JP2810213B2 - ゴルフシャフトおよびその製造方法 - Google Patents
ゴルフシャフトおよびその製造方法Info
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- JP2810213B2 JP2810213B2 JP2144379A JP14437990A JP2810213B2 JP 2810213 B2 JP2810213 B2 JP 2810213B2 JP 2144379 A JP2144379 A JP 2144379A JP 14437990 A JP14437990 A JP 14437990A JP 2810213 B2 JP2810213 B2 JP 2810213B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明はゴルフシャフトおよびその製造方法、さらに
詳細には安定したゴルフスウィング、快適な打球フィー
リングが達成できるゴルフシャフトおよびその製造方法
に関するものである。
詳細には安定したゴルフスウィング、快適な打球フィー
リングが達成できるゴルフシャフトおよびその製造方法
に関するものである。
(発明の技術的背景) ゴルフクラブは、ゴルフシャフトの一方の先端部(チ
ップ側)に金属製、木製、カーボン製などのヘッドを取
付け、他方の端部(バット側)にグリップを設けてなる
ものである。
ップ側)に金属製、木製、カーボン製などのヘッドを取
付け、他方の端部(バット側)にグリップを設けてなる
ものである。
このようなゴルフシャフトはしなりを利用してボール
を正確に、かつ遠方に飛翔させるように、所定の振動数
で振動するようになっている。
を正確に、かつ遠方に飛翔させるように、所定の振動数
で振動するようになっている。
このように前記ゴルフシャフトは振動しやすいように
なっているため、ボールを打ったときの振動がシャフト
を通じてプレーヤーの手に伝達されることになる。この
ショット時の振動は、ボールが正確にヒットしたときに
は、軽微であり、不快感を感じさせるものではないが、
ボールが不正確にヒットした場合などにおいては、プレ
ーヤの手に、いわゆるシビレを生じたり、不快感を感じ
させることになる。
なっているため、ボールを打ったときの振動がシャフト
を通じてプレーヤーの手に伝達されることになる。この
ショット時の振動は、ボールが正確にヒットしたときに
は、軽微であり、不快感を感じさせるものではないが、
ボールが不正確にヒットした場合などにおいては、プレ
ーヤの手に、いわゆるシビレを生じたり、不快感を感じ
させることになる。
上述のような不快感を感じせしめると、心理的に安定
したスウィングが達成できにくくなる恐れがある。
したスウィングが達成できにくくなる恐れがある。
(発明の概要) 本発明は上述の点に鑑みなされたものであり、ボール
を打ったときに不快な振動が伝達されにくく、したがっ
てスウィング時の、いわゆるフィリングが良好で、この
ため安定なスウィングをしやすいゴルフシャフトおよび
その製造方法を提供することを目的とする。
を打ったときに不快な振動が伝達されにくく、したがっ
てスウィング時の、いわゆるフィリングが良好で、この
ため安定なスウィングをしやすいゴルフシャフトおよび
その製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によるゴルフシャフ
トは、シャフトのチップ側よりキックポイントまでの距
離をa、バット側よりキックポイントまでの距離をbと
したとき、1.8≧a/b≧0.35の範囲に少なくとも一つの金
属片を設けたことを特徴とするものである。
トは、シャフトのチップ側よりキックポイントまでの距
離をa、バット側よりキックポイントまでの距離をbと
したとき、1.8≧a/b≧0.35の範囲に少なくとも一つの金
属片を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明によるゴルフシャフトの製造方法は、シ
ャフト形状のマンドレルに補強繊維を引きそろえた熱加
工性プリプレグを捲回する工程、熱加工脱芯(脱マンド
レル)後、表面を研磨する工程、テーパー付竿状体(シ
ャフト本体)に、所定寸法の環状になるように形状記憶
させた形状記憶合金をシャフトになったときにシャフト
のチップ側よりキックポイントまでの距離をa、バット
側よりキックポイントまでの距離をbとしたとき、1.8
≧a/b≧0.35の範囲になるように取付ける工程を含むこ
とを特徴とするものである。
ャフト形状のマンドレルに補強繊維を引きそろえた熱加
工性プリプレグを捲回する工程、熱加工脱芯(脱マンド
レル)後、表面を研磨する工程、テーパー付竿状体(シ
ャフト本体)に、所定寸法の環状になるように形状記憶
させた形状記憶合金をシャフトになったときにシャフト
のチップ側よりキックポイントまでの距離をa、バット
