JPH0720680Y2 - トナー補給装置 - Google Patents

トナー補給装置

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JPH0720680Y2
JPH0720680Y2 JP2760788U JP2760788U JPH0720680Y2 JP H0720680 Y2 JPH0720680 Y2 JP H0720680Y2 JP 2760788 U JP2760788 U JP 2760788U JP 2760788 U JP2760788 U JP 2760788U JP H0720680 Y2 JPH0720680 Y2 JP H0720680Y2
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toner
slide
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cartridge
slide lid
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、乾式のトナーを用いて、感光体ドラム表面に
トナー画像を形成し、そのトナー画像を用紙に転写する
ような電子複写機、プリンター等の装置において、前記
装置に設けたトナーホッパーに対して、トナーカートリ
ッジからのトナーの補給を容易に行い得るような装置に
関し、特に、トナーカートリッジに設けたスライド蓋
と、トナーホッパーのスライド蓋とを連動させた状態で
移動させる際に、トナーホッパー側のスライド蓋の端部
に設けたローラによってフィルムシールの案内を行うこ
とにより、フィルムシールの移動抵抗を少なくできるよ
うにする装置に関する。
(従来の技術) 従来より複写機、プリンター等のような装置において
は、乾式のトナーを用い、前記トナーによって感光体ド
ラム表面にトナー画像を形成し、そのトナー画像を用紙
に転写するような構成の装置が用いられる。このような
装置においては、現像機内のトナーはコピーが行われる
ようにしたがって次第に消費されるので、コピーの一定
の枚数毎に、新たにトナーを補給することが必要であ
る。
また、従来より一般に用いられている電子複写機等の装
置においては、その電子複写機等の現像装置に用いられ
るトナーは、その複写機の特性によって、一成分トナー
を用いる場合と、二成分トナーを用いる場合とがある
が、いずれのトナーでも、所定のコピー枚数毎にトナー
の補給を行う。上記したように、現像装置にトナーを補
給する際に、最も一般的な方法としては、トナーを収容
したカートリッジを開いて、直接トナーホッパーに移す
方法であるが、そのような方法を用いる場合には、トナ
ーが周囲に飛散して現像装置の周囲を汚してしまう等の
不都合が発生する。
そこで、トナーを円筒型のカートリッジに収容し、その
カートリッジを現像装置のホッパーの上に挿入するよう
な方式が用いられる。この方式のカートリッジは、トナ
ーを収容する円筒の側面の長手方向に開口を有し、前記
開口をシートでカバーするようにしており、現像装置に
装着した後で、そのシートを引き出すことによって開口
を形成し、トナーを落下させ得るようになる。
したがって、そのような方式のトナー補給装置の場合に
は、複写機本体でカートリッジの開口が露出することが
ないので、オペレータの不注意等によっても、トナーが
カートリッジから飛散し、複写機の他の装置を汚す等、
不都合な事態が発生することを防止できるものとされ
る。ところが、上記したような円筒形状のカートリッジ
を、定着装置または複写機本体に装着する形式の装置に
おいては、そのカートリッジ収容部がデッドスペースと
なるという欠点がある。また、小型の複写機において
は、そのトナーの消費量も少ないので、比較的小型のカ
ートリッジでも間に合うが、高速度で複写を行う比較的
大型の電子複写機等の装置では、コピー枚数に比例して
トナーの消費量が多くなる。しかし、現像装置のホッパ
ー等は比較的大きく形成することができるものの、トナ
ー用のカートリッジを大型に形成することは、カートリ
ッジ収容部のデッドスペースが大きくなり、複写機の他
のメカニズムに制限を加える等の欠点が発生する。
このような従来の装置の欠点を解消するために、特開昭
59-36268号公報等に示されるように、特殊な開閉蓋を有
