JP2807072B2 - 紙葉類の角折れ検知装置 - Google Patents

紙葉類の角折れ検知装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙幣等の紙葉類を処理する機器における紙葉
類の角折れを検知する装置に関するものである。
〔従来の技術〕
紙幣等の紙葉類の分類、投出等を行う装置においては
紙葉類の厚み異常検知が行われる。これは厚み異常は2
枚重複した紙葉類やテープが貼られ偽造券等の異常があ
る場合に発生することが多いためである。
このような厚み異常の紙葉類を検知することは従来か
ら各種の提案がなされている。例えば特開平1−127540
号公報には、厚み検知ローラのギャップを最初から0に
しておくことにより1枚の場合と2枚の場合とではロー
ラの変位量が異なることを利用し、ローラの変位量を測
定して2枚重ねやテープ貼り状態の紙葉類を検知するよ
うにした装置が開示されている。
また、実開昭61−145748号にかかる出願当初の明細書
写しには、厚み検知ローラの間隙(ギャップ)を紙葉類
1枚分の厚みより若干広げておき、2枚重ね、角折れ、
テープ貼りの状態となった紙葉類が通過した時に厚み検
知ローラが変位を起こすようにして、これら厚み異常を
含む紙葉類を検知するようにした装置が開示されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前者のものでは2枚重ねまたは端部以
外の場所にテープが貼られた紙葉類は検知できても端部
に貼られたテープおよび角折れは検知できない。これは
紙葉類の端部では機械的な振動などによってノイズを生
ずるため、端部では厚み検知信号を見ないこととしてい
るためである。
これに対し、後者のものでは厚み検知ローラのギャッ
プを通常の紙葉類の1枚分の厚みより狭くしているた
め、紙葉類が通過するときに厚み検知ローラは蹴り上げ
られ角折れおよびテープ貼りについては2枚重ねの場合
よりも蹴り上げ量が多くなることを利用して角折れおよ
びテープ貼りを2枚重ねとは区別して検知できる。しか
し、この蹴り上げ量を観察しても角折れとテープ貼りを
区別することはできず、共に損券としている。
ところで、テープ貼りは偽造券である可能性が高いた
め、極力排除すべきであるが、角折れは紙葉類自体には
なんら欠陥はなく、正券である。したがって、角折れの
ような欠陥でないものを排除することは機器の効率を低
下させるため、通過させる方が望ましいが、従来の装置
では角折れとテープ貼りを区別できるものはなく、これ
らを区別する要求が高まっている。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、紙葉
類の角折れをテープ貼りや2枚重ねと区別して検知する
ことのできる紙葉類の角折れ検知装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明にかかる紙葉類の角折れ検知装置よれば、搬送
される紙葉類の前端から後端までの全体にわたって厚み
を検知する厚み検知手段と、この厚み検知手段の出力を
サンプリングして記憶する測定厚み記憶手段と、この測
定厚み記憶手段の記憶内容に基づいて前記紙葉類の厚み
を推定する厚み推定手段と、前記測定厚み記憶手段の記
憶内容を読出して前記搬送紙葉類が前記厚み検知手段に
達した後の比較的近い所定距離内で厚み検知手段の出力
が前記厚み推定手段によって推定された厚み以下になっ
たときに紙葉類の角折れを検知する角折れ検知手段とを
備えたことを特徴としている。
〔作 用〕
本発明では厚み検知ローラに紙葉類の先端部が達した
ときに急激な厚み変化のためにローラが飛び上がるが、
その後のローラの落下高さがテープ貼りと角折れとでは
異なることに注目してこれらを区別するようにしてい
る。すなわち、テープ貼りの場合にはテープの厚みが紙
葉類の厚みよりは薄いために飛び上がりの高さはそれほ
ど大きくなく、ローラの下死点の位置が推定された紙葉
類の厚みよりも下になることはない。これに対して角折
