JP2810311B2 - 空気中の粒子状放射性物質の濃度測定方法及びその装置 - Google Patents
空気中の粒子状放射性物質の濃度測定方法及びその装置Info
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Description
物質取扱施設の空気中に浮遊する粒子状放射性物質の濃
度を測定する方法及びその装置に関するものである。
は、空気中の粒子状放射性物質濃度の異常を早期に発見
し、施設従事者の放射線被ばくを防止するために空気汚
染のモニタリングを実施している。このモニタリングに
はいくつかの方法があるが、リアルタイム方式のものと
しては空気中に浮遊する粒子状放射性物質をろ紙上に捕
集し、その放射能を計測するダストモニタが一般的に用
いられている。従来のダストモニタのうち、例えば固定
ろ紙式ダストモニタの場合には、吸引ポンプによってモ
ニタリングすべき空気を集塵器に吸引して集塵器に保持
されたろ紙上に空気中の粒子状放射性物質を捕集する。
次いで捕集された粒子状放射性物質から放出される放射
線を放射線検出器で検出し、この検出値から単位時間当
りの計数率を計数率計により計測表示し、同時に記録計
にて記録する。計数率計には調整可能な警報出力機能を
有し、所望の計数率で警報を発するようになっている。
従って、このモニタでは吸引した空気中に浮遊する粒子
状放射性物質の殆ど全量を捕集し計測することになる。
能であるラドン娘核種の粒子が常に存在する。この自然
放射能の放射線による被ばくは不可避なことであるた
め、通常の放射線管理の上では対象外であり、原子力施
設等の放射線取扱施設での放射線管理は取り扱っている
放射性物質について実施すべきものである。このため
に、空気中の粒子状放射性物質濃度の測定は、本来の放
射線管理の目的である核種の濃度を求めるべきものであ
る。上記従来のダストモニタでは、自然放射能であるラ
ドン娘核種の粒子をも含めて捕集し、捕集した粒子から
放出する放射線を計測していた(例えば、実開昭58−
151864、実開昭62−57195、実公平5−1
8711)。
タはモニタリングを要する核種の濃度がラドン娘核種の
濃度に比較して十分に高い場合には測定の目的を達成す
ることができるけれども、モニタリングを要する核種の
濃度がラドン娘核種の濃度に比較して同程度か或いは低
い場合には、そのままでは測定の目的を達成することが
できない問題があった。後者の場合の問題を解決し、測
定の目的を達成する手段としてこれまで幾つかの方法が
知られている。目的とする核種の半減期が比較的長い場
合には、空気集塵後のろ紙を保存し、時間経過ととも
にラドン娘核種の放射能が減衰した後に放射線計測を実
施し、目的とする核種の濃度を定量する方法が採られて
いる。しかしこの方法には空気集塵中にリアルタイムで
目的とする核種の濃度を知ることができない欠点があっ
た。
する核種の濃度を知る方法として、例えば目的とする
核種とラドン娘核種の各放射線エネルギの違いを利用し
て弁別する方法や、ラドン娘核種の放出するα線とβ
線の数の比率がほぼ一定であることを利用して目的とす
る核種が放出する放射線の増加分を演算により定量する
方法等が知られている。しかし上記及びの方法は、
いずれも計測が複雑でしかも計測値のデータ処理が不可
欠であり、また目的とする核種の検出能力が十分でない
場合があった。
る空気中の粒子状物質の粒子径(以下、単に「核種の粒