するトナー容器を用いた「トナー受け入れ装置」が提案
されている。前記従来例に示されるトナー受け入れ装置
は、第12図および第13図に示されるようなもので、トナ
ー容器1aは、略角型の筒状の本体の下面に開口を形成
し、その開口をフィルムシール20aと、スライド蓋10aと
によってカバーするようにしている。
そして、現像装置のトナーホッパーに設けたトナー受け
入れ用の開口部に、前記トナー容器1aを載置し、容器下
枠5aの位置を固定した後で、前記容器下枠5aの側部に設
けた凸条7aに沿って、スライド蓋10aを摺動すると、フ
ィルムシール20aがトナー容器1aの下部開口の周囲の部
分から剥離される。したがって、第13図に示されるよう
にして、トナー容器1a本体の下部に開口3aが形成され、
前記開口からトナーが現像装置のトナーホッパーに落下
するようになる。上記したような従来のトナー補給装置
においては、その現像装置のトナーホッパーにトナー容
器をセットし、スライド蓋をフィルムシールとともに移
動させるのみで、容器に開口を形成でき、現像装置の周
囲の部分を汚したりすることなく、トナーの補給をほぼ
密閉状態で行うことができる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記したような構成を有するトナー補給
装置においては、フィルムシールがトナー容器の本体の
下部から剥離され、スライド蓋の下面に沿って移動され
る際に、前記フィルムシールのトナーに接していた面
が、スライド蓋の下面に露出することになり、それによ
って、現像装置のトナーホッパーの周囲、または、複写
機の現像装置以外の他の部分を、飛散したトナーによっ
て汚すような事態が発生することが多い。これに対し
て、トナーホッパーの上部開口付近にカバー部材を設
け、それによってフィルムシールの下部の汚れが、周囲
に飛散したりすることを防止するような手段が用いられ
ているが、そのような手段を用いたとしても、トナーに
対する飛散防止の効果を十分に発揮させることはできな
い。
また、上記したような従来の装置においては、トナーホ
ッパー側のトナーシールのための機構が複雑になり、ま
た部品点数も多く、現像装置またはトナーカートリッジ
の製造コスト等ににも影響を与える傾向があった。これ
に対して、本考案の考案者等は、先に、第10図および第
11図に示されるような構成のトナー補給装置を提案し
た。この図示されるトナー補給装置において、トナーカ
ートリッジ1の下部にスライド蓋10とフィルムシール20
とを組合せて構成した開閉蓋装置を設けるとともに、前
記開閉蓋装置に対応させて、トナーホッパー40側にも、
スライド蓋50とフィルムシール30とから構成される開閉
蓋装置を設けている。
そして、トナーホッパー40側のスライド蓋50に設けたノ
ブ56を介して、スライド蓋50を移動させることによっ
て、前記スライド蓋50に保持部材22、32を介して連動す
るフィルムシール20、30が、各々の対応するスライド蓋
10、50を移動させ、トナーカートリッジ1とトナーホッ
パー40の開口部を形成できるようにしている。前記した
ように構成することによって、トナーカートリッジ1と
トナーホッパー40との各々の開口部でトナーにより汚れ
たフィルムシールの面が、開口の動作によって第11図に
示されるようにして重なり合い、トナーによる汚れが表
面に露出しないので、複写機のトナー収容部のスライド
蓋を開閉することによる汚れの発生を防止できるととも
に、トナーの補給の動作が非常に容易に行い得る等の効
果を奏するものとされる。
また、上記したようなトナー補給装置においては、トナ
ーカートリッジ1をトナーホッパー40に対して固定する
際に、前記トナーカートリッジ1の下枠5の一方に設け
た突出部を、上ガイド45の下部に係止するとともに、前
記トナーカートリッジの両側の突出部材に対して、本体
側に設けたロック部材55がノブ56の移動によって係止さ
れ、トナーカートリッジ1をトナーホッパー40から外れ
ないように固定する動作を行う。
ところが、上記したように構成することによって、トナ
ーカートリッジ1の下部の構成が複雑になるとともに、
複写機本体側のロック部材や、係止部材等のような作動
部材が多くなり、その構成が複雑になることの他に、複
写機本体の製造コストにも影響を与える等の問題が発生
する。さらに、前記したようなスライド蓋とフィルムシ
