JP2810322B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2810322B2
JP2810322B2 JP6120742A JP12074294A JP2810322B2 JP 2810322 B2 JP2810322 B2 JP 2810322B2 JP 6120742 A JP6120742 A JP 6120742A JP 12074294 A JP12074294 A JP 12074294A JP 2810322 B2 JP2810322 B2 JP 2810322B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板に複数の分
離した素子部を形成し、半導体基板を薄層化した後、素
子部分に分割してそれぞれの半導体装置に組み立てる製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガンダイオードの素子構造として
は、素子部の熱抵抗を低減でき、量産性に優れる構造で
あるIHS(Integral Heat Sink)もしくはPHS(Plate
d HeatSink)といわれる構造が多く用いられている。
【0003】従来法であるIHS構造の作製工程(N.Ap
sleyら、"INDIUM PHOSPHIDE MILLIMETRE WAVE TRANSFER
RED ELECTRON OSCILLATORS",Inst. Phys. Conf. Ser.
No.56,p.483(1981))を図11を用いて以下に説明す
る。InPからなる基板91の表主面上に活性層とそれ
をはさむ高濃度不純物層を含む厚さ数μm程度のInP
からなるエピタキシャル層92を成長する。図11
(a)に示すように、このエピタキシャル層92の全表
面にGe−Au−Niの第1のオーミック電極93を形
成した後、オーミック電極93とエピタキシャル層92
をエッチングすることでグリッド94を設ける。その
後、図11(b)に示すように、第1のオーミック電極
93およびグリッド94上に厚いめっき層95を設け
る。このめっき層95は60μm程度の厚さのAg
(銀)であり、最上層にはボンディング性向上のために
薄いNi−Ag層95’が設けられている。
【0004】次に、図11(c)に示すように、めっき
層95側を保持し、グリッド94が露出するまで基板9
1の裏面を研磨する。そして、図11(d)に示すよう
に、この研磨した面に第2のオーミック電極96を全面
に形成し、グリッド94間の中央の所定部分に10μm
程度の厚さのめっきAu層97を形成する。このめっき
Au層97のない第2のオーミック電極96の部分を化
学エッチングにより除き、露呈したInP部分を光エッ
チングする。以上の工程により図11(e)に示すよう
に、厚いめっき層95上に垂直な側面を持ったメサ形状
98が得られる。その後、厚いめっき層95をダイシン
グすることで図11(f)に示すように個々の素子部9
9が得られ、この各素子部99をパッケージングしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】IHSもしくはPHS
の構造では、厚いめっき層の厚さが、素子部の大きさや
厚さと同程度である。このため、上記の従来法では、厚
いめっき層の切断の工程およびそれ以降の工程の生産性
が低く、歩留も悪いため、量産が困難であった。特に、
メサ形状の素子部を、その幅と同じ程度の間隔で配置す
るような高い密度で形成した場合、この切断はさらに困
難となる。
【0006】本発明は、上記欠点を解決したもので、本
発明の目的は、半導体部分の均一な厚さへの薄層化が容
易であり、金属層を切断することなく素子部を容易に分
離しうるもので、半導体装置の量産化に適した素子部の
製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
の製造方法は、半導体からなる基板の一主面上に複数の
素子を構成する動作層を形成し、前記素子間を分離する
領域の前記動作層に凹部を形成し、該凹部に保持層を形
成し、前記素子に対応し独立した第1電極を前記動作層
上に形成し、前記基板の他の主面を前記凹部の底部が露
出するまで取り去り、前記凹部近傍の前記動作層をエッ
チング除去することで複数の素子領域を分離するもので
ある。または、半導体からなる基板の一主面上に素子領
域を分割するための凹部を形成し、該凹部を覆いかつ該
凹部近傍の前記一主面上の大部分を露出する保持層を形
成し、前記基板の他の主面を前記凹部の底面が露出する
