JP2807683B2 - 電子部品搬送用キャリアテ−プの成形不良を検出する方法 - Google Patents
電子部品搬送用キャリアテ−プの成形不良を検出する方法Info
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- JP2807683B2 JP2807683B2 JP30482592A JP30482592A JP2807683B2 JP 2807683 B2 JP2807683 B2 JP 2807683B2 JP 30482592 A JP30482592 A JP 30482592A JP 30482592 A JP30482592 A JP 30482592A JP 2807683 B2 JP2807683 B2 JP 2807683B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂シ−トを
エンボス成形してなる電子部品搬送用キャリアテ−プの
穴あき不良部（ピンホール）を検出する方法に関するも
のである。
エンボス成形してなる電子部品搬送用キャリアテ−プの
穴あき不良部（ピンホール）を検出する方法に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】電子部品搬送用キャリアテ−プとして、
熱可塑性樹脂シ−トをエンボス成形したものが多用され
ている。しかし、これらはエンボス部の深絞りに成形不
良を発生することがある。その原因は、熱可塑性樹脂シ
ートにゲル化不良によリフイシュアイや、導電性カーボ
ンが混入し、エンボス成形時にその部分が引き伸ばされ
てピンホールとなるためである。従来は、このような成
形不良を除去する方法としてもっぱら拡大鏡を使用して
目視検査を行っていた。
熱可塑性樹脂シ−トをエンボス成形したものが多用され
ている。しかし、これらはエンボス部の深絞りに成形不
良を発生することがある。その原因は、熱可塑性樹脂シ
ートにゲル化不良によリフイシュアイや、導電性カーボ
ンが混入し、エンボス成形時にその部分が引き伸ばされ
てピンホールとなるためである。従来は、このような成
形不良を除去する方法としてもっぱら拡大鏡を使用して
目視検査を行っていた。
【０００３】
【発明が解決ようとする課題】目視検査する方法は、作
業能率が悪くしかも不良品を見逃すことが多く、その解
決が望まれていた。これについて解決しようとする問題
点は、キャリアテープの成形不良を能率よく確実に検出
することにある。
業能率が悪くしかも不良品を見逃すことが多く、その解
決が望まれていた。これについて解決しようとする問題
点は、キャリアテープの成形不良を能率よく確実に検出
することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンボス成形
されたキャリアテ−プを収容し移送できる長溝を備えた
下板と、空気導入口、空気流通溝、圧力センサを備えた
上板との間に前記テープをはさみ込み、該上板の下面と
キャリアテ−プの上面が接している状態で、該上板の空
気流通溝とキャリアテ−プのエンボス部からなる空間に
空気を導いて一定圧とし、該空間の空気圧の低下を圧力
センサで検知して成形不良を検出することによって、前
記課題を解決することができた。成形不良が検出される
と、上板を上げてキャリアテ−プを移送し、ついで上板
を下げて次のキャリアテープをはさみ込み、前記操作が
繰り返される。
されたキャリアテ−プを収容し移送できる長溝を備えた
下板と、空気導入口、空気流通溝、圧力センサを備えた
上板との間に前記テープをはさみ込み、該上板の下面と
キャリアテ−プの上面が接している状態で、該上板の空
気流通溝とキャリアテ−プのエンボス部からなる空間に
空気を導いて一定圧とし、該空間の空気圧の低下を圧力
センサで検知して成形不良を検出することによって、前
記課題を解決することができた。成形不良が検出される
と、上板を上げてキャリアテ−プを移送し、ついで上板
を下げて次のキャリアテープをはさみ込み、前記操作が
繰り返される。
【０００５】本発明の方法を実施する装置は、下板と上
下動する上板とからなり、図１に示すように、下板１は
連続するエンボス部２をもつキャリアテープ３を収容移
送できる長溝４を備え、上板５は空気導入口６、流入空
気が流れる空気流通溝８および圧力センサ７を備えてい
る。
下動する上板とからなり、図１に示すように、下板１は
連続するエンボス部２をもつキャリアテープ３を収容移
送できる長溝４を備え、上板５は空気導入口６、流入空
気が流れる空気流通溝８および圧力センサ７を備えてい
る。
【０００６】この方法は、図２に示すように、キャリア
テ−プ３のエンボス部２が通過する長溝４を有する下板
１と、流入空気が流れる空気流通溝８を有する上板５と
の間にキャリアテープ３をはさみ込み、空気圧０．１〜
０．１５ｋｇ／ｃｍ2 の空気を空気導入口６から流し入
れると、空気は長い空気流通溝８を通過してエンボス部
２に充満し一定圧となる。
テ−プ３のエンボス部２が通過する長溝４を有する下板
１と、流入空気が流れる空気流通溝８を有する上板５と
の間にキャリアテープ３をはさみ込み、空気圧０．１〜
０．１５ｋｇ／ｃｍ2 の空気を空気導入口６から流し入
れると、空気は長い空気流通溝８を通過してエンボス部
２に充満し一定圧となる。
【０００７】このときエンボス部２にピンホール９が発
生していると、図３に示すように、空気はそこからキャ
リアテープ３の背面側に流出するため、上板５の空気流
通溝８とキャリアテ−プ３のエンボス部２からなる空間
の空気圧は低下する。これを圧力センサ７が検出し、ピ
ンホール９の発生を探知する。上下運動する上板５は、
一定量のキャリアテープ３の検出が終わると、これを一
定長さ分移送するため上へ移動し、移送が終わると、ま
た下方に移動し、キャリアテープ３をはさみ込み検出を
行うという繰り返しによって、連続的にテ−プのピンホ
ールによる成形不良を検出する。本発明で用いられる熱
可塑性樹脂として、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポ
リカーボネート、ポリフタレート、ポリエチレンまたは