ールとの連動関係を用いる場合には、上下のスライド蓋
の移動と、フィルムシールの移動とが同時に行なわれる
ものとなり、特に、トナーカートリッジ1の下面に接着
されているフィルムシール20を、トナーカートリッジ本
体から剥離する動作がスライド蓋の移動と同時に行なわ
れるので、ノブを動かすことによって開口を形成する動
作が、比較的力を要するものとなる。それとともに、ト
ナーホッパー側のスライド蓋に巻き掛けられているフィ
ルムシールは、スライド蓋の両側端部を摺動する際に、
特に大きな抵抗を受けることになり、ノブを動かすため
にオペレータの負担が大きくなるという欠点を有してい
る。
また、トナーホッパー側のフィルムシール30は、ホッパ
ー上部材41に対して、接着部31を介してその一部が固定
された状態にあるために、前記フィルムシールが切断し
たりする事故が発生した場合には、そのフィルムシール
の交換の作業に難点があり、そのようなフィルムシール
の破損等の事故に容易に対処できるようにすることが望
まれている。これに加えて、従来の装置においては、ト
ナーカートリッジをトナーホッパーに固定する際に、ト
ナーホッパー側にロック部材を設け、前記ロック部材が
スライド蓋の移動に連動してトナーカートリッジ側に突
出され、前記トナーカートリッジの固定を行うような手
段が用いられる場合が多く、それらのロック部材の構成
が複雑であるとともに、トナーカートリッジの固定の動
作が確実に行われ得ない等の問題があった。前記したよ
うな理由によって、トナー補給装置のような装置におい
ても、トナーカートリッジおよび複写機本体側のトナー
ホッパーについて、より使用性の良好な装置の開発が望
まれているのが現状である。
(考案の目的) 本考案は、上記したような従来の装置の欠点を解消する
もので、トナーカートリッジの構成を簡単なものとする
とともに、トナーが周囲に飛散したりすることを防止で
き、トナーホッパーに対してトナーを容易に補給できる
ような装置を提供することを目的としており、さらに、
トナーカートリッジをトナーホッパーの開口部の上にセ
ットしてトナーの補給を行う際に、両部材の開口部を連
動させて形成する動作によって、前記トナーカートリッ
ジをトナーホッパーに対する固定を行い得るようにする
とともに、トナーの補給を密閉状態で行うことができ、
開口部の開閉機構を簡素化できるようにする装置を提供
することを目的としている。
(問題点を解決するための手段および作用) 本考案は、複写機本体に設けたトナーホッパーの上部に
設ける開口部に対して、その上部にトナーカートリッジ
を載置し、前記トナーカートリッジの下部に設ける開口
部を、前記トナーホッパーの開口部に一致させて位置決
めを行い、両部材の開口部に配置する摺動可能なスライ
ド蓋の各々を連動させて開閉させる手段を構成し、トナ
ーホッパーに対してトナーカートリッジに収容したトナ
ーを落下させて補給する装置に関する。本考案におい
て、複写機本体に設けた現像装置のトナーホッパーの開
口部に、開閉可能な蓋部材を設け、前記蓋部材は、スラ
イド蓋と、前記スライド蓋の上下の面をカバーし、スラ
イド蓋に沿って摺動する本体側フィルムシールとにより
構成し、前記トナーホッパーの開口部の上にセットさ
れ、トナーの補給を行うためのトナーカートリッジの下
部の開口部に開閉可能な蓋部材を設け、前記蓋部材をス
ライド蓋と、前記スライド蓋の上面をカバーし、スライ
ド蓋に沿って摺動するカートリッジ側フィルムシールと
により構成している。また、トナーカートリッジとトナ
ーホッパーに各々配置するスライド蓋は、それぞれの蓋
に対応して配置するフィルムシールに設けた保持部材が
相互に係止されて連動移動可能に組合せられ、トナーホ
ッパー側のスライド蓋が移動される動作に連動して、ト
ナーカートリッジ側のスライド蓋が開閉される手段を構
成し、前記2つの連動して移動するスライド蓋ととも
に、トナーホッパー側とトナーカートリッジ側のフィル
ムシールを連動させて移動させるとともに、前記トナー
ホッパー側のスライド蓋の端部にローラを設け、前記フ
ィルムシールが蓋の端部に沿って摺動する際の案内部材
として用いることができる。
したがって、本考案のトナー補給装置においては、トナ
ーカートリッジをホッパー上部にセットすることによっ
て、それぞれの部材の開口部に配置したスライド蓋とフ