子径」という)が自然放射能の核種の粒子径と異なるこ
とが既知であるときに、比較的簡単な計測で、目的とす
る核種の濃度を高い検出能力で測定する空気中の粒子状
放射性物質の濃度測定方法及びその装置を提供すること
にある。
ように自然放射能のラドン娘核種の空気力学的放射能中
央径(AMAD, Activity Median Aerodynamic Diamet
er)が約0.4〜0.6μmであって、ウラン燃料加工
施設におけるウラン核種のAMADが約3〜6μmであ
ることを知見し、空気力学的粒子径が異なる核種同士で
あれば、予め分級捕集することによって、個別に放射能
測定できることに着目し、本発明に到達した。
状放射性物質の濃度測定方法は、粒子状放射性物質を含
む空気Aを吸引し、この吸引した空気Aを所定の粒子径
以上の粗粒子の物質を含む第1空気A1と所定の粒子径
未満の微粒子の物質を含む第2空気A2に分離し、第1
空気A1に含まれる粒子状物質を第1ろ紙13c上に捕
集し、第2空気A2に含まれる粒子状物質を第2ろ紙2
3c上に捕集し、第1ろ紙13cに捕集した粒子状放射
性物質から放出される放射線を第1放射線検出器14に
より検出し、第2ろ紙23cに捕集した粒子状放射性物
質から放出される放射線を第2放射線検出器24により
検出し、第2放射線検出器24の検出データを主として
自然放射能データとし、前記第1放射線検出器14の検
出データを自然放射能とそれ以外の放射能からなる放射
能データとして計測する方法である。
濃度測定装置は、空気取込口10aと第1空気排出口1
0bと第2空気排出口10cとを有し、空気取込口10
aから取込んだ空気Aを所定の粒子径以上の粗粒子の物
質を含む第1空気A1と所定の粒子径未満の微粒子の物
質を含む第2空気A2に分離し、第1空気A1を第1空気
排出口10bにかつ第2空気A2を第2空気排出口10
cにそれぞれ排出可能に構成された分級器10と; 第
1空気排出口10bに接続され、第1空気A1に含まれ
る粒子状物質を第1ろ紙13cに捕集する第1集塵器1
3と; 第1集塵器13及び第1空気排出口10bを介
して第1空気A1を吸引する第1吸引ポンプ15と;
第1ろ紙13cに捕集した粒子状放射性物質から放出さ
れる放射線を検出する第1放射線検出器14と; 第1
放射線検出器14で検出された放射線の単位時間当りの
数を計数する第1計数率計19と; 第2空気排出口1
0cに接続され、第2空気A2に含まれる粒子状物質を
第2ろ紙23cに捕集する第2集塵器23と; 第2集
塵器23及び第2空気排出口10cを介して第2空気A
2を吸引する第2吸引ポンプ25と; 第2ろ紙23c
に捕集した粒子状放射性物質から放出される放射線を検
出する第2放射線検出器24と; 第2放射線検出器2
4で検出された放射線の単位時間当りの数を計数する第
2計数率計29と; 第1計数率計19の数値と第2計
数率計29の数値とを連続的に一括して記録する記録計
31と; 第1計数率計19及び/又は第2計数率計2
9の指示が所定の基準を越えるとき警報を発する警報器
32とを備えたものである。
定の粒子径は1.0〜2.5μmの範囲にあることが好
ましい。
以上の粗粒子の物質を含む空気A1と所定の粒子径未満
の微粒子の物質を含む空気A2に分離され、それぞれろ
紙13cと23cに捕集される。検出器14及び24が
ろ紙に捕集された物質の放射線を個別に検出し、各放射
線が計数率計19及び29で計測され、その計数率が表
示される。図1では一例として計数率計19に「13.
