JP2807972B2 - タンク・ローリー用加圧器 - Google Patents
タンク・ローリー用加圧器Info
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Description
えば車体に搭載されるタンク・ローリー用加圧器に関す
る。
このタンク・ローリーのタンクから貯蔵タンクへ液化ガ
スを移送するときに、両タンク間につながれて液化ガス
を加圧するタンク・ローリー用加圧器は知られている。
どを受けるので、それらを吸収する構造であると共に、
液化ガスを通す際に、ガス温度が上昇し、熱収縮を受け
るので、熱収縮を吸収する構造であることが望まれる。
加圧器に加わる振動、衝撃、熱収縮等を十分に吸収でき
るタンク・ローリー用加圧器は提案されていない。
技術が有する問題点を解消し、輸送中の振動、衝撃、或
いは液化ガスを通すときの熱収縮などに十分に耐え得る
タンク・ローリー用加圧器を提供することにある。
に、第1の発明は、タンク・ローリーに搭載され、この
タンク・ローリーのタンクから貯蔵タンクへ液化ガスを
移送するときに、両タンク間につながれて液化ガスを加
圧するタンク・ローリー用加圧器において、タンク・ロ
ーリーに固定される箱形の枠部材を有し、この箱形の枠
部材にはフィンを有する複数本のU字管を並設し、各U
字管の夫々を入口ヘッダ及び出口ヘッダでつなぎ、各ヘ
ッダと各U字管とをつなぐつなぎ部を含む各U字管の軸
部の複数箇所を箱形の枠部材にUバンドで固定したこと
を特徴とするものである。
管の軸部には軸方向に半割りにされたスリーブを被せ、
このスリーブの上から前記つなぎ部を含む各U字管の軸
部を前記Uバンドで固定し、前記スリーブには両端にU
バンドを押さえるストッパを設けたことを特徴とするも
のである。
される箱形の枠部材に、フィンを有する複数本のU字管
を並設し、各U字管の夫々を入口ヘッダ及び出口ヘッダ
でつなぎ、各ヘッダと各U字管とをつなぐつなぎ部を含
む各U字管の軸部の複数箇所を、Uバンドで枠部材に固
定するので、輸送中の振動、衝撃、或いは液化ガスを通
すときの熱収縮などに十分に耐え得るものになる。
各U字管はスリーブを介して自由に伸縮することができ
るので、堅固に固定してしまった場合などに比べて、溶
接部などに亀裂が生じることは少ない。また、スリーブ
の両端にはストッパが設けられるので、このストッパに
Uバンドが係合するので、各U字管が熱収縮するとき
に、スリーブが軸方向へ移動することはない。
器の一実施例を添付図面を参照して説明する。
リー用の加圧器を示し、この加圧器1はタンク・ローリ
ーのシャーシ(図示せず)に固定されている。この加圧
器1は、アルミニウム製のアングル材によって箱形に組
まれた枠部材10を有し、この枠部材10の内側には、
図2からも明らかなように、U字状に曲げられた8本の
アルミニウム製のU字管3が並設されている。
つなぎ部11を介して入口ヘッダ7、及び出口ヘッダ9
(図3参照)につながれている。
ミニウム製のフィン管5の内周にアルミニウム製の内管
6を嵌め込むことにより製造される。
ように、フィン管5を設けない部分(以下、単に軸部と
いう)100が作られ、これらの軸部100とつなぎ部
11には、後述するように、Uバンド23が設けられ、
上記のU字管3は、このUバンド23によって枠部材1
0のステー10aに固定される。
タンク・ローリーのタンク(図示せず)につながれ、出
口ヘッダ9は出口フランジ15を介してグランド固定式
の貯蔵タンク(図示せず)につながれる。
に満載された液化ガス(ガス輸送は液化ガスの状態で輸
送するのが一般的である)は、加圧器1を通して、ガス
状態に気化されてから貯蔵タンクに移される。このと
き、加圧器1は蒸発器(ベーパライザ)として機能する
ので、U字管3は冷却されて収縮する。
字管3は、振動、衝撃、或いは熱収縮などを吸収できる
ように固定される。
て、U字管3のつなぎ部11(或いは軸部100)に、
軸方向に半割りにされた断熱材としてのフッ素樹脂製の
スリーブ21(図7)を装着し、このスリーブ21の上
にステンレス製のUバンド23を当て、このUバンド2
3を枠部材10のステー10aに2本のボルト25を用
いて固定した後、これを締めることによって固定され
る。
3のつなぎ部11(或いは軸部100)に装着し易いよ
うに、軸方向に半割りになっており、このスリーブ21
の両端には、Uバンド23に対するずれを押さえるため
のストッパ27が一体的に形成される。これによれば、
Uバンド23で固定した後に、スリーブ21は軸方向へ
移動することはない。
は、スリーブ21、Uバンド23、ボルト25(ステン
レス製)以外のものを、すべてアルミニウム製としてい
るので、小型、軽量化を十分に図ることができる。
2に示すように、各U字管3に対して6個用いられる。
これによれば、8本のU字管3は48個のUバンド23
で固定されるので、振動、衝撃に十分耐え得る加熱器1
となる。
すべりのよいスリーブ21が介在するので、かりに熱収
縮によりU字管3が収縮したとしても、U字管3自体は
固定されることがなく、軸方向に自由に収縮できるの
で、例えばヘッダ7,9とつなぎ部11間の溶接部など
