜のストッパ手段やロック機構にロック
させるような場合にもそれまでの副天板を安定した仮保
持状態に維持することができる。
【0013】ところで、上記のような枢着構造を採用す
ると、副天板を倒伏状態から起立状態に回動させる際
に、副天板の後端が、一旦上昇した後、降下して机本体
の上向部位に対面することとなる。そのため、その机本
体の上向部位に筆記具その他の小物類が載置してある
と、その小物類がプレスで圧壊するように破壊されるお
それがあるほか、机本体や副天板も傷つき易いものとな
る。しかしながら、本発明は、起立状態において副天板
の後端面が対面する机本体の上向部位に、水平面に対し
て傾斜する傾斜面を設けているので、小物類をその傾斜
面に沿って落下させ、該小物類を副天板の後端面と机本
体の上向部位との間に存在させないようにすることがで
きる。このため、小物類が圧壊されたり、机本体や副天
板が傷つくおそれを有効に回避することができる。
【0014】一方、副天板を倒伏させた状態では、この
副天板によって主天板が覆われるため、主天板での作業
を中断または終了し、資料等を主天板上に置いたまま別
の作業を行い、あるいは秘密書類を作成中に席を離れる
場合に秘密状態を保つことができる。また、 (イ)副天板倒伏状態で副天板を左右両側で副天板支持
部によって主天板上に支持するため、主天板の前端部
に、作業の邪魔になる突起物がなくなる。
【0015】このため、主天板を本来の作業面として何
ら支障なく使用することができる。 (ロ)副天板を倒伏させた状態でこの副天板と主天板と
の間に形成される空間の前面が開いているため、空間に
対する資料等の出し入れが容易となる。 (ハ)副天板を副天板支持部によって水平に倒伏支持す
るため、この副天板と主天板との間の空間が全体均一に
形成される。
【0016】このため、空間が前方に向かって狭くなる
構成をとった場合のように、副天板を倒したときにこの
副天板が主天板上の資料等に当るおそれがなくなる。一
方、請求項2の構成によると、副天板を倒した状態で、
空間の左右両側が副天板支持部によって閉じられるた
め、この空間内の資料等の不測の脱落、散逸を防止する
ことができる。しかも、副天板支持部を副天板側に設け
た場合のように、副天板を倒した状態で副天板支持部と
主天板との間に資料等を挾み込むおそれがない。
【0017】請求項3の構成によると、両側脚体の上端
部を副天板支持部として利用するため、構造が簡単です
み、組立が容易となる。請求項4の構成によると、副天
板を起こし副天板に後倒れモーメントが作用した際に
このモーメントがストッパ手段で受けられた状態となる
ため、副天板がこの起立状態に自然に安定する。従っ
て、副天板をこの起立状態でロックするにしても、ロッ
ク前に副天板が起立状態から自然に倒れる危険性がな
い。
【0018】請求項5の構成によると、ストッパ手段と
して専用のストッパ部材を付加する場合のように、スト
ッパ部材が突出して外観上の体裁が悪くなったり、スト
ッパ部材に衣服等を引っ掛けたりする弊害が生じない。
請求項6の構成によると、副天板自体を副天板重心から
ずれた位置で副天板取付部に枢着する場合と比較して、
副天板の厚みを小さくすることができる。
【0019】
【実施例】図1〜図6において、1,1は両側脚体とし
ての左右両側板、2は背板、3は両側板1,1の上部間
に水平に取付けられた主天板で、これらによって机本体
Aが構成され、この机本体Aの上端部に副天板4が設け
られている。主天板3は、両側板1,1の上端よりも少
し下方に取付けられている。これにより、両側板1,1
の上端部が主天板3の上面よりも上方に突出し、この両
側突出部分(以下、凸部という)1a,1aが、副天板
4が取付けられる副天板取付部と副天板4を倒伏状態で
支持する副天板支持部とを兼ねるようになっている。
【0020】副天板4には、左右両端面に取付金具5,
5が前後方向全長に亘って取付けられ、この両側取付金
具5,5の後端部5a,5aが、凸部1a,1aの後端
部外面に左右方向の水平軸6によって回動可能に枢着さ
れている。こうして、副天板4が、水平軸6を中心とし
て、図2、図3仮想線、図6に示すように主天板3の後
端において垂直に起立した起立状態と、図1、図3実