まで削り、前記一主面を支持体に固定し、前記基板の凹
部近傍をエッチング除去することで複数の素子領域を分
離するものである。
【0008】なお、前記凹部がマスクを用いたエッチン
グにより形成され、該マスクを用いて前記保持層が形成
されること、特に、前記保持層が電解めっき法により形
成された金属層からなることが望ましい。さらに、前記
動作層が一対の電極コンタクト層とその間の活性層を含
み、前記保持層が電極コンタクト層間を短絡しており、
特に、前記第1電極の少なくとも一部分が電解めっき法
により形成され、加えて、前記第1電極が放熱手段の一
部分として用いられることが望ましい。
【0009】また、前記凹部の底部が露出した前記基板
の他の主面側に第2電極を形成し、特に、前記第2電極
をマスクとして前記凹部近傍の前記動作層をエッチング
除去し、加えて、前記第2電極の少なくとも一部分を電
解めっき法により形成することが望ましい。前記素子が
マイクロ波帯以上の周波数で用いられるデバイス、特に
は、ガンダイオードなどのマイクロ波またはミリ波用ダ
イオードであること、また、その動作層がIII-V族化合
物半導体、特には、InPを主成分とすることが望まし
い。
【0010】
【発明の作用及び効果】本発明によれば、素子領域を分
割する凹部に保持層を設けているので、基板を薄層化し
て支持体に固定するまでは保持層により各素子領域間が
連結され取扱いが容易であり、基板をエッチングするこ
とにより支持体に整列された状態で各素子領域を分割す
ることができる。加えて、凹部の底部が露出するまで基
板を削ることにより、基板の薄層化を均一に行うことが
できる。
【0011】したがって、薄層化された各素子を手作業
で分離する必要がなく、簡単に、かつ全体を同時に整列
させることができるため、ガンダイオードなどの微細な
素子部を有する半導体装置の量産工程に最適である。特
に、素子を高い密度で形成した場合に歩留まりが著しく
向上する。
【0012】さらに、前記保持層が電解めっき法により
形成された場合、その機械的強度が優れ、基板に対する
付着力が強く、かつ、比較的厚い金属層を容易に形成で
きるので素子間の結合を強固なものとできる点で望まし
い。前記保持層が電極コンタクト層間を短絡することに
より、前記活性層内を電気めっきのための電流が流れる
ことがないため、前記活性層を電気的・熱的に破損する
ことがない。加えて、前記保持層を形成した後、前記基
板の一主面上の第1電極の一部分を構成する金属層を電
解めっきにより形成すること、特に金属層が放熱手段の
一部分として用いられることにより、熱伝導率に優れた
比較的厚い金属層を放熱媒体として用いることができる
ので半導体素子の熱環境を改善できる。
【0013】前記凹部がマスクを用いたエッチングによ
り形成され、該マスクを用いて前記保持層が形成される
ことにより、凹部と保持層の形成時の位置合わせが必要
なく、簡便な工程で高密度に素子を作製できる。また、
前記基板の凹部近傍をエッチング除去するためのマスク
として前記基板の他の主面側に設けられた金属電極を用
いることにより、電極のある領域にのみ素子部分を自己
整合的に形成できる。
【0014】さらに、本発明は、熱伝導度の低いIII-V
族化合物半導体からなる半導体層を用いた場合、また、
高性能化のために微細な素子形状が必要とされるマイク
ロ波帯、ミリ波帯で用いられるデバイス、特には、マイ
クロ波またはミリ波用ダイオードの作製に適する。さら
に、発熱量の大きい高出力マイクロ波用ガンダイオード
への応用に適するものである。
【0015】
【実施例1】本発明の一実施例であるガンダイオードの
製造工程をその断面図である図1〜図7を用いて説明す
る。図1に示すように、n型低抵抗InP(りん化イン
ジウム)からなる基板1(15mm角、厚さ:0.4m
m)の表主面上に厚さ10μm以下の動作層2をMOC
VD法によりエピタキシャル成長する。この動作層2
は、n型InPからなり動作部分となる活性層21と、
それをはさみ電極コンタクト層となるn+型InPから
なる高濃度不純物層22とから構成される。活性層21
の厚さは、ガンダイオードの動作周波数(発振周波数)
により決められ、70GHz帯で動作する場合には1μ
m程度であり、そのキャリア濃度は通常0.5〜2×1
16/cm3程度が用いられる。また、発振変換効率の向上
のため、活性層21内のキャリア濃度は厚さ方向に濃度
勾配を有する。また、電極とのオーミックコンタクトを
良好にするために設けられている高濃度不純物層22
(電極コンタクト層)は、2〜5×1016/cm3以上のキ