れの場合には2枚分の厚みでローラが飛び上がるため、
落下距離も大きく、推定された紙葉類の厚みよりも下ま
で落下する。したがって、この様子を観察することによ
り角折れとテープ貼りとを区別することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明
する。
第1図は本発明にかかる角折れ検知装置の概要構成を
示すブロック図である。
同図によれば、搬送される紙葉類の前端から後端まで
の全体にわたって厚みを検知する厚み検知手段100、こ
の厚み検知手段100により測定された測定厚み記憶手段2
00、この測定厚み記憶手段200の記憶内容から紙葉類の
厚みを推定する厚み推定手段300、この厚み推定手段300
における推定結果と、測定厚み記憶手段200における記
憶内容から角折れを検知する角折れ検知手段400を備え
ている。
第2図は厚み検知機構を示す正面図である。
例えば紙幣である紙葉類1はプーリ11Aおよび12A間に
張設されたベルト13Aおよびプーリ11Bおよび12B間に張
設されたベルト13Bによって搬送されるようになってお
り、この搬送経路の途中には磁性インクを検出するため
の磁気ヘッド2、光透過パターンを検知するための光源
3およびイメージセンサ4よりなる識別手段10が設けら
れ、金種や正損を検出するようにしている。ベルト13
A、13Bの延長上には1対の厚み検知ローラ20A、20Bおよ
びもう1組のベルト搬送機構14A,15A,16A、14B,15B,16B
が設けられている。このもう1組のベルト搬送機構は厚
み検知センサを通り過ぎた紙葉類1を保持するためのも
のであり、異常がないときには図中の右方向にさらに搬
送し、異常があるときには逆転して左側へ搬送させるも
のである。また、厚み検知ローラ20A、20Bとイメージセ
ンサ4の中間位置であるプーリ12A,12Bの近傍にはフォ
トインタラプタでなるセンサ5が搬送路の両側にそれぞ
れ1個設けられており、このセンサ5を厚み検知のため
のタイミング信号を発生する。
第3図(a)および第3図(b)は厚み検知ローラに
関する厚み検知機構の詳細を示す拡大説明図である。
第3図(a)に示されるように厚み検知ローラ20A,20
Bが通常の紙葉類1枚の厚みよりも少し狭いギャップα
をもって対向するようになっている。すなわち、通常の
紙幣の厚みは85μmを標準として75〜100μmの範囲に
あるが、ギャップαは例えば60μmに設定される。な
お、紙葉類に貼られることの多いテープの厚みは商品名
セロテープの場合50μm、商品名スコッチテープの場合
55〜60μmである。
上側の検知ローラ20Bの端面にはこれよりも径の小さ
い円筒部分21が設けられており、この円筒部分21の表面
には小円筒状の従動体22が接している。この従動体22は
回動軸23に取り付けられ、この回動軸から見て従動体22
とほぼ直角をなす方向に延びるとともにばね27で従動体
22を円筒部分21を付勢するようにされたアーム24の先端
には押圧体25が取り付けられ、この押圧体25の動きはこ
れに追随するポテンショメータよりなる回転センサ26に
より角度信号として取り出されるようになっている。
このような厚み検知機構は搬送路の両側の2か所に設
けられている。
次にこの実施例における動作を説明する。
第4図は動作の概略を示すフローチャートである。
まず図示しないホッパーに一括して装填された1取引
き分の複数枚の紙葉類を1枚ずつ取込みローラ(図示せ
ず)の回転により取り込む(ステップS11)。
このようにして取り込まれた紙葉類について搬送途中
に設けられた磁気ヘッド2やイメージセンサ4により紙
葉類のデータを採取し、金種および真偽を識別する(ス
テップS12)。
次に紙葉類の先端がフォトセンサ5に達すると、紙葉
類の搬送に同期して例えば紙葉類が2mm移動するごとに
ポテンショメータ26の出力値のサンプリングが開始され
る。前述したように厚み検知ローラ20A,20Bのギャップ
は紙葉類1枚分の厚みより小さくなっているので、初期
状態ではポテンショメータ26の出力値は0近傍の値とな