ィルムの保持部材とがそれぞれ組合せられるようにな
り、一方のスライド蓋が摺動されることによって、前記
スライド蓋に対応して位置する蓋が移動されるととも
に、それぞれに対応して設けられたフィルムシールが摺
動されるようになっている。
さらに、トナーの補給に際しては、トナーカートリッジ
側のフィルムシールの剥離の動作がスライド蓋の移動に
遅れて行なわれるので、開口部を形成する際に、そのス
ライド蓋の移動を比較的軽く行うことができるととも
に、トナーホッパー側のスライド蓋の端部に設けたロー
ラによって、フィルムシールを案内できるようにしてい
るために、前記フィルムシールの摺動抵抗を軽減するこ
とが可能になり、トナーの補給に際してのオペレータの
負担を軽減できるものとなる。
(実施例) 図示された実施例に従って、本考案のトナー補給装置の
構成を説明する。第1図に示されるように、本考案のト
ナー補給装置は、複写機本体の現像装置に設けるトナー
ホッパー40に対して、トナーをトナーカートリッジ1に
より供給するように構成した装置である。本考案のトナ
ーカートリッジ1は、略筒状に形成された容器本体2
と、その下部に設ける下枠5から構成され、前記下枠5
に設ける開口部をスライド蓋10とフィルムシール20とに
よってシールしている。
前記トナーカートリッジ1の下部シール部材は、後述す
るように、トナーホッパー40の上部シール部材が開閉さ
れる動作に連動して、トナーカートリッジ1の開口部の
開閉の動作が行なわれるように構成されている。なお、
以下の説明において、先端部と、後端部とは、トナーカ
ートリッジがトナーホッパーに装着される際に、最初に
挿入する方向、つまり、先端挿入部6を設ける側を先端
部と呼び、後端突起部8側を後端部と呼ぶので、開口を
形成する際には、スライド蓋は後端部側に移動されるも
のとなる。
前記トナーカートリッジ1の開口部をシールするために
設けるスライド蓋10は、略平板状の部材として構成され
ており、第2図に示されるように、下枠5に設ける案内
部5xに沿って摺動され得るようになっている。また、上
記スライド蓋10とともに開口部をシールするために用い
られるフィルムシール20は、その一端部が下枠5の後端
突起部8側の下部に接着されており、他方の端部はスラ
イド蓋10の先端部側を通って、保持部材22に接続されて
いる。この保持部材は、スライド蓋10の下部に設ける案
内溝11に沿って摺動するが、後述するように、前記フィ
ルムシール20の駆動をトナーホッパー側のフィルムシー
ル30に連動させて行うようにしている。さらに、上記ト
ナーカートリッジ1の下枠5には、その一方の側に先端
挿入部6を、他方の側には後端突起部8をそれぞれ設け
ており、これ等の部材6、8によって、トナーカートリ
ッジ1のトナーホッパー40に対する固定の作用を行い得
るようにする。
複写機本体のトナーホッパー40には、前記したように、
そのトナー補給口をスライド蓋50とフィルムシール30と
によりシールするように構成しているが、これらの2つ
の部材は、上記トナーカートリッジ1に設けるシール部
材と同様に構成される。また、トナーホッパー40に設け
るスライド蓋50は、前記スライド蓋10とほぼ同様の構成
を有するもので、ループ状に形成されたフィルムシール
30が、スライド蓋50の上下両面をカバーするようにして
配置されている。さらに、スライド蓋50の上下の面に沿
ってフィルムシール30の案内を行うために、図示される
実施例においては、前記スライド蓋50の後端部側にロー
ラ51を設けており、前記ローラ51によって、フィルムシ
ール30の摺動の抵抗を少なくできるようにされる。
前記ローラ51は、スライド蓋50を成型する際に、その軸
受け部材を一体に形成しておき、前記軸受けに対してロ
ーラを嵌め込む等の手段によって設けることが可能であ
り、スライド蓋の両端部にローラを設ける場合には、ル
ープ上のフィルムシール30が、スライド蓋50の両側端部
で転向する際の抵抗を大巾に少なくすることができるも
のとなる。しかし、実際には、スライド蓋を射出成形に
よって作成する場合に、その前後方向両側の端部に軸受
け部材を形成することは、その成形型の構成が非常に複
雑になるので、実際には、図示されるように、後端部側
にのみローラを設けるような手段が用いられると良いも
のとなる。
そして、スライド蓋50をトナーホッパーに設けた駆動用