線、図4,5に示すように水平に倒伏して主天板3を覆
う倒伏状態との間で回動可能に取付けられている。
【0021】副天板4は、水平倒伏状態で左右両側が凸
部1a,1aの上面に載置支持され、この副天板倒伏状
態で、両天板3,4間に空間Sが、全体均一高さ状態で
かつ前面が開いた状態で形成される。なお、図中、7は
この副天板倒伏状態で副天板4の後方にほぼ面一状態で
連なるように両側凸部1a,1a間に設けられた後板で
ある。この後板7は、前後にそれぞれ傾斜面7a、7b
を有する側面視台形状のもので、副天板4の後端面4a
は倒伏状態でこの後板7の傾斜面7aに密接に対面し得
るように傾斜させてある。また、副天板4がこの倒伏状
態から起立状態にまで回動したとき、前記副天板4の後
端面4aは机本体Aの上向部位である前記後板7の傾斜
面7bに密接に対面するようになっている。
【0022】次に、副天板4を起立状態で停止させるス
トッパ機構を説明すると、両側取付金具5,5の後端部
5a,5aは、副天板倒伏状態で斜め下方に屈曲され、
この後端部5a,5aが、凸部1a,1aの後端部外側
面に設けられた金具嵌合凹部8に嵌まり込んだ状態で水
平軸6によって枢着されている。金具嵌合凹部8は、図
3に示すように取付金具5,5の回動角度(90°)と
ほぼ同じ角度を持った扇形に形成され、副天板4の起立
状態で、取付金具後端部5a,5がこの金具嵌合凹部8
の後面8aに当接して、副天板4が垂直起立状態に停止
するようになっている。
【0023】また、この副天板起立状態で、回動中心で
ある水平軸6が副天板の重心よりも前方に位置するた
め、副天板4に後倒れモーメントが作用し、このモーメ
ントが凹部後面8aで受けられる。このため、副天板4
が垂直起立状態に安定し、起立後、手を離しても前方に
倒れるおそれがない。
【0024】なお、取付金具後端部5a,5aは、図例
では厚み方向の一部が凸部1a(側板1)の外面から突
出する状態で凹部8に嵌め込んでいるが、この突出部分
が生じないように全体を凹部8に嵌め込んでもよい。一
方、副天板4を起立状態にロックするロック機構とし
て、図4〜図6に示すように、背板2の上端部内面にロ
ック扞9が閂式に左右にスライド自在に設けられてい
る。9aはこのロック扞9の操作用つまみである。
【0025】また、片側凸部1aの後端部にロック扞ガ
イド穴10、副天板4の片側取付金具5の後端部(枢着
点近傍部)5aにロック穴11が、副天板4の起立状態
で互いに合致する状態でそれぞれ設けられ、副天板起立
状態でロック扞9をロック扞ガイド穴10を介してロッ
ク穴11に挿入することにより、取付金具5、すなわち
副天板4を起立状態にロックしうるようになっている。
【0026】なお、このロックおよびロック解除操作
は、主天板3と後板7の狭い空間に手を差し入れて行
う。そこで、この操作空間を拡大するために、図4,5
に示すように主天板3の後端部に窪み3aが設けられて
いる。また、この窪み3aは、筆記具等を入れるトレー
としても使用される。この副天板起立状態では、主天板
3が事務作業等の作業面となり、副天板4は図2仮想線
で示すように書類や予定表等Fを貼付ける掲示板や、前
方視界を塞ぐ目隠しパネル等として使用される。しか
も、副天板4の左右の枢着点である前記水平軸6を、副
天板4の起立状態で副天板4の重心よりも前方位置に設
定しているので、前記起立状態が垂直なものであっても
副天板4に後倒れモーメントが作用して倒伏方向へ回動
することが有効に防止されると同時に、該副天板4を起
立状態でストッパ機構やロック機構にロックさせるまで
の間に副天板4を安定した仮保持状態に維持することが
できる。
【0027】ところで、上記のような枢着構造を採用す
ると、副天板4を倒伏状態から起立 状態に回動させる際
に、副天板4の後端面4aが、一旦上昇した後、降下し
て机本体Aの上向部位である後板7に対面することとな
る。そのため、仮にこの後板7の上面が全体に水平な面
をなしていたとすると、その机本体Aの上向部位に筆記
具その他の小物類が載置してある場合、その小物類がプ
レスで圧壊するように破壊されるおそれがあるほか、机
本体Aを構成する前記後板7や副天板4も傷つき易いも