側よりキックポイントまでの距離をbとしたとき、1.8
≧a/b≧0.35の範囲になるように取付ける工程を含むこ
とを特徴とするものである。
本発明による第二のゴルフシャフトの製造方法は、シ
ャフト形状のマンドレルに補強繊維を引きそろえた熱硬
化性樹脂のプリプレグを捲回する工程、前記プリプレグ
に所定寸法の環状になるように形状記憶させた形状記憶
合金を、シャフトのチップ側よりキックポイントまでの
距離をa、バット側よりキックポイントまでの距離をb
としたとき、1.8≧a/b≧0.35となるように捲回する工
程、前記プリプレグを熱硬化させる工程、前記マンドレ
ルを引き抜く工程を含むことを特徴とするものである。
ャフト形状のマンドレルに補強繊維を引きそろえた熱硬
化性樹脂のプリプレグを捲回する工程、前記プリプレグ
に所定寸法の環状になるように形状記憶させた形状記憶
合金を、シャフトのチップ側よりキックポイントまでの
距離をa、バット側よりキックポイントまでの距離をb
としたとき、1.8≧a/b≧0.35となるように捲回する工
程、前記プリプレグを熱硬化させる工程、前記マンドレ
ルを引き抜く工程を含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、前述のようにゴルフシャフトにヘッ
ドおよびグリップを取付けてゴルフクラブとしたとき
に、そのゴルフクラブの所定位置に重量物を取付けたた
め、前記重量物によって伝達される振動が遮断されるこ
とになる。このためボールを打ったときの振動がプレー
ヤーの手に伝わりにくくなる。
ドおよびグリップを取付けてゴルフクラブとしたとき
に、そのゴルフクラブの所定位置に重量物を取付けたた
め、前記重量物によって伝達される振動が遮断されるこ
とになる。このためボールを打ったときの振動がプレー
ヤーの手に伝わりにくくなる。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の断面図であるが、この断
面図より明らかなように、ゴルフシャフト1はグリップ
を取付ける側、すなわちバット側2より、ヘッドを取付
ける側、すなわちチップ側3にかけて、その直径が漸減
するような構造になっている。そして、本発明における
ゴルフシャフトにおいては、チップ側3よりキックポイ
ントKまでの距離をa、バット側2よりキックポイント
Kまでの距離をbとしたときに、1.8≧a/b≦0.35の範囲
に金属片4を設けてある。ここで、キックポイントと
は、前記シャフト1の両端から曲げ方向に力を賭たと
き、曲がりの中心となる点である。
面図より明らかなように、ゴルフシャフト1はグリップ
を取付ける側、すなわちバット側2より、ヘッドを取付
ける側、すなわちチップ側3にかけて、その直径が漸減
するような構造になっている。そして、本発明における
ゴルフシャフトにおいては、チップ側3よりキックポイ
ントKまでの距離をa、バット側2よりキックポイント
Kまでの距離をbとしたときに、1.8≧a/b≦0.35の範囲
に金属片4を設けてある。ここで、キックポイントと
は、前記シャフト1の両端から曲げ方向に力を賭たと
き、曲がりの中心となる点である。
前記金属片4の取付け位置が上述の範囲を逸脱する
と、振動の伝達抑制の効果が小さくなり、またスウィン
グのフィーリングが損なわれる恐れがあるからである。
と、振動の伝達抑制の効果が小さくなり、またスウィン
グのフィーリングが損なわれる恐れがあるからである。
この金属片4は前記ゴルフシャフト1の外周を覆うよ
うに環状に形成されており、例えばCu−Zn−Al−Mn系、
Ti−Ni系などの形状記憶合金、あるいは制振合金を使用
することができる。
うに環状に形成されており、例えばCu−Zn−Al−Mn系、
Ti−Ni系などの形状記憶合金、あるいは制振合金を使用
することができる。
特に形状記憶合金を使用するとき、第2図に示すよう
に、カーボンシャフトなど、いわゆるプラスチック製の
シャフトを製造する場合、あらかじめ例えば、所定寸法
の環形状を記憶させておき、塗装後のシャフト1に前記
金属片4を嵌め合わせ(第2図b)、この金属片だけを
加熱して記憶させた寸法に戻すことにより、金属片が一
部シャフトに食い込む。これにより金属片をしっかりと
シャフトの所定一に固定することができる。
に、カーボンシャフトなど、いわゆるプラスチック製の
シャフトを製造する場合、あらかじめ例えば、所定寸法
の環形状を記憶させておき、塗装後のシャフト1に前記
金属片4を嵌め合わせ(第2図b)、この金属片だけを
加熱して記憶させた寸法に戻すことにより、金属片が一
部シャフトに食い込む。これにより金属片をしっかりと
シャフトの所定一に固定することができる。
また、制振合金を使用すれば、ボールを打ったときの
振動(打撃振動)を、さらに良好に吸収できるばかりで
なく、前記打撃振動によって金属片4が金属音を発する