のノブによって、開口部の上部で摺動させることによ
り、トナーカートリッジ1のスライド蓋10とともに移動
され、両部材の開口部の開放と閉じる動作とを行うよう
にしている。なお、前記スライド蓋50のスライドの動作
に追従して、フィルムシール30の移動の動作が行なわれ
るが、そのフィルムシール30の構成、および、フィルム
シール20の移動については後で説明する。また、本考案
の装置において、開口部に配置される上下のスライド蓋
10、50とを連動させるために、それぞれ第1図に示され
るように、スライド蓋50の四隅の部分に対して係止爪53
……を突出させて設けておき、スライド蓋10には係止爪
53に対応させて係合凹部13を設けている。そして、トナ
ーカートリッジ1をトナーホッパー40にセットした際
に、上下のスライド蓋10、50に設けた係合部材が係止さ
れ、それと同時に、フィルムシール20の保持部材22とフ
ィルムシール30の保持部材32とがそれぞれ係合されて、
フィルムシール20、30と、スライド蓋10、50とがそれぞ
れ連動した状態で摺動され、それによってトナー補給の
ための開口部の開閉の動作が行なわれるようになる。
前記トナーホッパー40に対して設けられるフィルムシー
ル30は、第6図および第7図に示すような構成のもの
で、プラスチック製のフィルムの中央部に、突起32aを
形成した保持部材32を設けるとともに、その両端部に接
続部材35を形成するための端部材35a、35bを設けてい
る。これ等の端部材35a、35bは、それぞれ図示されるよ
うに、鍵状の部材であって、その端部にピン36aと孔36b
とをそれぞれ対向させて設け、さらに、両部材を両面テ
ープ36によって固着して一体化させ得るようになってい
る。
したがって、上記したような2つの端部材35a、35bとを
接続することによって、フィルムシール30は略無端状の
ものとして形成され、ループ状のフィルムの一方には接
続部材35が、裏側には保持部材32がそれぞれ突出して配
置されるものとなる。そして、前記接続材35を、第1図
に示されるようにして、トナーホッパー上部材41に設け
た係止孔43に固定し、保持部材32をフィルムシール20の
保持部材22の孔22aに挿入し、それによって、トナーホ
ッパー40上にトナーカートリッジ1をセットした際に、
上下のフィルムシール20、30が連動して移動されるよう
になる。
本考案のフィルムシール30を上記したように構成するこ
とによって、トナーホッパー側のフィルムシール30何等
かの事故によって切断されたような場合に、前記フィル
ムシール30の切換えの非常に容易に行われ得るものとな
る。つまり、フィルムシール30の交換に際しては、ルー
プ状のフィルムシールの端部材を分離することによっ
て、前記フィルムシール30を1枚のシートに形成するこ
とができるものとなり、その取り外しの動作と、新たな
フィルムシールの装着の作業が簡単に行い得ることにな
る。
また、上記したように、本考案のフィルムシール20、30
を組合せる場合に、第8図に示されるように、フィルム
シール20の保持部材22の孔22aを、そのフィルムシール
の移動方向に余裕を持たせて構成し、前記孔22aに係合
するフィルムシール30の保持部材32の突起32aが、若干
の遊びを持つようにして配置される。そして、スライド
蓋50が移動される動作に追従して、スライド蓋10とフィ
ルムシール20、30がそれぞれ移動される際に、スライド
蓋10とフィルムシール30とは、スライド蓋50とともに移
動を開始されるが、フィルムシール20はこれらの各部材
の移動に対して、若干の遅れを生じた状態で移動が開始
され、その移動によって、トナーカートリッジ1の下枠
5の下面から引き剥がされることになる。
前述したような開口部を形成する動作に際して、スライ
ド蓋10、50の移動に若干の遅れを生じた状態で、フィル
ムシール20が剥離されることになる。そして惰性のつい
たスライド蓋に追従してフィルムシール20が引き剥がさ
れるので、最初のスライド蓋の移動が軽く行なわれるも
のとなり、オペレータの負担を軽減できるものとなる。
上記した開口部の形成に際しては、第5図に示されるよ
うに、スライド蓋50が移動されると同時に、成形スライ
ド蓋50に爪を介して、一体に移動され得るように組合せ
られたスライド蓋10が矢印方向に移動する。前記スライ
ド蓋の移動の際に、フィルムシール30は接続部材がトナ
