JP2807909B2 - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は所謂インナーフォーカス式のズームレンズに
関し,特に高変倍率を確保しながら,小型軽量化を達成
することができる様にした高変倍率のインナーフォーカ
ス式ズームレンズに関する。
【従来の技術】
従来よりズームレンズの代表的なものとして,第1レ
ンズ群,第2レンズ群及び第3レンズ群をリレーレンズ
の前段に配置し,第1レンズ群の移動により焦点調節を
行い,第2レンズ群の移動により変倍を行うとともに,
変倍に伴う像面変動を第3レンズ群の移動により補正す
る様にした所謂機械補正式ズームレンズが知られてい
る。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら,この種のズームレンズでは近接撮影時
においては第1レンズ群が大きく繰り出されるので,周
辺部のビネッティングを防止する為には第1レンズ群を
大口径化する必要があるという問題があり,又,これに
伴って所謂パワーフォーカスに際しては,大口径の第1
レンズ群を駆動する為にモータの高出力化が必要になる
という問題も発生する。 又,第1レンズ群の移動空間の他に,変倍の為の第2
レンズ群の移動空間や,変倍に伴う像面変動補正の為の
第3レンズ群の移動空間を確保しなければならない為,
変倍比を大きくし,収差を適正な範囲内に収めようとし
た場合には,この移動空間が長大化し,レンズ全長が長
くなるという問題も発生する。
【問題点を解決するための手段】
本発明はこの様な問題点に鑑みてなされたものであ
り,近接撮影能力を損なうことなく第1レンズ群の小型
化やパワーフォーカスに際してのモータトルクの低減を
可能とするとともに,変倍比を大きくしながらレンズ全
長を短縮することができる様にしたズームレンズを提供
することを目的とする。 本発明のズームレンズは, 物体側より順次,正・負・正・正・正の屈折力を持つ
5つのレンズ群を備え, 前記第1のレンズ群,前記第3のレンズ群及び前記第
5のレンズ群は固定され, 前記第2のレンズ群は変倍の為光軸方向に移動される
様になし, 前記第4のレンズ群は変倍に伴う焦点位置の移動を補
正する為及びフォーカシングの為光軸方向に移動される
様になし, 前記第3のレンズ群は物体側曲率が像側曲率よりも強
い負の曲率を持つレンズを少なくとも一枚有し, 前記第i番目のレンズ群の焦点距離をfiとし,全系の
広角端の焦点距離をfwとし,n番目の境界面の曲率をRn
し,n番目の境界面間隔をTnとした時, 4.32<f1/fw<4.72 (1) 108<|f2/fw| (2) 0.26<f4/f5<0.36 (3) 0<T18−T17<0.035 (4) 1.34<|R19/fw|<1.39 (5) なる条件を満足することを特徴とする。
【作用】
本発明においては負の屈折力を持つ第2レンズ群が光
軸方向に移動することによって変倍作用がなされ,変倍
に伴う像面変動は第4レンズ群の光軸方向の移動によっ
て補正される。又,第1レンズ群は固定されており,フ
ォーカシングは第4レンズ群の光軸方向の移動により併
せて行われる。
【実施例】
以下図面を参照して本発明の1実施例を詳細に説明す
る。 第1図は本発明の実施例に係るズームレンズの光軸断
面図であり,1は正の屈折力を持つ第1レンズ群,2は負の
屈折力を持つ第2レンズ群,3は正の屈折力を持つ第3レ
ンズ群,4は正の屈折力を持つ第4レンズ群,5は正の屈折
力を持つ第5レンズ群を示し,第1レンズ群1と第3レ
ンズ群3と第5レンズ群5は各々固定されている。 又,第2レンズ群2は変倍の為に光軸方向に移動し,
又,第4レンズ群4は変倍に伴う像面変動の補正の為及
びフォーカシングの為に光軸方向に移動する。又,6は絞
りを示す。 本発明では第1レンズ群1はフォーカシングの為の繰
り出し動作がなされないので,第1レンズ群1はワイド
端無限遠状態においてビネッティングを防止し得る口径
を有すれば良く,特別な大口径化は必要ない。 又,第4レンズ群4の光軸方向への移動によって,変
倍に伴う像面変動の補正及びフォーカシングを併せて行
うので,確保すべき移動空間長が減縮され,全長の短縮
化が可能となる。 次に,R1〜R24は各々物体側からの境界面を示し,T0〜T
23は各々隣接する境界面の間隔を示す。 又,第3レンズ群3は物体側曲率が像側曲率よりも強
い負の曲率を持つ少なくとも一枚のレンズL3を有してい
る。 更に,本発明のズームレンズはその特徴点として,第
i番目のレンズ群の焦点距離をFi,全系の広角端の焦点
距離をfw,n番目の境界面の曲率をRn,n番目の境界面間隔
をTnと定義した時に, 4.32<f1/fw<4.72 (1) 108<|f2/fw| (2) 0.26<f4/f5<0.36 (3) 0<T18−T17<0.035 (4) 1.34<|R19/fw|<1.39 (5) なる条件を満足する様に構成されている。 これらの内,条件(1)は第1レンズ群1の屈折力を
規定したものであり,球面収差やコマの補正に関与す
