JP2810915B2 - トナーカートリッジ - Google Patents

トナーカートリッジ

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JP2810915B2
JP2810915B2 JP4202084A JP20208492A JP2810915B2 JP 2810915 B2 JP2810915 B2 JP 2810915B2 JP 4202084 A JP4202084 A JP 4202084A JP 20208492 A JP20208492 A JP 20208492A JP 2810915 B2 JP2810915 B2 JP 2810915B2
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toner
hopper
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誠太郎 吉田
賢一 芦田
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三田工業株式会社
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機などのトナーを
用いる装置のトナーホッパーにトナーを補給するための
トナーカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のトナーカートリッジは、
例えば、図19(a)に示すようなものが知られている
(実開昭60-145452号公報参照)。すなわち、トナーカ
ートリッジ1の口部をシール材2で覆っておき、このト
ナーカートリッジ1をホッパー3のトナー補給口に挿入
する際、トナー補給口の側に設けられたピン4にそのシ
ールの端を引っ掛けて、そのまま挿入することにより、
図19(b)に示すように、シール材2が剥がれて収納
されていたトナーがホッパー内に落下するようになって
いる。
【0003】あるいは、図20(a)に示すようなもの
が知られている(実開昭59-9364号公報)。すなわち、
トナーカートリッジ5の口部を栓8で塞ぎ、トナーカー
トリッジ5の周面に形成されたネジ6を利用して、その
トナーカートリッジ5をホッパー7に螺合していく。他
方ホッパー7の内部には、鋭い栓きり9が立設されてい
る。従って、図20(b)に示すように、トナーカート
リッジ5を螺合していくと、栓8がその栓きり9によっ
て、ホッパー7内にねじ込まれてはずれ、内部のトナー
がホッパー7内に落下するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のトナーカートリッジ1、5を用いると、トナ
ー補給が終了した後、そのトナーカートリッジの口部を
積極的に閉じる部材が存在せず、トナーカートリッジ内
に残存したトナーが周囲に飛散し、作業者の衣服を汚す
等の課題があった。
【0005】本発明は、このような従来のトナーカート
リッジの課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、補給用トナー
を収納したトナーカートリッジ本体と、そのトナーカー
トリッジ本体の口部に取り付けられたアダプターと、そ
のアダプターに取り付けられ、前記トナーカートリッジ
本体の口部を閉じるシール部材の内蓋と、前記アダプタ
ーに、前記内蓋の外側に位置するように、移動可能に取
り付けられ、前記トナーカートリッジ本体の口部を開閉
する外蓋とを備え、前記内蓋及び外蓋が前記本体口部を
閉じた状態において、前記外蓋はその一部に形成された
第1作用部が前記アダプターの一部に形成された第2作
用部に係合して互いにロックされた構造を有し、トナー
ホッパーの補給口部以外の所定の場所に、係合されるこ
とによって、前記アダプターの前記第2作用部が、前記
トナーホッパーの前記所定場所に形成された第3作用部
によって、前記外蓋の第1作用部から解除されて、前記
外蓋が前記アダプターから離隔し得るようになりるとと
もに、その外蓋の一部である第4作用部が前記トナーホ
ッパーの前記所定場所の第5作用部に係合されてその外
蓋がその所定場所にロックされ、さらに、そのトナーホ
ッパーの前記所定場所への前記係合によって、前記アダ
プターの一部である第6作用部が、前記トナーホッパー
の補給口部に開閉移動可能に取り付けられたトナーホッ
パースライド蓋の一部である第7作用部に係合され、そ
のような状態で、前記トナーホッパーの補給口部に移動
させられることによって、前記アダプターの第6作用部
