JP2807158B2 - 食品焼成方法及びその装置 - Google Patents

食品焼成方法及びその装置

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JP2807158B2 JP30307993A JP30307993A JP2807158B2 JP 2807158 B2 JP2807158 B2 JP 2807158B2 JP 30307993 A JP30307993 A JP 30307993A JP 30307993 A JP30307993 A JP 30307993A JP 2807158 B2 JP2807158 B2 JP 2807158B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小麦粉等を主材料とし
た焼成加工食品たとえばたこやき等の焼成機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種食品焼成機としては、せん
べい焼機、まんじゅう焼機、カステーラ焼機が知られて
いる。これらの食品焼成機は、無端移送路上を開閉自在
な上下焼型を移送され、前記移送路の途中に設けたオー
ブン内で、焼型内に供給した生地を加熱焼成し、オーブ
ンを出たところで焼型を開いて焼成物を取り出すように
構成されている。
【0003】他方、小麦粉、野菜、天ぷらかすなど比重
の異なる多種類を混合して水、だし汁等を加え混練した
流動性を有する液状生地を用いる焼成食品たとえばたこ
やきは、上部が開放した下型を用いて、人手により焼か
れており、機械化されていなかった。ところで、せんべ
い焼機等の上下開放焼型からなる食品焼成機を、たこや
きに採用することが考えられるが、焼型の開閉、反転機
械が複雑であり、装置全体構造が複雑で高価になるう
え、焼型凹所の深さが大きくなるので、焼成食品の型離
れに問題がある。
【0004】そこで、本願出願人は、上記問題を解決で
きる食品焼成機をすでに提案している(特願平2−40
9421号参照)。即ち、この食品焼成機は、ループ状
に形成された無端移送路と、該移送路上を循環移送され
る略U形凹所を有する開放焼型と、前記移送路の途中で
焼型と共にこれに注入された液状生地を加熱し焼成加工
する上下火加熱形トンネルオーブンと、生地供給前に焼
型に油を塗り付ける自動塗油装置と、定量の液状生地を
予熱された焼型の凹所に注入する自動生地供給装置とか
らなっている。
【0005】また、半球形よりも深い凹部を有する複数
個の焼型を用い、1組の焼型中の一方の焼型の凹部を上
に向けて、その中に下生地を注入し、具を入れ、上生地
を掛けて、下方から加熱し、下生地がほぼ焼成されると
共に上生地の周辺部が半ば焼成され、上生地の中央部が
未だ焼成されていない状態で、該一方の焼型の上に他方
の焼型を被せ、上記双方の焼型を互いに密着させた侭で
上下を反転して、一方の焼型の中で焼成されつつある菓
子を他方の焼型内に落下させ、上記他方の焼型を下方か
ら加熱して焼き上げる球状の菓子の焼成方法が提案され
ている(特開平5−252917号公報参照)。
【0006】なお、該焼成方法では、前記一方の焼型の
上に他方の焼型を被せるに先立って、前記焼型の凹部の
開口部よりも小径の半球状の凹部を有する成形具を用
い、該成形具の凹面を下に向けた形で前記一方の焼型内
に挿入して、該一方の焼型の中で焼成されつつある生焼
けの生地を、前記成形具で押さえつけてほぼ球状ならし
めると共に、該生焼けの生地と該一方の焼型との間の焼
き付き気味の状態を離断させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記各従来
技術では、食品を真球状に焼成するのが難しく、特に、
従来技術の後者(特開平5−252917号公報)で
は、焼型Aと焼型Bを重ねる前に成形具で生焼けの生地