ャリア濃度であり、厚さは1μm程度である。
【0016】図2に示すように、動作層2上に第1電極
である放熱側電極3の一部分となる第1のオーミック電
極31を形成する。この工程は、まず、動作層上2に第
1のオーミック電極31の形状に対応した開口(直径2
20μmの円形)を有する第1のフォトレジストマスク
(図示せず)を形成し、その全面にオーミック金属を蒸
着する。オーミック金属としては、AuGe/Ti/P
t(厚さ:100nm/20nm/150nm)を順次
真空蒸着した多層金属層を用いる。その後、第1のフォ
トレジストマスクを溶解除去することで目的形状のオー
ミック金属を得る。そして、このオーミック金属を熱処
理(350℃、20秒間)することで第1のオーミック
電極31とする。
【0017】次に、図3に示すように、素子間を分離す
る領域に凹部4(グリット部)と、その凹部内に保持層
5を設ける。第1のオーミック電極31に対応した各素
子部分の間の領域を格子状に開口した第2のフォトレジ
ストマスク41を設け、その開口部分42をウエットエ
ッチングして凹部4を設ける。この開口部分42は、3
00μm間隔の格子状でその幅は20μmである。ウエ
ットエッチングは、Br−HBr−水系の等方性エッチ
ング剤を用いて行い、深さ約10μm、幅約20μmの
溝として凹部4が形成される。凹部4の深さは、動作層
2の厚さよりも少し厚い程度とする。
【0018】さらに、絶縁性の第2のフォトレジストマ
スク41を設けたまま、電解めっきを行い、凹部4内に
厚さ約3.5μmの電解めっきAu(金)よりなる保持
層5を設ける。電解めっきのための電流は低抵抗の基板
1を介して流れ、基板1が露出した凹部4の底部分から
電解めっきが開始される。電気めっきが進むと、この保
持層5は、低抵抗の基板1と動作層2の第1オーミック
電極31側の高濃度不純物層22とを電気的に接続す
る。電気めっきを完了後、第2のフォトレジストマスク
41を除去する。
【0019】その後、図4に示すように、第1のオーミ
ック電極31上にめっきAu層32を形成して放熱側電
極3を完成する。既に作製されている第1のオーミック
電極31と同一部分を開口している絶縁性の第3のフォ
トレジストマスク34を設けて、電解めっきによりオー
ミック電極31上に厚さ約3.5μmのめっきAu層3
2を形成する。この電解めっきのための電流は、低抵抗
の基板1または保持層5を介して第1のオーミック電極
31の形成されている高濃度不純物層22へと供給され
る。これにより、動作層2内を電流が流れることなく、
動作層2を電気的、熱的に破壊することはない。なお、
凹部4および保持層5を形成した後に第1のオーミック
電極31、めっきAu層32を形成することもできる
が、凹部4を形成するフォトレジストマスクを比較的厚
いめっきAu層32の上に形成すると平坦性が悪くなる
ため、高い精度で凹部4を形成できないという欠点があ
る。
【0020】次に、図5に示すように、基板1の表主面
側、すなわち、放熱側電極3側を裏面加工用の支持体6
(研磨プレート)に接着用ワックス61により固定した
後、基板1の裏主面側から凹部4底部の保持層5が露出
するまでアルミナ研粒を用いて研磨する。めっきAu層
はInPに比べて研磨速度が遅いため、保持層5の位置
により、基板1および動作層2の厚みを均一にすること
ができる。その後、研磨加工層を除去するため、基板1
の裏主面全面をBr−HBr−水系の等方性エッチング
剤を用いて薄く(0.1μm程度)ウエットエッチング
する。
【0021】その後、支持体6を外して、取扱いの容易
な支持基板7(ガラス基板)に、基板1の表主面側(放
熱電極3側)を接着用ワックス71により図6に示すよ
うに固定し、基板1の裏主面側に上部電極8(第2電
極)を形成する。まず、放熱側電極3のほぼ中央に対応
する領域に開口(直径50μmの円形)を有する第4の
フォトレジストマスク(図示せず)を形成し、全面にオ
ーミック金属を蒸着する。オーミック金属としては、A
uGe/Ti/Pt(厚さ:100nm/20nm/1
50nm)の多層金属層を用いる。その後、このフォト
レジストマスクを溶解除去することで目的形状のオーミ
ック金属を得る。そして、接着用ワックス71が高温の
熱処理に耐えられないため、支持基板7から剥がして、
オーミック金属を熱処理(350℃、20秒間)するこ
とで第2のオーミック電極81を形成する。次に、再
度、基板1の表主面側を接着用ワックス71により支持
基板7に固定して、第4のフォトレジストマスクと同一