が前記スライド蓋の前記第7作用部に作用して、前記ス
ライド蓋が前記トナーカートリッジの前記口部から外さ
れるとともに、前記外蓋が前記トナーカートリッジの前
記口部から離されることを特徴とするトナーカートリッ
ジである。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1は、本発明にかかるトナーカートリッ
ジの一実施例が使用される複写機の略示断面図である。
【0012】同図において、複写機本体1の上部には、
原稿を自動的に給紙する自動給紙手段3が取り付けら
れ、また、右方には複写用紙を収納する給紙カセット、
デッキ2がセットされ、左方には複写された用紙を仕分
けするソータ9が備え付けられている。さらに、内部に
は、原稿を読みとる光学系4、その光学系のスキャンに
よって露光される感光体5、その感光体5の周囲にあっ
て、露光によって形成された潜像を現像する現像手段
6、その現像手段6によって現像されたトナー顕像を用
紙に転写する転写手段7、転写された用紙を熱定着させ
る定着手段8等の手段が配設されている。
【0013】現像手段6の上には、その現像手段6へト
ナーを補給するための筒状ホッパー10が取り付けられ
ている。
【0014】図3、図4は、そのホッパー10の上面の
斜視図である。
【0015】同図において、ホッパー10の上面中央に
は、トナーをホッパー10内へ落下させるための円形補
給口部101が穿設されている。その補給口部101の
左右両側には、断面L字状の2本のガイド部材102、
102が配設されている。このガイド部材102、10
2に、補給口部101を開閉するための、図2に示すよ
うな板状のスライド蓋103が矢印Sの方向へ移動可能
に嵌め込まれるようになっている。103aは、前記ガ
イド部材102、102に嵌め込まれて案内される両端
部である。また、この補給口部101の前方には、次に
述べるトナーカートリッジを最初に取り付けるための、
所定場所の一例としての載置場所104が設けられてい
る。なお、補給口部101の後方には、ホッパー10上
面を全面的に覆うためのカバー105が回動自在に取り
付けられている。なお、上記各手段、部材の材料はプラ
スチックで出来ている。
【0016】図7は、本発明の一実施例にかかるトナー
カートリッジの全体像を示す斜視図である。
【0017】同図において、補給用トナーを収納してい
るボトル型の本体11の口部15にアダプター12が取
り付けられている。すなわち、図8(a)に示すような
円形口部15が、図8(b)に示すようなアダプター1
2の上部の円環状部121にむり嵌めされている。な
お、図示していないが、螺合機構により口部15とアダ
プター12を連結してもよい。また、このアダプター1
2は、その下部に矩形板状枠体122を有している。矩
形板状枠体122は、その中央に円環状部121と同径
の孔124を有し、またその一辺127から板面に平行
にスリット123が穿設されている。さらに、矩形板状
枠体122の左右両側には、前記ホッパー10上面のガ
イド部材102、102に入り込み得る鍔部125、1
25が形成されている。
【0018】また、アダプター12のスリット123
に、図9に示すような板状内蓋13が挿入されている
(図7参照)。その内蓋13の抜き差しで孔124を、
従って本体11の口部15を開閉出来るようになってい
る。
【0019】板状外蓋14は、図10に示すように、そ
の左右両側に断面L字状のガイド部材141、141が
形成されており、前記アダプター12の鍔部125、1
25にスライド可能に組み合わされて、アダプター12
の下面に取り付けられている(図7参照)。従って、外
蓋14は、内蓋13の外側に位置し、アダプター12の
孔124、そして本体11の口部15を開閉出来るよう
になっている。
【0020】ところで、図9に示すように、内蓋13の
前側の端部に、細長板状取っ手部131が立設されてい
る。作業者がこの取っ手部131を把持してスライドす
るようになっている。また、図10に示すように、外蓋
14の前側の端部に、短めの細長板状取っ手部142が
立設されている。この取っ手部142も作業者が外蓋1
4をスライドさせるとき利用するものである。さらに、
この内蓋13と外蓋14とがアダプター12へ共に差し
込まれた際、外蓋14の取っ手部142の上端が内蓋1
3の取っ手部131の下端を押さえるように設計されて
いる(図7参照)。
【0021】また、外蓋14の取っ手部142の左右両
側には、第1作用部の一例としての矩形切り欠き部14
3、143が切り欠かれている。他方、図8(b)に示
すように、アダプター12の前記スリット123が形成
