JP2810567B2 - シート用補強材 - Google Patents
シート用補強材Info
- Publication number
- JP2810567B2 JP2810567B2 JP3270151A JP27015191A JP2810567B2 JP 2810567 B2 JP2810567 B2 JP 2810567B2 JP 3270151 A JP3270151 A JP 3270151A JP 27015191 A JP27015191 A JP 27015191A JP 2810567 B2 JP2810567 B2 JP 2810567B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- tape
- lattice
- warp
- weft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Protection Of Plants (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トンネル栽培やハウ
ス栽培等に用いられるシートの補強材に関するものであ
る。
ス栽培等に用いられるシートの補強材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、トンネル栽培やハウス栽培等に
おいて、防水,防風および採光等の機能を有するシート
が用いられており、このようなシートとして、ポリエチ
レンやポリ塩化ビニル等の合成樹脂フイルムが使用され
ている。
おいて、防水,防風および採光等の機能を有するシート
が用いられており、このようなシートとして、ポリエチ
レンやポリ塩化ビニル等の合成樹脂フイルムが使用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなシートは、一般に強度が弱く破損しやすい。この
ようなシートの強度を強くするには、肉厚を厚くしなけ
ればならず、その結果、重量が大きくなり展張作業が困
難になるという問題を生じている。この発明は、このよ
うな事情に鑑みなされたもので、シートの強度を向上さ
せしかも薄肉で軽量化することのできる補強材の提供を
その目的とする。
ようなシートは、一般に強度が弱く破損しやすい。この
ようなシートの強度を強くするには、肉厚を厚くしなけ
ればならず、その結果、重量が大きくなり展張作業が困
難になるという問題を生じている。この発明は、このよ
うな事情に鑑みなされたもので、シートの強度を向上さ
せしかも薄肉で軽量化することのできる補強材の提供を
その目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するた
め、この発明のシート用補強材は、ポリエステル製の短
冊状テープが所定間隔で並列された経テープ群と、同じ
くポリエステル製の短冊状テープが所定間隔で並列され
た緯テープ群とが、互いの下面と上面を対面させた状態
で交叉され、上記経テープ群または緯テープ群の接合面
に塗布された接着剤によつて接着され一体化されて、5
mm平方〜100mm平方の空隙部を備えた格子状シートに
なつているという構成をとる。
め、この発明のシート用補強材は、ポリエステル製の短
冊状テープが所定間隔で並列された経テープ群と、同じ
くポリエステル製の短冊状テープが所定間隔で並列され
た緯テープ群とが、互いの下面と上面を対面させた状態
で交叉され、上記経テープ群または緯テープ群の接合面
に塗布された接着剤によつて接着され一体化されて、5
mm平方〜100mm平方の空隙部を備えた格子状シートに
なつているという構成をとる。
【0005】
【作用】すなわち、この発明のシート用補強材は、強度
が強く耐熱性に優れたポリエステル製の短冊状テープか
らなる経テープ群と緯テープ群とを交叉させて所定の大
きさの空隙を有する格子状に接着してなるもので、寸法
安定性,強度に優れ、しかも薄く軽量であることが特徴
である。したがつて、このシート用補強材を中間層に用
い、その両面もしくは片面に各種のプラスチツクフイル
ムや紙,アルミ箔等を積層することにより、従来にはな
い、軽量で高強度,高寸法安定性のシートを得ることが
できる。また、このシート用補強材は、短冊状の経テー
プまたは緯テープの接合面に接着剤を塗布し、両テープ
を交叉させて接着することにより簡単に得ることがで
き、しかもこの場合、交叉部以外の部分の未使用接着剤
を利用してフイルム等を格子状体の表面および裏面にラ
ミネートすることができるため好都合である。
が強く耐熱性に優れたポリエステル製の短冊状テープか
らなる経テープ群と緯テープ群とを交叉させて所定の大
きさの空隙を有する格子状に接着してなるもので、寸法
安定性,強度に優れ、しかも薄く軽量であることが特徴
である。したがつて、このシート用補強材を中間層に用
い、その両面もしくは片面に各種のプラスチツクフイル
ムや紙,アルミ箔等を積層することにより、従来にはな