5cpm」が、また計数率計29に「125cpm」が
表示されている。記録計31は2つの計数率計19及び
29の計測データを連続的に一括して記録する。特定核
種の空気力学的粒子径が既知で、これがラドン娘核種の
空気力学的粒子径と異なっていれば、計数率計29の計
測データを自然放射能のラドン娘核種の計数率、即ちバ
ックグラウンド放射能計数率として扱い、計数率計19
の計測データをバックグラウンド放射能と特定核種の放
射能からなる計数率として扱うことにより、特定核種の
濃度を測定することができる。
説明する。図1に示すように、本実施例の測定装置は単
一の分級器10と2系統の固定ろ紙式ダストモニタ2
0,30とを組合せた移動式測定装置である。分級器1
0はこの例では遠心力を利用したサイクロン分級器であ
って、空気取込口10aと第1空気排出口10bと第2
空気排出口10cを有する。空気取込口10aは水平方
向に空気Aを取込んで分級器内部で旋回流を生じるよう
に分級器上部側端に設けられ、第1空気排出口10bは
分級器の中心下部に設けられ、第2空気排出口10cは
この排出口10bと同心に分級器の中心上部に設けられ
る。この分級器10は空気取込口10aから取込んだ空
気Aを遠心力により所定の粒子径以上の粗粒子の物質を
含む第1空気A1と所定の粒子径未満の微粒子の物質を
含む第2空気A2に分離し、第1空気A1を第1空気排出
口10bにかつ第2空気A2を第2空気排出口10cに
それぞれ排出可能に構成される。この例では分級器10
は取込口10a、排出口10b及び10cの口径、空気
流入速度、分級器本体の内径等を適宜設定して所定の粒
子径が2μmとなるように設計されている。この所定の
粒子径と前記設定値との関係については、例えば「粉体
工学ハンドブック」第6版(朝倉書店、1972年)第
369頁に記載されている。第1空気排出口10bには
導管11を介して第1集塵器13の空気取込口13aが
接続され、第2空気排出口10cには導管21を介して
第2集塵器23の空気取込口23aが接続される。集塵
器13及び23の内部にはろ紙ホルダ13b及び23b
が配設され、ろ紙ホルダ13b及び23bには第1ろ紙
13c及び第2ろ紙23cがそれぞれ保持される。また
集塵器13及び23には検出部がろ紙13c及び23c
に対向するように第1放射線検出器14及び第2放射線
検出器24が固定される。この例では検出器14及び2
4はZnSシンチレーション検出器であって、ろ紙13
c及び23cに捕集した粒子状放射性物質から放出され
るα線をそれぞれ検出する。
び23dには導管12及び22を介して第1吸引ポンプ
15及び第2吸引ポンプ25が接続される。導管12の
途中には流量計16と圧力計17と流量調整弁18が介
装され、導管22の途中には流量計26と圧力計27と
流量調整弁28が介装される。検出器14及び24の各
検出出力は第1計数率計19及び第2計数率計29に接
続される。計数率計19及び29は検出器14及び24
の検出した放射線の単位時間当りの数を計数率としてそ
れぞれ計測し、表示するように構成される。計数率計1
9及び29の計測出力は単一の記録計31に接続され
る。図2に示すように、この記録計31は計数率計19
及び29から時々刻々入力するデータを連続して個別に
記録するようになっている。第1計数率計19の別の出
力及び第2計数率計29の別の出力には計数率計19又
は29の指示が所定の基準を越えると警報を発する警報
器32が接続される。計数率計19の指示が所定の基準
を越えるときとは、自然放射能のラドン娘核種以外の目
的とする核種があるレベル以上に空気中に含まれる場合
であり、計数率計29の指示が所定の基準を越えるとき
とは、自然放射能のラドン娘核種の濃度が異常に上昇し
た場合、或いは吸引ポンプ15が故障等で停止した場合
が挙げられる。前者のラドン娘核種の濃度が異常に上昇
した場合にはバックグラウンド放射能計数率が高くなり
過ぎて目的とする核種の検出能力が下がるため、また後
者の吸引ポンプ15が測定中に異常停止した場合には空
気A全量がろ紙23cに捕集されて計数率が異常上昇す
るため、それぞれ警報により測定を中止する等のアクシ
ョンを採ることができる。
について説明する。 (a) 先ずこの測定装置をオフィス内の一般環境中に設置
した後、吸引ポンプ15及び25を運転し、流量計1
6,26及び圧力計17,27を監視しながら流量調整
弁18及び28を調整して、導管12及び22に毎分1
0リットルの空気と毎分90リットルの空気をそれぞれ