された一辺127の左右端寄りには、2つの、第2作用
部の一例としての、先端にロック部を有するT字状のロ
ック部材126、126が突出形成されている。そし
て、外蓋14がアダプター12の下側に完全に差し込ま
れた状態で、そのロック部材126の先端ロック部が外
蓋14の矩形切り欠き部143へ入り込み、その結果外
蓋14はアダプター12へ固定されてロックされるよう
になっている(図7参照)。なお、外蓋14が十分引き
出された状態において、そのロック部材126を逃がす
ための逃がし溝146、146が外蓋14の後側の端部
に2個形成されている。
【0022】また、図3、図4に示すように、前記ホッ
パー10の上面部の載置場所104の前方左右両隅位置
に、その平坦部より少し突出した状態の、第5作用部の
一例としての、2つの円形突起部106、106が形成
されている。これに対して、図10に示すように、外蓋
14の前方左右両隅位置に、その突起部106、106
が丁度嵌入し得る大きさの、第4作用部の一例としての
2つの孔144、144が穿設されている。この孔14
4へ突起部106が入り込むことによって、外蓋14は
載置場所104に固定されるようになる。さらに、図
3、図4に示すように、載置場所104の突起部10
6、106の内側に、第3作用部の一例としての、矩形
状の突辺部105、105が形成されている。この突辺
部105、105は、前記アダプター12が載置場所1
04に載置された際、そのロック部材126を下から突
き上げ、ロック部材126の外蓋切り欠き部143への
ロック状態を解除するような位置に設計されている。
【0023】その結果、載置場所104に載置された本
体11を補給口部101へ移動させた場合、外蓋14は
その載置場所104へ取り残されると共に、外蓋14が
内蓋13を押さえていた状態が解除され、内蓋13を抜
去し得るようになっている。
【0024】また、図2に示すように、スライド蓋10
3は、その前側の端部に、第7作用部の一例としての、
2つの端面部103b、103bが形成されている。他
方、図8(c)(アダプター12の裏側からみた斜視
図)に示すように、下面後ろ側の端部には第6作用部の
一例としての、2つの端面部128、128が形成され
ている。そして、図11に示すように、スライド蓋10
3がガイド部材102、102に嵌め込まれている状態
において、トナーカートリッジ本体11が載置場所10
4に載置された場合、端面部128が端面部103b、
103bの手前側へ配置され、係合されるように設計さ
れている。その状態で、トナーカートリッジ本体11が
補給口部101側へ移動させられると、その端面部12
8が端面部103b、103bを押すので、スライド蓋1
03は、補給口部101から外され、補給口部101が
開かれるようになっている(図14参照)。
【0025】また、図9に示すように、内蓋13の前側
の端部の左右隅部には、足部132、132が形成され
ている。また、図10に示すように、外蓋14の後側の
端部の左右隅部には、弾力性を有し、上下動可能な突辺
145、145が外蓋14の平坦部より少し上へ突出し
て形成されている。さらに、図8(b),(c)に示す
ように、アダプター12の前端の下面に、切り欠き部1
29、129が形成されている。そして、図17(b)
に示すように、トナーカートリッジ本体11がホッパー
10の補給口部101上に配置されている状態におい
て、内蓋13の足部132は、載置場所104に残され
ている外蓋14の突辺145を下方へ押し下げている。
また、図17(a)に示すように、内蓋13を前方へ少
し引き出した状態において、足部132は、外蓋14の
突辺145を下方へ押し下げ無いようになっている。そ
の結果、突辺145は、上方へ弾力によって浮き上が
り、アダプター12の切り欠き部129、129にひっ
かかりロックされるようになっている。従って、内蓋1
3を更に引き出しても、アダプター12及びトナーカー
トリッジ本体11はそれに引きずられて行かないように
なっている。これとは反対に、内蓋13がアダプター1
2へ完全に押し込まれると、足部132が突辺145を
下方へ押し下げ、その結果、アダプター12の切り欠き
部129のロックが解除され、トナーカートリッジ本体
11は、アダプター12、内蓋13、外蓋14と共に、
補給口部121から載置場所104へ移動できるように
なっている。
【0026】また、図2に示すように、スライド蓋10
3の前側の端部には、その中央に、引っかけ部103c
が立設されている。他方、図8(b),(c)に示すよ
うに、アダプター12の後側の端部下面に、下方へ突出