のを防止することができ、極めて効果的である。
振動(打撃振動)を、さらに良好に吸収できるばかりで
なく、前記打撃振動によって金属片4が金属音を発する
のを防止することができ、極めて効果的である。
上述の金属片4は、取付けやすさなどの面より環状で
あるのが好ましいが、本発明においてこれに限定される
ものではない。この金属片4のシャフト軸方向長さlは
好ましくは5〜30mmであるのがよい。5mm未満である
と、振動を吸収しにくく、一方30mmを超えると、ゴルフ
シャフトと金属片の一体化が難しくなる。
あるのが好ましいが、本発明においてこれに限定される
ものではない。この金属片4のシャフト軸方向長さlは
好ましくは5〜30mmであるのがよい。5mm未満である
と、振動を吸収しにくく、一方30mmを超えると、ゴルフ
シャフトと金属片の一体化が難しくなる。
上述のような金属片4の重量は、打撃振動の手への伝
達を抑制する意味より重要である。前記金属片4の重量
は、好ましくは0.5〜12gであるのがよい。0.5g未満であ
ると、振動の伝達を抑制できない恐れがあり、一方12g
を超えると、スウィングバランスに支障を来たす恐れを
生じるからである。
達を抑制する意味より重要である。前記金属片4の重量
は、好ましくは0.5〜12gであるのがよい。0.5g未満であ
ると、振動の伝達を抑制できない恐れがあり、一方12g
を超えると、スウィングバランスに支障を来たす恐れを
生じるからである。
上述のような金属片4の肉厚は、シャフトに大きな段
差を生じしめないために、薄いほうが好ましいのは明ら
かであるが、3mm以下であれば、意匠的に良好である。
差を生じしめないために、薄いほうが好ましいのは明ら
かであるが、3mm以下であれば、意匠的に良好である。
本発明は、またゴルフシャフトの製造方法を提供す
る。
る。
本発明によれば、シャフト形状のマンドレル5を用意
し、炭素繊維などの補強繊維を一方向に引き揃えたプリ
プレグを捲回する。このとき、まず捩じり防止層51とし
て、一方向に引き揃えた補強繊維がバイアス状になるよ
うに交番に斜方向から巻いた層を形成する。この捩じり
防止層51の上に補強繊維がシャフトの軸方向に平行にな
るようにプリプレグを捲回し、剛性保持層52とする。こ
れらの層は一層でもよく、複数層でもよい。
し、炭素繊維などの補強繊維を一方向に引き揃えたプリ
プレグを捲回する。このとき、まず捩じり防止層51とし
て、一方向に引き揃えた補強繊維がバイアス状になるよ
うに交番に斜方向から巻いた層を形成する。この捩じり
防止層51の上に補強繊維がシャフトの軸方向に平行にな
るようにプリプレグを捲回し、剛性保持層52とする。こ
れらの層は一層でもよく、複数層でもよい。
この後、プリプレグを熱硬化させる。この後、マンド
レル5を脱芯し、表面を研磨した後仕上塗装を行なう。
この後、あらかじめ所定寸法の環状になるように形状記
憶された形状記憶合金をシャフトの所定位置に嵌め合わ
せ、この形状記憶合金だけを加熱することにより記憶さ
せた寸法に収縮させる。この収縮により形状記憶合金は
シャフトにしっかりと固定され、第2図(b)に示した
ような構造になる。
レル5を脱芯し、表面を研磨した後仕上塗装を行なう。
この後、あらかじめ所定寸法の環状になるように形状記
憶された形状記憶合金をシャフトの所定位置に嵌め合わ
せ、この形状記憶合金だけを加熱することにより記憶さ
せた寸法に収縮させる。この収縮により形状記憶合金は
シャフトにしっかりと固定され、第2図(b)に示した
ような構造になる。
上述のように環状の形状記憶によりシャフトに固定さ
れるため、嵌合位置からの脱着がない安定したものにな
る。
れるため、嵌合位置からの脱着がない安定したものにな
る。
本発明の第二の製造方法によれば、シャフト形状のマ
ンドレル5を用意し、炭素繊維などの補強繊維を一方向
に引き揃えたプリプレグを捲回する。このとき、まず捩
じり防止層51として、一方向に引き揃えた補強繊維がバ
イアス状になるように交番に斜方向から巻いた層を形成
する。この捩じり防止層51の上に補強繊維がシャフトの
軸方向に平行になるようにプリプレグを捲回し、剛性保
持層52とする。
ンドレル5を用意し、炭素繊維などの補強繊維を一方向
に引き揃えたプリプレグを捲回する。このとき、まず捩
じり防止層51として、一方向に引き揃えた補強繊維がバ
イアス状になるように交番に斜方向から巻いた層を形成
する。この捩じり防止層51の上に補強繊維がシャフトの
軸方向に平行になるようにプリプレグを捲回し、剛性保
持層52とする。
このような状態で環状の形状記憶合金を所定位置に捲
回し、プリプレグを熱硬化させる。このとき形状記憶合
金も所定形状になり、マンドレルを引き抜くことにより
シャフトが完成する。
回し、プリプレグを熱硬化させる。このとき形状記憶合
金も所定形状になり、マンドレルを引き抜くことにより
シャフトが完成する。
(具体例) 円柱状のマンドレルにカーボン繊維を一方向引き揃え
たプリプレグシート2枚を前記カーボン繊維がバイアス
状になるように捲回して捩じり防止層とすると共に、こ
のプリプレグ層にさらに前記プリプレグシートをカーボ
ン繊維がシャフトの長手方向に平行になるように捲回し
剛性保持層を形成した。そして、この環状中間体を加熱
して硬化させた後、マンドレルを脱芯し、表面を研磨し
た後外観塗装仕上を行なった。このシャフトにあらかじ
め内径10.40mmになるように形状を記憶させたCu−Zn−A
l系形状記憶合金製のパイプをシャフトの外径10.35の位
置にエポキシ系の接着剤を塗布した後嵌合し、この合金
製パイプに約120℃の熱風を当て収縮させて固定した。
たプリプレグシート2枚を前記カーボン繊維がバイアス
状になるように捲回して捩じり防止層とすると共に、こ
のプリプレグ層にさらに前記プリプレグシートをカーボ
ン繊維がシャフトの長手方向に平行になるように捲回し
剛性保持層を形成した。そして、この環状中間体を加熱
して硬化させた後、マンドレルを脱芯し、表面を研磨し
た後外観塗装仕上を行なった。このシャフトにあらかじ
め内径10.40mmになるように形状を記憶させたCu−Zn−A
l系形状記憶合金製のパイプをシャフトの外径10.35の位
置にエポキシ系の接着剤を塗布した後嵌合し、この合金
製パイプに約120℃の熱風を当て収縮させて固定した。
このときの環状の形状記憶合金のシャフトにおける位
置、すなわちa/bは0.65であり、金属環のシャフト方向
の長さlは15mmであった。またその重量は3.5g、肉厚は
2mmであった。
置、すなわちa/bは0.65であり、金属環のシャフト方向
の長さlは15mmであった。またその重量は3.5g、肉厚は
2mmであった。
形状記憶合金は所定位置に固定され、第1図に示すよ
うなゴルフシャフトを容易に製造できた。
うなゴルフシャフトを容易に製造できた。
このようなシャフトを使用して、ゴルフクラブを製造
し、ボールを打ったところ、ポールが不正確に当たって
も不快感が抑制され、シビレもほとんど生じないことが
わかった。次に、前記実施例によるゴルフクラブと従来
の金属片を設けない実施例と同様のゴルフクラブ(比較
例)の減衰性および、共振性を測定した。結果を下記の
表に示す。
し、ボールを打ったところ、ポールが不正確に当たって
も不快感が抑制され、シビレもほとんど生じないことが
わかった。次に、前記実施例によるゴルフクラブと従来
の金属片を設けない実施例と同様のゴルフクラブ(比較
例)の減衰性および、共振性を測定した。結果を下記の
表に示す。
以上の説明においては、特にプラスチック製のゴルフ
シャフトについて説明したが、金属製のゴルフシャフト
においても同様の効果が得られるのは明らかである。
シャフトについて説明したが、金属製のゴルフシャフト
においても同様の効果が得られるのは明らかである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によるゴルフシャフト
は、ゴルフクラブにしたときのキックポイント近傍に金
属片を設けたため、プレーヤーの手に伝達されるボール
の打撃振動を極小に抑制することができる。このため、
ボールを打つときにシビレ、あるいは不快感を和らげる
効果がある。このためスウィングのフィーリングが良好
になり、プレーヤーのスィングが安定する。
は、ゴルフクラブにしたときのキックポイント近傍に金
属片を設けたため、プレーヤーの手に伝達されるボール
の打撃振動を極小に抑制することができる。このため、
ボールを打つときにシビレ、あるいは不快感を和らげる
効果がある。このためスウィングのフィーリングが良好
になり、プレーヤーのスィングが安定する。
第1図は本発明によるゴルフシャフトの一実施例の断面
図、第2図は前記ゴルフシャフトを製造するときの要部
断面図、第3図は本発明の方法を説明するための説明図
である。 1……ゴルフシャフト、2……バット側、3……チップ
側、4……金属片、5……マンドレル、51……捩じり防
止層、52……剛性保持層。
図、第2図は前記ゴルフシャフトを製造するときの要部
断面図、第3図は本発明の方法を説明するための説明図
である。 1……ゴルフシャフト、2……バット側、3……チップ
側、4……金属片、5……マンドレル、51……捩じり防
止層、52……剛性保持層。
Claims (5)
- 【請求項1】シャフトのチップ側よりキックポイントま
での距離をa、バット側よりキックポイントまでの距離
をbとしたとき、1.8≧a/b≧0.35の範囲に少なくとも一
つの金属片を設けたことを特徴とするゴルフシャフト。 - 【請求項2】前記金属片は環状であり、形状記憶合金ま
たは制振合金よりなることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載のゴルフシャフト。 - 【請求項3】前記金属片は厚さ3mm以下、シャフトの軸
方向長さが5〜30mm、重さ0.5〜12gであることを特徴と
する特許請求の範囲第1項又は第2項記載のゴルフシャ
フト。 - 【請求項4】シャフト形状のマンドレルに熱硬化性のプ
リプレグを捲回する工程、熱硬化後マンドレルを引き抜
き、形成されたシャフト本体に所定寸法の環状になるよ
うに形状記憶させた形状記憶合金を、シャフトのチップ
側よりキックポイントまでの距離をa、バット側よりキ
ックポイントまでの距離をbとしたとき、1.8≧a/b≧0.
35となるように取付ける工程を含むことを特徴とするゴ
ルフシャフトの製造方法。 - 【請求項5】シャフト形状のマンドレルに補強繊維を引
きそろえた熱硬化性樹脂のプリプレグを捲回する工程、
前記プリプレグに所定寸法の環状になるように形状記憶
させた形状記憶合金を、シャフトのチップ側よりキック
ポイントまでの距離をa、バット側よりキックポイント
までの距離をbとしたとき、1.8≧a/b≧0.35となるよう
に捲回する工程、前記プリプレグを熱硬化させる工程、
前記マンドレルを引き抜く工程を含むことを特徴とする
ゴルフシャフトの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2144379A JP2810213B2 (ja) | 1990-06-04 | 1990-06-04 | ゴルフシャフトおよびその製造方法 |
US07/960,240 US5297791A (en) | 1990-06-04 | 1992-10-13 | Golf club shaft and method of producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2144379A JP2810213B2 (ja) | 1990-06-04 | 1990-06-04 | ゴルフシャフトおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0438971A JPH0438971A (ja) | 1992-02-10 |
JP2810213B2 true JP2810213B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=15360761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2144379A Expired - Fee Related JP2810213B2 (ja) | 1990-06-04 | 1990-06-04 | ゴルフシャフトおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2810213B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101382424B1 (ko) | 2012-11-29 | 2014-04-08 | (주)델타인더스트리 | 볼록부를 갖는 골프 샤프트 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4880063B1 (ja) * | 2010-11-24 | 2012-02-22 | 藤倉ゴム工業株式会社 | ゴルフクラブシャフト及びその製造方法 |
JP2015150050A (ja) * | 2014-02-12 | 2015-08-24 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | ゴルフクラブシャフト、その特性調整方法及びゴルフクラブ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH073130B2 (ja) * | 1986-02-18 | 1995-01-18 | アマノ株式会社 | セキユリテイシステム用アクセス管理方法 |
JPS63102464U (ja) * | 1986-12-24 | 1988-07-04 |
-
1990
- 1990-06-04 JP JP2144379A patent/JP2810213B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101382424B1 (ko) | 2012-11-29 | 2014-04-08 | (주)델타인더스트리 | 볼록부를 갖는 골프 샤프트 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0438971A (ja) | 1992-02-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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