流込むように維持する。この結果、空気Aが分級器10
の空気取込口10aより取込まれ、分級器10により粒
子径2μm以上の粗粒子の物質を含む空気A1と粒子径
2μm未満の微粒子の物質を含む空気A2に分離され
る。空気A1には粒子径2μm未満の微粒子全体のうち
ほぼ空気A1の空気Aに対する流量比に等しい割合、即
ち約10%の物質が含まれる。空気A1は第1集塵器1
3に入り、ろ紙13cに捕集される。また空気A2は第
2集塵器23に入り、ろ紙23cに捕集される。
13c及び23cに捕集された放射線を検出し、これら
の検出データは計数率計19及び29に入力される。計
数率計19及び29はその計数率を表示する。これらの
計数率計19及び29の数値は記録計31に入力して図
2(a)に示されるタイムチャートに記録される。図2
(a)において、符号c1は計数率計29で計測され、
時間の経過とともにプロットされた、主として粒子径が
2μm未満の微粒子の物質の計数率を示し、符号d1は
計数率計19で計測され、時間の経過とともにプロット
された、主として粒子径が2μm以上の粗粒子の物質の
計数率を示す。ここではオフィスの空気中の粒子状放射
性物質の濃度測定であったため、符号d1の計数率の基
となるろ紙13cに捕集された粒子は、本来ろ紙23c
に捕集されるべき微粒子が上述したような割合で集塵器
13に混じり込んだものがほとんどで、2μm以上の粗
粒子は少なく、自然放射能であるラドン娘核種の粒子の
みが計測された。即ち、計数率に関して、符号c1の数
値:符号d1の数値の比率はほぼ10:1で一定に推移
することが判った。
設のうち、ウランを非密封状態で取扱う作業場に設置し
た。上記(a)と同様にして導管12及び22に毎分10
リットルの空気と毎分90リットルの空気がそれぞれ流
込むように維持され、粒子径2μm以上の粗粒子の物質
を含む空気A1は第1集塵器13に入り、ろ紙13cに
捕集される。また粒子径2μm未満の微粒子の物質を含
む空気A2は第2集塵器23に入り、ろ紙23cに捕集
される。 上記(a)と同様にろ紙13c及び23cに捕集された物
質から放出された放射線の検出器14及び24の検出デ
ータにより計数率計19及び29はその計数率を表示す
るとともに、これらの数値は記録計31に入力して図2
(b)に示されるタイムチャートに記録される。図2
(b)において、符号c2は計数率計29で計測され
た、主として粒子径が2μm未満の微粒子の物質の計数
率を示し、符号d2は計数率計19で計測された、主と
して粒子径が2μm以上の粗粒子の物質の計数率を示
す。ここではウランを非密封状態で取扱う作業場の空気
中の粒子状放射性物質の濃度測定であったため、自然放
射能であるラドン娘核種の粒子を示す符号c2の計数率
はサンプリングを開始してから約2時間経過後はほぼ一
定に推移したが、自然放射能とそれ以外の核種の放射能
からなる符号d2の計数率は時間の経過とともに変動し
た。
数率からバックグラウンドであるラドン娘核種の計数値
の期待値d3を減算した、符号eで示す斜線領域分だけ
上記(a)の場合より増加した。特に時間帯t1、t2及び
t3では符号c 2 に比べ符号d 2 の計数率の増加が見ら
れ、ラドン娘核種以外の核種で空気が汚染されているこ
とが判明した。符号eに相当する計数率の時間的変化率
を演算することにより目的とする核種、即ちウランの濃
度を測定することができる。
率計19及び29から直接計測データが入力する場合に
ついて説明したが、計数率計19及び29の各出力をデ
ータ処理装置33に接続して、データ処理装置33が計
数率計29の出力からバックグラウンド放射能計数率を
推算し、かつ計数率計19の出力から特定核種の放射線
を演算するように構成してもよい。また、上記例では本
発明の装置のろ紙をろ紙ホルダに保持する固定ろ紙式ダ
ストモニタとして説明したが、本発明の装置はこれに限
らず、移動ろ紙式のものにも適用することができる。更
に、上記例では放射線検出器をα線検出器として説明し
たが、放射線検出器として目的に応じてβ線検出器等そ
の他検出器を用いることもできる。
3に示すように目的とする核種の粒子径が自然放射能の
核種の粒子径と異なることが既知のときに、両者を分級
器に吸引して粒子径により分離して、2系統のダストモ
ニタに通し、個別にろ紙に捕集し、これらの放射線を個
別に検出し、計数率を計測し、その結果を総合して判断
することにより、比較的簡単な計測で目的核種の濃度を