ポリプロピレンなどが挙げられる。
生していると、図３に示すように、空気はそこからキャ
リアテープ３の背面側に流出するため、上板５の空気流
通溝８とキャリアテ−プ３のエンボス部２からなる空間
の空気圧は低下する。これを圧力センサ７が検出し、ピ
ンホール９の発生を探知する。上下運動する上板５は、
一定量のキャリアテープ３の検出が終わると、これを一
定長さ分移送するため上へ移動し、移送が終わると、ま
た下方に移動し、キャリアテープ３をはさみ込み検出を
行うという繰り返しによって、連続的にテ−プのピンホ
ールによる成形不良を検出する。本発明で用いられる熱
可塑性樹脂として、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポ
リカーボネート、ポリフタレート、ポリエチレンまたは
ポリプロピレンなどが挙げられる。
【０００８】
【実施例】図１に示す装置を使用してポリスチレンから
なる厚さ２０〜４０μｍのキャリアテープのエンボス部
のピンホールを検出した。上板の空気流通溝とキャリア
テ−プのエンボス部からなる空間の流通空気圧を０．１
ｋｇ／ｃｍ2 に保ち、そのときの空気圧の低下により直
径０．５ｍｍ以上のピンホールを検出することができ
た。
なる厚さ２０〜４０μｍのキャリアテープのエンボス部
のピンホールを検出した。上板の空気流通溝とキャリア
テ−プのエンボス部からなる空間の流通空気圧を０．１
ｋｇ／ｃｍ2 に保ち、そのときの空気圧の低下により直
径０．５ｍｍ以上のピンホールを検出することができ
た。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように本発明の方法によれ
ば、キャリアテープ製造後の目視検査の必要がなくな
り、省人化および品質の安定化がはかられると共に、穴
あき不良部の見落としが絶無となる。
ば、キャリアテープ製造後の目視検査の必要がなくな
り、省人化および品質の安定化がはかられると共に、穴
あき不良部の見落としが絶無となる。
【図１】本発明の方法に使用する成形不良検出装置の１
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図２】図１の装置のキャリアテープ上に空気が流通す
るときの縦断面略図である。
るときの縦断面略図である。
【図３】図１の装置においてキャリアテープのエンボス
部にピンホールがあるときの縦断面略図である。
部にピンホールがあるときの縦断面略図である。
１ 下板 ６ 空気導入口 ２ エンボス部 ７ 圧力センサ ３ キャリアテープ ８ 空気流通溝 ４ 長溝 ９ ピンホール
５ 上板
５ 上板
Claims (2)
- 【請求項１】エンボス成形されたキャリアテ−プを収容
し移送できる長溝を備えた下板と、空気導入口、空気流
通溝、圧力センサを備えた上板との間に前記テープをは
さみ込み、該上板の下面とキャリアテ−プの上面が接し
ている状態で、該上板の空気流通溝とキャリアテ−プの
エンボス部からなる空間に空気を導いて一定圧とし、該
空間の空気圧の低下を圧力センサで検知して成形不良を
検出することを特徴とする電子部品搬送用キャリアテ−
プの成形不良を検出する方法。 - 【請求項２】前記空間に空気を導いて一定圧とし、空気
圧の低下を圧力センサで検知して成形不良を検出後、上
板を上げてキャリアテ−プを移送し、ついで上板を下げ
て次のキャリアテープをはさみ込み、前記操作を繰り返
すことにある請求項１に記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30482592A JP2807683B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 電子部品搬送用キャリアテ−プの成形不良を検出する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30482592A JP2807683B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 電子部品搬送用キャリアテ−プの成形不良を検出する方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06127808A JPH06127808A (ja) | 1994-05-10 |
| JP2807683B2 true JP2807683B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=17937711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30482592A Expired - Lifetime JP2807683B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 電子部品搬送用キャリアテ−プの成形不良を検出する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2807683B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10259975B3 (de) * | 2002-12-19 | 2004-06-17 | Daimlerchrysler Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Dichtheitsprüfung |
| JP5204678B2 (ja) * | 2009-01-22 | 2013-06-05 | 株式会社フクダ | テストガスボンビングシステム |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP30482592A patent/JP2807683B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06127808A (ja) | 1994-05-10 |
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