ーホッパーの上部材に固定されているので、スライド蓋
50の先端部側が上にまくり上げられるような状態で、順
次摺動され、前記フィルムシール30の上面で保持部材32
を介して、トナーカートリッジ側のフィルムシール20の
移動を行わせるような働きを行う。そして、その場合
に、スライド蓋10の摺動に対して、フィルムシール20の
摺動に若干のズレが発生するので、スライド蓋10の先端
部側のフィルムシールは小さなループが形成され、前記
ループ部分に相当する余裕を持って、フィルムが下枠の
下面から剥離されることになる。
すなわち、上記したような動作に際して、フィルムシー
ル30の摺動量はスライド蓋50の移動距離の2倍となるよ
うに設定されており、それによって、トナーホッパー40
の上部をシールしているフィルムシール30のトナーで汚
れた面と、トナーカートリッジ1のフィルムシール20の
上面に配置されてトナーで汚れた面とが、上下のスライ
ド蓋の間に挟まれる状態で移動されるようになる。した
がって、それ等の上下のフィルムのトナーで汚れた部分
が外部に露出されることがなくなり、トナーホッパーの
上部にトナーが飛散して汚したり、複写機本体の余分な
箇所にトナーが付着する等の問題が発生することがな
い。
また、本考案のトナーカートリッジは、第9図に示され
るように、下枠5の前後の部分に前記したようにして先
端挿入部6と、後端突起部8とを設けている。これらの
部材のうち、先端挿入部6には、凹部6a、6bが設けられ
ていて、前記凹部を本体フレームに設けた係合ピン47
a、47b等に係止させることによって、前記トナーカート
リッジの固定の作用を行い得るように構成している。さ
らに、前記した先端挿入部6に設ける凹部6a、6bは、そ
の位置の組合せによって、トナーカートリッジの識別符
号としても用いることができるもので、それ等の凹部の
設定位置によって、トナーの種類、使用可能な複写機の
種類、その他の信号を付与することができるものとな
る。したがって、本考案のトナーカートリッジは、その
トナーの収容容量、トナーの色および種類、装着可能な
複写機の機種、その他の表示を先端挿入部6に設けるこ
とによって、不適切なトナーカートリッジが複写機に装
着されることを防止することが可能である。
本考案のトナーカートリッジを装着するためのトナーホ
ッパー40の上部は、第3図および第4図に示されるよう
に構成することができる。この図示される実施例におい
て、トナーホッパー40の上をカバーするようにして設け
られる上部材41に対して、さらに、その上部にガイド45
を配置しており、両部材の中間部でスライド蓋50が摺動
される。これ等のトナーホッパーの上部に配置される2
枚の板部材41、45は、トナーホッパーのフレームに対し
て固定ネジ48を用いて装着されている。前記スライド蓋
50に対しては、先に説明したように、その四隅の部分に
係止爪53……をそれぞれ突出させて設け、その等の係止
爪53を用いて、トナーカートリッジ1のスライド蓋10を
係止するようになっている。また、本実施例において
は、スライド蓋50の先端部側にスライド部材57、57を突
出させて設け、前記スライド部材をトナーホッパーの上
部フレームに設けたレール部材に摺動させることによっ
て、スライド蓋50の移動の案内を行うようにする。
トナーホッパー40の上記先端部側には、軸61で揺動可能
に支持されたストッパー60と、前記ストッパー60の先端
部側を押圧する押えバネ63とが配置されている。このス
トッパー60は、その先端側に突起62を設けており、前記
突起62がスライド部材に設けた凹部58に挿入されること
によって、スライド蓋50の摺動を阻止できるようにな
り、その状態ではトナーホッパーの開口部は開かれるこ
とができないようにされる。そして、前記ストッパー60
は、トナーカートリッジ1が挿入されると、前記トナー
カートリッジ1の先端挿入部6により押圧されて、押え
バネ63の押圧力に反して揺動され、突起62が凹部58から
外れることになるので、前記スライド蓋50はノブ56を介
して容易に移動され得るものとなる。また、前記ストッ
パー60は、第3図に示されるように、その後端部側に係
止ピン47に係合する凹部を設けておくことによって、余
分な動きを規制することができるものとなり、その動作
を正確に行い得るようにすることが可能である。
つぎに、本考案のトナーカートリッジを用いてトナーを
トナーホッパー40に補給する動作を、第1図および第
3、4図にもとづいて説明する。まず、第4図に示され
るような構成のトナーホッパー40に対して、トナーカー
トリッジ1を装着する際には、第1図のように、トナー
カートリッジ1の先端挿入部6をトナーホッパー40の先
端部側の上部材41とガイド45との間に挿入し、その後
で、後端突起部8がラッチ46を押すようにして挿入す
る。上記した先端挿入部6を装着する動作によって、ス
トッパー60によるスライド蓋50の係止が解除され、スラ
イド蓋50がノブによって摺動し得る状態となる。
上記したようにしてトナーカートリッジ1をトナーホッ
パー40の上部に挿入することによって、第1図に示され
るように、トナーホッパー40のスライド蓋50と、トナー
カートリッジ1のスライド蓋10とは、係止爪53が係合凹
部13に係止され、両蓋部材が一体に摺動し得るように組
合せられる。それとともに、トナーカートリッジ1のフ
ィルムシール20と、トナーホッパーのフィルムシール30
とは、それぞれに設けた保持部材22、32が組合せられ、
上下のフィルムシールが連動して摺動されるようにな
る。その状態で、トナーホッパー40の側部に突出し、ス
ライド蓋と一体に設けられているノブ56を後端部側に移
動させると、スライド蓋50とスライド蓋10とは、第5図
に示されるようにして、同時に後端部側に摺動され、そ
れに伴ってフィルムシール30がスライド蓋50に対して摺
動する。
しかし、トナーカートリッジ1側のフィルムシール20
は、保持部材22の穴22aに対して、フィルムシール30側
の突起32aが遊びを持って組合せられているので、フィ
ルムシール30の摺動に対して若干の遅れを生じた状態で
移動を開始し、その移動によって、トナーカートリッジ
1の下枠5の下面から順次剥離される。さらに、本考案
の上下のフィルムシールの摺動に際しては、トナーカー
トリッジの装着時に両装置のトナーに接している間が、
上記したような摺動の動作によって、上下のスライド蓋
の間に巻き込まれるようにして移動されるので、上下の
フィルムシールの汚れ面が露出されて、トナーが外にこ
ぼれたりすることが防止される。
そして、上下のスライド蓋とフィルムシールとが摺動さ
れて、トナーカートリッジ1とトナーホッパー40との開
口が連通されることにより、前記開口部を介して、トナ
ーカートリッジ1内のトナーがトナーホッパー40に供給
されるものとなる。その後で、スライド蓋を元の位置に
戻して、両部材の開口部を閉じ、トナーカートリッジ1
をトナーホッパー40の上部から取り外して、トナーの補
給の作業を終了する。なお、上記した本考案の実施例に
おいて、トナーカートリッジ1のトナー収容量等は任意
に設定が可能なものであり、例えば、小型の複写機に対
しては、トナー容量を200g程度のものとし、大型の複写
機に対しては、500g程度の容量を有する装置として構成
することができるものとなる。
また、本考案のトナーカートリッジにおいては、容器本
体および下枠のサイズを、同一の規格サイズに設定し、
トナー容量が異なる場合には、その高さを変化させるよ
うに構成させることが可能である。前記構成に加えて、
本考案のトナーカートリッジにおいては、フィルムシー
ルに対して設ける保持部材の形状や構造等を任意に設定
すること、および、接続部材の構造等は、図示される形
状のものに限定されるものではなく、その他に、任意の
構成のものを用いることが可能である。
(考案の効果) 本考案のトナー補給装置は、上記したような構成を有す
るものであるから、複写機の現像装置のトナーホッパー
側と、トナーカートリッジの開口部には、同一規格のス
ライド蓋とフィルムシールとを設けているので、複写機
の種類、トナーカートリッジのトナー収容量等が異なっ
ても、トナーカートリッジを共通に使用することができ
る。また、本考案のトナー補給装置においては、トナー
カートリッジをトナーホッパーの上部にセットするのみ
で、上下のスライド蓋とともに、フィルムシールの端部
を固定するフィルム保持部材が確実に係合されることに
なり、それによって前記スライド蓋とともにフィルムが
摺動されることになるので、上下の部材の開口が確実に
形成され、前記開口を介してトナーの補給の動作を容易
に行い得るとともに、フィルムのトナーに接する面が露