い、軽量で高強度,高寸法安定性のシートを得ることが
できる。また、このシート用補強材は、短冊状の経テー
プまたは緯テープの接合面に接着剤を塗布し、両テープ
を交叉させて接着することにより簡単に得ることがで
き、しかもこの場合、交叉部以外の部分の未使用接着剤
を利用してフイルム等を格子状体の表面および裏面にラ
ミネートすることができるため好都合である。
【0006】つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
しく説明する。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の一実施例のシート用補強材
である格子状シート1を示している。すなわち、図にお
いて、2は一定間隔を保つて配設された帯状の経テープ
であり、3はその経テープ2とで格子状を形成するよう
に互いに一定間隔を保つた状態で、経テープ2の下面に
接着剤で接着された帯状の緯テープである。この経テー
プ2および緯テープ3で格子状が形成されている。これ
らのテープ2,3は、それぞれポリエステルで構成され
ており、幅が4mmで、厚みが20〜25μmに設定され
ている。
である格子状シート1を示している。すなわち、図にお
いて、2は一定間隔を保つて配設された帯状の経テープ
であり、3はその経テープ2とで格子状を形成するよう
に互いに一定間隔を保つた状態で、経テープ2の下面に
接着剤で接着された帯状の緯テープである。この経テー
プ2および緯テープ3で格子状が形成されている。これ
らのテープ2,3は、それぞれポリエステルで構成され
ており、幅が4mmで、厚みが20〜25μmに設定され
ている。
【0008】上記格子状シート1は、例えば、つぎのよ
うにして製造することができる。すなわち、まず、複数
の経テープ2および緯テープ3をそれぞれ準備し、これ
を図2に示すような装置を用いて格子状に接着する。図
2において、6は上下に配設さた2個1組の送入ローラ
であり、水平方向に一定間隔(4mm程度の隙間ができる
ような間隔)を保つた並列状態で装置の外部から連続的
に供給されてくる複数の経テープ2を、ローラ6,6間
を通して装置内に案内する。このローラ6のうちの下側
のローラ6は下部側が付着液槽7内に位置するようにな
つており、回転しながらその表面および上方のローラ6
の表面に付着液槽7内の付着液を付着させ、その付着液
を経テープ2の上下面に塗布するようになつている。上
記経テープ2は、ローラ6で付着液を上下面に付着され
たのちガイドローラ8を経由しガイドローラ8aおよび
8bの下側に送り込まれる。
うにして製造することができる。すなわち、まず、複数
の経テープ2および緯テープ3をそれぞれ準備し、これ
を図2に示すような装置を用いて格子状に接着する。図
2において、6は上下に配設さた2個1組の送入ローラ
であり、水平方向に一定間隔(4mm程度の隙間ができる
ような間隔)を保つた並列状態で装置の外部から連続的
に供給されてくる複数の経テープ2を、ローラ6,6間
を通して装置内に案内する。このローラ6のうちの下側
のローラ6は下部側が付着液槽7内に位置するようにな
つており、回転しながらその表面および上方のローラ6
の表面に付着液槽7内の付着液を付着させ、その付着液
を経テープ2の上下面に塗布するようになつている。上
記経テープ2は、ローラ6で付着液を上下面に付着され
たのちガイドローラ8を経由しガイドローラ8aおよび
8bの下側に送り込まれる。
【0009】11および12は、ガイドローラ8aおよ
び8bの上方の左右に配設された一対の回転ローラであ
り、複数の幅狭の無端ベルトからなる多条ベルト13が
相互に所定間隔を保つて架け渡されている。この一対の
回転ローラ11,12のうちの回転ローラ11は、その
下端側において、下部側が水槽10内に位置する付着ロ
ーラ9の上端面に接触しており、それ自身の外周面とこ
の付着ローラ9の外周面とで多条ベルト13を挟んだ状
態で、図示の矢印方向に回転するようになつている。そ
の回転力により、多条ベルト13は、外周面に水を付着
された状態で回転ローラ12側に移動する。14および
15はそれぞれ下側位置に到来する多条ベルト13に対
して、その搬送面と反対側の位置に位置するように配設
された左右一対のガイドローラであり、16および17
は、ガイドローラ14,15間における多条ベルト13
の上方に設けられた回転アームである。この回転アーム
16,17はそれぞれ回転軸16aおよび17aを中心
に回転するようになつており、先端に緩衝ローラ16b
および17bが設けられている。そして、この回転アー
ム16,17を図示の矢印方向に一定周期で回動させ緩
衝ローラ16bおよび17bを多条ベルト13に圧接さ
せることにより、上記多条ベルト13を一定周期で下方
に押し下げることができるようになつている。18およ
び19は、回転ローラ12とガイドローラ15の間およ
び回転ローラ11,12間における多条ベルト13に対
応する部分に設けられた櫛であり、櫛18はガイドロー