高い検出能力で測定することができる。
種の粒子の分布図。
Claims (5)
- 【請求項1】 粒子状放射性物質を含む空気(A)を吸引
し、 前記吸引した空気(A)を所定の粒子径以上の粗粒子の物
質を含む第1空気(A1)と前記所定の粒子径未満の微粒子
の物質を含む第2空気(A2)に分離し、 前記第1空気(A1)に含まれる粒子状物質を第1ろ紙(13
c)上に捕集し、 前記第2空気(A2)に含まれる粒子状物質を第2ろ紙(23
c)上に捕集し、 前記第1ろ紙(13c)に捕集した粒子状放射性物質から放
出される放射線を第1放射線検出器(14)により検出し、 前記第2ろ紙(23c)に捕集した粒子状放射性物質から放
出される放射線を第2放射線検出器(24)により検出し、 前記第2放射線検出器(24)の検出データを主として自然
放射能データとし、前記第1放射線検出器(14)の検出デ
ータを自然放射能とそれ以外の放射能からなる放射能デ
ータとして計測する空気中の粒子状放射性物質の濃度測
定方法。 - 【請求項2】 第1放射線検出器(14)の検出データで検
出された放射線の単位時間当りの数である第1計数率と
第2放射線検出器(24)の検出データで検出された放射線
の単位時間当りの数である第2計数率とをそれぞれ求
め、 前記第2計数率からバックグラウンド放射能計数率を推
算し、 前記第1計数率から前記推算したバックグラウンド放射
能計数率を減算することにより特定核種の放射能計数率
を算出する請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 分離する粒子状物質の所定の粒子径が
1.0〜2.5μmの範囲にある請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 空気取込口(10a)と第1空気排出口(10b)
と第2空気排出口(10c)とを有し、前記取込口(10a)から
取込んだ空気(A)を所定の粒子径以上の粗粒子の物質を
含む第1空気(A1)と前記所定の粒子径未満の微粒子の物
質を含む第2空気(A2)に分離し、前記第1空気(A1)を前
記第1空気排出口(10b)にかつ前記第2空気(A2)を前記
第2空気排出口(10c)にそれぞれ排出可能に構成された
分級器(10)と、 前記第1空気排出口(10b)に接続され、前記第1空気
(A1)に含まれる粒子状物質を第1ろ紙(13c)に捕集する
第1集塵器(13)と、 前記第1集塵器(13)及び第1空気排出口(10b)を介して
前記第1空気(A1)を吸引する第1吸引ポンプ(15)と、 前記第1ろ紙(13c)に捕集した粒子状放射性物質から放
出される放射線を検出する第1放射線検出器(14)と、 前記第1放射線検出器(14)で検出された放射線の単位時
間当りの数を計数する第1計数率計(19)と、 前記第2空気排出口(10c)に接続され、前記第2空気
(A2)に含まれる粒子状物質を第2ろ紙(23c)に捕集する
第2集塵器(23)と、 前記第2集塵器(23)及び第2空気排出口(10c)を介して
前記第2空気(A2)を吸引する第2吸引ポンプ(25)と、 前記第2ろ紙(23c)に捕集した粒子状放射性物質から放
出される放射線を検出する第2放射線検出器(24)と、 前記第2放射線検出器(24)で検出された放射線の単位時
間当りの数を計数する第2計数率計(29)と、 前記第1計数率計(19)の数値と前記第2計数率計(29)の
数値とを連続的に一括して記録する記録計(31)と、 前記第1計数率計(19)及び/又は前記第2計数率計(29)
の指示が所定の基準を越えるとき警報を発する警報器(3
2)とを備えた空気中の粒子状放射性物質の濃度測定装
置。 - 【請求項5】 分級器(10)が分離する粒子状物質の所定
の粒子径が1.0〜2.5μmの範囲にある請求項4記
載の装置。
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JP33673293A JP2810311B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 空気中の粒子状放射性物質の濃度測定方法及びその装置 |
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JPH07198856A (ja) | 1995-08-01 |
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