のとなる。しかしながら、本実施例は、起立状態におい
て副天板4の後端面4aが対面する机本体Aの上向部位
である前記後板7に、水平面に対して傾斜する傾斜面7
bを設けているので、小物類をその傾斜面7bに沿って
落下させ、該小物類を副天板4の後端面4aと机本体A
の上向部位である後板7との間に存在させないようにす
ることができる。このため、小物類が圧壊されたり、机
本体Aを構成する後板7や副天板4が傷つくおそれを有
効に回避することができる。
【0028】この場合、主天板3の前端部には、手の動
きや資料の移動等の邪魔になる突起物が一切無いため、
本来の作業面としての機能が損なわれるおそれがなく、
通常の机と同様に使用することができる。なお、図2,
4に示すように、副天板4の起立状態での前面に、書類
等を押しピンなしで止め付けるための粘着シート4aが
前面に亘って設けられるとともに、この粘着シート4a
の表面左右両側に、副天板倒伏時に両側凸部1a,1a
に対する当りを和らげるためのフェルト等のクッション
シート4bが設けられている。
【0029】一方、主天板3での作業を終了または中断
し、資料等を主天板3上に置いたまま別の作業を行いた
いときや、秘密書類を作成中に席を離れるとき等は、前
記ロック扞9をロック解除操作して副天板4を水平に倒
せばよい。この状態で、主天板3が副天板4で覆われ、
副天板4を新たな作業面として使用することができる。
【0030】また、この状態で両天板3,4間に空間S
が形成される。この空間Sは、全域に亘って高さが均一
となるため、高さが前方に向かって低くなる従来技術の
場合のように、副天板倒伏時に、空間S(主天板3上)
に置かれた資料等が副天板4に当って損傷したり、これ
によって副天板4の支持状態が不安定となったりするお
それがない。
【0031】また、空間Sの前面が開いているため、こ
の空間S内の資料等を取出す場合に、前面側のものはこ
の開口部から取出すことができるし、奥のものを取出す
場合でも、副天板4の開き角度が小さくてすむ。逆に、
資料等を外部から空間Sに入れる場合には、副天板4を
開かずに開口部から直接差し入れることができる。一
方、副天板倒伏状態で、空間Sの左右両側が凸部1a,
1aによって閉じられるため、この空間S内の資料等が
側方から脱落、散逸するおそれがなくなる。
【0032】他の実施例1) 上記実施例では、副天板4を起立状態にロックす
るロック機構として、ロック扞9をロック穴11に対し
て手動操作で挿入する構成のものを用いたが、図7に示
すように、副天板4の起立時にロック扞13がバネ14
の力によってロック穴15に自動的に嵌まり込む自動ロ
ック機構を用いてもよい。
【0033】なお、ロック穴15は、図示のように非貫
通穴としてもよいし貫通穴としてもよい。13aはロッ
ク解除操作用のつまみ、16はバネケース、17はバネ
力調整ねじである。2) 上記実施例では、副天板4の両側取付金具5,5
の後端部5a,5aを両側凸部1a,1aの外側面に枢
着したが、図8に示すように、この金具後端部5a,5
aを凸部1a,1aの内側面に枢着してもよい。
【0034】この場合、副天板4を水平倒伏状態に支持
する手段として、両側凸部1aの内側面に、取付金具
5,5および副天板4の左右両端部が嵌まり込む凹部1
8を設け、この凹部18の底面18aで副天板4を支持
する構成をとることができる。19は凹部18の後端部
において金具後端部5aが嵌まり込む金具嵌合凹部であ
る。
【0035】3) 上記実施例では、両側板1,1の上
端部を主天板3よりも上方に突出させることにより、凸
部1a,1aを奥行き方向全長に亘って形成し、この凸
部1a,1aを副天板支持部および副天板取付部として
兼用する構成をとったが、これら副天板支持部と副天板
取付部とを机本体Aの上端部に別々に形成してもよい。
【0036】また、副天板支持部は、奥行き方向に部分
的に設けてもよいし、副天板4の左右両側下面に設けて
もよい。4) 上記実施例では、脚体として左右両側板1,1を
設け、この両側板1,1の上端部に主天板3を取付けた
が、四本の支柱を脚体としてこれらの間に主天板3を取
付ける構成をとってもよい。
【0037】あるいは、脚体として、下端に水平な接地