の絶縁性の第5のフォトレジストマスク84を再び形成
する。第2のオーミック電極81上に電解めっきにより
厚さ約1.5μmのめっきAu層82を形成する。
【0022】第5のフォトレジストマスク84を取り除
いた後、基板1の表主面側を支持基板7に固定した状態
で、上部電極8が形成されていない基板1および動作層
2の領域を、図7に示すように、光エッチングにより除
去する。この光エッチングは、基板1などの全体を塩化
第2鉄(FeCl3)水溶液に浸漬し、高圧水銀ランプ
からの近紫外線光(波長400nm程度)を上部電極8
上から照射して、光の照射されている部分を選択的にエ
ッチングする。これにより、上部電極8の領域以外の基
板1および動作層2部分はほとんど除去されて、凹部4
に設けられた保持層5は分離され、各素子部9は各独立
した放熱側電極3を介して、整列された状態で支持基板
7上に分離される。そして、接着用ワックス71を溶剤
で取り去ることで、他の支持板7からガンダイオードの
各素子部9を外し、工程を完了する。必要に応じ、放熱
側電極3をパッケージのヒートシンクに圧着して組み立
てる。
【0023】
【実施例2】本発明の他の実施例であるガンダイオード
の製造工程を図8を用いて説明する。図8(a)に示す
ように、InPからなる基板1の表主面上に活性層とそ
れをはさむ高濃度不純物層とからなる厚さ10μm程度
の動作層2をMOCVD法によりエピタキシャル成長す
る。各素子部分の境界領域を20μmの幅で開口した第
1のマスク(図示せず)を設け、開口部分をウエットエ
ッチングすることで格子状の深さ約10μmのV字型の
溝である凹部4(グリッド部)を150μm間隔で設け
る。さらに、この凹部4上に厚さ約30μmの電解めっ
きAu層よりなる保持層5を設ける。
【0024】第1のマスクを除去後、動作層2上の素子
部に対応した領域に直径120μmの円形の開口を有す
る第2のマスクを設け、図8(b)に示すように、開口
部に、AuGe/Ti/Pt/電解めっきAuを順次積
層して下部電極3(放熱側電極、第1電極)となる金属
層を形成する。めっきAu層は約30μmの厚さであ
る。図9にその平面図を示すように保持層5と下部電極
3は連続しておらず、それぞれ独立している。
【0025】次に、図8(c)に示すように、下部電極
3側を石英ガラス平板からなる支持体7に接着用ワック
ス71により固定した後、基板1の裏主面側から凹部4
底部の保持層5が露出するまでアルミナ研粒を用いて研
磨することで、ほぼ動作層2の厚みとする。そして、A
uGe/Ti/Pt/電解めっきAuを順次積層した多
層金属層からなり、目的とする素子形状に対応した直径
50μmの円形の上部電極8(第2電極)を研磨された
裏主面上に形成する。上部電極8が形成されていない動
作層2部分をRIE(反応性イオンエッチング)による
異方性エッチングにより除去する。これにより図8
(d)に示すように、上部電極8領域以外の動作層2部
分は全て除去されて、凹部4に設けられた保持層5は動
作層2から分離され、各素子部9は各独立した金属層3
を介して、整列された状態で支持体6上に分離される。
そして、支持体6から各素子部9をそれぞれピックアッ
プし、通常のピル型パッケージに装着する。
【0026】なお、図9に示すように保持層5と下部電
極3は独立しているが、図10に示すように部分的に連
続していてもよい。このように連続している場合、分離
された各素子部9を一括して支持基板7から外すことが
でき、パッケージへのピックアップ時には保持層5と下
部電極3の結合が比較的弱いため、ピックアップ用の治
具により容易に分離することができる。しかし、下部電
極3の熱処理などのためにガラス平板などの支持基板7
からはずした場合、全体がゆがんでしまうため、図9に
示すように保持層5と支持基板7は独立している方がよ
い。
【0027】また、本発明は、ガンダイオード以外にイ
ンパットダイオードなどの微細なメサ形状が必要とされ
るマイクロ波ダイオードの作製に特に適しているが、シ
ョットキーゲート型電界効果トランジスタなどの放熱の
ために半導体基板を薄くし、その上に多数の素子部を形
成する製造工程を有する半導体装置の製造にも有用に適
応しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】、
【図2】、
【図3】、
【図4】、
【図5】、
【図6】、
【図7】本発明の一実施例であるガンダイオードの製造
工程を説明するための断面図である。
【図8】本発明の他の実施例であるガンダイオードの製
造工程を説明するための断面図である。
【図9】、