を略球状にして型離れを容易にしているが、成形具の凹
部に空気(蒸気を含む)が溜まって菓子を球形にするこ
とが困難であり、強く押付けると成形具の周縁部から生
地がはみ出して帯状又は線状の焼けた線が入るなどの問
題があり、さらに、両焼型A,Bを重ねた後、両焼型
A,Bを上下反転させて下側になった焼型Bを加熱する
ので、時間的なロスが生じて効率が悪いほか、装置の構
造が複雑になるなどの問題がある。
【0008】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、手焼きに最も近
い真球状にしかも見栄えよく焼き上げ、かつ殆ど人手を
要することなく、大量にかつ衛生的に生産できる食品焼
成方法及びその装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明方法は、断面略U形の凹所を有する開放焼型を複数個
使用して、球形の食品を焼成する方法であって、循環移
動中の前記焼型凹所内で半焼け状態の食品を、移送方向
の前側に180度回転させて夫々前側の空の焼型凹所内
に移し替え、前転されて空になった焼型をさらに逆方向
(後方)に復帰反転させ、前側の焼型内に移し替えられ
た食品を、所要時間経過後に空気抜き手段を備えた食品
押さえ型により上から押さえて形を整えて焼き上げるこ
とを特徴としている。
【0010】また、本発明方法は、前記押さえ型により
焼型内の食品を押さえて整形した後、焼成中の食品を焼
型内で回転手段により1又は複数回にわたり回転させる
ことを特徴としている。さらに、本発明方法は、前記焼
型を間欠的に移送し、焼型の停止中に食品を前記押さえ
型により押さえて整形及び食品中の空気を抜くことを特
徴としている。
【0011】そして、本発明装置は、ループ状に形成さ
れた無端移送路と、該移送路上を循環移送される断面略
U形の凹所を有する開放焼型と、前記移送路の途中で焼
型と共にこれに注入された液状生地を加熱し焼成加工す
る上下火加熱形トンネルオーブンと、生地供給前に焼型
に油を塗り付ける自動塗油手段と、定量の液状生地を予
熱された焼型の凹所に注入する自動生地供給手段を備え
た食品焼成装置において、前記開放焼型は夫々180度
前転及び反転復帰可能とされ、前記オーブン内に焼型前
転・反転手段を備え、前記オーブン内の焼型前転・反転
手段の下手側に焼型の上方に空気抜き手段を設けた略倒
立椀形の型本体を有する食品押さえ型を上下動可能に備
えていることを特徴としている。
【0012】また、本発明装置は、前記オーブン内の食
品押さえ型の下手側に焼成中の又は/及びオーブンを出
たところの食品を各焼型内で回転させる食品回転手段を
備えていることを特徴としている。さらに、本発明装置
は、前記焼型が間欠移動手段により間欠的に駆動され、
焼型の停止中に焼型の前転・反転復帰が行われると共に
食品押さえ型が上下動するようになっていることを特徴
としている。
【0013】
【作用】本発明によれば、予熱されかつ清浄化されると
共に油が塗り付けられた移送中の焼型3の略U形食品焼
成凹所7に、自動生地供給装置11により液状の生地が
定量注入され、焼型3及びこれに注入された生地がトン
ネルオーブン5内で上火及び下火によって上下両方から
加熱されながら間欠的に移送される。トンネルオーブン
5内で、半焼け状態になった生地は、焼型3の停止中に
焼型3が所定反転位置で移送方向の前側の空になってい
る焼型3の上に被さるように180度前転されることに
より、上下が反転して前側の焼型3内に逆立ち状に移し
替えられ、前転した焼型3は空になって移送方向後方に
180度反転し元の位置に前記凹所7が上向きになるよ
う復帰する。この反転動作は、焼型3の1ピッチ(1焼
型分)だけ移動し停止する毎に、前記反転位置において
後続の焼型3に対して順次繰返し行われる。
【0014】生地注入から所要時間(たこ焼の場合は約
180〜200秒)経過後、生地内の空気が膨らみ背高