出されることがないので、トナーが飛散したりするよう
な不都合が発生することを防止できるものとなる。
そして、本考案のトナーカートリッジを装着して、トナ
ーホッパーにトナーの補給を行う際には、フィルムの剥
離の動作が比較的軽く行い得るものであり、それに加え
て、ホッパー側のスライド蓋に対してローラーを設けて
いるために、前記スライド蓋に摺動するフィルムの抵抗
を少なくすることが可能である。さらに、本考案のトナ
ーカートリッジを用いてトナーを補給する場合には、ト
ナーによって汚れたフィルムシールの面が、スライド蓋
の摺動によって、互いに重合した状態で移動されるの
で、前記フィルムシールに付着したトナーがトナーホッ
パーの上部、または、その周囲に露出されないようにな
り、周囲の機器、オペレータの手等がトナーによって汚
れることが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のトナー補給装置の構成を示す側面図、
第2図はトナーカートリッジの下部構造を示す正面図、
第3図はトナーホッパーの上部構造を示す平面図、第4
図はその側面図、第5図はトナー補給の際の動作を示す
説明図、第6図はトナーホッパー側のフィルムを展開し
て示す説明図、第7図は前記フィルムの接続部材の構成
を示す斜視図、第8図は上下の保持部材の接続関係を示
す説明図、第9図はカートリッジの底面図、第10図ない
し第13図はそれぞれ従来例のトナーカートリッジの構成
と、開口部の開閉の動作を示す説明図である。 図中の符号 1……トナーカートリッジ、2……容器本体、3……開
口部、5……下枠、6……先端挿入部、8……後端突起
部、10……スライド蓋、11……案内溝、13……係合凹
部、20……フィルムシール、21……フィルム接着部、22
……保持部材、22a……孔、30……フィルムシール、3
2、……保持部材、32a……突起、35……接着部材、34a
・35b……端部材、36……両面テープ、40……トナーホ
ッパー、41……上部材、42……開口、43……係止孔、45
……ガイド、46……ラッチ、47……係止ピン、50……ス
ライド蓋、51……ローラ、53……係止爪、55……ロック
部材、56……ノブ、60……ストッパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写機本体に設けたトナーホッパーの上部
    に設ける開口部に対して、その上部にトナーカートリッ
    ジを載置し、前記トナーカートリッジの下部に設ける開
    口部を、前記トナーホッパーの開口部に一致させて位置
    決めを行い、両部材の開口部に配置する摺動可能なスラ
    イド蓋の各々を連動させて開閉させる手段を構成し、ト
    ナーホッパーに対してトナーカートリッジに収容したト
    ナーを落下させて補給する装置において、 複写機本体に設けた現像装置のトナーホッパーの開口部
    に、開閉可能な蓋部材を設け、前記蓋部材は、スライド
    蓋と、前記スライド蓋の上下の面をカバーし、スライド
    蓋に沿って摺動する本体側フィルムシールとにより構成
    し、 前記トナーホッパーの開口部の上にセットされ、トナー
    の補給を行うためのトナーカートリッジの下部の開口部
    に開閉可能な蓋部材を設け、前記蓋部材をスライド蓋
    と、前記スライド蓋の上面をカバーし、スライド蓋に沿
    って摺動するカートリッジ側フィルムシールとにより構
    成し、 前記トナーカートリッジとトナーホッパーに各々配置す
    るスライド蓋は、それぞれの蓋に対応して配置するフィ
    ルムシールに設けた保持部材が相互に係止されて連動移
    動可能に組合せられ、トナーホッパー側のスライド蓋が
    移動される動作に連動して、トナーカートリッジ側のス
    ライド蓋が開閉される手段を構成し、 前記2つの連動して移動するスライド蓋とともに、トナ
    ーホッパー側とトナーカートリッジ側のフィルムシール
    を連動させて移動させるとともに、 前記トナーホッパー側のスライド蓋の端部にローラを設
    け、前記フィルムシールが蓋の端部に沿って摺動する際
    の案内部材として用いることを特徴とするトナー補給装
    置。
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