【図10】本発明の他の実施例であるガンダイオードの
製造工程における保持層5と下部電極3の配置を説明す
るための平面図である。
【図11】従来技術であるIHS構造ガンダイオードの
製造工程を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 動作層 21 活性層 22 高濃度不純物層 3 放熱側電極、下部電極(第1電極) 31 第1のオーミック電極 32 めっきAu層 4 凹部(グリッド部) 41 第2のフォトレジストマスク 42 開口部分 5 保持層 6 支持体(研磨プレート) 61 接着用ワックス 7 支持基板(ガラス基板) 8 上部電極(第2電極) 81 第2のオーミック電極 82 めっきAu層 84 第5のフォトレジストマスク 9 素子部

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体からなる基板の一主面上に複数の
    素子の動作層となるエピタキシャル成長層を堆積する工
    程と、 前記複数の素子の間を分離する領域となる位置におい
    て、前記エピタキシャル成長層を貫通して前記基板の表
    面の一部に達する凹部を形成する工程と、 該凹部に金属層からなる保持層を形成する工程と、 前記複数の素子に対応した独立した複数の第1電極を前
    記動作層上に形成する工程と、 前記保持層の底部が露出するまで前記基板の他の主面側
    から前記基板を研磨し、前記基板を実質的に除去する工
    程と、 該除去する工程の後に、前記保持層近傍の前記エピタキ
    シャル成長層の一部をエッチング除去し、前記保持層と
    前記動作層とを分離することで複数の素子を自動的に形
    成する工程とを少なくとも含むことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体からなる基板の一主面上に複数の
    素子の動作層となるエピタキシャル成長層を堆積する工
    程と、 前記複数の素子の間を分離する領域となる位置におい
    て、前記エピタキシャル成長層を貫通して前記基板の表
    面の一部に達する凹部を形成する工程と、 該凹部上部のみに選択的に、該凹部の深さよりも厚い金
    属層からなる保持層を形成する工程と、 前記保持層の底部が露出するまで前記基板の他の主面側
    から前記基板を研磨し、前記基板を実質的に除去する工
    程と、 該除去する工程の後に、前記エピタキシャル成長層の最
    上層側を支持体に固定する工程と、 該固定する工程の後に、前記保持層近傍の前記エピタキ
    シャル成長層の一部を前記エピタキシャル成長層の最下
    層側からエッチング除去し、前記保持層と前記動作層と
    を分離することで複数の素子を自動的に形成する工程と
    を少なくとも含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記基板を実質的に除去する工程と前記
    複数の素子を自動的に形成する工程との間に、前記保持
    層の底部の位置を基準として前記基板の他の主面側に第
    2電極を形成する工程をさらに有することを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記基板を実質的に除去する工程と前記
    複数の素子を自動的に形成する工程との間に、前記保持
    層の底部の位置を基準として前記基板の他の主面側に第
    2電極を形成する工程をさらに有することを特徴とする
    請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記複数の素子を自動的に形成する工程
    において前記保持層と前記第2電極をマスクとして前記
    エピタキシャル成長層をエッチング除去することを特徴
    とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記複数の素子を自動的に形成する工程
    において前記保持層と前記第2電極をマスクとして前記
    エピタキシャル成長層をエッチング除去することを特徴
    とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記エッチング除去は前記保持層と前記
    第2電極をマスクとした光エッチングであり、光の照射
    されている前記エピタキシャル成長層のみを選択的にエ
    ッチング除去することを特徴とする請求項5記載の半導