に亀裂が生じることはない。
7が設けられているので、熱収縮によりU字管3が収縮
するとき、Uバンド23で固定した部分からスリーブ2
1が外れることはない。さらに、スリーブ21は、2つ
の部分21aに半割りになっているので、スリーブ21
のU字管3への着装は簡単である。
たが、本発明は、これに限定されるものでないことは明
らかである。例えば、スリーブ21はすべりのよい材質
のものであれば、フッ素樹脂製に限定されるものではな
い。ただし、成形性に優れる樹脂製のものが好ましい。
また、強度を考慮して、枠部材10はステンレス製にす
ることも可能である。
発明によれば、タンク・ローリーに固定される箱形の枠
部材を有し、この箱形の枠部材にはフィンを有する複数
本のU字管を並設し、各U字管の夫々を入口ヘッダ及び
出口ヘッダでつなぎ、各ヘッダと各U字管とをつなぐつ
なぎ部を含む各U字管の軸部の複数箇所を枠部材にUバ
ンドで固定する構造にしたので、輸送中の振動、衝撃、
或いは液化ガスを通すときの熱収縮などに十分に耐え得
るものになる。
リーブを介在させることにより、熱収縮が生じても、各
U字管はスリーブを介して自由に収縮することができる
ので、堅固に固定してしまった場合などに比べて、溶接
部などに亀裂が生じることは少なく、十分に熱収縮に耐
え得るものになり、しかもスリーブの両端にはストッパ
が設けられるので、このストッパにUバンドが係合する
ので、熱収縮するときに、スリーブの軸方向への移動が
防止される。
施例を示す平面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 タンク・ローリーに搭載され、このタン
ク・ローリーのタンクから貯蔵タンクへ液化ガスを移送
するときに、両タンク間につながれて液化ガスを加圧す
るタンク・ローリー用加圧器において、 前記タンク・ローリーに固定される箱形の枠部材を有
し、この箱形の枠部材にはフィンを有する複数本のU字
管を並設し、各U字管の夫々を入口ヘッダ及び出口ヘッ
ダでつなぎ、各ヘッダと各U字管とをつなぐ前記つなぎ
部を含む前記各U字管の軸部の複数箇所を前記枠部材に
Uバンドで固定したことを特徴とするタンク・ローリー
用加圧器。 - 【請求項2】 前記つなぎ部を含む各U字管の軸部には
軸方向に半割りにされたスリーブを被せ、このスリーブ
の上から前記つなぎ部を含む各U字管の軸部を前記Uバ
ンドで固定し、前記スリーブには両端にUバンドを押さ
えるストッパを設けたことを特徴とする請求項1記載の
タンク・ローリー用加圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24478694A JP2807972B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | タンク・ローリー用加圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24478694A JP2807972B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | タンク・ローリー用加圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0886399A JPH0886399A (ja) | 1996-04-02 |
JP2807972B2 true JP2807972B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=17123909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24478694A Expired - Fee Related JP2807972B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | タンク・ローリー用加圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2807972B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4580109B2 (ja) * | 2001-01-23 | 2010-11-10 | 昭和電工株式会社 | タンク・ローリー用加圧器 |
JP5420028B2 (ja) * | 2012-07-24 | 2014-02-19 | 日本車輌製造株式会社 | タンクローリ |
JP6316141B2 (ja) * | 2014-08-20 | 2018-04-25 | 日本車輌製造株式会社 | タンクローリ |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP24478694A patent/JP2807972B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0886399A (ja) | 1996-04-02 |
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