部を有する逆T字形のもの、もしくはこの逆T字形脚体
の上端に水平な天板取付部分を設けたエの字形のもの等
を用いてもよい。5) 上記実施例では主天板3を固定したが、副天板4
を倒伏させた状態における空間Sに対する資料等の出し
入れを容易にするために、この主天板3をサスペンショ
ン機構によって前後スライド自在(出し入れ自在)に設
けてもよい。
【0038】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、副天
板を起立させた状態では、主天板を作業面として使用
し、副天板を書類や予定表等を貼付ける掲示板や、前方
視界を塞ぐ目隠しパネルとして使用することができる。
しかも、副天板の左右の枢着点を、副天板の起立状態で
副天板の重心よりも前方位置に設定しているので、前記
起立状態が垂直なものであっても副天板に後倒れモーメ
ントが作用して倒伏方向へ回動することが有効に防止さ
れると同時に、該副天板を起立状態で適宜のストッパ手
段やロック機構にロックさせるような場合にもそれまで
の副天板を安定した 仮保持状態に維持することができ
る。
【0039】また、本発明は、起立状態において副天板
の後端面が対面する机本体の上向部位に、水平面に対し
て傾斜する傾斜面を設けて筆記具その他の小物類を滑落
させるようにしているので、副天板を倒伏状態から起立
状態に回動させた際に、副天板の後端が一旦上昇した
後、降下して机本体の上向部位に対面しても、その机本
体の上向部位との間で小物類をプレスするような事態を
確実に防止することができる。このため、小物類を始め
机本体や副天板を損傷から有効に保護することが可能と
なる。
【0040】一方、副天板を倒伏させた状態では、この
副天板によって主天板が覆われるため、主天板での作業
を中断または終了し、資料等を主天板上に置いたまま別
の作業を行い、あるいは秘密書類を作成中に席を離れる
場合に秘密状態を保つことができる。また、 (I) 副天板倒伏状態で副天板を左右両側で副天板支持
部によって主天板上に支持するため、主天板の前端部
に、作業の邪魔になる突起物がなくなる。
【0041】このため、副天板を起立させた状態で、主
天板を本来の作業面として何ら支障なく使用することが
でき、とくに主天板を作業面として多用するユーザーに
とって使い勝手が良いものとなる。 (II) 副天板を倒伏させた状態で、この副天板と主天板
との間に形成される空間の前面が開いているため、空間
に対する資料等の出し入れが容易となる。
【0042】(III) 副天板を副天板支持部によって水
平に倒伏支持するため、この副天板と主天板との間の空
間が全体均一に形成される。このため、空間が前方に向
かって狭くなる構成をとった場合のように、副天板を倒
したときにこの副天板が主天板上の資料等に当って支持
状態が不安定になったり資料等を損傷したりするおそれ
がなくなる。
【0043】また、副天板支持部を奥行き方向の全長に
亘って設けた請求項2の発明によると、副天板を倒した
状態で、空間の左右両側が副天板支持部によって閉じら
れるため、この空間内の資料等の不測の脱落、散逸を防
止することができる。しかも、副天板支持部を副天板側
に設けた場合のように、副天板を倒した状態で副天板支
持部と主天板との間に資料等を挾み込むおそれがない。
【0044】一方、請求項3の発明によると、両側脚体
の上端部を副天板支持部として利用するため、構造が簡
単ですみ、組立が容易となる。また、請求項4の発明に
よると、副天板の左右両側枢着点を、副天板の起立状態
で副天板の重心よりも前方位置に設定し、かつ、この副
天板の起立状態で副天板に当接して後方への回動を阻止
するストッパ手段を設けたから、副天板を起こした状態
で副天板に後倒れモーメントが作用し、このモーメント
がストッパ手段で受けられた状態となる。
【0045】従って、副天板がこの起立状態に自然に安
定するため、副天板をこの起立状態でロックするにして
も、ロック前に副天板が起立状態から自然に倒れる危険
性がない。さらに、請求項5の発明によると、請求項4
の構成において、副天板取付部の外側面または内側面に
凹部を設け、この凹部の後面をストッパ手段として用い
る構成としたから、ストッパ手段として専用のストッパ
部材を付加する場合のように、ストッパ部材が突出して
外観上の体裁が悪くなったり、ストッパ部材に衣服等を
引っ掛けたりする弊害が生じない。
【0046】また、請求項6の発明によると、請求項4
または5の構成において、副天板の左右両側に設けた取
付金具の後端部を、副天板倒伏状態における斜め下方に
屈曲させ、この屈曲部を副天板取付部に枢着したから、
副天板自体を副天板重心からずれた位置で副天板取付部
に枢着する場合と比較して、副天板の厚みを小さくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の状態から副天板を起立させた状態の斜視
図である。
【図3】図1の状態の側面図である。
【図4】図1の状態の側断面図である。
【図5】図1の状態の一部切欠正面図である。
【図6】図2の状態の一部切欠正面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す図6相当図である。
【図8】本発明のさらにまた別の実施例を示す図5相当
図である。
【符号の説明】
A…机本体 1,1脚体としての左右両側板 1a,1a副天板支持部と副天板取付部とを兼ねる凸
部 3主天板 4副天板4a…後端面副天板の取付金具 5a取付金具の後端部 6副天板の回動中心となる水平軸7a…傾斜面金具嵌合凹部 8a金具嵌合凹部の後面(ストッパ手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47B 17/00 A47B 13/00 A47B 27/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚体と、この脚体に取付けられた主天板
    とを備えた机本体の上端部に副天板取付部を設け、副天
    板をこの副天板取付部に対し、後端側を支点として、垂
    直に起立する起立状態と、水平に倒伏して上記主天板を
    覆う倒伏状態との間で回動可能に枢着し、かつ、副天板
    の上記倒伏状態で主、副両天板間に前面側が開いた空間
    が形成される状態で副天板の左右両側を支持する副天板
    支持部を具備してなる机であって、副天板の左右の枢着
    点を、副天板の起立状態で副天板の重心よりも前方位置
    に設定するとともに、起立状態において副天板の後端面
    が対面する机本体の上向部位に、水平面に対して傾斜す
    る傾斜面を形成したことを特徴とする机。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の机において、副天板支持
    部を、机本体の上端左右両側に、机本体奥行き方向のほ
    ぼ全長に亘って設けたことを特徴とする机。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の机において、主
    天板を左右両側脚体間に取付け、この左右両側脚体の上
    端部を主天板よりも上方に突出させて副天板支持部を形
    成したことを特徴とする机。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の机に
    おいて、副天板の起立状態で副天板に当接して後方への
    回動を阻止するストッパ手段を机本体に設けたことを特
    徴とする机。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の机において、副天板取付
    部の外側面または内側面に、凹部を、この凹部の後面が
    ストッパ手段となる状態で設けたことを特徴とする机。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の机において、副
    天板の左右両側に取付金具を副天板の奥行き方向のほぼ
    全長に亘って設け、この両側取付金具の後端部を、副天
    板倒伏状態における斜め下方に屈曲させ、この屈曲部を
    副天板取付部に枢着してなることを特徴とする机。
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