    体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記保持層が電解めっき法により形成さ
    れた金属層からなることを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記凹部がマスクを用いたエッチングに
    より形成され、引き続き該エッチングに使用したマスク
    と同一のマスクを用いて前記保持層を選択的に形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記動作層が一対の電極コンタクト層
    となる高濃度不純物層とその間に挿入された該電極コン
    タクト層よりは低不純物濃度の活性層を含み、前記保持
    層が該一対の電極コンタクト層間を電気的に短絡するこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1電極の少なくとも一部分を電
    解めっき法により形成することを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1電極の一部分となるオーミッ
    ク電極層を前記動作層上に形成する工程を前記エピタキ
    シャル成長層を堆積する工程と前記凹部を形成する工程
    との間に有したことを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記保持層の上部をマスクで被覆後、
    前記オーミック電極層を下地として、その上部に前記第
    1電極の他の一部分を電解めっき法により形成すること
    を特徴とする請求項12記載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第1電極が放熱手段の一部分とし
    て用いられることを特徴とする請求項11記載の半導体
    装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記第2電極の少なくとも一部分を電
    解めっき法により形成することを特徴とする請求項3記
    載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記電解めっき法は、露出した前記保
    持層の底部近傍をマスクしてから行う選択メッキ法であ
    ることを特徴とする請求項15記載の半導体装置の製造
    方法。
  17. 【請求項17】 前記複数の素子を自動的に形成する工
    程におけるエッチング除去は、前記エピタキシャル成長
    層の最上層側を支持体に固定した状態で、前記エピタキ
    シャル成長層の最下層側から前記エピタキシャル成長層
    をエッチング除去することを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記保持層の厚みは前記凹部の深さの
    2倍以上であることを特徴とする請求項2記載の半導体
    装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第1電極と前記保持層とが容易に
    分離可能な程度に弱く互いに結合していることを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記素子がマイクロ波帯以上の周波数
    で用いられるデバイスであることを特徴とする請求項1
    記載の半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記素子がマイクロ波またはミリ波用
    ダイオードであることを特徴とする請求項20記載の半
    導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記素子がガンダイオードであること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記動作層がIII−V族化合物半導体で
    あることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造
    方法。
  24. 【請求項24】 前記動作層がInPを主成分とするII
    I−V族化合物半導体であることを特徴とする請求項23
    記載の半導体装置の製造方法。
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