して、引っかけ部1211が形成されている。これら引
っかけ部103c、1211は、トナーカートリッジ本
体11が載置場所104へ載置された際、図11に示す
ように、アダプター12の引っかけ部1211は、スラ
イド蓋103の引っかけ部103cの後方へ配置される
ようになっている。従って、アダプター12が補給口部
101から載置場所104へ復帰させられる際、引っか
け部1211が引っかけ部103cを引っかけて行くの
で、スライド蓋103は、補給口部101を最終的に閉
じるようになっている。
【0027】なお、図9に示すように、内蓋13の後側
の端部下面には、アダプター12のスリット123から
の抜け出し防止爪133が形成されている。
【0028】また、図2に示すように、スライド蓋10
3の前側の端部の左右隅部に、係止用切り欠き103
d、103dが形成されている。この切り欠き103dの
形状は、図5に示すように、内側へ突起103d1が突出
した矩形状をしている。この切り欠き103dは、突起
103d1の奥に存在する切り欠き部103d2と、左側に
形成された切り欠き部103d3とから形成されている。
【0029】他方、図3、図4に示すように、ホッパー
10の上面の、両側のガイド部材102の前方部に近い
ところに、それぞれ、弾力を有し上下動可能な係止用ピ
ン部107、107が形成されている。図6に示すよう
に、この係止用ピン部107の前方部は、その半分が垂
直面部107aに形成され、残る半分がアールをもって
形成されたアール部107bに形成されている。その垂
直面部107aは、前記スライド蓋103の係止用切り
欠き103dの切り欠き部103d2に入り込み、スライ
ド蓋103をホッパー10の上面にロックしている。な
お、図8(c)に示すように、アダプター12の後ろ側
の端部の下面の左右両側には、2つの押え部1212が
形成されており、アダプター12が補給口部101に移
動して行くことによって、その押え部1212が前記上
面の係止用ピン部107のアール部107bに当接し、
下方へ押し下げ、以後スライド蓋103がホッパー10
の上面から解除され、スライド出来るようになってい
る。
【0030】次に、本発明の上記実施例の動作を説明す
る。なお、以後に示す断面図は、必ずしも同一切断面上
の各断面の状態を示すものではない。
【0031】図8(a)のトナーカートリッジ本体11
に、同図(b)に示すようなアダプター12を取り付け
る。そして、そのアダプター12のスリット123に内
蓋13を挿入し、また、その下側に、外蓋14を、ガイ
ド部材141がアダプター12の鍔部125に嵌合され
るようにして、取り付ける。そして、最後まで押し込む
と、外蓋14の矩形切り欠き部143にアダプター12
のロック部材126が嵌り込み、外蓋14はアダプター
12にロックされる。そして、図7に示すように、その
状態で外蓋14の取っ手部142が内蓋13の取っ手部
131を外から押した状態となるので、内蓋13は外蓋
14によってロックされた状態となる。従って、作業者
がホッパー10以外の別の場所で、このトナーカートリ
ッジを開けようとしても開くことはなく、また事故など
で偶然開いてトナーが外へこぼれ出す心配もない。
【0032】次に、図12(a),(b)に示すよう
に、内蓋13、外蓋14がアダプター12及びトナーカ
ートリッジ本体11へ取り付けられた状態で、作業者
は、ホッパー10の上面の載置場所104の上へ、トナ
ーカートリッジを、そのアダプター12が下側になるよ
うにして、載置する。同図(a)の50は、トナーがス
リット123を通って外へ逃げないようにするためのス
ポンジである。その取り付けによって、図13(a)に
示すように、外蓋14の前方に形成された孔144に、
載置場所104に形成された円形突起部106が嵌り込
む。それによって、外蓋14は、その載置場所104に
ロックされる。また、アダプター12の後方中央下部の
引っかけ部1211は、スライド蓋103の前方上部に
形成された引っかけ部103cの後方へ配置される。さ
らに、アダプター12の後方左右端部の端面部128、
128は、スライド蓋103の前方左右端部の端面部1
03bの前方へ配置される。
【0033】更に、そのようなトナーカートリッジ本体
11の載置によって、図13(b)に示すように、アダ
プター12のロック部材126が、載置場所104に形
成された突辺部105により押し上げられ、外蓋14の
切り欠き部143に対するロックが解除され、外蓋14
はアダプター12から離隔可能になる。なお、同図
(a)に示すように、その押し上げられたロック部材1