ラ15を通過した多条ベルト13を幅方向に広げ、櫛1
9は櫛18により広げられた多条ベルト13の幅を狭め
経テープ2の幅に揃えるようになつている。
び8bの上方の左右に配設された一対の回転ローラであ
り、複数の幅狭の無端ベルトからなる多条ベルト13が
相互に所定間隔を保つて架け渡されている。この一対の
回転ローラ11,12のうちの回転ローラ11は、その
下端側において、下部側が水槽10内に位置する付着ロ
ーラ9の上端面に接触しており、それ自身の外周面とこ
の付着ローラ9の外周面とで多条ベルト13を挟んだ状
態で、図示の矢印方向に回転するようになつている。そ
の回転力により、多条ベルト13は、外周面に水を付着
された状態で回転ローラ12側に移動する。14および
15はそれぞれ下側位置に到来する多条ベルト13に対
して、その搬送面と反対側の位置に位置するように配設
された左右一対のガイドローラであり、16および17
は、ガイドローラ14,15間における多条ベルト13
の上方に設けられた回転アームである。この回転アーム
16,17はそれぞれ回転軸16aおよび17aを中心
に回転するようになつており、先端に緩衝ローラ16b
および17bが設けられている。そして、この回転アー
ム16,17を図示の矢印方向に一定周期で回動させ緩
衝ローラ16bおよび17bを多条ベルト13に圧接さ
せることにより、上記多条ベルト13を一定周期で下方
に押し下げることができるようになつている。18およ
び19は、回転ローラ12とガイドローラ15の間およ
び回転ローラ11,12間における多条ベルト13に対
応する部分に設けられた櫛であり、櫛18はガイドロー
ラ15を通過した多条ベルト13を幅方向に広げ、櫛1
9は櫛18により広げられた多条ベルト13の幅を狭め
経テープ2の幅に揃えるようになつている。
【0010】20は、多条ベルト13の下方に、多条ベ
ルト13と直角方向に配設さたラチス状のコンベアであ
り、一対の回転ローラ21(図では一方の回転ローラ2
1しか見えない)の回転により、搬送部を紙面の裏面側
から表面側に向かつて走行させるようになつている。こ
のコンベア20により、送入ローラ(図示では隠れて見
えない)等のローラを介して、緯テープ3が互いに一定
間隔(4mm程度の隙間ができるような間隔)を保つた状
態で連続的に搬送されてくる。また、このコンベア20
には一定周期で回転するカツター(図示せず)が設けら
れており、コンベア20上を搬送されてくる緯テープ3
を、多条ベルト13の幅(複数の経テープ2の幅に略対
応)間隔で順次切断するようになつている。
ルト13と直角方向に配設さたラチス状のコンベアであ
り、一対の回転ローラ21(図では一方の回転ローラ2
1しか見えない)の回転により、搬送部を紙面の裏面側
から表面側に向かつて走行させるようになつている。こ
のコンベア20により、送入ローラ(図示では隠れて見
えない)等のローラを介して、緯テープ3が互いに一定
間隔(4mm程度の隙間ができるような間隔)を保つた状
態で連続的に搬送されてくる。また、このコンベア20
には一定周期で回転するカツター(図示せず)が設けら
れており、コンベア20上を搬送されてくる緯テープ3
を、多条ベルト13の幅(複数の経テープ2の幅に略対
応)間隔で順次切断するようになつている。
【0011】そして、図3に示すように、回転アーム1
6,17の回転により、多条ベルト13が押し下げられ
ると、多条ベルト13の幅に対応する長さに切断された
緯テープ3の上面に多条ベルト13の下面が接触し、予
め多条ベルト13の搬送面に付着ローラ9によつて付着
された水の付着力によつて、上記緯テープ3が多条ベル
ト13の搬送面に付着し、その状態で、回転ローラ12
側へ送られる。22(図2)は回転ローラ12の下側に
設けられたガイドローラであり、ローラ8a,8bを経
由し、相互に所定間隔を保つて移送される複数の接着剤
付き経テープ2を、それに対応する間隔で揃えられた多
条ベルト13における各無端ベルトに押圧し、無端ベル
トを横切つた状態で水によつて仮止めされている緯テー
プ3に接着される。これにより、経テープ2と緯テープ
3とが所定間隔で接着した格子状シート1が連続的に得
られる。
6,17の回転により、多条ベルト13が押し下げられ
ると、多条ベルト13の幅に対応する長さに切断された
緯テープ3の上面に多条ベルト13の下面が接触し、予
め多条ベルト13の搬送面に付着ローラ9によつて付着
された水の付着力によつて、上記緯テープ3が多条ベル
ト13の搬送面に付着し、その状態で、回転ローラ12
側へ送られる。22(図2)は回転ローラ12の下側に
設けられたガイドローラであり、ローラ8a,8bを経
由し、相互に所定間隔を保つて移送される複数の接着剤
付き経テープ2を、それに対応する間隔で揃えられた多
条ベルト13における各無端ベルトに押圧し、無端ベル
トを横切つた状態で水によつて仮止めされている緯テー
プ3に接着される。これにより、経テープ2と緯テープ
3とが所定間隔で接着した格子状シート1が連続的に得
られる。