っており、紙葉類が厚み検知ローラ20A,20Bに達する
と、移動2mmごとにポテンショメータ26の出力値がサン
プリングされ、A/D変換されて測定厚み記憶手段200に相
当するメモリに記憶される(ステップS13)。この際、
ポテンショメータ26は搬送路の両側に設けられているた
め、右チャネルおよび左チャネルを交互に切換えて紙葉
類が厚み検知ローラ20A,20Bを抜けるまで記憶する。例
えば紙葉類がフォトセンサ5にかかってから厚み検知ロ
ーラを抜けるまで64回のサンプリングが行われたとする
と、両チャネル分の128個のサンプリングデータが記憶
されることになる。
なお、ここではCPUは機差による増幅機のオフセット
の影響を除去するため、この記憶されたサンプリングデ
ータから紙葉類が厚み検知ローラに達するまでの値(0
近傍の値であるが、厳密に0となっていないことが多
い。)を減算して正確な変位信号として記憶させてい
る。
次に、得られたサンプリングデータを紙葉類搬送方向
にいくつかの領域に分割し、紙葉類の端部を除く領域内
の平均値を求め、得られた平均値のうちの最小のものを
その紙葉類の厚みと推定する(ステップS14)。この様
子は第6図にその一例が示されている。この例は紙葉類
の先端部と後端部にテープが貼られたものの例を示して
おり、サンプリング点1〜21までは振動によるノイズで
ある。そしてここでは紙葉類が厚み検知ローラと実際に
係合している22番目から53番目までの時点を4つのデー
タごとに8等分している。しかし、22番目の時点で紙葉
類の先端が厚み検知ローラ20A,20Bに達するが衝撃的に
当たるために検知ローラの飛び上がり量は大きい。27番
目の点では反動で落ち、30番目の点ではその反射で再び
飛び上がり、33番目の点で再び落ちる。したがって、22
番目から33番目までの点を含む3つの領域については除
外して5つの領域のみを観察するようにする。この結
果、50番目から53番目までの点を含む領域の値が最小値
となっているため、これを推定厚みとする。
次にこの推定厚みを基準厚みと比較し(ステップS1
5)、所定範囲にあるかどうかを見る(ステップS16)。
すなわち、推定厚みが所定範囲にあるときは正常であ
り、範囲外ならば2枚重ねか全面テープ貼りであるとみ
なしてリジェクトする(ステップS18)。前述したよう
にテープの厚みは紙葉類の厚みよりも薄いので、2枚重
ね検知用の基準値(TH2)と、これよりも低い全面テー
プ貼り検知用の基準値(TH1)を設けることができ、こ
の様子は第6図に示されている。なお、このテープ貼り
識別基準値は基準厚みにテープ厚みに相当する所定値を
加えたものであり、2枚重ね基準値は基準厚みにもう1
枚の紙葉類厚みに相当する所定値を加えたものである。
次にオフセットが除去された変位信号から推定厚みを
減算して実変位量を求める(ステップS17)。このよう
にして求めた実変位量が第7図に示されており、この値
もメモリに記憶される。
そしてこのようにして求められた実変位量の紙葉類の
全範囲のデータをしきい値と比較し(ステップS20)、
紙葉類の厚み異常が存在するかを調べ(ステップS2
1)、異常がある場合はリジェクトする(ステップS1
8)。
次に、この時点ではステップS12における真偽識別結
果が既に得られているので、その良否を見て(ステップ
S22)、異常がある場合はリジェクトする(ステップS1
8)。
以上のステップは装填された紙葉類のすべての取込み
が終了するまでは継続して繰り返される(ステップS2
3)。
次に、基準厚みの更新手続きに移行する。このため、
今回の取引きが所定枚数例えば16枚以上であるかどうか
を調べる(ステップS24)。なお、取引き枚数が少ない
ときには十分な平均値が得られていないため、直ちに終
了する。
所定の枚数以上であるときには、基準厚み更新演算を
行う(ステップS25)。この演算は正常紙葉類の推定厚
みの平均演算である。このため、得られた正常紙葉類の
推定厚みを合計し、その枚数で除算を行う。そして前回
までの基準厚みと今回を基準厚みを合計して2で除算す