の球状となった段階で、押さえ型49により焼型3内の
食品を上から押さえて、食品の中にある空気を抜き、球
状に近い形に整える。このとき、押さえ型49に設けた
空気抜き手段56から食品内の空気が容易に抜け出し、
他方押さえ型49も加熱されているので、押さえ型が上
昇時に焼成未完了の食品から容易に剥離される。
【0015】そして、焼型3内の食品の整形が終わる
と、上方からの加熱は中止され、焼型3内の食品は、移
動中に回転手段50により食品上部を移送方向と反対方
向に押動することによって、焼型内で転がり、この動作
を複数回繰返す間に、食品の表面は帯状の線などのない
均一できれいな真球状に焼き上がる。このようにして焼
き上がった食品は、オーブン5から出た後、所定時間経
過後に焼型3が反転され、焼型3から焼成されたたこや
き等の焼成食品が分離して落下し、該食品が取り出され
る。焼成食品が分離された焼型3は、正転されて上向き
姿勢に戻され、再び自動塗油装置9により油が食品焼成
凹所7内に塗り付けられると共に清掃された後、液状生
地が自動生地供給装置11により前記凹所7内に定量宛
注入され、焼型3が順次トンネルオーブン5内に循環移
送され、焼成加工が連続的に行われる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はたこやき焼成装置の全体平面図を示し、該
焼成装置は、本体フレーム1に平面視ループ状に形成さ
れた無端の焼型移送路2と、該移送路2上を間欠的に循
環移送される焼型3と、焼型移送手段4と、移送路2の
途中に配設したトンネルオーブン5と、焼型清掃回転ブ
ラシ6と、焼型3の食品焼成凹所7内に油を滴下させる
油供給タンク8と、前記凹所7の内面に油を塗り付ける
自動塗油装置9と、前記凹所7内に流動性を有する液状
生地(原料)10を定量注入する自動生地供給装置11
と、焼型前転・反転アーム27と、食品押さえ型49
と、食品回転手段50等とから成っている。
【0017】前記本体フレーム1は、偏平長方体状に枠
組み構成された外側フレーム12と、内側に設けた内側
フレーム13とから成り、内外側フレーム12,13に
は、無端移送路2を形成するループ状の内外側ガイドレ
ール14,15が設けられている。前記焼型3は、図2
〜図6に示すように、焼型本体16と、該本体16を反
転可能に支持する支持枠体17及び内外側支持脚18,
19から成っており、各支持脚18,19の下端には、
前記内外側ガイドレール14,15上を転動する支持ロ
ーラ20,21と、内外側ガイドレール14,15の対
向内側面に案内されるガイドローラ22,23が夫々回
転自在に取付けられている。そして、焼型本体16に
は、上面に上向開放の略U字状を呈する前記焼成凹所7
が多数設けられ、移送方向前端両外側面上部が水平軸2
4及び軸受台17Aを介して180度反転可能に支持枠
体17に枢着されている。
【0018】なお、前記凹所7は、図6に示すように、
底部が半球形で上部が円筒状を呈し、その深さDは直径
dの約1.2倍以上とされており、焼成された食品即ち
たこやきが、焼成途中で回転及び反転することなく略球
形状に焼き上がり、かつ焼型本体16を反転させるだけ
で、食品焼成凹所7から剥離し落下するようになってい
る。また、焼型本体16の外側面16A(外側ガイドレ
ール15側端面)には、反転杆25が突設され、オーブ
ン5内において前記外側フレーム12上に軸受台26を
介して水平軸24と平行な水平軸心回りに180度回転
可能に設けた焼型前転・反転アーム27により前転及び
反転復帰されるようになっている。前記アーム27の先
端部は、図3に示すように断面コ字状の反転杆係合部2
7Aとされ、復帰位置では、反転杆25が焼型3の水平
移動によっても係合することなく通過可能とされてい
る。さらに、前記反転杆25は、焼成食品即ちたこやき
取出部Eの外側フレーム12に設けた図外の反転操作ガ