【0012】なお、24はガイドローラ22の前方で上
下に配設された2個1組の送出ローラであり、上記格子
状シート1を順次送り出すようになつている。この際、
緯テープ3はガイドローラ15の通過時に、櫛18の作
用による多条ベルト13の幅広がりのため、幅方向にや
や引つ張られた状態になり皺のない状態で送り出され
る。このようにして、図1に示すような格子状シート1
を得ることができる。
下に配設された2個1組の送出ローラであり、上記格子
状シート1を順次送り出すようになつている。この際、
緯テープ3はガイドローラ15の通過時に、櫛18の作
用による多条ベルト13の幅広がりのため、幅方向にや
や引つ張られた状態になり皺のない状態で送り出され
る。このようにして、図1に示すような格子状シート1
を得ることができる。
【0013】このようにして得られた格子状シート1
は、高強度で、耐熱性に優れたポリエステルからなる経
テープ2および緯テープ3を格子状に形成しているた
め、これを補強材としてその両面にごく薄いプラスチツ
クフイルム等をラミネートすることにより、引き裂きや
衝撃強度に優れ伸びの少ない、高強度な極薄シートを得
ることができる。そして、格子の大きさを適宜に設定す
ることができるため、その用途に応じた強度を確保した
上で、格子枠を大きくすることができ、その両側に貼着
するラミネート材の特性を活かすことができる。したが
つて、例えば、この格子状シート1の両面に、厚みが5
0μm 〜2mmのポリ塩化ビニル製ラミネートフイルムを
貼着することにより、優れた間仕切り材,ハウス外張り
材等となるシートが得られる。また、この格子状シート
1にアルミ箔をラミネートすることにより優れた断熱シ
ートが得られる。さらに、この格子状シート1に不織布
をラミネートすることにより優れたシート状フイルター
が得られる。このように、上記格子状シート1は、各種
の農業資材,土木資材,建材,包装材等の補強材として
広く利用することができる。ちなみに、このような補強
材として用いる場合、上記格子状シート1の、経テープ
2と緯テープ3によつて形成される空隙部の大きさは、
5mm平方〜100mm平方に設定される。また、その空隙
は、かならずしも正方形である必要はなく、緯方向ある
いは経方向に長い長方形となつていても差し支えはな
い。
は、高強度で、耐熱性に優れたポリエステルからなる経
テープ2および緯テープ3を格子状に形成しているた
め、これを補強材としてその両面にごく薄いプラスチツ
クフイルム等をラミネートすることにより、引き裂きや
衝撃強度に優れ伸びの少ない、高強度な極薄シートを得
ることができる。そして、格子の大きさを適宜に設定す
ることができるため、その用途に応じた強度を確保した
上で、格子枠を大きくすることができ、その両側に貼着
するラミネート材の特性を活かすことができる。したが
つて、例えば、この格子状シート1の両面に、厚みが5
0μm 〜2mmのポリ塩化ビニル製ラミネートフイルムを
貼着することにより、優れた間仕切り材,ハウス外張り
材等となるシートが得られる。また、この格子状シート
1にアルミ箔をラミネートすることにより優れた断熱シ
ートが得られる。さらに、この格子状シート1に不織布
をラミネートすることにより優れたシート状フイルター
が得られる。このように、上記格子状シート1は、各種
の農業資材,土木資材,建材,包装材等の補強材として
広く利用することができる。ちなみに、このような補強
材として用いる場合、上記格子状シート1の、経テープ
2と緯テープ3によつて形成される空隙部の大きさは、
5mm平方〜100mm平方に設定される。また、その空隙
は、かならずしも正方形である必要はなく、緯方向ある
いは経方向に長い長方形となつていても差し支えはな
い。
【0014】なお、前記製法に引き続いてラミネート材
を格子状シート1に貼着する場合には、格子状シート1
の片方のテープの未使用接着剤を利用して貼着を行うた
め、ラミネート材貼着用の接着剤を新たに塗布すること
が不要で、シート製造工程が簡便となる。
を格子状シート1に貼着する場合には、格子状シート1
の片方のテープの未使用接着剤を利用して貼着を行うた
め、ラミネート材貼着用の接着剤を新たに塗布すること
が不要で、シート製造工程が簡便となる。
【0015】また、格子状シート1とラミネート材と
は、必ずしも接着剤を用いて接着する必要はなく、塩化
ビニル等のプラスチツクフイルムを溶融して上下一対の
シートに押し出し、これの間に上記格子状シート1を導
入して上下一対のシートで挟み一体化するカレンダーコ
ート法により接着一体化するようにしてもよい。
は、必ずしも接着剤を用いて接着する必要はなく、塩化
ビニル等のプラスチツクフイルムを溶融して上下一対の
シートに押し出し、これの間に上記格子状シート1を導
入して上下一対のシートで挟み一体化するカレンダーコ
ート法により接着一体化するようにしてもよい。
【0016】さらに、この発明のシート用補強材である
格子状シート1は、前記製法のように、並列された経テ