26は、今度は、内蓋13の取っ手部131に係止さ
れ、内蓋13をアダプター12にロックする。トナーカ
ートリッジ本体11の移動中に内蓋13が抜け出さない
ようにするためである。
【0034】なお、ここまでの状態では、図13(a)
に示すように、スライド蓋103の係止用切り欠き部1
03dの切り欠き部103d2には、ホッパー10の上面
の係止用ピン部107の垂直面部107aが入り込ん
で、スライド蓋103を上面にロックしている(図5、
図6参照)。また、アール部107bは、係止用切り欠
き部103dの切り欠き部103d3に入り込んでいる
(図5、図6参照)。
【0035】次に、トナーカートリッジ本体11を作業
者が押して、補給口部101の方へ移動させる。そうす
ると、図13(c)に示すように、アダプター12の後
方側の端部の押え部1212がホッパー10の上面の係
止用ピン107のアール部107bに当接し、同図
(d)に示すように、押し下げる。その結果、そのアー
ル部107bと一体形成されている垂直面部107aも下
方へ移動し、スライド蓋103の係止用突起103d1と
のロックが解除され(図5参照)、スライド蓋103は
補給口部101から後方へ移動可能となる。
【0036】そして、図14に示すように、トナーカー
トリッジ本体11を押すと、アダプター12の後ろ側の
端部の端面部128が、移動可能になっているスライド
蓋103の前側の端面部103bを押して、スライド蓋
103を補給口部101から外していく。なお、その移
動の際、アダプター12の鍔部125、125は、ホッ
パー10の上面のガイド部材102内へ導かれるので、
その移動の途中でトナーカートリッジ本体11が倒れる
ような心配が無い(図3、図4、図8(b)参照)。
【0037】更に、押して行くことによって、図15に
示すように、アダプター12は、補給口部101の上に
配置されるようになる。ここでは、前記内蓋13をロッ
クしていたアダプター12のロック部材126は、外蓋
14の後側の端部に形成されている逃がし溝146に入
り込む。それによって、内蓋13のロックが解除され、
内蓋13はアダプター12のスリット123から抜き出
し得るようになる。なお、補給口部101の位置にトナ
ーカートリッジ本体11が到達した時点で、スライド蓋
103の後端103eは、ホッパー10上面の後側壁1
08に突き当たり、それ以上移動できないようになって
いるので、トナーカートリッジ本体11が補給口部10
1を通過してしまう心配はない。
【0038】次に、トナーをホッパー10の補給口部1
01から補給するために、内蓋13を少し引き出す(図
17(b)参照)。そうすると、内蓋13の前側の下部
に形成されている足部132が外蓋14の後側の端部に
形成されていた突辺145をそれまで押し下げていた状
態から、押し下げない状態になる(図17(a)参
照)。その結果、外蓋14のその突辺145は浮き上が
り、アダプター12の前側の端部に形成されている切り
欠き部129に嵌り込む。それによって、アダプター1
2及びトナーカートリッジ本体11は、内蓋13を前方
に引き出しても、それに引きずられて前方に移動する心
配がなくなる。
【0039】このようにして、図16に示すように、内
蓋13を大きく前方へ引き出すことによって、トナーカ
ートリッジ本体11内のトナーは、口部15、孔12
4、補給口部101を経てホッパー10の内部へ補給さ
れる。なお、内蓋13は、その後側の抜け出し防止爪1
33がアダプター12のスリット123の内側に引っか
かることによって、抜け落ちないようになっている。
【0040】このようにして、トナーの補給を終了する
と、今度は、図17(b)に示すように、内蓋13をア
ダプター12内に挿入していく。それによって、内蓋1
3の前記足部132が外蓋14の突辺145を押し下げ
るようになる。その突辺145の降下によって、アダプ
ター12の切り欠き部129に対するロックは解除され
る。その結果、アダプター12及びトナーカートリッジ
本体11は、前方に移動出来るようになる。
【0041】次に、そのように内蓋13を十分押し込ん
だ後、トナーカートリッジ本体11とともにアダプター
12を補給口部101から載置場所104へ復帰させ
る。その場合、図18(a)に示すように、アダプター
12の後端部の引っかけ部1211がスライド蓋103
の前端部の引っかけ部103cを引っかけるので、トナ
ーカートリッジ本体11の復帰につれて、スライド蓋1
03は補給口部101上へ移動させられ、補給口部10
1を閉鎖することになる。従って、自動的に補給口部1
01が閉鎖され、トナーが飛散する恐れが無い。また、
