JP2809965B2 - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法

Info

Publication number
JP2809965B2
JP2809965B2 JP5585893A JP5585893A JP2809965B2 JP 2809965 B2 JP2809965 B2 JP 2809965B2 JP 5585893 A JP5585893 A JP 5585893A JP 5585893 A JP5585893 A JP 5585893A JP 2809965 B2 JP2809965 B2 JP 2809965B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
temperature
pitch
display device
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5585893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06265899A (ja
Inventor
康夫 都甲
貴 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP5585893A priority Critical patent/JP2809965B2/ja
Publication of JPH06265899A publication Critical patent/JPH06265899A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2809965B2 publication Critical patent/JP2809965B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置の製造方法
に関し、特に、熱光学効果を利用して液晶分子の配向を
行うものにおいて、表示品質がより向上する液晶表示装
置の新規な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ツイストネマチック型液晶の表示装置の
従来の製造方法は以下の通りである。まず、一方のガラ
ス基板の上にTFTあるいはMIM(Metal In
sulator Metal)ダイオードのような駆動
素子を形成する。さらに同基板に信号ラインと走査ライ
ンからなるマトリックス線ならびに画素電極を形成し、
それらを相互接続して一方のセル基板を形成する。次
に、もう一方のガラス基板に共通電極を形成してもう一
つのセル基板を作る。
【0003】両セル基板の両方に配向膜をそれぞれ形成
し、ラビング処理を行う。両基板の配向膜の配向方向が
互いに90°になるように位置合わせしてから両基板の
間にギャップ制御材を挟んで量基板を重ね合わせ、ネマ
チック液晶を両基板間に注入した後、注入口を封止して
完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法に
おいては、配向膜の形成のためのラビング処理の際に発
生する静電気によって、TFTあるいはMIMダイオー
ドの電極間の短絡やライン間の断線あるいはTFT素子
自体の破壊や特性変化が発生して点欠陥やライン欠陥が
発生する場合があった。
【0005】これは、TFTあるいはMIM素子の電極
間や信号ラインとゲートラインからなるマトリックスの
ライン間は200〜600nm程度の非常に薄い絶縁膜
で絶縁されているために静電気により絶縁破壊が発生し
易いことと、TFT材料としてアモルファスシリコンや
ポリシリコン半導体を用いているために高電界が電極に
集中するとトランジスタ特性、たとえば閾値などが変化
してしまうことがその理由である。
【0006】この問題を解決するために、本願出願人と
同一人による特許出願である特願平4−47322号と
同じく特願平4−236652号では、液晶セルの一方
の基板の配向膜を無くした構造あるいは、積極的な配向
構造を持たない液晶セルの構造を提案している。
【0007】これら先願の方法では、液晶の熱光学効果
を利用して配向をさせている。つまり、液晶の相転移温
度以上に液晶材料を加熱して等方性の液体にした状態で
セルに注入し、その後徐冷して液晶状態に相転移させて
配向させるものである。
【0008】これら先出願の方法では、配向膜形成のた
めのラビング処理が不要となるか、あるいはラビング処
理を静電気やゴミの影響の比較的少ない基板側に制御す
ることができる。
【0009】これら先出願の発明の実施例において、例
えば液晶分子の配向方向が上下基板間で90°ツイスト
(捩じれ)している、いわゆるツイスト角が90°のツ
イストネマチック液晶表示素子(TN−LCD)を製造
する場合、液晶セルの厚さdと、液晶のカイラルピッチ
pの関係がd/p=Φ/360°=0.25となるよう
に調整している。なお、ΦはTN液晶セルのツイスト角
(90°)である。
【0010】つまり、液晶セルのツイスト角Φとセル厚
dとによって規定されるカイラルピッチpを持った液晶
を使用することによりツイスト角90°のTN−LCD
を得ている。具体的にはネマチック液晶に調整された量
のカイラル剤を添加して上記の関係を満たす所望のカイ
ラルピッチpを得ることが上記先出願に開示されてい
る。
【0011】ところで、STN(スーパーツイステッド
ネマティック)型液晶表示装置において、ストライプド
メイン不良が発生し、表示コントラストや応答性の低下
などの表示特性の悪化をもたらすことがある。
【0012】ストライプドメイン不良を防ぐには、d/
pの制御が大切であることが知られている。例えば、図
5はツイスト角Φ(横軸)とd/p(縦軸)の関係にお
いてストライプドメインの発生境界の一例を示す。図5
から、ストライプドメインを発生しないためには、d/
pと液晶セルの所望のツイスト角Φの値の関係が特定の
領域である必要がある。
【0013】具体的には、ピッチpは長い(値が大き
い)ほうがストライプドメインは発生しにくい。また、
TN(ツイストネマティック)型液晶表示装置でも同様
に温度低下とともにピッチpが短くなると欠陥が発生し