ープ群2と、これとは直角に並列された緯テープ群3と
を互いに交叉状態で接着させるようにしてもよいし、あ
るいは、図4に示すような織り構造に構成してもよい。
格子状シート1は、前記製法のように、並列された経テ
ープ群2と、これとは直角に並列された緯テープ群3と
を互いに交叉状態で接着させるようにしてもよいし、あ
るいは、図4に示すような織り構造に構成してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明のシート用補強
材は、強度が強く耐熱性に優れたポリエステル製短冊状
テープからなる経テープ群と緯テープ群を交叉させて所
定の大きさの空隙を有する格子状に接着したものである
ため、寸法安定性,強度に優れ、しかも薄く軽量であ
る。したがつて、この発明のシート用補強材を中間層に
用い、その両面に各種のプラスチツクフイルムや紙,ア
ルミ箔等を積層することにより、従来にはない、軽量で
高強度,高寸法安定性のシートを得ることができる。ま
た、この発明のシート用補強材は、短冊状の経テープま
たは緯テープの上下面に接着剤を塗布し、両テープを交
叉させて接着することにより簡単に得ることができ、し
かもこの場合、交叉部以外の部分の未使用接着剤を利用
してフイルムを格子状体の表面および裏面にラミネート
することができるため積層シートを製造する上で、好都
合である。
材は、強度が強く耐熱性に優れたポリエステル製短冊状
テープからなる経テープ群と緯テープ群を交叉させて所
定の大きさの空隙を有する格子状に接着したものである
ため、寸法安定性,強度に優れ、しかも薄く軽量であ
る。したがつて、この発明のシート用補強材を中間層に
用い、その両面に各種のプラスチツクフイルムや紙,ア
ルミ箔等を積層することにより、従来にはない、軽量で
高強度,高寸法安定性のシートを得ることができる。ま
た、この発明のシート用補強材は、短冊状の経テープま
たは緯テープの上下面に接着剤を塗布し、両テープを交
叉させて接着することにより簡単に得ることができ、し
かもこの場合、交叉部以外の部分の未使用接着剤を利用
してフイルムを格子状体の表面および裏面にラミネート
することができるため積層シートを製造する上で、好都
合である。
【図1】この発明の一実施例の部分的な斜視図である。
【図2】上記実施例の一製法の説明図である。
【図3】上記実施例の一製法の説明図である。
【図4】この発明の他の実施例の部分的な平面図であ
る。
る。
1 格子状シート 2 経テープ 3 緯テープ
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリエステル製の短冊状テープが所定間
隔で並列された経テープ群と、同じくポリエステル製の
短冊状テープが所定間隔で並列された緯テープ群とが、
互いの下面と上面を対面させた状態で交叉され、上記経
テープ群または緯テープ群の接合面に塗布された接着剤
によつて接着され一体化されて、5mm平方〜100mm平
方の空隙部を備えた格子状シートになつていることを特
徴とするシート用補強材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3270151A JP2810567B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | シート用補強材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3270151A JP2810567B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | シート用補強材 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25451588A Division JPH02100621A (ja) | 1988-10-08 | 1988-10-08 | シート |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9330310A Division JP2962697B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | シート用補強材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0584025A JPH0584025A (ja) | 1993-04-06 |
JP2810567B2 true JP2810567B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=17482254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3270151A Expired - Fee Related JP2810567B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | シート用補強材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2810567B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6096504B2 (ja) * | 2012-12-25 | 2017-03-15 | 古河電池株式会社 | 放圧弁付き電池 |
GB201704132D0 (en) * | 2017-03-15 | 2017-04-26 | Thomas & Fontaine Ltd | A net |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5857934A (ja) * | 1981-10-02 | 1983-04-06 | 平岡織染株式会社 | 熱縫合可能な農林土木建築用通風性シ−ト |
JP2645300B2 (ja) * | 1987-05-13 | 1997-08-25 | 住友化学工業株式会社 | 農業用不織布 |
JPH02100621A (ja) * | 1988-10-08 | 1990-04-12 | Kanebo Ltd | シート |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP3270151A patent/JP2810567B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0584025A (ja) | 1993-04-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3644165A (en) | Fiber reinforced laminated plastic film and method of making same | |
US11591790B2 (en) | Sealing tape for sealing a joint | |
CA2253004A1 (en) | Process and apparatus for fabricating honeycomb material | |
NL1013814A1 (nl) | Werkwijze en inrichting voor de vervaardiging van een laminaat voor gebruik in variabele afschermingen voor bouwkundige openingen. | |
JPH0926U (ja) | 防水シート | |
US4740256A (en) | Method of making a weather strip | |
DK2990552T3 (en) | Process for manufacturing a sealing tape roller and sealing tape roller | |
JP2810567B2 (ja) | シート用補強材 | |
US4256522A (en) | Fabrics | |
WO2012125227A1 (en) | Method and apparatus for combining elongated strips | |
JP2962697B2 (ja) | シート用補強材 | |
US3598676A (en) | Method of making a bias weave honeycomb core structure | |
JPH07209878A (ja) | 感光層積層装置 | |
US5483386A (en) | Composite framed mirror and method for making same | |
JPH0623889A (ja) | 断熱材とその製造法および金属折版屋根板 | |
JP7143987B2 (ja) | 複層型下敷きテープ | |
GB1172167A (en) | Roofing Material and Method of Forming a Roof | |
JPH04307230A (ja) | シート | |
CN211002058U (zh) | 一种覆膜机 | |
JPH0565127B2 (ja) | ||
US4123314A (en) | Apparatus and method for joining webs on the fly | |
GB1473619A (en) | Fortified composite sheet and process and apparatus for mahufacturing the same | |
JPS59126486A (ja) | 感圧性粘着テ−プ並びにその製造方法 | |
JPH0331345B2 (ja) | ||
JPS61199929A (ja) | 熱接着不織布を接着材とする貼合せ体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |