JP2809378B2 - 多連トンネル掘削機のセグメント組立装置 - Google Patents

多連トンネル掘削機のセグメント組立装置

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JP2809378B2
JP2809378B2 JP6006717A JP671794A JP2809378B2 JP 2809378 B2 JP2809378 B2 JP 2809378B2 JP 6006717 A JP6006717 A JP 6006717A JP 671794 A JP671794 A JP 671794A JP 2809378 B2 JP2809378 B2 JP 2809378B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円弧状もしくはリング
状にカッタヘッドが配置されてなる多連トンネル掘削機
に適用されるセグメント組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大型のトンネルを掘削する場合、複数の
カッタヘッドを円弧状もしくはリング状に配置してなる
トンネル掘削機(多連トンネル掘削機)が用いられてい
る。
【0003】図5乃至図7に基づいて多連トンネル掘削
機を説明する。図5には多連トンネル掘削機による掘削
状況、図6にはカッタヘッドの平面、図7には図6中の
VII−VII線矢視を示してある。
【0004】図に示すように、本体1の前面には回転軸
2がア−チ状(円弧状)に複数設けられ、回転軸2には
カッタヘッド3がそれぞれ設けられている。隣接するカ
ッタヘッド3は、掘削方向前後に交互にずらして配置さ
れている。ア−チ状の両サイド下部には先導坑4,5が
設けられ、先導坑4,5内にはスクリュ−コンベヤ6が
設置されている。図中7は掘削後に組立てられたセグメ
ント、12はセグメント7を押し付けることにより本体
1を前進させるシールドジャッキである。
【0005】図示の多連トンネル掘削機では、複数のカ
ッタヘッド3の回転により土砂が掘削され、掘削された
土砂8はスクリュ−コンベヤ6上に流落ちて搬出され
る。掘削を行いながらシールドジャッキ12によりセグ
メント7を押し付けることにより本体1は前進し(掘
進)、掘進と同時に掘削後のア−チ状の内壁にセグメン
ト7が組立てられ、ア−チ状のトンネルが形成される。
スクリュ−コンベヤ6で搬出された土砂(内面残土砂)
9は、パワ−ショベル10で掘削、搬出され、馬蹄形の
トンネルが構築される。
【0006】トンネルを構築するに際し、セグメント7
はセグメント組立装置によってアーチ状の内壁に組み立
てられていく。即ち、図8に示すように、各カッタヘッ
ド3の後方にはセグメント7の組み立てを行う組立装置
11及びセグメント7の搬入を行うセグメント搬入装置
(図示省略)がそれぞれ設置され、各カッタヘッド3の
後方からセグメント7が搬入され、各組立装置11によ
ってアーチ状の内壁にセグメント7が組み立てられてト
ンネルが構築されていく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した多連トンネル
掘削機で使用される従来のセグメント組立装置は、各カ
ッタヘッド3毎に組立装置11及びセグメント搬入装置
が設置され、セグメント7をそれぞれ後方から搬入して
組立装置11で組み立てる構造となっている。このた
め、掘削機内のスペースが狭くなり、後続設備や排土設
備等の設置に限界があると共に人の出入りが困難となっ
て各装置のメンテナンス性が悪いものであった。また、
各セグメント7毎に組立装置11及びセグメント搬入装
置が必要で、多大な設備費を必要としていた。
【0008】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、少ない組立装置によりセグメントの組み立てを可能
にしたセグメント組立装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、複数のカッタヘッドを円弧状もしく
はリング状に配置してなる多連トンネル掘削機におい
て、カッタヘッドの配置状態に沿ってカッタヘッドの後
方にガイドレールを設け、ガイドレール上に組立装置本
体を移動自在に支持し、セグメントを保持するセグメン
ト受台を組立装置本体に昇降自在に支持したことを特徴
とする。
【0010】
【作用】セグメント受台にセグメントを保持し、ガイド
レールに沿って組立装置本体を移動させ、セグメントを
掘削断面内壁の所望位置に移動させ、セグメント受台を
昇降させてセグメントを所定位置に位置決めし、セグメ
ントの組み立てを行う。
【0011】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係る多連トンネ
ル掘削機のセグメント組立装置の全体状況、図2には図
1中のII−II線矢視、図3にはガイドレール下部の
支持状況を示してある。尚、多連トンネル掘削機の構成
は図5乃至図7に示してあるので重複する説明は省略す
る。
【0012】図1、図2に示すように、カッタヘッド3
の配置状態に沿ってカッタヘッド3の後方にはガイドレ
ール21が設けられ、ガイドレール21は複数の連結梁
22によって本体1に取り付けられている。ガイドレー
ル21には組立装置本体(装置本体)23が移動自在に
支持され、装置本体23にはセグメント受台(受台)2
4が昇降自在に支持されている。受台24にはセグメン
ト7が保持されるようになっている。
【0013】図2に示すように、装置本体23にはガイ
ドレール21に転接する車輪25が設けられ、車輪25
はブレーキ付きの油圧モータ(モータ)26の駆動によ
って駆動回転される。一方、ガイドレール21にはラッ
ク27が設けられ、装置本体23の車輪25にはラック
27に噛み合うピニオン28が設けられている。つま
り、モータ26の駆動によって車輪25が駆動回転され
ると、ピニオン28がラック27に噛み合って回転し、
装置本体23はガイドレール21に沿って移動する。
【0014】図3に示すように、カッタヘッド3により
掘削されたリング29の下部には掘削方向に沿ってレー
ル30が敷設され、ガイドレール21の下端にはレール
30に転接する車輪31が設けられている。つまり、本
体1の掘進に伴いガイドレール21はレール30に沿っ
て移動する。また、ガイドレール21の下方には脱落防
止板32が設けられ、脱落防止板32によって装置本体
23のガイドレール21からの脱落が防止されている。
セグメント7は図示しない運搬車によりガイドレール2
1の下方に搬入され、ホイスト33で吊り上げられて装
置本体23に積み込まれる。
【0015】図4に基づいて装置本体23を詳細に説明
する。図4には装置本体の詳細状況を示してある。
【0016】図に示すように、装置本体23には昇降板
34が昇降自在に設けられ、昇降板34は昇降ジャッキ
35の駆動によってワイヤ36及び滑車37を介して昇
降駆動される。昇降板34には受台24が設けられ、受
台24にはピン38を介してセグメント7が保持固定さ
れ、受台24はジャッキ38によって昇降動される。つ
まり、受台24に保持されたセグメント7は、昇降ジャ
ッキ35の駆動によって昇降板34と共に上昇され、更
にジャッキ38の駆動によって受台24と共に昇降され
て所定位置に位置決めされる(図中二点鎖線で示した状
態)。
【0017】セグメント7は図示しない運搬車によりガ
イドレール21の下方に搬入され、ホイスト33で吊り
上げられて装置本体23に積み込まれる。モータ26の
駆動によりガイドレール21に沿って装置本体23をリ
ング29の所定位置に移動させ、リング29の所定位置
で昇降ジャッキ35を駆動して昇降板34と共に受台2
4を上昇させる。ジャッキ38の駆動によってセグメン
ト7の上昇位置の微調整を行い、セグメント7を所定位
置に位置決めする。セグメント7を所定位置に位置決め
した後、シールドジャッキ12でセグメント7を後方に
押し付けることでセグメント7を既設のセグメント7に
取り付ける。セグメント7を順次搬入して、装置本体2
3の移動、セグメント7の昇降位置決め及びシールドジ
ャッキ12によるセグメント7の後方への押し付けを順
次行うことによりセグメント7をアーチ状に組み立てて
いく。
【0018】トンネルの大きさや、施工状態等により適
宜台数の装置本体23を用いて掘削内壁面にセグメント
7を組み立てる。
【0019】従って、上述したセグメント組立装置を用
いることにより、カッタヘッド毎に組立装置を備える必
要がなく、少ない台数の装置本体23で大型のアーチ状
掘削断面の内壁にセグメント7を組み立てることが可能
となる。このため、掘削機内のスペースが広くなり、後
続設備や排土設備等の制限が少なくなると共に人の出入
りが容易となって各装置のメンテナンス性が良くなる。
また、各セグメント7毎の組立装置及びセグメント搬入
装置が不要になり設備費が削減される。
【0020】
【発明の効果】本発明の多連トンネル掘削機のセグメン
ト組立装置は、ガイドレールに沿って組立装置本体を移
動自在に支持し、組立装置本体にセグメント受台を昇降
自在に支持したので、カッタヘッド毎にセグメント組立
装置を備える必要がなく、少ない台数の組立装置本体で
大型のアーチ状掘削断面の内壁にセグメントを組み立て
ることが可能となる。この結果、坑内及び掘削機内の作
業スペースが広くなり作業性向上とメンテナンス性向上
が図れと共に、設備費の削減によりコスト低減が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る多連トンネル掘削機の
セグメント組立装置の全体説明図。
【図2】図1中のII−II線矢視図。
【図3】ガイドレール下部の支持状況説明図。
【図4】組立装置本体の詳細状況説明図。
【図5】多連トンネル掘削機による掘削状況説明図。
【図6】カッタヘッドの平面図。
【図7】図6中のVII−VII線矢視図。
【図8】従来のセグメント組立装置の全体説明図。
【符号の説明】
3 カッタヘッド 7 セグメント 21 ガイドレール 22 連結梁 23 組立装置本体(装置本体) 24 セグメント受台(受台) 25 車輪 26 油圧モータ(モータ) 27 ラック 28 ピニオン 29 リング 30 レール 31 車輪 32 脱落防止板 33 ホイスト 34 昇降板 35 昇降ジャッキ 36 ワイヤ 37 滑車 38 ジャッキ
フロントページの続き (72)発明者 松浦 武 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (72)発明者 上村 城司 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (56)参考文献 実開 平6−76499(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 11/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカッタヘッドを円弧状もしくはリ
    ング状に配置してなる多連トンネル掘削機において、カ
    ッタヘッドの配置状態に沿ってカッタヘッドの後方にガ
    イドレールを設け、ガイドレール上に組立装置本体を移
    動自在に支持し、セグメントを保持するセグメント受台
    を組立装置本体に昇降自在に支持したことを特徴とする
    多連トンネル掘削機のセグメント組立装置。
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JP7328812B2 (ja) * 2019-07-09 2023-08-17 一般社団法人日本建設機械施工協会 Pc板組立装置
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