易く、極端な場合はさらに180°液晶分子がねじれる
ことがある。
【0014】上記二つの先出願の方法を使って、液晶表
示装置を製造すると、液晶分子の配向状態は、用いたカ
イラル液晶のネマティック─アイソトロピック相転移温
度(N−I点)での自然ピッチpとセル厚dとにより決
まるツイスト配向をする。
【0015】ツイスト角Φの液晶セルを作成したときの
N−I点でのd/pはΦ/360°になる。たとえば、
ツイスト角Φ=200°のSTN液晶セルの場合のN−
I点でのd/pは約0.55になる。もし、温度上昇に
ともなってピッチpが長くなる液晶を用いたとすると、
N−I点よりも低い室温付近でのd/pはΦ/360°
よりも大きくなってしまい、よりストライプドメインが
発生し易くなり不都合である。
【0016】例えば、図1に種類の異なる液晶のピッチ
pの値の温度依存性をしめす。白丸でプロットした液晶
(C−15)などは温度依存性が急峻であり、温度によ
りピッチpが大きく変化することがわかる。このような
場合にはd/pの制御がかなり難しい。
【0017】本発明は、ストライプドメインの発生を抑
制し、表示品質の低下を防止できる液晶表示装置の製造
方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の製造方法におい
ては、上記のピッチpの温度依存性が負の傾向のものを
用いる。例えば、図1における黒丸あるいは黒四角でプ
ロットした特性を有する液晶のように温度上昇にともな
いピッチpの値が短くなる傾向の液晶材料を選択する。
【0019】本発明による液晶表示装置の製造方法にお
いては、液晶の自然ピッチを利用して界面の配向を得る
ものであって、一対の基板を所定間隔を保って対向配置
させる工程と、前記間隔と所望のツイスト角により規定
される前記自然ピッチの値を有し、該ピッチの値が温度
上昇にともなって小さくなる傾向の特性を有する液晶材
料を用意し、前記液晶材料を相転移温度以上に加熱して
等方性の液体にしたものを前記両基板間に注入する工程
と、前記液体を徐冷しつつ等方性から液晶状態に相転移
させて前記液晶を配向せしめて所望の前記ツイスト角を
得る工程とを有する。
【0020】
【作用】温度上昇にともなってピッチpが短くなる液晶
を用いると、相転移温度よりも低い室温付近でのd/p
の値はΦ/360°よりも小さくなり、ストライプドメ
インはより発生しにくくなる。
【0021】
【実施例】図1は、5種類の液晶のピッチpの温度依存
性の特性を示す。図1の白丸、白四角ならびに白四角に
×印でプロットした液晶材料(それぞれ、C−15,S
−811,CNである。)は温度上昇に伴いピッチpが
長くなるために、室温でのピッチpが短くなり欠陥が発
生し易い。
【0022】図1の黒丸と黒四角でプロットした特性の
液晶では、温度依存性が負であり、温度上昇にともない
ピッチpが短くなる特性を持つ。従って、N−I点より
も低い室温付近ではd/pはΦ/360°より小さくな
り、ストライプドメインは発生しにくくなる。
【0023】図1の黒丸でプロットした特性の液晶はS
T−9(大日本インキ化学工業株式会社製)という名称
であり、黒四角でプロットした特性の液晶はSPF−4
00(大日本インキ化学工業株式会社製)という名称で
ある。いずれも、その化学構造を図2に示す。
【0024】ストライプドメインに関しては、上述した
ようにd/pの値が小さい(あるいはピッチpが長い)
方が発生しにくく、好ましいことになる。しかし一方、
d/pの値が極端に小さい場合には、初期配向におい
て、所定のツイスト角より180°ツイストが足りなく
なる不良が発生しやすくなるという問題がある。つま
り、d/pの値にも下限値が存在する。
【0025】ツイストが足りなくなる不良は、ツイスト
パワーが所定のツイスト角より90°以上不足する時に
発生するため、d/pの下限値は、d/p=Φ/360
─0.25となる。
【0026】従って、用いる液晶としては、温度上昇に
ともなってピッチpが短くなり、また液晶表示装置の温
度がN−I点から装置の保存温度の下限値まで変化した
場合に、液晶のd/pの値の変化量が0.25以下とな
るような温度特性を持つ液晶を使用することが好まし
い。
【0027】図3を参照して本発明による液晶表示装置
の製造方法の第1の実施例を説明する。図3は、スーパ
ーツイストネマチック型またはツイストネマチック型の
液晶表示装置の製造方法の概念図である。ただし、スー
パーツイストネマチック型の場合には、TFT素子は不
要である。
【0028】図3において、透明ガラス基板12の上に
は、ゲート信号に応じて画素部分に電界を与えるTFT
14と、TFT14のソース,ドレイン,ゲートの各電
極ライン(図示せず)とTFT14に接続された画素電
極15とが形成される。このガラス基板12上には配向
膜は形成されない。
【0029】図3の他方の透明ガラス基板13には、共
通電極17が形成される。また共通電極17の液晶層1
1と接する面の上には配向膜18が形成され、ラビング
処理が行なわれて配向方向が与えられる。また図示しな
いカラーフィルタ層と、画素表示部以外での光透過を防
止してコントラストを向上させるためのブラックマスク
と呼ばれる遮光膜が形成される場合もある。
【0030】以上の両基板は従来の基板製造技術によっ
て製作できる。ただし、基板の一方には配向膜が形成さ
れず、配向処理も行なわれない。次に、両基板12,1
3を図示しないギャップ制御材を間に挟んで後で説明す
る所定の間隔dを保って対向配置させ、注入口19を設
けて端部で両者が貼り合わされる。
【0031】次に図3に示すように、容器16に入った
液晶材料11の中に注入口19を浸け、両基板12,1
3間に液晶材料11を導入する。液晶材料11はネマチ
ック液晶材料にカイラル分子を混合した液体であり、ピ
ッチpの温度依存性が図1のST−9あるいはSPF−
400のような負の温度特性を持つものを使用する。d
/p=Φ/360°の条件を満たす液晶セルの一対の基
板間隔dを設定して液晶セルを作成する。
【0032】両側からヒータのような加熱装置20,2
1によって液晶材料11が加熱される。液晶材料の加熱
温度は液晶の相転移温度(N−I点)以上の温度にす
る。従って、液晶材料11の液晶分子10はその方向が