イドレールによって、焼型3の移動に伴って自動的に反
転されかつ復帰される。なお、前記内側支持脚18は、
側面からみて略T字状を呈している。
【0019】前記焼型前転・反転アーム27は、図外の
間欠反転駆動モータ等と共に焼型前転・反転手段を構成
し、焼型3が停止すると同時に前方に180度回転し、
焼型3内の半焼け状態の生地が前側の焼型3内に落下し
て移し替えが終わると後方に180度回転し元の位置に
復帰するようになっており、該アーム27の取付位置
は、たこやき等食品の半焼け状態になる適当な位置とさ
れている。そして、前記アーム27の取付位置の近傍
に、前記支持ローラ21を一時固定するための固定手段
(図示省略)が設けられ、焼型3の前転整合を正確に行
いうるようになっている。
【0020】前記焼型移送手段4は、内側フレーム13
の長手方向両端部に垂直回転軸28を介して回転自在に
取付けられたチェンホイル29と該チェンホイル29間
に巻掛けられた無端状の移送チェン30と、図外の減速
機付モータとからなり、移送チェン30に各焼型3の内
側支持脚18が取付金具31を介して等間隔で取付けら
れている(図3〜図4参照)。
【0021】前記トンネルオーブン5は、図1に示すよ
うに、ループ状焼型移送路2の左半分を囲むように設け
られ、図3に示すように、赤外線バーナ32からなる上
火と、パイプバーナ33からなる下火とが所定の間隔で
配設され、前記焼型3を上下面から同時に加熱して、焼
型食品の上下両面を同時にしかも短時間で均一に焼き上
げるようになっている。なお、34,35はガス供給管
であり、該管34,35の途中に制御弁(図示省略)を
介装して、ガス供給量を調整し温度制御するようになっ
ている。また、赤外線バーナ32すなわち上火は、食品
押さえ型49の下手側には設けられていない。
【0022】前記焼型清掃回転ブラシ6は、図1及び図
7に示すように、たこやき取出部27の焼型移送方向前
方の下手側に位置して、外側フレーム12上に片持軸支
された水平軸36を介して回転自在に設けられ、焼型本
体16の上面に接触回転するようになっている。なお、
37はブラシ回転駆動モータ、38はブラシカバーであ
る。
【0023】前記油供給タンク8は、前記ブラシ6の下
手側に、焼型3を跨ぐように内外側フレーム12,13
に取付けられ、下面に油滴下ノズル(図示省略)が焼型
3の前記凹所7に対応して設けられ、各凹所7内に適量
の油を滴下するようになっている。前記自動塗油装置9
は、すでに提案している公知のもので、焼型移送路2上
にこれを跨いで設けられた塗油ブラシ保持テーブル39
と、内外両側のテーブル支持昇降台40及びその昇降駆
動手段(図示省略)、テーブル39に前記焼型3の凹所
7に対応して設けた塗油ブラシ(図示省略)等から成っ
ており、焼型3の停止中に塗油が行われる。
【0024】前記液状生地10は、小麦粉、野菜、天ぷ
らかすなど比重の異なる多種類の材料を混合し、水、だ
し汁などを加えて混練して流動性のある液状としたもの
であり、後述の生地攪拌混練貯槽41において準備され
る。前記自動生地供給装置11は、すでに提案している
公知のもので、焼型移送路2上の前記自動塗油装置9の
下手側に配設された生地溜容器42と、生地汲み上げス
プーン部43及びこれに続く樋部44を備えた生地注入
器45と、生地補給装置46と生地補給管47及び生地
注入器反転モータ48等とから成っている。
【0025】そして、生地溜容器42は、平面視方形箱
状で焼型3の上方に位置して内外側フレーム12,13
に図外の支持部材により焼型3を跨ぐように取付けられ
ている。前記食品押さえ型49は、前記オーブン5内の
焼型前転・反転位置の焼型移送方向下手側に、焼型3の
停止位置に対応してその直上に定位置で上下動可能に配
設され、図外の昇降駆動手段により焼型3の停止中に下
降して半焼けの食品を押さえて、食品中の空気を抜き出
すと共に、その形を球状に整えるようになっている。