図18(b)に示すように、復帰し始めると、アダプタ
ー12のロック部材126が外蓋14の逃がし溝146
から出て上へ浮かび上がるので、再び、ロック部材12
6は、内蓋13を外側からロックし、アダプター12か
ら抜け出さないようにする。
【0042】このようにして、トナーカートリッジ本体
11とアダプター12が、図11及び図13(a)に示
すように、載置場所104へ戻される。そこで、アダプ
ター12の鍔部125は、ホッパー10のガイド部材1
02から抜け出しているので、トナーカートリッジ本体
11を作業者は上へ持ち上げることができる。と同時
に、鍔部125は、外蓋14のガイド部材141に入り
込んでいるので、外蓋14も持ち上がる。その結果、載
置場所104の突辺部105によるアダプターロック部
材126の持ち上げが解除されるので、ロック部材12
6は下方へ弾性力により戻る。それによって、こんど
は、図7に示すように、外蓋14の切り欠き部143へ
係合され、外蓋14はアダプター12へロックされ、同
時に外蓋14の取っ手部142が内蓋13の取っ手部1
31をロックすることになる。従って、前述したよう
に、事故でトナーカートリッジが開くような心配が無
い。また、外蓋14は全くトナーに接する機会が無いの
で、汚れる心配がなく、汚れる機会のあった内蓋13を
外側から覆っているので、作業者が補給済みのトナーカ
ートリッジの口部あたりに触れても身体を汚す心配もな
い。
【0043】以上述べた各部材の内、変形すべき材料
は、プラスチックの弾力性を持った材料を用いることが
望ましい。
【0044】なお、本発明のアダプターは、トナーカー
トリッジ本体と一体成形してもかまわない。
【0045】また、本発明の内蓋は、上記実施例のよう
な堅固な板部材の中央に大きな孔が開けられており、そ
こにシール部材が張られたもの、あるいは、上記実施例
のような堅固な板部材に限らず、全体が例えばポリエチ
レン等の柔らかいシール部材であってもよい。それらの
場合は、内蓋と外蓋との係合はなく、内蓋は単にアダプ
ター、あるいは本体口部に付着され、その口部を閉じて
いるだけにとどまる。そして、その構造、作用は、上記
実施例の説明の中の、内蓋と外蓋との係合、離隔関係、
内蓋とアダプターとの係合、離隔関係がほぼ無くなるも
のに過ぎないから、ここではその説明は省略する。な
お、トナーをホッパーに落下させる場合は、そのシール
部材を剥すようすればよい。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、補給した
後、トナーカートリッジの口部が外蓋によって閉まって
いるので、残留したトナーが口部から外へ飛散し、作業
者の衣服や複写機を汚すという心配が無いという長所を
有する。
【0047】また、本発明は、ホッパー側の補給口部を
開閉するためのスライド蓋が、本発明のトナーカートリ
ッジと共働しながら開閉するので、ホッパーの開閉に付
いても、誤操作の心配が無いという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるトナーカートリッジの一実施例
が使用される複写機の略示断面図である。
【図2】同実施例におけるスライド蓋の斜視図である。
【図3】同実施例におけるホッパー上面の一部斜視図で
ある。
【図4】同実施例におけるホッパー上面の残部斜視図で
ある。
【図5】同実施例におけるスライド蓋の一部を示す斜視
図である。
【図6】同実施例におけるホッパー上面の一部を示す斜
視図である。
【図7】同実施例のトナーカートリッジの斜視図であ
る。
【図8】(a)は、同実施例のトナーカートリッジ本体
の斜視図、図(b)は、同実施例のアダプターの斜視
図、図(c)は、同実施例のアダプターの裏側からみた
斜視図である。
【図9】同実施例の内蓋の斜視図である。
【図10】同実施例の外蓋の斜視図である。
【図11】同実施例のトナーカートリッジがホッパーに
取り付けられた状態を示す平面図である。
【図12】図(a)は、同実施例の口部付近の断面図、
図(b)は、同実施例のホッパー上面の断面図である。
【図13】図(a)は、同実施例のトナーカートリッジ
がホッパー上面の載置場所に載置された状態を示す断面
図、図(b)は、同実施例のアダプターと外蓋と載置場
所との関係を示す断面図、図(c)は、同実施例のアダ
プターとホッパー上面との関係を示す断面図、図(d)
は、同実施例のアダプターとホッパー上面との関係を示
す断面図である。
【図14】同実施例のトナーカートリッジがホッパー上
面の載置場所から補給口部へ移動する状態を示す断面図
である。
【図15】同実施例のトナーカートリッジがホッパー上
面の載置場所から補給口部へ移動し終わった状態を示す
断面図である。
【図16】同実施例のトナーカートリッジの内蓋が抜か
れている状態を示す断面図である。
【図17】図(a)は、同実施例の外蓋の一部とアダプ
ターの一部との関係を示す断面図、図(b)は、同実施
例の同実施例のトナーカートリッジの内蓋が挿入された
状態を示す断面図である。
【図18】図(a)は、同実施例の補給が終わり、載置
場所へトナーカートリッジが復帰しようとする状態を示
す断面図、図(b)は、同実施例の外蓋と、アダプター
と、内蓋との関係を示す断面図である。
【図19】図(a)は、従来のトナーカートリッジを示
す断面図、図(b)は、その補給を行なっている状態を
示す断面図である。
【図20】図(a)は、別の従来のトナーカートリッジ
を示す断面図、図(b)は、その補給を行なっている状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ホッパー 101 補給口部 103 スライド蓋 103b 第7作用部 103c 引っかけ部 104 所定(載置)場所 105 第3作用部 106 第5作用部 11 トナーカートリッジ本体 12 アダプター 123 スリット 124 孔 125 鍔部 126 第2作用部 128 第6作用部 129 切り欠き部 1211 引っかけ部 13 内蓋 131 細長板状取っ手部 132 足部 14 外蓋 142 短めの細長板状取っ手部 143 第1作用部 144 第4作用部 145 突辺
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−34566(JP,A) 特開 昭59−36268(JP,A) 特開 昭59−36269(JP,A) 特開 昭59−57262(JP,A) 特開 昭63−178272(JP,A) 特開 昭63−178273(JP,A) 特開 昭63−178274(JP,A) 特開 平1−223482(JP,A) 特開 平1−223483(JP,A) 特開 平1−223484(JP,A) 特開 平3−180874(JP,A) 実開 昭63−2959(JP,U) 実開 昭63−65058(JP,U) 特許2565575(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】補給用トナーを収納したトナーカートリッ
    ジ本体と、そのトナーカートリッジ本体の口部に取り付
    けられたアダプターと、そのアダプターに取り付けら
    れ、前記トナーカートリッジ本体の口部を閉じるシール
    部材の内蓋と、前記アダプターに、前記内蓋の外側に位
    置するように、移動可能に取り付けられ、前記トナーカ
    ートリッジ本体の口部を開閉する外蓋とを備え、 前記内蓋及び外蓋が前記本体口部を閉じた状態におい
    て、前記外蓋はその一部に形成された第1作用部が前記
    アダプターの一部に形成された第2作用部に係合して互
    いにロックされた構造を有し、 トナーホッパーの補給口部以外の所定の場所に、係合さ
    れることによって、前記アダプターの前記第2作用部
    が、前記トナーホッパーの前記所定場所に形成された第
    3作用部によって、前記外蓋の第1作用部から解除され
    て、前記外蓋が前記アダプターから離隔し得るようにな
    りるとともに、その外蓋の一部である第4作用部が前記
    トナーホッパーの前記所定場所の第5作用部に係合され
    てその外蓋がその所定場所にロックされ、さらに、そのトナーホッパーの前記所定場所への前記係
    合によって、前記アダプターの一部である第6作用部
    が、前記トナーホッパーの補給口部に開閉移動可能に取
    り付けられたトナーホッパースライド蓋の一部である第
    7作用部に係合され、 そのような状態で、前記トナーホッパーの補給口部に移
    動させられることによって、前記アダプターの第6作用
    部が前記スライド蓋の前記第7作用部に作用して、前記
    スライド蓋が前記トナーカートリッジの前記口部から外
    されるとともに、前記外蓋が前記トナーカートリッジの
    前記口部から離される ことを特徴とするトナーカートリ
    ッジ。
  2. 【請求項2】前記アダプターは、前記トナーカートリッ
    ジ本体と一体成形されたものであることを特徴とする請
    求項記載のトナーカートリッジ。
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