ランダムであり、等方性の状態である。
【0033】液晶の温度制御は液晶材料11中に温度検
知器を入れて温度をモニタしながらヒータ20,21の
電流量を調整するような温度制御技術が利用できる。温
度制御は手動でも自動でも可能である。
【0034】加熱された液晶材料11は毛細管現象によ
って注入口19から両基板12,13間のギャップ部分
に注入される。この状態では液晶分子10は等方性であ
り、配向されていない。なお、液晶材料11の注入方法
はどのような方法でもよく、毛細管現象以外の方法で注
入してもよい。
【0035】液晶材料を注入後、加熱装置20,21に
よる発熱量を低下させつつ、徐々に液晶材料11を冷却
してゆく。冷却速度は0.1〜10℃/分の範囲、例え
ば0.5℃/分となるように温度制御する。ネマチック
液晶の場合、冷却速度が速くても比較的均一に配向する
ことが判った。この速度で相転移温度(N−I点)まで
徐冷していくと、液晶材料11は最初等方性(I)状態
であったものが、ネマチック液晶(N)状態に相転移し
ていく。
【0036】徐冷過程において、ガラス基板13の配向
膜18付近の液晶分子10は配向方向に並び、反対側の
ガラス基板12近くの液晶分子10は特に方向が定まら
ずにいる。ところが、冷却速度がゆっくりであるため
に、方向がばらばらであったガラス基板12近くの液晶
分子も次第に配向方向に並んでいる液晶分子に揃うよう
に基板間の液晶分子すべてが配向されていく。
【0037】また、液晶材料11にはカイラルな分子が
混合されているために、冷却過程で液晶分子10が一定
の方向にねじられ光軸方向に螺旋状構造をとるようにな
る。カイラル分子の混合量と基板間隔をd/p=0.7
5または0.25(=270/360または90/36
0)となるように調整するとツイスト角を270°また
は90°にでき、STN型またはTN型液晶表示装置が
できる。
【0038】次に、図4を参照して本発明の液晶表示装
置の製造方法の第2の実施例について説明する。図4
は、スーパーツイストネマチック型またはツイストネマ
チック型の液晶表示装置の製造方法の概念図である。た
だし、スーパーツイストネマチック型の場合には、TF
T素子は不要である。
【0039】図4において図3と同じ参照番号のものは
同じものを示す。従って、液晶表示装置の基板12,1
3については基本的に同一である。また、液晶材料のピ
ッチ角pも第1の実施例と同様に相転移温度での値を使
用する。以下、図4の第1の実施例の製造方法と異なる
部分について説明をする。
【0040】図4の実施例において図3の実施例と異な
る点は、共通電極17が形成されたガラス基板13側の
加熱装置20が省略されている点である。この点を積極
的に利用して、第2の実施例においては液晶材料11の
加熱後の冷却において両基板間と温度勾配を持たせる。
【0041】第2の実施例においては、液晶材料11を
転移温度点以上に加熱するまでは第1の実施例と同様で
ある。加熱装置21が一方の側にしかないが、液晶表示
装置全体をN−I点以上に加熱すれば実質的相違は生じ
ない。その後、徐冷工程で、ガラス基板12側とガラス
基板13側との間で液晶材料11に温度勾配をつけつつ
徐冷する。
【0042】具体的には、共通電極17が形成されたガ
ラス基板13側の液晶温度にくらべ、TFT14が形成
されたガラス基板12側の液晶温度を数℃〜十数℃程度
高く保ちつつ徐冷する。
【0043】このように温度勾配をつけることによっ
て、まずコモン電極基板13側の液晶材料がN−I温度
に到達し、続いて徐々に基板12側の液晶材料もN−I
温度に到達する。基板13は配向構造を有するので、液
晶材料は基板13側から徐々に配向しつつ、液晶状態に
なる。
【0044】以上の実施例は特願平4−47322号に
開示の液晶表示装置の製造方法に適用したが、特願平4
−236652号に開示のようないずれの基板にも積極
的な配向構造を持たない液晶表示装置の製造方法にも同
じように適用できる。
【0045】たとえば、特願平4−236652号に開
示のようなマルチドメインの配向を利用する液晶表示素
子の場合では、0.15<d/p≦1.0となるような
条件を満たすピッチ角pの値はその液晶の相転移温度で
の値を採用すればよい。
【0046】さらに、本発明は液晶の自然ピッチを利用
して界面の配向を利用する他の製造方法に対しても有効
である。また、本発明の製造方法は、単純マトリックス
液晶表示装置にも、アクティブマトリックス液晶表示装
置にもいずれにも適用できる。
【0047】以上説明した実施例の構成、材料、数値等
はあくまでも例示であって、本発明はこれらに限るもの
ではなく、種々の変更や改良、組み合わせ等ができるこ
とは当業者にとって自明であろう。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による液晶表
示装置の製造方法おいては、温度上昇にともないピッチ
pの値が短くなる傾向の液晶材料を使用することによ
り、室温付近において液晶のピッチが短くなってストラ
イプドメインが発生することがなくなり、表示特性を悪
化させることがない。
【0049】さらに、上記特性に加え、液晶表示装置の
温度がN−I点から装置の保存温度の下限値まで変化し
た場合に、液晶のd/pの値の変化量が0.25以下と
なるような温度特性を持つ液晶を使用することにより初
期配向時のツイスト角不足を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネマチック液晶のカイラルピッチの温度依存特
性図である。
【図2】本発明で利用される液晶の化学構造を示す図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施例による液晶表示装置の製
造方法を説明する図である。
【図4】本発明の第2の実施例による液晶表示装置の製
造方法を説明する図である。
【図5】セル厚dとピッチpの比であるd/pと液晶セ
ルのツイスト角Φとをパラメータとするストライプドメ
インの発生状況を説明する特性図である。
【符号の説明】
10 液晶分子 11 液晶材料 12,13 ガラス基板 14 TFT 15 画素電極 16 容器 17 共通電極 18 配向膜 19 液晶注入口 20,21 加熱装置