【0026】即ち、食品押さえ型49は、図8〜図10
に示すように、焼型3の平面形状・寸法より若干大きい
格子状の型支持部材51と、該型支持部材51の下側に
焼型3の前記凹所7に対応しかつ該凹所7と同ピッチで
同数取付けられた半球状(転倒椀形)の食品押さえ型本
体52と、上部型支持板53と、該支持板53と前記支
持部材51とを連結するロッド54と、型加熱用赤外線
バーナ55と、図外の昇降駆動手段とから成っている。
【0027】そして、前記型本体52は、その開口部外
端縁の直径d1が、焼型凹所7の直径dよりも若干小さ
くされ、適所に複数の空気抜き手段例えば丸孔56が設
けられ、焼成中の食品Fの中に溜まった空気(蒸気)を
押し出し、食品Fの形を焼型凹所7と型本体52の凹部
内面との協働作用により、略真球状に整えうるようにし
てある。
【0028】また、前記型本体52は、前記支持部材5
1の格子交差部にボルト等の部材により取付けられ、前
記支持部材51の上側に取付けられている赤外線ヒータ
55により加熱されるようになっており、食品Fを押さ
えて整形しても、前記型本体52の内面に食品Fが付着
せず、食品Fの剥離が容易である。なお、食品押さえ型
49の上部及び該型49の焼型移動方向下手側には、前
記赤外線バーナ55以外の上火としての赤外線バーナは
設けられておらず、焼型3は下火としてのパイプバーナ
33のみにより下側から加熱される。
【0029】前記食品押さえ型本体52に設けられる空
気抜き手段は、丸孔56に代えてスリットとすることが
でき、多孔板により前記型本体52を成形できるほか、
セラミックス等の多孔質材料製として材料自体の通気機
能を空気抜き手段とすることができる。前記食品回転手
段50は、図1に示すように、前記オーブン5内の食品
押さえ型49の焼型移動方向下手側に位置して複数列設
されている。該食品回転手段50は、図11,図12に
示すように、両端が内外側フレーム12,13上に軸受
台57,58を介して焼型移動方向と直交して回転自在
に軸支された回転筒59と、該筒59の外周面に焼型凹
所7に対応して放射状に突設された多数の食品回転ピン
60と、回転筒軸端59Aに取付けられたチェンホイル
61及びその駆動手段(図示省略)とからなっている。
【0030】なお、各食品回転手段50は、焼型3が停
止したとき、前後焼型3の中間に位置するように配設さ
れ、移動中の焼型3内の食品Fの上部に前記各ピン60
の先端が軽く触れるように、かつ焼型3と干渉しないよ
うに、ゆっくりと移送方向と逆方向に回転され、前記ピ
ン60の回転と焼型3の前進移動の共働作用によって、
焼型3内で焼き上がり前の状態(半焼けの状態)の食品
Fが円滑に回転される。
【0031】前記食品回転ピン60の先端は、少し尖ら
せて食品Fを回転させ易くしてある。また、前記ピン6
0に代えてブラシを採用することができ、さらに、食品
回転手段50として、圧縮空気流例えば熱風又は温風を
用いて、これを焼型3内の食品Fの上部に、焼型移送方
向と逆方向に吹き付けて、食品Fを焼型3内で転がせる
ようにすることができる。
【0032】そして、前記食品回転手段50は、トンネ
ルオーブン5から焼型3が出るところ及びそこから下手
側にも配設して、焼型3の余熱を食品F全体に一様に与
え、均一に焼き上げるようにすることができる。次に、
上記実施例の運転操作について図13を参照して説明す
る。まず、起動スイッチを入れて焼型移送手段4を駆動
すると共に、トンネルオーブン5も加熱開始する。チェ
ンホイル29の回転により移送チェン30を介して焼型
3が駆動開始され、焼型3はループ状移送路2のガイド
レール14,15に案内されて1焼型分ずつ間欠的に循
環移送され、トンネルオーブン5内で上火及び下火によ
って加熱されながら巡回し、焼型3が焼き上げに適当な
温度に達すると、清掃回転ブラシ6により清掃された焼
型本体16の食品焼成凹所7内に、油供給タンク8の直
下に位置したところで、油が滴下される。
【0033】続いて、塗油ブラシの直下に焼型3,3が
位置して停止すると、上下動シリンダによって塗油ブラ
シ保持テーブル39が下降し、ブラシ回転駆動モータに
よって回転している塗油ブラシが、前記凹所7内に嵌入
して油を凹所7内面に満遍なく塗り付ける。次いで、上
下動シリンダによって昇降台40と共に前記テーブル3
9が上昇し、塗油ブラシが凹所7から脱出して塗油作業
が完了する。この塗油動作は、焼型3が塗油ブラシの直
下に停止し、次に移動開始するまでの間に、順次繰返し
行われる。
【0034】油が塗り付けられた焼型3が、自動生地供
給装置11の樋部44先端直下に位置すると、生地注入
器45がシーソー動して液状生地10が焼型本体16の
前記凹所7内に注入される。このとき、スプーン部43
によって汲み上げた生地10の上面には、野菜、天ぷら
かすが浮上しているが、これらが先に樋部44に流れ込
み次いで生地液が流入するので、野菜等はスプーン部4
3内に滞溜することなく円滑かつ確実に注入され、しか
も、野菜等が生地液流の速度を抑制し、適当な流速で注
入供給することができる。
【0035】他方、野菜攪拌混合貯槽41内では、攪拌
翼(図示省略)が所定時間間隔で反転駆動され、生地材
料が夫々分離、沈澱、浮上することなく、最適混練状態
で図外の生地補給ポンプにより生地溜容器42内に、生
地10が所定レベル以下に低下しないように補給され、
スプーン部43で汲み上げる生地量が常に一定になるよ
うに制御される。
【0036】このようにして、焼型3の前記凹所7に注
入された生地10の上に、たこの細片を人手又は他の供
給手段により供給し、トンネルオーブン5において、上
火及び下火によって加熱し焼成する。そして、焼型凹所
7内の生地10は、適当な位置においてその外周が、前
記凹所7の外周に沿って回転する細い金属棒によって焼
型凹所7から一時的に剥がして焼け焦げを落とされ、半
焼けの状態になると、焼型3の停止と同時に食品前転・
反転手段の前記アーム27が動作し、図13(a)に示
すように焼型3Aが前転して、移動方向前側の空の焼型
3Bの上に重なり、半焼け状態の食品Fが空の焼型3B
の凹所7内に落ちて移し替えられ、空になった焼型3A
は前記アーム27の反転動作によって元の位置に復帰す
る。この食品移し替え動作は、後続の焼型3夫々につい
てその停止と同時に順次繰返し行われる。
【0037】食品Fが移し替えられた焼型3Bは、図1
3(b)に示すように、上火及び下火により加熱され、
焼成時間を短くすることで、食品Fをカラッと、しかも
歯ざわりの良い焼き上がりし、さらに球形になり易くし
ている。生地注入から180〜200秒経過すると、食
品Fの焼き上がり状態は、内部の空気が膨らみ背高の球
状となる。このとき、図13(c)に示すように、焼型
3Bの停止状態において、予熱された食品押さえ型49
が下降し、前記型本体52が焼型凹所7内の食品Fを上
から押さえ、食品Fの中に溜まっている空気を抜いて球
状に近い形に整える。なお、前記型本体52内の空気や
蒸気は、空気抜き用の丸孔56から排出され、食品Fの
形が前記型本体52内面によりきれいな球状に成形され
る。
【0038】このようにして、食品Fの形が整えられる
と、前記食品押さえ型49が上昇し、この時点から後
は、上火による加熱は行わず、下火のみにより加熱さ
れ、食品Fがほぼ焼き上がりに近い状態になると、図1
3(d)に示すように、食品回転手段50によって食品
Fが焼型3内で転がり、この転がり動作が数回繰り返さ
れる間に、食品Fは真球状になると同時にその表面が帯
状の線や合わせ目などのないきれいな表面になり、均一
な焼き上がり状態になる。
【0039】トンネルオーブン5から出た焼型3の前記
凹部7内の食品(たこやき)は、焼型3の余熱によって
十分に焼き上げられ、たこやき取出部Eで人手により又
は図外の反転手段により図13(e)に示すように、焼
型本体16を水平軸24を中心として反転させることに
より前記凹所7から分離落下させ、取り出される。そし
て、焼型3は食品(たこやき)が落下すると再び反転さ
れ正常姿勢に戻され、焼型清掃回転ブラシ6により清掃
され、油供給タンク8の直下へと順次移送される。
【0040】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、オーブン5を出たところに、焼成食品
回転手段を設け、前記焼型3以外の従来の焼型を利用で
き、また、たこやきのほか略球形状又はこれに類似の焼
菓子を焼成加工することが可能で、しかも正面視ループ
状焼型移送路にも採用することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明方法は、上述のように、断面略U
形の凹所を有する開放焼型を複数個使用して、球形の食
品を焼成する方法であって、循環移動中の前記焼型凹所
内で半焼け状態の食品を、移送方向の前側に180度回
転させて夫々前側の空の焼型凹所内に移し替え、前転さ
れて空になった焼型をさらに逆方向(後方)に復帰反転
させ、前側の焼型内に移し替えられた食品を、所要時間
経過後に空気抜き手段を備えた食品押さえ型により上か
ら押さえて形を整えて焼き上げることを特徴とするもの
であるから、球形状の加工食品を、手焼きに最も近い真
球状にしかも見栄えよくカラッと歯ざわりよく焼き上げ
ることができ、かつ殆ど人手を要することなく衛生的に
大量生産することができる。
【0042】また、本発明方法は、前記押さえ型により
焼型内の食品を押さえて整形した後、焼成中の食品を焼
型内で回転手段により1又は複数回にわたり回転させる
ことを特徴とするものであるから、食品表面を万遍なく
均一に焼き上げ、表面に帯状の線や合わせ目などのない
きれいな焼成食品を得ることができる。さらに、本発明
方法は、前記焼型を間欠的に移送し、焼型の停止中に食
品を前記押さえ型により押さえて整形及び食品中の空気
を抜くことを特徴とするものであるから、焼成食品の形
を真球状に整えうると共に、内部の空気が抜けているの
で、焼成後に食品のふくらみがなくなりしぼんでしまう
こともなく、見栄えの良好な商品価値の高い焼成食品を
得ることができる。
【0043】そして、本発明装置は、ループ状に形成さ
れた無端移送路と、該移送路上を循環移送される断面略
U形の凹所を有する開放焼型と、前記移送略の途中で焼
型と共にこれに注入された液状生地を加熱し焼成加工す
る上下火加熱形トンネルオーブンと、生地供給前に焼型
に油を塗り付ける自動塗油手段と、定量の液状生地を予
熱された焼型の凹所に注入する自動生地供給手段を備え
た食品焼成装置において、前記開放焼型は夫々180度
前転及び反転復帰可能とされ、前記オーブン内に焼型前
転・反転手段を備え、前記オーブン内の焼型前転・反転
手段の下手側に焼型の上方に空気抜き手段を設けた略倒
立椀形の型本体を有する食品押さえ型を上下動可能に備
えていることを特徴とするものであるから、真球状の焼
成食品を自動的にかつ大量生産でき、装置構造が簡単で
経済的に得られ、生産性の向上及びコスト低下を図るこ
とができる。
【0044】また、本発明装置は、前記オーブン内の食
品押さえ型の下手側に焼成中の又は/及びオーブンを出
たところの食品を各焼型内で回転させる食品回転手段を
備えていることを特徴とするものであるから、焼型内の
食品を円滑かつ確実に転がすことができ、食品を確実に
真球状に焼き上げ、表面を均一にかつきれいにして商品
価値を高めることができる。
【0045】さらに、本発明装置は、前記焼型が間欠移
動手段により間欠的に駆動され、焼型の停止中に焼型の
前転・反転復帰が行われると共に食品押さえ型が上下動
するようになっていることを特徴とするものであるか
ら、装置構造を簡単に、かつ各動作を焼型の停止中に行
うので円滑かつ確実にすることができ、設備コストを大
幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をたこやき焼成装置に採用した実施例を
示す全体平面図である。
【図2】焼型の平面図である。
【図3】焼型の一部破断側面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】図3の左側面図である。
【図6】焼型の要部拡大断面図である。
【図7】焼型清掃回転ブラシの拡大断面図である。
【図8】食品押さえ型の一例を示す赤外線バーナ等を省
略した要部平面図である。
【図9】図8のA−A線断面図である。
【図10】食品押さえ型が焼型凹所に挿入された状態を
示す断面図である。
【図11】食品回転手段の一例を示す一部破断平面図で
ある。
【図12】図11のB−B線断面図である。
【図13】(a)〜(e)は本発明の動作説明図であ
る。
【符号の説明】
2 無端移送路 3 焼型 4 焼型移送手段 5 トンネルオーブン 7 凹所 9 自動塗油手段 10 液状生地 11 自動生地供給手段 27 焼型前転・反転アーム 49 食品押さえ型 50 食品回転手段 52 食品押さえ型本体 56 空気抜き丸孔(空気抜き手段)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略U形の凹所を有する開放焼型を複
    数個使用して、球形の食品を焼成する方法であって、循
    環移動中の前記焼型凹所内で半焼け状態の食品を、移送
    方向の前側に180度回転させて夫々前側の空の焼型凹
    所内に移し替え、前転されて空になった焼型をさらに逆
    方向(後方)に復帰反転させ、前側の焼型内に移し替え
    られた食品を、所要時間経過後に空気抜き手段を備えた
    食品押さえ型により上から押さえて形を整えて焼き上げ
    ることを特徴とする食品焼成方法。
  2. 【請求項2】 前記押さえ型により焼型内の食品を押さ
    えて整形した後、焼成中の食品を焼型内で回転手段によ
    り1又は複数回にわたり回転させることを特徴とする請
    求項1の食品焼成方法。
  3. 【請求項3】 前記焼型を間欠的に移送し、焼型の停止
    中に食品を前記押さえ型により押さえて整形及び食品中
    の空気を抜くことを特徴とする請求項1又は2の食品焼
    成方法。
  4. 【請求項4】 ループ状に形成された無端移送路と、該
    移送路上を循環移送される断面略U形の凹所を有する開
    放焼型と、前記移送路の途中で焼型と共にこれに注入さ
    れた液状生地を加熱し焼成加工する上下火加熱形トンネ
    ルオーブンと、生地供給前に焼型に油を塗り付ける自動
    塗油手段と、定量の液状生地を予熱された焼型の凹所に
    注入する自動生地供給手段を備えた食品焼成装置におい
    て、前記開放焼型は夫々180度前転及び反転復帰可能
    とされ、前記オーブン内に焼型前転・反転手段を備え、
    前記オーブン内の焼型前転・反転手段の下手側に焼型の
    上方に空気抜き手段を設けた略倒立椀形の型本体を有す
    る食品押さえ型を上下動可能に備えていることを特徴と
    する食品焼成装置。
  5. 【請求項5】 前記オーブン内の食品押さえ型の下手側
    に焼成中の又は/及びオーブンを出たところの食品を各
    焼型内で回転させる食品回転手段を備えていることを特
    徴とする請求項4の食品焼成装置。
  6. 【請求項6】 前記焼型が間欠移動手段により間欠的に
    駆動され、焼型の停止中に焼型の前転・反転復帰が行わ
    れると共に食品押さえ型が上下動するようになっている
    ことを特徴とする請求項4又は5の食品焼成装置。
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