る。第1レンズ群1の屈折力が条件(1)の下限値を越
えて強くなると,テレ側の球面収差が補正過剰になり,
逆に,第1レンズ群1の屈折力が条件(1)の上限値を
越えて弱くなるとテレ側の球面収差が補正不足になると
ともに,軸外の外向コマが発生する。 条件(2)の第2レンズ群2の屈折力を規定したもの
であり,変倍の際の第2レンズ群2の移動量や像面湾曲
に関与する。第2レンズ2の屈折力が条件(2)の下限
値を越えて強くなると,変倍の際の第2レンズ群2の移
動量は減少するが,負の像面湾曲が大きくなる。 条件(3)は第4レンズ群4と第5レンズ群5の屈折
力の比を規定したものであり,球面収差の補正や変倍に
伴う像面変動を補正する為の第4レンズ群の移動量に関
与する。第4レンズ群4の屈折力と第5レンズ群5の屈
折力の比が条件(3)の下限値を越えて小さくなると,
球面収差が過剰補正になり,第4レンズ群4の屈折力と
第5レンズ群5の屈折力の比が条件(3)の上限値を越
えて大きくなると,変倍に伴う像面変動を補正する為の
第4レンズ群4の移動量が大きくなり,レンズ全長が増
大する。 条件(4)は変倍に伴う像面変動の補正及びフォーカ
シングを行う為の第4レンズ群を構成するレンズL10
厚みとレンズL9及びレンズL10の間隔との差を規定する
ものであり,球面収差やコマの補正に関与する。この差
が条件(4)の上限値を越えて大きくなると球面収差が
補正不足となり,この差が条件(4)の下限値を越えて
小さくなる(マイナスになる)と軸外の内向コマが発生
する。 条件(5)は変倍に伴う像面変動の補正及びフォーカ
シングを行う為の第4レンズ群を構成するレンズL10
レンズL11の境界面R19の曲率を規定するものであり,像
面湾曲やコマの補正に関与する。曲率が条件(5)の上
限値を越えると,像面湾曲が補正不足になり,曲率が条
件(5)の下限値を越えると軸外の外向コマが発生す
る。 より具体的な数値を規定した実施例として,第1の実
施例を表(1−1)及び表(1−2)に,第2の実施例
を表(2−1)及び表(2−2)に示すとともに,第1
の実施例及び第2の実施例の収差曲線図を各々第2図乃
至第4図及び第5図乃至第7図に示す。 尚,下記の表(1−2)及び表(2−2)に示すTnは
対応する表(1−1)及び表(2−1)における可変な
n番目の境界面間隔Tnをワイド端,スタンダード,テレ
端毎に示したものであり,又,表(1−2)及び表(2
−2)における焦点距離fはワイド端を1とした場合の
比率で示したものである。又,全ての表は無限遠にフォ
ーカシングされた場合を示している。更に,収差曲線図
において,d及びgは各々d線及びg線を,scはサインコ
ンディションを,DSはサジタル方向を,DTはメリディオナ
ル方向を,各々示している。
【効果】
以上説明した様に,本発明によれば第1レンズ群を小
口径化できるとともに,パワーフォーカスに際してもモ
ータのトルクを軽減することができ,更に,第2レンズ
群及び第4レンズ群の光軸方向の移動によって変倍,像
面変動の補正及びフォーカシングを行えるので,変倍比
を高めてもレンズ群の可動スペースを短縮することがで
き,レンズ全体の小型化を達成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例に係るズームレンズの光軸断
面図,第2図は第1の実施例のワイド端時の収差曲線
図,第3図は第1の実施例のスタンダード時の収差曲線
図,第4図は第1の実施例のテレ端時の収差曲線図,第
5図は第2の実施例のワイド端時の収差曲線図,第6図
は第2の実施例のスタンダード時の収差曲線図,第7図
は第2の実施例のテレ端時の収差曲線図。 1……第1レンズ群、2……第2レンズ群 3……第3レンズ群、4……第4レンズ群 5……第5レンズ群、6……絞り

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順次,正・負・正・正・正の屈
    折力を持つ5つのレンズ群を備え, 前記第1のレンズ群,前記第3のレンズ群及び前記第5
    のレンズ群は固定され, 前記第2のレンズ群は変倍の為光軸方向に移動される様
    になし, 前記第4のレンズ群は変倍に伴う焦点位置の移動を補正
    する為及びフォーカシングの為光軸方向に移動される様
    になし, 前記第3のレンズ群は物体側曲率が像側曲率よりも強い
    負の曲率を持つレンズを少なくとも一枚有し, 前記第i番目のレンズ群の焦点距離をfiとし,全系の広
    角端の焦点距離をfwとし,n番目の境界面の曲率をRn
    し,n番目の境界面間隔をTnとした時, 4.32<f1/fw<4.72 (1) 108<|f2/fw| (2) 0.26<f4/f5<0.36 (3) 0<T18−T17<0.035 (4) 1.34<|R19/fw|<1.39 (5) なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
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