る(平均する)ことにより更新値を得る。
次に、このようにして得られた基準厚みの更新値が所
定範囲内にあるかを調べ(ステップS26)、所定範囲外
であるときにはエラーとしてシステムを停止させる(ス
テップS28)。ただし取引き自体は無効とはしない。こ
れは基準値があまりに多く変動したときには装置側にギ
ャップの変動等の何等かの問題が発生していることが考
えられるためである。一方、更新値が所定範囲内にある
ときには、これを新たな基準厚みとして更新記憶する
(ステップS27)。
第5図はステップS20の厚み異常検知ステップの詳細
を示すフローチャートである。
まず、実変位量データをメモリから続出し(ステップ
S201)、この各値を高いしきい値THonと比較して(ステ
ップS202)、この高いしきい値THonの値を超えたときに
カウンタをスタートさせる(ステップS203)。そして低
いしきい値THoffの値と比較して(ステップS204)、こ
れを下回ったらカウンタを停止させる(ステップS20
5)。このように2つのしきい値を用いるのは機械的振
動によるノイズを吸収するためである。
次に、カウンタスタート後に低いしきい値THoffに達
するまでの連続カウント値を求め(ステップS206)、こ
の連続カウントが所定数、例えば5以上となっている部
分を検出する(ステップS207)。そして立ち上がり部分
が所定数以上となっているかを調べ(ステップS208)、
なっていないときは角折れの可能性はないため、ステッ
プS212へ飛ぶ。尚、カウントは1枚の紙葉類の全体のデ
ータ全てに対して行なっている。
一方、所定値以上であるときには角折れの可能性があ
るため、その検知を行う。
まず、第3領域までに実変位が0となった箇所がある
かどうかを調べ(ステップS209)、あるときは角折れフ
ラグをオンとする(ステップS210)。これは、角折れの
ための厚み検知ローラが高く飛び上がり、そのため深く
まで落下して紙葉類の厚み以下の部分が発生したと考え
られるためである。この様子は第8図および第9図に詳
しく説明されている。搬送方向の右側の先端部のみに角
折れがあったとするとオフセット値を減算した厚みデー
タは第8図のようになり、第2領域に厚みデータが0と
なっている箇所が見られる。これは推定厚みを減算した
実変位量のデータを示す第9図ではさらにはっきり現わ
れている。したがって、THonを超えた後の第2領域R2の
範囲で実変位が0となった箇所があるか否かにより角折
れを検知するようにすればよい。ただし、角折れかつ斜
行がある場合には実変位が0の箇所がずれるため、実変
位が0になったことを観察する範囲を第9図のように広
げR2′の範囲で見るようにすれば良い。
次に角折れ以外の欠陥がないかを調べるために、立ち
上がり部分のデータを無視する(ステップS211)。一
方、第3領域までに実変位が0となった箇所がないとき
にはテープ貼りと判断してテープ貼りフラグをオンとす
る(ステップS230)。
次に、立上がり以外の部分でカウント値が所定数以上
となっているときには(ステップS212)、やはりテープ
貼りフラグをオンとし(ステップS230)、もし所定数未
満ならば、区分領域ごとの平均値のうち、安定なものす
なわち、不安定な最初のキック部分の3領域を除く残り
の5領域について読出し(ステップS213)、これらをテ
ープ貼り識別基準値と比較する(ステップS214)。そし
てこのテープ貼り識別基準値(第6図におけるTH1)よ
りも大きなものが所定数例えば3個以上であるかどうか
を調べ(ステップS215)、3個以上であるときにはテー
プ貼りと判断してテープ貼りフラグをオンとする(ステ
ップS230)。
所定数(3個)未満であるときには、オフセット値減
算後の変位信号のデータを読出し(ステップS216)、2
枚重ね基準値(第6図におけるTH2)よりも大きい連続
データの個数を求める(ステップS217)。
そしてその個数が所定数例えば20個以上であるかどう
かを調べ(ステップS218)、20個以上であるときには2
