JPH04307230A - シート - Google Patents

シート

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Publication number
JPH04307230A
JPH04307230A JP10031691A JP10031691A JPH04307230A JP H04307230 A JPH04307230 A JP H04307230A JP 10031691 A JP10031691 A JP 10031691A JP 10031691 A JP10031691 A JP 10031691A JP H04307230 A JPH04307230 A JP H04307230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester
lattice
sheet
tape
tapes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10031691A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadamasa Terao
寺尾 忠正
Yoshihiro Moriyama
森山 純弘
Yasuyuki Sato
佐藤 靖幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP10031691A priority Critical patent/JPH04307230A/ja
Publication of JPH04307230A publication Critical patent/JPH04307230A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステル系シート
に係わり、更に詳しくは、送風ダクト,FRP成形用の
離型シート等の産業用シート,自動車部品等の耐熱フィ
ルム用の工業用シート,或いはトンネル栽培やハウス栽
培等に用いられる農業用シート等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、送風ダクト,離型シート,耐熱
シート或いはトンネル栽培やハウス栽培用フィルム等に
於いては、通風,離型,耐熱,防風,防水,保温,及び
採光等の機能を有するシートが用いられており、このよ
うなシートとして、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポ
リ塩化ビニル,ポリエステル等の合成樹脂フィルムが使
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様なシートは、一般に強度が弱く破損し易い。この様な
シートの強度を上げるには、シートを肉厚にしなければ
ならず、その結果、重量が大きくなり、設置(展張)作
業が困難となってしまう。
【0004】また、ポリ塩化ビニル製のシートは、廃棄
の際、焼却によって有害ガスを生じるという問題点を有
している。
【0005】本発明者らは、既存のシートの有する前記
諸欠点に鑑み鋭意研究を続けた結果、本発明を完成した
ものであって、その目的とするところは、シートの強度
の向上と同時に、その薄肉化を図り、軽量、且つ高強度
で、しかも廃棄の際、焼却によって有害ガスを生じない
シートを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、一軸高延
伸したポリエステル製の短冊状テープを格子状に接着す
るとともに、その格子状体の少なくとも一面にポリエス
テル製のフィルムをラミネートした事を特徴とするシー
ト、又は更に格子状体の少なくとも一面にポリエステル
製不織布がラミネートされている前記シートにより達成
される。
【0007】
【作用】本発明のシートは、シート用の材料の中でも比
較的強度の強いポリエステルフィルム少なくとも1枚を
、一軸高延伸した強度の強いポリエステル製の短冊状テ
ープを格子状に接着してなる補強材に貼着して構成され
ている。
【0008】従って、上記シートの少なくとも1面を形
成するポリエステル製のフィルムを極薄に形成しても高
強度を有するシートが得られる様になる。
【0009】その結果、軽量で、且つ引き裂けや延びの
少ない高強度を有するシートが得られる様になる。
【0010】又、製造に際しては、短冊状の経テープ又
は緯テープの上下面に接着剤を塗布し、両テープを交叉
させて接着する事により格子状にし、交叉部以外の部分
の未使用接着剤を利用してフィルムを格子状体の表面或
いは裏面にラミネートする事が出来る。
【0011】その結果、格子状体にフィルムをラミネー
トする際の接着剤塗布工程を省略する事が出来る様にな
り、製造工程の簡略化を図れる様になる。
【0012】更には、接着剤としてポリエステル系等の
熱可塑型のものを選定すれば、一度格子状体を製造し、
バッチアップした後、次いで次工程に於いて適宜温度で
再加熱・加圧し、フィルムと上記格子状体をラミネート
すると言う分割工程も選択出来る様になる。