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶の自然ピッチを利用して界面の配向
    を得る液晶表示装置の製造方法であって、 一対の基板を所定間隔を保って対向配置させる工程と、 前記間隔と所望のツイスト角により規定される前記自然
    ピッチの値を有し、自然ピッチの値が温度上昇にともな
    って小さくなる傾向の特性を有する液晶材料を用意し、
    前記液晶材料を相転移温度以上に加熱して等方性の液体
    にしたものを前記両基板間に注入する工程と、 前記液体を徐冷しつつ等方性から液晶状態に相転移させ
    て前記液晶を配向せしめて所望の前記ツイスト角を得る
    工程とを有する液晶表示装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記液晶材料は、カイラルネマチック液
    晶を含み、該液晶材料のカイラルピッチをpとし、前記
    一対の基板の前記間隔をdとし、前記ツイスト角をΦと
    したとき、前記カイラルネマチック液晶材料の相転移温
    度においてd/p=Φ/360°の条件を満たすカイラ
    ルピッチpを有する液晶材料である請求項1記載の液晶
    表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記液晶はさらに、前記間隔dと前記ピ
    ッチpとの比であるd/pの値が、前記相転移温度にお
    ける値と前記液晶表示装置の保存温度の下限値での値の
    差が実質的に0.25以下であるような温度特性を有す
    る請求項2記載の液晶表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 さらに、前記一対の基板のうち一方の基
    板の電極の上に配向膜を形成して該配向膜にラビング処
    理を行う工程を有する請求項3記載の液晶表示装置の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記液体を徐冷する工程において、配向
    処理を施さない基板側の温度を配向処理を施した基板側
    の温度に対し所定の温度だけ高くなるよう温度勾配をつ
    けて徐冷するようにした請求項1〜4のいずれかに記載
    の液晶表示装置の製造方法。
JP5585893A 1993-03-16 1993-03-16 液晶表示装置の製造方法 Expired - Fee Related JP2809965B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5585893A JP2809965B2 (ja) 1993-03-16 1993-03-16 液晶表示装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5585893A JP2809965B2 (ja) 1993-03-16 1993-03-16 液晶表示装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06265899A JPH06265899A (ja) 1994-09-22
JP2809965B2 true JP2809965B2 (ja) 1998-10-15

Family

ID=13010764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5585893A Expired - Fee Related JP2809965B2 (ja) 1993-03-16 1993-03-16 液晶表示装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2809965B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3344642B2 (ja) 1996-03-26 2002-11-11 シャープ株式会社 液晶表示素子及びその製造方法
KR19980036470A (ko) * 1996-11-18 1998-08-05 손욱 액정표시패널
JP4847652B2 (ja) * 2001-07-31 2011-12-28 オプトレックス株式会社 液晶表示装置
TWI273130B (en) * 2002-10-09 2007-02-11 Dainippon Ink & Chemicals Liquid crystal composition and liquid crystal display element

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06265899A (ja) 1994-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2572537B2 (ja) 液晶表示装置とその製造方法
JP4614200B2 (ja) ノーマリブラック垂直配向型液晶表示装置およびその製造方法
KR100386041B1 (ko) 액정 표시 장치
US20020149727A1 (en) Ferroelectric liquid crystal display and method of manufacturing the same
JPH0822023A (ja) 液晶表示素子とその製造方法
JP2945533B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
JP2809965B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
KR100228521B1 (ko) 강유전상 및/또는 반강유전상을 가진 액정을 이용한 액정표시소자
JPH07261185A (ja) 液晶表示素子の製造方法
JP3307917B2 (ja) 液晶表示装置
JP2809964B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
US7362392B2 (en) Fabricating method for a ferroelectric liquid crystal panel
JPH0815707A (ja) 液晶表示素子とその製造方法
JP2641370B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
KR0183205B1 (ko) 액정셀 제조방법
JP2753206B2 (ja) ゲストホスト型液晶表示素子
JPH10197858A (ja) 液晶表示素子とその製造方法
JP3080123B2 (ja) 強誘電性液晶素子の製造方法
JP2914889B2 (ja) 液晶表示素子および製造方法
JPH06294961A (ja) 液晶表示素子とその製造方法
JPH0862609A (ja) 液晶表示素子の製造方法と液晶表示素子
JP3062978B2 (ja) 強誘電性液晶素子
JPH06265900A (ja) 液晶表示装置の製造方法と液晶表示装置
JPH06289351A (ja) 液晶表示装置の製造方法と液晶表示装置
JP2966234B2 (ja) 強誘電性液晶表示素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980707

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080731

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080731

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090731

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090731

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100731

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100731

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110731

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110731

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees