JP2811013B2 - 海苔乾燥機 - Google Patents
海苔乾燥機Info
- Publication number
- JP2811013B2 JP2811013B2 JP1272055A JP27205589A JP2811013B2 JP 2811013 B2 JP2811013 B2 JP 2811013B2 JP 1272055 A JP1272055 A JP 1272055A JP 27205589 A JP27205589 A JP 27205589A JP 2811013 B2 JP2811013 B2 JP 2811013B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- chamber
- outside air
- heat pump
- transfer chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Edible Seaweed (AREA)
Description
装置を使用する低温除湿手段により、海苔を乾燥させる
ための装置に関する。
り、40〜60℃に加熱された熱風を乾燥室の下部に送り込
み、この熱風を乾燥室の開放された上部開口へ向って吹
き上げさせることにより、この乾燥室内に搬送される海
苔簀ホルダーに展着する生海苔を乾燥させるようになっ
ていた。
り込まれた熱風は、生海苔の水分を奪った後、そのまま
乾燥室の上部開口から外界に放出されるため、きわめて
熱効率が悪く、それだけ乾海苔1枚当りの燃費が高いも
のであった。
苔に含まれるアミノ酸やクロロフィルなどの栄養分が破
潰されやすいものであった。また重油を燃料とする加熱
炉は、温度制御や自動運転管理が難しく、更には乾燥室
の下部に送り込まれた熱風は、轟音を発しながら乾燥室
内を上昇して外界に放出されるため、その騒音は甚だし
く、作業者の心身を害しやすいだけでなく、近隣の騒音
公害にもなっていた。
乾燥機を提供することを目的とする。
ルダー4の搬送室2を設けるとともに、他側部にクーラ
ー26と加熱部23を有するヒートポンプ装置20が配設され
た空調室3を設け、この搬送室2と空調室3を天井空間
8を介して連通させるとともに、この搬送室2から天井
空間8に上昇した排ガスの一部を乾燥室1外に排出する
排気口9を設け、更に上記空調室3に外気を導入する外
気導入口34を設けて、この外気導入口34から導入された
外気と、上記天井空間8を通して還流された排ガスとを
混合して、上記ヒートポンプ装置20の内部に導入し、こ
のヒートポンプ装置20により除湿加熱された空気を、上
記搬送室2の下部に送り込むようにしたものである。
た余熱を有する高湿の排ガスは、外気導入口34から導入
された低温、低湿の外気と混合され、ヒートポンプ装置
20の内部に導入される。そして、この混合ガス中の水分
は、ヒートポンプ装置20のクーラー26に冷されて水滴化
し、乾燥室1外へ排出される。このようにして除湿され
たガスは、加熱部23により35℃程度の比較的低温度に加
熱されて搬送室2の下部に送り込まれ、搬送室2内を上
昇する際に、搬送室2内を搬送される生海苔5の水分を
奪う。
る。
送室2,他側部は空調室3となっている。4は海苔簀ホル
ダーであって、生海苔5が展着する簀6が複数枚張着さ
れており、無端チェン7に搬送されて、搬送室2を循環
する。8は搬送室2と空調室3の上部に設けられた天井
空間であって、両室2,3はこの天井空間8を介して連通
しており、またその側方には排ガスを排出するための排
出口9が開口されている。10は風量調整用ダンパーであ
る。この乾燥室1は有蓋であって、屋根11により閉塞さ
れており、上記排出口9等の若干の開口部を有するもの
の、略密閉空間となっている。
あって、21は本体ボックスであり、その内部には、上部
から下方へ向って、チェンバー22,温水コイルのような
加熱部23,ファン24,コンデンサ25,クーラー26,トレイ2
7,圧縮機28,アキュムレータ29が配設されている。チェ
ンバー22には、排気ダクト31が連結されており、空気を
搬送室2側は排出する。また加熱部23は、バルブ32を介
して、制御室30に設けられた温水ボイラ33に接続されて
いる。34は制御室30の下方に設けられた外気導入口であ
って、上記本体ボックス21の下部に開口された吸気口35
に連通している。36は風量調整用ダンパーである。
連通しており、この開口部37には送気ファン38が設置さ
れている。39は整流板である。
作の説明を行う。
ートポンプ装置20内に吸入される。海苔の製造シーズン
は、11月下旬〜3月上旬の冬期であり、したがってこの
外気の温度はかなり低く、湿度も低い。
により加熱され、チェンバー22を通って、ダクト31から
排出され、開口部37から搬送室2の下部に送り込まれ
る。次いでこの空気は、搬送室2内を上昇し、簀5に展
着する生海苔5の水分を奪い、天井空間8に流入する。
天井空間8に流入した排ガスの一部は、排出口9から外
界へ排出され、またその一部は、空調室3へ還流され
る。
な余熱を有している(例えば温度30℃,湿度57%)。し
たがってこの高温高湿の排ガスは、上記吸気口35の入口
付近で、外気導入口34から導入された低温低湿の外気と
混合されたうえで、本体ボックス21内に吸入される。次
いでこの混合ガスは、本体ボックス21内を上昇するが、
その途中でクーラー26により冷却されて、これに含まれ
た湿気は水滴化し、トレイ27により乾燥室1外へ排出さ
れる。このようにして除湿されて乾燥した混合ガスは、
加熱部23により加熱されたうえで、比較的高温高湿(例
えば温度44℃,湿度11%)の空気として搬送室2の下部
に送り込まれ、上述のように搬送室2を上昇しながら、
生海苔5の水分を奪う。
海苔簀ホルダー4の搬送室2を設けるとともに、他側部
にクーラー26と加熱部23を有するヒートポンプ装置20が
配設された空調室3を設け、この搬送室2と空調室3を
天井空間8を介して連通させるとともに、この搬送室2
から天井空間8に上昇した排ガスの一部を乾燥室1外に
排出する排気口9を設け、更に上記空調室3に外気を導
入する外気導入口34を設けて、この外気導入口34から導
入された外気と、上記天井空間8を通して還流された排
ガスとを混合して、上記ヒートポンプ装置20の内部に導
入し、このヒートポンプ装置20により除湿加熱された空
気を、上記搬送室2の下部に送り込むようにしているの
で、排ガスの長所すなわち余熱と、外気の長所すなわち
低湿性を生かしながら、比較的低温かつ低湿の空気によ
り、生海苔5の水分を奪うものであり、したがって生海
苔5に含まれるアミノ酸やクロロフィルのような栄養分
が破潰されにくく、また空気は略密閉の乾燥室1内を繰
り返し循環するので、熱効率がきわめてよく、ランニン
グコストが安価となり、更にはヒートポンプ装置20によ
れば、温度制御や自動運転管理を行いやすく、また空気
は静かに循環できるので、騒音も小さい等の効果を有す
る。
乾燥気の内部正面図である。 1……乾燥室 2……搬送室 3……空調室 4……海苔簀ホルダー 8……天井空間 9……排気口 20……ヒートポンプ装置 23……加熱部 26……クーラー 34……外気導入口
Claims (1)
- 【請求項1】乾燥室1の一側部に、海苔簀ホルダー4の
搬送室2を設けるとともに、他側部にクーラー26と加熱
部23を有するヒートポンプ装置20が配設された空調室3
を設け、この搬送室2と空調室3を天井空間8を介して
連通させるとともに、この搬送室2から天井空間8に上
昇した排ガスの一部を乾燥室1外に排出する排気口9を
設け、更に上記空調室3に外気を導入する外気導入口34
を設けて、この外気導入口34から導入された外気と、上
記天井空間8を通して還流された排ガスとを混合して、
上記ヒートポンプ装置20の内部に導入し、このヒートポ
ンプ装置20により除湿加熱された空気を、上記搬送室2
の下部に送り込むようにしたことを特徴とする海苔乾燥
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1272055A JP2811013B2 (ja) | 1989-10-19 | 1989-10-19 | 海苔乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1272055A JP2811013B2 (ja) | 1989-10-19 | 1989-10-19 | 海苔乾燥機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03133366A JPH03133366A (ja) | 1991-06-06 |
JP2811013B2 true JP2811013B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=17508479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1272055A Expired - Lifetime JP2811013B2 (ja) | 1989-10-19 | 1989-10-19 | 海苔乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2811013B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102148768B1 (ko) * | 2019-08-29 | 2020-10-14 | 강동민 | 히트펌프를 이용하며, 식감이 뛰어나도록 형성된 김건조장치 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4783408B2 (ja) * | 2008-08-19 | 2011-09-28 | 株式会社大坪鉄工 | 海苔製造装置及び海苔製造装置に設置される除湿器 |
JP6377099B2 (ja) * | 2015-06-09 | 2018-08-22 | 株式会社大坪鉄工 | 海苔製造装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61249368A (ja) * | 1985-04-27 | 1986-11-06 | Furuta Denki Kk | 海苔の乾燥方法 |
JPS6219593U (ja) * | 1985-07-18 | 1987-02-05 | ||
JPH02135077A (ja) * | 1988-11-16 | 1990-05-23 | Furuta Denki Kk | ヒートポンプ式除湿機を利用した海苔乾燥方法及び装置 |
-
1989
- 1989-10-19 JP JP1272055A patent/JP2811013B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102148768B1 (ko) * | 2019-08-29 | 2020-10-14 | 강동민 | 히트펌프를 이용하며, 식감이 뛰어나도록 형성된 김건조장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03133366A (ja) | 1991-06-06 |
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