【0013】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明する。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のシートを示して
いる。
【0015】即ち、同図に於いて、2は一定間隔を保っ
て配設された帯状の経テープ、3はその経テープ2とで
格子状を形成するように互いに一定間隔を保った状態で
、経テープ2の下面に接着剤で接着された帯状の緯テー
プである。この経テープ2及び緯テープ3で格子状の補
強材21が形成されている。これらのテープ2,3は、
それぞれ一軸高延伸したポリエステルで構成されており
、幅が3.5mmで、厚さが25μmに設定されている
【0016】そして、この格子状に形成された経テープ
2及び緯テープ3の表面に厚さ25μmのポリエステル
製二軸延伸フィルム4がコロナ処理面を補強材21側に
、更に、裏面に秤量40g/m2 のポリエステル製ス
パンボンド不織布5が貼着されている。(以下、4,5
をラミネート用フィルム4,5と称する。)
【0017
】上記の様なシート1は、例えば、次の様にして製造さ
れる。
【0018】即ち、先ず、複数の経テープ2及び緯テー
プ3をそれぞれ準備し、これを図2に示す様な装置を用
いて格子状に接着する。
【0019】図2に於いて、6は上下に配設された2個
1組の送入ローラであり、水平方向に一定間隔(5mm
程度の隙間ができる様な間隔)を保った並列状態で装置
の外部から連続的に供給されてくる複数の経テープ2を
、ローラ6,6間を通して装置内に案内する。
【0020】このローラ6のうちの下側のローラ6は下
部側が付着液槽7内に位置する様になっており、回転し
ながらその表面及び上方のローラ6の表面に付着液槽7
内の付着液を付着させ、その付着液を経テープ2の上下
面に塗布する様になっている。
【0021】上記経テープ2は、ローラ6で付着液を上
下面に付着された後、ガイドローラ8を経由しガイドロ
ーラ8a及び8bの下側に送り込まれる。
【0022】11及び12は、ガイドローラ8a及び8
bの上方の左右に配設された一対の回転ローラであり、
複数の幅狭の無端ベルトからなる多条ベルト13が相互
に所定間隔を保って懸け渡されている。
【0023】この一対の回転ローラ11,12のうちの
回転ローラ11は、その下端側に於いて、下部側が水槽
10内に位置する付着ローラ9の上端面に接触しており
、それ自身の外周面とこの付着ローラ9の外周面とで多
条ベルト13を挟んだ状態で、図示の矢印方向に回転す
る様になっている。
【0024】その回転力により、多条ベルト13は、外
周面に水を付着された状態で回転ローラ12側に移動す
る。
【0025】14及び15はそれぞれ下部位置に到来す
る多条ベルト13に対して、その搬送面と反対側の位置
に位置する様に配設された左右一対のガイドローラであ
り、16及び17は、ガイドローラ14,15間に於け
る多条ベルト13の上方に設けられた回転アームである
【0026】この回転アーム16,17はそれぞれ回転
軸16a及び17aを中心に回転する様になっており、
先端に緩衝ローラ16b及び17bが設けられている。 そしてこの回転アーム16,17を図示の矢印方向に一
定周期で回転させ緩衝ローラ16b及び17bを多条ベ
ルト13に圧接させる事により、上記多条ベルト13を
一定周期で下方に押し下げる事ができる様になっている
【0027】18は多条ベルト13の下方に、多条ベル
トと直角方向に配設されたラチス状のコンベアであり、
一対の回転ローラ19(図では一方の回転ローラ19し
か見えない)の回転により、搬送部を紙面の裏面側から
表面側に向かって走行させる様になっている。
【0028】このラチスコンベア18により、送入ロー
ラ(図では隠れて見えない)等のローラを介して、緯テ
ープ3が互いに一定間隔(5mm程度の隙間ができる様
な間隔)を保った状態で連続的に搬送されて来る。
【0029】又、このラチスコンベア20には一定周期
で回転するカッター(図示せず)が設けられており、ラ
チスコンベア18上を搬送されてくる緯テープ3を、多
条ベルト13の幅(複数の経テープ2の幅に略対応)間
隔で順次切断する様になっている。
【0030】そして、図3に示す様に、回転アーム16
,17の回転により、多条ベルト13が押し下げられる
と、多条ベルト13の幅に対応する長さに切断された緯
テープ3の上面に多条ベルト13の下面が接触し、予め
多条ベルト13の搬送面に付着ローラ9によって付着さ
れた水の付着力によって、上記緯テープ3が多条ベルト
13の搬送面に付着し、その状態で、回転ローラ12側
へ送られる。
【0031】20(図2)は回転ローラ12の下部に設
けられたガイドローラであり、ローラ8a,8bを経由
し、相互に所定間隔を保って移送される複数の接着剤付
き経テープ2を、一定間隔で揃えられた多条ベルト13
に於ける各無端ベルトに押圧し、無端ベルトを横切った
状態で水によって仮止めされている緯テープ3に接着さ
れる。
【0032】これにより、経テープ2と緯テープ3とが
所定間隔で接着した格子状の補強材21が連続的に得ら
れる。
【0033】尚、22はガイドローラ20の前方で上下
に配設された2個1組の送出ローラであり、上記補強材
21をそのローラ22,22間を通し次工程に送り出す
様になっている。
【0034】次に、次工程に於いて、補強材21の表面
及び裏面に、ラミネート用ポリエステルフィルム4,或
いはポリエステル不織布5を重ねて貼着する。
【0035】この際、ラミネート用フィルム4,5等の
貼着には、経テープ2の上下面に付着された接着剤のう
ち緯テープ3との接着に利用されない交叉部以外の接着
剤が用いられる。この接着は全体を100〜200℃に
加熱した状態で加圧接着が行われる。
【0036】この様に、経テープ2に付着された接着剤
を利用して接着を行う為、特に、ラミネート用フィルム
4,5等を補強材21に接着する為の接着剤塗布工程を
特別に設ける必要がない。
【0037】上述の如く、シート1は、高強度を有する
ポリエステルからなる経テープ2及び緯テープ3を格子
状に接着した補強材21と、2枚のラミネート用フィル
ム4,5とから形成される為、ラミネート用フィルム4
,5等を極薄に形成しても引き裂きや延び等の少ない高
強度を有するものである為、シート全体の軽量化も可能
になる。
【0038】又、ラミネートフィルムの補強材21への
貼着は、補強材21の未使用接着剤を利用して行う為、
特にラミネートフィルムの貼着の為の接着剤塗布工程を
設ける必要が無くなる。
【0039】更に接着剤としてポリエステル系等の熱可
塑型のものを選定すれば、一度格子状体を製造し、バッ
チアップした後、次いで次工程に於いて適宜温度で再加
熱し、フィルムと上記格子状体をラミネートすると言う
工程も選択出来る様になる。
【0040】尚、本発明によるシートは産業用,工業用
或いは農業用に限定するものでは無く、他の分野にも利
用出来るものである。
【0041】
【発明の効果】本発明のシートは、表面又は裏面を形成
するフィルムを、極薄に形成しても高強度が得られる為
、軽量で、且つ引き裂けや延びの少ない高強度を有する
シートを製造することが可能である。
【0042】又、素材が格子状の補強材を含めフィルム
,不織布に至るまで全てポリエステル製である為、高温
の蒸気等に対する耐熱性も高く、省資源が社会的問題に
なって来ている現在、単一素材使用の為にリサイクル化
を図り易く、又、廃棄の際に焼却処理してもポリ塩化ビ
ニルシートの様に有害燃焼ガスが出ない。
【0043】更に、ポリエステルフィルム面を利用して
有効な離型効果を発揮させる事が出来る等、その利用価
値は大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の切り欠き斜視図である。
【図2】補強材である格子状体の製造工程を表す説明図
である。
【図3】補強材である格子状体の製造工程の一部分を表
す説明図である。
【符号の説明】
1    シート 2    経テープ 3    緯テープ 4    ポリエステル製フィルム 5    ポリエステル製不織布 6    送入ローラ 7    付着液槽 8    ガイドローラ 9    付着ローラ 10    水槽 11    回転ローラ 12    回転ローラ 13    多条ベルト 14    ガイドローラ 15    ガイドローラ 16    回転アーム 16a  回転軸 16b  緩衝ローラ 17    回転アーム 17a  回転軸 17b  緩衝ローラ 18    ラチスコンベア 19    回転ローラ 20    ガイドローラ 21    格子状補強材 22    送出ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一軸高延伸したポリエステル製の短冊
    状テープを格子状に接着するとともに、その格子状体の
    少なくとも一面にポリエステル製のフィルムをラミネー
    トした事を特徴とするシート。
  2. 【請求項2】  格子状体が、経テープと緯テープを下
    面と上面を対面させた状態で交叉させ、上記経テープ又
    は緯テープの上下面に塗布された接着剤で接着して形成
    され、その格子状体の交叉部以外の部分のテープの未使
    用接着剤を利用し、ポリエステル製フィルムが格子状体
    の少なくとも一面にラミネートされている請求項1記載
    のシート。
  3. 【請求項3】  格子状体の少なくとも一面にポリエス
    テル製不織布がラミネートされている請求項1乃至2記
    載のシート。
  4. 【請求項4】  接着剤にポリエステル系接着剤を用い
    、素材が全てポリエステル系である請求項1乃至3記載
    のシート。
JP10031691A 1991-04-04 1991-04-04 シート Pending JPH04307230A (ja)

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JP10031691A JPH04307230A (ja) 1991-04-04 1991-04-04 シート

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JP10031691A JPH04307230A (ja) 1991-04-04 1991-04-04 シート

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