枚重ねと判断して2枚重ねフラグをオンする(ステップ
S240)。20個未満であるときにはオフセット値減算後の
変位信号のデータを再度読出し(ステップS219)、別途
予め設定された厚み過小基準値よりも小さい連続データ
の個数を求める(ステップS220)。
そしてその個数が所定数例えば20個以上であるかどう
かを調べ(ステップS221)、20個以上であるときには厚
み過小と判断して厚み過小フラグをオンする(ステップ
S250)。これは紙葉類の厚み自身が薄い場合(例えば2
枚にはがした紙葉類)か、または検知ローラのギャップ
が何らかの原因により大きく変動して広がった場合であ
る。
このような異常判定は左右両チャネルについて行わ
れ、その結果をもとに次のような判定基準に基づいて最
終判定が行われる。
厚み過小をDS、テープ貼りをTP、2枚重ねをDOとする
と、左右の判定結果は表のようになる。
以上の実施例では、各チャネルについてそれぞれ独立
に連続5個以上をテープ貼りと判断するようにしている
が、例えばほぼ同じ箇所(10mm以内の近接した位置)で
より少ない数、例えば連続4個が検出されたときには細
いテープが搬送方向に対して直角方向に貼られたものと
してテープ貼りを検知するようにしても良い。
なお、この実施例においては、紙葉類の斜行も検知で
きる。
第10図は正常紙葉類の例で右チャネル、左チャネルが
ほぼ同じような波形を示している。
第11図はこのような正常紙葉類が斜行した例を示すも
のであり、右チャネルと左チャネルではその波形が極端
になっている。そして、斜行の特徴として正常紙葉類の
場合よりも早い時点で波形の立上がりが見られる点であ
る。したがって、前述したように正常紙葉類では22番目
のサンプリング点では出力は立ち上がっていないが、第
11図に示すように斜行紙葉類の場合はその点で出力が立
ち上がっている。そこで、テープ貼りとの誤検出を防止
するため、22番目から24番目までのサンプリング点につ
いてはデータを削除するようにしている。
なお、このようにすることにより、THonを超えてから
THoffを下回るまでのデータ個数は所定数よりも少なく
なるため、テープ貼りと混同を起こすことはない。
〔発明の効果〕 以上のように本発明によれば、紙葉類先端部における
検知ローラの飛び上がり後の落下の様子を観察して角折
れを検知するようにしているので、テープ貼りや2枚重
ねとは明確に区別して角折れを検知することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる装置の概要構成を示すブロック
図、第2図は厚み検知手段を説明する正面図、第3図は
厚み検知手段の詳細構成と動作を示す説明図、第4図は
本発明にかかる装置の動作を説明するフローチャート、
第5図は第4図中の厚み異常検知動作の詳細を説明する
フローチャート、第6図ないし第11図は各種の状態にあ
る紙幣の厚み検知波形の例を示す波形図である。 1……紙葉類、2……磁気ヘッド、4……イメージセン
サ、5……フォトセンサ、20A,20B……厚み検知ロー
ラ、100……厚み検知手段、200……測定厚み記憶手段、
300……厚み推定手段、400……角折れ検知手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送される紙葉類の前端から後端までの全
    体にわたって厚みを検知する厚み検知手段と、 この厚み検知手段の出力をサンプリングして記憶する測
    定厚み記憶手段と、 この測定厚み記憶手段の記憶内容に基づいて前記紙葉類
    の厚みを推定する厚み推定手段と、 前記測定厚み記憶手段の記憶内容を読出して前記搬送紙
    葉類が前記厚み検知手段に達した後の比較的近い所定距
    離内で厚み検知手段の出力が前記厚み推定手段によって
    推定された厚み以下になったときに紙葉類の角折れを検
    知する角折れ検知手段とを備えた紙葉類の角折れ検知装
    置。
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